JP2006183539A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. 内燃機関を潤滑する潤滑油においての燃料希釈の度合いを加味して燃料の噴射を行う筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
   内燃機関の始動から現在までの運転時間の測定値と、内燃機関の始動から現在までの吸入空気量の積算値及び内燃機関の始動から現在までの燃料噴射量の積算値のいずれか一方とに基づいて、前記燃料希釈の度合いを推定する
   ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
2. 請求項１に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
   内燃機関を冷却する冷却水の温度に基づいて前記燃料希釈の度合いを補正する
   ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
3. 請求項１または２に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
   燃料希釈の度合いが増大中か否かを判定し、増大中でない旨の判定結果が得られるときに前記燃料希釈の度合いの推定を行う
   ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
4. 内燃機関を潤滑する潤滑油に混入している燃料が同潤滑油から蒸発する量である蒸発燃料量について、これを加味して燃料の噴射を行う筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
   潤滑油においての燃料希釈の度合いに基づいて前記蒸発燃料量を推定する
   ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
5. 内燃機関を潤滑する潤滑油に混入している燃料が同潤滑油から蒸発する量である蒸発燃料量について、これを加味して燃料の噴射を行う筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
   内燃機関の始動から現在までの運転時間の測定値と、内燃機関の始動から現在までの吸入空気量の積算値及び内燃機関の始動から現在までの燃料噴射量の積算値のいずれか一方とに基づいて、潤滑油においての燃料希釈の度合いを推定し、この推定した燃料希釈の度合いに基づいて前記燃料蒸発量を推定する
   ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
6. 請求項４または５に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
   蒸発燃料量と燃料希釈の度合いとの間に比例関係が成り立つとした条件のもと、前記燃料希釈の度合いに基づく蒸発燃料量の推定を行う
   ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
7. 内燃機関を潤滑する潤滑油においての燃料希釈の度合いを加味して燃料の噴射を行う筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
   潤滑油に混入している燃料が同潤滑油から蒸発する量を蒸発燃料量として、この蒸発燃料量と燃料希釈の度合いとの間に比例関係が成り立つとした条件のもと、別途の処理により推定された燃料希釈の度合いに基づいて蒸発燃料量を推定し、これを前記別途の処理による燃料希釈の度合いに反映させてそのときの燃料希釈の度合いとして設定する
   ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
8. 請求項４〜７のいずれか一項に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
   潤滑油の温度に基づいて前記蒸発燃料量を補正する
   ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
9. 請求項８に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
   前記潤滑油の温度に基づく蒸発燃料量の補正として、潤滑油の温度に基づいて蒸発燃料量の時間当たりの変化量を補正する
   ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
10. 請求項８または９に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    潤滑油からの燃料の蒸発が始まるときの潤滑油の温度を蒸発温度とし、
    この蒸発温度よりも高い温度を定常温度とし、
    「潤滑油の温度が前記蒸発温度から前記定常温度に達するまでは潤滑油の温度の上昇にともない蒸発燃料量の時間当たりの変化量が増大する」を条件Ａとし、
    「潤滑油の温度が前記定常温度以上となって以降は潤滑油の温度にかかわらず蒸発燃料量の時間当たりの変化量が略一定の値を示す」を条件Ｂとして、
    潤滑油の温度と蒸発燃料量の時間当たりの変化量との間に前記条件Ａ及びＢの関係が成り立つとした条件のもと、前記潤滑油の温度に基づく蒸発燃料量の補正として、潤滑油の温度に基づいて蒸発燃料量の時間当たりの変化量を補正する
    ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
11. 請求項４〜１０のいずれか一項に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    「推定した燃料希釈の度合いが基準の希釈度合いよりも大きい」を条件Ａとし、
    「内燃機関の低負荷時における空燃比制御の学習値と基準の学習値とのずれが基準のずれよりも小さい」を条件Ｂとして、
    これら条件Ａ及びＢが成立しているときの蒸発燃料量の時間当たりの変化量を前記条件Ａ及びＢの少なくとも一方が成立していないときの蒸発燃料量の時間当たりの変化量よりも大きく設定する
    ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。
12. 請求項４〜１０のいずれか一項に記載の筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    「推定した燃料希釈の度合いが基準の希釈度合いよりも大きい」を条件Ａとし、
    「内燃機関の低負荷時における空燃比制御の学習値と基準の学習値とのずれが基準のずれよりも小さい」を条件Ｂとして、
    これら条件Ａ及びＢが成立しているとき、そのときに把握している燃料希釈の度合いを内燃機関の前回の運転停止時に記憶された燃料希釈の度合いに応じた分だけ小さくし、これをそのときの燃料希釈の度合いとして設定する
    ことを特徴とする筒内噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置。