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JP2006181709A - 打ち込み工具のフックにおける高さ可変機構 - Google Patents

打ち込み工具のフックにおける高さ可変機構 Download PDF

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JP2006181709A
JP2006181709A JP2005133894A JP2005133894A JP2006181709A JP 2006181709 A JP2006181709 A JP 2006181709A JP 2005133894 A JP2005133894 A JP 2005133894A JP 2005133894 A JP2005133894 A JP 2005133894A JP 2006181709 A JP2006181709 A JP 2006181709A
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engagement
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Yukimichi Hoshino
享道 星野
Masashi Sazuka
昌史 佐塚
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Max Co Ltd
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Max Co Ltd
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Abstract

【課題】隅打ちなどの場合には迅速にフックの工具本体からの高さを低くすることができる。
【解決手段】打ち込み工具の工具本体の側面に沿って設けられ、工具本体のヘッド部の側面に開口するように形成された差込孔8に挿脱可能な軸体12bを備えた打ち込み工具のフック9において、上記差込孔8の中途部の内面にはストッパ手段14を上記差込孔8に出没可能に設け、このストッパ手段14を上記差込孔8内に突出するように弾性部材15で付勢するとともに、上記差込孔8を挿脱方向に摺動するときに上記ストッパ手段14に対応する上記軸体12bの外面の異なる位置に上記ストッパ手段の先端部が係合可能な大きさで係合凹部18、19を形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、釘打機、ねじ締め機等の打ち込み工具を持ち運ぶ際に作業者のベルトに引っ掛けるためのフックの高さを調整するための可変機構に関する。
一般に、圧縮空気や電気を利用して駆動する打ち込み工具を釘打ち込み作業の現場に持ち運ぶ場合、携帯に便利なように、打ち込み工具にはフックが設けられ、このフックを腰のベルトに引っ掛けて歩くことができるようになっている。このため、従来のフックは工具本体の側方に突出している。したがって、隅打ちなどの場合、フックが邪魔になることがあった。
このような不都合を改善するため、フックの高さを調整して邪魔になるときは、フックを工具本体に近づけるような構成のものが知られている。
特許第3348605号公報
しかしながら、従来の調整装置は、一体のフックがコ字形に形成され、工具本体の左右両側のいずれからでも装着できるようになっている。そして、フックの一方を押し込むと他方が突出し、他方を押し込むと一方が突出するようになっており、両方を押し込むことはできない。したがって、隅打ちには不向きである。
本発明は上記欠点を解消し、フックの形状をそのままにして強度を損なわないようにしつつ、隅打ちなどの場合には迅速にフックの工具本体からの高さを低くすることができる打ち込み工具のフックの高さ可変機構を提案することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る打ち込み工具のフックにおける高さ可変機構は、釘打機、ねじ締め機等の打ち込み工具の工具本体の側面に沿って設けられ、上記工具本体のヘッド部の側面に開口するように形成された差込孔に挿脱可能な軸体を備えた打ち込み工具のフックにおいて、上記差込孔の中途部の内面にはストッパ手段を上記差込孔に出没可能に設け、このストッパ手段を上記差込孔内に突出するように弾性部材で付勢するとともに、上記差込孔を挿脱方向に摺動するときに上記ストッパ手段に対応する上記軸体の外面の異なる位置に上記ストッパ手段の先端部が係合可能な大きさで、係合凹部を形成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記ストッパ手段の先端部は半球状に形成され、前記軸体の外面には、該軸体が前記差込孔に挿脱されるときに上記ストッパ手段に対応する位置に、長手方向に沿って凹溝を形成し、前記係合凹部は、上記凹溝の異なる位置に、上記ストッパ手段の先端部が嵌まる大きさで形成されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記ストッパ手段と係合凹部との係合は、前記軸体を挿脱方向に加える力が一定以上に大きくなったときに係合が外れる程度に形成することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記差込孔が前記ヘッド部を貫通するとともに、前記ストッパ手段を工具本体の中心に配置することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記ストッパ手段を弾性部材で構成するとともに、前記軸体に設け、前記差込孔には上記ストッパ手段に係合する係合凹部を形成することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、フックの軸体が打ち込み工具の工具本体の差込孔を挿脱方向に摺動させるとき、軸体の係合凹部が差込孔に出没自在に設けられたストッパ手段に対応する位置まで移動すると、係合凹部にストッパ手段が係合するから、そのフックの高さ位置が保持される。ストッパ手段がどの位置の係合凹部に係合するかを選択することにより、工具本体に対するフックの高さを変えることができる。
また、ストッパ手段と係合凹部との係合は、上記軸体を挿脱方向に加える力が一定以上に大きくなったときに係合が外れる程度に形成されているから、フックの高さの選択操作は非常に簡単になる。
請求項2に係る発明によれば、ストッパ手段が球状に形成されているので、ストッパ手段の向きを考慮する必要がなく、また係合凹部は凹面として形成すればよいから、機構をコンパクトに構成することができる。
請求項3に係る発明によれば、前記軸体を挿脱方向に加える力が一定以上に大きくなったときは、ストッパ手段と係合凹部との係合が外れるので、操作が容易である。
請求項4に係る発明によれば、フックの軸体を差込孔の左右いずれからでも差し込んで装着でき、その高さを可変調整することができるので、右利きでも左利きでも使用することができる。
請求項5の発明によれば、差込孔の内部には、係合凹部を設けるだけでストッパ手段や付勢部材を設ける必要がなく、製造が容易になるとともに、ストッパ手段の損傷時のメンテナンスを容易にすることができる。
図1および図2において符号1はインパクトドライバを示す。このインパクトドライバ1は、工具本体2の一側にグリップ3を設けるとともに、工具本体2の内部にドライバビット4の基部を装着可能なホルダを設けたもので、グリップ3の端部から取り入れた圧縮空気をトリガレバー5を引き操作することにより工具本体2の内部に設けられたエアモータ(図示せず)に送り込んでホルダに対して回転方向に打撃を加えてドライバビット4を衝撃的に回転させ、ドライバビット4の先端に係合したネジ(図示せず)を打ち込み対象部材にねじ込むものである。
ところで、上記インパクトドライバのヘッド部6の側面には上下1対の差込孔7、8が開口形成され、差込孔7、8にはフック9が取り付けられている。なお、上記差込孔7、8はヘッド部6を貫通している。
フック9は1本の金属製線材を中央部でU字形に折り曲げ、その両側の中途部を同じ側に略直角に(U字形折り曲げ部12の内側に形成される面に対して略直角をなすように)屈曲し、この屈曲部10から平行に延長してなるもので、U字形折り曲げ部12を上記工具本体の側面に沿って配置し、屈曲部10から延びる2本の軸体12a、12bをインパクトドライバ1の工具本体2の差込孔7、8に挿脱することにより着脱できるようになっている。
次に、上記ヘッド部6には、図3に示されるように、上記一方の差込孔8の中途部の内面に貫通する取付孔13が形成されている。この取付孔13は工具本体2の中心上に配置され、内部にはストッパ手段14が上記差込孔8に出没可能に設けられている。ストッパ手段14は球状に形成されている。また、取付孔13には上記ストッパ手段14を上記差込孔8内に突出するように付勢する弾性部材15と弾性部材15を受ける受けネジ16が設けられている。
また、上記上下2本の軸体のうち一方の(グリップ側の)軸体12bの外面には、該軸体12bが前記差込孔8に挿脱されるときに上記ストッパ手段14に対応する位置に、長手方向に沿って凹溝17が形成されている。この上記凹溝17の両端位置にそれぞれ第1の係合凹部18と第2の係合凹部19が形成されている。第1の係合凹部18は上記軸体12bを挿入するための開口側、第2の係合凹部19はその反対側に設けられている。さらに、第1の係合凹部18と第2の係合凹部19とは、上記ストッパ手段14が嵌まる大きさの凹面状に形成されている。したがって、上記軸体12bを工具本体1側に一定以上の力で押し込み、または引き出すと、バネで構成される弾性部材15に抗してストッパ手段14が押し込められ、第2の係合凹部19または第1の係合凹部18との係合が外れるようになっている。
さらに、図4および図5に示されるように、上部軸体のうち他方の(グリップと反対側の)軸体12aの外面には凹溝20が形成され、これに対し、差込孔7の中途部の内面には、上記凹溝20に係合する係合ネジ21による係合手段が突出形成されている。このため、上記軸体12aは凹溝20と係合手段21とが係合する状態で挿脱方向に移動することができる。そして、上記凹溝20の端部に係合手段21が当る部位が軸体12aの移動端となるが、軸体12aが移動端にあるときは、上記一方の軸体12bの係合凹部18、19に上記ストッパ手段14が係合するように構成されている。
上記フック9の高さ可変機構によれば、通常は上記ストッパ手段14を一方の軸体の第2の係合凹部19に係合させておく。他方の軸体12bも移動端に移動する。この状態ではフック9はその状態で安定に保持され、フック9の工具本体2からの高さは高く保持され、打ち込み工具を釘打ち込み作業の現場に持ち運ぶときなどのように、インパクトドライバ1を携帯するときは、フック9を腰のベルトに引っ掛けて歩くことができる。
これに対し、ネジの打ち込み作業をするときなど、フック9が必要でないときは、フック9を工具本体1側に一定以上の力で押し込むと、ストッパ手段14と第2の係合凹部19との係合が外れるから、2本の軸体12a、12bを差込孔7、8により深く挿入するように摺動させることができる。そして、ストッパ手段14が一方の軸体12bの第1の係合凹部18に係合させ、他方の軸体12aも他方の移動端に移動させると、フック9はその状態で安定に保持され、フック9のU字形折り曲げ部12は工具本体1に密着する。したがって、隅打ち作業などの時にフック9が邪魔になるという不都合がない。
上述のように一方の軸体12bが挿脱方向に摺動するとき、ストッパ手段14が第1の係合凹部18又は第2の係合凹部19に係合するとき、同時に他方の軸体12aの凹溝20と係合手段21とが移動端に位置しているから、2本の軸体12a、12bが相対的に挿脱方向に動くことがなく、安定してフック9を作業者のベルトに保持することができる。しかも、ストッパ手段14と第1の係合凹部18又は第2の係合凹部19との係合は一方の軸体12bだけであるから、工具本体2に対するフック9の高さを可変調整するときは、全体として挿脱方向に加える力は小さくて済む。
なお、第1の係合凹部18又は第2の係合凹部19とストッパ手段14との係合態様は上述の例に限定されない。例えば、図6のように、ストッパ手段14の先端部14aが円錐台状で第1の係合凹部18と第2の係合凹部19が円形凹部状であってもよい。
なお、本実施の形態では弾性部材15をバネで構成した場合について説明したが、この弾性部材15はバネに限定されるものではなく、図7に示すように、ゴムなどの弾性体を用いてストッパ手段14を差込孔8内に突出するように付勢してもよい。
そして、ストッパ手段14は工具本体2の中心上に配置され、フックの軸体12a、12bを差込孔7、8の左右いずれからでも差し込んで装着できる。したがって、軸体12aの凹溝20を軸体12bの凹溝17と同じ構成とすれば、左右どちらからでもその高さを可変調整することができるので、右利きでも左利きでも使用することができる。
図8は、高さ変更機構の他の例を示すもので、上述の高さ変更機構ではストッパ手段14、弾性部材15を差込孔8の中に形成した取付孔13に配置し、ストッパ手段14が係合する係合凹部18、19を軸体12に設けたが、この高さ変更機構では、係合凹部25を工具本体2のヘッド部6に形成した差込孔8の内部に形成し、ストッパ手段26を弾性部材であるバネ部材で構成するとともに、このストッパ手段をフック27(軸体28b)に設けたものである。
ストッパ手段26は、図9に示すように、側面視が山形に曲折された板バネで構成され、この板バネ26を軸体28bの前部に形成した凹溝29にネジやハトメ等の固定部材30で固定したもので、ストッパ手段26が押し下げられたときには、凹溝27内に収まるように山部26aの高さが設定されていればよい。
上記構成の高さ変更機構によれば、フック27の軸体28a、28bの先端を差込孔7、8にそれぞれ差し込み、スライドさせれば、フック27はストッパ手段26が係合凹部25に係合したところで、位置決めすることができる。
しかも、本体2側にはフック27を差し込む差し込み孔7、8を形成し、差し込み孔8には係合凹部25を形成しただけで、本体2側にはフック27の位置決めをするための部材を設ける必要がなく、ストッパ手段26をフック27に設けたのでストッパ手段26が損傷したような場合も、フック27を本体2から外してストッパ手段26の交換や修理を行なうことができるので、メンテナンスを容易にすることができる。
なお、軸体28aにも軸体28bと同様に、凹溝29を形成し、この凹溝29にストッパ手段26を取り付けるようにしてもよい。このことにより、本体の左右どちらからでもフック27の先端を差し込むことができ、その高さを可変調整することができるので、右利きでも左利きでも使用することができる。
また、打ち込み工具としては、インパクトドライバに限定されない。空圧式又は電動式のネジ締め機、釘打機等であってもよい。
本発明に係るインパクトドライバの正面図である。 上記インパクトドライバの一部を図1のX−X線上の断面で示した右側面図である。 図2のA部の拡大図である。 上記インパクトドライバの一部を図1のY−Y線上の断面で示した平面図である。 図4のB部の拡大図である。 係合凹部とストッパ手段の他の係合態様を示す断面図である。 ストッパ手段を付勢する他の付勢部材の係合態様を示す断面図である。 (a)(b)は高さ変更機構の他の例を説明するインパクトドライバの側面図及び該側面図のX−X線上の断面で示した平面図である。 上記他の例の高さ変更機構におけるフックの構成を説明する斜視図である。
符号の説明
1 インパクトドライバ
8 差込孔
9 フック
14 ストッパ手段
18 第1の係合凹部
19 第2の係合凹部

Claims (5)

  1. 釘打機、ねじ締め機等の打ち込み工具の工具本体の側面に沿って設けられ、上記工具本体のヘッド部の側面に開口するように形成された差込孔に挿脱可能な軸体を備えた打ち込み工具のフックにおいて、
    上記差込孔の中途部の内面にはストッパ手段を上記差込孔に出没可能に設け、このストッパ手段を上記差込孔内に突出するように弾性部材で付勢するとともに、上記差込孔を挿脱方向に摺動するときに上記ストッパ手段に対応する上記軸体の外面の異なる位置に上記ストッパ手段の先端部が係合可能な大きさで、係合凹部を形成したことを特徴とする打ち込み工具のフックにおける高さ可変機構。
  2. 前記ストッパ手段の先端部は半球状に形成され、前記軸体の外面には、該軸体が前記差込孔に挿脱されるときに上記ストッパ手段に対応する位置に、長手方向に沿って凹溝を形成し、前記係合凹部は、上記凹溝の異なる位置に、上記ストッパ手段の先端部が嵌まる大きさで形成されたことを特徴とする、請求項1記載の打ち込み工具のフックにおける高さ可変機構。
  3. 前記ストッパ手段と係合凹部との係合は、前記軸体を挿脱方向に加える力が一定以上に大きくなったときに係合が外れる程度に形成されている、請求項1又は2に記載の打ち込み工具のフックにおける高さ可変機構。
  4. 前記差込孔が前記ヘッド部を貫通するとともに、前記ストッパ手段を工具本体の中心に配置することを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の打ち込み工具のフックにおける高さ可変機構。
  5. 前記ストッパ手段を弾性部材で構成するとともに、前記軸体に設け、前記差込孔には上記ストッパ手段に係合する係合凹部を形成した、請求項1記載の打ち込み工具のフックにおける高さ可変機構。

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