JP2006170303A - Vacuum heat insulating material - Google Patents
Vacuum heat insulating material Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006170303A JP2006170303A JP2004362583A JP2004362583A JP2006170303A JP 2006170303 A JP2006170303 A JP 2006170303A JP 2004362583 A JP2004362583 A JP 2004362583A JP 2004362583 A JP2004362583 A JP 2004362583A JP 2006170303 A JP2006170303 A JP 2006170303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- core material
- materials
- heat insulating
- vacuum heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
Abstract
Description
本発明は、複数の芯材をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した真空断熱材に関するものである。 The present invention relates to a vacuum heat insulating material in which a plurality of core materials are sealed under reduced pressure in independent spaces.
複数の芯材をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した従来の真空断熱材としては、特許文献1に開示されたものがある。
As a conventional vacuum heat insulating material in which a plurality of core members are sealed under reduced pressure in independent spaces, there is one disclosed in
以下、図面を参照しながら上記従来の真空断熱材を説明する。 Hereinafter, the conventional vacuum heat insulating material will be described with reference to the drawings.
図8は従来の真空断熱材の断面図、図9は従来の真空断熱材の平面図、図10は、従来の真空断熱材の減圧密封工程を示す概念図である。 8 is a cross-sectional view of a conventional vacuum heat insulating material, FIG. 9 is a plan view of the conventional vacuum heat insulating material, and FIG. 10 is a conceptual diagram showing a vacuum sealing process of the conventional vacuum heat insulating material.
従来の真空断熱材1は、9個の厚さが数ミリ程度の板状の芯材2をガスバリア性の外被材3で覆い外被材3の内部を減圧密封して成り、9個の芯材2は、縦、横の2方向の折曲線1a,1bを形成できるように、格子状に、互いに所定間隔離して配置されており、外被材3の間に芯材2がある部分を含めて加熱加圧することにより、芯材2の周囲に外被材3の熱溶着部4が設けられ9個の芯材2のそれぞれが独立した空間内に位置している。
A conventional vacuum
次に、従来の真空断熱材1の製造方法を説明する。
Next, the manufacturing method of the conventional vacuum
まず、チャンバー5の内部に、9個の芯材2と、芯材2を上下から覆う外被材3を設置する。そして、チャンバー5の内部の空気は、連結された真空ポンプ6により排気し、所定内圧に到達した後、チャンバー5の内部に配置されプレス装置8により上下動する弾性変形可能な熱板7で挟み、外被材3の全面にわたって熱溶着することで、真空断熱材1が得られる。
First, nine
この真空断熱材1は、2方向に真空断熱材1を折り曲げることができるため、適用する対象物の形状に制限が少なく、用途が広い。また、特定の芯材2が入った空間の真空度が低下することが起きても、他の芯材2が入った空間の真空度まで低下することはなく、断熱性能の低下を最小限に抑えることができる。
しかしながら、上記従来の真空断熱材1の製造方法では、厚い芯材2には適しておらず、断熱性能向上のため厚い芯材2を使用する場合には、隣接する芯材2同士の間隔を広めにする必要があり、隣接する芯材2同士の間隔が広がると、有効断熱面積が小さくなるため、厚みの割には断熱性能が良くないという課題を有していた。
However, the conventional manufacturing method of the vacuum
本発明は、上記従来の課題に鑑み、外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより複数の芯材をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した真空断熱材において、隣接する芯材同士の間隔を広げることなく厚みのある芯材を使用できるようにすることを目的とする。 In view of the above-described conventional problems, the present invention provides a vacuum heat insulating material in which a plurality of core materials are vacuum-sealed in independent spaces by heating and pressurizing including a portion where the core material is located between the jacket materials. An object of the present invention is to make it possible to use a thick core material without widening the interval between the core materials to be performed.
上記目的を達成するために本発明の真空断熱材は、芯材の外周部における密度を中心部よりも低することで前記芯材が面取りされているのである。また、芯材を、中心部分に位置する第一の芯材と、前記第一の芯材の外周部に配置される第二の芯材とで構成し、第二の芯材を前記第一の芯材よりも低密度にするか厚みを小さくすることで前記芯材が面取りされているのである。 In order to achieve the above object, in the vacuum heat insulating material of the present invention, the core material is chamfered by making the density at the outer peripheral portion of the core material lower than the center portion. Further, the core material is constituted by a first core material located in a central portion and a second core material arranged on an outer peripheral portion of the first core material, and the second core material is defined as the first core material. The core material is chamfered by lowering the density or reducing the thickness of the core material.
これにより、外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより複数の芯材をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した真空断熱材において、隣接する芯材同士の間隔を広げることなく厚みのある芯材を使用でき、断熱性能を高めることができる。 Thus, in a vacuum heat insulating material in which a plurality of core materials are vacuum-sealed in independent spaces by heating and pressurizing including a portion where the core material is between the jacket materials, the interval between adjacent core materials is widened. A thick core material can be used without increasing the heat insulation performance.
本発明の真空断熱材は、外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより複数の芯材をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した真空断熱材において、外被材と当接する芯材の角のうち少なくとも隣接する芯材に近い側の芯材の角を面取りしたので、外被材が複数の芯材の形状、配列に対応しやすくなり、面取りしていない芯材を用いたものに較べて、隣接する芯材同士の間隔を狭くしたり、芯材の厚みを厚くすることが可能になり、真空断熱材の断熱性能を高めることができる。 The vacuum heat insulating material of the present invention is a vacuum heat insulating material in which a plurality of core materials are sealed under reduced pressure in independent spaces by heating and pressurizing the portions including the core material between the outer cover materials. Since the corner of the core material on the side close to the adjacent core material is chamfered out of the corners of the core material to be contacted, the core material can easily correspond to the shape and arrangement of a plurality of core materials, and the core material is not chamfered Compared to the one using the above, it becomes possible to narrow the interval between adjacent core members or increase the thickness of the core member, and to improve the heat insulating performance of the vacuum heat insulating material.
請求項1に記載の真空断熱材の発明は、複数の板状の芯材をガスバリア性の外被材で覆い前記外被材の内部を減圧密封して成り、前記複数の芯材は、互いに所定間隔離して配置されており、前記外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより、前記芯材の周囲に前記外被材の熱溶着部が設けられ前記複数の芯材のそれぞれが独立した空間内に位置している真空断熱材であって、前記各芯材の外周部における密度を中心部よりも低くすることで前記芯材が面取りされているものであり、外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより複数の芯材をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した真空断熱材において、外被材と当接する芯材の角のうち少なくとも隣接する芯材に近い側の芯材の角を面取りしたので、外被材が複数の芯材の形状、配列に対応しやすくなり、面取りしていない芯材を用いたものに較べて、隣接する芯材同士の間隔を狭くしたり、芯材の厚みを厚くすることが可能になり、真空断熱材の断熱性能を高めることができる。また、各芯材の外周部における密度が中心部よりも低いことで、加熱加圧時に自然に面取りが施されるため、芯材作製後の面取り加工が不要で生産性が向上する。
The invention of the vacuum heat insulating material according to
請求項2に記載の真空断熱材の発明は、複数の板状の芯材をガスバリア性の外被材で覆い前記外被材の内部を減圧密封して成り、前記複数の芯材は、互いに所定間隔離して配置されており、前記外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより、前記芯材の周囲に前記外被材の熱溶着部が設けられ前記複数の芯材のそれぞれが独立した空間内に位置している真空断熱材であって、前記各芯材を、中心部分に位置する第一の芯材と、前記第一の芯材より低密度で前記第一の芯材の外周部に配置される第二の芯材とで構成することで、前記芯材が面取りされているものであり、外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより複数の芯材をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した真空断熱材において、外被材と当接する芯材の角のうち少なくとも隣接する芯材に近い側の芯材の角を面取りしたので、外被材が複数の芯材の形状、配列に対応しやすくなり、面取りしていない芯材を用いたものに較べて、隣接する芯材同士の間隔を狭くしたり、芯材の厚みを厚くすることが可能になり、真空断熱材の断熱性能を高めることができる。また、芯材を、中心部分に位置する第一の芯材と、前記第一の芯材の外周部に配置される第二の芯材とで構成し、第二の芯材を前記第一の芯材よりも低密度にしたことで、加熱加圧時に自然に面取りされているため、芯材作製後の面取り加工が不要であるだけでなく、第二の芯材は端材の再利用により適用が可能であるため、歩留まりを抑制できる。
The invention of the vacuum heat insulating material according to
請求項3に記載の真空断熱材の発明は、複数の板状の芯材をガスバリア性の外被材で覆い前記外被材の内部を減圧密封して成り、前記複数の芯材は、互いに所定間隔離して配置されており、前記外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより、前記芯材の周囲に前記外被材の熱溶着部が設けられ前記複数の芯材のそれぞれが独立した空間内に位置している真空断熱材であって、前記各芯材を、中心部分に位置する第一の芯材と、前記第一の芯材より厚みが小さく前記第一の芯材の外周部に配置される第二の芯材とで構成することで、前記芯材が面取りされているものであり、外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより複数の芯材をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した真空断熱材において、外被材と当接する芯材の角のうち少なくとも隣接する芯材に近い側の芯材の角を面取りしたので、外被材が複数の芯材の形状、配列に対応しやすくなり、面取りしていない芯材を用いたものに較べて、隣接する芯材同士の間隔を狭くしたり、芯材の厚みを厚くすることが可能になり、真空断熱材の断熱性能を高めることができる。また、芯材を、中心部分に位置する第一の芯材と、前記第一の芯材の外周部に配置される第二の芯材とで構成し、第二の芯材を前記第一の芯材よりも厚みを小さくすることで面取りされているため、芯材作製後の面取り加工が不要であるだけでなく、全ての芯材を同一密度で設計すればよいため、芯材の密度制御が不要であるために生産性が向上する。
The invention of the vacuum heat insulating material according to
次に、真空断熱材の構成材料について詳細に説明する。 Next, the constituent materials of the vacuum heat insulating material will be described in detail.
芯材の材料は、外被材の熱溶着時の熱に耐えることができ、空隙率が高いもの、好ましくは空隙率が80%以上、より好ましくは空隙率が90%以上のものが適しており、工業的に利用することができるものとして、粉体や、繊維体等があり、その使用用途や必要特性に応じていずれかの材料が使用される。 The core material can withstand the heat at the time of thermal welding of the jacket material, and has a high porosity, preferably a porosity of 80% or more, more preferably a porosity of 90% or more. There are powders, fiber bodies, and the like that can be used industrially, and any material is used depending on the intended use and required characteristics.
粉体としては、無機系、有機系、およびこれらの混合物を利用できるが、工業的には、乾式シリカ、湿式シリカ、パーライト等を主成分とするものが使用できる。 As the powder, inorganic, organic, and a mixture thereof can be used, but industrially, those mainly composed of dry silica, wet silica, pearlite and the like can be used.
また、繊維体としては、無機系、有機系、およびこれらの混合物が利用できるが、コストと断熱性能の観点から無機繊維が有利である。無機繊維の一例としては、グラスウール、グラスファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維、シリカ繊維、ロックウール等、公知の材料を使用することができる。 In addition, inorganic, organic, and mixtures thereof can be used as the fibrous body, but inorganic fibers are advantageous from the viewpoint of cost and heat insulation performance. As an example of the inorganic fiber, a known material such as glass wool, glass fiber, alumina fiber, silica alumina fiber, silica fiber, rock wool, or the like can be used.
また、これら、粉体、および繊維体等の混合物も適用することができる。 Moreover, mixtures of these, powder, fiber bodies, etc. are also applicable.
外被材に使用するラミネートフィルムは、最内層を熱溶着層とし、中間層にはガスバリア層として、金属箔、或いは金属蒸着層を有し、最外層には表面保護層を設けたラミネートフィルムが適用できる。また、ラミネートフィルムは、金属箔を有するラミネートフィルムと金属蒸着層を有するラミネートフィルムの2種類のラミネートフィルムを組み合わせて適用しても良い。 The laminate film used for the jacket material is a laminate film in which the innermost layer is a heat-welded layer, the intermediate layer has a gas barrier layer, a metal foil or a metal vapor-deposited layer, and the outermost layer is provided with a surface protective layer. Applicable. In addition, the laminate film may be applied by combining two types of laminate films, ie, a laminate film having a metal foil and a laminate film having a metal vapor deposition layer.
なお、熱溶着層としては、低密度ポリエチレンフィルム、鎖状低密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、無延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム、或いはそれらの混合体等を用いることができる。 In addition, as the heat welding layer, a low density polyethylene film, a chain low density polyethylene film, a high density polyethylene film, a polypropylene film, a polyacrylonitrile film, an unstretched polyethylene terephthalate film, an ethylene-vinyl alcohol copolymer film, or those A mixture or the like can be used.
表面保護層としては、ナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルムの延伸加工品など、公知の材料が利用できる。 As the surface protective layer, known materials such as nylon film, polyethylene terephthalate film, and stretched polypropylene film can be used.
以下、本発明による実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The present invention is not limited to the embodiments.
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における真空断熱材の断面図、図2は、同実施の形態の真空断熱材の平面図である。
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a cross-sectional view of a vacuum heat insulating material in
本実施の形態の真空断熱材11は、厚さ2〜10mmの板状の長方形に成形された繊維体からなる9個の芯材12を、アルミ蒸着フィルムを含むガスバリア性のラミネートフィルムからなる外被材13で覆い、外被材13の内部を減圧密封して成り、9個の芯材12は、格子状に、縦(横)方向に隣接する芯材12と横(縦)の辺が対向するように、互いに所定間隔離して配置されており、外被材13の間に芯材12がある部分を含めて加熱加圧することにより、芯材12の周囲に外被材13の熱溶着部14が設けられ、9個の芯材12のそれぞれが独立した空間内に位置している真空断熱材11であって、芯材12は、外被材13と当接する角において(外周部において)、芯材の密度が中央部分よりも小さいことで、熱溶着時の加熱加圧により斜めに面取りされているものである。
The vacuum
本実施の形態の芯材12は、外被材13と当接する角の部分に面取り部12aを設けたことにより、外周部が先細になっている。
The
本実施の形態の真空断熱材11の減圧密封工程は、図10に示された従来の真空断熱材の減圧密封工程と同じである。
The vacuum sealing process of the vacuum
本実施の形態の真空断熱材11は、外被材13の間に芯材12がある部分を含めて加熱加圧することにより9個の芯材12をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した真空断熱材11において、外被材13と当接する芯材12の角のうち少なくとも隣接する芯材12に近い側の芯材12の角を面取りしたので、外被材13が9個の芯材12の形状、配列に対応して変形しやすくなり、面取りしていない芯材を用いたものに較べて、隣接する芯材12同士の間隔を狭くしたり、芯材12の厚みを厚くすることが可能になり、真空断熱材11の断熱性能を高めることができる。
The vacuum
また、本実施の形態の芯材12は長方形であるので、床暖房システム等の断熱材として適用する場合において、一般的な長方形の寸法内に芯材12を効果的に複数配置でき、芯材12がない部分の面積を他の形状に比較し最も少なくできる効果が得られる。
Moreover, since the
なお、本実施の形態による真空断熱材11の芯材12の形状は長方形であるが、三角形、多角形、円形、L型、およびこれらの組み合わせからなる任意形状が選定でき、芯材12の配置についても、千鳥状など任意に決定できる。
In addition, although the shape of the
なお、本実施の形態による真空断熱材11の芯材12は、大気圧縮時に角が斜めになるように外周に近いほど芯材12の密度を小さく制御し、大気圧縮により面取りしているが、図3に示す芯材15の面取り部15aのように、角を丸くする形で、また、角を階段形状になるように密度制御しても良い。
In addition, the
また、本実施の形態による真空断熱材11の芯材12は、外周の端面が残るように(縦断面が八角形になるように)角が斜めになるように面取りしているが、図4に示す芯材16の面取り部16aのように、外周の端面が残らないように(縦断面が六角形になるように)外周まで密度を減少させていき、面取りしても良い。
Further, the
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における真空断熱材について説明する。図5は、本発明の実施の形態2における真空断熱材の断面図である。
(Embodiment 2)
Hereinafter, the vacuum heat insulating material in
本実施の形態の真空断熱材21は、厚さ2〜10mmの板状の長方形に成形された繊維体からなる9個の芯材22を、アルミ蒸着フィルムを含むガスバリア性のラミネートフィルムからなる外被材23a,23bで覆い、外被材23a,23bの内部を減圧密封して成り、9個の芯材22は、格子状に、縦(横)方向に隣接する芯材22と横(縦)の辺が対向するように、互いに所定間隔離して配置されており、外被材23a,23bの間に芯材22がある部分を含めて加熱加圧することにより、芯材22の周囲に外被材23a,23bの熱溶着部24が設けられ、9個の芯材22のそれぞれが独立した空間内に位置している真空断熱材21であって、芯材22は、中心部に位置する第一の芯材22Aの外周に第二の芯材22Bを備え、外被材23aと当接する角において、第二の芯材22Bの密度が第一の芯材21Aよりも小さいことで、熱溶着時の加熱加圧により斜めに面取りされているものである。
The vacuum
本実施の形態の芯材22は、外被材23aと当接する角の部分に面取り部22aを設けたことにより、外周部が先細になっている。
The
また、本実施の形態の芯材22は、密度の異なる二つの板状の芯材片22A,22Bにおいて、第一の芯材22Aの外周を取り巻くように第二の芯材22Bを備えたものである。
The
本実施の形態の真空断熱材21は、芯材22の縦断面形状が、芯材22の厚み方向で対称な形になっておらず、芯材22における一方の面の外被材23a側が先細になっていて、芯材22における一方の面の外被材23aと対向する面の面積が他方の面の外被材23bと対向する面の面積より小さくなっているので、図10に示された従来の真空断熱材の減圧密封工程と同様に減圧密封しても、一方の面の外被材23aは、他方の面の外被材23bよりも芯材22と対向する部分と対向しない部分とでできる凹凸が大きくなるが、図12に示された従来の真空断熱材の減圧密封工程において、外被材23a側の熱板を外被材23b側の熱板より弾性変形しやすくすれば、芯材22の縦断面形状に関係なく、一方の面の外被材23aにおける芯材22と対向する部分と対向しない部分とでできる凹凸を、他方の面の外被材23bにおける芯材22と対向する部分と対向しない部分とでできる凹凸よりも大きくすることができる。
In the vacuum
本実施の形態の真空断熱材21は、外被材23a,23bの間に芯材22がある部分を含めて加熱加圧することにより9個の芯材22をそれぞれ独立した空間内に減圧密封してなり、一方の面の外被材23aが、他方の面の外被材23bよりも芯材22と対向する部分と対向しない部分とでできる凹凸が大きい真空断熱材21において、一方の面の外被材23aと当接する芯材22の角のうち少なくとも隣接する芯材22に近い側の芯材22の角を面取りしたので、外被材23aが9個の芯材22の形状、配列に対応しやすくなり、面取りしていない芯材を用いたものに較べて、隣接する芯材22同士の間隔を狭くしたり、芯材22の厚みを厚くすることが可能になり、真空断熱材21の断熱性能を高めることができる。
The vacuum
また、本実施の形態の芯材22は長方形であるので、床暖房システム等の断熱材として適用する場合において、一般的な長方形の寸法内に芯材22を効果的に複数配置でき、芯材22がない部分の面積を他の形状に比較し最も少なくできる効果が得られる。
Moreover, since the
なお、本実施の形態による真空断熱材21の芯材22の形状は長方形であるが、三角形、多角形、円形、L型、およびこれらの組み合わせからなる任意形状が選定でき、芯材22の配置についても、千鳥状など任意に決定できる。
In addition, although the shape of the
なお、本実施の形態による真空断熱材21の芯材22は、大気圧縮時に角が斜めになるように第二の芯材22Bの密度を小さく制御し、大気圧縮により面取りしているが、角を丸くする形で、また、角を階段形状になるように密度制御しても良い。
In addition, although the
また、本実施の形態の芯材22は、密度の異なる二つの板状の芯材片22A,22Bを第一の芯材22Aの外周を取り巻くように第二の芯材22Bを備えたものであり、密度の異なる芯材片22A、22Bとの組み合わせにより、多種多様の形状、厚みを有する芯材を容易に得ることができるだけでなく、第二の芯材22Bには端材を利用することに適しており、芯材材料の歩留まりを抑制できる。
Further, the
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3における真空断熱材について説明する。図6は、本発明の実施の形態3における真空断熱材の断面図、図7は、同実施の形態にの真空断熱材の平面図である。
(Embodiment 3)
Hereinafter, the vacuum heat insulating material in
本実施の形態の真空断熱材31は、厚さ2〜10mmの板状の長方形に成形された繊維体からなる9個の芯材32を、アルミ蒸着フィルムを含むガスバリア性のラミネートフィルムからなる外被材33a,33bで覆い、外被材33a,33bの内部を減圧密封して成り、9個の芯材32は、格子状に、縦(横)方向に隣接する芯材32と横(縦)の辺が対向するように、互いに所定間隔離して配置されており、外被材33a,33bの間に芯材32がある部分を含めて加熱加圧することにより、芯材32の周囲に外被材33a,33bの熱溶着部34が設けられ、9個の芯材32のそれぞれが独立した空間内に位置している真空断熱材31であって、一方の面の外被材33aは芯材32と対向する部分と対向しない部分とで凹凸ができているが、他方の面の外被材33bは芯材32と対向する部分と対向しない部分とで凹凸ができておらず表面が平滑で、芯材32は、一方の面の外被材33aと当接する角のうち隣接する芯材32に近い側の角のみが、階段形状に面取りされているものである。
The vacuum
また、本実施の形態の芯材32は、厚みの異なる二つの板状の芯材片32A,32Bにおいて、中心部に位置する比較的厚みの大きい第一の芯材32Aの外周を取り巻くように比較的厚みの小さい第二の芯材32Bを備えてなるもので、第一の芯材片32Aが、第二の芯材片32Bより厚みが小さく、この寸法差により、一方の面の外被材33aと当接する角の部分に階段状の面取り部32aを形成している。
Further, the
また、本実施の形態の9個の芯材32のうち外周部に位置する8個の芯材32は、隣接する芯材32から遠い側の角(真空断熱材31の外周に相当する側の角)に、階段形状の面取りができないように、第一の芯材片32Aと第二の芯材片32Bにおける真空断熱材31の外周面に相当する端面をそろえて重ねている。
Further, of the nine
本実施の形態の真空断熱材31の減圧密封工程は、図10に示された従来の真空断熱材の減圧密封工程において、外被材33b側の熱板を弾性変形しない熱板に代えたもので、減圧密封することができる。
The vacuum sealing process of the vacuum
本実施の形態の真空断熱材31は、外被材33a,33bの間に芯材32がある部分を含めて加熱加圧することにより9個の芯材32をそれぞれ独立した空間内に減圧密封してなり、一方の面の外被材33aは芯材32と対向する部分と対向しない部分とで凹凸ができているが、他方の面の外被材33bは芯材32と対向する部分と対向しない部分とで凹凸ができておらず表面が平滑な真空断熱材31において、一方の面の外被材33aと当接する芯材32の角のうち隣接する芯材32に近い側の芯材32の角を面取りしたので、外被材33aが9個の芯材32の形状、配列に対応しやすくなり、面取りしていない芯材を用いたものに較べて、隣接する芯材32同士の間隔を狭くしたり、芯材32の厚みを厚くすることが可能になり、真空断熱材31の断熱性能を高めることができる。
The vacuum
ところで、真空断熱材31の外周部のヒレの幅は、隣接する芯材32と芯材32の間の熱溶着部34の幅より広くしても支障がないことが多く、真空断熱材31の外周部は、隣接する芯材32と芯材32の間よりも熱溶着不良が起こりにくいので、複数の芯材32のうち外周部に位置する芯材32において、隣接する芯材32から遠い側の角(真空断熱材31の外周に相当する側の角)を面取りしないことにより、芯材32の平均厚みの低減を抑えて、真空断熱材31の特に外周部の断熱性能を高めることができる。
By the way, in many cases, there is no problem even if the width of the fin on the outer peripheral portion of the vacuum
また、本実施の形態の芯材32は長方形であるので、床暖房システム等の断熱材として適用する場合において、一般的な長方形の寸法内に芯材32を効果的に複数配置でき、芯材32がない部分の面積を他の形状に比較し最も少なくできる効果が得られる。
Moreover, since the
なお、本実施の形態による真空断熱材31の芯材32の形状は長方形であるが、三角形、多角形、円形、L型、およびこれらの組み合わせからなる任意形状が選定でき、芯材32の配置についても、千鳥状など任意に決定できる。
In addition, although the shape of the
また、本実施の形態の芯材32は、厚みの異なる二つの板状の芯材片32A,32Bにおいて、中心部に位置する比較的厚みの大きい第一の芯材32Aの外周に比較的厚みの小さい第二の芯材32Bを備えてなるものであり、複数の芯材片32A,32Bの組み合わせにより、階段形状の面取り部32aを容易に形成でき、また、多種多様の形状、厚みを有する芯材を容易に得ることができるだけでなく、芯材の面取り加工及び密度の制御が不要であり、生産性が向上する。
In addition, the
以上のように、本発明にかかる真空断熱材は、外被材の間に芯材がある部分を含めて加熱加圧することにより複数の芯材をそれぞれ独立した空間内に減圧密封した真空断熱材において、隣接する芯材同士の間隔を狭くしたり、芯材の厚みを厚くすることが可能になり、真空断熱材の断熱性能を高めることができるので、省エネを必要とする保温保冷機器に留まらず、情報機器や電子機器等、省スペースを必要とする機器の熱害対策用断熱材等の用途にも適用できる。 As described above, the vacuum heat insulating material according to the present invention is a vacuum heat insulating material in which a plurality of core materials are vacuum-sealed in independent spaces by heating and pressurizing including a portion where the core material is located between the jacket materials. In this case, it is possible to reduce the interval between adjacent core materials and increase the thickness of the core material, and to improve the heat insulation performance of the vacuum heat insulating material. In addition, the present invention can be applied to applications such as heat insulation for heat damage countermeasures for equipment that requires space saving, such as information equipment and electronic equipment.
また、複数の芯材の大きさを適切に選択して柔軟性を確保することにより、より用途が広い真空断熱材とすることができ、防寒具としてのジャケットのほか、ズボンや帽子、手袋、または寝具のふとんや座布団等にも適用できる。 In addition, by appropriately selecting the size of multiple core materials and ensuring flexibility, it can be used as a vacuum insulator with more versatility, in addition to jackets as cold protection, trousers, hats, gloves, It can also be applied to bedding for futons and cushions.
11 真空断熱材
12 芯材
12a 面取り部
13 外被材
14 熱溶着部
15 芯材
15a 面取り部
16 芯材
16a 面取り部
21 真空断熱材
22 芯材
22A 第一の芯材片
22B 第二の芯材片
22a 面取り部
23a,23b 外被材
24 熱溶着部
31 真空断熱材
32 芯材
32A 第一の芯材片
32B 第二の芯材片
32a 面取り部
33a,33b 外被材
34 熱溶着部
DESCRIPTION OF
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004362583A JP2006170303A (en) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | Vacuum heat insulating material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004362583A JP2006170303A (en) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | Vacuum heat insulating material |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006170303A true JP2006170303A (en) | 2006-06-29 |
Family
ID=36671278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004362583A Pending JP2006170303A (en) | 2004-12-15 | 2004-12-15 | Vacuum heat insulating material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006170303A (en) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008051162A (en) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Heat insulating structure and refrigerator |
WO2011045947A1 (en) * | 2009-10-16 | 2011-04-21 | 三菱電機株式会社 | Vacuum heat insulation material and refrigerator |
JP2013076471A (en) * | 2013-01-30 | 2013-04-25 | Mitsubishi Electric Corp | Heat insulating wall, refrigerator, and equipment |
JP2014025536A (en) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Hitachi Appliances Inc | Vacuum heat insulation material and refrigerator |
JP2015055284A (en) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 大日本印刷株式会社 | Vacuum heat insulation material |
US9068683B2 (en) | 2009-10-16 | 2015-06-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Manufacturing apparatus of core material of vacuum heat insulating material, manufacturing method of vacuum heat insulating material, vacuum heat insulating material, and refrigerator |
US9074716B2 (en) | 2008-12-26 | 2015-07-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulating material, heat insulating box using vacuum heat insulating material, refrigerator, refrigerating/air-conditioning apparatus, water heater, equipments, and manufacturing method of vacuum heat insulating material |
US9103482B2 (en) | 2009-10-19 | 2015-08-11 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulating material, heat insulating box, refrigerator, refrigerating/air-conditioning apparatus, water heater, appliance, and manufacturing method of vacuum heat insulating material |
CN109715875A (en) * | 2016-09-20 | 2019-05-03 | 圣戈班伊索福公司 | Inorfil laminated body, Vacuumed insulation panel and its manufacturing method using it |
-
2004
- 2004-12-15 JP JP2004362583A patent/JP2006170303A/en active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008051162A (en) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Heat insulating structure and refrigerator |
US9074717B2 (en) | 2008-12-26 | 2015-07-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulating material, heat insulating box using vacuum heat insulating material, refrigerator, refrigerating/air-conditioning apparatus, water heater, equipments, and manufacturing method of vacuum heat insulating material |
US9074716B2 (en) | 2008-12-26 | 2015-07-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulating material, heat insulating box using vacuum heat insulating material, refrigerator, refrigerating/air-conditioning apparatus, water heater, equipments, and manufacturing method of vacuum heat insulating material |
EP2489920A1 (en) * | 2009-10-16 | 2012-08-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulation material and refrigerator |
CN102575803A (en) * | 2009-10-16 | 2012-07-11 | 三菱电机株式会社 | Vacuum heat insulation material and refrigerator |
JP5312605B2 (en) * | 2009-10-16 | 2013-10-09 | 三菱電機株式会社 | Vacuum insulation, refrigerator and equipment |
US20120201997A1 (en) | 2009-10-16 | 2012-08-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulating material and refrigerator |
EP2489920A4 (en) * | 2009-10-16 | 2014-02-12 | Mitsubishi Electric Corp | Vacuum heat insulation material and refrigerator |
US8920899B2 (en) | 2009-10-16 | 2014-12-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulating material and refrigerator |
WO2011045947A1 (en) * | 2009-10-16 | 2011-04-21 | 三菱電機株式会社 | Vacuum heat insulation material and refrigerator |
US9068683B2 (en) | 2009-10-16 | 2015-06-30 | Mitsubishi Electric Corporation | Manufacturing apparatus of core material of vacuum heat insulating material, manufacturing method of vacuum heat insulating material, vacuum heat insulating material, and refrigerator |
US9103482B2 (en) | 2009-10-19 | 2015-08-11 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulating material, heat insulating box, refrigerator, refrigerating/air-conditioning apparatus, water heater, appliance, and manufacturing method of vacuum heat insulating material |
JP2014025536A (en) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Hitachi Appliances Inc | Vacuum heat insulation material and refrigerator |
JP2013076471A (en) * | 2013-01-30 | 2013-04-25 | Mitsubishi Electric Corp | Heat insulating wall, refrigerator, and equipment |
JP2015055284A (en) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 大日本印刷株式会社 | Vacuum heat insulation material |
CN109715875A (en) * | 2016-09-20 | 2019-05-03 | 圣戈班伊索福公司 | Inorfil laminated body, Vacuumed insulation panel and its manufacturing method using it |
CN109715875B (en) * | 2016-09-20 | 2022-01-14 | 圣戈班伊索福公司 | Inorganic fiber laminate, vacuum heat insulator using same, and method for producing same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8927084B2 (en) | Grooved type vacuum thermal insulation material and a production method for the same | |
JP4545126B2 (en) | Vacuum insulation panel and refrigerator using the same | |
KR100781010B1 (en) | Vacuumed insulation panel and method of manufacturing the same | |
JP2006170303A (en) | Vacuum heat insulating material | |
JP5198504B2 (en) | Vacuum insulation panel for refrigerator and refrigerator using the same | |
JP6022037B2 (en) | Vacuum insulation | |
US9915392B2 (en) | Internal thermal insulation for metal reflective insulation | |
JP3234649U (en) | Vacuum insulated panel with improved sealing joint | |
JP2006138336A (en) | Vacuum heat insulation material | |
US20200340612A1 (en) | Thermal insulation sheet and multilayer thermal insulation sheet using same | |
JP2007239288A (en) | Member for construction using vacuum insulating material | |
JP2009092224A (en) | Vacuum heat insulating material and building adopting vacuum heat insulation material | |
JP4742605B2 (en) | Vacuum insulation material and manufacturing method thereof | |
KR102016392B1 (en) | Flat joint and cargo container system of liquefied gas with the flat joint | |
JP2006118634A (en) | Vacuum heat insulating material | |
JP7006170B2 (en) | Insulation panel | |
JP2009041648A (en) | Vacuum heat insulating material and construction member applying the same | |
JP5663321B2 (en) | Vacuum insulation | |
JP2009138918A (en) | Thermal insulation member | |
JPS63130998A (en) | Multi-layer heat insulating material | |
JP2007057081A (en) | Vacuum heat insulating board | |
TW201619019A (en) | Vacuum heat insulating material, vacuum heat insulating material manufacturing apparatus, and heat insulating box using vacuum heat insulating material | |
JP4617752B2 (en) | Manufacturing method of vacuum insulation | |
JP2007016834A (en) | Method of bending and cutting vacuum heat insulating material | |
JPH07127790A (en) | Filler of vacuum insulator |