JP2006169703A - キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】きわめて細いラインを使用する魚釣りにおいても、ラインが引っ掛かることのないキャップの提供。
【解決手段】キャップ10は、魚釣り等に使用される。キャップ10は、キャップ本体11と、キャップ本体11のサイズを調整するサイズ調整機構12とを備えている。キャップ本体11を構成する生地15は、頂部30で滑らかに束ねられている。サイズ調整機構12は、調整ベルト23とリング部材22とを有する。調整ベルト23は、キャップ本体11の開口16の一方の縁部24に取り付けられ、リング部材22は、開口16の他方の縁部28に取り付けられている。調整ベルト23は、リング部材22に挿通されている。調整ベルト23は、リング部材22を起点として折り返され、当該調整ベルト23の内側に折り重ねられている。
【選択図】図2
【解決手段】キャップ10は、魚釣り等に使用される。キャップ10は、キャップ本体11と、キャップ本体11のサイズを調整するサイズ調整機構12とを備えている。キャップ本体11を構成する生地15は、頂部30で滑らかに束ねられている。サイズ調整機構12は、調整ベルト23とリング部材22とを有する。調整ベルト23は、キャップ本体11の開口16の一方の縁部24に取り付けられ、リング部材22は、開口16の他方の縁部28に取り付けられている。調整ベルト23は、リング部材22に挿通されている。調整ベルト23は、リング部材22を起点として折り返され、当該調整ベルト23の内側に折り重ねられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、特に釣りの際に使用されるキャップの構造に関するものである。
魚釣り等のアウトドアスポーツでは、一般にキャップが使用される。アウトドア用として構成されたキャップは、たとえば携帯ライトを装着することができる等、種々の改良が施されている(たとえば、特許文献1参照)。
図4は魚釣用キャップの側面図、図5は要部拡大斜視図である。このキャップ1は、特に魚釣りの際に使用されるものであり、本体2と鍔3とを有している。これらの図が示すように、本体2の後部には、アジャスター4が設けられており、釣人の体格(頭部周囲寸法)に応じて本体2の内周寸法が調整されるようになっている。具体的には、このアジャスター4は、図5が示すように調整ベルト5、6を有している。両者は面ファスナー構造を備えており、互いに接触することによって所定の接着力で接着する。両者のオーバーラップ寸法が大きいほど本体2の内周寸法が小さくなる。
ところで、魚釣りには「鮎釣り」というジャンルがある。この鮎釣りでは、きわめて細いライン(釣糸)が使用される。このようなラインはきわめて柔らかく且つ風に吹かれやすく、釣人にとっては扱い難いものである。そのため、実釣中にラインがウェアや上記キャップ1等に引っかかることもある。特に釣糸が上記アジャスター4に引っ掛かった場合には、引っ掛かったラインを取り外す作業も容易ではなく、釣人は、非常に煩わしい作業を強いられることになる。
そこで、本発明の目的は、きわめて細いラインを使用する魚釣りにおいても、ラインが引っ掛かることのないキャップを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係るキャップは、着用者の頭部が挿入される開口を有するキャップ本体と、上記開口の周縁寸法を調整するための調整ベルトと、調整ベルトが係合される係合部材とを有し、調整ベルトは、係合部材に巻き掛けられ且つ当該調整ベルトの内側に折り重ねられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、キャップ本体のサイズ、すなわち着用者の頭部が挿入される開口の周縁寸法が調整ベルトによって調整される。具体的には、調整ベルトが係合部材に巻き掛けられ、当該係合部材を滑車として引っ張られることにより、キャップのサイズが小さくなる。この調整ベルトは、係合部材によって折り返され、当該調整ベルトの内側に折り重ねられる。したがって、調整ベルトの折り返された部分が外側に露出することがなく、キャップ本体の外周面は滑らかな面となる。
(2) 上記キャップ本体が上記開口に連続して形成された切欠部を有し、上記調整ベルトが上記切欠部の一方縁部に設けられ、上記係合部材が上記切欠部の他方縁部に設けられているのが好ましい。この構成では、開口に連続して切欠部が設けられているから、調整ベルトによって上記開口の周縁寸法が変更されたときは、この切欠部が変形する。したがって、キャップ本体のサイズが調整された場合であっても、キャップ本体の開口にしわが発生することはなく、キャップの見栄えが悪くなることはない。
上記係合部材は、リング部材からなるのが好ましい。これにより、着用者は調整ベルトを円滑に引っ張ることができ、簡単にサイズ調整することができる。また、上記調整ベルトは、面ファスナーによって折重状態が保持されているのが好ましい。これにより、調整ベルトは、簡単且つ確実に保持されるので、キャップ本体の寸法調整が一層簡単なものとなる。
本発明によれば、調整ベルトがキャップ本体の内側に折り返されるから、キャップ本体の外周面は滑らかな面となる。その結果、きわめて細いラインを使用する魚釣りにおいても、ラインが調整ベルト等に引っ掛かることがなく、釣人は、快適に釣りを楽しめる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るキャップの斜視図である。
このキャップ10は、魚釣り等のアウトドアスポーツに好適に使用される。キャップ10は、キャップ本体11と、キャップ本体11のサイズを調整するサイズ調整機構12とを備えている。
キャップ本体11は、下面に開口13を有する器状に形成されている。釣人(装着者)の頭部がこの開口13に嵌め込まれるようになっている。キャップ本体11の前方に鍔14が設けられている。この鍔14は、上記開口13の前方縁部に縫いつけられ、前方に突出している。キャップ本体11は複数の生地15からなり、各生地15は、同図が示すように立体的に縫製されている。各生地15の上端は、キャップ本体11の頂部30において束ねられ、互いに縫いつけられている。したがって、キャップ本体11の頂部30は、各生地15が滑らかに連続され、凹凸が形成されていない。本実施形態では、キャップ本体11は6枚の生地15からなるが、生地15の数は、何ら制限を受けることはない。
生地15は、たとえばタブルラッセル編機により形成される編地が採用され得る。この生地15は、表裏二層の編地と、これら編地を間隔をあけて連結する連結糸とから構成される。具体的には、表編地と裏編地とが連結糸で連結され、各編地がそれぞれメッシュ状に形成されている。すなわち、二重編地の厚さ方向および当該方向に直交する方向に空隙が設けられている。したがって、この二重編地は、軽量でありながら通気性に優れている。この生地15を構成する糸条の素材は特に限定されるものではない。たとえば、ナイロン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル等の合成繊維や再生繊維のほか、ウール、木綿等の天然繊維が採用され得る。上記二層編地を連結する連結糸は、低密度(嵩が高い)と適度な反発力(弾性力)を備えながら、通気性を備えたものが好ましい。もっとも、生地15を構成する材料は、特に限定されるものではない。
図2は、キャップ10の後部拡大斜視図である。
キャップ本体11の後部に切欠部16が設けられている。同図が示すようにこの切欠部16は、上記生地15がアーチ状に切り込まれることによって構成されている。この切欠部16の作用効果については後述される。
また、図1が示すように、キャップ本体11は連結部17を備えている。この連結部17は、キャップ本体11に設けられたポケット18と、固定ピン19と、固定ピン19に結びつけられた紐20とを備えている。ポケット18は、キャップ本体11の側面に生地21が袋状に縫いつけられることによって構成されている。固定ピン19は、この生地21を挟み付けることによって、当該生地21に固着することができる。なお、固定ピン19は、既知の構造であって、生地21に自在に着脱することが可能である。紐20の一端は固定ピン19に連結され、他端は、図2が示すようにキャップ本体11に固定されている。釣人がこのキャップ10を使用するときは、上記固定ピン19をキャップ本体11から外し、ウェア等に固定する。具体的には、固定ピン19がウェアの生地を挟み付ける。これにより、強風時においてもキャップ10が釣人の頭部から飛び去ってしまうことはない。
図2が示すように、サイズ調整機構12は、リング部材22(係合部材)と、これに巻き掛けられた調整ベルト23とを備えている。また、図3は、この調整ベルト23がリング部材22から取り外された状態を示す斜視図である。前述のようにサイズ調整機構12は、キャップ本体11のサイズを調整するものであるが、具体的には、上記調整ベルト23が操作されることによって、キャップ本体11の上記開口13の周縁寸法が調整される。
調整ベルト23は細長矩形状を呈し、その基端部が上記切欠部16の一方の縁部24に縫いつけられている。調整ベルト23の内側にファスナー25が取り付けられている。具体的には、調整ベルト23の基端部の内側にフックテープ26が取り付けられ、調整ベルト23の先端部の内側にループテープが取り付けられている。したがって、調整ベルト23が折り返されることによって、二つ折れ状態で調整ベルト23が折り曲げられ、当該状態が保持されるようになっている。
リング部材22は、例えば樹脂(典型的にはポリオキシメチレン、ナイロン、ポリエチレン)又は金属(典型的には真鍮)からなる。リング部材22は、上記切欠部16の他方の縁部28に取り付けられている。具体的には、連結帯29が上記他方の縁部28に縫いつけられ、リング部材22がこの連結帯29に挿通されている。もっとも、リング部材22が直接に上記他方の縁部28に固定されていてもよい。
図2が示すように、上記調整ベルト23は、このリング部材22に挿通されている。具体的には、調整ベルト23の先端部がリング部材22に挿通され、当該先端部が当該調整ベルト23の基端部の内側に重ね合わされている。すなわち、調整ベルト23は、リング部材22に対して当該キャップ本体11の外側から内側に向かって巻き掛けられ、且つ当該調整ベルト23の内側に折り重ねられている。
本実施形態に係るキャップ10では、調整ベルト23がリング部材22に巻き掛けられる。このとき、リング部材22は、調整ベルトが巻き掛けられた滑車として機能し得る。そして、調整ベルト23が引っ張られることにより、キャップ本体11の開口13の周縁寸法(すなわち、キャップ10のサイズ)が小さくなる。しかも、この調整ベルト23は、リング部材22を起点として折り返され、当該調整ベルト23の内側に折り重ねられる。したがって、調整ベルト23の折り返された部分(先端部)が外側に露出することがなく、キャップ本体11の外周面は滑らかな面となる。その結果、例えば釣人がきわめて細いラインを使用する場合においても、ラインが調整ベルト23に引っ掛かることがなく、釣人は、快適に釣りを楽しめる。
また、本実施形態では、キャップ本体11の開口13に連続して切欠部16が設けられているから、調整ベルト23によって開口13の周縁寸法が変更され他場合には、この切欠部16が変形する。換言すれば、キャップ本体11のサイズが小さく変更された場合であっても、キャップ本体11の開口13に大きなしわが発生することはなく、したがって、キャップ本体11のサイズが大きく調整された場合であっても、キャップ10の見栄えが悪くなることはない。
特に、調整ベルト23は、上記リング部材22を滑車として引っ張られるから、釣人は、調整ベルト23を円滑に引っ張ることができ、簡単にサイズ調整することができるという利点がある。また、調整ベルト23は、面ファスナー25を備えているので、調整ベルト23は、簡単に折りたたまれ、当該状態が維持される。すなわち、調整ベルト23は、簡単且つ確実に保持されるので、釣人は、キャップ本体11の寸法調整を一層簡単に行うことができる。
加えて、図1が示すように、キャップ本体11の頂部30は滑らかな曲面に形成されていることから、キャップ本体11にラインが引っ掛かることも効果的に防止される。
本発明は、魚釣り等のアウトドアスポーツに使用されるキャップに適用され得る。
10・・・キャップ
11・・・キャップ本体
12・・・サイズ調整機構
13・・・開口
14・・・鍔
15・・・生地
16・・・切欠部
22・・・リング部材
23・・・調整ベルト
24・・・一方の縁部
25・・・面ファスナー
26・・・フックテープ
27・・・ループテープ
28・・・他方の縁部
29・・・連結帯
30・・・頂部
11・・・キャップ本体
12・・・サイズ調整機構
13・・・開口
14・・・鍔
15・・・生地
16・・・切欠部
22・・・リング部材
23・・・調整ベルト
24・・・一方の縁部
25・・・面ファスナー
26・・・フックテープ
27・・・ループテープ
28・・・他方の縁部
29・・・連結帯
30・・・頂部
Claims (4)
- 着用者の頭部が挿入される開口を有するキャップ本体と、
上記開口の周縁寸法を調整するための調整ベルトと、
調整ベルトが係合される係合部材とを有し、
調整ベルトは、係合部材に巻き掛けられ且つ当該調整ベルトの内側に折り重ねられているキャップ。 - 上記キャップ本体は、上記開口に連続して形成された切欠部を有し、
上記調整ベルトは、上記切欠部の一方縁部に設けられ、
上記係合部材は、上記切欠部の他方縁部に設けられている請求項1に記載のキャップ。 - 上記係合部材は、リング部材からなる請求項1又は2に記載のキャップ。
- 上記調整ベルトは、面ファスナーによって折重状態が保持されている請求項1ないし3のいずれかに記載のキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004367584A JP2006169703A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004367584A JP2006169703A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006169703A true JP2006169703A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36670747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004367584A Pending JP2006169703A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | キャップ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006169703A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS609937U (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-23 | 志村 芳直 | 締着用引出しル−プ付水泳帽 |
JPS60105622U (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-18 | 柏原株式会社 | フリ−サイズ形帽子 |
JPH11318517A (ja) * | 1998-05-11 | 1999-11-24 | Ykk Corp | ベルト連結具 |
-
2004
- 2004-12-20 JP JP2004367584A patent/JP2006169703A/ja active Pending
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