JP2006159956A - Webbing take-up device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両等の座席に着座した乗員の身体を長尺帯状のウエビングベルトで拘束するためのシートベルト装置を構成するウエビング巻取装置に係り、特に、モータ等の駆動力でウエビングベルトを巻き取り、収納可能なウエビング巻取装置に関する。 The present invention relates to a webbing retractor constituting a seat belt device for restraining the body of an occupant seated on a seat of a vehicle or the like with a long belt-like webbing belt, and in particular, the webbing belt is driven by a driving force of a motor or the like. The present invention relates to a webbing take-up device capable of taking up and storing.
車両の座席に着座した乗員の身体を長尺帯状のウエビングベルトで拘束するシートベルト装置は、座席の側方で車体に固定されたウエビング巻取装置を備えている。ウエビング巻取装置は、例えば、軸方向が略車両前後方向に沿ったスプール(巻取軸)を備えており、このスプールにウエビングベルトの長手方向基端側が係止されている。スプールはその外周部にウエビングベルトを層状に巻き取ることができ、シートベルト装置を使用しない場合には、スプールの外周部にウエビングベルトを巻き取らせて収容する。 A seat belt device that restrains the body of an occupant seated in a vehicle seat with a long belt-like webbing belt includes a webbing take-up device that is fixed to the vehicle body on the side of the seat. The webbing take-up device includes, for example, a spool (winding shaft) whose axial direction is substantially along the vehicle front-rear direction, and the longitudinal base end side of the webbing belt is locked to the spool. The spool can wind the webbing belt around the outer periphery of the spool, and when the seat belt device is not used, the spool is wound around the outer periphery of the spool.
また、この種のウエビング巻取装置には、モータの駆動力でスプールを回転させてウエビングベルトを巻き取るモータリトラクタや電動リトラクタと称されるものがあり、その一例が下記特許文献1に開示されている。
Also, this type of webbing take-up device is called a motor retractor or an electric retractor that takes up a webbing belt by rotating a spool with a driving force of a motor, and an example thereof is disclosed in
特許文献1に開示されているモータリトラクタでは、ウエビングベルトに設けられたタングプレートがバックル装置から抜け出たこと、すなわち、乗員の身体に対するウエビングベルトの装着状態が解除されたことを、バックルスイッチが検出すると、シートベルト制御装置がモータ駆動回路及びクラッチ切替機構と電源との間の接点を閉じる。接点が閉じられると、クラッチ切替機構がモータとスプールとの間に介在するクラッチを操作して、モータとスプールとを連結させると共に、モータ駆動回路がモータを駆動させる。
In the motor retractor disclosed in
これにより、モータに一定時間電流が流れ、例えば、ウエビングベルトの全格納と称される状態になるのに要する時間だけモータが駆動させられる。このモータの駆動力が減速機構及びクラッチを介してスプールに伝わることでスプールが巻取方向に回転し、ウエビングベルトを巻き取って収納する。
ところで、この特許文献1に開示されている構造では、モータは全格納までに要する時間だけ駆動される構成である。しかしながら、ウエビングベルトの状態によっては、モータの駆動を開始させてもウエビングベルトの巻き取りが行なえなくなる可能性がある。このような状態でも、一定の時間が経過すると、モータへの電流の供給が停止される。したがって、このような場合には、ウエビングベルトが完全に巻き取られずに巻き残しが生じてしまう。
By the way, in the structure disclosed in this
本発明は、上記事実を考慮して、ウエビングベルトを確実に巻き取ることができるウエビング巻取装置を得ることが目的である。 In view of the above fact, an object of the present invention is to provide a webbing take-up device capable of reliably winding a webbing belt.
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、長尺帯状のウエビングベルトの基端部が係止されたスプールを、駆動手段の駆動力で軸周り方向一方の巻取方向に回転させて、前記スプールの外周部に前記ウエビングベルトを巻き取るウエビング巻取装置であって、車両のドアの開閉を検知すると共に、前記ドアの閉状態で閉信号を出力するドア開閉検出手段と、前記駆動手段が駆動開始してから前記スプールを所定角度又は所定時間回転させた状態で前記駆動手段を停止させると共に、前記駆動手段を駆動停止させた後に前記閉信号が入力されることで前記駆動手段の駆動を再開させる制御手段と、を備えることを特徴としている。 In the webbing take-up device according to the first aspect of the present invention, a spool in which a base end portion of a long belt-like webbing belt is locked is rotated in one winding direction around the axis by the driving force of the driving means. A webbing take-up device for winding the webbing belt around the outer periphery of the spool, the door opening / closing detecting means for detecting the opening / closing of the door of the vehicle and outputting a closing signal when the door is closed; The drive means is stopped by rotating the spool at a predetermined angle or for a predetermined time after the drive means starts driving, and the drive is stopped by driving the drive means to stop the drive means. And control means for resuming driving of the means.
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、スプールから引き出された長尺帯状のウエビングベルトを座席に着座した乗員が、身体に掛け回してウエビングベルトを装着することで乗員の身体がウエビングベルトにより拘束される。
According to the webbing take-up device of the present invention as set forth in
また、駆動手段を駆動させると、駆動手段の駆動力でスプールの軸周り一方である巻取方向にスプールを回転する。巻取方向にスプールが回転することで、ウエビングベルトが長手方向基端側からスプールの外周部に層状に巻き取られる。 Further, when the driving means is driven, the spool is rotated in the winding direction which is one side around the spool axis by the driving force of the driving means. By rotating the spool in the winding direction, the webbing belt is wound in layers on the outer peripheral portion of the spool from the longitudinal base end side.
したがって、乗員の身体に対するウエビングベルトの装着状態が解除された際に駆動手段を駆動させれば引き出されたウエビングベルトがスプールに巻き取られて収納される。 Therefore, if the driving means is driven when the webbing belt is not attached to the occupant's body, the drawn webbing belt is wound around the spool and stored.
ここで、本発明に係るウエビング巻取装置では、上記のように駆動手段が駆動開始してからスプールが所定角度又は所定時間回転して、スプールが所定量ウエビングベルトを巻き取ると、制御手段が駆動手段を一旦停止させる。 Here, in the webbing take-up device according to the present invention, when the spool is rotated by a predetermined angle or a predetermined time after the driving unit starts driving as described above, the control unit is configured to wind the webbing belt by a predetermined amount. The driving means is temporarily stopped.
次いで、例えば、乗員が降車するにあたって乗員がドアを開放し、更に、乗員が降車してドアを閉止すると、ドア開閉検出手段から閉信号が出力される。このように、駆動手段が一旦停止された後に出力された閉信号が制御手段に入力されると制御手段は駆動手段の駆動を再開させる。この駆動手段の駆動再開により、例えば、全格納と称される状態までウエビングベルトが巻き取られる。 Next, for example, when the occupant gets off the door, the occupant opens the door, and when the occupant gets off and closes the door, the door open / close detection means outputs a close signal. In this way, when the closing signal output after the driving unit is temporarily stopped is input to the control unit, the control unit resumes driving of the driving unit. By resuming the driving of the driving means, for example, the webbing belt is wound up to a state called full storage.
以上説明したように、本発明では、ウエビングベルトの巻き取りをより一層確実に行なって収納できる。 As described above, in the present invention, the webbing belt can be more reliably wound and stored.
<本実施の形態の構成>
図1には本発明の一実施の形態に係るウエビング巻取装置10の全体構成の概略が正面断面図によって示されている。また、図2にはウエビング巻取装置10を適用したシートベルト装置12の概略が正面図によって示されている。
<Configuration of the present embodiment>
FIG. 1 is a front sectional view schematically showing the overall configuration of a webbing take-up
図1に示されるように、ウエビング巻取装置10はフレーム20を備えている。フレーム20は平板状の背板22を備えており、背板22がボルト等の図示しない締結手段によって、例えば、車両24のセンターピラー26(図2参照)の下端部近傍にて車体に固定され、これにより、本ウエビング巻取装置10が車体に取り付けられる。
As shown in FIG. 1, the webbing take-
背板22の幅方向両端からは、略車両前後方向に互いに対向した一対の脚板28、30が互いに平行に延出されている。これらの脚板28、30間には略円筒形状のスプール32が配置されている。
From both ends in the width direction of the
スプール32は軸方向が脚板28、30の対向方向とされており、自らの軸周りに回転可能とされている。また、スプール32には長尺帯状のウエビングベルト34の長手方向基端部が係止されている。
The
ウエビングベルト34はスプール32がその軸周り一方である巻取方向に回転することでスプール32の外周部に基端側から層状に巻き取られて収納される。さらに、ウエビングベルト34を先端側から引っ張れば、スプール32に巻き取られたウエビングベルト34が引き出され、これに伴い、巻取方向とは反対の引出方向にスプール32が回転する。
The
図2に示されるように、本実施の形態に係るウエビング巻取装置10が車両24の運転席用又は助手席用として適用されるのであれば、ウエビングベルト34は車両24のセンターピラー26に沿って略車両上方側へ引き出されている。また、センターピラー26の上端部近傍には、ウエビング巻取装置10と共にシートベルト装置12を構成するショルダアンカ36が車体に取り付けられている。ショルダアンカ36にはウエビングベルト34の通過が可能な程度のスリット孔38が形成されており、スプール32から引き出されたウエビングベルト34は、スリット孔38を通過して略車両下方へ折り返されている。
As shown in FIG. 2, if the webbing take-up
さらに、図2に示されるように、ウエビング巻取装置10の近傍では車体にアンカプレート40が取り付けられており、ウエビングベルト34の先端部がアンカプレート40に係止されている。
Further, as shown in FIG. 2, an
また、アンカプレート40に係止されたウエビングベルト34の先端部と、ショルダアンカ36でのウエビングベルト34の折り返し部分との間には、タングプレート42が、ウエビングベルト34に沿って所定範囲変位可能に設けられている。さらに、車両24の座席44を介してウエビング巻取装置10やアンカプレート40の反対側にはバックル装置46が設けられている。
Further, the
バックル装置46は、タングプレート42の先端側が入り込み可能に設けられており、タングプレート42が先端側からバックル装置46の内部に入り込むと、バックル装置46の内部に設けられたラッチ(図示省略)がタングプレート42に係合して、バックル装置46から抜け出る方向へのタングプレート42の移動を規制する構造になっている。
The
一方、図1に示されるように、スプール32の内側にはトーションシャフト48がスプール32に対して同軸的に設けられている。さらに、スプール32の軸方向に沿った脚板28側の端部には嵌合孔50が形成されている。嵌合孔50は断面形状がスプール32に対して略同軸の略円形で、しかも、嵌合孔50は軸方向一端側へ向けて段階的に内径寸法が大きくなる段付き形状とされている。
On the other hand, as shown in FIG. 1, a
一方、スプール32の軸方向一端側には、ロック機構52が設けられている。ロック機構52はロックベース54を備えている。ロックベース54は嵌合部56を備えている。
On the other hand, a
嵌合部56は嵌合孔50の内周形状に対応してスプール32の軸方向他端側(脚板30側)へ向けて段階的に外形寸法が小さくなる略円柱形状に形成されている。嵌合部56は嵌合孔50の内側でスプール32に対して同軸的に相対回転可能に嵌合孔50に嵌め込まれていると共に、脚板28側のトーションシャフト48の端部48Aが同軸的且つ一体的に連結されている。
The
また、ロック機構52はケース58を備えている。ケース58は脚板28の外側(すなわち、脚板30とは反対側)に設けられており、脚板28にねじ等の締結手段や嵌合爪等の嵌合手段等により脚板28に一体的に固定されている。このケース58の内側には、図示しないラチェットギヤや圧縮コイルスプリング等のロック機構52を構成する部材、更には、ロックベース54を直接又は間接的に巻取方向に付勢する渦巻きばね等が収容されている。
The
ケース58内のラチェットギヤは、スプール32及びロックベース54に対して同軸的且つ相対回転自在にロックベース54に軸支されている。また、ケース58内の圧縮コイルスプリングはその一端がラチェットギヤに係止されており他端はロックベース54に係止されている。
The ratchet gear in the
ロックベース54が回転して圧縮コイルスプリングを圧縮し、又は引っ張ることで圧縮コイルスプリングの付勢力が増加すると、圧縮コイルスプリングがその付勢力でラチェットギヤをロックベース54の回転方向へ付勢してラチェットギヤをロックベース54に追従回転させる構造になっている。
When the urging force of the compression coil spring is increased by the
また、ラチェットギヤには、ロックベース54に取り付けられたロックプレート60が係合しており、引出方向に回転しようとするロックベース54に対してラチェットギヤが追従できない場合(すなわち、ラチェットギヤがロックベース54に対して相対的に巻取方向へ回転した場合)には、ロックプレート60がラチェットギヤに誘導されてスプール32の回転半径方向外方へ移動し、脚板28に形成されている内歯のラチェット歯62に噛み合う。これにより、ロックベース54、ひいては、スプール32の引出方向への回転を規制する。
Further, the ratchet gear is engaged with the
また、ラチェットギヤの半径方向下方には、図示しないロック機構52用の加速度センサが配置されている。この加速度センサは、ラチェットギヤに対して接離移動可能な係合爪と、係合爪のラチェットギヤとは反対側に設けられた鋼球と、鋼球が載置された略皿状の載置部と、を含めて構成されている。 Further, an acceleration sensor for the lock mechanism 52 (not shown) is disposed below the ratchet gear in the radial direction. The acceleration sensor includes an engaging claw that can move toward and away from the ratchet gear, a steel ball provided on the opposite side of the engaging claw to the ratchet gear, and a substantially dish-shaped mounting on which the steel ball is placed. And a mounting portion.
ロック機構52用の加速度センサは、車両急減速状態で鋼球が載置部上で転動すると鋼球が係合爪を押し上げてラチェットギヤに接近移動させ、係合爪をラチェットギヤに係合させてラチェットギヤの回転を規制する。
The acceleration sensor for the
上記のように、ラチェットギヤは圧縮コイルスプリングの付勢力によってロックベース54に追従して回転するが、加速度センサの係合爪がラチェットギヤに噛み合うことでラチェットギヤの回転が規制されると、ラチェットギヤとロックベース54との間で相対回転が生じる。これにより、上記のように、ロックプレート60がラチェット歯62に噛み合う。
As described above, the ratchet gear rotates following the
一方、トーションシャフト48の脚板30側の端部48Bにはスリーブ82が設けられている。スリーブ82は、脚板28側へ向けて開口した有底筒形状に形成されており、その内側にトーションシャフト48の端部48Bが入り込んでトーションシャフト48とスリーブ82とが同軸的且つ一体的に連結されている。
On the other hand, a
スプール32にはスリーブ82に対応して円孔84が形成されている。スリーブ82は円孔84に嵌挿されてスプール32に対して同軸的且つ一体的に連結されている。
A
スリーブ82のトーションシャフト48とは反対側の端面からは軸部86がトーションシャフト48及びスプール32に対して同軸的に延出されている。軸部86は脚板30に形成された円孔88を貫通して脚板30の外側に突出している。
A
また、脚板30の外側には、クラッチフレーム90がねじ等の締結手段や嵌合爪等の固定手段によって脚板30に一体的に取り付けられている。クラッチフレーム90の内側にはクラッチ92が収容されている。クラッチ92はリング状のウオームホイール94を備えている。ウオームホイール94は軸部86に対して同軸的に配置されている。
A
さらに、ウオームホイール94の内側には1乃至複数のパウルが設けられている。パウルはウオームホイール94の回転中心から偏心した位置でウオームホイール94に機械的に連結されており、ウオームホイール94と共に軸部86周りに回転する。また、パウルはウオームホイール94との連結部分にて軸部86と平行な軸周りにウオームホイール94に対して回動可能とされている。
Further, one or more pawls are provided inside the
さらに、ウオームホイール94の軸心部分には図示しないアダプタが設けられている。このアダプタは軸部86に対して同軸的且つ一体的に連結されており、軸部86、ひいてはスプール32と共に一体的に回転する。
Further, an adapter (not shown) is provided on the axial center portion of the
また、このアダプタの外周部にはラチェット歯が形成されており、上記のパウルが回動するとパウルの先端がアダプタの外周部のラチェット歯に係合する。この係合状態では、ウオームホイール94がパウル及びアダプタを介して軸部86が機械的に連結され、巻取方向へのウオームホイール94の回転がパウル及びアダプタを介して軸部86に伝わり、軸部86を巻取方向に回転させる構造になっている。
Further, ratchet teeth are formed on the outer peripheral portion of the adapter, and when the pawl rotates, the tip of the pawl engages with the ratchet teeth on the outer peripheral portion of the adapter. In this engaged state, the
一方、図1に示されるように、スプール32の下方には駆動手段としてのモータ100が設けられている。モータ100は出力軸102が平面視で略凹形状となるフレーム20の開口方向側、すなわち、背板22からの脚板28、30の延出方向側とされており、その先端側は上記のクラッチフレーム90とは別の図示しないギヤケースに入り込んでいる。
On the other hand, as shown in FIG. 1, a
このギヤケースの内部には平歯のギヤ104が収容されている。ギヤ104は出力軸102に対して同軸的且つ一体的に取り付けられている。ギヤケース内におけるギヤ104の回転半径方向側方にはギヤ104よりも十分に歯数が多い平歯のギヤ106が配置されている。
A
ギヤ106は回転軸108がギヤ104と同方向とされており、ギヤ104に噛み合っている。また、ギヤ106にはギヤ106よりも歯数が十分に少ない平歯のギヤ110が同軸的且つ一体的に形成されている。
The
さらに、ギヤケース内におけるギヤ110の回転半径方向側方にはギヤ110よりも十分に歯数が多い平歯のギヤ112が配置されている。
Further, a
ギヤ112は回転軸114がギヤ104〜112と同方向とされており、ギヤ110に噛み合っている。また、ギヤ112の回転軸114はギヤケースを突出して更にクラッチフレーム90内に入り込んでいる。
The
クラッチフレーム90内では回転軸114にウオームギヤ116が回転軸114に対して同軸的且つ一体的に設けられている。ウオームギヤ116は上記のウオームホイール94に噛み合っており、モータ100の出力軸102の回転が、ギヤ104〜112を介してウオームギヤ116に伝わり、ウオームギヤ116が回転すると、ウオームギヤ116の回転がウオームホイール94に伝えられて、ウオームホイール94が回転する。
In the
一方、図1に示されるように、モータ100は、ドライバ122を介してバッテリー124に電気的に接続されており、モータ100はドライバ122を介して通電されることで駆動し、出力軸102を回転させる。また、ドライバ122は制御手段としてのECU126に電気的に接続されている。
On the other hand, as shown in FIG. 1, the
ECU126は、CPU等の演算部、RAMやROM等の記憶部、更には、所定の信号に基づき計時を開始するタイマ回路等を含めて構成されている。また、ECU126からはドライバ122に対して駆動信号Dcsが出力される。ECU126から出力された駆動信号Dcsが入力されと、ドライバ122はモータ100に順方向の電流Idを流してモータ100を正転駆動させる。
The
また、図1に示されるように、ECU126はバックルスイッチ130に電気的に接続されており、バックルスイッチ130から出力される信号BsがECU126に入力される。図2に示されるように、バックルスイッチ130はバックル装置46に内臓されている。
As shown in FIG. 1, the
バックル装置46にタングプレート42が挿し込まれていない状態では、バックルスイッチ130はOFF状態になっており、バックルスイッチ130から出力される信号BsはLowレベルとなっている。これに対して、バックル装置46にタングプレート42が挿し込まれてバックル装置46に対するタングプレート42の装着状態になると、バックルスイッチ130はON状態になり、信号BsはLowレベルからHighレベルに切り替わる。
In a state where the
また、ECU126はドア開閉検出手段としてのカーテシスイッチ136に電気的に接続されており、カーテシスイッチ136から出力される信号CdsがECU126に入力される。図2に示されるように、カーテシスイッチ136はドア134の下側(すなわち、座席44に対応した車両24の乗降口の周縁部)に設けられている。
The
ドア134が乗降口を閉止した状態では、カーテシスイッチ136はOFF状態になっており、カーテシスイッチ136から出力される信号CdsはLowレベルとなっている。これに対して、乗降口をドア134が開放した場合には、カーテシスイッチ136はON状態になり、信号CdsはLowレベルからHighレベルに切り替わる。
In a state where the
さらに、図1に示されるように、ECU126はロック電流検出回路150に電気的に接続されており、ロック電流検出回路150から出力された信号LsがECU126に入力される。
Further, as shown in FIG. 1,
ロック電流検出回路150は、モータ100の駆動回路を構成している。モータ100が通電されて通常どおり出力軸102が回転している状態では、ロック電流検出回路150からLowレベルの信号Lsが出力される。
The lock
しかしながら、モータ100が通電されているにも関わらず、出力軸102の回転が停止することで、モータ100の駆動回路に通常の駆動電流よりも大きなロック電流が流れると、ロック電流検出回路150からHighレベルの信号Lsが出力される。
However, if the lock current larger than the normal drive current flows through the drive circuit of the
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本ウエビング巻取装置10の動作の説明を通して、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
<Operation and effect of the present embodiment>
Next, the operation and effect of the present embodiment will be described through the operation of the webbing take-up
本ウエビング巻取装置10では、スプール32にウエビングベルト34が層状に巻き取られた収納状態で、タングプレート42を引っ張りつつウエビングベルト34を引っ張ると、スプール32に巻き取られたウエビングベルト34が引き出される。
In the webbing take-up
このようにして引き出されたウエビングベルト34を、乗員の身体の前方に掛け回しつつタングプレート42をバックル装置46に挿し込み、バックル装置46にタングプレート42を保持させることで乗員の身体に対するウエビングベルト34の装着状態となる。
The
このように、バックル装置46にタングプレート42が保持されると、バックルスイッチ142から出力される信号BsがLowレベルからHighレベルに切り替わる。
As described above, when the
次いで、例えば、乗員が降車するにあたってバックル装置46によるタングプレート42の保持を解除させると、図4の経過時間T1の状態で示されるように、信号BsがHighレベルからLowレベルに切り替わる。また、ECU126ではECU126のCPUがROMから巻き取り制御プログラムを読み込んでおり、図3に示されるように、ECUステップ200で巻き取り制御プログラムが始動している。
Next, for example, when the holding of the
上記のように、信号BsがHighレベルからLowレベルに切り替わると、ステップ202で信号BsがHighレベルではないと判定され、ステップ204でECU126から駆動信号Dcsが出力される。
As described above, when the signal Bs is switched from the High level to the Low level, it is determined in
ECU126から出力された駆動信号Dcsはドライバ122に入力される。駆動信号Dcsが入力されたドライバ122は、図4の経過時間T1の時点で示されるように、モータ100に電流Idを流し、モータ100を駆動させる。
The drive signal Dcs output from the
モータ100が正転駆動することで、ウオームホイール94が回転するとクラッチ92のパウルが回動してアダプタに噛み合う。これにより、クラッチ92を介して出力軸102とスプール32とが連結状態になり、モータ100の正転駆動力でスプール32が巻取方向に回転させられる。これにより、ウエビングベルト34がスプール32に巻き取られる。
When the
次いで、ステップ206ではECU126のタイマ回路が起動して、モータ100が駆動を開始してからの経過時間tがカウントされる。次に、ステップ208では予め設定された時間tsよりも経過時間tが小さいか否かが判定され、経過時間tが時間tsを超えるまで待機状態となり、その間、モータ100が駆動される。
Next, at
経過時間tが時間tsを超えて図4における経過時間T2の状態になると、ステップ210に進み、ECU126からの駆動信号Dcsの出力が停止される。図4に示されるように、これによってモータ100に対する電流Idの供給が停止されてモータ100が停止する。
When the elapsed time t exceeds the time ts and becomes the state of the elapsed time T2 in FIG. 4, the process proceeds to step 210, and the output of the drive signal Dcs from the
したがって、この状態では、ウエビングベルト34が完全に収納されず(すなわち、所謂「全格納」と称される状態にまでは達せず)、ウエビングベルト34が所定量引き出された状態のままスプール32によるウエビングベルト34の巻き取りが停止される。
Therefore, in this state, the
次いで、ステップ212では信号CdsがHighレベルであるか否かが判定され、信号CdsがHighレベルになるまで待機状態になる。
Next, at
この状態で、図4の経過時間T3の時点で示されるようにドア44が開放されると信号CdsがLowレベルからHighレベルに切り替わる。これにより、ステップ214に進む。ステップ214では再び、信号CdsがHighレベルであるか否かが判定され、信号CdsがLowレベルになるまで待機状態になる。
In this state, when the
この状態から、図4の経過時間T4の時点で示されるように、例えば、乗員が降車してドア44が閉止されて信号CdsがHighレベルからLowレベルに切り替わると、ステップ216で ECU126から駆動信号Dcsが再度出力される。ECU126から出力された駆動信号Dcsがドライバ122に入力されると、図4の経過時間T4の時点で示されるように、モータ100に電流Idが流されてモータ100の駆動が再開される。
From this state, as shown at the time T4 in FIG. 4, for example, when the occupant gets off and the
次いで、ステップ218ではロック電流検出回路150からの信号LsがHighレベルであるか否かが判定され、Highレベルの信号LsがECU126に入力されるまで待機状態になり、その間、モータ100が駆動される。
Next, at
このようにして、ウエビングベルト34の巻き取りが再開された後に、図4の経過時間T5に到達して全格納と称される状態までウエビングベルト34が巻き取られると、ウエビングベルト34の長手方向に沿ってウエビングベルト34に作用する張力によってスプール32の巻取方向の回転が不能になる。
In this way, after the
このように、スプール32の巻取方向の回転が不能になることで出力軸102の回転が不能になる。但し、この状態でもモータ100には電流Idが流される。このように、出力軸102の回転が不能であるにもかかわらず、モータ100に電流が流され続けると、モータ100に流れる電流が増加して所謂「ロック電流」が流れる。
As described above, the rotation of the
このようにしてロック電流が流れると、ロック電流検出回路150から出力される信号LsがLowレベルからHighレベルに切り替わる。これにより、Highレベルの信号LsがECU126に入力されると、ステップ218からステップ220に進み、ECU126からの駆動信号Dcsの出力が停止される。図4に示されるように、これによってモータ100に対する電流Idの供給が停止されてモータ100が停止し、ウエビングベルト34の巻き取りが終了する。
When the lock current flows in this way, the signal Ls output from the lock
ここで、本実施の形態では、上記のように、ウエビングベルト34が全格納と称される状態になるよりも前、すなわち、ウエビングベルト34が一定量伸び出した状態でウエビングベルト34の巻き取りが停止され、ドア44の開閉がなされた後、すなわち、乗員が降車したとみなされる状態になってから、ウエビングベルト34の巻き残し分を巻き取る。
Here, in the present embodiment, as described above, the
なお、本実施の形態では、モータ100が駆動開始してから一定時間経過した状態でモータ100を一旦停止させる構成であったが、このようなモータ100を一旦停止させるタイミングを時間的に設定する構成に限定されるものではない。例えば、モータ100の出力軸102やスプール32の回転量を基準にしてモータ100を一旦停止させる構成にしてもよい。
In the present embodiment, the configuration is such that the
また、本実施の形態では、バックル装置46からタングプレート42を取り外した直後からモータ100を駆動させ、1回目のウエビングベルト34の巻き取りを行なう構成であった。しかしながら、バックル装置46からタングプレート42を取り外してから所定時間が経過してからモータ100を駆動させて1回目のウエビングベルト34の巻き取りを行なう構成としてもよい。
In the present embodiment, the
10 ウエビング巻取装置
24 車両
32 スプール
34 ウエビングベルト
44 座席
100 モータ(駆動手段)
126 ECU(制御手段)
136 カーテシスイッチ(ドア開閉検出手段)
DESCRIPTION OF
126 ECU (control means)
136 Courtesy switch (door open / close detection means)
Claims (1)
車両のドアの開閉を検知すると共に、前記ドアの閉状態で閉信号を出力するドア開閉検出手段と、
前記駆動手段が駆動開始してから前記スプールを所定角度又は所定時間回転させた状態で前記駆動手段を停止させると共に、前記駆動手段を駆動停止させた後に前記閉信号が入力されることで前記駆動手段の駆動を再開させる制御手段と、
を備えることを特徴とするウエビング巻取装置。 A webbing that winds the webbing belt around the outer periphery of the spool by rotating a spool, in which the base end of the long belt-like webbing belt is locked, in one winding direction around the axis by the driving force of the driving means. A winding device,
Door opening / closing detection means for detecting opening / closing of a vehicle door and outputting a closing signal when the door is closed;
The drive means is stopped by rotating the spool at a predetermined angle or for a predetermined time after the drive means starts driving, and the drive is stopped by driving the drive means to stop the drive means. Control means for resuming driving of the means;
A webbing take-up device comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004350340A JP2006159956A (en) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | Webbing take-up device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004350340A JP2006159956A (en) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | Webbing take-up device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006159956A true JP2006159956A (en) | 2006-06-22 |
Family
ID=36662450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004350340A Pending JP2006159956A (en) | 2004-12-02 | 2004-12-02 | Webbing take-up device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006159956A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008247276A (en) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Takata Corp | Seat belt winder, seat belt device, and seat belt winding method |
JP2012101757A (en) * | 2010-11-12 | 2012-05-31 | Tokai Rika Co Ltd | Webbing take-up device |
JP2016155451A (en) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 株式会社東海理化電機製作所 | Webbing winding device |
-
2004
- 2004-12-02 JP JP2004350340A patent/JP2006159956A/en active Pending
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