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JP2006148366A - データ処理方法、データ記録装置及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ処理方法、データ記録装置及びデータ伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数チャネルにわたってエラーが生じる2次元的なバーストエラーに対しても、同一の誤り訂正符号語に属するデータブロックの数を低減する。
【解決手段】 誤り訂正符号により符号化された16の誤り訂正符号語(RS積符号語)のいずれかに属するデータブロック(C1符号語)を16チャネルの記録トラックに分配する際に、16本の記録トラック上で、記録トラック内のデータ配列方向あるいはそれに交差する記録トラック並び方向において連続する16個のデータブロックはすべて異なる誤り訂正符号語に属し、1記録トラック内で連続した3個のデータブロックが、連続した4本の記録トラックにわたって占める領域、または1記録トラック内で連続した4個のデータブロックが、連続した3本の記録トラックにわたって占める領域中に存在するデータブロックが、すべて異なる誤り訂正符号語に属するように、上記符号化データを各記録トラックに分配する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、データ処理方法、データ記録装置及びデータ伝送装置に関し、デジタルデータを、磁気テープ記録装置や光ディスク装置等に記録またはマルチ入力−マルチ出力(multi-input,multi-output:MIMO)伝送システム等によって伝送する際に、複数の記録トラックまたは複数の通信路上の、ある大きさの領域にわたって発生するバーストエラーを効率良く訂正するために、インターリーブと誤り訂正符号とを組み合わせて符号化するデータ処理方法、データ記録装置及びデータ伝送装置に関する。
デジタルデータを、磁気テープ記録装置や光ディスク記録装置等により記録媒体上に並列に(例えば隣り合って)配置される複数本の記録トラックに記録したり、マルチ入力−マルチ出力(multi-input,multi-output:MIMO)伝送システム等によって伝送する場合に、記録された情報あるいは伝送された情報の一部が連続してエラーとなるバーストエラーが発生することがある。このようなバーストエラー発生の代表的な原因は、例えば磁気テープ記録装置や光ディスク記録装置の場合には、記録メディア上のゴミや再生ヘッドもしくは光ピックアップの不良等が挙げられ、通信装置の場合には、通信路において一時的に発生する大きな外乱ノイズ等が挙げらる。また、記録装置や通信装置にかかわらず、再生されあるいは受信された信号の同期ずれも、バーストエラー発生の大きな原因の一つとして挙げられる。
このようなバーストエラーが生じた信号を効率よく訂正する方法の一つとして、誤り訂正符号とインターリーブ(シャッフリング)とを組み合わせて入力データを符号化する手法が広く用いられている。この時使用される符号パラメータとインターリーブ方式によって、訂正可能なバーストエラーの大きさが決定される。
例えば、磁気テープ記録装置や光ディスク記録装置においては、インターリーブと組み合わせて使用される誤り訂正符号として、2つのリードソロモン(Reed Solomon:RS)符号を組み合わせたRS積符号を用いた例が多い。RS符号とはガロア体(Galois Field:GF)上において定義される符号で、(n,k,d)というパラメータで表され、nは符号語長、kは情報語長、dは符号語間の最小距離を示し、符号語内で最大(d−1)/2個のシンボルエラーを訂正することができることを特徴とする符号である。また、入力データの消失情報が得られる場合には、消失訂正と言われる復号を行うことにより、d−1シンボルまでのエラーを訂正することができる。
RS積符号としてC1(n,k,d),C2(n,k,d)の二種類のRS符号を組み合わせた積符号語の構成の一例を図29に示す。この積符号語を得るには、k×kシンボルの入力データ(積符号情報語){D,D,・・・,Dk1×k2−1}に対して、例えば、まず図29の0,1,・・・,(k−1)列の各列をC2符号により符号化を行い、n−kシンボルのパリティを付加し、その後各行のデータをC1符号により符号化し、n−kシンボルのC1パリティを付加することによって行われる。この積符号語に対し、各行についてC1符号を先に復号する場合、誤り検出されたC1符号語に含まれるデータを消失データとして扱い、C2符号で消失訂正を行うことができる。例えば、複数のC1符号語が、発生したエラーにより訂正不可能であったとしても、各列においてC2復号をする際には訂正不可能であったC1符号語に含まれるシンボルのみがエラーとなるので、積符号語中の、最大でd−1個までのC1符号語のエラーを訂正することができる。
特許文献1には、8個のRS積符号語を、C1符号語をデータブロックとして、記録メディア上の8トラックに記録する際の記録方式が記載されている。
特許文献1に記載されているインターリーブの手法を説明する。例えば積符号として、GF(2)上のC1(240,234,7),C2(64,54,11)のRS符号を用いて、101088バイトの入力データに対し、先頭バイトより12636バイト毎に積符号化する。これにより、図30のような積符号語(15360バイト)を8つ得る。8つの積符号語を構成する512個のC1符号語(240バイト)の全てに、図30の順番で0〜511の番号を与える。インターリーブを行って、これらのC1符号語を、8トラックにわたり図31の形に配置する。ただし、図31中で隣接する記録トラックは、必ずしも記録メディア上で物理的に隣接しているとは限らず、図31中の隣接する記録トラック間には、記録メディア上では他の記録トラックが存在していてもよい。図31中の斜線(ハッチング)を付した区画は、1つ目の積符号語に属するC1符号語であり、同じ積符号語に属するC1符号語は斜め方向に繰り返す形で配置されていることがわかる。これにより、ある1トラックすべてがエラーになるというバーストエラーが発生した場合においても、残りの7トラックのデータが正しく読み取れた場合には、それぞれの積符号語ではバーストエラーの発生したトラックに含まれる8つのC1符号語を除く56個のC1符号語は正しく読み取れているので、C2符号の復号時に消失訂正を行うことにより、正しく復号することができる。
一方、L×L(Lは2以上の自然数)の方陣に、0からL−1までの数字をそれぞれL個ずつ配置するパターンとして、ラテン方陣とよばれるものがある。このラテン方陣においては、方陣の各列、各行について同じ数字が2回以上現れない配置になっている。
特許文献1のインターリーブ方法においては、それぞれの積符号語は先頭の8×8の配置パターンを繰り返す形になっており、この配置パターンがインターリーブを決定している。この8×8の領域を取り出し(図32のA)、C1符号語に対して、そのC1符号語が属する積符号語によって分類し、8つの積符号語毎に0〜7の番号を与えると(図32のB)、8×8のラテン方陣になっている。この図32でも、1つ目(0番)の積符号語に属するC1符号語の区画に斜線(ハッチング)を付している。
また、ラテン方陣の特殊なものとして、非特許文献1に、完全ラテン方陣という配置が紹介されている。
完全ラテン方陣とは、M×M(Mは2以上の自然数)の方陣の各行各列に加え、対角線上にも同じ数字が2回以上現れないという性質を持ち、さらに方陣を図33のような形でM×Mという領域に分割した場合に、分割した各領域に同じ数字が2回以上現れないという特徴を持つラテン方陣である。図33に9×9(M=3)の完全ラテン方陣の例を示す。非特許文献1中では、2つのM×Mの互いに直交するラテン方陣を用いた完全ラテン方陣の生成方法が記されている。この様な配置を元に符号語のインターリーブを行うと、上記特許文献1で示されたインターリーブに比べ、平面的な広がりを持つバーストエラーが起こった場合に、一つの符号語にエラーの集中する確率が低減されると考えられる。
米国特許第6539514号明細書 K. Kim and V. K. P. Kumar, "Perfect Latin Squares and Parallel Array Access", Computer Architecture, 1989, The 16th Annual International Symposium on 28 May - 1 June, pp.372-379, 1989.
ところで、今後、情報記録装置や通信装置において、より高スループットの記録レートや伝送速度を実現するために、記録トラックや通信路の多チャネル化が有効である。例えば、記録媒体上に並列に複数本の記録トラックを有するようなマルチトラック記録方式において、平面的な広がりを持ったバーストエラーがどのように影響を及ぼすかについて考察する。
ここでは、符号化されたデータを一定の長さの最小記録単位(データブロック)に分割して記録または送信する。例えば、上記図30の例では、1つのC1符号語(240バイト)を1データブロックとしている。
上記特許文献1で開示された上記図31と同様の図34に示すようなインターリーブを使用した場合、例えば図34の太線の枠に示すように、3トラックにわたり3つのデータブロック(C1符号語)を含む3×3のサイズの領域ERがエラーになると、3つのデータブロックがエラーになる符号語(積符号語)が存在することになる。図34の例では、太線の枠内で、斜線(ハッチング)を施した上記0番の積符号語に属する3つのデータブロック(C1符号語)がエラーになっていることがわかる。
一方、上記非特許文献1で示されたインターリーブを使用した場合においては、特許文献1に記載の技術に比べて平面的な広がりを持つエラーに対する訂正能力は高くなるが、その性能は十分とは言えない。例えば、図35は、上記図33の9×9の完全ラテン方陣を再び示しているが、この図35中の3×3以下の大きさである太線の枠に示す2×3のサイズの領域ERにも、0が2つ含まれてしまっており、この領域がエラーになった場合には、2つのデータブロックにエラーとなる符号語(積符号語)が存在することになる。また、非特許文献1の方法を用いるには、Mを自然数とした場合、伝送路の数が、Mで表される場合に限られるという問題もある。
このように、ある大きさの領域を考えた場合、そこに含まれるデータブロックのうち、同一の誤り訂正符号語(例えば上記積符号語)に属するものが複数存在する場合、この領域がエラーになった場合には、誤り訂正符号語の中で、複数のデータブロックエラーを含むものが存在することになり、エラー訂正ができなくなる可能性が高くなる。
よって、平面的な領域がエラーになった場合においても、エラーを効率よく訂正するために、その領域に含まれる、同一の誤り訂正符号語に属するデータブロックの数を低減する符号化及びインターリーブ方法が望まれている。これは、複数の伝送路を介してデータ通信を行う場合に、略々同時に複数のチャネルにわたってエラーが生じるような2次元的なバーストエラーが発生した場合にも同様にいえることである。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、記録媒体の複数トラックあるいは複数本の伝送路のような複数チャネルにわたってエラーが生じる2次元的なバーストエラーに対しても、同一の誤り訂正符号語に属するデータブロックの数を低減することができるようなデータ処理方法、データ記録装置及びデータ伝送装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、デジタルデータを所定の誤り訂正符号により符号化し、一定の長さのデータブロックを単位として複数のチャネルに分配する際に、上記チャネル数をN(ただし、N=a×bであり、a,bはいずれも2以上の整数)とするとき、N本のチャネル上で、チャネル内のデータ配列方向あるいはそれに交差するチャネル並び方向において連続するN個のデータブロックはすべて異なる誤り訂正符号語に属し、1チャネル内で連続したa−1個のデータブロックが、連続したb本のチャネルにわたって占める領域、または1チャネル内で連続したa個のデータブロックが、連続したb−1本のチャネルにわたって占める領域中に存在するデータブロックが、すべて異なる誤り訂正符号語に属するように、上記符号化データを各チャネルに分配することを特徴とする。
ここで、上記誤り訂正符号は、リード−ソロモン積符号であり、上記データブロックは、該リード−ソロモン積符号の一方の符号系列の符号語であることが好ましい。
また、上記Nチャネルの各チャネルにそれぞれN個のデータブロックを分配する際のデータ配列を示すN×Nの分配マトリクスは、チャネル内のデータ配列方向に連続するa個のデータブロックが、チャネル並び方向に連続するb本のチャネルにわたって占めるa×bのサイズの領域を単位として、チャネル内のデータ配列方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル並び方向に1チャネル分だけbチャネル内で巡回的にずれた位置に配置され、チャネル並び方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル内のデータ配列方向に1データブロック分だけaデータブロック内で巡回的にずれた位置に配置されるものであることが好ましい。
上記分配されたNチャネルの符号化データを記録媒体の並列配置されたN本の記録トラックに記録することが挙げられ、また、上記分配されたNチャネルの符号化データをN本の並列伝送路を介して伝送することが挙げられる。
上記Nは6以上であることが好ましく、さらに、上記Nは、8,9,16,24のいずれかであることが好ましい。
本発明によれば、Nチャネルの各チャネルにそれぞれN個のデータブロックを分配するためのデータ配列を示すN×Nの方陣において、互いに異なる誤り訂正符号語を示す0からN−1までの数字を各N個ずつ配置する際に、各行各列に同じ数字が2回以上現れないという、ラテン方陣の性質を保ちつつ、素数でない自然数Nについては、Nの任意の1でない約数aと、a×b=Nとなるbについて、いかなる(a−1)×b、またはa×(b−1)の大きさの領域は、すべて異なる数字から構成されるという特徴を持つ。この配置を利用したインターリーブと誤り訂正符号とを組み合わせることにより、直線的なバーストエラーに対しては従来と同等の誤り訂正能力を持ち、また平面的な広がりを持つバーストエラーに対しては従来よりも高い訂正能力を得ることができる。
以下、本発明に係るデータ処理方法、データ記録装置及びデータ伝送装置を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態としてのデータ記録再生装置を概略的に示すブロック図である。この図1を参照しながら、与えられたデジタルデータを符号化してインターリーブ(あるいはシャッフリング)を含むデータ処理を行い、記録媒体上に並列に形成される複数の記録トラックに記録し再生する方法の一例について説明する。
図1に示すデータ記録再生装置において、入力端子11を介して供給されたデジタルデータを符号化部12に送り、誤り訂正符号化及びインターリーブ(シャッフリング)を施し、得られた出力(記録符号)を記録再生部13に送って、記録媒体上に並列に形成される複数の記録トラックに記録し、再生する。記録再生部13からの出力(再生波)は、アナログ等化部14に送られてアナログ等化され、その出力(等化波)がA/D変換部15に送られてデジタルデータ(等化信号)に変換され、符号検出部16に送られる。符号検出部16では、A/D変換部15からのデジタルデータ(等化信号)が符号系列として検出され、得られた検出符号が復号部17にてデータとして復号される。復号部17からの出力(検出情報)は出力端子18より取り出される。
ここで、本発明の実施の形態の具体例として、磁気テープ等のテープ状記録媒体の長手方向に平行な複数本(N本)の記録トラックに対して記録再生を行うようなマルチヘッドリニアテープ記録再生装置の構成を想定する。この場合、符号化部12は、入力端子11からの入力デジタルデータを所定の誤り訂正符号により符号化し、得られた符号化データを一定の長さのデータブロックに分割し、記録媒体上に並列に配置されるN本の記録トラックに対応するNチャネルに振り分ける。なお上記チャネル数Nは、それぞれが2以上の整数a,bにより、N=a×bと表すことができるものである。
図2は、上記マルチヘッドリニアテープ記録再生装置における記録再生部13の記録再生ヘッド部及び記録媒体上の記録トラックの一例を示す説明図である。記録再生部13では、図2に示すように、磁気テープ等のテープ状記録媒体21に対して、N個、例えば16個の記録ヘッドH0〜H15を有するマルチヘッド部22を用いて16本の記録トラック23を形成するように16チャネルのデータが並列に記録し、また16本の記録トラック23から16チャネルのデータを並列的に再生する。マルチヘッド部22の各記録ヘッドH0〜H15は、例えば100μm程度の間隔を有し、テープ状記録媒体21上でもその間隔を持って各記録トラック23が並列に配置される。これらの記録トラック23は、必ずしもテープ状記録媒体21上で物理的に隣接していなくともよく、記録トラック23の隣のトラックとの間に他の記録トラックが存在していてもよい。また、このようなマルチヘッドリニアテープ記録再生装置のみならず、ヘリカルテープ記録再生装置にも本発明の実施の形態を適用可能であり、この場合、テープ状記録媒体上では斜めの記録トラックが隣接して並列に記録形成され、これらの記録トラックの複数本、例えば16本に対して16チャネルのデータが並列に記録再生される。また、光ディスク等のディスク状記録媒体の場合にも同様に適用でき、ディスク径方向に隣接する複数本、例えば16本の並列配置される記録トラックに対して16チャネルのデータが記録再生される。
図1の符号化部12についてさらに説明する。入力端子11を介して符号化部12に供給された入力デジタルデータ(情報語)は、N個の積符号情報語単位に分割され、分割されたデータがそれぞれ符号化され、各積符号情報語単位は、前記図29と共に説明したようなRS積符号のパリティが付加された積符号語となる。ここで、前記図29のRS積符号語の各行がそれぞれ一つのC1符号語に相当し、これを記録単位としてのデータブロックとする。すなわち、一つのC1符号語は一つのチャネル(記録トラック)の連続した領域に一つのデータブロックとして記録される。積符号として符号化する際には、同一のRS積符号語に属するC1符号語(データブロック)が、記録メディア上で離れた位置に記録されるように、インターリーブ(シャッフリング)を含む符号化を行う。このように符号化されて得られた符号化データの各C1符号語(データブロック)にヘッダ情報が付加され、ランダマイズを施され、チャネル符号化を経て記録メディアへと記録される。なお、本明細書において、積符号情報語やC1情報語等の情報語とは、符号語からパリティを除いたものを意味している。
本発明の実施の形態では、デジタルデータを所定の誤り訂正符号、例えばRS積符号により符号化し、一定の長さのデータブロック(C1符号語)を単位としてNチャネル(例えば16チャネル)に分配して、N本の並列配置された記録トラックに記録する。このとき、N本のチャネル上で、チャネル内のデータ配列方向あるいはそれに交差するチャネル並び方向において連続するN個のデータブロックはすべて異なる誤り訂正符号語(RS積符号語)に属し、1チャネル内で連続したa−1個のデータブロックが、連続したb本のチャネルにわたって占める領域、または1チャネル内で連続したa個のデータブロックが、連続したb−1本のチャネルにわたって占める領域中に存在するデータブロックが、すべて異なる誤り訂正符号語に属するように、上記符号化データを各チャネルに分配する。この場合、NチャネルにそれぞれN個のデータブロックを分配するためのN×Nのサイズの分配マトリクス(あるいはインターリーブマトリクス、シャッフリングマトリクス)としては、チャネル内のデータ配列方向に連続するa個のデータブロックが、チャネル並び方向に連続するb本のチャネルにわたって占めるa×bのサイズの領域を単位として、チャネル内のデータ配列方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル並び方向に1チャネル分だけbチャネル内で巡回的にずれた位置に配置され、チャネル並び方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル内のデータ配列方向に1データブロック分だけaデータブロック内で巡回的にずれた位置に配置されるものである。
ここで、上記チャネル数Nをa×bで表すときのa,bについて、a=b=Mとするときの分配マトリクスについて説明する。この場合のMは、1より大きい自然数(2以上の整数)であり、分配マトリクスとなるM×Mのサイズの方陣に従って上記符号化データの各データブロック(C1符号語)を分配(あるいはインターリーブ、シャッフリング)することになる。本発明の実施の形態として、上記図2に示すような16個の記録ヘッドH0〜H15を有するマルチヘッド部22を用いるマルチヘッドリニアテープ記録再生装置の場合には、N=16よりM=4となり、分配マトリクスは、例えば図3に示すような16×16のサイズの方陣となる。この図3に示すような方陣に従って、16の積符号語に属する各データブロック(C1符号語)を、16チャネルの各記録トラックtrack0〜track15 へ分配することになる。図3において、16×16のサイズの方陣内の記号0〜fは、その位置に配置されるデータブロック(C1符号語)が属する16の積符号語の番号を示しており、a〜fは10〜15を表す。例えば、この図3中の斜線(ハッチング)を付した区画は、上記16の積符号語の内の最初の0番の積符号語に属するデータブロックが配置されることを示している。
この図3の分配マトリクスとなる16×16(M×M)のサイズの方陣から明らかなように、16チャネル(Nチャネル)上で、チャネル内のデータ配列方向あるいはそれに交差するチャネル並び方向において連続する16個(N個)のデータブロックはすべて異なる誤り訂正符号語に属し、1チャネル内で連続した3個(a−1個)のデータブロックが、連続した4本(b本)のチャネルにわたって占める領域、または1チャネル内で連続した4個(a個)のデータブロックが、連続した3本(b−1本)のチャネルにわたって占める領域中に存在するデータブロックが、すべて異なる誤り訂正符号語に属するように、上記符号化データを各チャネルに分配している。このような分配マトリクスを得るためには、チャネル内のデータ配列方向に連続する4個(a個)のデータブロックが、チャネル並び方向に連続する4本(b本)のチャネルにわたって占める4×4(a×b)のサイズの領域を単位として、チャネル内のデータ配列方向に隣り合う2つの上記4×4領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル並び方向に1チャネル分だけ4チャネル(bチャネル)内で巡回的にずれた位置に配置され、チャネル並び方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル内のデータ配列方向に1データブロック分だけ4データブロック(aデータブロック)内で巡回的にずれた位置に配置されるような関係を持たせればよい。すなわち、図3の斜線(ハッチング)を付した0番の積符号語に属する区画に着目すると、左上の4×4領域の左上の0番の積符号語に属するデータブロックに対して、右隣の4×4領域では1チャネル分だけ下にずれた位置のデータブロックが同じ0番の積符号語に属しており、さらに右隣の4×4の領域ではさらに1チャネル分だけ下にずれるような位置関係となっている。この1チャネル分のずれは、4×4領域内である4チャネル内で巡回的に生じており、例えば4番の積符号に属するデータブロックの位置については、左上の4×4領域の左下の位置から、右隣の4×4領域の左上の位置にずれている。また、左上の4×4領域の左上の0番の積符号語に属するデータブロックに対して、下隣の4×4領域では1データブロック分だけ右にずれた位置のデータブロックが同じ0番の積符号語に属しており、以下同様に、下隣の4×4領域では1データブロック分だけ右側に4データブロック内で巡回的にずれるような位置関係となっている。
このような本発明の実施の形態の分配マトリクスとなるN×N(例えば16×16)の方陣において、互いに異なる誤り訂正符号語を示す0からN−1までの数字を各N個(16個)ずつ配置する際に、各行各列に同じ数字が2回以上現れないという、ラテン方陣の性質を保ちつつ、いかなる(a−1)×bまたはa×(b−1)の大きさ(3×4または4×3の大きさ)の領域においても、すべて異なる数字から構成されるという特徴を持つ。従って、この配置を利用したインターリーブと誤り訂正符号とを組み合わせることにより、すなわち、本発明の実施の形態となる分配マトリクスに従ってデータブロックの各チャネルへの分配を行うことにより、直線的なバーストエラーに対しては従来と同等の誤り訂正能力を持ち、また平面的な広がりを持つバーストエラーに対しては従来よりも高い訂正能力を得ることができる。
ここで、比較例として、図4は、上記特許文献1に記載の技術における16×16の分配マトリクスを示し、図5は、上記非特許文献1に記載の技術における16×16の分配マトリクスを示している。
一般に、M×Mのサイズの方陣を上記分配マトリクスとして用いる場合に、エラーイベントとして、あるα×βの大きさの領域に含まれるC1符号語(データブロック)がすべてエラーとなる場合を考え、そのエラーイベントが記録メディア上のどの位置に起こった場合においても、訂正保証できる最大エラーイベント数を、表1に示す。
Figure 2006148366
この表1において、Aは特許文献1に記載の技術を用いた場合、Bは非特許文献1に記載の技術を用いた場合、Cは本願発明の実施の形態を用いた場合をそれぞれ示し、dは、前述したRS積符号のC2(n,k,d)符号の最小距離を示す。ただし、各エラーイベントについて、α×βの大きさの領域は重ならないものとする。この表1から、本発明の実施の形態によるインターリーブ方法は、平面的な広がりをもつバーストエラーを、従来の方式よりも効率よく訂正することを可能とすることがわかる。M≧5の場合についても同様の効果が得られる。また、上記非特許文献1の完全ラテン方陣を利用した比較例にくらべ、本発明の実施の形態によるインターリーブ方法を採用した例は、Mが3以上である場合に、平面的なバーストエラーをより効率よく訂正することができる。
次に、図6は、上記図1の符号化部12の概略構成例を示すブロック図であり、図7は、この符号化部12での処理の概略を示すフローチャートである。
図6において、上記図1の入力端子11からの入力データは、符号化部12のバッファ31に送られる。図7のステップS101では、情報語のバッファへの格納として、バッファ31に入力されたデータをバイト単位で順次格納し、その際のバッファへの書き込みのアドレスはアドレス生成器32により生成する。次に、図7のステップS102では、C2パリティ付加として、まずアドレス生成器32からバッファ31の読み出しアドレスが生成され、そのアドレスに従って、バッファ31からC2エンコーダ33へ入力データがバイト単位で送られ、C2情報語がすべて入力された後に、C2エンコーダ33からバイト単位でC2パリティが出力され、アドレス生成器32が生成する書き込みアドレスの示すバッファ31内の位置に格納される。図7のステップS103では、インターリーブおよびC1パリティ付加として、バッファ31内に格納された入力データとC2パリティを、C1エンコーダ34へバイト単位で入力し、このときにアドレス生成器32は、記録メディア上にC1符号語単位でインターリーブして記録されるようにバッファ31からの読み出しアドレスを生成する。C1エンコーダ34は、入力されたデータに対し、C1パリティを計算し、C1パリティバッファ35に格納する。C1パリティバッファ35は「インターリーブされるRS積符号語の数×C1パリティ数」のデータを格納するレジスタにて構成される。C1情報語に相当する部分が入力されている間は、C1情報語がバイト単位でそのまま出力され、C1パリティの計算が完了した後に、C1パリティバッファ35の内容が1バイトずつ出力される。
以下に、C1符号としてGF(2)上のRS(240,234,7)符号、C2符号としてGF(2)上のRS(128,108,21)符号を各々採用し、16個のRS積符号語を、16トラックに記録する場合について説明する。
上記図7のステップS101では、以下のような動作を行う。すなわち、上記図1の入力端子11をバイトの入力データ(data[0,1,・・・・・・,404351])を、RS積介して図6の符号化部12に送られてきた404352符号語内の情報語(RS積符号語から、パリティを除いたもの)に相当する25272バイト毎に、16個に分割する。25272バイトの情報語は、108個のC1符号語に含まれる情報語に相当する。16個の積符号情報語をバッファ31(buf[0,1,・・・・・・,479231])に格納する。
図8は、上記ステップS101のより具体的な動作を説明するためのフローチャートである。この図8において、変数C2_framesは積符号語の数、変数C1_blocksは一つの積符号語に含まれる入力データを含むC1符号語の数、変数C1_infはC1情報語長をそれぞれ示し、変数out_ptr,in_ptrはそれぞれバッファの入出力位置を記憶するポインタである。ステップS111では、これらの変数C2_frames,C1_blocks,C1_inf,out_ptr,in_ptrにそれぞれ初期値を格納し、ステップS112からS118までのforループで、ループ変数iをインクリメントしながら、ステップS112での条件式が満たされている間、ステップS113からS117までの処理を繰り返し行う。ステップS113からS116までのforループでは、ループ変数jをインクリメントしながら、ステップS113での条件式が満たされている間、ステップS114からS115までの処理を繰り返し行う。ステップS114におけるbuf[k]はkバイト目のバッファ、data[k]はkバイト目の入力データを示す。この図8に示す処理においては、まず1つの積符号情報語に相当する入力データを、108個のC1符号語としてバイト単位でバッファに格納する。その後に234×20バイトの領域を空け、続く入力データを同じ方法で格納するという手順を16回繰り返している。これらの操作の後、図6のバッファ31内のデータ(情報語)は、図9の斜線(ハッチング)を付した部分のようになる。この図9の矢印Aが入力データの書き込み方向を示し、領域Bは8つの積符号語の内の1つ目(0番)の積符号情報語領域及びC2パリティ領域を示す。
次に、図10に示すように、234バイト×108ブロックの領域に対して、矢印Cで示す縦方向に108バイト読み出し、バイト単位で図6のC2エンコーダ33に入力する。C2エンコーダ33は上記RS(128,108,21)符号のC2パリティを生成するようになっており、そのパリティ生成多項式は、以下の式(1)で与えられる。
Figure 2006148366
このときのα2は、p2(x)を以下で与えられる式(2)とした場合の、p2(x)=0を満たすxの解である。
Figure 2006148366
図6のC2エンコーダ33に対して108バイトのC2情報語をバイト単位で入力すると、C2エンコーダ33から20バイトのC2パリティ(C2_par[0,1,・・・・・・,19])がバイト単位に順次出力される。このC2パリティを、バッファ31の入力されたC2情報語が書き込まれている列と同じ列の領域(C2パリティ用の領域)に、図10の矢印Dで示される方向に書き込む。これを1つの積符号情報語当たりの234列全てに行い、続けて、残る15個の積符号情報語に対して同じ処理を適用する。この処理は、上記図7のステップS102に相当し、このステップS102の具体的なアルゴリズムを、図11のフローチャートに示す。
この図11において、変数C2_framesは積符号語の数、変数C1_blocksは一つの積符号語に含まれるC1符号語の数、変数C1_infはC1情報語長をそれぞれ示し、変数C1_all_blocksは、積符号語に含まれるC1符号語の総数を示す。図11の最初のステップS121では、これらの変数C2_frames、C1_blocks、C1_inf、C1_all_blocksにそれぞれ初期値を格納する。ステップS125,S128のbuf[j]はjバイト目のバッファデータ、C2_par[j]はjバイト目のパリティをそれぞれ示す。ステップS122からS131までのforループでは、ループ変数iをインクリメントしながら、ステップS122での条件式が満たされている間、ステップS123からS130までの処理を繰り返し行う。ステップS123からS130までのforループでは、ループ変数jをインクリメントしながら、ステップS123での条件式が満たされている間、ステップS124からS129までの処理を繰り返し行う。ステップS124からS126までのforループでは、ループ変数kをインクリメントしながら、ステップS124での条件式が満たされている間、ステップS125の処理を繰り返し行う。ステップS127からS129までのforループでは、ループ変数kをインクリメントしながら、ステップS127での条件式が満たされている間、ステップS128の処理を繰り返し行う。
このような処理が行われた後の図6のバッファ31内のデータは、図12のような状態になり、C2パリティが付加された16個の積符号情報語をバッファ内に得ることができる。
次に、図6のバッファ31からデータを読み出してC1エンコーダ34に送り、C1パリティを付加してC1符号語とし、図1の記録再生部13(の記録符号化器及び記録ヘッド)に送って記録する工程について説明する。テープ状記録媒体に記録する際には、上記図2に示したように、16個の記録ヘッドH0〜H15を用いて16個のC1符号語(データブロック)が16本の記録トラック23に並列に記録される。
図13は、上記図6のC1エンコーダ34の要部の構成例を示すブロック図であり、図13中の乗算器MLはガロア体上の乗算を行うものであり、加算器XRは排他的加算(XOR)を行うものである。このC1エンコーダは、上述したRS(240,234,7)符号をC1符号として生成するようになっており、そのC1パリティ生成多項式は、次の式(3)で与えられる。
Figure 2006148366
このときのα1は、p1(x)を以下で与えられる式(4)とした場合の、p1(x)=0を満たすxの解である。
Figure 2006148366
ここで、図6のバッファ31に、図12に示すようなC2パリティ付きの16個のRS積符号情報語が蓄積されると、各RS積符号情報語(234バイト×128ブロック)からそれぞれ1つのC1情報語(234バイト)が選択され、バイト単位で読み出される。バッファ31から読み出されたC1情報語中の1バイトのデータがC1エンコーダ34に入力されると、C1エンコーダ34では、そのバッファデータが属するC1符号語の計算途中のパリティ値を示す48ビットをC1パリティバッファ35から読み込み、入力された1バイトのバッファデータによりそのパリティ値が更新され、C1パリティバッファ35に送られる。このようにしてC1情報語に対するC1パリティが求められる。16個のRS積符号情報語の各RS積符号情報語(234バイト×128ブロック)からそれぞれ1つのC1情報語(234バイト)、全部で16個のC1情報語分のデータが読み出されてマルチプレクサ(あるいは切換器)36を介して出力された後に、C1パリティバッファ35内に蓄えられた、それぞれの情報語に対応するC1パリティがバイト単位でマルチプレクサ36を介して出力され、図1の記録再生部13に送られて記録メディア(例えばテープ状記録媒体)上の16本の記録トラックに記録される。このとき、アドレス生成器32からヘッド選択(チャネル選択)信号が出力され、例えば上記図3に示したような分配マトリクスに従って各C1符号語(データブロック)の各記録トラック(チャネル)への分配(インターリーブ、シャッフリング)が行われる。
図14は、上記図3に示した分配マトリクスに従ってインターリーブ及び符号化を施した結果として得られる記録トラック上でのRS積符号語の配置を図示するものである。図14中の1区画(1マス)が1つのC1符号語(データブロック)に対応し、同一の積符号語に属するC1符号語は同じ記号(0〜f)で示されている。例えば0番のRS積符号語に属する図中の斜線(ハッチング)を付されたC1符号語は、矢印に示す順番に配置される。図15は、記録トラック上の各データブロック(C1符号語)の配置の一部を、バッファ上でのC1情報語の並び順の番号で示した図である。
一般的に、入力データを本発明の実施の形態のように積符号情報語単位で分割し、パリティを付加した複数の積符号語を記録する場合に、あるデータブロック(C1符号語)の属する誤り訂正符号(RS積符号)の番号がiで、その符号語内でのデータブロック番号をjとすると、そのデータブロックが記録されるトラック番号yと、書き込み方向のデータブロック単位での先頭からの位置xは、以下の計算式(5)、(6)により導出することができる。
Figure 2006148366
これらの式中で、C2_frames は同時に記録されるRS積符号の個数、C1_blocksは積符号語中のC1符号語の数、Nは記録されるトラック数をそれぞれ示す。本発明の実施の形態の例では、C2_flames=16、C1_blocks=128、N=16、a=b=4となる。
この配置を実現するための、図6のバッファ31、35からのデータの読み出し順序と、符号化された積符号語のバイトデータの記録先となる記録トラック(チャネル)の番号は、例えば、図16で示されるフローチャートに従った方法で決定することができる。これは、上記図7のステップS103の処理に相当し、図16のフローチャートは、このステップS103の具体的なアルゴリズムを示すものである。
図16において、変数C2_framesは記録する積符号語の数、変数C1_all_blocksは一つの積符号語中のC1符号語の数、変数C1_bytesはC1符号語長、変数C1_infはC1情報語長、変数C1_parはC1パリティ数をそれぞれ示す。ステップS141では、これらのRS符号のパラメータ(変数C2_frames、C1_all_blocks、C1_bytes、C1_inf、C1_par)がセット(初期化)される。ステップS142からS153までのforループでは、ループ変数iをインクリメントしながら、ステップS142での条件式が満たされている間、ステップS143からS152までの処理を繰り返し行う。ステップS143からS152までのforループでは、ループ変数jをインクリメントしながら、ステップS143での条件式が満たされている間、ステップS144からS151までの処理を繰り返し行う。ステップS144からS151までのforループでは、ループ変数kをインクリメントしながら、ステップS144での条件式が満たされている間、ステップS145からS149又はS150までの処理を繰り返し行う。ステップS145では、読み出すRS積符号の番号が変数rfにセットされる。ステップS146において、書き込みトラック番号(記録ヘッド番号)が変数ohにセットされる。ステップS147において、C1情報語の出力か、C1パリティデータの出力かが選択される。図6のバッファ31からのデータ(C1情報語)の出力選択時には、ステップS148に進む。このステップS148の変数buf は1次元のメモリを表す。C1パリティデータの出力が選択されるときは、ステップS150に進み、図6のC1パリティバッファ35からのデータ(C1パリティ)を読み出す。ステップS150の変数par_buf[i][j]は、i番目のRS積符号語の、j番目のパリティを格納しているレジスタを示す。
このようにして図6の構成の符号化部12から出力され、記録部(図1の記録再生部13)に送られたデータは、図17のブロック図で示されるような記録符号化部にて、ヘッダが付加され、ランダマイズ及び記録符号化が行われ、記録ヘッドを用いて記録メディア上に記録される。この図17において、上述した符号化部から端子41を介して入力されたデータは、ヘッダ生成部42及び切換器43に送られ、切換器43にてヘッダ生成部42で生成されたヘッダが入力データに付加され、ランダマイザ44に送られてランダマイズ処理され、記録符号化器45に送られて変調等の記録符号化がなされ、端子46より取り出されて記録ヘッド(例えば図2のマルチヘッド部22)の各チャネルに送られて、複数(例えば16本)の記録トラックに並列に記録形成される。
以上説明したような本発明の実施の形態によれば、分配マトリクスとなるN×N(例えば16×16)の方陣において、互いに異なる誤り訂正符号語を示す0からN−1までの数字を各N個ずつ配置する際に、各行各列に同じ数字が2回以上現れないという、ラテン方陣の性質を保ちつつ、N=MとなるM(例えばM=4)について、いかなる(M−1)×M又はM×(M−1)の大きさ(例えばいかなる3×4又は4×3の大きさ)の領域でも、すべて異なる数字から構成されるという特徴を持つ。この配置を利用したインターリーブと誤り訂正符号とを組み合わせることにより、直線的なバーストエラーに対しては従来と同等の誤り訂正能力を持ち、また平面的な広がりを持つバーストエラーに対しては従来よりも高い訂正能力を得ることができる。
上記実施の形態においては、上記分配マトリクスとなるM×Mのサイズの方陣として、M=4の場合(16×16のサイズ)について説明したが、これに限定されるものではなく、Mは2,3,5,・・・等の2以上の任意の整数の値を取り得るものである。すなわち、M=2の場合の4×4のサイズの分配マトリクスとしては、例えば図18に示すようなものを用いることができ、M=3の場合の9×9のサイズの分配マトリクスとしては、例えば図19に示すようなものを用いることができ、M=5の場合の25×25のサイズの分配マトリクスとしては、例えば図20に示すようなものを用いることができる。ただし、M=2の場合における例では、平面的なバーストエラーに対する訂正能力は、上記非特許文献1のような完全ラテン方陣を利用した比較例に等しくなる。
また、上記非特許文献1に示すような完全ラテン方陣の配列は、Mを2以上の自然数とした場合にM×Mで表される方陣のみにしか適用することができないが、本発明の実施の形態の配列では、Nが素数でない自然数であるならば、N×Nで表される方陣すべてに適用することができる。
ここで、上記非特許文献1に示すような完全ラテン方陣が適用できない場合の例となる8×8のサイズの分配マトリクスとして、図21に、上記特許文献1におけるラテン方陣を元にした比較例を示し、図22に、N=8、a=4、b=2とした場合の本発明の実施の形態の例を示す。これらの図21、図22に示すような分配マトリクスを用いる場合の訂正保証できる最大エラーイベント数を表2に示す。
Figure 2006148366
この表2は、上記表1と同様に、N=8の場合に、d2をC2符号の最小距離とした場合の、各エラーイベントに対する訂正保証できる最大エラーイベント数を示しており、Aは図21に示す上記特許文献1に記載の技術を用いた場合、Bは図22に示すような本発明の実施の形態の技術を用いる場合をそれぞれ示すものである。この表2により、N=8の場合に、発明の実施の形態の技術が、上記特許文献1に記載の技術に比べ、バーストエラーを効率よく訂正できることがわかる。
次に、図23は、本発明の他の実施の形態として、N=24、a=4、b=6とした場合の分配マトリクスを示す図である。この図23は、24の誤り訂正符号語(積符号語)の番号を0〜23としたときの24チャネルへの分配を示しており、斜線(ハッチング)を付した区画には、1つ目(0番)の誤り訂正符号語(積符号語)に属するデータブロック(C1符号語)が配置されることを示している。
一般的に、Nが素数でない自然数であるならば、N×Nで表される方陣が与えられた場合、これにN種の異なる誤り訂正符号語に属する、それぞれN個のデータブロック(C1符号語)を配置する規則について説明する。N×Nの領域を、まずNの任意の1でない約数aと、a×b=Nとなるbとをもって、横a×縦bの領域複数個に分割する。例えば、N×Nの領域に対して、図24のように、a×bの領域を縦にb個、横にa個並べた場合、左上のC1符号語の座標を(0,0)、右下のC1符号語の座標を(N−1,N−1)とした場合、(i,j)で表されるC1符号語の属するC2符号語がk番目であるとした場合の関係は以下の式(7)で表すことができる。
Figure 2006148366
また、このようなN×Nのサイズの分配マトリクスは、Nチャネルの各チャネルにそれぞれN個のデータブロックを分配する際のデータ配列を示すものであり、Nをそれぞれ2以上の整数a,bの積(N=a×b)で表すとき、チャネル内のデータ配列方向に連続するa個のデータブロックが、チャネル並び方向に連続するb本のチャネルにわたって占めるa×bのサイズの領域を単位として、チャネル内のデータ配列方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル並び方向に1チャネル分だけbチャネル内で巡回的にずれた位置に配置され、チャネル並び方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル内のデータ配列方向に1データブロック分だけaデータブロック内で巡回的にずれた位置に配置されるように構成すればよい。
例えば、上記図23に示すN=24、a=4、b=6の例では、チャネル内のデータ配列方向が横方向、チャネル並び方向が縦方向であり、横方向に隣り合う2つの4×6の領域の間で、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内の縦方向に1チャネル分だけ6チャネル内で巡回的にずれた位置に配置され、縦方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内の横方向に1データブロック分だけ4データブロック内で巡回的にずれた位置に配置されるように構成すればよい。
以上の説明からも明らかなように、N×Nの方陣を分配マトリクスとしてデータブロックを配置する場合に、本発明の実施の形態における方陣を用いると、Nが素数でない自然数であるならば、上記特許文献1に記載の技術よりもエラーを効率よく訂正することがき、Nが6以上であると言う条件の元では、上記非特許文献1に記載の技術よりもエラーを効率よく訂正することができる。
また、2次の積符号に限らず、1次元の符号や、3次以上の高次の積符号を用いる場合においても、本発明によるインターリーブ方法を上記実施の形態と同様に適用することができる。
ところで、上述した本発明の実施の形態においては、入力データの先頭バイトから順番に、積符号情報語に相当する領域毎に分割して積符号化を行い、得られた積符号語をインターリーブして記録する方法を用いているため、符号化部の構成は、上記図6に示したように、積符号情報語とC2パリティとを格納するバッファを持つ構成になっている。しかしながら、本発明を実現するためには、図25の2次元データ配列における積符号情報語に相当する領域に入力データを記録し、それぞれの領域にある情報語を、本発明における方陣を利用して各積符号語に分類し、C2パリティを付加するようにしてもよいため、積符号情報語とC2パリティを蓄えるバッファは必ずしも必要ではない。
本発明の実施の形態に用いられた図6に示す符号化部の構成の別案として、図26に示す符号化部のように、積符号情報語とC2パリティとを蓄えるバッファを持たない構成を用いることができる。
この図26に示す構成も、上記図1の符号化部12として用いることができ、入力端子11からの入力データ(情報語)が図26に示す符号化部12のC2エンコーダ51に送られる。この図26の符号化部12においても、上述した実施の形態の同様に、C1符号としてGF(2)上のRS(240,234,7)符号、C2符号としてGF(2)上のRS(128,108,21)符号を各々採用し、16個のRS積符号語を、16チャネルに分配して記録あるいは伝送するものとする。
図26のC2エンコーダ51には、上記入力端子11からの入力データがバイト単位で順次送られ、入力データと同じC2符号語に属する計算途中のC2パリティ(20バイト=160ビット)がC2パリティバッファ52から読み込まれて、入力された1バイトのデータによりそのパリティ値が更新され、C2パリティバッファ52に書き戻される。C2エンコーダ51からの入力データ(C1情報語)と、C2パリティバッファ52からのC2パリティとが、バイト単位でマルチプレクサ(あるいは切換器)53に送られる。このマルチプレクサ53は制御部54により切換制御される。ここでのC2パリティ付加処理の動作の具体例を、図27のフローチャートに示す。
図27において、変数C2_framesは積符号語の数、変数C1_blocksは一つの積符号語に含まれるC1符号語の数、変数C1_infはC1情報語長をそれぞれ示し、変数C1_all_blocksは、積符号語に含まれるC1符号語の総数を示す。図27の最初のステップS161では、これらの変数C2_frames、C1_blocks、C1_inf、C1_all_blocksにそれぞれ初期値を格納する。ステップS169のC2_par[x]はxバイト目のパリティをそれぞれ示す。ステップS162からS172までのforループでは、ループ変数iをインクリメントしながら、ステップS172での条件式が満たされている間、ステップS163からS171までの処理を繰り返し行う。ステップS163からS171までのforループでは、ループ変数jをインクリメントしながら、ステップS163での条件式が満たされている間、ステップS164からS170までの処理を繰り返し行う。ステップS164からS167までのforループでは、ループ変数kをインクリメントしながら、ステップS164での条件式が満たされている間、ステップS165、S166の処理を繰り返し行う。ステップS168からS170までのforループでは、ループ変数kをインクリメントしながら、ステップS168での条件式が満たされている間、ステップS169の処理を繰り返し行う。
このような処理によって、マルチプレクサ53からバイト単位で出力されたC1情報語は、C1エンコーダ55に送られる。C1エンコーダ55は、入力されたデータに対し、C1パリティを計算し、C1パリティバッファ56に格納し、これらのC1エンコーダ55からのデータ(C1情報語)とC1パリティバッファ56からのC1パリティとがマルチプレクサ57に送られてC1符号語とされる。マルチプレクサ57は制御部54により切換制御されており、マルチプレクサ57からの出力は符号化部12の出力として、上記図1の記録再生部13に送られる。このときのインターリーブ及びC1パリティ付加処理の動作の具体例を、図28のフローチャートに示す。
図28において、変数C2_framesは記録する積符号語の数、変数C1_all_blocksは一つの積符号語中のC1符号語の数、変数C1_bytesはC1符号語長、変数C1_infはC1情報語長、変数C1_parはC1パリティ数をそれぞれ示す。ステップS181では、これらのRS符号のパラメータ(変数C2_frames、C1_all_blocks、C1_bytes、C1_inf、C1_par)がセットされる。ステップS182からS193までのforループでは、ループ変数iをインクリメントしながら、ステップS182での条件式が満たされている間、ステップS183からS192までの処理を繰り返し行う。ステップS183からS192までのforループでは、ループ変数jをインクリメントしながら、ステップS183での条件式が満たされている間、ステップS184からS191までの処理を繰り返し行う。ステップS184からS191までのforループでは、ループ変数kをインクリメントしながら、ステップS184での条件式が満たされている間、ステップS185からS189又はS190までの処理を繰り返し行う。ステップS185では、読み出すRS積符号の番号が変数rfにセットされる。ステップS186において、書き込みトラック番号(記録ヘッド番号)が変数ohにセットされる。ステップS187において、C1情報語の出力か、C1パリティデータの出力かが選択される。C1情報語の出力選択時には、ステップS188に進み、oh番目の記録ヘッドにC1情報語を送る。C1パリティの出力が選択されるときは、ステップS190に進み、図26のC1パリティバッファ56からのデータ(C1パリティ)を読み出し、oh番目の記録ヘッドにC1パリティを送る。
ここで、前述した図6に示すような符号化部を用いる場合には、バッファとして479232バイトが必要になるが、図26の構成を用いる場合には、C2パリティバッファは74880バイトとなる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態となるデータ記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に用いられるマルチヘッドリニアテープ記録再生装置における記録再生ヘッド部及び記録媒体上の記録トラックの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態における分配マトリクスとして用いられる16×16のサイズの方陣の例を示す図である。 特許文献1に記載の技術において分配マトリクスとして用いられる16×16のサイズの方陣の例を示す図である。 非特許文献1に記載の技術において分配マトリクスとして用いられる16×16のサイズの方陣の例を示す図である。 本発明の実施の形態に用いられる符号化部の概略構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に用いられる符号化部での処理の概略を示すフローチャートである。 符号化部における情報語のバッファへの格納処理の具体的な動作を説明するためのフローチャートである。 符号化部のバッファの情報語の格納位置を示す図である。 符号化部のバッファにおけるC2パリティ付加処理の際の読み出し及び書き込み方向を示す図である。 符号化部におけるC2パリティ付加処理の具体的な動作の一例を説明するためのフローチャートである。 符号化部のバッファにおけるC2パリティが付加された状態を示す図である。 符号化部のC1エンコーダの要部の構成例を示すブロック図である。 テープ状記録媒体の各記録トラック上での各RS積符号語に属するデータブロックの配置の一例を示す図である。 図14に示す各記録トラック上の各データブロック(C1符号語)の配置の一部をバッファ上でのC1情報語の並び順の番号で示した図である。 符号化部でのインターリーブ及びC1パリティ付加の具体的な動作の一例を説明するためのフローチャートである。 符号化データを記録媒体に記録するための記録符号化処理部の概略構成の一例を示すブロック図である。 分配マトリクスとしてM×Mのサイズの方陣を用いる実施の形態におけるM=2の場合の例を示す図である。 分配マトリクスとしてM×Mのサイズの方陣を用いる実施の形態におけるM=3の場合の例を示す図である。 分配マトリクスとしてM×Mのサイズの方陣を用いる実施の形態におけるM=5の場合の例を示す図である。 8×8のサイズの分配マトリクスの比較例を示す図である。 本発明の実施の形態の一例となる8×8のサイズの分配マトリクスを示す図である。 本発明の実施の形態の一例となる24×24のサイズの分配マトリクスを示す図である。 N×Nで表される方陣を分配マトリクスとするときの規則を説明するための図である。 複数の記録トラックにデータを配置する際の2次元データ配列における積符号情報語とC1パリティ、C2パリティとの関係を示す図である。 符号化部の構成の他の例を示すブロック図である。 図26の符号化部におけるC2パリティ付加処理の具体的な動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図26の符号化部におけるインターリーブ及びC1パリティ付加処理の具体的な動作の一例を説明するためのフローチャートである。 C1符号とC2符号とを組み合わせた積符号語の構成の一例を示す図である。 複数の積符号語とC1符号語とを示す図である。 複数の積符号語のC1符号語を複数の記録トラックに分配する例を示す図である。 複数の積符号語のC1符号語を複数の記録トラックに分配する分配マトリクスとラテン方陣とを示す図である。 9×9のサイズの完全ラテン方陣の例を示す図である。 図31に従って分配され記録された複数の記録トラック上で平面的なエラーが生じた場合を説明するための図である。 図33に従って分配され記録された記録パターン上で平面的なエラーが生じた場合を説明するための図である。
符号の説明
12 符号化部、 13 記録再生部、 21 テープ状記録媒体、 22 マルチヘッド部、 23 記録トラック、 31 バッファ、 32 アドレス生成器、 33,51 C2エンコーダ、 34,55 C1エンコーダ、 35,56 C1パリティバッファ、 52 C2パリティバッファ、 54 制御部

Claims (9)

  1. デジタルデータを所定の誤り訂正符号により符号化し、一定の長さのデータブロックを単位として複数のチャネルに分配するデータ処理方法において、
    上記チャネル数をN(ただし、N=a×bであり、a,bはいずれも2以上の整数)とするとき、N本のチャネル上で、チャネル内のデータ配列方向あるいはそれに交差するチャネル並び方向において連続するN個のデータブロックはすべて異なる誤り訂正符号語に属し、1チャネル内で連続したa−1個のデータブロックが、連続したb本のチャネルにわたって占める領域、または1チャネル内で連続したa個のデータブロックが、連続したb−1本のチャネルにわたって占める領域中に存在するデータブロックが、すべて異なる誤り訂正符号語に属するように、上記符号化データを各チャネルに分配することを特徴とするデータ処理方法。
  2. 上記誤り訂正符号は、リード−ソロモン積符号であり、上記データブロックは、該リード−ソロモン積符号の一方の符号系列の符号語であることを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法。
  3. 上記Nチャネルの各チャネルにそれぞれN個のデータブロックを分配する際のデータ配列を示すN×Nの分配マトリクスは、チャネル内のデータ配列方向に連続するa個のデータブロックが、チャネル並び方向に連続するb本のチャネルにわたって占めるa×bのサイズの領域を単位として、チャネル内のデータ配列方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル並び方向に1チャネル分だけbチャネル内で巡回的にずれた位置に配置され、チャネル並び方向に隣り合う2つの上記領域の間では、一方の領域内の任意のデータブロックに対して、隣の領域内の同じ誤り訂正符号語に属するデータブロックが上記領域内のチャネル内のデータ配列方向に1データブロック分だけaデータブロック内で巡回的にずれた位置に配置されるものであることを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法。
  4. 上記分配されたNチャネルの符号化データを記録媒体の並列配置されたN本の記録トラックに記録することを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法。
  5. 上記分配されたNチャネルの符号化データをN本の並列伝送路を介して伝送することを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法。
  6. 上記Nは6以上であることを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法。
  7. 上記Nは、8,9,16,24のいずれかであることを特徴とする請求項6記載のデータ処理方法。
  8. デジタルデータを所定の誤り訂正符号により符号化し、得られた符号化データを一定の長さのデータブロックに分割し、記録媒体上に並列に配置される複数本の記録トラックに振り分ける符号化手段と、
    この符号化手段からの符号化データを上記記録媒体の上記複数本の記録トラックに記録する記録手段と
    を有するデータ記録装置において、
    上記記録媒体上に並列に配置される記録トラック数をN(ただし、N=a×bであり、a,bはいずれも2以上の整数)とするとき、
    上記符号化手段は、上記記録媒体の上記N本のトラック上で、トラック内のデータ配列方向あるいはそれに交差するトラック並び方向において連続するN個のデータブロックはすべて異なる誤り訂正符号語に属し、1トラック内で連続したa−1個のデータブロックが、連続したb本のトラックにわたって占める領域、または1トラック内で連続したa個のデータブロックが、連続したb−1本のトラックにわたって占める領域中に存在するデータブロックが、すべて異なる誤り訂正符号語に属するように、上記符号化データを各トラックに分配すること
    を特徴とするデータ記録装置。
  9. デジタルデータを所定の誤り訂正符号により符号化し、得られた符号化データを一定の長さのデータブロックに分割し、複数の伝送路に振り分ける符号化手段と、
    この符号化手段からの符号化データを上記複数の伝送路を通じて伝送する伝送手段と
    を有するデータ伝送装置において、
    上記複数の伝送路のチャネル数をN(ただし、N=a×bであり、a,bはいずれも2以上の整数)とするとき、
    上記N本のチャネル上で、チャネル内のデータ配列方向あるいはそれに交差するチャネル並び方向において連続するN個のデータブロックはすべて異なる誤り訂正符号語に属し、1チャネル内で連続したa−1個のデータブロックが、連続したb本のチャネルにわたって占める領域、または1チャネル内で連続したa個のデータブロックが、連続したb−1本のチャネルにわたって占める領域中に存在するデータブロックが、すべて異なる誤り訂正符号語に属するように、上記符号化データを各チャネルに分配すること
    を特徴とするデータ伝送装置。
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