JP2006142524A - 記録媒体の被覆装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 記録媒体Aを間に挟んだ被覆シートCと補助シートEとを両面から加圧することにより、記録媒体Aの表面及び記録媒体Aの周囲の補助シートEの表面に被覆層を形成する被覆層形成手段8と、被覆層を形成された記録媒体Aを加熱・加圧する被覆層加熱・加圧手段10とを備え、この手段10による加熱・加圧を実行する被覆層再処理状態と、実行しない非加熱処理状態との2状態間で、動作状態を選択可能にする。
【選択図】 図11
Description
すなわち、まず長尺の記録媒体(記録紙)を一定の速度で搬送するとともに、この記録媒体の記録面に対向させて、台紙上にラミネート材が剥離可能に形成された長尺のラミネートシートを供給搬送する。そして、圧着ローラ対により記録媒体とラミネートシートとを積層させた状態で加熱及び加圧して、記録媒体の記録面上に連続的にラミネート材を転写する。その後、ラミネートシートの台紙のみを剥離して記録媒体の記録面上にラミネート加工を施す。
互いに対向して搬送される被覆シートと補助シートとの間に記録媒体を供給するための記録媒体供給手段と、
前記記録媒体を間に挟んだ前記被覆シートと前記補助シートとを両面から加圧することにより、前記記録媒体の表面及び前記記録媒体の周囲の前記補助シートの表面に被覆層を形成する被覆層形成手段と、
表面に前記被覆層を形成された前記記録媒体を加熱・加圧する被覆層加熱・加圧手段とを備え、
前記被覆層加熱・加圧手段による加熱・加圧を実行する被覆層再処理状態と、前記加熱・加圧を実行しない非加熱処理状態との2状態間で、動作状態を選択可能に構成されている点にある。
シート材が例えばラスターペーパー等の低光沢紙の場合は、気泡の残存が問題であるため、被覆層再処理状態で動作させて、これをなくする。
一方、光沢処理を施した高光沢紙の場合は、非再処理状態とすることで、光沢を失う問題を解消することができる。
このように検出機構を設け、動作状態を選択・切り替えすることで、シート材の質が変わっても、仕上がり製品の質を一定以上に保つことが可能となる。
このような加圧設定とすることで、確実に気泡を無くすることができる。
ここで、被覆層形成手段における加圧が8kg/cm2より低いと、被覆層の十分な付着効果を得られない。一方、12kg/cm2より高いと、表面の凹凸(エンボス面)がつぶれてしまうので、ラスターペーパー特有の風合いを残すことが出来なくなるという問題を発生することがあり、さらに、被覆層の形成上の効果は、加圧力の更なる上昇において、顕著に現れない。
一方、被覆層加熱・加圧手段のおける圧力が3kg/cm2より低いと、気泡をシート材内の押し込むという当初の効果を得られない。一方、7kg/cm2より高いと、一度形成されている被覆層にダメージを与える可能性がある。従って、被服層加熱・加圧手段で採用する圧力は、被覆層形成手段で採用する圧力より低く設定することが好ましい。
このローラは、直接、被覆層を加圧するローラとなっているため、このローラの摩擦係数が高いと、一旦形成された被覆層が、このローラに付着する虞がある。しかしながら、上記の低摩擦処理をすることで、このローラ付着の虞を低減できる。
このように、付着物除去手段で付着物を別途除去することにより、被覆層の品質の低下を防止できるとともに、さらに、被覆層がこの付着層により記録媒体から剥がれるのを防止できる。
結果、実質上のメンテナンスフリーな状態を実現できる。
そして、本願にあっては、この被覆層加熱・加圧手段による処理が、被覆層Fに対する再処理となるため、これを再処理と呼び、この処理を実行する動作状態を被覆層再処理状態と、再処理を実行しない動作状態を非再処理状態と呼ぶ。
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る被覆装置の斜視図、図2は、本実施形態に係る被覆装置を幅方向中央付近で切断した断面斜視図、図3は、本実施形態に係る被覆装置を幅方向中央付近で切断した断面図である。
本実施形態においては、ローラ駆動機構3cは、図1に示すように、この被覆装置の全体の駆動を行うモータ13と、このモータ13の駆動力を駆動ローラ3aまで伝達する複数のスプロケット、チェーン及びギヤ等の伝達機構により構成されている。
これまでの説明では、被覆装置が被覆層再処理状態で動作する場合を中心に説明したが、以下、非再処理状態での動作を可能とすべく採用されている本願の構成に関して説明する。
ここで、加圧がかからない状態は、加圧ローラ10bを記録媒体の搬送経路Lから僅かに上方に離間させた状態に位置保持することにより達成される。
(1)上記実施形態においては、被覆層再処理状態と非再処理状態との動作の切り替えは、作業者の手動操作により行うようにしたが、図1に示す紙種判別装置100に加えて、第2加圧機構の加圧、非加圧を選択制御する制御器(図示省略)を設けるとともに、第2加圧機構10、加圧ローラ10bを加圧状態から非加圧状態に状態変更可能な機構(図示省略)を設けて、自動的に動作状態を切り替えるようにしてもよい。また、加圧ローラ10bの退避によることなく、駆動ローラ10a側の退避としてもよい。
(5)上記実施形態においては、第2加圧機構10に備えられる加圧ローラ10bの表面にDLC処理を施す例を示したが、このような低摩擦処理としては、フッ素系樹脂のコーティング処理としてもよい。ローラの表面を低摩擦化する処理を施すのみならず、この種の処理に加えて、あるいは、それらの処理に代えて、このローラの表面に付着した付着物を除去するスクレーパ等の付着物除去手段を備えてもよい。
B 被覆シート
C 被覆シートの基材
D 被覆シートの転写層
E 補助シート
F 被覆層
L 記録紙の搬送経路
3 排出機構
5 記録媒体供給手段
6 被覆シート搬送機構
7 補助シート搬送機構
8 第1加圧機構
9 第1分岐ガイド
10 第2加圧機構
11 第2分岐ガイド
100紙種判別装置
101センサ
Claims (6)
- 記録媒体の表面に被覆層を形成する記録媒体の被覆装置であって、
互いに対向して搬送される被覆シートと補助シートとの間に前記記録媒体を供給するための記録媒体供給手段と、
前記記録媒体を間に挟んだ前記被覆シートと前記補助シートとを両面から加圧することにより、前記記録媒体の表面及び前記記録媒体の周囲の前記補助シートの表面に被覆層を形成する被覆層形成手段と、
表面に前記被覆層を形成された前記記録媒体を加熱・加圧する被覆層加熱・加圧手段とを備え、
前記被覆層加熱・加圧手段による加熱・加圧を実行する被覆層再処理状態と、前記加熱・加圧を実行しない非再処理状態との2状態間で、動作状態を選択可能に構成されている記録媒体の被覆装置。 - 前記記録媒体が低光沢紙から成っている場合に前記被覆層再処理状態で動作し、
前記記録媒体が高光沢紙から成っている場合に前記非再処理状態で動作する請求項1記載の記録媒体の被覆装置。 - 前記記録媒体を構成するシート材の光沢を検出する光沢検出機構を備え、
前記光沢検出機構の検出結果に従って、前記2状態間で動作状態を選択する請求項1又は2記載の記録媒体の被覆装置。 - 前記記録媒体が表面に凹凸を有するラスターペーパーである場合に、前記被覆層形成手段における加圧が8〜12kg/cm2の範囲に設定されるとともに、前記被覆層加熱・加圧手段における加圧が3〜7kg/cm2の範囲に設定される請求項1〜3のいずれか1項記載の記録媒体の被覆装置。
- 前記被覆層加熱・加圧手段を構成するローラで、前記被覆層を加圧するローラの表面を低摩擦面とする低摩擦処理が施されている請求項1〜4のいずれか1項記載の記録媒体の被覆装置。
- 前記被覆層加熱・加圧手段を構成するローラで、前記被覆層を加圧するローラの表面に付着した付着物を除去する付着物除去手段が備えられている請求項1〜5のいずれか1項記載の記録媒体の被覆装置。
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2004
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