JP2006140764A - 無線送受信装置及び調光制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 通信速度を高速にすることなく1組の無線機で制御信号の伝送だけでなく監視データの伝送も可能とすることである。
【解決手段】 制御対象を制御する制御信号を送信し監視データを受信する無線親機と、無線親機から制御信号を受信して制御対象の制御に関する監視データを無線親機に送信する無線子機とを備え、無線親機は、制御対象分の制御信号を送信出力するとともに、その制御信号の送信に要する時間の経過後から次の制御信号が入力されるまでの間を受信モードとし、その受信モードの間に無線子機から監視データを受信する。一方、無線子機は、無線親機からの制御信号の受信後に送信モードに切り換え無線親機の受信モードの間に監視データを無線親機に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】 制御対象を制御する制御信号を送信し監視データを受信する無線親機と、無線親機から制御信号を受信して制御対象の制御に関する監視データを無線親機に送信する無線子機とを備え、無線親機は、制御対象分の制御信号を送信出力するとともに、その制御信号の送信に要する時間の経過後から次の制御信号が入力されるまでの間を受信モードとし、その受信モードの間に無線子機から監視データを受信する。一方、無線子機は、無線親機からの制御信号の受信後に送信モードに切り換え無線親機の受信モードの間に監視データを無線親機に送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線信号により照明負荷の制御を行う無線送受信装置及び調光制御システムに関する。
例えば、コンサートホールや仮設のイベント会場など屋内外の照明設備では、調光操作手段から親機側信号線を介して入力した調光制御信号を無線親機で無線信号化し、複数の無線子機に送信して複数の調光器の制御を行う調光制御システムが実用化されている。また、複数の調光器に調光制御信号を出力する際に、操作卓からの調光制御信号が複数のすべての調光器に伝送されてから、制御同期信号によって照明負荷の制御を開始し、複数の照明負荷の同時制御が行えるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような調光制御システムでは、調光制御信号の通信速度とほぼ同じ通信速度の無線機を使用して、調光操作手段からの調光信号を無線親機から無線子機に伝送し、さらに無線子機から調光器へ調光制御信号を伝送するようにしている。従って、各々の調光器に対して一つの調光制御信号が送信されてから次の調光制御信号が送信されるまでの間の空き時間が小さく、ほぼ連続的に調光制御信号が送信される。
特開2000−195681号公報
しかし、調光器から操作卓へ動作状態や通信状態等の監視データを伝送する機能を付加する場合には、その監視データの伝送のための時間を確保する必要がある。そのために、無線親機及び無線子機には、調光制御信号の通信速度より高速な無線機を使用したり、2組の無線機を使用したりして、監視データの伝送時間を確保しなければならない。
ある程度高速な無線機を使用するとコストが高くなり、また、2組の無線機を使用するとコストが高くなるだけでなく、装置サイズも大きくなる。
本発明の目的は、通信速度を高速にすることなく1組の無線機で制御信号の伝送だけでなく監視データの伝送も可能とした無線送受信装置及び調光制御システムを提供することである。
請求項1の発明に係わる無線送受信装置は、制御対象を制御する制御信号を送信し監視データを受信する無線親機と、前記無線親機から制御信号を受信して前記制御対象の制御に関する監視データを前記無線親機に送信する無線子機とを備え;前記無線親機は、制御対象分の制御信号を送信出力するとともに、その制御信号の送信に要する時間の経過後から次の制御信号が入力されるまでの間を受信モードとし、その受信モードの間に前記無線子機から監視データを受信し;前記無線子機は、前記無線親機からの制御信号の受信後に送信モードに切り換え前記無線親機の受信モードの間に前記監視データを前記無線親機に送信することを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。無線送受信装置は無線親機と無線子機とを含んで構成され、いずれの無線機も例えば制御信号の通信速度とほぼ同じ通信速度の無線機を用いる。
無線親機には、外部から制御対象の制御信号が入力される。無線親機は、例えば外部から制御対象の制御信号が入力されたときは送信モードとして、制御対象分の制御信号を送信出力する。それとともに、その制御信号の送信に要する時間の経過後から次の制御信号が入力されるまでの間を空き時間と判定し、その期間を受信モードとする。そして、その受信モードの間に無線子機から監視データを受信する。一方、無線子機は、無線親機から制御信号を受信し、受信が完了すると送信モードに切り換えて制御対象の制御に関する監視データを無線親機に送信する。
請求項2の発明に係わる調光制御システムは、照明負荷を調光制御する調光制御信号を出力する調光操作手段と;前記調光操作手段から入力した調光制御信号を無線信号化して送信する無線親機と;前記無線親機からの調光制御信号を受信する無線子機と;前記無線子機からの調光制御信号に基づいて照明負荷を制御するとともに自己や照明負荷の監視データを前記無線子機に出力する調光器とを備え;前記無線親機は、調光制御対象である調光器分の調光制御信号を送信出力するとともに、その調光制御信号の送信に要する時間の経過後から次の調光制御信号が入力されるまでの間を受信モードとし、その受信モードの間に前記無線子機から監視データを受信し;前記無線子機は、前記無線親機からの調光制御信号の受信後に送信モードに切り換え前記無線親機の受信モードの間に前記調光器からの監視データを前記無線親機に送信することを特徴とする。
本発明は、請求項1の無線送受信装置を調光制御システムに適用したものである。無線親機及び無線子機は、例えば調光制御信号の通信速度とほぼ同じ通信速度の無線機を用いる。調光操作手段からは調光制御対象である調光器分の調光制御信号のみが出力される。無線親機は、その調光器分の調光制御信号が入力されたときは送信モードとして、その調光制御信号を送信出力する。それとともに、その調光制御信号の送信に要する時間の経過後から次の調光制御信号が入力されるまでの間を空き時間と判定し、その期間を受信モードとする。そして、その受信モードの間に無線子機から監視データを受信する。一方、無線子機は、無線親機から調光制御信号を受信すると、その調光制御信号を調光器に出力し照明負荷を調光制御する。そして、調光制御信号の受信が完了すると送信モードに切り換えて調光器や照明負荷の調光制御に関する監視データを無線親機に送信する。
請求項3の発明に係わる調光制御システムは、請求項2の発明において、1台の前記無線親機に対して、それぞれ異なるID番号を設定した複数台の無線子機を設け、前記無線親機は無線で調光制御信号を送信後に受信モードに切り換え、各無線子機からの監視データを受信し、所定時間経過後に送信モードに戻す機能を有し、前記無線子機は調光制御信号を受信後に送信モードに切り換え、自己の無線ID番号に所定時間を乗じた時間の経過後に監視データを送信するとともに、その後に受信モードに戻すことを特徴とする。
本発明は、1台の無線親機に対して、複数個の無線子機で構成される調光制御システムに適用したものであり、各々の無線子機は、次の調光制御信号が入力されるまでの間の空き時間に、自己の無線ID番号に所定時間を乗じた時間の経過後に監視データを送信する。
請求項4の発明に係わる調光制御システムは、請求項3の発明において、無線親機は、電源投入時に複数台の無線子機に対して周波数チャンネルを順番に切り換えて無線送信し、無線子機からの応答を受信して周波数チャンネルの使用状況を判定するとともに空き周波数チャンネルを確認し、応答のあった無線子機に対し周波数チャンネルを前記空き周波数チャンネルのいずれかに変更設定することを特徴とする。
本発明は、電源投入時に無線親機と無線通信可能な無線子機を認識し、現状で調光制御の可能な調光器を確定するようにしたものである。
請求項1の発明によれば、制御対象分の制御信号の送信に要する時間の経過後から次の制御信号が入力されるまでの間を無線親機の受信モードとし、その受信モードの間に無線子機から無線親機に監視データを伝送するので、通信速度の遅い無線機であっても無線機を増やすことなく、無線子機から無線親機に監視データを伝送できる。
請求項2の発明によれば、調光器分の調光制御信号だけを送信するので、通信速度の遅い無線機であっても、次の調光制御信号が入力されるまでの間の空き時間を確保できる。従って、装置の構造を変更せずに装置サイズもそのままで、操作卓から調光器へ調光制御信号を伝送でき、調光器から操作卓へ監視データも伝送できる。
請求項3の発明によれば、各々の無線子機は、次の調光制御信号が入力されるまでの間の空き時間に、自己の無線ID番号に所定時間を乗じた時間の経過後に監視データを送信するので、1台の無線親機に対して、複数個の無線子機で構成される調光制御システムであっても、各々の調光器から調光操作手段へ伝送時間が重複することなく監視データを適正に伝送できる。
請求項4の発明によれば、無線親機は、電源投入時に無線親機と無線通信可能な無線子機を認識するので、現状で調光制御の可能な調光器を確定できる。また、無線親機から無線子機に対して適当な周波数チャンネルを自動設定できる。
図1は本発明の実施の形態に係わる無線送受信装置を調光制御システムに適用した構成図である。図1では、制御対象は照明負荷であり、制御信号は調光操作手段から出力される調光制御信号である場合を示している。また、無線親機から複数台の無線子機に調光制御信号を送信する場合を示している。
図1において、無線送受信装置は、無線親機11と無線子機12a〜12nとからなり、無線親機11から無線子機12a〜12nに調光制御信号を送信し、無線子機12a〜12nから無線親機11に監視データを送信する。
無線親機11には調光操作手段13が接続されており、また、無線子機12a〜12nには調光器14a〜14nが接続され、その調光器14a〜14nには照明負荷15a〜15nが接続されている。調光操作手段13は照明負荷14a〜14nを調光制御する調光制御信号を無線親機11に出力し、無線親機11は調光操作手段13から入力した調光制御信号を無線信号化して無線子機12a〜12nに送信する。
無線親機は、CPU16及び無線モジュール送受信手段17を有し、調光操作手段13から調光制御信号が入力されると、無線モジュール送受信手段17を介して調光制御信号を送信する。ここで、調光制御信号は、通常、最大で512個の調光レベルデータを含んでいるが、調光制御システムによっては、その512個のすべてを使用するわけではない。例えば、使用している調光レベルが最大の半分である場合には、有効な調光制御信号を送信する時間は半分で済む。すなわち、無線親機11と無線子機12a〜12nの無線伝送において、調光制御システムの全体構成から無線子機12a〜12nに接続される調光器14a〜14n分の調光制御信号のみを送る。
そこで、CPU16は無線子機12a〜12nに接続される調光器14a〜14n分だけの調光制御信号を無線モジュール送受信手段17を介して無線子機12a〜12nに送信する。CPU16は調光器分の調光制御信号の送信に要する時間の経過後から次の調光制御信号が入力されるまでの間を受信モードとする。このようにして、その受信モードの間に無線子機12a〜12nから監視データを受信するための空き時間を確保する。
無線子機12a〜12nは、無線親機11と同様にCPU18a〜18n及び無線モジュール送受信手段19a〜19nを有し、無線モジュール送受信手段19a〜19nを介して無線親機11から調光制御信号を受信する。無線子機12a〜12nのCPU18a〜18nは、通常時は送信モードとしておき無線親機11からの調光制御信号を受信し、受信した調光制御信号を調光器14a〜14nに送信する。これにより調光器14a〜14nは照明負荷15a〜15nを調光制御する。
また、CPU18a〜18nは無線親機11からの調光制御信号の受信後に、無線親機12a〜12nのモードを受信モードから送信モードに切り換える。無線子機12a〜12nが送信モードとなっている間は、無線親機11は受信モードとなっている。そして、その送信モードの間に調光器14a〜14nからの監視データを無線親機11に送信する。
このように、調光制御システムの全体構成から無線子機12a〜12nに接続される調光器14a〜14n分の調光制御信号のみを送り、監視データの伝送時間を確保する。そして、その時間に無線子機14a〜14nから無線親機11へ監視データを伝送することにより、調光制御信号のリアルタイム性を損ねることなく、調光制御と監視データの収集とを実現する。
図2は本発明の実施の形態に係わる無線送受信装置の送受信タイミングを示すタイムチャートである。図2では無線子機12が3台である場合を示している。いま、時点t0で無線親機11が調光制御対象である調光器分の調光制御信号のみの送信を開始したとすると、各々の無線子機12a〜12cは時点t1で調光制御信号の受信を開始する。そして、時点t2で無線親機11が調光制御対象である調光器分の調光制御信号の送信を完了したとすると、各々の無線子機12a〜12cは時点t3で調光制御信号の受信を完了する。この時点t3で無線親機11はモードを送信モードから受信モードに切り換える。
ここで、調光制御信号は、無線親機11から周期的に送信されてくるが、無線親機11から無線子機12a〜12bに調光制御信号を送信する周期は、調光制御信号の最大の調光レベルデータ512個を送信できる周期である。従って、調光制御対象である調光器分の調光制御信号のみの調光レベルデータは最大の512個より少ないので、次の調光制御信号が送信されてくるまでに空き時間Tを確保できる。
この空き時間Tの間に、無線子機12a〜12cから監視データを無線親機11に送信する。すなわち、無線子機12aは時点t3で調光制御信号の受信を完了すると、モードを受信モードから送信モードに切り換え、伝送時間T11の間に監視データを送信し、その後にモードを送信モードから受信モードに切り換える。同様に、無線子機12bは時点t3で調光制御信号の受信を完了すると、モードを受信モードから送信モードに切り換え、伝送時間T12の間に監視データを送信し、その後にモードを送信モードから受信モードに切り換える。無線子機12cも同様に、時点t3で調光制御信号の受信を完了すると、モードを受信モードから送信モードに切り換え、伝送時間T13の間に監視データを送信し、その後にモードを送信モードから受信モードに切り換える。無線親機11は各々の無線子機12a〜12cから送信されてきた監視データを、それぞれ時間T11’、T12’、T13’の間に受信する。
このように、無線親機11が各々の無線子機12a〜12cからの監視データを受信する際には、受信時間をずらして受信するようにしている。これは、無線子機12a〜12cから無線親機11への伝送時間が重複することなく監視データを伝送するできるようにするためである。
伝送時間T11〜T13の時間ずれの設定は、例えば、無線子機12a〜12cの無線ID番号に所定時間を乗じた時間で設定する。すなわち、複数台の無線子機12a〜12cは、1台の無線親機11に対して、それぞれ異なるID番号が設定されて識別できるようになっているので、そのID番号に一定時間T0を乗算して送信タイミングを定める。例えば、ID番号が「1」である無線子機12aは1×T0のタイミングで監視データを送信し、ID番号が「2」である無線子機12bは、2×T0のタイミングで監視データを送信する。これにより、各々の無線子機12a〜12cから無線親機11へ伝送時間が重複することなく監視データを伝送できる。
無線親機11に送信された監視データは調光操作手段13に送信され、必要に応じて表示出力される。これにより、調光操作手段13にて各々の調光器14a〜14bからの監視データを監視できる。
以上の説明では、3個の無線子機12a〜12cの場合について説明したが、3個以上の無線子機12a〜12nの場合も同様に適用できる。また、無線親機11から無線子機12a〜12nには調光制御信号を送信する場合について説明したが、無線親機11から無線子機12a〜12nへの無線による調光制御信号に無線子機12a〜12nや調光器14a〜14nの設定情報を含むようにしてもよい。この場合には、無線親機11から無線子機12a〜12n側の設定ができるので、無線子機12a〜12n側の設定の手間を減らすことができ操作も簡単になる。
次に、図3は無線親機11を内蔵した調光操作手段13の外観構成図である。調光操作手段13には調光制御信号を設定するための複数個のフェーダ20が設けられており、その調光操作手段13に無線親機11を内蔵して取り付ける。無線親機11のアンテナ21は取付溝部22に装着され、取付溝部22の上部は切り欠かれている。これにより、アンテナ21は180°回転できるようになっている。すなわち、図3ではアンテナ21は垂直方向に立っているが、取付溝部22の方向に90°回転することができ、さらに取付溝部22内部方向に向けて90°回転することができる。
無線親機11を操作卓13に内蔵して無線親機11の用途を調光制御信号や監視データの送受信に限定するので、調光制御システムの構成が簡素化でき、専門家でなくても簡単に素早く設置することができる。
図4は無線子機12を搭載した調光器14の外観構成図である。調光器14には無線子機12が搭載されている。無線子機12のアンテナ23は取付溝部24に装着され、取付溝部22は開口している。これにより、アンテナは180°回転できるようになっている。すなわち、図4ではアンテナ21は右方向に向いているが、左右方向にそれぞれ90°回転することができる。図4では調光器14に無線子機12を搭載した場合を示したが、調光器14に無線子機12を内蔵させるようにしてもよい。
次に、無線親機11の周波数チャンネルを探す機能について説明する。無線親機11は、電源投入時に無線親機11と無線通信可能な無線子機12を認識し、現状で調光制御の可能な調光器14を確認する。また、無線親機11から無線子機12a〜12nに対して適当な周波数チャンネルを自動設定する。
図5は無線親機11と無線通信可能な無線子機12を認識する場合の動作を示した調光制御システムの構成図である。無線親機11は、電源投入時に複数台の無線子機に対して周波数チャンネルを順番に切り換えて無線送信する。いま、5台の無線子機12a〜12eがあり、無線有効範囲25内に3台の無線子機12b、12c、12eが位置し、無線有効範囲25外に2台の無線子機12b、12cが位置するとする。無線親機11は、電源投入後に周波数チャンネルを1チャンネルからmチャンネルまで切り換えて、空きチャンネル確認データを無線子機12a〜12eに送信する。そして、無線親機11は各々の無線子機12a〜12eからのチャンネルデータの受信を待つ。
まず、無線親機11は空きチャンネル確認データとして1チャンネルを選択して、各々の無線子機12a〜12nに送信する。無線親機11は、空きチャンネル確認データを無線送信後にモードを受信モードに切り換え、無線子機12a〜12nからのチャンネルデータの受信を一定時間待つ。その後に無線親機11を送信に戻し、周波数チャンネルを2チャンネル、3チャンネル〜mチャンネルに順次切り換えて、同様の処理を行う。
無線子機12a〜12nは、空きチャンネル確認データを無線受信したときは、無線子機12a〜12nのモードを送信モードに切り換え、「ID番号×一定時間[s]」後に、自己のチャンネルデータを送信し、無線子機12a〜12nを受信モードに切り換える。チャンネルデータには、無線子機12a〜12nのID番号と設定周波数チャンネル等が含まれる。
図6は無線親機11が無線子機12からチャンネルデータを受信した場合の結果を示した調光制御システムの構成図である。図6に示すように、無線親機11には、無線有効範囲25外の無線子機12a、12dからのチャンネルデータの受信はなく、無線有効範囲25内の無線子機12b、12c、12eからのチャンネルデータを受信する。例えば、無線子機12b、12cの周波数チャンネルは2チャンネル、無線子機12eの周波数チャンネルは5チャンネルであることを受信する。
このように、無線親機11は、各々の無線子機12a〜12eから受信したチャンネルデータに基づいて、自己の送信する無線を受信できる無線子機の数、ID番号、受信周波数の情報を収集し、その情報を調光操作手段に送信する。
無線親機11は無線通信が可能な無線子機12b、12b、12eが使用中の周波数チャンネルを確認し、空いている周波数チャンネルを取得する。例えば、使用中の周波数チャンネルは、2チャンネル及び5チャンネルであることを確認し、それ以外の1チャンネル、3チャンネル、4チャンネル、5チャンネル〜mチャンネルは、空き周波数チャンネルであると判断する。
次に、無線親機11は、空き周波数チャンネルのうち適当な周波数チャンネルZを選択し、無線通信が可能な無線子機12b、12b、12eにて使用中の周波数チャンネルで周波数チャンネルデータZを無線送信し、無線親機11を受信モードに切り換える。すなわち、周波数チャンネルの設定はZチャンネルに設定し、無線子機12b、12b、12eからのチャンネル確認データを待つ、図7は無線親機11から無線子機12に周波数チャンネルデータZを送信している状態を示す調光制御システムの構成図である。
無線子機12b、12b、12eは、周波数チャンネルデータを受信後、周波数チャンネル設定をZチャンネルに設定変更し、無線子機12b、12b、12eを送信モードに切り換え、「ID番号×任意時間[s]」後に、チャンネルデータを無線親機11に送信し、無線子機12b、12b、12eを受信モードに切り換える。図8は無線子機12b、12b、12eから無線親機11に設定変更したチャンネルデータZを送信している状態を示す調光制御システムの構成図である。図8では、周波数チャンネルZとして、Z=1の場合を示している。つまり、無線子機12b、12b、12eの周波数チャンネルは1チャンネルに設定変更された状態を示している。
無線親機11は、周波数チャンネルデータZの送信後の一定時間経過後に、周波数チャンネルZに設定変更された無線子機が一つでもあることが分かれば、調光制御信号の無線送信を開始する。図9は周波数チャンネルが設定変更された後に無線親機11から無線子機12b、12b、12eに調光制御信号が送信されている状態を示す調光制御システムの構成図である。
このように、無線親機11の電源投入時に、無線親機11と無線通信可能な無線子機12a〜12nを認識し、その情報を無線親機11側の調光操作手段13に表示し、調光操作手段13でモニタすることにより、現状で調光制御の可能な調光器14a〜14nを確定する。また、無線親機11から無線通信可能な無線子機12b、12c、12eに対して適当な周波数チャンネルを自動設定する。
発明の実施の形態によれば、調光制御対象である調光器分の調光制御信号だけを送信するので、通信速度の遅い無線機であっても、次の調光制御信号が入力されるまでの間の空き時間を確保できる。また、各々の無線子機は、次の調光制御信号が入力されるまでの間の空き時間に、自己の無線ID番号に所定時間を乗じた時間の経過後に監視データを送信するので、1台の無線親機に対して、複数個の無線子機で構成される調光制御システムであっても、各々の調光器から調光操作手段へ伝送時間が重複することなく監視データを適正に伝送できる。さらに、無線親機は、電源投入時に無線親機と無線通信可能な無線子機を認識するので、現状で調光制御の可能な調光器を確定できる。また、無線親機から無線子機に対して適当な周波数チャンネルを自動設定できる。
11…無線親機、12…無線子機、13…調光操作手段、14…調光器、15…照明負荷、16…CPU、17…無線モジュール送受信手段、18…CPU、19…無線モジュール送受信手段、20…フェーダ、21…アンテナ、22…取付溝部、23…アンテナ、24…取付溝部、25…無線有効範囲
Claims (4)
- 制御対象を制御する制御信号を送信し監視データを受信する無線親機と、前記無線親機から制御信号を受信して前記制御対象の制御に関する監視データを前記無線親機に送信する無線子機とを備え;
前記無線親機は、制御対象分の制御信号を送信出力するとともに、その制御信号の送信に要する時間の経過後から次の制御信号が入力されるまでの間を受信モードとし、その受信モードの間に前記無線子機から監視データを受信し;
前記無線子機は、前記無線親機からの制御信号の受信後に送信モードに切り換え前記無線親機の受信モードの間に前記監視データを前記無線親機に送信することを特徴とする無線送受信装置。 - 照明負荷を調光制御する調光制御信号を出力する調光操作手段と;
前記調光操作手段から入力した調光制御信号を無線信号化して送信する無線親機と;
前記無線親機からの調光制御信号を受信する無線子機と;
前記無線子機からの調光制御信号に基づいて照明負荷を制御するとともに自己や照明負荷の監視データを前記無線子機に出力する調光器とを備え;
前記無線親機は、調光制御対象である調光器分の調光制御信号を送信出力するとともに、その調光制御信号の送信に要する時間の経過後から次の調光制御信号が入力されるまでの間を受信モードとし、その受信モードの間に前記無線子機から監視データを受信し;
前記無線子機は、前記無線親機からの調光制御信号の受信後に送信モードに切り換え前記無線親機の受信モードの間に前記調光器からの監視データを前記無線親機に送信することを特徴とする調光制御システム。 - 1台の前記無線親機に対して、それぞれ異なるID番号を設定した複数台の無線子機を設け、前記無線親機は無線で調光制御信号を送信後に受信モードに切り換え、各無線子機からの監視データを受信し、所定時間経過後に送信モードに戻す機能を有し、前記無線子機は調光制御信号を受信後に送信モードに切り換え、自己の無線ID番号に所定時間を乗じた時間の経過後に監視データを送信するとともに、その後に受信モードに戻すことを特徴とする請求項2記載の調光制御システム。
- 無線親機は、電源投入時に複数台の無線子機に対して周波数チャンネルを順番に切り換えて無線送信し、無線子機からの応答を受信して周波数チャンネルの使用状況を判定するとともに空き周波数チャンネルを確認し、応答のあった無線子機に対し周波数チャンネルを前記空き周波数チャンネルのいずれかに変更設定することを特徴とする請求項3記載の調光制御システム。
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