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JP2006140413A - 固体撮像素子 - Google Patents

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JP2006140413A
JP2006140413A JP2004330810A JP2004330810A JP2006140413A JP 2006140413 A JP2006140413 A JP 2006140413A JP 2004330810 A JP2004330810 A JP 2004330810A JP 2004330810 A JP2004330810 A JP 2004330810A JP 2006140413 A JP2006140413 A JP 2006140413A
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Atsushi Tomosawa
淳 友澤
Hideo Torii
秀雄 鳥井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】 受光部への集光効率が高く、クロストークが少ない固体撮像装置を提供する。
【解決手段】 表面に2次元に配置された複数個の受光部100を備える基板130上に絶縁膜101aが設けられる。絶縁膜に対して受光部とは反対側であって、受光部が配置された領域以外の絶縁膜の領域の上方に層間絶縁膜102が設けられ、受光部が配置された領域に対応する絶縁膜上の領域に、層間絶縁膜に囲まれて、層間絶縁膜よりも屈折率の高い材料によりなる光導波路1が設けられる。光導波路上に集光レンズ2、カラーフィルター3が順に設けられる。集光レンズと受光部との距離が短くなり、光導波路内に斜め入射した光は層間絶縁膜との界面で全反射して受光部に達するため、集光効率が向上し、クロストークが低減する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、構造が簡単で、受光部への集光効率が高く、隣り合う受光部間でのクロストークが少ない固体撮像素子に関する。
近年、固体撮像素子は、デジタルカメラや、カメラ付き携帯電話などに広く使用されている。これらの機器の高機能化、小型化に伴って、それに用いられる固体撮像素子も、多画素化、小型化、高感度化が求められている。これを実現するため、受光部の上方にオンチップマイクロレンズや層内レンズを設けることにより、集光効率の向上を図った固体撮像素子が提案されている。
このオンチップマイクロレンズと層内レンズとの2つのレンズを有する、従来の一般的な固体撮像素子の具体的な構造について、図7を用いて説明する。
図7において、基板130に形成された受光部100の上側(被写体側)に、第1の絶縁膜101a、層間絶縁膜102、層内レンズ103、第1透明膜104、第2透明膜105、カラーフィルター106、保護膜107、オンチップマイクロレンズ108が順次形成されている。被写体からの光は、オンチップマイクロレンズ108で集光され、層内レンズ103でさらに集光されて受光部100に入射する。このように、オンチップマイクロレンズ108及び層内レンズ103で光を集光して受光部100に入射させることにより、撮像素子の感度を向上させている。
なお、図7において、101bは第2の絶縁膜、109は転送電極、110は遮光膜、111はチヤネルストッパ、112は転送チヤネル、113は読み出しゲ−ト部である。
撮像素子に対して垂直に入射した入射光114は、オンチップマイクロレンズ108で集光され、カラーフィルター106で色分離された後、層内レンズ103で再び集光され、層間絶縁膜102を通過して受光部100に入射し、光電変換される。受光部100で発生した信号電荷は、読み出しゲ−ト113から転送チヤンネル112に読み出され、転送電極109により転送される(例えば、特許文献1参照)。
また、前記の従来の一般的な固体撮像素子の層内レンズに代えて、受光部の直上に高屈折率の透明膜からなる光導波路を設けた固体撮像素子が提案されている。この従来の光導波路を有する固体撮像素子の具体的な構成について、図8を用いて説明する。
図8において、受光部100の上側に、第1の絶縁膜101aを挟んで、光導波路1が形成されている。光導波路1は、第1の絶縁膜101a上の、転送電極109、第2の絶縁膜101b、遮光膜110、層間絶縁膜102などに囲まれた領域に形成されており、外側から第1の透明膜119、第2の透明膜120、第3の透明膜121からなり、第1の透明膜119の屈折率は層間絶縁膜102の屈折率よりも高く、また第2の透明膜120及び第3の透明膜121の屈折率は、第1の透明膜119の屈折率よりも低い。この光導波路1の上に、パッシベーション膜116、カラーフィルター117、オンチップマイクロレンズ118が順次形成されている。
被写体からの光は、オンチップマイクロレンズ118で集光され、パッシベーション膜116、カラーフィルター117を通過し、光導波路1に入射し、受光部100に入射する。ここで、光導波路1に入射した光を、層間絶縁膜102と第1の透明膜119との屈折率差によって光導波路1内に閉じ込めて、効率よく受光部100に入射させることにより、固体撮像素子の感度を向上させている。
なお、図8において、111はチヤネルストッパ、112は転送チヤネル、113は読み出しゲ−ト部である。
撮像素子に対して垂直に入射した入射光114は、オンチップマイクロレンズ118で集光され、カラーフィルター117で色分離された後、光導波路1を通過して受光部100に入射し、光電変換される。受光部100で発生した信号電荷は、読み出しゲ−ト113から転送チヤンネル112に読み出され、転送電極109により転送される(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−224251号公報 特開平11−121725号公報
しかしながら、図7に示す従来の一般的な固体撮像素子では、絶縁膜101a、層間絶縁膜102、層内レンズ103、第1透明膜104、第2透明膜105、カラーフィルター106、保護膜107、オンチップマイクロレンズ108など多数の光透過膜が積層されているため、オンチップレンズ108から受光部100までの距離が大きくなる。
この改良型である図8に示す従来の光導波路を有する固体撮像素子でも、光導波路1上にパッシベーション膜116及びカラーフィルター117が積層されているため、図7の固体撮像素子と同様に、オンチップレンズ108から受光部100までの距離が大きくなる。
このため、図7及び図8に示すように、斜めから入射した入射光115が受光部100に集光しない場合がある。このため、集光効率が低下し、得られる画像が暗くなるだけでなく、斜め入射光が隣の画素に入り、クロストークを発生させ、画質を劣化させる原因になるという課題を有していた。
さらに図8の固体撮像素子では、光導波路1が3層の透明膜からなり、構造が複雑で、製造工程が多くなるために、歩留まりが低下するという課題も有していた。
本発明は、上記課題を解決するもので、受光部への集光効率が高く、クロストークが少ない固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像装置は、表面に2次元に配置された複数個の受光部を備える基板と、前記基板上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜に対して前記受光部とは反対側であって、前記受光部が配置された領域以外の前記絶縁膜の領域の上方に設けられた層間絶縁膜と、前記絶縁膜に対して前記受光部とは反対側であって、前記受光部が配置された領域に対応する前記絶縁膜の領域上に、前記層間絶縁膜に囲まれて設けられた、前記層間絶縁膜よりも屈折率の高い材料によりなる光導波路と、前記光導波路上に設けられた集光レンズと、前記集光レンズの表面上に設けられたカラーフィルターとを備えることを特徴とする。
本発明の固体撮像装置によれば、従来の固体撮像素子が備えていた、層内レンズと、層内レンズ上の平坦化膜とがないため、素子全体の高さが低くなる。これにより、オンチップマイクロレンズ(集光レンズ)と受光部との距離が短くなり、斜め方向から入射した光が隣の画素に入射するクロストークを少なくすることができるとともに、受光部への集光効率を向上することができる。更に、オンチップマイクロレンズで集光された光は、光導波路に進入し、斜め方向から入射した光でも、層間絶縁膜との界面で全反射して受光部に達することができるため、集光効率をより向上することができる。
上記の本発明の固体撮像素子は、隣り合う前記集光レンズの間に遮光部を更に備えることが好ましい。これにより、集光レンズに入射した光が隣の画素に伝搬することを防ぎ、斜め方向から入射した光が、隣の画素に入射するクロストークを解消することができるとともに、受光部への集光効率を更に向上することができる。
前記光導波路の材料が、屈折率2.0以上の酸化物であることが好ましい。特に、この酸化物が、酸化チタン(屈折率2.2〜2.5)、酸化タンタル(屈折率2.0〜2.3)、酸化ニオブ(屈折率2.1〜2.3)、酸化ジルコニウム(屈折率2.05)、酸化亜鉛(屈折率2.0)、又は酸化インジウム(屈折率2.0)であることが好ましい。
また、前記層間絶縁膜の材料が、屈折率1.5以下の酸化物であることが好ましい。特に、この酸化物材料が、酸化シリコンを主成分とすることが望ましい。ここで、「主成分」とは、酸化シリコンが75at%以上含有されることをいう。
この様に、光導波路の材料として屈折率の高い材料を用い、層間絶縁膜の材料として屈折率の低い材料を用い、光導波路と層間絶縁膜との間の屈折率の差を大きくすることにより、光導波路に入射し層間絶縁膜との界面に入射した光のうち該界面で全反射する量を増加させて、光を光導波路内に閉じ込めるとともに、層間絶縁膜に漏れ出た光に対しては屈折率の差による集光作用が働くので、効率よく受光部に集光することができる。
また、上記の本発明の固体撮像素子において、前記カラーフィルターの表面上に反射防止膜を更に備えることが好ましい。これにより、入射光を効率よく取り込むことができるため、集光効率を更に向上することができる。
前記反射防止膜の屈折率が、前記カラーフィルターの屈折率よりも小さく、1.0よりも大きいことが好ましい。これにより、入射光の固体撮像素子表面での反射を一層低減させることができる。
前記カラーフィルターが、赤色波長帯域の光を透過させる赤カラーフィルターと、青色波長帯域の光を透過させる青カラーフィルターと、緑色波長帯域の光を透過させる緑カラーフィルターとからなり、前記赤カラーフィルターが配置された1画素と前記青カラーフィルターが配置された1画素と、前記緑カラーフィルターが配置された2画素とを一単位として、前記赤カラーフィルターと前記青カラーフィルターと前記緑カラーフィルターとがベイヤー配列されていてもよい。
あるいは、前記カラーフィルターが、赤色波長帯域の光を透過させる赤カラーフィルターと、青色波長帯域の光を透過させる青カラーフィルターと、緑色波長帯域の光を透過させる緑カラーフィルターとからなり、前記固体撮像素子全体が複数の区画に分割され、それぞれの前記区画に前記赤カラーフィルター、前記青カラーフィルター、又は前記緑カラーフィルターが配置されていてもよい。
あるいは、赤色波長帯域の光を透過させる赤カラーフィルターが、前記カラーフィルターとして全域に設けられた本発明の固体撮像素子と、青色波長帯域の光を透過させる青カラーフィルターが、前記カラーフィルターとして全域に設けられた本発明の固体撮像素子と、緑色波長帯域の光を透過させる緑カラーフィルターが、前記カラーフィルターとして全域に設けられた本発明の固体撮像素子とを配置して固体撮像素子集合体を構成しても良い。
以下、本発明の実施の形態を、具体的な実施例を示しながら、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)の断面図である。シリコン基板130の表面には、光を受光して光電変換を行う受光部100と、チャネルストッパ111と、転送チャネル112と、読み出しゲート部113とが形成されている。これらが形成されたシリコン基板130の表面上に、酸化シリコン(SiO2)からなる第1の絶縁膜101aが形成されている。受光部100の上方(被写体側)には、第1の絶縁膜101aを挟んで、屈折率が2.2の酸化タンタル(Ta25)からなる光導波路1が形成されている。また、チャネルストッパ111、転送チャネル112、及び読み出しゲート部113の上方には、第1の絶縁膜101aを挟んで、ポリシリコン(p−Si)からなる転送電極109と、タングステン(W)からなる遮光膜110とが形成され、この両者は、酸化シリコンからなる第2の絶縁膜101bにより絶縁されている。さらに遮光膜110の上方には、酸化シリコンを主成分とし、ボロンとリンを添加したBPSGからなる、屈折率が1.45の層間絶縁膜102が形成されている。光導波路1の上には、透明樹脂からなる集光レンズ2が形成され、さらに集光レンズ2の表面に、カラーフィルター3が形成されている。
以上のような図1に示す本実施の形態の固体撮像素子の製造方法の一実施例(実施例1とする)を説明する。
まず、P型のシリコン基板130にn型不純物であるリンをイオン注入することにより、フォトダイオードである受光部100を形成した。同様にn型又はp型の不純物イオンを導入することにより、チャネルストッパ111、転送チャネル112、読み出しゲート部113を形成した。
次に、このシリコン基板130上に、熱酸化法や薄膜形成法により、膜厚20nmのシリコン酸化膜からなる第1の絶縁膜101aを形成した。
次に、第1の絶縁膜101a上に、減圧CVD法を用いて膜厚300nmのポリシリコン膜を形成し、その後、ドライエッチングによって選択的にエッチングする方法により、転送チャネル112の上方に、転送電極109を形成した。更に、熱酸化法によって転送電極109の上面及び側面を覆うように、シリコン酸化膜である第2の絶縁膜101bを形成した。この第2の絶縁膜101bによって、転送電極109を周囲から絶縁することができる。
次に、タングステン(W)からなる金属膜を、シリコン基板130上の第1の絶縁膜101aおよび第2の絶縁膜101bを覆うように形成した。続いて、この金属膜上にレジストをパターニングし、異方性ドライエッチング法によりこの金属膜をエッチングすることにより、受光部100の位置に対応する第1の絶縁膜101aの領域上に開口を有し、且つ、転送電極109を遮光する遮光膜110を形成した。
次に、BPSG(ボロン・リン・シリケートガラス)からなる、屈折率が1.5の層間絶縁膜102を形成した。
次に、例えば層間絶縁膜102上にレジストをパターニングした後に、CF4系ガスによる異方性ドライエッチング法により、層間絶縁膜102の、受光部100の上方の領域に、光導波路1を形成するための凹部を形成した。本実施例1では、凹部の開口幅を1.0μm、深さを1.0μmとした。但し、この大きさに限定されず、受光部100の大きさや、層間絶縁膜102の膜厚等に応じて設定すれば良い。
次に、前記のように形成した凹部に、屈折率が2.2である酸化タンタル薄膜による光導波路1を形成した。これは、出発原料としてペンタエトキシタンタルを用い、成膜温度が600℃、且つAr/O2混合雰囲気の条件において、減圧CVD法により形成した。
次に、レジスト全面エッチバック法により、光導波路1及び層間絶縁膜102の表面を平坦化した後、集光レンズ2を形成した。まず光導波路1及び層間絶縁膜102の表面上であって、レンズを形成したい場所である、受光部100の上方に、屈折率が1.6の熱溶融性透明樹脂薄膜をパターニングして付与した。次いで、この熱溶融性透明樹脂薄膜に対して熱リフロー処理を行なった。これにより、熱溶融性透明樹脂薄膜が所定の曲率を有する凸レンズ形状に変形し、透明樹脂よりなる集光レンズ2を形成できた。
次に、この集光レンズ2の表面に、ドライ成膜法により、屈折率が1.5のカラーフィルター3を形成した。なお、このカラーフィルター形成方法は、染色法又はカラーレジスト塗布法でも良い。
以上のようにして、本実施の形態の固体撮像素子を得ることができた。
この様にして作製した図1に示した上記実施例1の固体撮像素子と、図7および図8に示した従来構造の固体撮像素子(順に、従来例1、従来例2とする)について、基板に対して垂直に入射する入射光114と、基板に対して斜めの角度で入射する入射光115の、受光部100への集光効率を測定した。結果を表1に示す。表1において、入射角は、入射光が基板の法線方向に対してなす角度で定義される。また、各固体撮像素子の集光効率は、入射角が0°の入射光114の集光効率を100とし、入射角が15°及び30°の入射光115の集光効率をこれとの相対値として、表示している。
Figure 2006140413
表1に示すように、実施例1の固体撮像素子では、垂直に入射した入射光の集光効率を100とすると、入射角15°で斜めに入射した入射光の集光効率は94、入射角30°で斜めに入射した入射光の集光効率は85であり、入射角が大きくなっても集光効率の顕著な低下は認められなかった。これに対して、図7に示した従来例1の固体撮像素子では、垂直に入射した入射光の集光効率を100とすると、入射角15°で斜めに入射した入射光の集光効率は62、入射角30°で斜めに入射した入射光の集光効率は26であり、入射角が大きくなるに従って集光効率が顕著に低下した。また、図8に示した従来例2の固体撮像素子では、垂直に入射した入射光の集光効率を100とすると、入射角15°で斜めに入射した入射光の集光効率は68、入射角30°で斜めに入射した入射光の集光効率は37であり、従来例1の固体撮像素子ほどではないものの、やはり入射角が大きくなるに従って集光効率が低下した。従来例1,2では、得られた画像の中央部に比べて周辺部が暗くなるとともに、クロストークによる画質の劣化が認められた。実施例1では、このような現象は見られなかった。
以上のような相違は以下のように説明できる。
図1に示した実施例1の固体撮像素子では、基板130に対して垂直に入射した入射光114は、カラーフィルター3により色分離された後、集光レンズ2によって集光され、光導波路1に入射し、受光部100に集光されて、電荷を発生した。また、基板130に対して斜めに入射した入射光115は、光導波路1に斜めに入射するが、層間絶縁膜102との界面で全反射され、受光部100に集光された。即ち、受光部100の上方に、周囲の層間絶縁膜102よりも屈折率の高い光導波路1を形成することにより、界面反射による光導波路1内への光の閉じ込めが起こるとともに、層間絶縁膜102に漏れ出た光に対しては屈折率の差による集光作用が働くため、受光部100への集光効率が著しく向上した。
これに対して、図7に示した従来例1の固体撮像素子では、基板130に対して垂直に入射した入射光114は、オンチップレンズ108及び層内レンズ103で屈折されて、受光部100に集光された。ところが、基板130に対して斜めに入射した入射光115は、オンチップレンズ108及び層内レンズ103で屈折されるものの、その一部は受光部100に集光しない。このために、斜めの入射光115の受光部100への集光効率が低下した。
また、図8に示した従来例2の固体撮像素子では、基板130に対して垂直に入射した入射光114は、オンチップレンズ108で屈折されて、光導波路1に入射し、受光部100に集光された。ところが、基板130に対して斜めに入射した入射光115は、オンチップレンズ108で屈折されるものの、その一部は、カラーフィルター117及びパッシベーション膜116を通過した後に光導波路1に入射せず、そのために受光部100に集光しない。このために、斜めの入射光115の受光部100への集光効率が低下した。
また、実施例1の固体撮像素子における光導波路の効果を確認するために、図6に示した、光導波路を有さない固体撮像素子(比較例)を作製し、上記と同様に集光効率を測定した。結果を表1に併せて示した。図6に示した比較例の固体撮像素子は、光導波路を形成する工程を行わない以外は、実施例1の固体撮像素子と同様にして製造した。つまり、層間絶縁膜102の形成工程までを実施例1と同様に行なった後、エッチングによる凹部の形成及び光導波路1の形成を省略して、以下、実施例1と同様に、層間絶縁膜102の上面の平坦化を行い、その層間絶縁膜102の上に集光レンズ2とカラーフィルター3を形成した。
表1に示したように、図6示した比較例の固体撮像素子では、垂直に入射した入射光の集光効率を100とすると、入射角15°で斜めに入射した入射光の集光効率は79、入射角30°で斜めに入射した入射光の集光効率は55であり、入射角が大きくなるに従って集光効率がやや低下した。比較例においても、従来例1,2と同様に、得られた画像の中央部に比べて周辺部が暗くなるとともに、クロストークによる画質の劣化が認められた。
この様に、本実施の形態の固体撮像素子は、従来の固体撮像素子(従来例1,2)や、光導波路を有しない固体撮像素子(比較例)と比較して、斜めに入射する入射光の集光効率が高く、クロストークによる画質の劣化が少ない。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2に係る固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)の断面図である。本実施の形態2が実施の形態1と相違する点は、隣り合う集光レンズ2およびカラーフィルター3の間に遮光部5を形成した点にある。遮光部5は、例えば実施の形態1で説明した実施例1の固体撮像装置を形成後、隣り合う集光レンズ2の間に凹部を形成し、その凹部にドライ成膜法により黒色顔料を形成することにより形成することができる。遮光部5は遮光膜110に達するほどに形成されることが好ましい。
上述の方法で形成した遮光部5を備える固体撮像素子(実施例2とする)について、実施例1と同様に、基板に対して垂直に入射する入射光114と、基板に対して斜めの角度で入射する入射光115の、受光部100への集光効率を測定した。結果を表2に示す。比較のため、実施の形態1で説明した実施例1、従来例1,2の測定結果も併せて示している。
Figure 2006140413
表2に示すように、実施例2の固体撮像素子では、垂直に入射した入射光の集光効率を100とすると、入射角15°で斜めに入射した入射光の集光効率は97、入射角30°で斜めに入射した入射光の集光効率は93であり、入射角が大きくなっても集光効率の顕著な低下は認められなかった。実施例2では、従来例1,2で認められた、得られた画像の中央部に比べて周辺部が暗くなり、且つ、クロストークにより画質が劣化するという現象は認められなかった。
実施例2を実施例1と比較すると、隣り合う集光レンズ2の間に遮光部5を形成した実施例2の方が斜め入射光の受光部100への集光効率が若干ではあるが高く、遮光部5を形成したことによる効果が認められた。
この様に、本実施の形態の固体撮像素子は、従来の固体撮像素子(従来例1,2)と比較して、斜めに入射する入射光の集光効率が高く、クロストークによる画質の劣化が少ない。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3に係る固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)の断面図である。シリコン基板130の表面には、光を受光して光電変換を行う受光部100と、チャネルストッパ111と、転送チャネル112と、読み出しゲート部113とが形成されている。これらが形成されたシリコン基板130の表面上に、酸化シリコン(SiO2)からなる第1の絶縁膜101aが形成されている。受光部100の上方(被写体側)には、第1の絶縁膜101aを挟んで、屈折率が2.5の酸化チタン(TiO2)からなる光導波路1が形成されている。また、チャネルストッパ111、転送チャネル112、及び読み出しゲート部113の上方には、第1の絶縁膜101aを挟んで、ポリシリコン(p-Si)からなる転送電極109と、アルミニウム(Al)からなる遮光膜110とが形成され、この両者は、酸化シリコンからなる第2の絶縁膜101bにより絶縁されている。さらに遮光膜110の上方には、酸化シリコンを主成分とし、SOG(Spin on Glass)からなる、屈折率が1.45の層間絶縁膜102が形成されている。光導波路1の上には、酸化チタンからなる集光レンズ2が形成され、さらに集光レンズ2の表面に、カラーフィルター3が形成されている。さらに、このカラーフィルター3の表面に、フッ化マグネシウム(MgF2)からなる反射防止膜4が形成されている。
以上のような図3に示す本実施の形態の固体撮像素子の製造方法の一実施例(実施例3とする)を説明する。
まず、基板130上に、実施例1と同様の方法で、フォトダイオードである受光部100、チャネルストップ111、転送チャネル112、読み出しゲート部113を形成し、この上に、第1の絶縁膜101a、転送電極109、これを覆う第2の絶縁膜101b、及び遮光膜110を順に形成した。
この上に、SOG(Spin on Glass)からなる層間絶縁膜102を形成した後、実施例1と同様の方法で、層間絶縁膜102の、受光部100の上方の領域に、光導波路1を形成するための凹部を形成した。本実施例3では、凹部の開口幅を0.8μm、深さを1.0μmとした。但し、この大きさに限定されず、受光部100の大きさや、層間絶縁膜102の膜厚等に応じて設定すれば良い。
次に、前記のように形成した凹部に、屈折率が2.5である酸化チタン薄膜による光導波路1を形成した。これは、出発原料としてチタンテトライソプロポキシドを用い、成膜温度が400℃、且つAr/O2混合雰囲気の条件において、減圧プラズマCVD法により形成した。
次に、CMP法により、光導波路1及び層間絶縁膜102の表面を平坦化した後、光導波路1と同じ酸化チタン薄膜の材料から構成される、集光レンズ2を形成した。この集光レンズ2は、エッチバック転写法により作製した。エッチバック転写法による集光レンズ2の形成方法を図4A〜図4Eを用いて説明する。
図4Aに示すように光導波路1及び層間絶縁膜102の表面を平坦化した後、図4Bに示すように、平坦化した光導波路1及び層間絶縁膜102の表面上に、集光レンズ2の材料である、例えば屈折率が2.5の酸化チタンからなる薄膜10を形成した。次いで、薄膜10の上にレジスト11を塗布し、レジスト11を集光レンズ2の形成予定領域の部分が残るようにパターニングした。次いで、図4Dに示すように、レジスト11に対して熱リフロー処理を行なうことによって、レジスト11を所定の曲率を有する凸レンズ形状11’に変形させた。次いで、凸レンズ形状11’をマスクとして、凸レンズ形状11’と酸化チタン薄膜10とを同じエッチングレートになる条件でドライエッチングした。このようにして、図4Eに示すように、酸化チタンよりなる集光レンズ2を形成した。
次に、この集光レンズ2の表面に、カラーレジスト塗布法によって、屈折率が1.5のカラーフィルター3を形成した。なお、このカラーフィルター形成方法は、ドライ成膜法又は染色法でも良い。
更に、カラーフィルター3上に、入射光がカラーフィルター表面での反射するのを防止するため、カラーフィルター3の屈折率よりも低い屈折率である、屈折率1.4のフッ化マグネシウムからなる反射防止膜4を、真空蒸着法により形成した。
以上のようにして、本実施の形態の固体撮像素子を得ることができた。
この様にして作製した図3に示した上記実施例3の固体撮像素子について、実施例1と同様に、基板に対して垂直に入射する入射光114と、基板に対して斜めの角度で入射する入射光115の、受光部100への集光効率を測定した。結果を表3に示す。比較のため、実施の形態1で説明した従来例1,2の測定結果も併せて示している。
Figure 2006140413
表3に示すように、実施例3の固体撮像素子では、垂直に入射した入射光の集光効率を100とすると、入射角15°で斜めに入射した入射光の集光効率は96、入射角30°で斜めに入射した入射光の集光効率は90であり、入射光の入射角が変化しても集光効率には大きな違いは認められなかった。実施例3では、従来例1,2で認められた、得られた画像の中央部に比べて周辺部が暗くなり、且つ、クロストークにより画質が劣化するという現象は認められなかった。
図3に示した実施例3の固体撮像素子では、基板130に対して垂直に入射した入射光114は、反射防止膜4を有するカラーフィルター3により色分離された後、集光レンズ2によって集光され、光導波路1に入射し、受光部100に集光されて、電荷を発生した。また、基板130に対して斜めに入射した光115は、光導波路1に斜めに入射するが、層間絶縁膜102との界面で全反射され、受光部100に集光された。即ち、受光部100の上方に、周囲の層間絶縁膜102よりも屈折率の高い光導波路1を形成することにより、界面反射による光導波路1内への光の閉じ込めが起こるとともに、層間絶縁膜102に漏れ出た光に対しては屈折率の差による集光作用が働くため、受光部100への集光効率が著しく向上した。
また、カラーフィルター3の表面に形成される反射防止膜4の材料として、その屈折率がカラーフィルター3の屈折率よりも小さく、且つ1.0よりも大きい、屈折率1.4を有するフッ化マグネシウム(MgF2)を用いることにより、入射光の固体撮像素子表面での反射を低減させることができた。
実施例3の固体撮像素子と、図1に示した、反射防止膜を有さない実施例1の固体撮像素子について、同じ明るさの光源から、固体撮像素子で光電変換される電荷量を測定した。その結果、実施例1の固体撮像素子と比較して、実施例3の固体撮像素子では、電荷量が140%に増加しており、実施例3の固体撮像素子は、反射防止膜4により入射光の光量が増加するという効果を有すること認められた。
この様に、本実施の形態の固体撮像素子は、従来の固体撮像素子(従来例1,2)と比較して、斜めに入射する入射光の集光効率が高く、クロストークによる画質の劣化が少なく、入射光を効率よく取り込むことができる。
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態4に係る固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)の断面図である。本実施の形態4が実施の形態2と相違する点は、集光レンズ2上のカラーフィルター3の上に、フッ化マグネシウム(MgF2)からなる反射防止膜4を形成した点にあり、また実施の形態3と相違する点は、隣り合う集光レンズ2及びカラーフィルター3の間に遮光部5を形成した点にある。遮光部5は、例えば実施の形態3で説明した実施例3の固体撮像装置を形成後、隣り合う集光レンズ2の間に凹部を形成し、その凹部に遮光膜110の材料であるアルミニウム(Al)を形成することにより得た。
上述の方法で形成した遮光部5を備える固体撮像素子(実施例4とする)について、実施例1と同様に、基板に対して垂直に入射する入射光114と、基板に対して斜めの角度で入射する入射光115の、受光部100への集光効率を測定した。結果を表4に示す。比較のため、実施の形態1で説明した従来例1,2、実施の形態3で説明した実施例3の測定結果も併せて示している。
Figure 2006140413
表4に示すように、実施例4の固体撮像素子では、垂直に入射した入射光の集光効率を100とすると、入射角15°で斜めに入射した入射光の集光効率は98、入射角30°で斜めに入射した入射光の集光効率は95であった。実施例4では、従来例1,2で認められた、得られた画像の中央部に比べて周辺部が暗くなり、且つ、クロストークにより画質が劣化するという現象は認められなかった。
また、実施例4の固体撮像素子と、図3に示した、遮光部5を有さない実施例3の固体撮像素子とを比較すると、隣り合う集光レンズ2の間に遮光部5を形成した実施例4の方が斜め入射光の受光部100への集光効率が若干ではあるが高く、遮光部5を形成したことによる効果が認められた。
更に、実施例4の固体撮像素子と、図2に示した、反射防止膜を有さない実施例2の固体撮像素子について、同じ明るさの光源から、固体撮像素子で光電変換される電荷量を測定した。その結果、実施例2の固体撮像素子と比較して、実施例4の固体撮像素子では、電荷量が135%に増加しており、実施例4の固体撮像素子は、反射防止膜4により入射光の光量が増加するという効果を有すること認められた。
この様に、本実施の形態の固体撮像素子は、従来の固体撮像素子(従来例1,2)と比較して、斜めに入射する入射光の集光効率が高く、クロストークによる画質の劣化が少なく、入射光を効率よく取り込むことができる。
上記の実施の形態1〜4では、固体撮像素子として、CCD(Charge Coupled Device)を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、同様の構成のCMOSであってもよく、この場合にも実施の形態1〜4に説明したのと同様の効果が得られることを確認した。
また、光導波路1の材料は、上述した酸化タンタル(Ta25)および酸化チタン(TiO2)に限定されず、層間絶縁膜102より大きな屈折率を有する、酸化ニオブ(Nb25)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウム(In23)から選ばれたいずれかの材料であればよい。
また、反射防止膜4の材料は、上述したフッ化マグネシウム(MgF2)に限定されず、カラーフィルター3よりも屈折率が小さく、かつ屈折率が1.0よりも大きい材料であればよく、例えばフッ化物、酸化物、または樹脂などの有機物であってもよい。また、反射防止膜4は、カラーフィルター3の表面に形成されることにより、カラーフィルター3の保護膜としての効果も併せ持つ。
集光レンズ2の材料は、透明樹脂および酸化チタン(TiO2)に限定されず、光導波路1の材料として用いられる、酸化タンタル(Ta25)、酸化ニオブ(Nb25)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化亜鉛(ZnO)、又は酸化インジウム(In23)であってもよい。あるいは上記酸化物以外に、酸化ハフニウム(HfO2)、酸化ランタン(La23)、酸化バナジウム(V25)、酸化イットリウム(Y23)、酸化マグネシウム(MgO)、又は酸化アルミニウム(Al23)等の光学的に透明な酸化物材料や、窒化シリコン(SiN)等の光学的に透明な窒化物材料や、あるいは光学的に透明な有機物材料であってもよい。但し、集光レンズ2に対する入射界面及び出射界面での反射をできるだけ低減するため、集光レンズ2は、光導波路1の材料の屈折率よりも小さく、且つカラーフィルター3の材料の屈折率よりも大きい屈折率を有する材料からなることが望ましい。
また、実施の形態1〜4では、光導波路1の形状は円柱形状であるが、本発明はこれに限定されず、例えば多角柱形状等でもよい。また、光導波路1は、基板130の法線に直交する断面の面積が該法線方向位置に関わらず略一定である柱状形状である必要はなく、例えば該法線方向に沿って逓増又は逓減するテーパ形状であってもよい。特に、入射側(集光レンズ2側)で断面積が大きく、出射側(受光部100側)で断面積が小さなテーパ形状であることが好ましい。
実施の形態1〜4においては、1画素のみに着目して固体撮像素子の集光効率の説明を行ったので、カラーフィルターの色の配置については特に言及していない。本発明の固体撮像素子のカラーフィルター3は、通常の固体撮像素子のそれと同様に、3原色を構成する赤、青、緑の各波長帯域の光をそれぞれ透過させる3種のカラーフィルターからなる。この3原色のカラーフィルターの配置は特に限定はない。例えば、赤のカラーフィルターが配置された1画素と、青のカラーフィルターが配置された1画素と、緑のカラーフィルターが配置された2画素とからなる一単位を規則的に配置したベイヤー配列とすることができる。この場合、隣り合う画素のフィルターの色は互いに異なることになる。あるいは、固体撮像素子全体が複数の区画に分割され、各区画に赤、青、緑の各カラーフィルターのいずれかを配置してもよい。あるいは、赤、青、緑の各カラーフィルターがそれぞれ全域に形成された3種の固体撮像素子を複数個組み合わせて配置して固体撮像素子(固体撮像素子集合体)を構成してもよい。いずれの場合でも、従来の固体撮像素子(従来例1,2)と比較して、斜めに入射する入射光の集光効率が高く、クロストークによる画質の劣化が少なく、入射光を効率よく取り込むことができる固体撮像素子が得られる。
本発明の固体撮像素子の利用分野は特に制限はなく、例えば、集光効率が高く、クロストークが少ないという特性が要求される画像読取装置等に適用できる。
本発明の実施の形態1にかかる固体撮像素子の断面図 本発明の実施の形態2にかかる固体撮像素子の断面図 本発明の実施の形態3にかかる固体撮像素子の断面図 本発明の実施の形態3において、エッチバック転写法による集光レンズの一形成工程を示した断面図 本発明の実施の形態3において、エッチバック転写法による集光レンズの一形成工程を示した断面図 本発明の実施の形態3において、エッチバック転写法による集光レンズの一形成工程を示した断面図 本発明の実施の形態3において、エッチバック転写法による集光レンズの一形成工程を示した断面図 本発明の実施の形態3において、エッチバック転写法による集光レンズの一形成工程を示した断面図 本発明の実施の形態4にかかる固体撮像素子の断面図 比較例にかかる固体撮像素子の断面図 従来の一般的な固体撮像素子の一例の断面図 従来の光導波路を有する固体撮像素子の一例の断面図
符号の説明
1 光導波路
2 集光レンズ
3 カラーフィルター
4 反射防止膜
5 遮光部
10 集光レンズ材料薄膜
11 レジスト
100 受光部
101a 第1の絶縁膜
101b 第2の絶縁膜
102 層間絶縁膜
103 層内レンズ
104 第1透明膜
105 第2透明膜
106 カラーフィルター
107 保護膜
108 オンチップマイクロレンズ
109 転送電極
110 遮光膜
111 チヤネルストッパ
112 転送チヤネル
113 読み出しゲ−ト部
114 垂直入射光
115 斜め入射光
116 パッシベーション膜
117 カラーフィルター
118 オンチップマイクロレンズ
119 第1の透明膜
120 第2の透明膜
121 第3の透明膜
130 基板

Claims (11)

  1. 表面に2次元に配置された複数個の受光部を備える基板と、
    前記基板上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜に対して前記受光部とは反対側であって、前記受光部が配置された領域以外の前記絶縁膜の領域の上方に設けられた層間絶縁膜と、
    前記絶縁膜に対して前記受光部とは反対側であって、前記受光部が配置された領域に対応する前記絶縁膜の領域上に、前記層間絶縁膜に囲まれて設けられた、前記層間絶縁膜よりも屈折率の高い材料によりなる光導波路と、
    前記光導波路上に設けられた集光レンズと、
    前記集光レンズの表面上に設けられたカラーフィルターと
    を備えることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 隣り合う前記集光レンズの間に遮光部を更に備える請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記光導波路の材料が、屈折率2.0以上の酸化物である請求項1又は2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記光導波路の前記酸化物が、酸化チタン、酸化タンタル、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、又は酸化インジウムである請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記層間絶縁膜の材料が、屈折率1.5以下の酸化物である請求項1〜4のいずれかに記載の固体撮像素子。
  6. 前記層間絶縁膜の前記酸化物が、酸化シリコンを主成分とする請求項5に記載の固体撮像素子。
  7. 前記カラーフィルターの表面上に反射防止膜を更に備える請求項1〜6のいずれかに記載の固体撮像素子。
  8. 前記反射防止膜の屈折率が、前記カラーフィルターの屈折率よりも小さく、1.0よりも大きい請求項7に記載の固体撮像素子。
  9. 前記カラーフィルターが、赤色波長帯域の光を透過させる赤カラーフィルターと、青色波長帯域の光を透過させる青カラーフィルターと、緑色波長帯域の光を透過させる緑カラーフィルターとからなり、前記赤カラーフィルターが配置された1画素と前記青カラーフィルターが配置された1画素と、前記緑カラーフィルターが配置された2画素とを一単位として、前記赤カラーフィルターと前記青カラーフィルターと前記緑カラーフィルターとがベイヤー配列されている請求項1〜8のいずれかに記載の固体撮像素子。
  10. 前記カラーフィルターが、赤色波長帯域の光を透過させる赤カラーフィルターと、青色波長帯域の光を透過させる青カラーフィルターと、緑色波長帯域の光を透過させる緑カラーフィルターとからなり、前記固体撮像素子全体が複数の区画に分割され、それぞれの前記区画に前記赤カラーフィルター、前記青カラーフィルター、又は前記緑カラーフィルターが配置されている請求項1〜8のいずれかに記載の固体撮像素子。
  11. 赤色波長帯域の光を透過させる赤カラーフィルターが、前記カラーフィルターとして全域に設けられた請求項1〜8のいずれかに記載の固体撮像素子と、
    青色波長帯域の光を透過させる青カラーフィルターが、前記カラーフィルターとして全域に設けられた請求項1〜8のいずれかに記載の固体撮像素子と、
    緑色波長帯域の光を透過させる緑カラーフィルターが、前記カラーフィルターとして全域に設けられた請求項1〜8のいずれかに記載の固体撮像素子と
    が配置されてなる固体撮像素子集合体。
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