JP2006039953A - 画像合成装置、ディスプレイ装置およびナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の画像を一つの表示画面に表示する場合においてその画像の細部を確認しやすく表示画面を分割する技術を提供すること。
【解決手段】表示部の表示画面を分割するための分割形状および境界線をユーザからの指示に基づいて特定する(S110、S120)。上述の分割形状および境界線に基づき、表示したままとする領域を特定する(S130)。そして、表示部に表示させる表示画像をレイヤAに描画された画像から取得し、スイッチ部から入力された合成用領域情報に基づき、そのまま表示させる領域および合成用領域を表示画像に設定するともに、表示画像に設定された合成用領域へ合成するための合成用画像をレイヤBに描画された画像から取得し、表示画像に設定された合成用領域へ合成用画像を合成することにより新たな表示画像を生成する(S140)。
【選択図】図5
【解決手段】表示部の表示画面を分割するための分割形状および境界線をユーザからの指示に基づいて特定する(S110、S120)。上述の分割形状および境界線に基づき、表示したままとする領域を特定する(S130)。そして、表示部に表示させる表示画像をレイヤAに描画された画像から取得し、スイッチ部から入力された合成用領域情報に基づき、そのまま表示させる領域および合成用領域を表示画像に設定するともに、表示画像に設定された合成用領域へ合成するための合成用画像をレイヤBに描画された画像から取得し、表示画像に設定された合成用領域へ合成用画像を合成することにより新たな表示画像を生成する(S140)。
【選択図】図5
Description
本発明は、複数の画像を一つの表示画面に表示する場合においてその画像の細部を確認しやすく表示画面を分割する技術に関する。
自動車の走行に伴って移動していく現在位置をモニタ上に道路地図と共に表示したり、現在地から目的地までの適切な経路を設定し、経路案内を行うナビゲーション装置が知られており、より円滑なドライブに寄与している。
このようなナビゲーション装置の中には、モニタにおける表示画面を左右や上下などに2分割し、例えば分割された表示画面の一方にナビゲーション装置のメニュー画面を表示し、他方に道路地図を表示するといった具合に複数の画像を表示するものがある(例えば、特許文献1参照。)。ここで、モニタの表示画面を左右に2分割する処理の例について説明する。まず、タッチパネルと一体に形成されたモニタ上の任意点を指で触れ、その触れた点を基点にそのままY軸方向に沿って指でなぞる。すると、ナビゲーション装置の制御部が、モニタ上の初めに指で触れた点を通りX軸に直交する直線を描画してモニタの表示画面を左右に2分割する。また、モニタの表示画面を上下に2分割する処理についても同様である。すなわち、タッチパネルと一体に形成されたモニタ上の任意点を指で触れ、その触れた点を基点にそのままX軸方向に沿って指でなぞる。すると、ナビゲーション装置の制御部が、モニタ上の初めに指で触れた点を通りY軸に直交する直線を描画してモニタの表示画面を上下に2分割する。そして、制御部が、分割前の表示画面に表示していた画像を分割後の表示画面の一方に表示させ、分割後の表示画面の他方には例えば道路地図やオーディオシステムからのメニュー画面などを表示させる。
特開2003−323258号公報(第7頁、図5)
しかし、上述のようなナビゲーション装置においては、次のような理由により、現在位置と目的地とを結ぶ経路の細部など、分割後の表示画面に表示した画像の細部が確認しにくくなるといった問題があった。すなわち、例えば現在位置と目的地とを結ぶ経路を含む道路地図を表示しているモニタの表示画面を左右や上下に分割する場合には、上述のようにX軸やY軸に直交する直線によって表示画面を2分割しているため、分割後の各表示画面は方形となる。例えば当該ナビゲーション装置が搭載されている車両の進行方向が北方向であり、車両の進行方向が上側となるように表示する場合において、現在位置から目的地へ向かう方角が北西であるときには、現在位置と目的地とを結ぶ経路が、表示画面の左下隅から右上隅へ描画される。このような場合、上述の経路を避けるように表示画面を左右や上下に分割すると、分割後の他方の表示画面が著しく小さくなり、その表示内容を確認しにくくなるおそれがあった。このようなことを防止するために上述の経路と分割線とが交差するように表示画面を左右や上下に分割すると、上述の経路を分割後の表示画面の一方に表示させるためには、その道路地図をより大きく縮尺して表示する必要があり、その結果上述の経路がそれまでよりも小さく表示されてその細部が確認しにくくなるといった問題があった。
なお、このようなことは上述のナビゲーション装置に限られず、その表示画面を左右や上下に分割して複数の画像を表示するディスプレイ装置においても同様の問題が生じていた。また、このようなことは上述のような現在位置と目的地とを結ぶ経路を含む道路地図を表示する場合に限られず、ナビゲーション装置のメニュー画面など他の画面を表示する場合においても同様の問題が生じていた。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、複数の画像を一つの表示画面に表示する場合においてその画像の細部を確認しやすく表示画面を分割する技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係る画像合成装置は、複数の画像を一つの表示画面に表示する場合には、予め設定された形態ではなくユーザが所望する形態で表示画面を分割することを特徴とする。
具体的には、表示画像取得手段(5:この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための最良の形態」欄で用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。)が、表示画面に表示させる表示画像を取得可能であり、合成用領域情報取得手段(7)が、合成用領域情報を取得可能である。ここで、「合成用領域情報」とは、ユーザが所望する任意形状の画像を表示画像に合成するための合成用領域を特定する情報を云う。この合成用領域情報取得手段によって合成用領域情報が取得された場合には、合成用領域設定手段(5)が、その合成用領域情報に基づき、合成用領域を表示画像に設定する。また、合成用画像取得手段(5)が、合成用領域設定手段によって表示画像に設定された合成用領域へ合成するための合成用画像を取得可能であり、この合成用画像取得手段によって合成用画像が取得された場合には、表示画像生成手段(5)が、合成用画像取得手段によって取得された合成用画像を、表示画像に設定された合成用領域へ合成することにより新たな表示画像を生成する。
従来のナビゲーション装置では、複数の画像を一つの表示画面に表示する場合には、モニタにおける表示画面を左右や上下などに2分割していたため、例えば分割された表示画面の一方にナビゲーション装置のメニュー画面を表示し、他方に道路地図を表示する際には、現在位置と目的地とを結ぶ経路の細部など、分割後の表示画面に表示した画像の細部が確認しにくくなるといった問題があった。これに対して本発明によれば、複数の画像を一つの表示画面に表示する場合には、予め設定された形態ではなくユーザが所望する形態で表示画面を分割するので、例えば現在位置と目的地とを結ぶ経路の細部などのユーザが表示させたい対象に合わせて表示画面を分割でき、分割された表示画面に表示された画像の細部が確認しやすくなることが期待できる。
上述の合成用領域情報の具体例としては、(イ)表示画像上にユーザによって指定された任意な線分の両端を表示画像の外周まで延長した線分によって分割された表示画像の一方を合成用領域とする旨の情報 (請求項2)や、(ロ)表示画像上にユーザによって指定された任意な形状の領域を合成用領域とする旨の情報(請求項3)などが挙げられる。なお、上述の任意な形状の領域については、例えば三角形や矩形などの多角形や、円形、楕円などを外枠とする領域が考えられる。
また、上述の合成用領域情報取得手段については、上述のような情報をユーザからの指示として受け付けることが考えられる。また、上述のような情報をユーザからの指示として受け付けた場合に記憶手段に一旦記憶させておき、必要時に読み出すようにしてもよい。さらに、合成用領域情報取得手段については、例えばタッチパネルと表示画面(画像表示手段)とが一体となった表示装置として構成することが考えられる。
なお、上述の表示画像および合成用画像については、例えば静止画像でもよいし、動画でもよい。また、上述の表示画像または合成用画像については、アナログ画像信号によって構成されるアナログ画像でもよいし、デジタル画像信号によって構成されるデジタル画像でもよい。
ところで、上述のように2つに分割された表示画面に、例えばナビゲーション装置のメニュー画面、および現在位置から目的地までの経路を含む道路地図をそれぞれ表示させている場合において、例えばエアコンの設定を変更するためにエアコンのメニュー画面を表示させたいときがある。このようなときには、上述のナビゲーション装置のメニュー画面または道路地図の何れかを消去してエアコンのメニュー画面を表示させる必要がある。
そこで、上述のように合成用画像を合成した表示画像に対して合成用領域を再び設定し、その設定された合成用領域へ新たに取得した合成用画像を当て嵌めることにより表示画像に対して合成用画像を合成することが考えられる。具体的には、請求項4のように、表示画像取得手段が、表示画像生成手段によって生成された表示画像を取得可能であり、合成用領域情報取得手段が、表示画像生成手段によって生成された表示画像上にユーザが所望する任意な形状の画像を新たに合成するための合成用領域を特定する合成用領域情報を取得可能である。この合成用領域情報取得手段によって合成用領域情報が新たに取得された場合には、合成用領域設定手段が、その新たに取得された合成用領域情報に基づき、表示画像取得手段によって取得された表示画像に合成用領域を新たに設定し、合成用画像取得手段が、合成用領域設定手段によって表示画像に新たに設定された合成用領域へ合成するための合成用画像を新たに取得する。そして、表示画像生成手段が、合成用画像取得手段によって新たに取得された合成用画像を、表示画像取得手段によって取得された表示画像に新たに設定された合成用領域へ合成することにより新たな表示画像を生成する。
このことにより、必要に応じて表示画面の分割数を増加させることによってそれまで表示していた画面を消去することなく新たな画面を追加表示することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、上述のように新たに取得した合成用画像を合成用領域へ一律的に合成する代わりに、次のようにすることが考えられる。すなわち、(ハ)合成用画像取得手段が、合成用領域設定手段によって表示画像に設定された合成用領域のうち過去に合成用画像が合成された部分に合成するための合成用画像を、その過去に合成された合成用画像の次に表示画像に合成された合成用画像を含む画像から取得することが考えられる。また、(ニ)合成用画像取得手段が、合成用領域設定手段によって表示画像に設定された合成用領域のうち過去に合成用画像が合成されていない部分に合成するための合成用画像を、表示画像に最初に合成された合成用画像を含む画像から取得することが考えられる(請求項5)。
このようにしても、上述のように必要に応じて表示画面の分割数を増加させることによってそれまで表示していた画面を消去することなく新たな画面を追加表示することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
ところで、例えばテレビ画面を表示画面に表示させている場合において、オーディオの音量を変更するために表示画面への表示内容をテレビ画面からオーディオのメニュー画面へ変更させたいときがある。そこで、表示する合成用画像をユーザの指示により変更することが考えられる。具体的には、請求項6のように、合成用領域情報取得手段が、ユーザによる合成用画像を変更する旨の情報を取得可能であり、この合成用領域情報取得手段によって合成用画像を変更する旨の情報が取得された場合には、合成用画像取得手段が、その情報に基づいて新たな合成用画像を取得する。そして、表示画像生成手段が、合成用画像取得手段によって取得された新たな合成用画像を、表示画像に設定された合成用領域へ合成することにより新たな表示画像を生成することが考えられる。このようにすれば、表示画面への表示内容を変更することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
ところで、当該画像合成装置を携帯または搭載した移動物体の現在位置を含む道路地図を表示させる場合には、移動物体が移動することにより移動物体の現在位置が表示画面から外れることがある。そこで、移動物体の現在位置が表示画面から外れた場合には、表示画面内に移動物体の現在位置が含まれるよう調整することが考えられる。具体的には、(ホ)表示画像が当該画像合成装置を携帯または搭載する移動物体の現在位置を含む地図情報を示す地図画像である場合において表示画像における合成用領域内に移動物体の現在位置が含まれるときには、表示画像生成手段が、地図画像のうち移動物体の現在位置が含まれる部分を表示画像取得手段に取得させ、その取得した画像を前記表示画像における合成用領域以外の領域へ合成することにより表示画像を新たに生成することが考えられる(請求項7)。(ヘ)また、合成用画像取得手段によって取得された合成用画像が当該画像合成装置を携帯または搭載する移動物体の現在位置を含む地図情報を示す地図画像の一部である場合において合成用画像に移動物体の現在位置が含まれないときには、表示画像生成手段が、地図画像のうち移動物体の現在位置が含まれる部分を合成用画像取得手段によって合成用画像として再取得させ、その再取得した合成用画像を表示画像に設定された合成用領域へ合成することにより表示画像を新たに生成することが考えられる(請求項8)。
なお、当該画像合成装置が、ディスプレイ装置やナビゲーション装置の一部である場合には、ディスプレイ装置やナビゲーション装置にて上述の(ホ)・(ヘ)の処理を実行してもよい。
このようにすれば、当該画像合成装置を携帯または搭載する移動物体の現在位置を含む道路地図を表示させる場合において移動物体が移動することにより移動物体の現在位置が表示画面から外れた場合でも移動物体の現在位置が表示画面に含まれるよう調整することができる。
なお、上述のように画像合成装置における表示画像生成手段によって合成された表示画像については、ディスプレイ装置にて表示させることが考えられる。すなわち、請求項9に係るディスプレイ装置は、請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像合成装置における各手段と、上述の画像合成装置における表示画像生成手段によって生成された表示画像を表示可能な画像表示手段(11)と、表示画像生成手段によって生成された表示画像を画像表示手段に表示させる画像表示制御手段(9)と、を備えることを特徴とする。
ところで、例えばディスプレイ装置が搭載された車両が走行中である場合には、カーオーディオの操作メニュー画面を表示すると、車両の周囲状況によってオーディオの音量を増減させるなどにより運転者の利便性が高まる可能性がある。
そこで、車両の走行状態に応じて分割表示モードと非分割表示モードとを切り替えるよう構成することが考えられる。具体的には、請求項10のように、当該ディスプレイ装置が搭載された車両の状況を取得可能な車両状況取得手段(9)を備え、画像表示制御手段が、上述の車両状況取得手段によって取得された車両状況に基づいて、分割表示モードと非分割表示モードとの間で表示モードを切り替え可能に構成されていることが考えられる。ここで、分割表示モードとは、上述の表示画像生成手段によって合成された表示画像を画像表示手段に表示させる表示モードを云う。また、非分割表示モードとは、合成用画像を合成する以前の表示画像を単独で画像表示手段に表示させる表示モードを云う。
一例を挙げると、(ト)現在位置から目的地への経路を含む道路地図が表示されている場合において、ディスプレイ装置が搭載された車両が停車状態から走行状態となったときには、上述の道路地図を単独で画像表示手段に表示させ、一方、車両が走行状態から停車状態となったときには、上述のカーオーディオの操作メニュー画面や当該ディスプレイ装置の操作メニュー画面、経路を含む道路地図、テレビジョン放送などの複数の画像を合成した表示画像などを画像表示手段に表示させるといった具合である。(チ)また、オーディオ装置からの操作メニュー画面が表示されている場合において、CDプレーヤーが再生を開始したときなどには、オーディオ装置からの操作メニュー画面を単独で画像表示手段に表示させ、その後一定時間経過したときには、上述のカーオーディオの操作メニュー画面や当該ディスプレイ装置の操作メニュー画面、経路を含む道路地図、テレビジョン放送などの複数の画像を合成した表示画像などを画像表示手段に表示させるといった具合である。
このようにすれば、車両の走行状態に応じて分割表示モードと非分割表示モードとを自動的に切り替えることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本発明は、ナビゲーションシステムとしても実現することができる。すなわち、請求項11に係るナビゲーションシステムは、請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像合成装置における各手段と、現在位置を特定する位置特定手段と、地図データを取得可能な地図データ取得手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、位置特定手段によって特定された現在位置から目的地設定手段によって設定された目的地へ向かう経路を、地図データ取得手段によって取得された地図データに基づいて計算する経路計算手段と、経路計算手段によって計算された経路を案内する経路案内手段と、を備え、上述の画像合成装置における表示画像生成手段が、経路計算手段によって計算された経路を含む道路地図を示す地図画像を、表示画像または合成用画像の何れかとして表示画像生成に利用することを特徴とする。
また、本発明は、ナビゲーションシステムとしても実現することができる。すなわち、請求項11に係るナビゲーションシステムは、請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像合成装置における各手段と、現在位置を特定する位置特定手段と、地図データを取得可能な地図データ取得手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、位置特定手段によって特定された現在位置から目的地設定手段によって設定された目的地へ向かう経路を、地図データ取得手段によって取得された地図データに基づいて計算する経路計算手段と、経路計算手段によって計算された経路を案内する経路案内手段と、を備え、上述の画像合成装置における表示画像生成手段が、経路計算手段によって計算された経路を含む道路地図を示す地図画像を、表示画像または合成用画像の何れかとして表示画像生成に利用することを特徴とする。
以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1(a)は、実施例のディスプレイ装置の構成を表す構成図である。また、図1(b)は、画像処理部5が備える2つのVIDEO−RAMを示す説明図であり、図2はディスプレイ装置の表示例を示す説明図であり、図3はディスプレイ装置と他の機器との間におけるメッセージ・画像信号のシーケンスを示す説明図である。
[ディスプレイ装置1などの構成の説明]
図1(a)に示すように、ディスプレイ装置1は、画像取得部3、画像処理部5、スイッチ部7、これらに接続された制御部9、制御部9に接続された表示部11を備えている。なお、制御部9は通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。
図1(a)に示すように、ディスプレイ装置1は、画像取得部3、画像処理部5、スイッチ部7、これらに接続された制御部9、制御部9に接続された表示部11を備えている。なお、制御部9は通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。
また、ディスプレイ装置1には、TVチューナー装置20、ナビゲーション装置30、DVD再生装置40、およびオーディオ装置50が車内LANを介して接続されており、各種情報を互いに送受信可能である(図3参照)。このうちナビゲーション装置30は、位置特定手段としての位置検出器、地図データ取得手段としての地図データ入力器、操作スイッチ群、これらに接続された目的地設定手段・経路計算手段としての制御回路、制御回路に接続された外部メモリ、表示装置及びリモコンセンサ(何れも図示省略)を備えている。
なお、上述のTVチューナー装置20、ナビゲーション装置30、DVD再生装置40、およびオーディオ装置50については、公知技術に従っているのでここでは詳細な説明は省略する。
[画像取得部3の構成の説明]
画像取得部3は、TVチューナー装置20、ナビゲーション装置30、DVD再生装置40、およびオーディオ装置50から車内LANを介して画像信号を取得し、その取得した画像信号を画像処理部5に送信する機能を有している。また、画像取得部3は、上述の画像信号がアナログ信号である場合には、そのアナログ信号をデジタル化して画像処理部5に送信する機能を有している。
画像取得部3は、TVチューナー装置20、ナビゲーション装置30、DVD再生装置40、およびオーディオ装置50から車内LANを介して画像信号を取得し、その取得した画像信号を画像処理部5に送信する機能を有している。また、画像取得部3は、上述の画像信号がアナログ信号である場合には、そのアナログ信号をデジタル化して画像処理部5に送信する機能を有している。
[スイッチ部7の構成の説明]
スイッチ部7は、例えば表示部11と一体になったタッチスイッチ、およびメカニカルなスイッチ群が用いられ、各種入力に使用される。このスイッチ部7は、合成用領域情報を取得することができる。ここで、「合成用領域情報」とは、ユーザが所望する任意な形状の合成用画像を合成するための合成用領域を表示画像上に特定する情報を云い、例えば表示部11の表示画面を2分割する任意の境界線を示す情報や、表示部11の表示画面上に設定された例えば三角形や矩形などの多角形や、円形、楕円などの任意な形状の図形を示す情報などである。なお、スイッチ部7は合成用領域情報取得手段に該当する。
スイッチ部7は、例えば表示部11と一体になったタッチスイッチ、およびメカニカルなスイッチ群が用いられ、各種入力に使用される。このスイッチ部7は、合成用領域情報を取得することができる。ここで、「合成用領域情報」とは、ユーザが所望する任意な形状の合成用画像を合成するための合成用領域を表示画像上に特定する情報を云い、例えば表示部11の表示画面を2分割する任意の境界線を示す情報や、表示部11の表示画面上に設定された例えば三角形や矩形などの多角形や、円形、楕円などの任意な形状の図形を示す情報などである。なお、スイッチ部7は合成用領域情報取得手段に該当する。
[表示部11の構成の説明]
表示部11はカラー表示装置であり、表示部11の画面には複数の画像と、タッチスイッチ等の付加データとを重ねて表示することができる。なお、表示部11は画像表示手段に該当する。
表示部11はカラー表示装置であり、表示部11の画面には複数の画像と、タッチスイッチ等の付加データとを重ねて表示することができる。なお、表示部11は画像表示手段に該当する。
[画像処理部5の構成の説明]
画像処理部5は、2つのVIDEO−RAM13(図1(b)参照)を有しており、これらVIDEO−RAM13のうちの一つを、当該ディスプレイ装置1のメニュー画面をデジタルデータとして描画するレイヤAとして利用し、他方のVIDEO−RAM13を、画像取得部3によって取得された他の機器の画像をデジタルデータとして描画するレイヤBとして利用する。なお、本実施例では、ナビゲーション装置30から送信された地図画像をレイヤBとしている。このうちレイヤAについては、レイヤBに対して上層側に仮想的に位置する。なお、画像処理部5が有するVIDEO−RAM13の数量については2つに限られず、本ディスプレイ装置1に接続される他の機器の数量に応じて増設してもよい。
画像処理部5は、2つのVIDEO−RAM13(図1(b)参照)を有しており、これらVIDEO−RAM13のうちの一つを、当該ディスプレイ装置1のメニュー画面をデジタルデータとして描画するレイヤAとして利用し、他方のVIDEO−RAM13を、画像取得部3によって取得された他の機器の画像をデジタルデータとして描画するレイヤBとして利用する。なお、本実施例では、ナビゲーション装置30から送信された地図画像をレイヤBとしている。このうちレイヤAについては、レイヤBに対して上層側に仮想的に位置する。なお、画像処理部5が有するVIDEO−RAM13の数量については2つに限られず、本ディスプレイ装置1に接続される他の機器の数量に応じて増設してもよい。
また、画像処理部5は、次のような表示画像を新たに生成する機能を有する。すなわち、画像処理部5は、レイヤAに描画された画像から、表示部11に表示させる表示画像を取得し、スイッチ部7から入力された合成用領域情報に基づき、合成用領域および合成用領域以外の領域を表示画像に設定する(図2(b)参照)。具体的には、画像処理部5は、合成用領域を構成する各ドットを透過状態とし、合成用領域以外の領域を構成する各ドットを表示状態とする。さらに、画像処理部5は、表示画像に設定された合成用領域へ合成するための合成用画像をレイヤBに描画された画像から取得する(図2(c)参照)。そして、画像処理部5は、表示画像に設定された合成用領域へ合成用画像を合成することにより新たな表示画像を生成する(図2(a)参照)。具体的には、画像処理部5は、表示画像と合成用画像とを合成用画像が下方に位置するよう仮想的に重ね合わせる。そして、画像処理部5は、各画像についてドットごとに表示状態か透過状態かを判断し、表示状態であるドットを採用した新たな表示画像を生成する。
なお、画像処理部5は、表示画像取得手段、合成用画像取得手段、合成用領域設定手段および表示画像生成手段に該当する。
[制御部9の構成の説明]
制御部9は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROM及びRAMに記憶されたプログラムに基づいて、画像処理部5によって生成された新たな表示画像を表示部11に表示させる画像表示処理を行う。
[制御部9の構成の説明]
制御部9は、CPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROM及びRAMに記憶されたプログラムに基づいて、画像処理部5によって生成された新たな表示画像を表示部11に表示させる画像表示処理を行う。
また、制御部9は、図3に例示するように、TVチューナー装置20、ナビゲーション装置30、DVD再生装置40、およびオーディオ装置50との間で各種情報を送受信可能に構成されている。一例を挙げると、制御部9は、図示しないアクセサリ電源がオンとなりディスプレイ装置1に電源供給された場合には、例えばTVチューナー装置20などの他の機器に対し、車内LANを介して登録要求信号を送信する。この登録要求信号に対して、他の機器から登録応答信号が送信された場合には、以後その機器との間で各種信号を送受信することが可能となる。
さらに、制御部9は、スイッチ部7から入力された指示に基づいて、分割表示モードと非分割表示モードとの間で表示モードを切り替えることができる。ここで、「分割表示モード」とは、画像処理部5によって生成された新たな表示画像を表示部11に表示させる表示モードを云い(図10(a)参照)、また、非分割表示モードとは、合成用画像が合成されていない状態の表示画像または合成用画像を単独で表示部11に表示させる表示モードを云う(図10(b)参照)。なお、制御部9は、画像表示制御手段に該当する。
[画面分割処理の説明]
次に、ディスプレイ装置1の画像処理部5および制御部9が実行する画面分割処理を、図4、および図5〜図9のフローチャートを参照して説明する。なお、図4は画面分割処理を説明する説明図である。
次に、ディスプレイ装置1の画像処理部5および制御部9が実行する画面分割処理を、図4、および図5〜図9のフローチャートを参照して説明する。なお、図4は画面分割処理を説明する説明図である。
本処理は、図示しないアクセサリ電源がオンとなりディスプレイ装置1に電源供給された場合において、例えばTVチューナー装置20などの他の機器からの画像やディスプレイ装置1のメニュー画面などを表示しているときに、ユーザによるスイッチ部7の操作により実行される。
まず、最初のステップS110では、表示部11の表示画面を分割するための形状を特定する。具体的には、図6のS110におけるサブルーチンに示すように、制御部9が、例えば直線や矩形などの表示画面を分割する形状を示す図形を表示部11に表示させるとともに、その図形を触れるよう促す旨のメッセージを表示部11に表示させる(S1105)。また、制御部9が、上述のように表示させた図形をタッチスイッチとして登録する(S1110)。
続くS1115では、制御部9が、タッチスイッチとしての図形が触れられたか否かを判断することにより、表示画面を分割するための形状が選択されたか否かを判断する。タッチスイッチとしての図形が触れられたと判断した場合には(S1115:Y)、その触れられたタッチスイッチとしての図形を、表示画面を分割するための形状とし、後述するS160において表示画像を表示する際の表示モードを分割表示モードとする(S1120)。そして、S1125に移行する。
S1125では、制御部9が、先のS1105にて表示部11に表示させた図形およびメッセージを表示画面から削除させる。続くS1130では、制御部9が、先のS1110にて登録したタッチスイッチについて、その登録内容を消去し(S1130)、本サブルーチンを終了して図5のS120(後述)に移行する。
一方、先のS1115においてタッチスイッチとしての図形が触れられていないと判断した場合には(S1115:N)、制御部9が、表示画面を分割するための形状が選択されていないと判断してS1135に移行する。
S1135では、制御部9が、単独で表示するための画像が選択されたか否かを判断する。画像が選択されている場合には(S1135:Y)、制御部9が、後述するS160においてその選択された画像を表示する際の表示モードを非分割表示モードとし(S1140)、制御部9が、先のS1105にて表示部11に表示させた図形およびメッセージを表示画面から削除させるとともに、先のS1110にて登録したタッチスイッチについてその登録内容を消去する(S1145、S1150)。そして、本サブルーチンを終了し、この場合は図5のS120およびS130を実行せずにS140(後述)に移行する。一方、単独で表示するための画像が選択されていない場合には(S1135:N)、S1115に戻りS1115以下のステップを繰り返し実行する。
S120では、表示画面を分割するための境界線の位置を特定する。具体的には、図7のS120におけるサブルーチンに示すように、制御部9が、表示画面を分割するための境界線の位置を入力するよう促す旨のメッセージを表示部11に表示させ(S1205)、初回入力完了フラグをオフとする(S1210)。
続くS1215では、制御部9が、初回入力完了フラグを参照して初回入力か否かを判断する。初回入力完了フラグがオフである場合には(S1215:Y)、初回入力と判断してS1220に移行する。
S1220では、制御部9が、ユーザによって表示画面が触れられたか否かを判断する。表示画面が触れられていないと判断した場合には(S1220:N)、本ステップS1220を繰り返し実行することにより、ユーザによって表示画面が触れられるまで待機する。一方、表示画面が触れられたと判断した場合には(S1220:Y)、その触れられた点を検出し、その検出した点の座標を始点座標として記憶する(S1225、図4参照)。
続くS1230では、制御部9が初回入力完了フラグをオンとし、上述のS1215に移行する。
また、先のS1215において、初回入力完了フラグがオンである場合には(S1215:N)、初回入力ではなく2回目の入力と判断してS1235に移行する。
また、先のS1215において、初回入力完了フラグがオンである場合には(S1215:N)、初回入力ではなく2回目の入力と判断してS1235に移行する。
S1235では、制御部9が、表示画面からユーザの指などが離れたか否かを判断する。表示画面にユーザの指などが触れたままと判断した場合には(S1235:N)、本ステップS1235を繰り返し実行することにより表示画面からユーザの指などが離れるまで待機する。一方、表示画面からユーザの指などが離れたと判断した場合には(S1235:Y)、制御部9が、表示画面からユーザの指などが離れた点を検出し、その検出した点の座標を終点座標として記憶する(S1240、図4参照)。
続くS1245では、制御部9が、先のS1225にて記憶した始点座標と先のS1240にて記憶した終点座標とを結ぶ線分を算出し、その算出した線分を表示部11の表示画面の端まで延長した線分を、表示画面を分割するための境界線とする(図4参照)。そして、S1250に移行する。
S1250では、制御部9が、先のS1205にて表示させたメッセージを表示画面から削除させる。そして、本サブルーチンを終了して図5のS130に移行する。
S130では、先のS1245にて算出した境界線によって分割された表示画面のうち表示したままとする領域を特定する。具体的には、図8のS130におけるサブルーチンに示すように、制御部9が、表示したままとする領域を選択するよう促す旨のメッセージを表示部11に表示させる(S1310)。
S130では、先のS1245にて算出した境界線によって分割された表示画面のうち表示したままとする領域を特定する。具体的には、図8のS130におけるサブルーチンに示すように、制御部9が、表示したままとする領域を選択するよう促す旨のメッセージを表示部11に表示させる(S1310)。
S1320では、制御部9が、ユーザによって表示画面が触れられたか否かを判断する。表示画面が触れられていないと判断した場合には(S1320:N)、本ステップS1320を繰り返し実行することにより表示画面が触れられるまで待機する。一方、表示画面が触れられたと判断した場合には(S1320:Y)、制御部9がその触れられた点を検出し、その検出した点の座標を、そのまま表示させる画面を選択するための点の座標として記憶する(S1330)。
続くS1340では、制御部9が、先のS1330にて記憶した点の座標が属する領域を、表示したままとする表示領域として特定する(図4参照)。
続くS1350では、制御部9が、先のS1310にて表示させたメッセージを表示画面から削除させる。そして、本サブルーチンを終了して図5のS140に移行する。
続くS1350では、制御部9が、先のS1310にて表示させたメッセージを表示画面から削除させる。そして、本サブルーチンを終了して図5のS140に移行する。
なお、本S130では、他の画像を合成するための領域(合成用領域)を特定することにより、上述の「表示したままとする領域」を特定するようにしてもよい。
S140では、先のS120にて算出された境界線に関する情報、および先のS130にて特定された、そのまま表示させる領域に属する点座標に関する情報に基づいて、表示部11の表示画面に表示させる表示画像を生成する。具体的には、画像処理部5が、表示部11に表示させる表示画像をレイヤAに描画された画像から取得し、スイッチ部7から入力された上述の各種情報(合成用領域情報)に基づき、そのまま表示させる領域および合成用領域を表示画像に設定する(図2(b)参照)。さらに、画像処理部5が、表示画像に設定された合成用領域へ合成するための合成用画像をレイヤBに描画された画像から取得する(図2(c)参照)。そして、画像処理部5が、表示画像に設定された合成用領域へ合成用画像を合成することにより新たな表示画像を生成する(図2(a)参照)。
S140では、先のS120にて算出された境界線に関する情報、および先のS130にて特定された、そのまま表示させる領域に属する点座標に関する情報に基づいて、表示部11の表示画面に表示させる表示画像を生成する。具体的には、画像処理部5が、表示部11に表示させる表示画像をレイヤAに描画された画像から取得し、スイッチ部7から入力された上述の各種情報(合成用領域情報)に基づき、そのまま表示させる領域および合成用領域を表示画像に設定する(図2(b)参照)。さらに、画像処理部5が、表示画像に設定された合成用領域へ合成するための合成用画像をレイヤBに描画された画像から取得する(図2(c)参照)。そして、画像処理部5が、表示画像に設定された合成用領域へ合成用画像を合成することにより新たな表示画像を生成する(図2(a)参照)。
なお、先のS1140において、選択された表示画面を単独で表示することとした場合には(非分割表示モード、図10(b)参照)、その選択された表示画面をそのまま表示画像とする。
続くS150では、ナビゲーション装置30から送信された地図画像の一部である合成用画像を表示する位置を調整する。具体的には、図9のS150におけるサブルーチンに示すように、制御部9が、合成用画像内に車両の現在位置が存在するか否かを判断する。合成用画像内に車両の現在位置が存在すると判断した場合には(S1510:Y)、本サブルーチンを終了して図5のS160に移行する。
一方、合成用画像内に車両の現在位置が存在しないと判断した場合には(S1510:N、図12(a)参照)、画像処理部5が、合成用領域の中心点を算出する(S1520)。次に、画像処理部5が、上述の地図画像における車両の現在位置と、先のS1520にて算出された合成用領域の中心点とが一致するような画像を、レイヤBに描画された画像から合成用画像として取得する(S1530)。そして、画像処理部5が、再取得した合成用画像を表示画像における合成用領域へ合成することにより表示画像を新たに生成する(S1540、図12(b)参照)。
そして、本サブルーチンを終了して図5のS160に移行する。
S160では、制御部9が、表示画像を表示部11に表示させる(図10(a)および図10(b)参照)。そして、本処理を終了する。
S160では、制御部9が、表示画像を表示部11に表示させる(図10(a)および図10(b)参照)。そして、本処理を終了する。
[効果]
このように実施例のディスプレイ装置1によれば、次のような効果を奏する。すなわち、従来のナビゲーション装置では、複数の画像を一つの表示画面に表示する場合には、モニタにおける表示画面を左右や上下などに2分割していたため、例えば分割された表示画面の一方にナビゲーション装置のメニュー画面を表示し、他方に道路地図を表示する際には、現在位置と目的地とを結ぶ経路の細部など、分割後の表示画面に表示した画像の細部が確認しにくくなるといった問題があった。これに対して実施例のディスプレイ装置1によれば、表示部11に表示させる表示画像をレイヤAに描画された画像から取得し、スイッチ部7から入力された合成用領域情報に基づき、そのまま表示させる領域および合成用領域を表示画像に設定するともに、表示画像に設定された合成用領域へ合成するための合成用画像をレイヤBに描画された画像から取得し、表示画像に設定された合成用領域へ合成用画像を合成することにより新たな表示画像を生成する(S140)。つまり、複数の画像を一つの表示画面に表示する場合には予め設定された形態ではなくユーザが所望する形態で表示画面を分割するので、上述のように生成した表示画像を表示部11に表示させれば(S160)、例えば現在位置と目的地とを結ぶ経路の細部などのユーザが表示させたい対象に合わせて表示画面を分割でき、分割された表示画面に表示された画像の細部が確認しやすくなることが期待できる。
このように実施例のディスプレイ装置1によれば、次のような効果を奏する。すなわち、従来のナビゲーション装置では、複数の画像を一つの表示画面に表示する場合には、モニタにおける表示画面を左右や上下などに2分割していたため、例えば分割された表示画面の一方にナビゲーション装置のメニュー画面を表示し、他方に道路地図を表示する際には、現在位置と目的地とを結ぶ経路の細部など、分割後の表示画面に表示した画像の細部が確認しにくくなるといった問題があった。これに対して実施例のディスプレイ装置1によれば、表示部11に表示させる表示画像をレイヤAに描画された画像から取得し、スイッチ部7から入力された合成用領域情報に基づき、そのまま表示させる領域および合成用領域を表示画像に設定するともに、表示画像に設定された合成用領域へ合成するための合成用画像をレイヤBに描画された画像から取得し、表示画像に設定された合成用領域へ合成用画像を合成することにより新たな表示画像を生成する(S140)。つまり、複数の画像を一つの表示画面に表示する場合には予め設定された形態ではなくユーザが所望する形態で表示画面を分割するので、上述のように生成した表示画像を表示部11に表示させれば(S160)、例えば現在位置と目的地とを結ぶ経路の細部などのユーザが表示させたい対象に合わせて表示画面を分割でき、分割された表示画面に表示された画像の細部が確認しやすくなることが期待できる。
また、実施例のディスプレイ装置1によれば、画面分割処理におけるS150において、ナビゲーション装置30から送信された地図画像の一部である合成用画像内に車両の現在位置が存在しないと判断した場合には、車両の現在位置が含まれる画像をレイヤBに描画された画像から合成用画像として取得し、その取得した合成用画像を表示画像における合成用領域へ合成することにより表示画像を新たに生成するので、当該ディスプレイ装置1が搭載された車両の現在位置を含む道路地図を表示させる場合において車両が走行することにより車両の現在位置が表示画面から外れた場合でも車両の現在位置が表示されるようにすることができる。
[別実施例]
(1)上記実施例では、ディスプレイ装置1が上述の画面分割処理を実行するよう構成しているが、これには限られず、画面分割処理のみを実行する専用装置として構成してもよい。なお、この場合の専用装置は、特許請求の範囲における「画像合成装置」に該当する。
(1)上記実施例では、ディスプレイ装置1が上述の画面分割処理を実行するよう構成しているが、これには限られず、画面分割処理のみを実行する専用装置として構成してもよい。なお、この場合の専用装置は、特許請求の範囲における「画像合成装置」に該当する。
また、例えばナビゲーション装置30やDVD再生装置40、携帯電話などの通信機などの移動物体(人や車両など)に携帯または搭載される装置の各構成を利用することにより上述の画面分割処理を実現するよう構成してもよい。一例を挙げると、ディスプレイ装置1およびナビゲーション装置30を備えるナビゲーションシステム100において、ナビゲーション装置30の制御回路が、車両の現在位置から目的地までの経路を含む道路地図を示す地図画像を表示画像または合成用画像の何れかとして表示画像生成に利用するといった具合である。
(2)上記実施例では、画像取得部3がアナログ信号およびデジタル信号の双方に対応するよう構成されているが、これには限られず、画像取得部3をアナログ信号またはデジタル信号の何れか一方にのみ対応するよう構成してもよい。また、画像取得部3によって取得される画像については、例えば静止画像でもよいし、動画でもよい。
(3)上記実施例では、画像処理部5が、画像取得部3によって外部から取得された画像をVIDEO−RAM13に記憶させておき、必要に応じて読み出して利用しているが、これには限られず、画像処理部5が、取得した画像をVIDEO−RAM13には記憶させずにそのまま利用するようにしてもよい。このようにしても上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(4)上記実施例では、画面分割処理のS120において、表示画面を分割するための境界線の位置を特定する際には、表示画面にユーザの指などが触れた点を始点とし、表示画面からユーザの指などが離れた点を終点としているが、これには限られず、表示画面にユーザの指などが別々に触れた2点を始点および終点としてもよい。
(5)上記実施例の画面分割処理では、表示部11の表示画面を分割するための分割形状および境界線に関する情報をユーザによるスイッチ部7の操作によって取得しているが(S110、S120)、これには限られず、上述のような分割形状および境界線に関する情報を予め記憶しておき、ユーザによるスイッチ部7を介するユーザからの指示に基づいて、必要に応じて読み出して利用するようにしてもよい。このようにすれば、従来のナビゲーション装置のようにモニタにおける表示画面を左右や上下などに画一的に2分割するのとは異なり、ユーザに選択肢を提示することによりユーザが所望する形態で表示画面を分割するので、上記実施例と同様の作用効果を奏する。
(6)上述のように2つに分割された表示画面に、例えばナビゲーション装置30のメニュー画面、および現在位置から目的地までの経路を含む道路地図をそれぞれ表示させている場合において、例えばエアコンの設定を変更するためにエアコンのメニュー画面など他の画面を表示させたいときがある。このようなときには、上述のナビゲーション装置30のメニュー画面または目的地までの経路を含む道路地図の何れかを消去してエアコンのメニュー画面を表示させる必要がある。そこで、上記実施例の画面分割処理によって表示部11の表示画面を分割した後に、さらに上述の画面分割処理を実行することにより表示画面の分割後に画像を追加するようにしてもよい。
(6−1)なおこの場合、新たに取得した合成用画像を合成用領域へ一律的に合成してもよい。
また、新たに取得した合成用画像を合成用領域へ一律的に合成する代わりに、次のようにしてもよい。
また、新たに取得した合成用画像を合成用領域へ一律的に合成する代わりに、次のようにしてもよい。
(6−2)表示画像に設定された合成用領域のうち過去に合成用画像が合成された部分に合成するための合成用画像を、その過去に合成された合成用画像の次に表示画像に合成された合成用画像を含む画像から取得してもよい。
(6−3)表示画像に設定された合成用領域のうち過去に合成用画像が合成されていない部分に合成するための合成用画像を、表示画像に最初に合成された合成用画像を含む画像から取得してもよい。
このようにすれば、必要に応じて表示画面の分割数を増加させることによってそれまで表示していた画面を消去することなく新たな画面を追加表示することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
(7)上記実施例の画面分割処理では、S110において、画像処理部5によって生成された表示画像を表示する「分割表示モード」(図10(a)参照)と、合成用画像を合成する以前の表示画像を単独で表示する「非分割表示モード」(図10(b)参照)とをユーザからの指示に基づいて切り替えているが、これには限られず、例えば車両の走行状態に応じて、分割表示モードと非分割表示モードとを自動的に切り替えるよう構成してもよい。具体的には、図11のフローチャートに示すような「表示モード切替処理」を実行することにより、例えば車両の走行状態に応じて、分割表示モードと非分割表示モードとを切り替える。本処理は、図示しないアクセサリ電源がオンとなりディスプレイ装置1に電源供給された場合において、例えばTVチューナー装置20などディスプレイ装置に接続されている機器からの画像やディスプレイ装置1のメニュー画面などを表示しているときに、ユーザによるスイッチ部7の操作などにより実行される。
まず、最初のステップS205では、制御部9が、当該ディスプレイ装置1が搭載された車両が走行状態であるか否かを、例えばナビゲーション装置30の車速センサからの出力信号などに基づいて判断する。車両が走行状態であると判断した場合には(S205:Y)、S210に移行する。
S210では、制御部9が、分割表示モードであるか否かを判断する。分割表示モードではなく非分割表示モードであると判断した場合には(S210:N)、そのまま本処理を終了する。一方、分割表示モードであると判断した場合には(S210:Y)、S215に移行する。
S215では、制御部9が、表示部11に表示させている画像の中にナビゲーション装置30から送信された画像が含まれているか否かを判断する。ナビゲーション装置30から送信された画像が含まれていないと判断した場合には(S215:N)、そのまま本処理を終了する。一方、ナビゲーション装置30から送信された画像が含まれていると判断した場合には(S215:Y)、S220に移行する。
S220では、制御部9が、そのナビゲーション装置30から送信された画像を単独で表示部11に表示させることにより、表示モードを分割表示モードから非分割表示モードに変更する。そして、本処理を終了する。
一方、上述のS205において、車両が走行状態ではなく停止状態であると判断した場合には(S205:N)、S225に移行する。
S225では、制御部9が、画面分割処理により、合成用画像が合成された状態の表示画像が生成されているか否かを判断する。合成用画像が合成された状態の表示画像が生成されていないと判断した場合には(S225:N)、そのまま本処理を終了する。一方、合成用画像が合成された状態の表示画像が生成されていると判断した場合には(S225:Y)、S230に移行する。
S225では、制御部9が、画面分割処理により、合成用画像が合成された状態の表示画像が生成されているか否かを判断する。合成用画像が合成された状態の表示画像が生成されていないと判断した場合には(S225:N)、そのまま本処理を終了する。一方、合成用画像が合成された状態の表示画像が生成されていると判断した場合には(S225:Y)、S230に移行する。
S230では、制御部9が、表示部11に表示させている画像の中にナビゲーション装置30から送信された画像が含まれているか否かを判断する。ナビゲーション装置30から送信された画像が含まれていないと判断した場合には(S230:N)、そのまま本処理を終了する。一方、ナビゲーション装置30から送信された画像が含まれていると判断した場合には(S230:Y)、S235に移行する。
S235では、制御部9が、そのナビゲーション装置30から送信された画像を含む表示画像を表示部11に表示させることにより、表示モードを非分割表示モードから分割表示モードに変更する。そして、本処理を終了する。
なお、本処理において、制御部9は車両状況取得手段に該当する。
(7−1)一例を挙げると、現在位置から目的地への経路を含む道路地図が表示されている場合において、例えば車速センサなどの当該ディスプレイ装置1が搭載された車両の速度を検出する手段からの出力信号を取得し、その取得した出力信号に基づいて車両の走行状態を判断する。車両が停車状態から走行状態となったときには、例えば道路地図を単独で表示部11に表示させる(非分割表示モード)。一方、車両が走行状態から停車状態となったときには、オーディオ装置50の操作メニュー画面や当該ディスプレイ装置1の操作メニュー画面、経路を含む道路地図、TVチューナー装置20のメニュー画面などの複数の画像を合成した表示画像などを表示部11に表示させる(分割表示モード)。
(7−1)一例を挙げると、現在位置から目的地への経路を含む道路地図が表示されている場合において、例えば車速センサなどの当該ディスプレイ装置1が搭載された車両の速度を検出する手段からの出力信号を取得し、その取得した出力信号に基づいて車両の走行状態を判断する。車両が停車状態から走行状態となったときには、例えば道路地図を単独で表示部11に表示させる(非分割表示モード)。一方、車両が走行状態から停車状態となったときには、オーディオ装置50の操作メニュー画面や当該ディスプレイ装置1の操作メニュー画面、経路を含む道路地図、TVチューナー装置20のメニュー画面などの複数の画像を合成した表示画像などを表示部11に表示させる(分割表示モード)。
(7−2)また、オーディオ装置50からの操作メニュー画面を含めた複数の画像が一つの表示画面で表示されている場合において、CDプレーヤーが再生を開始したときなどには、オーディオ装置50からの操作メニュー画面を単独で表示部11に表示させる(非分割表示モード)。その後、例えば制御部9が内蔵する計時手段などによって一定時間経過したときには、上述のオーディオ装置50の操作メニュー画面などの複数の画像を合成した表示画像を表示部11に表示させる(分割表示モード)。
このようにすれば、車両の走行状態に応じて分割表示モードと非分割表示モードとを自動的に切り替えることができ、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
(8)また、ナビゲーション装置30から送信された地図画像がレイヤAに描画されている場合において、表示画像に車両の現在位置が存在しないとき、すなわち、表示画像における合成用領域以外の領域に車両の現在位置が存在しないときには、画像処理部5が次のような処理を実行することが考えられる。すなわち、画像処理部5が、合成用領域以外の領域の中心点を算出する。次に、画像処理部5が、上述の地図画像における車両の現在位置と合成用領域以外の領域の中心点とが一致するような画像を、レイヤAに描画された画像から取得する。そして、画像処理部5が、取得した画像を表示画像における合成用領域以外の領域へ合成することにより表示画像を新たに生成する(図13(b)参照)。
(8)また、ナビゲーション装置30から送信された地図画像がレイヤAに描画されている場合において、表示画像に車両の現在位置が存在しないとき、すなわち、表示画像における合成用領域以外の領域に車両の現在位置が存在しないときには、画像処理部5が次のような処理を実行することが考えられる。すなわち、画像処理部5が、合成用領域以外の領域の中心点を算出する。次に、画像処理部5が、上述の地図画像における車両の現在位置と合成用領域以外の領域の中心点とが一致するような画像を、レイヤAに描画された画像から取得する。そして、画像処理部5が、取得した画像を表示画像における合成用領域以外の領域へ合成することにより表示画像を新たに生成する(図13(b)参照)。
なお、上述のような処理については、ディスプレイ装置1からナビゲーション装置30に対して通知された表示領域の形状や配置、四隅の座標等の情報に基づき、ナビゲーション装置30の制御回路にて行うようにしてもよい。
このようにすれば、車両が移動することにより表示画像に車両の現在位置が存在しないときでも、車両の現在位置を表示されるようにすることができる。
(9)ところで、例えばテレビ画面を表示画面に表示させている場合において、オーディオの音量を変更するために表示画面への表示内容をテレビ画面からオーディオのメニュー画面へ変更させたいときがある。そこで、図15のフローチャートに示すような表示対象画像変更処理により、表示する合成用画像をユーザの指示により変更可能にしてもよい。なお、本処理は、図示しないアクセサリ電源がオンとなりディスプレイ装置1に電源供給された場合において、例えばTVチューナー装置20などディスプレイ装置に接続されている機器からの画像やディスプレイ装置1のメニュー画面などを表示しているときに、ユーザによるスイッチ部7の操作などにより実行される。
(9)ところで、例えばテレビ画面を表示画面に表示させている場合において、オーディオの音量を変更するために表示画面への表示内容をテレビ画面からオーディオのメニュー画面へ変更させたいときがある。そこで、図15のフローチャートに示すような表示対象画像変更処理により、表示する合成用画像をユーザの指示により変更可能にしてもよい。なお、本処理は、図示しないアクセサリ電源がオンとなりディスプレイ装置1に電源供給された場合において、例えばTVチューナー装置20などディスプレイ装置に接続されている機器からの画像やディスプレイ装置1のメニュー画面などを表示しているときに、ユーザによるスイッチ部7の操作などにより実行される。
まず、最初のステップS310では、制御部9が、表示内容を変更したい領域を選択するよう促す旨のメッセージを表示部11に表示させる。
続くS320では、制御部9が、ユーザによって表示画面が触れられたか否かを判断する。表示画面が触れられていないと判断した場合には(S320:N)、本ステップS320を繰り返し実行することにより表示画面が触れられるまで待機する。一方、表示画面が触れられたと判断した場合には(S320:Y、図14参照)、制御部9が、その触れられた点が属する領域を、表示内容を変更したい領域として特定し、そして、制御部9が、先の310にて表示させたメッセージを表示画面から削除させる。
続くS320では、制御部9が、ユーザによって表示画面が触れられたか否かを判断する。表示画面が触れられていないと判断した場合には(S320:N)、本ステップS320を繰り返し実行することにより表示画面が触れられるまで待機する。一方、表示画面が触れられたと判断した場合には(S320:Y、図14参照)、制御部9が、その触れられた点が属する領域を、表示内容を変更したい領域として特定し、そして、制御部9が、先の310にて表示させたメッセージを表示画面から削除させる。
続くS330では、制御部9が、表示させたい画像を入力するよう促す旨のメッセージを表示部11に表示させる。
続くS340では、制御部9が、ユーザによって表示させたい画像が入力されたか否かを判断する。入力されていないと判断した場合には(S340:N)、本ステップS340を繰り返し実行することにより入力されるまで待機する。一方、入力されたと判断した場合には(S340:Y)、その画像を上述の表示内容を変更したい領域へ合成するための合成用画像とし、S350に移行する。
続くS340では、制御部9が、ユーザによって表示させたい画像が入力されたか否かを判断する。入力されていないと判断した場合には(S340:N)、本ステップS340を繰り返し実行することにより入力されるまで待機する。一方、入力されたと判断した場合には(S340:Y)、その画像を上述の表示内容を変更したい領域へ合成するための合成用画像とし、S350に移行する。
S350では、画像処理部5が、上述の表示内容を変更したい領域へ合成するための合成用画像をレイヤC(図示省略)に描画された画像などから取得する。
続くS360では、画像処理部5が、上述の表示内容を変更したい領域へ合成用画像を合成することにより新たな表示画像を生成し、制御部9が、先のS330にて表示させたメッセージを表示画面から削除させる。そして、本処理を終了する。
続くS360では、画像処理部5が、上述の表示内容を変更したい領域へ合成用画像を合成することにより新たな表示画像を生成し、制御部9が、先のS330にて表示させたメッセージを表示画面から削除させる。そして、本処理を終了する。
このようにすれば、表示画面への表示内容を変更することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
1・・・ディスプレイ装置、3・・・画像取得部、5・・・画像処理部、7・・・スイッチ部、9・・・制御部、11・・・表示部、13・・・VIDEO−RAM、20・・・TVチューナー装置、30・・・ナビゲーション装置、40・・・DVD再生装置、50・・・オーディオ装置、100・・・ナビゲーションシステム
Claims (11)
- 表示画面に表示させる表示画像を取得可能な表示画像取得手段と、
ユーザが所望する任意な形状の画像を前記表示画像に合成するための合成用領域を特定する合成用領域情報を取得可能な合成用領域情報取得手段と、
前記合成用領域情報取得手段によって取得された合成用領域情報に基づき、前記合成用領域を前記表示画像に設定する合成用領域設定手段と、
前記合成用領域設定手段によって前記表示画像に設定された前記合成用領域へ合成するための合成用画像を取得可能な合成用画像取得手段と、
前記合成用画像取得手段によって取得された合成用画像を前記表示画像に設定された前記合成用領域へ合成することにより表示画像を新たに生成する表示画像生成手段と、
を備えることを特徴とする画像合成装置。 - 請求項1に記載の画像合成装置において、
前記合成用領域情報取得手段は、前記表示画像上にユーザによって指定された任意な線分の両端を前記表示画像の外周まで延長した線分によって分割された前記表示画像の一方を前記合成用領域とする旨の情報を前記合成用領域情報として取得可能であることを特徴とする画像合成装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像合成装置において、
前記合成用領域情報取得手段は、前記表示画像上にユーザによって指定された任意な形状の領域を前記合成用領域とする旨の情報を前記合成用領域情報として取得可能であることを特徴とする画像合成装置。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の画像合成装置において、
前記表示画像取得手段は、前記表示画像生成手段によって生成された表示画像を取得可能であり、
前記合成用領域情報取得手段は、前記表示画像生成手段によって生成された表示画像上にユーザが所望する任意な形状の画像を新たに合成するための合成用領域を特定する合成用領域情報を取得可能であり、
前記合成用領域設定手段は、前記合成用領域情報取得手段によって合成用領域情報が新たに取得された場合には、その新たに取得された合成用領域情報に基づき、前記表示画像取得手段によって取得された表示画像に合成用領域を新たに設定し、
前記合成用画像取得手段は、前記合成用領域設定手段によって前記表示画像に新たに設定された合成用領域へ合成するための合成用画像を新たに取得し、
前記表示画像生成手段は、前記合成用画像取得手段によって新たに取得された合成用画像を前記表示画像取得手段によって取得された表示画像に新たに設定された合成用領域へ合成することにより新たな表示画像を生成すること
を特徴とする画像合成装置。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像合成装置において、
前記合成用画像取得手段は、
前記合成用領域設定手段によって前記表示画像に設定された合成用領域のうち過去に合成用画像が合成された部分に合成するための合成用画像を、その過去に合成された合成用画像の次に前記表示画像に合成された合成用画像を含む画像から取得し、
前記合成用領域設定手段によって前記表示画像に設定された合成用領域のうち過去に合成用画像が合成されていない部分に合成するための合成用画像を、前記表示画像に最初に合成された合成用画像を含む画像から取得すること
を特徴とする画像合成装置。 - 請求項1〜請求項5の何れかに記載の画像合成装置において、
前記合成用領域情報取得手段は、ユーザによる合成用画像を変更する旨の情報を取得可能であり、
前記合成用画像取得手段は、前記合成用領域情報取得手段によって合成用画像を変更する旨の情報が取得された場合には、その情報に基づいて新たな合成用画像を取得し、
前記表示画像生成手段は、前記合成用画像取得手段によって取得された新たな合成用画像を前記表示画像に設定された合成用領域へ合成することにより新たな表示画像を生成すること
を特徴とする画像合成装置。 - 請求項1〜請求項6の何れかに記載の画像合成装置において、
前記表示画像生成手段は、前記表示画像が当該画像合成装置を携帯または搭載する移動物体の現在位置を含む地図情報を示す地図画像である場合において前記表示画像における前記合成用領域内に前記移動物体の現在位置が含まれるときには、前記地図画像のうち前記移動物体の現在位置が含まれる部分を前記表示画像取得手段によって取得させ、その取得した画像を前記表示画像における合成用領域以外の領域へ合成することにより表示画像を新たに生成すること
を特徴とする画像合成装置。 - 請求項1〜請求項7の何れかに記載の画像合成装置において、
前記表示画像生成手段は、前記合成用画像取得手段によって取得された合成用画像が当該画像合成装置を携帯または搭載する移動物体の現在位置を含む地図情報を示す地図画像の一部である場合において前記合成用画像に前記移動物体の現在位置が含まれないときには、前記地図画像のうち前記移動物体の現在位置が含まれる部分を前記合成用画像取得手段によって前記合成用画像として再取得させ、その再取得した合成用画像を前記表示画像に設定された合成用領域へ合成することにより表示画像を新たに生成すること
を特徴とする画像合成装置。 - 請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像合成装置における各手段と、
前記画像合成装置における表示画像生成手段によって生成された表示画像を表示可能な画像表示手段と、
前記表示画像生成手段によって生成された表示画像を前記画像表示手段に表示させる画像表示制御手段と、
を備えることを特徴とするディスプレイ装置。 - 請求項9に記載のディスプレイ装置において、
当該ディスプレイ装置が搭載された車両の状況を取得可能な車両状況取得手段を備え、
前記画像表示制御手段は、前記車両状況取得手段によって取得された車両状況に基づいて、前記表示画像生成手段によって合成された表示画像を前記画像表示手段に表示させる分割表示モードと前記合成用画像を合成する以前の表示画像を単独で前記画像表示手段に表示させる非分割表示モードとの間で表示モードを切り替えること
を特徴とするディスプレイ装置。 - 請求項1〜請求項8の何れかに記載の画像合成装置における各手段と、
現在位置を特定する位置特定手段と、
地図データを取得可能な地図データ取得手段と、
目的地を設定する目的地設定手段と、
前記位置特定手段によって特定された現在位置から前記目的地設定手段によって設定された目的地へ向かう経路を、前記地図データ取得手段によって取得された地図データに基づいて計算する経路計算手段と、
前記経路計算手段によって計算された経路を案内する経路案内手段と、
を備え、
前記画像合成装置における表示画像生成手段は、前記経路計算手段によって計算された経路を含む道路地図を示す地図画像を前記表示画像または前記合成用画像の何れかとして表示画像生成に利用すること
を特徴とするナビゲーションシステム。
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