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JP2006038142A - 配管接続用クランプ - Google Patents

配管接続用クランプ Download PDF

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JP2006038142A
JP2006038142A JP2004220652A JP2004220652A JP2006038142A JP 2006038142 A JP2006038142 A JP 2006038142A JP 2004220652 A JP2004220652 A JP 2004220652A JP 2004220652 A JP2004220652 A JP 2004220652A JP 2006038142 A JP2006038142 A JP 2006038142A
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Tomohiro Yamamoto
智宏 山本
Koji Hisaka
幸司 日坂
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Denso Corp
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Abstract

【課題】 配管フランジ部を抱き込むように挟持する抱持部の内径寸法を変更するための屈曲部を設けたとしても、クランプの占有スペースを抑制することが可能な配管接続用のクランプを提供すること。
【解決手段】 クランプ1は、配管フランジ部の外径寸法のばらつきを吸収可能な外方に突出した屈曲形状のヒンジ部20を2つ備えているので、1つあたりの突出量Aを小さくすることができる。したがって、両配管の接続部におけるクランプ1の占有スペースを抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配管の端部同士を接続する配管接続用のクランプに関する。
従来から、フランジ部が形成された端部を有する配管相互を端部同士で接続するときに、両配管のフランジ部を円周状の凹溝部で抱き込むように挟持して支持し、両配管を軸方向に抜けないように固定するクランプがある(例えば、下記特許文献1参照)。
また、このようなクランプの一例として、図9に示すような樹脂性のクランプが知られている。このクランプ101は、両配管のフランジ部を抱き込むように挟持するための周状の抱持部110と、この抱持部110の周方向の一箇所において外方に突出した屈曲形状をなすヒンジ部120とを備えている。
このヒンジ部120は、クランプ101の開閉時に弾性変形するだけでなく、屈曲形状(抱持部110側の幅)を変更するように弾性変形することで抱持部110の内径寸法を変更し、配管フランジ部の外径のばらつきを吸収できるようになっている。
特開平8−219351号公報
しかしながら、上記従来の図9に示す配管接続用クランプ101では、フランジ部の外径のばらつきが大きい場合には、外径ばらつきを吸収するための屈曲形状をなすヒンジ部120を大型化する必要がある。ヒンジ部120が大型化すると、ヒンジ部120の突出寸法Cが大きくなり、配管接続部においてクランプの占有スペースが大きくなるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、配管フランジ部を抱き込むように挟持する抱持部の内径寸法を変更するための屈曲部を設けたとしても、クランプの占有スペースを抑制することが可能な配管接続用のクランプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
フランジ部(82、92)が形成された端部(81、91)を有する配管(8、9)相互を端部(81、91)同士で接続するときに、両配管(8、9)のフランジ部(82、92)を抱き込むように挟持するための周状の抱持部(10)と、
外方に突出した屈曲形状をなし、この屈曲形状を変更するように弾性変形することで抱持部(10)の内径寸法を変更可能な屈曲部(20)とを備える樹脂製の配管接続用のクランプにおいて、
屈曲部(20)を抱持部(10)周方向の複数個所に設けたことを特徴としている。
これによると、各屈曲部(20)を小型化したとしても、フランジ部(82、92)の外径寸法のばらつきを複数の屈曲部(20)の変形で吸収することができる。したがって、配管(8、9)接続部におけるクランプ(1)の占有スペースを抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明では、
抱持部(10)は、フランジ部(82、92)から着脱されるときに周方向の一部を開閉し、
抱持部(10)の開閉する両端部(40、50)には、閉状態時に相互に係合する係合面(42、52)がそれぞれ形成されていることを特徴としている。
これによると、抱持部(10)を両配管(8、9)のフランジ部(82、92)に容易かつ確実に装着して、両配管(8、9)を確実に接続することができる。
また、請求項3に記載の発明では、屈曲部(20)は、抱持部(10)の開閉時に弾性変形するヒンジ部(20)であることを特徴としている。
これによると、開閉動作のために弾性変形する部位と、フランジ部の外径ばらつきを吸収するために弾性変形する部位とを共通化することができる。
また、請求項4に記載の発明では、複数の屈曲部(20)の間の部位(30)は、屈曲部(20)より剛性が高いことを特徴としている。
これによると、抱持部(10)をフランジ部(82、92)に装着するときに複数の屈曲部(20)の間の部位(30)が変形し難く、装着が容易である。
また、請求項5に記載の発明では、
抱持部(10)の両端部(40、50)のうちの一端部(40)が、他端部(50)に対し、閉状態から、一端部(40)に形成された係合面(42)が略反転する位置にまで回動展開した形状で成形され、
閉状態となるときには、一端部(40)が、他端部(50)に向かって回動されることを特徴としている。
これによると、クランプ(1)を、比較的シンプルな金型で容易に成形することが可能である。
また、請求項6に記載の発明では、
抱持部(10)の両端部(40、50)のうちの前記他端部(50)に設けられ、この他端部(50)側の係合面(52)を有する係合突起部(51)と、
抱持部(10)の両端部(40、50)のうちの前記他端部(50)に設けられ、閉状態時に前記一端部(40)の位置決めを行なうための位置決めリブ(53)とを備え、
位置決めリブ(53)は、係合突起部(51)の係合面(52)より、開方向側に突出していることを特徴としている。
これによると、前記一端部(40)側が他端部(50)側に回動されて閉状態を形成するときに、一端部(40)側の係合面(42)と他端部(50)側の係合面(52)とが係合する前に、位置決めリブ(53)により一端部(40)側の位置決めがなされる。したがって、スムースかつ確実に係合面(42、52)相互を係合することができる。
また、請求項7に記載の発明では、位置決めリブ(53)は、剛性が係合突起部(51)の剛性より高いことを特徴としている。
これによると、抱持部(10)の閉状態を形成するときに、位置決めリブ(53)は比較的撓み難く、係合突起部(51)は比較的撓み易い。したがって、位置決めリブ(53)により前記一端側の位置を確実に決めつつ、係合突起部(51)を撓ませて両端部(40、50)の係合面(42、52)相互を容易に係合することができる。このようにして、クランプ(1)の組み付けを容易かつ確実に行なうことができる。
また、請求項8に記載の発明では、位置決めリブ(53)は、開方向先端側に、前記一端部(40)の回動軌跡に沿った面(54)が形成されていることを特徴としている。
これによると、回動軌跡に沿った面(54)により、前記一端部の位置を容易に位置決めすることができる。したがって、クランプ(1)の組付性をさらに向上することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した一実施形態におけるクランプ1の構成を示す正面図であり、図2は、クランプ1を用いた配管接続部の配管軸線方向の断面図である。
図2に示すように、本実施形態において相互に接続される配管は、内部に車両エンジンの冷却水を流通するためのアルミニウム合金製の雄状配管8と雌状配管9である。雄状配管8には、接続側の端部(雄状端部)81に拡管加工により周状にフランジ部82が形成されている。一方、雌状配管9にも、接続側の端部(雌状端部)91に拡管加工により周状にフランジ部92が形成されている。
雄状配管8の端部81において、フランジ部82形成部位より先端側にはOリング溝83が周設され、Oリング溝83内にはOリング84が配設されている。そして、雄状配管8の端部81を雌状配管9の端部91内に挿入し、フランジ部82とフランジ部92とを当接すると、Oリング84によりシール構造が形成され、配管接続状態となるものである。
図1に示すように、本実施形態において雄状配管8および雌状配管9を接続するための樹脂製(例えばポリプロピレン樹脂製もしくはポリアミド樹脂製)のクランプ1は、内周面側に両配管8、9のフランジ部82、92を挿設する溝部13が形成された周状の抱持部10と、この抱持部10の周方向の一部において外方に突出した屈曲形状をなす2つにヒンジ部20と、2つのヒンジ部20間を連結する平板部30とにより構成されている。
図2に示すように、抱持部10は、断面形状が略コの字状をなしており、底面部11と側面部12とにより形成された溝部13内に両フランジ部82、92を抱き込み、当接したフランジ部82、92相互が両配管8、9軸線方向に離れないように挟持するようになっている。
図1に示すように、外方に突出した屈曲形状をなすヒンジ部20は、抱持部10側部分が、抱持部10の底面部11や平板部30より薄肉形成されており、クランプ1を開閉するときに弾性変形するようになっている。また、ヒンジ部20は、屈曲形状を変形することで、抱持部10の内径寸法を変更可能であり、前記フランジ部82、92の外径ばらつきに対応できるようになっている。
すなわち、フランジ部82、92の外径寸法が比較的大きな場合には、2つヒンジ部20がそれぞれ周方向の幅を拡大するように弾性変形して、抱持部10がフランジ部82、92を抱持できるようになっている。ヒンジ部20は本実施形態における屈曲部でもある。
平板部30は、2つのヒンジ部20間を繋ぐ厚肉部であり、ヒンジ部20の薄肉部の約2倍の厚さに形成されている。これにより、平板部30はヒンジ部20より剛性が高くなっており、ヒンジ部20が弾性変形するときにも変形し難くなっている。
図1図示左方側においてクランプ1の開閉部を形成する抱持部10の両端部40、50は、閉状態時に相互に係合する係合面42、52を備えている。具体的には、図1図示上方側の第1端部40には上方を向いた係合面42が形成され、図1図示下方側の第2端部50には下方を向いた係合面52が形成されている。
なお、本実施形態では、第1端部40が本発明で言うところの一端部に相当し、第2端部50が本発明で言うところの他端部に相当する。
図3は、第2端部50の拡大図である。図3に示すように、第2端部50には、係合面52を有する係合突起部51、および第1端部40を位置決めするための位置決めリブ53が形成されている。
係合突起部51は、抱持部10の周設方向より外方側に位置するとともに、径内方向に突出する爪部51aを有しており、この爪部51aの下面が前述の係合面52となっている。
一方、位置決めリブ53は、第2端部50において抱持部10の周設方向に(抱持部10の端面より図示上方側に突出するように)延設されている。図3に示すように、位置決めリブ53は、係合突起部51の係合面52より、開方向側に突出しているとともに、係合突起部51より板厚が厚く高剛性となっている。
また、位置決めリブ53の開方向先端側には、第1端部40と第2端部50とが閉じるときの第1端部40回動軌跡(図3に一点鎖線で示す軌跡)に沿った傾斜面54が形成されている。
さらに、第2端部50において爪部51aの図示下方側に位置する部位には、開口55が形成されている。
本実施形態のクランプ1は、図4に示す形状で成形加工される。すなわち、抱持部10の両端部40、50のうちの第1端部40が、第2端部50に対し、閉状態から、第1端部40に形成された係合面42が略反転する位置にまで回動展開した(係合面42が図示下方側を向くように略180°開いた)形状で成形される。
したがって、図4から明らかなように、係合面42を有する第1端部40係合部41、第2端部50の係合突起部51や位置決めリブ53、溝部13を有する抱持部10等の凹凸形状部を備えるクランプ1を、スライド構造を有しない簡易な2分割型で容易に成形することができる。
なお、第2端部50の係合突起部51爪部51aも、開口55を設けることによりスライド構造を有しない2分割型で成形可能である。スライド構造を有しない簡易な2分割型で容易に成形することができるので、クランプ1のコストを安価にすることができる。
次に、上述の構成のクランプ1を用いて雄状配管8と雌状配管9とを接続する動作について説明する。
雄状配管8と雌状配管9とを接続するときには、まず、図2に示すように、雄状配管8もしくは雌状配管9のいずれかを軸線方向に移動して、雄状配管8の端部81を雌状配管9の端部91内に挿入し、雄状配管8のフランジ部82と雌状配管9のフランジ部92とを当接する。
そして、この当接状態にある両フランジ部82、92の周方向略半分を、クランプ1の抱持部10のうち、第2端部50とヒンジ部20との間の抱持部10により抱き込むようにして挟持する。
次に、図5に断面図示するように、第1端部40側を回動して第2端部50に向かって移動させる。そして、第1端部40の係合部41は、傾斜面54によって第2端部50の係合突起部51と位置決めリブ53との間に導かれる。
位置決めリブ53は、係合突起部51の係合面52より、開方向側に突出している。したがって、第1端部40側の係合面42が第2端部50側の係合面52に係合する前に、位置決めリブ53により確実に第1端部40の位置決めを行なうことができる。
位置決めリブ53は係合突起部51より剛性が高いので、第1端部40の係合部41を係合突起部51の内側に受け入れるときに、位置決めリブ53が第1端部40を確実に位置決めするとともに、係合突起部51が撓むことで爪部51aの図示下方側に係合部41が進入する。
これにより、第1端部40の係合面42と第2端部50の係合面52とが相互に係合し、クランプ1が閉状態となる。このときには、抱持部10のうち第1端部40とヒンジ部20との間の抱持部10も両フランジ部82、92の周方向略半分を抱き込むようにして挟持する。
これにより、両フランジ部82、92の周方向の略全域が抱持部10により挟持され、両配管8、9の軸線方向の固定が完了する。
雌状配管9と雄状配管8とを取り外すときには、第2端部50の係合突起部51の先端に径外方向に向かう応力を付勢することにより、クランプ1の両端部40、50の係合を容易に解除することができる。
上述の構成および動作によれば、クランプ1は、フランジ部82、92の外径寸法のばらつきを吸収可能な外方に突出したヒンジ部20を2つ備えているので、図1に示すように、1つあたりの突出量Aを小さくすることができる。したがって、両配管8、9の接続部におけるクランプ1の占有スペースを抑制することができる。
また、図1に示すように、2つのヒンジ部20を近接配置し剛性が高い平板部30で連結している。したがって、第1端部40を第2端部50側に移動し両端部40、50の係合面42、52を相互に係合してクランプ1を閉じるときに、第1端部40の回動が容易であり、ワンタッチ組み付けが可能である。
ちなみに、本例における2つのヒンジ部20間の角度(閉状態時の抱持部10の中心を基準とした角度)Bは約30度である。2つのヒンジ部20間の角度Bが40度を越えると、第2端部50に対し第1端部40を移動するときに図5に例示したような安定した回動軌跡が得られず、ワンタッチ組み付けを行なうことができなくなる。したがって、2つのヒンジ部20間の角度は40度以内が好ましく、30度以内であることが更に好ましい。
また、第2端部50において位置決めリブ53を係合面52より突出させるとともに、この位置決めリブ53に第1端部40を誘導するための傾斜面54を設けているので、配管接続時のクランプ組付性は極めて良好である。
(他の実施形態)
上記一実施形態では、外方に突出した形状をなす2つのヒンジ部20は、抱持部10側が平板部30側より薄肉形成され、この薄肉部位に弾性変形機能を持たせたものであったが、ヒンジ部の形状はこれに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、突出先端部側を薄肉としたヒンジ部20を複数設けるものであってもよい。これによっても、突出量Aを従来より小さくすることができる。
なお、図6に例示したクランプでは、ヒンジ部20間の角度を約120度としているが、40度以内に近接させることにより組付性を向上することが可能である。
また、ヒンジ部20の数も2つに限定されるものではなく、3つ以上であってもよい。例えば、図7に示すように、ヒンジ部20を3つ有するものであっても、突出量Aを低減することができる。ただし、ヒンジ部の数を増加させすぎると、ワンタッチ組み付けが難しくなり組付性が低下する。
また、上記一実施形態では、第2端部50の係合面52は、内側に突出した爪部51aに形成していたが、これに限定されるものではなく、例えば図8に示すように係合突起部51に設けた孔部51bに形成するものであってもよい。
この場合も、位置決めリブ53を係合突起部51の係合面52より開方向側に突出させることにより、組付性を向上することができる。ただし、上記一実施形態の構造の方が、成形用の型構造を簡素化できる利点がある。
また、第1端部40の係合面42の形成構造も、上記一実施形態の構造に限定されるものではない。第1端部40の係合面42は、第2端部50の係合面52と係合できるものであればよい。
また、上記一実施形態では、ヒンジ部20は、クランプ1を開閉するときに弾性変形するヒンジ機能と、抱持する配管フランジ部82、92の外径ばらつきを吸収するように弾性変形する機能とを有していたが、ヒンジ機能部(ヒンジ部)と外径ばらつき吸収機能部(屈曲部)とを異なる部位に設けたクランプであっても、本発明は適用して有効である。
また、上記一実施形態では、各配管8、9のフランジ部82、92は拡管加工により形成していたが、これに限定するものではなく、例えばフランジ部を各配管に接合するものであってもかまわない。
また、上記一実施形態では、配管8、9は冷却水配管であったが、これに限定されるものではなく、本発明の樹脂クランプは、冷却水以外の流体を流通する配管の接続に広く適用できるものである。
本発明を適用した一実施形態におけるクランプ1の構成を示す正面図である。 クランプ1を用いた配管接続部の配管軸線方向の断面図である。 クランプ1の第2端部50の拡大図である。 クランプ1の成形時形状を示す正面図である。 クランプ1の組み付け動作を説明するための断面図である。 他の実施形態におけるクランプの構成を示す正面図である。 他の実施形態におけるクランプの構成を示す正面図である。 他の実施形態におけるクランプの端部構成を示す正面図である。 従来のクランプの構成を示す正面図である。
符号の説明
1 クランプ
8 雄状配管(配管)
9 雌状配管(配管)
10 抱持部
20 ヒンジ部(屈曲部)
30 平板部(複数の屈曲部の間の部位)
40 第1端部(端部、一端部)
42 係合面
50 第2端部(端部、他端部)
51 係合突起部
52 係合面
53 位置決めリブ
54 傾斜面(回動軌跡に沿った面)
81、91 端部(配管の端部)
82、92 フランジ部

Claims (8)

  1. フランジ部(82、92)が形成された端部(81、91)を有する配管(8、9)相互を前記端部(81、91)同士で接続するときに、前記両配管(8、9)のフランジ部(82、92)を抱き込むように挟持するための周状の抱持部(10)と、
    外方に突出した屈曲形状をなし、この屈曲形状を変更するように弾性変形することで前記抱持部(10)の内径寸法を変更可能な屈曲部(20)とを備える樹脂製の配管接続用のクランプにおいて、
    前記屈曲部(20)を前記周方向の複数個所に設けたことを特徴とする配管接続用クランプ。
  2. 前記抱持部(10)は、前記フランジ部(82、92)から着脱されるときに前記周方向の一部を開閉し、
    前記抱持部(10)の開閉する両端部(40、50)には、閉状態時に相互に係合する係合面(42、52)がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管接続用クランプ。
  3. 前記屈曲部(20)は、前記開閉時に弾性変形するヒンジ部(20)であることを特徴とする請求項2に記載の配管接続用クランプ。
  4. 前記複数の屈曲部(20)の間の部位(30)は、前記屈曲部(20)より剛性が高いことを特徴とする請求項3に記載の配管接続用クランプ。
  5. 前記抱持部(10)の両端部(40、50)のうちの一端部(40)が、他端部(50)に対し、前記閉状態から、前記一端部(40)に形成された係合面(42)が略反転する位置にまで回動展開した形状で成形され、
    前記閉状態となるときには、前記一端部(40)が、前記他端部(50)に向かって回動されることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の配管接続用クランプ。
  6. 前記他端部(50)に設けられ、前記他端部(50)側の係合面(52)を有する係合突起部(51)と、
    前記他端部(50)に設けられ、前記閉状態時に前記一端部(40)の位置決めを行なうための位置決めリブ(53)とを備え、
    前記位置決めリブ(53)は、前記係合突起部(51)の係合面(52)より、開方向側に突出していることを特徴とする請求項5に記載の配管接続用クランプ。
  7. 前記位置決めリブ(53)は、剛性が前記係合突起部(51)の剛性より高いことを特徴とする請求項6に記載の配管接続用クランプ。
  8. 前記位置決めリブ(53)は、開方向先端側に、前記一端部(40)の回動軌跡に沿った面(54)が形成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の配管接続用クランプ。
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