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JP2006034683A - 出汁袋 - Google Patents

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JP2006034683A JP2004219986A JP2004219986A JP2006034683A JP 2006034683 A JP2006034683 A JP 2006034683A JP 2004219986 A JP2004219986 A JP 2004219986A JP 2004219986 A JP2004219986 A JP 2004219986A JP 2006034683 A JP2006034683 A JP 2006034683A
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Satoshi Hiraga
平賀  敏
Emiko Kajita
絵美子 梶田
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Asahi Kasei Fibers Corp
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Abstract

【課題】使用中に不織布を構成する繊維の脱落が少なく、透明性が良好で内容物の確認ができ、内容物の洩れが軽減でき、使用後の簡便な廃棄により環境保全に資することができる出汁袋を提供する。
【解決手段】平均繊維径7〜40μm、目付7〜70g/m、透明性50%〜80%および粉洩れ率が10重量%以下である脂肪族ポリエステル長繊維不織布からなる出汁袋。
【選択図】選択図なし

Description

本発明は、出汁袋に関し、更に詳しくは透明性が良好で、内容物の洩れが軽減でき、使用後の簡便な廃棄により環境保全に資する出汁袋に関する。
出汁袋は、例えば、料理を作る際にかつおぶし、とんこつ、鳥がら、海藻、野菜、牛骨等を煮ることにより内容物のエキスを抽出したり、また例えば出汁メーカーがそばやうどん等の液体出汁を製造する際に使用される内容物を収める袋である。
出汁袋は、出汁取りした後の処理の簡便性、灰汁が袋の中に閉じ込められて出にくい等の利点がある。
従来、出汁袋としてはポリプロピレン繊維、ナイロン繊維、エステル繊維等のような合成繊維の織編物や不織布からなる袋や、パルプを主体として濡れても破れないようにポリエステル形やポリオレフィン系のバインダー繊維あるいは接着剤で接着した紙からなる袋が用いられてきた。
このような合成繊維からなる袋やバインダー繊維あるいは接着剤で接着した紙からなる袋は抽出使用後、生ごみとして排出され、焼却処分されたり、埋立て処理されてきた。
ところが、焼却処分では濡れた状態であるために余分なエネルギーが必要であり、また埋立て処理するにしても合成繊維、バインダー繊維や接着剤は分解せずに地中に留まるため、ごみ増加の一因となっているという問題があった。
この問題を解決するために、生分解性を有する脂肪族ポリエステル系熱融着短繊維で融着された不織布を飲料用フィルターバッグとして使用することが開示されている(例えば特許文献1参照。)。
この方法によれば、飲料用フィルターバッグが全て生分解性短繊維で構成されるため使用後のコンポスト処理や埋立てにより最終的には炭酸ガスと水に戻すことができる。しかしながら、短繊維を使用していることから摩擦等により短繊維が脱落したり、短繊維を積層するので透明性に欠けるため内容物や内容物の状態が確認できない等の問題があった。
特開2002−177148号公報
本発明は、使用中に不織布を構成する繊維の脱落が少なく、透明性が良好で内容物の確認ができ、内容物の洩れが軽減でき、使用後の簡便な廃棄により環境保全に資することができる出汁袋を提供することを目的とする。
本発明者等は、前記課題を解決するため出汁袋の包材に脂肪族ポリエステル長繊維不織布を用い、不織布を構成する単糸の繊維径ならびに特定の樹脂を組み合わせることにより、従来の不織布の遮蔽性や強度保持性の良好さを損なうことなく、かつ透明性に充分優れた不織布が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)平均繊維径7〜40μm、目付7〜70g/m、透明性50%〜80%および粉洩れ率10重量%以下である脂肪族ポリエステル長繊維不織布からなる出汁袋。
(2)該脂肪族ポリエステルが、D−乳酸の重合体、L−乳酸の重合体、D−乳酸とL−乳酸との共重合体、D−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体、L−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体およびD−乳酸とL−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体から選ばれる重合体、または前記重合体から選ばれる2種以上のブレンド体である(1)に記載の出汁袋。
(3)該脂肪族ポリエステル長繊維不織布の湿熱収縮率が、10%以下である(1)または(2)に記載の出汁袋。
(4)該脂肪族ポリエステル長繊維不織布の部分熱圧着率が、5〜30%である(1)〜(3)のいずれかに記載の出汁袋。
本発明の出汁袋は、使用中に不織布を構成する繊維の脱落が少なく、透明性が良好で内容物の確認ができ、内容物の洩れが軽減でき、使用後の簡便な廃棄により環境保全に資することができる出汁袋を提供することができる。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布を構成する脂肪族ポリエステルの繊維は、以下の熱可塑性樹脂が挙げられる。例えば、ポリグリコール酸やポリ乳酸のようなポリ(α−ヒドロキシ酸)またはこれらを主たる繰り返し単位要素とする共重合体が挙げられる。また、ポリ(ε−カプロラクトン)、ポリ(β−プロピオラクトン)のようなポリ(ω−ヒドロシキアルカノエート)が、さらに、ポリ−3−ヒドロキシプロピオネート、ポリ−3−ヒドロキシブチレート、ポリ−3−ヒドロキシカプロレート、ポリ−3−ヒドロキシヘプタノエート、ポリ−3−ヒドロキシオクタノエートのようなポリ(β−ポリヒドロシキアルカノエート)およびこれらを構成する繰り返し単位要素とポリ−3−ヒドロキシバリレートやポリ−4−ヒドロキシブチレートを構成する繰り返し単位要素との共重合体が挙げられる。また、グリコールとジカルボン酸との縮重合体からなるポリアルキレンジカルボキシレートとして、例えば、ポリエチレンオキサレート、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンアジペート、ポリエチレンアゼレート、ポリブチレンオキサレート、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンアジペート、ポリブチレンセバケート、ポリヘキサメチレンセバケート、ポリネオペンチルオキサレートまたはこれらを構成する繰り返し単位要素とするポリアルキレンジカルボシキレート共重合体が挙げられる。さらに、これらのようなここに生分解性を有する各重合体を複数種選択し、これらをブレンドしたものを適用することも出来る。
本発明においては、生分解性及び紡糸性、透明性、実用性等の点から、以上の中で特に、ポリ乳酸系重合体が好適に使用できる。ポリ乳酸系重合体としては、ポリ(D−乳酸)、ポリ(L−乳酸)、D−乳酸とL−乳酸との共重合体、D−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体、L−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体およびD−乳酸とL−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体とから選ばれるいずれかの重合体あるいはこれらのブレンド体が好ましく、中でも特に、融点が100℃以上である重合体が好適に使用できる。ここで、乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体である場合におけるヒドロキシカルボン酸としては、グリコール酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシペンタン酸、ヒドロキシカプロン酸、ヒドロキシヘプタン酸、ヒドロキシオクタン酸等が挙げられる。これらの内、グリコール酸、ヒドロキシカプロン酸が好ましい。
なお、上記のポリ乳酸重合体の分子量には特に制限は無いが、その分子量が低下すると紡糸が困難となるか、たとえ紡糸が可能であっても得られる繊維の強度が低下する。また、分子量が高くなると加工性が低下し紡糸が困難となる傾向を示す。これらの点を考慮すると、好ましい重量平均分子量は1万〜100万の範囲から選ばれる。重量平均分子量の範囲3万〜50万は特に好ましい。重合度を高めるために少量のジイソシアネートやテトラカルボン酸二無水物などで鎖延長したものでも良い。
また、ポリ乳酸系重合体には、結晶核剤が添加されていても良い。結晶核剤としては、タルク、酸化チタン、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カーボン等が挙げられる。このような結晶核剤を添加すると、ポリ乳酸系重合体の結晶化が促進されて、耐熱性や機械的強度が向上する。また、ポリ乳酸系重合体を紡糸する際に、紡糸・冷却工程における糸条間の融着(ブロッキング)を防止できる。
上記の理由により、ポリ乳酸系長繊維の結晶化度は10%〜40%の範囲にあることが好ましい。この範囲の結晶化度を達成するためには、ポリ乳酸系重合体に対する結晶核剤の添加量は、0.1重量%〜3.0重量%、より好ましくは0.5重量%〜2.0重量%である。なお、ここでいう結晶化度とは、粉末化した長繊維(不織布)を広角X線回折パターンにより、ルーランド法により求めたものである。繊維の結晶化度が10%未満であると、耐熱性や機械的強度の向上効果が小さい。結晶化度が40%を超えると繊維としての柔軟性に欠け、紡糸性に劣るばかりでなく、コンポスト化処理時の分解速度も著しく遅くなることがある。
また、上記結晶核剤以外に、ポリ乳酸系重合体は、可塑剤により可塑化されやすいことから、適度の風合いと柔軟性を得るために、可塑剤を含有させても良い。可塑剤として、ジ−n−オクチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジベンジンルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジトリデシルフタレート、ジウンデシルフタレート等のフタル酸誘導体、ジイソオクチルフタレート等のイソフタル酸誘導体、ジ−n−ブチルアジペート、ジオクチルアジペート等のアジピン酸誘導体、ジ−n−ブチルマレート等のマレイン誘導体、トリ−n−ブチルシトレート等のクエン酸誘導体、モノブチルイタコネート等のイタコン酸誘導体、ブチルオレート等のオレイン酸誘導体、グリセリンモノリシルレート等のリシノール酸誘導体、トリクレジルフォスフェート、トリキシレニルフォスフェート等のリン酸エステル等の低分子化合物、トリアセチン(グリセリントリアセテート)等の酢酸誘導体、重合度2〜10程度の乳酸オリゴマー、ポリエチレンアジペート、ポリアクリレート等の高分子可塑剤等が挙げられる。上記可塑剤の内、好ましい可塑剤として、トリアセチン、重合度2〜10の乳酸オリゴマー等が挙げられる。可塑剤含有量はポリ乳酸系重合体に対し1重量%〜35重量%が好ましく、より好ましくは5重量%〜15重量%である。
本発明の出汁袋に用いる脂肪族ポリエステルの繊維形態は、特に限定されるものではなく、脂肪族ポリエステルを単独で用いたものでも良いし、2種以上の脂肪族ポリエステルを用いた複合繊維でも良い。また、繊維の横断面形状は通常の丸断面の他にも、中空断面、異形断面、並列型複合断面、多層型複合断面、芯鞘型複合断面、分割型複合断面など、その目的と用途に応じて任意の繊維断面形状を選択することが出来る。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布は、目付が7g/m〜70g/mであり、好ましくは12g/m〜50g/mであり、更に好ましくは15g/m〜35g/mである。目付が上記の範囲にあると、透明性に優れると共に、繊維間間隙が適度で、粉洩れ性、強度保持性に優れる。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布は、内容物の洩れにより手指等を汚すことがあることから粉洩れ率は10重量%以下、好ましくは7.5重量%以下、さらに好ましくは5.0重量%以下である。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布の平均見掛け密度は、透明性、粉洩れ性、強度保持性のバランスから0.05g/cm以上であり、0.25g/cm以下である。好ましくは、0.08g/cm〜0.20g/cmである。平均見掛け密度は長繊維不織布の風合い、硬さ、及び透明性に関係し、この範囲にあると、透明性に優れと共に、粉洩れ性、強度保持性に優れる。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布は、透明性、紡糸性の観点から平均繊維径が7μm以上であり、透明性、粉洩れ性および強度のバランスから40μm以下であり、好ましくは10μm〜37μm、より好ましくは12μm〜35μmである。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布の透明性は、フィルム印刷による意匠性の点から50%以上、強度保持性および粉洩れ性の観点から80%以下であり、好ましくは55%〜80%、より好ましくは60%〜80%である。
尚、本発明でいう長繊維不織布の透明性とは以下の方法で測定されたものをいう。
サカタインクスエンジニアリング株式会社製標準色彩管理システムマクベスCE−3000で、C光源を用い、視野2°、鏡面光沢及び光源の紫外線領域を含めて、5回測定した平均値からCIEL*a*b*(1976)色差式で算出されたL*値を用いる。
L*w0値=93±2の白板とL*b0値=20±2の黒板を用いる。
サンプルの後ろに前述の白板を置いてL*w値を測定する。次いで、サンプルの後ろに前述の黒板を置いてL*b値を測定する。透明性は次式で与えられる。
透明性(%)=ΔL*/ΔL*0×100
ΔL*0=L*w0−L*b0
ΔL*=L*w−L*b
尚、出汁袋から透明性を測定する場合は、内容物が入っていれば内容物を完全に取り出した状態で測定する。また、内容物による着色の影響を除外する処理、例えば水洗等を実施し、構造変化が起こらないような低温乾燥した状態で測定する。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布は、熱成型加工等での収縮の問題から湿熱収縮率が10%以下、好ましくは8%以下、より好ましくは5%以下である。これにより、100℃近い高温化環境下にさらされるような使用形態でも形態保持性に優れる。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布の形態は、構成繊維同士が水流交絡処理等により、交絡して一体化してなるもの、熱風処理等により繊維交点が熱融着して一体化してなるもの、また、部分熱圧着処理により部分的な熱圧着部を有することにより一体化してなる不織布等が挙げられる。中でも部分的に熱圧着されて不織布としての形態が保持されている不織布が強力の点から好ましい。部分的に熱圧着された不織布は、点状融着区域においてのみ接着されているため、柔軟性と形態保持性とを兼ね備えたものとなり、柔らかくて毛羽立ちにくい不織布となる。ここで、部分的な熱圧着とは、エンボス加工または超音波融着処理によって点状融着区域を形成するものをいい、具体的には、加熱されたエンボスロールと表面が平滑なロールとの間にウエブを通して繊維間に点状融着区域を形成する方法、またはパターンロール上で超音波による高周波を印加してパターン部の繊維間に点状融着区域を形成する方法等がある。
以下に本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布の製造方法の代表例を説明する。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布は、いわゆるスパンボンド法にて効率よく製造することが出来る。すなわち、上述のポリ乳酸系重合体を加熱溶融して紡糸口金から吐出させ、得られた紡出糸条を従来公知の冷却装置を用いて冷却し、その後、エアーサッカーなどの吸引装置にて牽引細化する。引き続き、吸引装置から排出された糸条郡を開繊させた後、スクリーンからなるコンベアのごとき移動堆積装置上に堆積させてウエブとする。次いで、この移動堆積装置上に形成されたウエブに、加熱されたエンボスロールまたは超音波融着装置などの部分熱圧着装置を用いて部分的に熱圧着を施すことにより、長繊維スパンボンド不織布を得ることができる。紡出糸条としては、長繊維不織布の機械的特性および湿熱収縮率の観点から3500m/分以上、糸切れ防止の観点から6000m/分以下の高速で牽引細化することが好ましい。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布を部分熱圧着した場合、長繊維不織布を構成する繊維間隙を小さくすることができ、透明性、粉洩れ性、強度保持性に効果的である。部分熱圧着は、上記方法にて不織布全体に均等に分散された融着部分を形成させる。部分熱圧着率は、長繊維不織布全体に対して熱圧着部分の面積率で表し、透明性、粉洩れ性および強度の観点から部分熱圧着率が5%以上、粉洩れ性、透明性および不織布の脆化の観点から30%以下であり、好ましくは10%〜28%、さらに好ましくは14%〜25%である。本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布の製造において肝要な点は、特定された部分熱圧着率を満足することにあり、所謂点状融着区域の形状には何ら限定されるものではない。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布の親水性は、お湯とのなじみの点から10秒未満であり、好ましくは7秒未満、より好ましくは5秒未満である。尚、親水性の測定法は、後述の通りである。
親水性を付与するためには、不織布に親水剤を塗布しても良い。例えば、親水剤をお湯とのなじみの点から0.05wt%以上、親水剤の溶出問題の点から5.0wt%以下、好ましくは0.1〜3.0wt%塗布することにより、親水性を10秒未満とすることができる。
親水剤としては、食品用として用いられる界面活性剤、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどの水溶液、エチルアルコール溶液、又はエチルアルコールと、水の混合溶液などが挙げられ、これらをグラビアロール方式、キスロール方式、浸漬方式、スプレー方式などで、不織布に塗布すればよい。
本発明の出汁袋に用いる長繊維不織布は、最大孔径が、好ましくは200〜2000μm、より好ましくは400〜1600μm、さらに好ましくは600〜1200μmである。最大孔径がこの範囲であると、不織布を構成する繊維間隙が適度で、透明性に優れ、粉洩れ率が小さい。最大孔径の測定法は、後述の通りである。
本発明の出汁袋は、内容物が投入でき、内容物を密閉できる形状であればとくに形状は限定されない。本発明の出汁袋の形状としては、例えば平袋として、長方形の本発明の不織布を半分に折り、折り目に垂直な両辺をヒートシールして袋状にしたものや、2枚の本発明の不織布を重ねて、3方をヒートシールして袋状にしたものは内容物が投入しやすいので好ましい。また、例えば立体形状であると、お湯の中に入れたとき中身が一層よく見え、お湯とのなじみが速やかで抽出が効果的に行われるので好ましい。立体形状としては、四面体形状(例えば、三角錐立体形状など)のいわゆるテトラパックが好ましい例として挙げられる。
また、出汁袋を平袋あるいは立体形状等の袋状に熱シール加工する方法は、特に限定されないが、例えば、溶着シール、溶断シール、超音波シール、インパルスシール等の製袋加工機を用いることができる。
本発明の出汁袋は、内容物を投入した後に密閉するが、密閉方法としては熱シール加工でも良いし、紐やテープ等で縛っても良い。尚、紐やテープ等で縛る場合には紐やテープ等も生分解性の素材であることが好ましい。生分解性の素材としては、例えばセルロース系の素材やポリ乳酸等が挙げられる。
本発明を実施例に基づいて説明する。
測定方法及び評価方法は下記の通りである。
(1)目付(g/m
JIS L−1906に規定の方法で、縦20cm×横25cmの試験片を試料の幅1m当たり3箇採取して重量を測定し、その平均値を単位面積当たりの質量に換算して求める。
(2)厚み
JIS L−1906に規定の方法で荷重10kPaの厚みを測定する。尚、平均見掛け密度(g/cm)は目付と厚みから次式で計算される。
平均見掛け密度(g/cm)=(目付g/m)/((厚みmm)×1000)
(3)平均繊維径(μm)
1cm角の試験片をサンプリングして電子顕微鏡で写真を撮影し、その各写真より単糸繊維径を各20点つづ測定し、その総平均値から平均繊維径を算出した。ここで、平均繊維径とは、真円の単糸繊維の場合は該単糸繊維の直径を言い、異形断面繊維の場合は該単糸繊維断面の断面積から真円だった場合の単糸繊維直径に換算した値とする。
(4)透明性(%)
前述の方法で測定する。
(5)湿熱収縮率(%)
JIS L−1906に規定の方法で、縦25cm×横25cmの試験片を試料の幅1m当たり3箇所採取し、沸騰水中に3分間浸漬し、自然乾燥後にタテ及びヨコの収縮率を求める。それぞれの平均値を算出し、タテとヨコのいずれか大きい方の収縮率をその不織布の湿熱収縮率とする。
(6)部分熱圧着率(%)
1cm角の試験片をサンプリングして電子顕微鏡で写真を撮影し、その各写真より熱圧着部の面積を各20点づつ測定し、その総平均値を熱圧着部の面積とした。不織布の単位面積当たりに占める熱圧着面積の比率を部分熱圧着率として算出した。
(7)粉洩れ率(%)
25/50メッシュのフィルターで650/300μmに粒度区分された金属粉末CR53(太平洋金属株式会社製)を用い、質量(W1:2g)の金属粉末を10cm四方の篩に張った不織布上に載せて、振動機上にて3cm幅で60rpmで5分間振動させ、不織布を通過した金属粉末の質量(W2)を測定して粉洩れ率を求める。
粉洩れ率(%)=(W2/W1)×100
粉洩れ率が低いと、不織布の遮蔽性、保持性は向上する。
(8)コンポスト処理試験
コンポスト処理試験機を用いて、60℃一定環境下で4週間後の試料片の状態を目視で観察した。
○:試料片が小片化した
×:試料の外観変化が見られなかった
(9)最大開孔径
JIS−K−3832(バブルポイント法)に準じ、直径40mmの円形試料を用いた。
(i)試料を液体(トルエン)に満たし、毛細管現象を用いて、試料の全細孔に液体が入っている状態にする。
(ii)この試料の下面から次第に空気圧をかけていき、圧力が毛細管内の液体表面張力に打ち勝った時、気泡が出てくる。
(iii)この時に最初に気泡がでるのは、最大孔径からであり、そのときの圧力を測定することにより、最大孔径を算出した。
(10)脱落繊維の定性測定評価
サンプルの入った純水の容器を超音波洗浄機で洗浄後、純水を濾過し濾紙に残った繊維の多い、少ないを官能判定する。評価方法及び判定水準は下記のとおりである。
評価方法:サンプル25cm*25cmを準備し、純水300mlの入った500mlビーカーに入れる。BRANSON社製B2210の超音波洗浄機にオペレーティングレベルまで水を入れ、サンプルの入った500mlビーカーを入れる。15分間超音波洗浄機で洗浄後、黒色濾紙(ADVANTEC NO131)で濾過する。恒温室(20℃*65%)に12時間入れて乾燥させ官能判定する。
判定水準
○:黒色濾紙にほとんど糸屑がない
△:黒色濾紙に残った糸屑が目立つ
×:黒色濾紙の色が消えるほどの糸屑が残る
[実施例1]
65mmの押出し機を用い、融点が170℃、MFR値が10g/10分のポリ乳酸(D体/L体の共重合比(モル比)=1.3/98.7)熱可塑性樹脂を押出し温度215℃にて押出し、1540ホールの紡糸口金を用いてフィラメント群を紡出し、これを高速気流牽引装置を使用して牽引し、移動する吸引装置の付いた金網製ウエブコンベアに受けてウエブを形成した。尚、MFR値とは「熱可塑性プラスチックの流れ試験方法」JIS K−7210(試験温度190℃、試験荷重21.18N)に準じて測定を行い、MFRを求めた。
得られたウエブを搬送し、彫刻ロールと平滑ロールを組み合わせた熱圧着ロールにて50kg/cmの圧力で部分熱圧着することにより、長繊維スパンボンド不織布を得た。
得られた長繊維不織布の評価結果を表1に示す。表からもわかるとおり、得られた長繊維不織布は、透明性が良好で、粉洩れ性が良好で、環境負荷の小さいものであった。
得られた長繊維不織布を2枚重ねて3方をヒートシールし、18cm×30cmの出汁袋を得た。得られた出汁袋に鰹節を入れ、袋の開口部をヒートシールしてから2Lの湯で60分煮沸し、出汁の出具合、細かい鰹節の脱落度合いを確認した。
得られた出汁袋は中の鰹節がよく見え、出汁の出具合は良好で、細かい鰹節の脱落も少なく、環境負荷の低いものであった。
[実施例2]
実施例1において紡糸口金からのポリマー吐出量を増加させ、ウエブコンベアの速度を若干遅くした以外は同様の条件で長繊維スパンボンド不織布を得た。
得られた長繊維不織布の評価結果を表1に示す。表からもわかるとおり、得られた長繊維不織布は、透明性が良好で、粉洩れ性が良好で、環境負荷の小さいものであった。
実施例1と同様の方法で出汁袋を得、同様の確認を実施した。
得られた出汁袋は中の鰹節がよく見え、出汁の出具合は良好で、細かい鰹節の脱落も少なく、環境負荷の低いものであった。
[実施例3]
実施例1において紡糸口金からのポリマー吐出量を増加させ、ウエブコンベアの速度を若干遅くした以外は同様の条件で長繊維スパンボンド不織布を得た。
得られた長繊維不織布の評価結果を表1に示す。表からもわかるとおり、得られた長繊維不織布は、透明性が良好で、粉洩れ性が良好で、環境負荷の小さいものであった。
実施例1と同様の方法で出汁袋を得、同様の確認を実施した。得られた出汁袋は中の鰹節がよく見え、出汁の出具合は良好で、細かい鰹節の脱落も少なく、環境負荷の低いものであった。
[比較例1]
実施例1において紡糸口金からのポリマー吐出量を減少させ、ウエブコンベアの速度を遅くした以外は同様の条件で長繊維スパンボンド不織布を得た。
得られた長繊維不織布の評価結果を表1に示す。表からもわかるとおり、得られた長繊維不織布は、粉洩れ性が良好であり、環境負荷の小さいものであるものの、透明性に劣ったものであった。
実施例1と同様の方法で出汁袋を得、同様の確認を実施した。
得られた出汁袋は細かい鰹節の脱落は少なく、環境負荷の低いものの、出汁袋中の鰹節がよく見えず、出汁の出具合も実施例ほどではないものであった。
[比較例2]
実施例1において紡糸口金からのポリマー吐出量を増大させ、ウエブコンベアの速度を遅くした以外は同様の条件で長繊維スパンボンド不織布を得た。
得られた長繊維不織布の評価結果を表1に示す。表からもわかるとおり、得られた長繊維不織布は、透明性が良好で、環境負荷の小さいものであるものの、粉洩れ性に劣るものであった。
実施例1と同様の方法で出汁袋を得、同様の確認を実施した。
得られた出汁袋は中の鰹節がよく見え、出汁の出具合は良好で、環境負荷も低いものの、細かい鰹節の脱落が非常に多いものであった。
[比較例3]
65mmの押出機を用い、融点が256℃、[η]=0.71のポリエチレンテフタレート熱可塑性樹脂を、押出温度300℃にて押出し、1540ホールの紡糸口金を用いてフィラメント郡を紡出し、これを高速気流牽引装置を使用して牽引し、移動する吸引装置の付いた金網製ウエブコンベアに受けてウエブを作成した。尚、[η]は極限粘度であり、極限粘度[η]は、次の定義式に基づいて求められる値である。
[η]=lim(ηr−1)
C→0
式中、ηrは、純度98%以上のo−クロロフェノールに溶解したポリエチレンテフタレート溶液の35℃での粘度を、同一温度で測定した上記溶剤自体の粘度で割った値であり,相対粘度として定義されているものである。また、Cは、上記溶液100ml中のグラム単位による溶質の質量値である。
得られたウエブを搬送し、彫刻ロールと平滑ロールを組み合わせた熱圧着ロールにて、50kg/cmの圧力で部分熱圧着することにより、長繊維スパンボンド不織布を得た。
得られた長繊維不織布の評価結果を表1に示す。表からもわかるとおり、得られた長繊維不織布は、透明性が良好で、粉洩れ性が良好であるものの、環境負荷に問題のあるものであった。
実施例1と同様の方法で出汁袋を得、同様の確認を実施した。
得られた出汁袋は中の鰹節がよく見え、出汁の出具合は良好で、細かい鰹節の脱落も少ないものの、環境負荷に問題のあるものであった。
[比較例4]
特開2002−177148号公報の実施例1に記載されている方法でポリ乳酸複合短繊維を得た。得られた複合短繊維とレーヨン短繊維5.6dtexを51mmの繊維長に、50%づつ混綿したのちウエブ形成を行った。引き続いて熱圧着処理を行い、目付45g/mの短繊維不織布を得た。
得られた短繊維不織布の評価結果を表1に示す。表からもわかるとおり、得られた短繊維不織布は、粉洩れ性、環境負荷は良好であるものの、透明性に欠け、繊維の脱落があるものであった。
実施例1と同様の方法で出汁袋を得、同様の確認を実施した。
得られた出汁袋は、細かい鰹節の脱落も少なく、環境負荷も低いものの、透明性に欠け、出汁の出具合も若干実施例に劣るものであった。
Figure 2006034683
本発明の出汁袋は、使用中に不織布を構成する繊維の脱落が少なく、透明性が良好で内容物の確認ができ、内容物の洩れが軽減でき、使用後の簡便な廃棄により環境保全に資することができ、出汁袋に好適に利用できる。

Claims (4)

  1. 平均繊維径7〜40μm、目付7〜70g/m、透明性50%〜80%および粉洩れ率10重量%以下である脂肪族ポリエステル長繊維不織布からなる出汁袋。
  2. 該脂肪族ポリエステルが、D−乳酸の重合体、L−乳酸の重合体、D−乳酸とL−乳酸との共重合体、D−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体、L−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体およびD−乳酸とL−乳酸とヒドロキシカルボン酸との共重合体から選ばれる重合体、または前記重合体から選ばれる2種以上のブレンド体である請求項1に記載の出汁袋。
  3. 該脂肪族ポリエステル長繊維不織布の湿熱収縮率が、10%以下である請求項1または2に記載の出汁袋。
  4. 該脂肪族ポリエステル長繊維不織布の部分熱圧着率が、5〜30%である請求項1〜3のいずれかに記載の出汁袋。
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