JP2006027378A - Mounting structure of wire harness for door - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ワイヤハーネスを自動車ドアのドアパネルとドアトリムの間に配置するドア用ワイヤハーネスの取付構造に関するものである。 The present invention relates to a door wire harness mounting structure in which a wire harness is disposed between a door panel of an automobile door and a door trim.
図6〜図7は従来の自動車のドア用ワイヤハーネスの取付構造の各形態を示すものである(特許文献1参照)。 6 to 7 show various forms of a conventional mounting structure for a door wire harness of an automobile (see Patent Document 1).
図6のドア用ワイヤハーネスの取付構造においては、金属製のドアアウタパネル41にドアインナパネル42が組み付けられ、ドアインナパネル42には複数の孔部43が設けられると共に、ドアインナパネル42に沿ってワイヤハーネス44が設けられ、ワイヤハーネス44は孔部43から内側に挿通されて、各孔部43においてワイヤハーネス44のコネクタ45が配置され、ワイヤハーネス44の前端部はドアインナパネル42の前端の溝部に防水グロメット46を介して組み付けられている。
In the door wire harness mounting structure of FIG. 6, a door
防水グロメット46を縦方向に横断してウェザストリップ47がドアインナパネル42の周囲とドアアウタパネル41の窓枠に沿って設けられている。ワイヤハーネス44の前端のコネクタ48は車両ボディ(電源)側のワイヤハーネスに接続され、ワイヤハーネス44の端末の各コネクタ45はスピーカやパワーウィンドモータやドアロックユニットやカーテシランプ等の補機に接続される。ドアインナパネル42にはドアトリム(図示せず)が組み付けられる。ドアパネル42とドアトリムとの間には一般的に防水シートや防音シート(図示せず)が配置される。
A
図7のドア用ワイヤハーネスの取付構造は、金属製のドアパネル51と合成樹脂製等の中間パネル52と合成樹脂製のドアトリム53とを備え、中間パネル52にワイヤハーネス54が設けられ、ワイヤハーネス54の前端部は中間パネル52の孔部55を経て外向きの突板部56の孔部に防水グロメット57を介して固定され、ワイヤハーネス54の端末には各コネクタ58が設けられ、各コネクタ58はドアトリム側のスイッチユニットやスピーカ等の補機に接続される。
7 includes a
中間パネル52の外周にはウェザストリップ59が設けられ、ウェザストリップ59は車両ボディに密着して防水を行う。ドアトリム53にはスイッチユニット60を挿入する孔部61が設けられている。ドアトリム53は複数の突起62と孔部63の係合で中間パネル52に固定され、中間パネル52は複数の突起64と孔部65の係合でドアパネル51に固定される。
A
ドアトリムを突起でドアインナパネルに固定する構造としては、例えば特許文献2に記載された構造が挙げられる。
As a structure which fixes a door trim to a door inner panel with a protrusion, the structure described in
この構造は、トリムボードの孔部に突起である係止クリップの基部を係合して設け、係止クリップの可撓性の頭部をトリムボードから外向きに突出させて、ドアインナパネルの孔部に挿入係止させるものである。
しかしながら、上記従来のドア用ワイヤハーネスの取付構造(図7)にあっては、合成樹脂製ないしゴム製の中間パネル52を必要とし、構造が肥大化したり、部品コストが嵩んだりするという問題や、中間パネル52の孔部55にワイヤハーネス54を挿通させたり、コネクタ8を固定したり、中間パネル52をドアパネル51やドアトリム53に固定したりするという面倒な作業を必要とし、多くの組付工数がかかるという問題があった。
However, the conventional door wire harness mounting structure (FIG. 7) requires a synthetic resin or rubber
本発明は、上記した点に鑑み、ワイヤハーネスを配索する中間パネル等の部品を削減して部品コストの低減を図ると共に、ドアへのワイヤハーネスの取付性すなわち自動車ドアの生産性の向上を図ったドア用ワイヤハーネスの取付構造を提供することを目的とする。 In view of the above points, the present invention aims to reduce the cost of parts by reducing the number of parts such as an intermediate panel in which a wire harness is routed, and to improve the attachment of a wire harness to a door, that is, the productivity of an automobile door. It aims at providing the attachment structure of the intended wire harness for doors.
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るドア用ワイヤハーネスの取付構造は、ワイヤハーネスを防水シートと防音シートとの間に挟んでワイヤハーネス組立体を構成し、該ワイヤハーネス組立体をドアパネルとドアトリムとの間に配置したことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a door wire harness mounting structure according to
上記構成により、柔軟な防音シートの内部にワイヤハーネスが沈み込んで位置ずれなく安定に支持され、薄い防水シートがワイヤハーネスを覆ってワイヤハーネスの径方向に膨出する。ワイヤハーネスは防音シートの弾性力で防水シートに押し付けられる。防水シートと防音シートは重なった状態で貼り合わされることが好ましい。ワイヤハーネスを防音シートや防水シートに固定部材で固定することは不要である。ワイヤハーネス組立体はドアパネルとドアトリムとの間に挟まれるように配置される。 With the above configuration, the wire harness sinks into the flexible soundproof sheet and is stably supported without displacement, and a thin waterproof sheet covers the wire harness and swells in the radial direction of the wire harness. The wire harness is pressed against the waterproof sheet by the elastic force of the soundproof sheet. It is preferable that the waterproof sheet and the soundproof sheet are bonded together in an overlapped state. It is not necessary to fix the wire harness to the soundproof sheet or the waterproof sheet with a fixing member. The wire harness assembly is disposed so as to be sandwiched between the door panel and the door trim.
請求項2に係るドア用ワイヤハーネスの取付構造は、請求項1記載のドア用ワイヤハーネスの取付構造において、係止クリップの基端部を前記防水シートと防音シートとの間に挟んで固定し、該係止クリップの頭部を該防水シートから突出させたことを特徴とする。
The door wire harness mounting structure according to
上記構成により、防水シートと防音シートの間にワイヤハーネスを挟むと同時に係止クリップの基端部が挟んで固定される。係止クリップの基端部としては鍔部や突部等が挙げられる。係止クリップの基端部は防音シートの弾性力で防水シートに押し付けられる。係止クリップは軸部と軸部の基端側の突部と軸部の先端側の爪部とで構成される。爪部と軸右の一部とで頭部が構成される。爪部はドアパネルの孔部に挿入係止される。 With the above structure, the wire harness is sandwiched between the waterproof sheet and the soundproof sheet, and at the same time, the proximal end portion of the locking clip is sandwiched and fixed. Examples of the base end portion of the locking clip include a collar portion and a protrusion. The base end portion of the locking clip is pressed against the waterproof sheet by the elastic force of the soundproof sheet. The locking clip includes a shaft portion, a protrusion on the proximal end side of the shaft portion, and a claw portion on the distal end side of the shaft portion. The head is composed of the claw portion and a part on the right side of the shaft. The claw is inserted and locked in the hole of the door panel.
請求項3に係るドア用ワイヤハーネスの取付構造は、請求項2記載のドア用ワイヤハーネスの取付構造において、前記ドアトリムに係止部材を設け、該係止部材と該ドアトリムとの間に前記防水シートと防音シートとを嵌め込むと共に、該係止部材に前記係止クリップの中間の軸部を係合させたことを特徴とする。
The door wire harness mounting structure according to
上記構成により、ワイヤハーネス組立体の防水シートと防音シートが重なった状態でドアトリムと係止部材との間の隙間に挿入され、防音シートの弾力で防水シートが係止部材に押し付けられると共に、係止クリップの基端部が防水シートとの間で押し付けられて固定される。係止クリップの爪部は係止部材から突出して位置する。 With the above configuration, the waterproof sheet and the soundproof sheet of the wire harness assembly are inserted into the gap between the door trim and the locking member in a state where the waterproof sheet is overlapped, and the waterproof sheet is pressed against the locking member by the elasticity of the soundproof sheet. The base end portion of the stop clip is pressed and fixed between the waterproof sheet. The claw portion of the locking clip is positioned so as to protrude from the locking member.
請求項4に係るドア用ワイヤハーネスの取付構造は、請求項3記載のドア用ワイヤハーネスの取付構造において、前記係止部材が前記係止クリップに対する切欠された係合用の孔部を有することを特徴とする。
The door wire harness mounting structure according to
上記構成により、ワイヤハーネス組立体の防水シートと防音シートがドアトリムと係止部材との間にスライド式に挿着されると同時に、係止クリップの軸部が係止部材の孔部にスライド式に挿通される。 With the above configuration, the waterproof sheet and the soundproof sheet of the wire harness assembly are slidably inserted between the door trim and the locking member, and at the same time, the shaft portion of the locking clip is slid into the hole of the locking member. Is inserted.
請求項5に係るドア用ワイヤハーネスの取付構造は、請求項2〜4の何れかに記載のドア用ワイヤハーネスの取付構造において、前記係止クリップの頭部を前記ドアパネルの孔部に挿入係止させたことを特徴とする。
The door wire harness mounting structure according to
上記構成により、ワイヤハーネス組立体をドアトリムに組み付けた状態で、ドアトリムがドアパネルに組み付けられ、それと同時に係止クリップの爪部を含む頭部がドアパネルの孔部に挿入係止される。 With the above configuration, the door trim is assembled to the door panel in a state where the wire harness assembly is assembled to the door trim, and at the same time, the head including the claw portion of the locking clip is inserted and locked into the hole of the door panel.
請求項1記載の発明によれば、従来の中間パネルを排除し、それに代えて防水シートと防音シートを用いたから、部品点数や部品コストが低減され、また、ワイヤハーネスが防音シートで安定に支持され、ワイヤハーネスの固定作業が不要になるから、ワイヤハーネスの取付作業性が向上し、自動車ドアの生産性が向上する。
According to the invention described in
請求項2記載の発明によれば、係止クリップをワイヤハーネス組立体に簡単且つ確実に固定することができ、ワイヤハーネス組立体の組立性が向上する。 According to the second aspect of the present invention, the locking clip can be easily and reliably fixed to the wire harness assembly, and the assemblability of the wire harness assembly is improved.
請求項3記載の発明によれば、ワイヤハーネス組立体をドアトリムに簡単に作業性良く固定することができ、また、係止クリップでワイヤハーネス組立体とドアトリムとをドアパネルに効率的に固定することができ、これらにより自動車ドアの組立性が向上する。
According to the invention described in
請求項4記載の発明によれば、ワイヤハーネス組立体をドアトリムに装着すると同時に係止クリップを簡単にドアトリムの係止部材に係合させることができ、ドアトリムへのワイヤハーネス組付体の組付性が一層向上する。
According to the invention described in
請求項5記載の発明によれば、係止クリップでドアトリムへのワイヤハーネス組立体の固定とドアパネルへのドアトリムの固定との両方を行うことができ、係止のための部品の点数やコストが低減され、自動車ドアの構造の簡素化と低コスト化が図られる。 According to the fifth aspect of the present invention, both the fixing of the wire harness assembly to the door trim and the fixing of the door trim to the door panel can be performed with the locking clip, and the number of parts for locking and the cost can be reduced. Thus, the structure of the automobile door can be simplified and the cost can be reduced.
図1〜図5は、本発明に係るドア用ワイヤハーネスの取付構造の一実施形態を示すものである。 FIGS. 1-5 shows one Embodiment of the attachment structure of the wire harness for doors which concerns on this invention.
図1の如く、ドア用ワイヤハーネス1は自動車ドア2の防水シート3と防音シート4との間に挟まれて配置され、これら防水シート3とワイヤハーネス1と防音シート4とを備えるワイヤハーネス組立体5はドアパネル6とドアトリム7との間に挟まれて配置される。防水シート3はドアパネル6に接して配置され、防音シート4はドアトリム7に接して配置され、防水シート3と防音シート4とは相互に接して配置される。
As shown in FIG. 1, a
ドアパネル6は金属製のドアアウタパネル8と金属製又は合成樹脂製のドアインナパネル9とで成り、防水シート3はビニルやゴム等の合成樹脂材で薄肉に且つ屈曲(撓み)自在に形成され、防音シート4はウレタンやゴムや繊維材等の合成樹脂材で厚肉に且つ柔軟に弾性を有して形成されている。これらドアパネル6や防水シート3や防音シート4、ドアトリム7は何れも既存のものである。
The
図2の如く、防水シート3には角部や辺部の中間に孔部10が設けられ、孔部10に係止クリップ11が装着される。係止クリップ11は一対の可撓性の爪部12と、爪部12を支持する軸部13と、軸部13の基端に設けられた鍔部(基端部)14とで構成され、爪部12は先端側に係止用の段部12a(図5)を有している。爪部12や軸部13の構造は既存のものと同じである。鍔部14は軸部13に直交して突出している。爪部12と軸部13の先端側の部分とで頭部が構成される。
As shown in FIG. 2, the
防音シート4には特に孔部等の加工は施されていない。防音シート4の表面に係止クリップ11の基端の鍔部14が当接可能である。防音シート4と防水シート3との板厚を除く大きさ(広さ)及び形状はほぼ同じである。防音シート4や防水シート3はドアトリム7よりも少し小さく(幅狭に)形成されている。
The
ワイヤハーネス1は複数本の電線をテープ巻き等で断面略円形に集束して幹線部15を形成すると共に、幹線部15から分岐線16を分岐させ、各端末にコネクタ17を配設して成る既存の形態のものである。各コネクタ17の大きさ等は異なる。
The
コネクタ17は合成樹脂製のコネクタハウジング(符号17で代用)と、コネクタハウジング内に収容された端子18とで構成され、端子18は電線に圧着等の手段で接続されている。本例のコネクタ17はコネクタ嵌合室を有し、コネクタ嵌合室内に雄型の端子18のタブ部を有している。
The
幹線部15の一端末のコネクタ17はドア2の前端側で車両ボディ(電源)側のワイヤハーネス(図示せず)のコネクタに接続される。他のコネクタ17はドアロックユニットやスピーカやパワーウィンドモータ等の補機(図示せず)のコネクタに接続される。
A
図3の如く、防音シート4と防水シート3との間にワイヤハーネス1が配索されると共に係止クリップ11の鍔部14が配置され、係止クリップ11の軸部13と爪部12は防水シート3の孔部19を貫通して外側に突出し、ワイヤハーネス1のコネクタ17を除く電線部分は防音シート4の内部に径方向に半分程沈み込み、防水シート3は電線部分に沿って符号22の如く断面円弧状に膨出される。
As shown in FIG. 3, the
防水シート3と防音シート4とは接着剤や両面テープ等で貼り合わされる。防音シート4は電線部分に押されて断面略円弧状に撓み、電線部分の径方向両側で円弧状の溝20と防水シート3との間に少しの隙間21を存して位置する。電線部分は幹線部16に限らず分岐線16においても防音シート内に沈み込んで安定に支持される。
The
図4の如く、貼り合わされた防音シート4と防水シート3との間からワイヤハーネス1のコネクタ17が突出して位置し、係止クリップ11の爪部12と軸部13は防水シート3の表面側に突出して位置する。防音シート4と防水シート3とワイヤハーネス1と係止クリップ11とで成るワイヤハーネス組立体5をドアトリム7に組み付けた状態で、コネクタ17はドアトリム5の端部17aから突出して位置する。コネクタ嵌合室を有するコネクタ17は防水シート3と防音シート4との間に挟まれて配置されてもよく、相手コネクタを各シート3,4に干渉させることなくスムーズに嵌合可能である。
As shown in FIG. 4, the
合成樹脂製のドアトリム7には係止クリップ11に対応した位置に略L字状に屈曲した係止部材23が一体に設けられている。係止部材23はドアトリム7の幅広な基板部24からほぼ直角に立ち上げられた支持板25と、支持板25から屈曲して基板部24と平行に突出した係止板26とで構成され、係止板26に係止クリップ11をスライド式に係合させる切欠開口28と孔部27とが連通して設けられている。切欠開口28は係止板26の先端から長手方向に設けられ、孔部27は係止板26のほぼ中央に位置している。
The door trim 7 made of synthetic resin is integrally provided with a locking
切欠開口28の内幅は孔部27の内径よりも小さく、且つ係止クリップ11の軸部13の外幅よりも若干大きく設定され、係止クリップ11を切欠開口28から孔部内に係止クリップ11の突出直交方向に挿入可能となっている。係止板26に係止クリップ11の爪部12を係止させるのではなく、図5の如く係止板26と係止爪12との間には隙間29が設けられ、隙間29にドアパネル6(図1)が係合し、爪部12はドアパネル6の孔部に挿入係止されるようになっている。
The inner width of the
図4においてドアトリム7の基板部24と係止部材23の係止板26との間に防水シート3と防音シート4とが矢印Aの如く一体的に挿入され、それと同時に係止クリップ11が係止板26の孔部27に係合する。基板部24と係止板26との間の隙間30は防水シート3と防音シート4との自由状態における厚さの総和T(図5)よりも小さく設定され、図5の如く防音シート4が圧縮されつつワイヤハーネス組立体5が隙間30内に挿入されるようになっている。
In FIG. 4, the
防音シート4は弾性力で防水シート3を介して係止板26を押圧し、これによって防水シート3と防音シート4とがドアトリム7にしっかりと固定される。自由状態における防音シート4と防水シート3との厚さの総和Tはドアトリム7の基板部24の表面と係止板26の外面との間の距離よりもやや厚く設定されている。
The
図5において係止板26の内面に防水シート3の外面が防音シート4の弾性力で押し付けられ、同時に係止クリップ11の鍔部14が防音シート4と防水シート3との間に同じく防音シート4の弾性力で押し付けられて固定される。防音シート4の圧縮されていない部分4aは圧縮された部分4bに段差31を介して続いている。
In FIG. 5, the outer surface of the
係止板26と係止クリップ11の爪部12との間には隙間29があいており、この隙間29にドアパネル6(図1)のドアインナパネル9が進入しつつドアインナパネル9の孔部32(図1)に係止クリップ11の爪部12が係止される。
There is a gap 29 between the locking
すなわち、図5のワイヤハーネス組立体5をドアトリム7に装着して成るドアトリム組立体33をドアパネル6に組み付けるために、係止クリップ11の頭部をドアインナパネル9の孔部32に挿入することで、爪部12が縮径しつつ孔部32内に進入し、進入完了と同時に拡径(復元)してドアインナパネル9の裏面に爪部12の段部12aが当接し、爪部先端の内側突出片12b(図5)が孔部32の内周面に当接して、係止クリップ11がドアインナパネル9に係止される。このように、係止クリップ11はワイヤハーネス組立体5をドアトリム7に固定すると共に、ドアトリム7をワイヤハーネス組立体5と一体にドアパネル6に固定する。
That is, in order to assemble the door
図2の如く係止クリップ11は防水シート3の各孔部10に装着され、各係止クリップ11が図1のドアパネル6の各孔部32に挿入係止される。図2の防水シート3の孔部10に対応して図1のドアトリム7の前端と上下端と後端にも係止部材23が設けられる。
As shown in FIG. 2, the locking
なお、上記した構成はドア用ワイヤハーネスの取付方法としても有効である。また、上記実施形態においては合成樹脂製の係止部材23をドアトリム7と一体に形成したが、ドアトリム7に別体の金属製の係止部材を後付けすることも可能である。
The above-described configuration is also effective as a method for attaching the door wire harness. In the above embodiment, the locking
また、係止部材23は例えばドアトリム7の端部に沿って長く延長された支持板(縁部)と支持板から突出された幅狭の前記係止板26又は幅広の係止板とで構成されてもよい。幅広の係止板には要所に孔部27と切欠開口28とが連成される。
The locking
また、係止部材23の孔部27と切欠開口28とを一体化した同一幅のスリット孔とすることも可能である。また、切欠開口28を排除して孔部27のみとし、防音シート7を強く圧縮しつつ係止クリップ11の頭部を孔部27内に挿通させることも可能である。但しこの場合は、スライド式に係止クリップ1を係合させる場合に較べて組付作業性はやや低下する。
Moreover, it is also possible to make it the slit hole of the same width which integrated the
また、係止部材23を用いずにワイヤハーネス組立体5を係止クリップ11で直接ドアパネル6に係止させることも可能ではある。但しこの場合はドアトリム7にワイヤハーネス組立体5を前もって組み付けることができず、ワイヤハーネス組立体5とドアトリム7の組付が別々となって自動車ドア2の組付効率は低下する。
Further, the
また、係止クリップ11の形状は適宜変更可能であり、例えば基端の鍔部14に代えて棒状の突出部を設けたり、一対の爪部12に代えて三つないしそれ以上の爪部を設けたりすることも可能である。但し、一対の爪部12の場合は、一対の爪部12の並び方向を係止部材23の係止板26の突出方向又は切欠開口28の形成方向に一致させ、爪部12を係止板26に干渉させることなく、係止クリップ11を係止部材23にスムーズにスライド係合させることができる。
The shape of the locking
また、係止クリップ11を用いずに、防水シート3と防音シート4とワイヤハーネス1とで成るワイヤハーネス組立体5を例えばねじ締め等の手段や後付けの係止クリップ(防水シート3と防音シート4との孔部を貫通した頭部と、防水シート又は防音シートに当接した鍔部14とを有する係止クリップ)等でドアパネル6又はドアトリム7に固定することも可能である。但しこの場合はボルトや係止クリップ11をドア組立時に追加するため、組立作業が面倒である。
Further, without using the retaining
1 ワイヤハーネス
3 防水シート
4 防音シート
5 ワイヤハーネス組立体
6 ドアパネル
7 ドアトリム
11 係止クリップ
13 軸部
14 鍔部(基端部)
23 係止部材
27 孔部
28 切欠開口
32 孔部
DESCRIPTION OF
23 Locking
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