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JP2006025608A - 微生物培地 - Google Patents

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JP2006025608A JP2004204336A JP2004204336A JP2006025608A JP 2006025608 A JP2006025608 A JP 2006025608A JP 2004204336 A JP2004204336 A JP 2004204336A JP 2004204336 A JP2004204336 A JP 2004204336A JP 2006025608 A JP2006025608 A JP 2006025608A
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tetrazolium
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Abstract

【課題】一般生菌で2日間、真菌で7日間を要する培養時間を短縮し、短時間で定量性の良い結果が得られる微生物培地を提供する。
【解決手段】酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A’および還元されることにより色素を生じる発色原Bを含有し、該誘導体A’は微生物が成育する時に産生する酵素の基質となって発色原Aを生じる誘導体であり、かつ、該誘導体A’および発色原Bは微生物が接種されなければ培地中で実質的に発色しないものであることを特徴とする微生物培地。
【選択図】 図1

Description

本発明は微生物を培養するための培地に関する。さらに詳しくは食品や環境中の微生物汚染を標準的な培地より早く判断するための培地に関する。
従来の微生物検査方法は次に示すように実施される。真菌の場合には、まず粉末寒天培地を溶解、滅菌した後ペトリ皿に分注し、冷却固化して表面を乾燥しておく。食品の懸濁液などの検査試料一定量をあらかじめ作っておいた寒天培地に塗布し、25℃で7日目まで培養して、生じた微生物のコロニー数を計数する。また、環境真菌検査は通常、検査対象の一定面積を綿棒またはガーゼでふき取り、この綿棒またはガーゼを滅菌水で洗い、綿棒に付着した菌体を滅菌水に懸濁させる。この懸濁液をあらかじめ作製しておいた寒天培地に塗布して培養した後、生じたコロニーを計数する。また、一般生菌の場合には、まず、粉末寒天培地を溶解、滅菌した後、約45℃程度に保っておく。その寒天培地の一定量を、あらかじめ食品の懸濁液などの検査試料1mlを入れた滅菌ペトリ皿などに分注し混釈して寒天を固化し、35℃で2日間培養後、生じた微生物のコロニー数を計数する。このように従来の微生物検査方法は真菌では7日間、一般生菌でも2日間の培養を要する。
発色試薬を用いて微生物のコロニーの発生を検出できるようにした培地は、例えば特許文献1にインドール誘導体を用いるものが紹介されており、例えば特許文献2にテトラゾリウム塩としてTTC(塩化2,3,5−トリフェニルテトラゾリム)を用いるものが紹介されている。
特開2001−231541号公報 特開2001−245693号公報
本発明は、一般生菌で2日間、真菌で7日間を要する培養時間を短縮し、短時間で定量性の良い結果が得られる微生物培地を提供することを課題とする。
上記の問題点を解決するため種々研究した結果、酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A’と還元されることにより色素を生じる発色原Bを加えるとよく、該誘導体A'は微生物が成育する時に産生する酵素の基質となって発色原Aを生じる誘導体であり、かつ、該誘導体A’および発色原Bは微生物が接種されなければ培地中で実質的に発色しないものであるとよいことが分かった。これによって、真菌は約2日で、一般生菌は24時間以内に着色し早期に生育が確認できる。
即ち、本発明は下記のような構成を有する。
(1)酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A’および還元されることにより色素を生じる発色原Bを含有し、該誘導体A’は微生物が成育する時に産生する酵素の基質となって発色原Aを生じる誘導体であり、かつ、該誘導体A’および発色原Bは微生物が接種されなければ培地中で実質的に発色しないものであることを特徴とする微生物培地。
(2)酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A'がオキシインドールの誘導体またはハロゲン置換オキシインドールの誘導体である前記(1)項に記載の微生物培地。
(3)還元されることにより色素を生じる発色原Bが半波電位の絶対値が300mv以下のテトラゾリウム塩である前記(1)項に記載の微生物培地。
(4)オキシインドールの誘導体またはハロゲン置換オキシインドールの誘導体が酢酸エステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル、硫酸エステルまたはグルコシドである前記(2)項に記載の微生物培地。
本発明によって、真菌数を2日で、一般生菌数を24時間以内に判定でき、検査時間が短縮される。特に真菌の検査時間は大幅に短縮される。
本発明は、そのままでは酸化されて色素に変わってしまう不安定な発色原Aを、微生物が生育する時に産生する酵素の基質となる誘導体A’として安定な状態に保ちながら、還元されることにより色素を生じる発色原Bと共存させ、培地に接種された微生物が増殖して酵素を出しながらコロニーを形成するとき、その酵素によって初めて発色原Aに分解され、分解により生成した発色原Aはさらに発色原Bとの酸化還元反応により鋭敏な発色反応を起こし、微生物のコロニーを短時間で検出することを特徴としている。
本発明の「発色原Aの誘導体A’」および「発色原B」に関する説明において、「微生物が接種されなければ実質的に発色しないもの」というのは次のような意味である。すなわち、発色原Aの誘導体A’は、微生物の産生する酵素が存在しない限り発色原Aに分解されて発色反応を起こさないものであり、発色原Bとも酸化還元反応を起こさないことが重要である。微生物が接種されなくても培地のバックグラウンドの発色を起こしてしまうものは、微生物のコロニーの発生による発色との差を確認できなくなるので好ましくない。しかし、わずかにバックグラウンドの発色が起こったとしても微生物の接種によって起こる発色との差が十分に判定できるものであれば問題なく使用することができ、微生物が接種されなければ実質的に発色しないものとして本発明の目的にかなうものである。
酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A’としてはオキシインドールの各種誘導体、ハロゲン置換オキシインドールの各種誘導体があげられる。オキシインドールの各種誘導体やハロゲン置換オキシインドールの各種誘導体は、微生物が産生する酵素によって加水分解されて発色原Aであるオキシインドールやハロゲン置換オキシインドールとなり、さらに酸化重合して有色のインジゴ化合物となる。このとき、酸化剤が存在すれば、酸化重合の速度が増し、より早い着色が認められる。酸化剤として、還元されて色素を生じる発色原Bを用いれば、着色はさらに速くなる。一般生菌や真菌を検出するときには、発色原Aの誘導体A’として、微生物が普遍的にもつ酵素であるエステラーゼ、リパーゼ、ホスファターゼ、スルファターゼ、グルコシダーゼなどの基質となる誘導体が好ましい。このような誘導体A’として、インドキシルブチレート、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルアセテート、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルホスフェートなどをあげることができる。
還元されることにより色素を生じる発色原Bとしてはテトラゾリウム塩などをあげることができる。
オキシインドールの各種誘導体またはハロゲン置換オキシインドールの各種誘導体とテトラゾリウム塩の組み合わせにおいては、微生物がオキシインドールの各種誘導体またはハロゲン置換オキシインドールの各種誘導体を加水分解し、オキシインドールまたはハロゲン置換オキシインドールが生じる。これらは酸素によって酸化重合し有色のインジゴ化合物となる。テトラゾリウム塩もオキシインドールまたはハロゲン置換オキシインドールを酸化し、重合が促進されるとともに、テトラゾリウム塩は還元され有色のホルマザンとなる。また、テトラゾリウム塩は微生物の代謝に伴っても還元される。
酸化されることにより色素を生じる発色原Aと、還元されることにより色素を生じる発色原Bは同系の色素を生じる組み合わせが、互いの色を増強し見やすくなるために好ましい。
多くのテトラゾリウム塩は微生物の代謝に伴い還元され、有色のホルマザンとなるが、通常25〜35℃の培養温度で酸化剤として働くためには酸化還元電位の低いものが好ましい。酸化還元電位を表す値として、ポーラログラフィーにおける「半波電位(E1/2)」が用いられている。ポーラログラフィーにおける半波電位(E1/2)の測定法は、例えば日本化学会編「第4版実験化学講座」(丸善刊)、第9巻297〜9頁、「6・4・4 ポーラログラフィー」に詳しく記載されている。半波電位(E1/2)は、文献によって正負が逆に表されていることがあるので、絶対値を基準とする。本発明において発色原Bとしてテトラゾリウム塩を用いる場合は、その半波電位(E1/2)の絶対値が300mv以下であることが好ましい。各種テトラゾリウム塩の半波電位についてはE.Seidler, Progress in Histochemistry and Cytochemistry (1991), 24(1),第21〜3頁(特に第22頁の「Table 5」)やF.P.Altman,Tetrazolium Salts and Formazans,(1976),Gustav Fischer Verlag刊,第23〜5頁(特に第24頁の「Table 7」)に記載されている。本発明では、この半波電位(E1/2)の絶対値を基準にテトラゾリウム塩を選ぶことができる。(以下、「半波電位」「E1/2」とはその絶対値のことをいう。)
これらの例として、次に示すテトラゾリウム塩があげられる。([ ]内はCAS登録番号。)
・ネオテトラゾリウムブルー[298−95−3]、化学名:3,3’−(1,1’−ビフェニル−4,4’−ジイル)−ビス(塩化2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウム)、E1/2=170mv
・INT[146−68−9]、化学名:塩化2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−5−フェニル−2Hテトラゾリウム、E1/2=90mv
・テトラゾリウムブルー[1871−22−3]、化学名:3,3’−[3,3’−ジメトキシ−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジイル]−ビス(塩化2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウム)、E1/2=80mv
・ニトロブルーテトラゾリウム[298−83−9]、化学名:3,3’−[3,3’−ジメトキシ−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジイル]−ビス[塩化2−(4−ニトロフェニル)−5−フェニル−2Hテトラゾリウム]、E1/2=50mv
・テトラニトロテトラゾリウムブルー[1184−43−6]、化学名:3,3’−(3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン)−ビス[塩化2,5−ビス(p−ニトロフェニル)−2H−テトラゾリウム]、E1/2=50mv
発色原Bとしてテトラゾリウム塩を使用するときは、半波電位の絶対値を基準にし、それが300mvであるテトラゾリウム塩を選ぶことが好ましいが、半波電位がこの基準を満たすものの中には培地中で微生物が接種されない状態でも発色してしまうものがあることが実験的に判っている。それはE1/2が110mvのMTT[2348−71−2]で、このようなテトラゾリウム塩を発色原Bとして用いることは好ましくない。これに対して発色原BがINTの場合にはE1/2がMTTより低い(90mv)にもかかわらず、微生物を接種しない限り培地中で発色は起こらない。したがって、E1/2の絶対値が300mvという基準は本発明を実施するための基準として妥当であり、該誘導体A’および発色原Bが培地中に混在した場合、微生物が接種されなければ発色しないという条件において、充分に支持された基準である。
本発明は、栄養成分を含む微生物培地に、上記の条件にかなった発色原Aの誘導体A'および発色原Bを含有させることにより実施することができる。培地に含まれる栄養成分は、培養する微生物に応じて適宜選ぶことができる。本発明を真菌類培養のために利用するときは、グルコース、酵母エキス、ペプトン、麦芽エキス、ポテトエキスまたはこれらの2種以上の混合物などの栄養成分を用いればよい。また、本発明を一般生菌類培養のために利用するときは、グルコース、酵母エキス、ペプトン、肉エキス、塩類またはこれらの2種以上の混合物などの栄養成分を用いればよい。培地の形態は特に制限されず、寒天培地であってもよく、微生物簡易検査用のシート状培地であってもよい。
真菌用寒天培地を作製する場合、ポテトデキストロース寒天培地、サブロー寒天培地、YM寒天培地などの組成に、酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A'として例えばインドキシルブチレート、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルアセテートアセテート、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルホスフェートなど、微生物が成育する時に出す酵素の基質となって加水分解されるオキシインドール誘導体あるいはハロゲン置換オキシインドール誘導体と、テトラゾリウム塩などの還元されて色素を生じる発色原Bを加えて、真菌用寒天培地とする。
一般生菌用寒天培地を作製する場合、標準寒天培地、トリプトソイ寒天培地、SCD寒天培地などの組成に、酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A'として例えばインドキシルブチレート、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルアセテートアセテート、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルホスフェートなど、微生物が成育する時に出す酵素の基質となって加水分解されるオキシインドール誘導体あるいはハロゲン置換オキシインドール誘導体と、テトラゾリウム塩などの還元されて色素を生じる発色原Bを加えて、一般生菌用寒天培地とする。
シート状培地を作製する場合、例えば特開2001−231541に記載の真菌用シート状培地や、特開2001−245693に記載の一般生菌用シート状培地に、酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A'として例えばインドキシルブチレート、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルアセテートアセテート、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルホスフェートなど、微生物が成育する時に出す酵素の基質となって加水分解されるオキシインドール誘導体あるいはハロゲン置換オキシインドール誘導体と、テトラゾリウム塩などの還元されて色素を生じる発色原Bを加えて、シート状の真菌用および一般生菌用の培地とする。
培地に含まれる誘導体A’の量は、シート状培地の場合0.01g/m以上、寒天培地の場合0.002g/l以上であれば十分な効果が得られる。上限は特にないが、経済性を考慮して適宜含有量を決定すればよい。
培地に含まれる発色原Bの量は、シート状培地の場合0.005g/m以上、寒天培地の場合0.002g/l以上であれば十分な効果が得られ、また、シート状培地の場合0.1g/m以下、寒天培地の場合0.05g/l以下であれば過剰なバックグラウンドの発色が起こることもなく好ましい。
次に実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、実施例中に使用したチッソ(株)製シート状培地「サニ太くん」(商品名)真菌用は、以下のような構成のシート状培地である。
「サニ太くん」真菌用
水0.3Lに鹸化度89%、分子量83000のポリビニルアルコール35gを加え加熱溶解後、厚み20μmで0.5m×1mのポリエステルフィルム上にすべて塗布し、120℃で6分間乾燥した。得られた最初の水溶性高分子化合物層の上に、前記のポリビニルアルコール15g、酵母エキス1.2g、グルコース4.5g、およびクロラムフェニコール0.375gを水0.25Lに溶解して得た溶液をすべて塗布し、110℃で7分間乾燥して第2の水溶性高分子化合物層を形成させた。この第2の層の上に、前記のポリビニルアルコール5g、酵母エキス0.4g、グルコース1.5g、クロラムフェニコール0.125gおよび5−ブロモインドキシルアセテート0.03gを水0.1Lに溶解して得た溶液をすべて塗布し、その上に目付65g/m2、通気度110L/(m2・sec)のナイロンメルトブロー不織布を貼り合わせて、100℃で30秒間乾燥した。ペプトン20gを水1Lに溶解し、60メッシュ四角錐グラビアロールを用いて不織布上に塗布し、100℃で20秒間乾燥した。このようにして得られた培地積層物を45mm×45mmの正方形に切断し、白色ポリエステル粘着シート(基板)上に接着した後、ポリプロピレンフィルムでカバーし、エチレンオキサイドガス滅菌を行ったものである。
実施例1(「サニ太くん」真菌用を利用したシート状真菌用培地の作製)
チッソ(株)製シート状培地「サニ太くん」真菌用(誘導体A’として5−ブロモインドキシルアセテートを含んでいる)のカバーを開き、不織布面に0.1mg/mLニトロブルーテトラゾリウムエタノール溶液0.5mLを加え、50℃で5時間乾燥し、ニトロブルーテトラゾリウム添加「サニ太くん」真菌用を作製した。
実施例2(「サニ太くん」真菌用を利用したシート状真菌用培地の評価)
各種食品に9倍量の滅菌水を加え、ストマッカー処理後、適時希釈した試料液、または、各種検査対称面をふき取った綿棒を10mLの滅菌水に入れ、激しく振とうした試料液1mLずつを実施例1で作製したニトロブルーテトラゾリウム添加「サニ太くん」真菌用および「サニ太くん」真菌用に加え、25℃でニトロブルーテトラゾリウム添加「サニ太くん」真菌用は48時間、「サニ太くん」真菌用は7日間培養し、生育した青色のコロニー数を計数し、比較した。図1に示すように、ほぼ同等な計測数を示し、回帰式はy=1.00x−0.03(y:ニトロブルーテトラゾリウム添加「サニ太くん」真菌用48時間培養の計数、x:「サニ太くん」真菌用は7日間培養の計数)、相関係数(r)は0.96であった。
実施例3(真菌用シート状培地の作製)
水0.12Lに鹸化度89%、分子量83000のポリビニルアルコール14gを加え加熱溶解後、厚み20μmで0.4m×0.5mのポリエステルフィルム上にすべて塗布し、120℃で6分間乾燥した。得られた最初の水溶性高分子化合物層の上に、前記のポリビニルアルコール6g、酵母エキス0.64g、グルコース2.4g、およびクロラムフェニコール0.2gを水0.1Lに溶解して得た溶液をすべて塗布し、110℃で7分間乾燥して第2の水溶性高分子化合物層を形成させた。この第2の層の上に、前記のポリビニルアルコール2gおよび5−ブロモインドキシルアセテート0.012g、ニトロブルーテトラゾリウム0.005gを水0.04Lに溶解して得た溶液をすべて塗布し、その上にあらかじめペプトン20gを水1Lに溶解し、60メッシュ四角錐グラビアロールを用いて塗布し、100℃で20秒間乾燥した目付65g/m、通気度110L/(m・sec)のナイロンメルトブロー不織布を貼り合わせて、100℃で30秒間乾燥した。このようにして得られた積層物を45mm×45mmに切断し、80mm×85mmに切断した(株)共和製アクリル系微粘着タイプ粘着剤塗布100μm厚白色ポリエステル粘着シートの中央部に接着した後、厚み0.06mmの80mm×85mmポリプロピレンフィルムを85mm方向が5mmずれるように粘着シートに接着し、(株)共和製9mm巾バックシーリングテープをずらした部分を覆うように接着して、エチレンオキサイドガス滅菌を行い、真菌用シート状培地を作製した。
実施例4(真菌用シート状培地の評価)
実施例2と同様に実施例3で作製した真菌用シート状培地と「サニ太くん」真菌用を比較した。実施例2と同様に実施例3で作製した真菌用シート状培地の48時間培養と「サニ太くん」真菌用の7日間培養はほぼ同等な計測数であった。
実施例5(真菌用シート状培地のバリエーション)
実施例3の真菌用シート状培地の5−ブロモインドキシルアセテートをそれぞれインドキシルアセテート、インドキシルブチレート、インドキシルホスフェート、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルアセテートに変えて実施例2と同様に行ったときも実施例2と同様な結果となった。
実施例6(一般生菌用寒天培地)
水を加え高圧蒸気滅菌後、50℃に冷やした標準寒天培地1Lに0.06mg/mLインドキシルアセテート、0.025mg/mLニトロブルーテトラゾリウム エタノール溶液を1mLずつ加え攪拌した。
各種食品に9倍量の滅菌生理食塩水を加え、ストマッカー処理後、適時希釈した試料液1mLをシャーレに加え、インドキシルアセテートとニトロブルーテトラゾリウムを加えた標準寒天培地およびインドキシルアセテートとニトロブルーテトラゾリウムを加えない標準寒天培地に混釈し、寒天の固化後、35℃で培養した。20時間培養のインドキシルアセテートとニトロブルーテトラゾリウムを加えた標準寒天培地と48時間培養のインドキシルアセテートとニトロブルーテトラゾリウムを加えない標準寒天培地はほぼ同等な計測数であった。
実施例7(一般生菌用寒天培地のバリエーション)
実施例6のインドキシルアセテートのエタノール溶液を5−ブロモ−6−クロロ−3−インドキシルアセテート、5−ブロモ−6−クロロ−3−インドキシルフホスフェート、5−ブロモ−6−クロロ−3−インドキシルブチレートのジメチルフォルムアミド溶液、6−クロロ−3−インドキシルアセテート、6−クロロ−3−インドキシルフホスフェート、6−クロロ−3−インドキシルブチレートのエタノール溶液に変えてそれぞれ実施例6と同様に行ったときも実施例6と同様な結果となった。また、実施例6のニトロブルーテトラゾリウムをINTに変えたときもコロニーが紫に発色し実施例6と同様な結果となった。
実施例8(一般生菌用シート状培地の作製)
水0.1Lに鹸化度89%重合度1700のポリビニルアルコール12gを加え加熱溶解後、20μm厚0.4×1mポリエステルフィルム上に塗布し、120℃、5分間乾燥フィルム化した。このフィルム上に、鹸化度89%重合度1700のポリビニルアルコール6g、ペプトン1.24g、肉エキス0.52g、酵母エキス0.32g、炭酸ナトリウム0.04g、グルコース0.16gを水0.1Lに溶解して、110℃、7分間乾燥した。このフィルム上に、ポリビニルアルコール2g、5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルアセテート0.02g、ニトロブルーテトラゾリウム0.01gを水0.04Lに溶解して重層し、あらかじめペプトン15g、リン酸二ナトリウム40gを水1Lに溶解し、60メッシュ四角錐グラビアロールを用いて塗布し、100℃20秒間、乾燥した目付65g/m、通気度110L/msecのナイロンメルトブローン不織布を張り合わせ100℃30秒間乾燥した。45mm×45mmに切断し、80mm×85mmに切断した(株)共和製アクリル系微粘着タイプ粘着剤塗布100μm厚白色ポリエステル粘着シートの中央部に接着した後、厚み0.06mmの80mm×85mmポリプロピレンフィルムを85mm方向が5mmずれるように粘着シートに接着し、(株)共和製9mm巾バックシーリングテープをずらした部分を覆うように接着して、エチレンオキサイドガス滅菌を行い、一般生菌用シート状培地を作製した。
実施例9(一般生菌用シート状培地の評価)
各種食品に9倍量の滅菌生理食塩水を加え、ストマッカー処理後、適時希釈した試料液1mLずつを実施例8で作製した各種培地およびシャーレに加え、シャーレは標準寒天培地で混釈して、35℃で培養した。20時間培養の実施例8の培地と48時間培養の標準寒天培地はほぼ同等な計測数であった。
実施例10(一般生菌用シート状培地のバリエーション)
実施例8の5−ブロモ−4−クロロ−3−インドキシルアセテートをインドキシルアセテート、インドキシルブチレート、インドキシルホスフェート、5−ブロモインドキシルアセテートに変えて実施例9と同様に行ったときも実施例9と同様な結果となった。
実施例11(真菌用シート状培地のバリエーション−2)
実施例3の真菌用シート状培地のニトロブルーテトラゾリウムをネオテトラゾリウムブルー、INT、テトラニトロテトラゾリウムブルーに変えて各種真菌用シート状培地を作製した。これらの真菌用シート状培地を実施例4と同様に評価したときも実施例4と同様な結果となった。なお、これらのシート状培地におけるコロニーの発色は、ネオテトラゾリウムブルーの場合明るい青、INTの場合紫、テトラニトロテトラゾリウムブルーの場合暗い青〜藍色であった。
実施例12(一般生菌用シート状培地のバリエーション−2)
実施例7の一般生菌用シート状培地のニトロブルーテトラゾリウムをネオテトラゾリウムブルー、INT、テトラニトロテトラゾリウムブルーに変えて各種一般生菌用シート状培地を作製した。これらの一般生菌用シート状培地を実施例9と同様に評価したきも実施例9と同様な結果となった。なお、これらのシート状培地におけるコロニーの発色は、ネオテトラゾリウムブルーの場合明るい青、INTの場合紫、テトラニトロテトラゾリウムブルーの場合暗い青〜藍色であった。
本発明の培地は、食品や環境中の微生物汚染を標準的な培地より早く判断するための培地として有効に利用することができる。
ニトロブルーテトラゾリウム添加サニ太くん真菌用48時間培養とサニ太くん真菌用7日間培養の比較

Claims (4)

  1. 酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A’および還元されることにより色素を生じる発色原Bを含有し、該誘導体A’は微生物が成育する時に産生する酵素の基質となって発色原Aを生じる誘導体であり、かつ、該誘導体A’および発色原Bは微生物が接種されなければ培地中で実質的に発色しないものであることを特徴とする微生物培地。
  2. 酸化されることにより色素を生じる発色原Aの誘導体A’がオキシインドールの誘導体またはハロゲン置換オキシインドールの誘導体である請求項1に記載の微生物培地。
  3. 還元されることにより色素を生じる発色原Bが、半波電位の絶対値が300mv以下のテトラゾリウム塩である請求項1に記載の微生物培地。
  4. オキシインドールの誘導体またはハロゲン置換オキシインドールの誘導体が酢酸エステル、脂肪酸エステル、リン酸エステル、硫酸エステルまたはグルコシドである請求項2に記載の微生物培地。
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