JP2006024524A - コネクタ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基板3の半田付け面(上面)3bと反対側の面に隣接して配置される上記端子保持部材1の一部であって上記端子挿通穴3aと対向する部分を凹形の袋構造4とし、この凹形部に半田が溜まるようにした。
【選択図】 図1
Description
一方、基板挿入型のコネクタにおいて、コネクタと基板との間にプレートを介在させて多極数の端子を該プレートに形成された穴を貫通させてから基板の穴に挿通させる技術が提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。しかし、プレートを設けても、半田ブリッジや半田ボールを解消できるわけではない。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、半田の流入量を規定して半田ブリッジや半田ボールの発生を防止することを目的とする。
この発明の実施の形態1を説明する。
図1において、端子保持部材1が保持する棒状をした複数の端子の中の任意の一つである端子2の先端部が、基板3に形成された複数の端子挿通穴の一つである端子挿通穴3aに挿入され、貫通している。なお、この図1には、該端子挿通穴3aのまわりに設けられた配線パターンなどの基板接点部は簡略化のため図示を省略してある。
本実施の形態では、基板3の半田付け面3bと反対側の面(裏面)に隣接して配置される端子保持部材1の一部であって、基板3に形成されている端子挿通穴3aとの対向部を袋構造にした。この袋構造は図1のように断面で見ると凹部4からなり、端子2により貫かれている。凹部4の輪郭は円くてもよいし、或いは矩形、その他、形は問わない。
状態1:図2において、上面3bの上方から矢印aで示す方向から、隙間3cに半田が流入される。これに伴い半田5が隙間3cを伝って下に流れ、隙間3c下端部を基点にして凹部4内に向けて半田が表面張力により球状に成長していく。
状態2:図3において、凹部4内に収まる大きさの球状に半田5が成長している。
状態3:図4において、凹部4内で球状の半田5がある程度の大きさに成長すると、周囲から熱が奪われるため温度が低下して外側から半田5が固化し半田の流入は自動的に止まる。つまり、半田5は凹部4内に充満しさらに凹部4の外部に溢れ出ようとするが、この溢れ出ようとする部分5aの温度が低いので半田5が固化するため流入が止まる。
このように、袋構造をなす凹部4が溶融状態の半田を閉じ込め、その量を規制するので、最悪の場合でも、凹部4の外に流動しようとする部分5aから放熱し固化するので半田ブリッジ、半田ボールの発生が防止される。或いは、凹部4の大きさを設定することから、溶融した半田は該凹部4から溢れようとする前の段階で自然放熱して固化する。
この発明の実施の形態2を説明する。この例は、コネクタと基板との間には後述のプレートのようなものは介在させない構成である。図9において、端子保持部材としてのコネクタ7には多数の端子8が設けられている。この端子8を基板3に形成された端子挿通穴3aに挿通させて、半田付けする。
実際に、半田付けを行なう際には、図9に示した配置を上下逆転させて図10に示すように基板3を上、コネクタ7を下にし、下から上に向けて端子8を端子挿通穴3aに通して、半田付け面3b側から端子挿通穴3aと端子の隙間から半田を流入させて半田付けを
する。
この発明の実施の形態3を説明する。この例は、コネクタと基板との間に端子保持部材としてのプレートを介在させるケースである。図11において、コネクタ9には多数の端子10が設けられている。この端子10をプレート11に形成された端子挿通穴11aに挿通させ、さらに、基板3の端子挿通穴3aに挿通させて、基板3と端子10とを半田付けする。
実際に、半田付けを行なう際には、図11に示した配置を上下逆転させて図12に示すように基板3を一番上、中間にプレート11、一番下にコネクタ9を配置し、下から上に向けて端子10を端子挿通穴11aに挿通させた上でさらに基板3の端子挿通穴3aに挿通させる。
Claims (7)
- 多数の端子貫通穴を有する基板と、前記端子貫通穴に挿入する多数の端子を突設した端子保持部材と、前記基板と対向する前記端子保持部材面の各突出端子周囲に形成した袋構造とを備えた多極コネクタ。
- 袋構造は端子保持部材の基板との対向面で保持する端子周囲に形成した凹部であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ構造。
- 端子保持部材と基板との間隔を規制して凹部を外界と連通させるボス部を、前記端子保持部材の前記基板との対向面に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ構造。
- 端子保持部材がコネクタであることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のコネクタ構造。
- 端子保持部材がコネクタとは別体の端子位置補正プレートであることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のコネクタ構造。
- 端子位置補正プレートには、端子の位置を規定する多数の位置決め穴が形成されていることを特徴とする請求項5記載のコネクタ構造。
- 位置決め穴の端子挿入側の開口稜線部を外広がりに面取りしたことを特徴とする請求項6記載のコネクタ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004203592A JP2006024524A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | コネクタ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004203592A JP2006024524A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | コネクタ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006024524A true JP2006024524A (ja) | 2006-01-26 |
Family
ID=35797636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004203592A Pending JP2006024524A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | コネクタ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006024524A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011134688A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Autonetworks Technologies Ltd | コネクタ用端子、この端子を備えたコネクタ、及びこのコネクタを実装したプリント基板の製造方法 |
JP2018116925A (ja) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 株式会社村田製作所 | 多極コネクタセット |
-
2004
- 2004-07-09 JP JP2004203592A patent/JP2006024524A/ja active Pending
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