JP2006000420A - Knuckle device for vehicle seat - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明は、車両シートにおいて、シートクッションに対してシートバックを傾倒可能に支持する車両シート用ナックル装置に関するものである。 The present invention relates to a knuckle device for a vehicle seat that supports a seat back in a tiltable manner with respect to a seat cushion in a vehicle seat.
車両シート用ナックル装置としては従来から種々構造のものが提案されており、その中の一つに、例えば、シートクッション側に固定されるベース体に、ロックギアを備えたロック部材を移動可能に取り付ける一方、シートバック側には上記ロックギアに噛合可能な内歯ギアを備えたセクターを取り付け、上記ロックギアが上記内歯ギアに噛合することで上記シートクッションに対する上記シートバックの相対回動が規制されたロック状態を実現するとともに、上記ロックギアが上記内歯ギアから噛合離脱することで上記シートクッションに対して上記シートバックが相対回動可能とされたロックオフ状態を実現するようにしたものが知られている。 Various types of knuckle devices for vehicle seats have been proposed in the past, and one of them is, for example, a lock member provided with a lock gear can be moved to a base body fixed to the seat cushion side. On the other hand, on the seat back side, a sector having an internal gear that can mesh with the lock gear is mounted, and the lock gear meshes with the internal gear so that the seat back relative to the seat cushion is rotated. In addition to realizing a restricted lock state, the lock gear engages and disengages from the internal gear to realize a lock-off state in which the seat back is rotatable relative to the seat cushion. Things are known.
そして、この場合、上記ロック部材はカムによって常時ロック状態側に付勢されており、これをロックオフ状態とするには、該カムをその付勢力に抗して回転させて上記ロック部材に対する付勢作用を解除する必要がある。このための具体的な構造としては、例えば、上記ロック部材に設けた第1の突起に、回動操作されるプレートに設けたカム面を係合させ、該カム面のカム作用によって上記ロック部材を径方向内側へ移動させ、該ロック部材のロックギアを上記内歯ギアから係合離脱させるようにしている(特許文献1参照)。 In this case, the lock member is constantly urged toward the locked state by the cam. To place the lock member in the lock-off state, the cam is rotated against the urging force and applied to the lock member. It is necessary to release the force action. As a specific structure for this purpose, for example, a first projection provided on the lock member is engaged with a cam surface provided on a rotationally operated plate, and the lock member is driven by a cam action of the cam surface. Is moved radially inward to disengage the lock gear of the lock member from the internal gear (see Patent Document 1).
さらに、シートにおいては、シートバックの全傾倒範囲で位置調整をする必要はなく、図7に示すように、乗員が着座し得ない傾倒範囲、即ち、シートバックがシートクッション側に折り重なるように前傾された「最前傾位置」から、該シートバックが略鉛直状態に引き起こされた「起立位置」までの範囲では該シートバックの位置調整をする必要はなく、ロックオフ状態が保持された方が使用上好都合である。このため、シートバックの全傾倒範囲のうち、所定範囲にロックオフ状態を保持する範囲を設定するための機構を設けることが試みられている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、上記セクター側に曲率半径の異なる二種のカム面を設ける一方、上記ロック部材側には上記カム面に係合可能な第2の突起を設け、シートバックの傾動に伴って上記可動体が回転するとき、その曲率半径の小さいカム面に上記第2の突起が係合することで上記ロック部材がロックオフ位置に位置設定され且つ保持されるように構成している。 Further, it is not necessary to adjust the position of the seat in the entire tilt range of the seat back, as shown in FIG. 7, the tilt range in which the occupant cannot be seated, that is, the seat back is folded to the seat cushion side. It is not necessary to adjust the position of the seat back in the range from the tilted “front-most tilt position” to the “standing position” where the seat back is caused to be in a substantially vertical state. It is convenient to use. For this reason, an attempt has been made to provide a mechanism for setting a range in which the lock-off state is maintained within a predetermined range of the entire tilt range of the seat back (see, for example, Patent Document 1). Specifically, two types of cam surfaces with different radii of curvature are provided on the sector side, while a second protrusion that can be engaged with the cam surface is provided on the lock member side, and the seat back is tilted. When the movable body rotates, the lock member is positioned and held at the lock-off position by engaging the second protrusion with the cam surface having a small curvature radius.
ところが、上掲公報に示される従来構造のナックル装置では、ロック部材のロック・ロックオフ動作を行なうための機構、即ち、該ロック部材に設けた第1の突起と回動操作されるプレートに設けたカム面との係合機構と、シートバックの全傾倒範囲のうちの所定範囲にロックオフ状態を保持するための機構、即ち、上記セクター側に設けた曲率半径の異なる二種のカム面と上記ロック部材側に設けた第2の突起との係合機構を、それぞれ個別に設けているので、部材点数が多く且つ構造が複雑になり、延いては製造コストが高くつくという問題があった。 However, in the knuckle device having the conventional structure shown in the above publication, a mechanism for performing locking / locking-off operation of the locking member, that is, a first protrusion provided on the locking member and a plate operated to rotate is provided. An engagement mechanism with the cam surface, and a mechanism for maintaining the lock-off state within a predetermined range of the entire tilt range of the seat back, that is, two types of cam surfaces with different curvature radii provided on the sector side Since the engagement mechanisms with the second protrusions provided on the lock member side are individually provided, there is a problem that the number of members is large and the structure is complicated, and the manufacturing cost is high. .
そこで本願発明では、部材点数が少なく且つ構造が簡単で、延いては製造コストの低廉化を図り得る車両シート用ナックル装置を提供することを目的としてなされたものである。 Accordingly, the present invention has been made with the object of providing a knuckle device for a vehicle seat that has a small number of members and a simple structure, and that can reduce the manufacturing cost.
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。即ち、シートクッション41とシートバック42の何れか一方に取り付けられるベース体1と、内歯ギア21を備えシートクッション41とシートバック42の何れか他方に取り付けられた状態で上記ベース体1に対して相対回動自在に組み付けられるセクター2と、上記内歯ギア21に噛合するロックギア22を備え上記ベース体1側にその径方向へ移動可能に取り付けられて上記ロックギア22が上記内歯ギア21に噛合したロック位置と上記ロックギア22が上記内歯ギア21から噛合離脱したロックオフ位置に選択的に位置設定可能とされるとともに常時ロックオフ位置側に付勢されたロック部材3と、上記ロック部材3を常時ロック位置側に付勢するカム4と、上記カム4を回動操作することで該カム4に対する付勢力を解除する操作部材6を備えた車両シート用ナックル装置において、上記ロック部材3に係合突起7を設けるとともに、上記セクター2には上記係合突起7の上記係合面7aに係合可能な弧状形態をもち上記係合突起7の上記係合面7aに係合した状態において上記ロック部材3をロックオフ位置に保持するガイド突条11を設ける一方、上記係合突起7の径方向外側の係合面7aに係合可能なガイド面9を備え且つ上記カム4と一体的に上記操作部材6によって回動操作されるキックプレート5を備えるとともに、上記ガイド面9を上記係合突起7の上記係合面7aに対応するとき上記ロック部材3のロック位置への位置設定を許容する第1のガイド面9aと、上記係合突起7の上記係合面7aに対応するとき上記ロック部材3をロックオフ位置に位置設定する第2のガイド面9bを備えた構成としたことを特徴としている。
In the present invention, the following configuration is adopted as a specific means for solving such a problem. That is, the
本願発明に係る車両シート用ナックル装置によれば、上記ロック部材3に係合突起7を設けるとともに、上記セクター2には上記係合突起7の上記係合面7aに係合可能な弧状形態をもち上記係合突起7の上記係合面7aに係合した状態において上記ロック部材3をロックオフ位置に保持するガイド突条11を設ける一方、上記係合突起7の径方向外側の係合面7aに係合可能なガイド面9を備え且つ上記カム4と一体的に上記操作部材6によって回動操作されるキックプレート5を備えるとともに、上記ガイド面9を上記係合突起7の上記係合面7aに対応するとき上記ロック部材3のロック位置への位置設定を許容する第1のガイド面9aと、上記係合突起7の上記係合面7aに対応するとき上記ロック部材3をロックオフ位置に位置設定する第2のガイド面9bを備えた構成としているので、上記係合突起7は、ロック部材のロック・ロックオフ動作を行なうための機構の構成部材と、ロックオフ状態を保持する機構の構成部材を兼用することとなり、該係合突起7はこれを上記ロック部材3に一つだけ設ければよく、例えば、従来のようにロック部材に二つの突起を形成し、それぞれ異なる機能をもたせる構成に比して、該係合突起7の形成数が少ない分だけ、構造が簡単となり、延いてはナックル装置の製造コストの低廉化が図れるものである。
According to the knuckle device for a vehicle seat according to the invention of the present application, the
図1には、本願発明の実施形態に係る車両シートに備えられるナックル装置Zを示している。このナックル装置Zは、図7に示すように、シートクッション41の後端部とシートバック42の下端部を連結し、上記シートバック42を最後傾位置(符号42A)最前傾位置(符号42B)の間で回動可能とするとともに、鉛直位置から角度α1だけ後傾した起立位置(符号42)と上記最前傾位置の間の角度α3の範囲では上記シートバック42をロックオフ状態で保持してその自由回動を許容する一方、上記起立位置と最後傾位置の間の角度α2の範囲では任意の傾倒位置でロックして上記シートバック42の傾動角度を調整可能としている。そして、特にこの実施形態では、上述の如き機能をもつ上記ナックル装置Zにおいて、その構造を簡単にして製造コストの低廉化を図ることを目的としている。以下、このような構成を実現するための上記ナックル装置Zの具体的構成を詳述する。 FIG. 1 shows a knuckle device Z provided in a vehicle seat according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 7, the knuckle device Z connects the rear end portion of the seat cushion 41 and the lower end portion of the seat back 42, and makes the seat back 42 the last tilt position (reference 42A) and the most forward tilt position (reference 42B). The seat back 42 is held in a lock-off state in a range of an angle α3 between a standing position (reference numeral 42) tilted backward by an angle α1 from the vertical position and the forward tilt position. While allowing the free rotation, the tilt angle of the seat back 42 can be adjusted by locking at any tilt position within the range of the angle α2 between the standing position and the last tilt position. In particular, the present embodiment aims to simplify the structure of the knuckle device Z having the functions as described above and to reduce the manufacturing cost. Hereinafter, a specific configuration of the knuckle device Z for realizing such a configuration will be described in detail.
上記ナックル装置Zは、図1及び図2に示すように、上記シートクッション41側に固定されるベース体1と、上記シートバック42側に固定されるとともにその外周部分には内歯ギア21を形成し且つ上記ベース体1に対して相対回動自在に嵌合されたセクター2を備えるとともに、これらベース体1とセクター2の嵌合により形成された内部空間に、後述のロック部材3とカム4とキックプレート5及び付勢バネ12をそれぞれ収容して構成される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the knuckle device Z is fixed to the seat cushion 41 side and fixed to the seat back 42 side, and has an
上記ベース体1は、浅丸皿状形態をもつもので、その内面側の外周部には次述のセクター2を相対回動可能に嵌合させるための段部1aが形成されている。さらに、上記ベース体1の上記段部1aの内側の底面1bには、図1に示すように、該ベース体1の軸心を通って径方向に延びる直線L上において、該軸心を挟んでその一方側に位置する部位と他方側に位置する部位に、該直線Lを挟んでこれに直交する方向に離間対向する一対のガイドストッパ10、10が設けられている。また、この左右一対のガイドストッパ10,10は、上記底面1b上に隆起して形成されており、相互に対向する上記直線L側の面は、該直線Lと平行に延びるガイド面10a、10aとされている。そして、この左右一対のガイドストッパ10,10のガイド面10a、10a間には、次述のロック部材3が嵌挿配置されている。
The
上記セクター2は、上記ベース体1の段部1a内に相対回動自在に嵌合可能な外径をもった二段の段付き浅丸皿状の形態を有するものであって、その開口面側の段部内面には内歯ギア21が形成されている。また、上記セクター2の内側の段部には、該セクター2の軸心を中心とする所定長さの弧状のガイド突条11が、該軸心を挟んだ対照位置にそれぞれ突設されている。尚、このガイド突条11の長さは、シートバック42の自由回動を許容する角度範囲「α3」を決定するものである。また、上記ガイド突条11の内径側面の曲率半径は、後述するキックプレート5に設けられるガイド面9に対応するように設定される(具体的には、後述する)。
The
上記ロック部材3は、上記セクター2側の上記内歯ギア21の歯幅に略合致する板厚を持つ略矩形板体で一体構成されるものであって、その対向する二辺は上記ベース体1側の一対のガイドストッパ10,10の間に嵌入可能な寸法をもって平行に延びるスライド面3a,3bとされ、該ロック部材3はこの各スライド面3a,3bを上記ベース体1該の上記ガイドストッパ10のガイド面10a,10a間に嵌入させることで、該ガイド面10a,10aに沿って上記ベース体1の径方向に移動可能とされている。
The
一方、上記ロック部材3の他の対向する二辺のうち、上記ベース体1の径方向外側に位置する面10cには、上記セクター2側の上記内歯ギア21に噛合するロックギア22が形成されている。また、上記ベース体1の径方向内側に位置する面10dには、幅方向両側から中央部へ向かうに伴って上記ロックギア22寄りに変位する湾曲形状をもつカム面23とされている。このカム面23には、次述するカム4が係合される。
On the other hand, a
上記カム4は、上記ロック部材3と略同等の板厚をもつ板材で構成されるものであって、その軸心を挟んでその両側の縁部にそれぞれカム面4aと突起状の係止部4bを形成している。そして、このカム4は、上記ベース体1とセクター2の軸心部を貫通して回動自在に配置された軸状の操作部材6に対して非回動状態に取り付けられており、該操作部材6が回動操作されることで該操作部材6と一体的に回動され、上記カム面4aが上記ロック部材3のカム面23と摺接係合される。また、上記カム4の上記係止部4bには、上記ベース体1側に取り付けた付勢バネ12の一端が係止されており、上記カム4は上記付勢バネ12の付勢力によって上記ロック部材3をそのロックギア22が上記内歯ギア21に噛合する方向に常時付勢している。
The
従って、上記カム4は、上記操作部材6が非操作状態にある場合には、上記付勢バネ12の付勢力によって矢印A方向に付勢され、上記ロック部材3を径方向外側へ押し出してそのロックギア22を上記内歯ギア21に噛合させる。これに対して、上記操作部材6が矢印B方向へ回動操作されると、上記カム4は上記付勢バネ12の付勢力に抗して矢印B方向に回動され、上記ロック部材3に対する付勢作用が解除され、上記ロック部材3は径方向内側へ移動してそのロックギア22が上記内歯ギア21から噛合離脱するのが許容される状態となる。ここで、このロック部材3の径方向内側への移動は、次述するキックプレート5のガイド面9のカム作用によって行なわれる。
Therefore, the
即ち、上記カム4にはその軸心を挟んだ対向位置にそれぞれ係合ピン13が突設されている。一方、上記キックプレート5は、略円板状の薄板材で構成され、且つその軸心部には係合溝14が形成されており、該キックプレート5を上記ロック部材3及びカム4の面上に重ねるように配置し、且つ上記係合溝14に上記カム4側の上記係合ピン13を係入させることで、上記キックプレート5は上記操作部材6の回動方向において該操作部材6と一体化され、一体的に回動される。さらに、このキックプレート5の軸心を挟んで対向する二位置には、それぞれ幅広円弧溝状のガイド孔8が形成されている。そして、このガイド孔8の径方向外側の面は、上記ロック部材3側の上記係合突起7に係合するガイド面9とされるとともに、該ガイド面9は、弧状方向中央寄りに位置し且つ軸心からの離間寸法の大きい第1のガイド面9aと、該第1のガイド面9aの左右両縁にそれぞれ滑らかに連続し且つ軸心からの離間寸法の小さい左右一対の第2のガイド面9b、9bで構成されている。
That is, the
そして、上記ガイド面9の第1のガイド面9aに上記係合突起7が係合している状態(図1に示す状態)では、上記ロック部材3はそのロックギア22を上記セクター2側の上記内歯ギア21に噛合させることができるようになっている。これに対して、上記ガイド面9の第2のガイド面9bに上記係合突起7が係合している状態(図3に示す状態)では、上記ロック部材3は該第2のガイド面9bによって径方向内側に引き寄せられ、上記ロックギア22を上記内歯ギア21から噛合内歯ギア21から噛合内歯ギア21から噛合離脱させて状態とされる。
When the
また、上記セクター2側に設けた上記ガイド突条11は、その内面が上記ガイド面9の第2のガイド面9bと略合致するように、該セクター2における形成位置が設定されている。
Further, the formation position in the
続いて、上記実施形態に係るナックル装置Zの作動等について説明する。 Next, the operation of the knuckle device Z according to the above embodiment will be described.
図1及び図2は、図7に示す「起立位置」でのロック状態を示している。この状態では、上記ロック部材3の係合突起7が上記キックプレート5側の上記ガイド面9の第1のガイド面9aに対応しており、且つ上記操作部材6が非操作状態とされていることから、上記ロック部材3には上記各付勢バネ12の付勢力が上記カム4を介して伝達され、該フォーク3は径方向外側へ付勢され、該ロック部材3のロックギア22が上記セクター2側の上記内歯ギア21に噛合して上記ベース体1に対する上記セクター2の相対回動が規制され、上記シートバック42は「起立位置」でロックされている。
1 and 2 show a locked state in the “standing position” shown in FIG. In this state, the
尚、このとき、上記セクター2側の上記ガイド突条11の一端は上記係合突起7の側端に位置し、該ガイド突条11とは非係合とされている。
At this time, one end of the
このロック状態を解除するには、上記操作部材6を矢印B方向へ回動操作する。すると、図3及び図4に示すように、上記操作部材6の回動操作と共に、上記カム4と上記キックプレート5が上記付勢バネ12の付勢力に抗して一体的に矢印B方向へ回動し、上記カム4のカム面4aによる上記ロック部材3に対する付勢作用が解除され、該ロック部材3の径方向内側への移動が許容される。さらに、上記ロック部材3側の上記係合突起7が上記キックプレート5側の上記ガイド面9の第1のガイド面9aから第2のガイド面9b側へ移動し、上記ロック部材3が強制的に径方向内側へ移動され、該ロック部材3のロックギア22が上記セクター2側の上記内歯ギア21から噛合離脱されることで、ロックオフ状態が実現される。
To release this locked state, the
図3に示すロックオフ状態から、上記シートバック42を図7に示す「起立位置」と「最後傾位置」の間の所定位置まで回動させてそれぞれの位置でロック状態とする(即ち、シートバック42の傾倒位置調整を行なう)には、上記操作部材6を回動操作したまま、上記シートバック42を所定位置まで回動させる。すると、このシートバック42の回動に伴って上記セクター2が矢印方向A方向(即ち、上記ガイド突条11が上記係合突起7から周方向へ遠ざかる方向)に回動する。そして、所望の回動位置で上記操作部材6に対する回動操作を解除すると、上記カム4と上記キックプレート5が共に上記付勢バネ12の付勢力によって矢印A方向へ復帰回動し、該カム4の復帰回動によって該カム4を介して上記付勢バネ12の付勢力が上記ロック部材3に対してこれを径方向外側へ移動させる如く働くと同時に、上記キックプレート5の復帰回動によって上記係合突起7が上記キックプレート5側の上記ガイド面9の第1のガイド面9aに対応し、上記ロック部材3の径方向外側への移動が許容される。この結果、上記ロック部材3が径方向外側へ移動してそのロックギア22が上記セクター2側の上記内歯ギア21に噛合してロック状態となり、上記シートバック42はその位置で固定保持される。
From the lock-off state shown in FIG. 3, the seat back 42 is rotated to a predetermined position between “standing position” and “last tilt position” shown in FIG. In order to adjust the tilt position of the back 42), the seat back 42 is rotated to a predetermined position while the
これに対して、図3に示すロックオフ状態から、上記シートバック42を図7に示す「起立位置」から「最前傾位置」側へ回動させる場合には、上記操作部材6に対する回動操作を行ったまま、上記シートバック42を少し前傾させると、上記セクター2が図3に示す位置から矢印A方向へ回動し、図5に示すように、上記係合突起7が上記セクター2側の上記ガイド突条11に係合し、該ガイド突条11の規制作用によって上記ロック部材3が径方向外側へ移動するのが規制される。従って、この時点で上記操作部材6に対する回動操作力を解除しても、上記係合突起7が上記ガイド突条11に係合している回動範囲内(即ち、「起立位置」から「最前傾位置」までの範囲内)ではロックオフ状態が維持され、自由に上記シートバック42を回動操作することができる。
On the other hand, when the seat back 42 is rotated from the “standing position” shown in FIG. 7 to the “most forward tilt position” side from the lock-off state shown in FIG. If the seat back 42 is tilted forward a little while performing the above, the
このように、この実施形態のナックル装置Zによれば、上記係合突起7は、上記ロック部材3のロック・ロックオフ動作を行なうための機構の構成部材と、ロックオフ状態を保持する機構の構成部材を兼用することになる。この結果、上記係合突起7は上記ロック部材3に一つだけ設けられておけば良く、例えば、従来のようにロック部材に二つの突起を形成し、これら各ロック部材にそれぞれ異なる機能をもたせる構成に比して、該係合突起7の形成数が少ない分だけ、構造が簡単となり、延いてはナックル装置の製造コストの低廉化が図れるものである。
As described above, according to the knuckle device Z of this embodiment, the engaging
1 ・・ベース体
2 ・・セクター
3 ・・ロック部材
4 ・・カム
5 ・・キックプレート
6 ・・操作部材
7 ・・係合突起
8 ・・ガイド孔
9 ・・ガイド面
10 ・・ガイドストッパ
11 ・・ガイド突条
12 ・・付勢バネ
13 ・・係合ピン
14 ・・係合溝
21 ・・セクターギア
22 ・・ロックギア
41 ・・シートクッション
42 ・・シートバック
1 ..
Claims (1)
上記ロック部材(3)に係合突起(7)が設けられるとともに、
上記セクター(2)には上記係合突起(7)の上記係合面(7a)に係合可能な弧状形態をもち上記係合突起(7)の上記係合面(7a)に係合した状態において上記ロック部材(3)をロックオフ位置に保持するガイド突条(11)が設けられる一方、
上記係合突起(7)の径方向外側の係合面(7a)に係合可能なガイド面(9)を備え且つ上記カム(4)と一体的に上記操作部材(6)によって回動操作されるキックプレート(5)が備えられるとともに、上記ガイド面(9)は上記係合突起(7)の上記係合面(7a)に対応するとき上記ロック部材(3)のロック位置への位置設定を許容する第1のガイド面(9a)と、上記係合突起(7)の上記係合面(7a)に対応するとき上記ロック部材(3)をロックオフ位置に位置設定する第2のガイド面(9b)を備えた構成であることを特徴とする車両シート用ナックル装置。
A base body (1) attached to one of the seat cushion (41) and the seat back (42), and an internal gear (21), and attached to either the seat cushion (41) or the seat back (42). The base body (1) side is provided with a sector (2) assembled in a state of being rotatable relative to the base body (1) and a lock gear (22) meshing with the internal gear (21). And a lock position where the lock gear (22) meshes with the internal gear (21) and a lock where the lock gear (22) meshes with and disengages from the internal gear (21). A lock member (3) that can be selectively set to the off position and is always urged toward the lock off position, and a cam (4) that constantly urges the lock member (3) toward the lock position. , A vehicle seat knuckle device having an operating member (6) for releasing the urging force against the cam (4) by rotational operation of the cam (4),
The locking member (3) is provided with an engaging protrusion (7),
The sector (2) has an arc shape that can be engaged with the engagement surface (7a) of the engagement protrusion (7) and is engaged with the engagement surface (7a) of the engagement protrusion (7). While a guide protrusion (11) is provided to hold the lock member (3) in the lock-off position in the state,
A guide surface (9) that can be engaged with an engagement surface (7a) on the radially outer side of the engagement protrusion (7) is provided, and is rotated by the operation member (6) integrally with the cam (4). The kick plate (5) is provided, and when the guide surface (9) corresponds to the engagement surface (7a) of the engagement protrusion (7), the lock member (3) is positioned to the lock position. A first guide surface (9a) that allows setting, and a second member that positions the lock member (3) at the lock-off position when corresponding to the engagement surface (7a) of the engagement protrusion (7). A knuckle device for a vehicle seat, characterized by comprising a guide surface (9b).
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