JP2006088725A - 車両用ドアフレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠面を形成することとなるドアサッシュのフランジ部側にガーニッシュを接着手段を用いて貼り付ける。
【解決手段】サッシュ型材を基礎に形成されるサッシュアセンブリ2の、そのフランジ部21のところに合成樹脂製成形体からなるものであって一体成形されたガーニッシュ1を、両面接着テープ等からなる接合手段3を用いて貼り付ける。簡単な工法を用いて、見栄えに優れた車両用ドアフレームを安価に形成することができるようになる。
【選択図】図2
【解決手段】サッシュ型材を基礎に形成されるサッシュアセンブリ2の、そのフランジ部21のところに合成樹脂製成形体からなるものであって一体成形されたガーニッシュ1を、両面接着テープ等からなる接合手段3を用いて貼り付ける。簡単な工法を用いて、見栄えに優れた車両用ドアフレームを安価に形成することができるようになる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用ドアフレームに関するものであり、特に、サッシュアセンブリを、一定横断面形態からなるサッシュ型材を基礎に形成するようにするとともに、その意匠面を形成する表面側には合成樹脂製成形体からなるガーニッシュを設けるようにし、当該ガーニッシュを接着手段を用いて上記サッシュ型材の表面に取付けるようにしたガーニッシュ付きの車両用ドアフレームに関するものである。
従来の車両用ドアフレームは、図8に示すように、Aピラーに沿うように配置されるAピラーサッシュ部30と、Aピラーサッシュ部30に連続してルーフパネルのドア開口面に沿うように形成されるルーフ側サッシュ部40と、Bピラー等に沿うように形成される縦サッシュ部50と、からなるものであり、ルーフ側サッシュ部40と縦サッシュ部50とが突合せ部110にて所定の溶接手段により接合されて一体化され、これによってサッシュアセンブリが形成されるようになっているものである。そして、このようなサッシュアセンブリを形成する各サッシュ部30、40、50は、基本的には一定の横断面形態を有するサッシュ型材を基礎に形成されるようになっているものである。ところで、このような各サッシュ部40、50のうち、例えば縦サッシュ部50のところには、図9または図10に示すように、ドア外板面を形成するフランジ部50cのところに、インジェクション成形手段等により形成されたガーニッシュ60が取付けられるようになっているものである。また、その他に、Aピラーサッシュ部30やルーフ側サッシュ部40のところには、塗装が施されたり、あるいはブラックアウトテープが貼付けられたりして、ドアフレームとしての見栄えの向上が図られるようになっているものである。また、これらとは別に、熱可塑性プラスチック材からなる薄膜状のシートを真空引き手段を用いてドアサッシュの表面に巻き付けるように取付け、これによって、フレームコーナ部等における薄膜シートの密着性を向上させ、車両用ドアフレームとしての見栄えを向上させるようにしているものが、例えば特開2003−11222号公報等にて挙げられている。
特開2003−11222号公報
ところで、上記従来のものにおけるガーニッシュをインジェクション成形手段にて形成させるものにおいては、図9及び図10に示す如く、ガーニッシュ60をサッシュ部50へ取り付けるためのボス部60aあるいは凸部60b等が上記ガーニッシュ60の裏面側に設けられるようになっている。これらボス部60a、あるいは凸部60bを有する部分の表面側には、インジェクション成形時において、いわゆる「ひけ」が生じ、その結果、ガーニッシュ60の意匠面の見栄えが損なわれ、ドアフレームとしての外観体裁を悪くすると言う問題があった。また、ドアサッシュの表面側に薄膜状のシートを真空引き手段を用いてサッシュアセンブリに密着させる方法、例えば特開2003−11222号公報記載の工法は、真空引き手段を初めとして、全体の設備が大掛かりなものとなり、製造コストが高くならざるを得ないと言う問題点がある。これらの問題点を解決するために、ドアサッシュアセンブリのフランジ部側に、合成樹脂製成形品からなる装飾用のガーニッシュを接合手段を用いて取付け、これによって、安価な、かつ、見栄えに優れた車両用ドアフレームを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明である第一の発明においては、車両用ドアフレームに関して、ガラスランチャンネルの収容される溝部及び当該溝部の一方の側面であるドア外板面を形成する側に設けられるフランジ部からなり、これらが所定の横断面形状を有するように一体化されたサッシュ型材を基礎に形成されるサッシュアセンブリと、当該サッシュアセンブリを形成する上記フランジ部のところに接合手段を介して取付けられるものであって合成樹脂製成形体からなるガーニッシュと、からなるようにした構成を採ることとした。
また、請求項2記載の発明である第二の発明においては、請求項1記載の車両用ドアフレームに関して、上記ガーニッシュは、その横断面形態において上記フランジ部の幅方向中央部を被う部分が所定の厚さを有するように形成されるとともに、幅方向端末部は上記幅方向中央部よりもその厚さが薄く形成されるようにし、更に、この薄く形成された部分を上記フランジ部の側端部側へ巻き込ませるようにした構成を採ることとした。
また、請求項3記載の発明である第三の発明においては、請求項1または2記載の車両用ドアフレームに関して、上記ガーニッシュのうち、ルーフのドア開口面に沿うところに、当該ルーフのドア開口面にほぼ平行なように、かつ、所定の幅を有するようにサイドバイザー部を一体的に設けるようにした構成を採ることとした。
また、請求項4記載の発明である第四の発明においては、請求項1ないし3記載の車両用ドアフレームに関して、上記ガーニッシュを、表面硬度が高く傷の付きにくい性状のプラスチック材からなる表面樹脂シート部と、当該表面樹脂シート部の裏面側に設けられるものであって上記表面樹脂シート部よりも硬度の低く、かつ、加工性に優れたプラスチック材からなる裏面樹脂シート部と、にて形成される複層構造体からなるようにした構成を採ることとした。
また、請求項5記載の発明である第五の発明においては、請求項4記載の車両用ドアフレームに関して、上記表面樹脂シート部側は透明体または半透明体からなるようにし、一方、上記裏面樹脂シート部側には模様を設けるようにした構成を採ることとした。
また、請求項6記載の発明である第六の発明においては、請求項4記載の車両用ドアフレームに関して、上記表面樹脂シート部を透明体または半透明体にて形成し、かつ、上記表面樹脂シート部と上記裏面樹脂シート部との間に模様層を設けるようにした構成を採ることとした。
第一の発明によれば、ガラスランチャンネルの収容される溝部及び当該溝部の一方の側面であるドア外板面を形成する側に設けられるフランジ部からなり、これらが所定の横断面形状を有するように形成されるサッシュ型材を基礎に当該サッシュ型材の上記フランジ部のところに合成樹脂製成形体からなるガーニッシュを所定の接合手段を用いて取付けるようにした構成を採ることとしたので、意匠性に優れた車両用ドアフレームを安価に得ることができるようになった。
また、本発明によれば、ガーニッシュを、ガーニッシュの裏面側には取付用ボス部等を有しない比較的平滑な構造を有するようにしたので、ガーニッシュ自体を、例えばインジェクション成形手段を用いて一体成形したとしても、表面側にはひけ等が生じないようになり、意匠性に優れたガーニッシュを安価に得ることができるようになった。その結果、車両用ドアフレームの製造コストの低減化を図ることができるようになった。
また、本発明においては、上記ガーニッシュを、例えば、両面テープのような接着手段を用いて、サッシュアセンブリのフランジ部のところに取り付けることができるようになり、ガーニッシュの取付工程を簡略化することができるようになった。その結果、意匠性に優れた車両用ドアフレームを容易に形成(製造)することができるようになり、車両用ドアフレームの製造原価の低減化を図ることができるようになった。
また、第二の発明によれば、ガーニッシュは、その横断面形態において、端末部がフランジ部の側端部を巻き込むように形成されているので、ガーニッシュ側端部とフランジ部端末部との間には隙間があまり生じないようになり、風切り音の低減化に優れた車両用ドアフレームを提供することができるようになった。また、上記巻き込み部を上記フランジ部の端部のところで止めて、裏面側まで巻き込ませないようにしたものにおいては、本ガーニッシュを有するものと有しないものとで、ガラスランチャンネルの共用化を図ることができるようになった。
また、第三の発明によれば、ガーニッシュのルーフ側ドア開口面に沿うところにサイドバイザー部を一体的に形成させるようにしたので、サイドバイザーを別部品として後付けをしていた従来のものと較べて、部品点数を削減化することができるようになるとともに、意匠性に優れたサイドバイザー付きガーニッシュを安価に提供することができるようになった。その結果、外観の見栄えに優れた車両用ドアフレームを安価に提供することができるようになった。
また、第四の発明によれば、ガーニッシュは、表面が傷の付きにくい表面樹脂シート部と、当該表面樹脂シート部の裏面側に設けられる裏面樹脂シート部との複層構造からなるようにしたので、裏面樹脂シート部を、成形のし易い安価なプラスチック材にて形成することができるようになり、見栄えに優れたガーニッシュを安価に得ることができるようになった。その結果、見栄えに優れた車両用ドアフレームの製造コストの低減化を図ることができるようになった。
また、第五の発明によれば、表面樹脂シート部側を透明体または半透明体にて形成するとともに、かつ、裏面樹脂シート部側には模様を設けるようにしたので、意匠性に優れたガーニッシュを安価に得ることができるようになった。また、第六の発明によれば、表面樹脂シート部を透明体または半透明体にて形成し、かつ、上記表面樹脂シート部と裏面樹脂シート部との間に、所定の模様を有する模様層を設けるようにしたので、例えば模様層に金属箔等を用いることによって意匠性に優れたガーニッシュを比較的安価に得ることができるようになった。その結果、意匠性に優れた車両用ドアフレームを安価に得ることができるようになった。
本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図7を基に説明する。本実施の形態にかかるものの構成は、図1に示すように、所定の横断面形態を有するサッシュ型材を基礎に形成されるサッシュアセンブリ2と、このサッシュアセンブリ2の表面側に接合手段3を介して取付けられるものであって、その平面形態が、上記サッシュアセンブリ2と略同じ形態を有するように形成されたガーニッシュ1と、からなるものである。
このような構成からなるものにおいて、上記サッシュアセンブリ2の各断面部の形状としては、例えば本実施の形態においては、図2または図3に示すようなものが挙げられる。なお、このサッシュアセンブリ2の断面形状に関しては、必ずしも上記図2または図3に挙げられるものに限定されるものではなく、基本的にはガラスランチャンネルの収容される溝部26と、当該溝部26の一方の側面であるドア外板面を形成する側に設けられるフランジ部21とを有するような構成からなるものであれば良い。本実施の形態におけるものの具体的な構成としては、まず、Bピラーに沿うように形成される縦サッシュ部220は、図2に示すように、ガラスランチャンネルが収容される溝部26と、ウェザストリップを保持するように形成されるものであってC字状の横断面形態からなるリテーナ部28と、からなり、これら各部26、28のそれぞれの底面部261、281のところがスポット溶接手段にて接合されて一体化されるようになっているものである。また、上記溝部26の一方の側壁部であってドアの内側面を形成するところには、ピラー側に設けられたウェザストリップ(図示しない)と接触するように形成された接触部29が設けられるようになっている。また、上記溝部26のドア表面側を形成する側壁部と上記リテーナ部28のドア表面側を形成する側壁部との間には、両者を連結するようにフランジ部21が設けられるようになっている。これら構成によって、上記縦サッシュ部220の横断面形状は全体的にT字状の形態をなすようになる。そして、このようなT字状の一部をなすフランジ部21のところには、合成樹脂製成形品からなるガーニッシュ1が接合手段3を介して取付けられるようになっているものである。
次に、ルーフ側サッシュ部210の構造について、図3を基に説明する。このものも、上記縦サッシュ部220と略同じ横断面形態を有するようになっているものである。すなわち、ガラスランチャンネルを収容する溝部26と、ウェザストリップを保持するリテーナ部28と、溝部26の一方の側壁とリテーナ部28の一方の側壁とが一体的に連結されて形成されるフランジ部21と、からなるようになっているものである。そして、このような溝部26の一方の側壁部であってドアの内側面を形成するところには、ルーフパネルのドア開口部に設けられたウェザストリップ(図示しない)と接触可能なように形成される接触部29が設けられるようになっているものである。これら構成によって、上記縦サッシュ部220と略同じ横断面形状を有し、全体的にT字状の形態を有するようになっているものである。このようなT字状の一部である水平部のところ、すなわち、フランジ部21のところに、接合手段3を介して上記ガーニッシュ1が取付けられるようになっているものである。
次に、上記縦サッシュ部220及びルーフ側サッシュ部210の表面側に取付けられるガーニッシュ1について説明する。当該ガーニッシュ1は、主に熱可塑性プラスチック材にて形成されるようになっているものであって、インジェクション成形手段等により、上記サッシュアセンブリ2と略同一の平面形状を有するように一体成形されるようになっているものである(図1参照)。なお、このガーニッシュ1に関しては、図1に示すようなサッシュアセンブリ2と略同一の平面形状をなすように成形されるものの外に、例えば図1における縦サッシュ部220のみ、あるいはルーフ側サッシュ部210のみを被うような平面形態からなるものも考えられる。そして、このような構成からなるガーニッシュ1は、その幅方向の中央部を形成するものであって装着時においてフランジ部21に対向するように存在する部分11が、例えば図2または図3に示すように、所定の厚さ(T)を有するようになっているものである。また、このような構成を有するとともに、本ガーニッシュ1の端末部15は、フランジ部21の側端部211のところ、すなわち、上記溝部26及びリテーナ部28の側端部のところへ巻き込むように、かつ、薄めの値(t)を有するようになっているものである。すなわち、本ガーニッシュ1は、その厚さが、T>tの関係式が成り立つとともに、上記Tの値としては、本実施の形態においては、約2mm程度の値が採られるようになっているものである。なお、このようなガーニッシュ1は、図2及び図3に示すように、サッシュアセンブリ2のフランジ部21のところに接合手段3を介して取付られるようになっているものである。この接合手段3としては、例えば両面接着テープ等の接着手段が挙げられる。
なお、上記ガーニッシュ1の端末部15をフランジ部21の側端部211のところへ巻き込ませるに当たっては、上記図2及び図3に示すようなものの外に、例えば図4に示すものの如く、フランジ部21の裏面側まで巻き込ませるようにすることも考えられる。このように裏面側へ巻き込ませるに当たっては、まず、ガーニッシュ1の端末部15を、図4の二点鎖線図示の如く、若干長めに成形しておくとともに、このようなガーニッシュ1を接合手段(接着手段)3を介してフランジ部21のところに接合させる。そして、このような状態において、図4の二点鎖線図示のように直立状になっている端末部15のところを、例えば所定の熱カシメ手段等を用いて、フランジ部21の裏面側へ密着させるようにする。このようにフランジ部21の側端部211の裏面側まで上記ガーニッシュ1の端末部15を巻き込ませることによって、ガーニッシュ1のフランジ部21への取付性が良くなる(向上する)とともに、ドアフレームとしての見栄えも向上することとなる。
なお、上記ガーニッシュ1については、多くの場合は、単層構造が採られることとなるが、場合によっては、図5に示すような二層構造のものが採られることもある。すなわち、ガーニッシュ1は、表面が傷の付きにくいアクリル系樹脂等にて形成された表面樹脂シート部Xと、当該表面樹脂シート部Xの裏面側に設けられるものであって成形加工性に優れた、かつ、安価なポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等からなる裏面樹脂シート部Yと、の二層構造からなるものである。また、表面樹脂シート部Xを透明体または半透明体にて形成し、かつ、裏面樹脂シート部Y側に所定の模様等を設けることによって、デザイン性に優れたガーニッシュ1を得ることができるようになる。更には、表面樹脂シート部Xを透明体または半透明体にて形成し、かつ、表面樹脂シート部Xと裏面樹脂シート部Yとの間に、模様入りの中間層または模様層を設けるようにし、この中間層あるいは模様層として、例えば金属箔等を用いることによって、金属色を有する意匠性に優れたガーニッシュ1を得ることができるようになる。
このような構成からなるガーニッシュ1を有する本車両用ドアフレームについての、その作用・効果等について説明する。すなわち、本実施の形態のものにおいては、T字状の一定横断面形状を有するサッシュアセンブリ2の、そのフランジ部21のところに、プラスチック成形品からなるガーニッシュ1を接着手段を主とした接合手段3を介して取付けるようにしたので、本車両用ドアフレーム全体の製造コストの低減化を図ることができるようになる。また、ガーニッシュ1自体は、従来のもののようにボス部等を有しておらず、従って、比較的平滑な面で形成されるようになっているので、インジェクション成形手段等を用いて一体成形した場合においても、表面に「ひけ」等の発生を懸念する必要がない。従って、見栄えに優れたガーニッシュ1を安価に製造することができるようになる。このようなガーニッシュ1を両面接着テープあるいは接着剤等の接合手段3にてサッシュアセンブリ2の表面に貼り付けることによって、または、ガーニッシュ1の端末部15のところを図4の実線図示のように予めカールさせたものを作成しておき、これをドアサッシュのフランジ部21の側端部211のところに係合させる、すなわち、側端部211とカール状に形成された端末部15とを嵌合させることによって、車両用ドアフレームを形成させることができるようになる。その結果、ルーフ部とBピラーとが一体感を有した、見栄えに優れた車両用ドアフレームを安価に提供する(製造する)ことができるようになる。また、本ガーニッシュ1の端末部15は、図2ないし図4に示す如く、薄く形成されるとともに、先端部をフランジ部21の側端部211側へ巻き込ませるようにしたので、車両用ドアフレーム全体としての風切り音(風騒音)の低減化を図ることができるようになる。
次に、このような構成からなるガーニッシュの一部に、図6及び図7に示すようなサイドバイザー部5を一体的に設けるようにした変形例について説明する。このものも、上記実施の形態のところで述べた車両用ドアフレームにおけるガーニッシュ1と、その基本的な構成は異なるものではない。すなわち、本変形例に関するものは、ガーニッシュ1のルーフ側開口部に沿うように形成されるルーフ部111のところに、当該ルーフ部111に平行なように、かつ、所定の幅を有するように形成されたサイドバイザー部5が一体的に設けられるようになっているものである。そして、このようなサイドバイザー部5は、上記ガーニッシュ1のルーフ部111のところに真空成形手段あるいはインジェクション成形手段等によりガーニッシュ本体と一体的に形成されるようになっているものである。従って、ガーニッシュの表側から別部品としてのサイドバイザーを後付けするような場合に比べて、その取付工数の低減化を図ることができるようになるとともに、部品点数の削減化による製造コストの低減化等も図ることができるようになる。また、サイドバイザー部が、例えば従来のもののように、ドアサッシュのフランジ部21のところに両面テープ等にて後付けされたような場合において、上記両面テープの部分が外側から見えて、意匠性を低下させるというようなことも回避することができるようになる。
1 ガーニッシュ
11 中央部
111 ルーフ部
15 端末部
2 サッシュアセンブリ
21 フランジ部
211 側端部
210 ルーフ側サッシュ部
220 縦サッシュ部
26 溝部
261 底面部
28 リテーナ部
281 底面部
29 接触部
3 接合手段
5 サイドバイザー部
X 表面樹脂シート部
Y 裏面樹脂シート部
11 中央部
111 ルーフ部
15 端末部
2 サッシュアセンブリ
21 フランジ部
211 側端部
210 ルーフ側サッシュ部
220 縦サッシュ部
26 溝部
261 底面部
28 リテーナ部
281 底面部
29 接触部
3 接合手段
5 サイドバイザー部
X 表面樹脂シート部
Y 裏面樹脂シート部
Claims (6)
- ガラスランチャンネルの収容される溝部及び当該溝部の一方の側面であるドア外板面を形成する側に設けられるフランジ部からなり、これらが所定の横断面形状を有するように一体化されたサッシュ型材を基礎に形成されるサッシュアセンブリと、当該サッシュアセンブリを形成する上記フランジ部のところに接合手段を介して取付けられるものであって合成樹脂製成形体からなるガーニッシュと、からなるようにしたことを特徴とする車両用ドアフレーム。
- 請求項1記載の車両用ドアフレームにおいて、上記ガーニッシュは、その横断面形態において、上記フランジ部の幅方向中央部を被う部分が所定の厚さを有するように形成されるとともに幅方向端末部は上記幅方向中央部よりもその厚さが薄く形成されるようにし、更に、この薄く形成された部分を上記フランジ部の側端部側へ巻き込ませるようにしたことを特徴とする車両用ドアフレーム。
- 請求項1または請求項2記載の車両用ドアフレームにおいて、上記ガーニッシュのうち、ルーフのドア開口面に沿うところに、当該ルーフのドア開口面にほぼ平行なように、かつ、所定の幅を有するようにサイドバイザー部を一体的に設けるようにした構成からなることを特徴とする車両用ドアフレーム。
- 請求項1ないし請求項3記載の車両用ドアフレームにおいて、上記ガーニッシュを、表面硬度が高く傷の付きにくい性状のプラスチック材からなる表面樹脂シート部と、当該表面樹脂シート部の裏面側に設けられるものであって上記表面樹脂シート部よりも硬度が低く、かつ、加工性に優れたプラスチック材からなる裏面樹脂シート部と、にて形成される複層構造体からなるようにしたことを特徴とする車両用ドアフレーム。
- 請求項4記載の車両用ドアフレームにおいて、上記表面樹脂シート部を透明体または半透明体からなるようにし、一方、上記裏面樹脂シート部側には模様を設けるようにしたことを特徴とする車両用ドアフレーム。
- 請求項4記載の車両用ドアフレームにおいて、上記表面樹脂シート部を透明体または半透明体にて形成し、かつ、上記表面樹脂シート部と上記裏面樹脂シート部との間に模様層を設けるようにした構成からなることを特徴とする車両用ドアフレーム。
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Legal Events
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