JP2006082027A - ろ過膜を用いる水処理方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
ろ過膜の薬品添加逆洗実施時に、必要な薬品量を供給し、またはろ過膜の浸漬時間を決定し、膜差圧の上昇を抑制する技術を提供すること。
【解決手段】
ろ過膜を用いた水処理方法において、前記ろ過膜の薬品添加逆流洗浄を実施する工程A、前記薬品添加逆流洗浄を実施した後の膜ろ過処理における所定時間経過時の膜差圧を測定する工程B、該測定された膜差圧と所定の膜差圧との差、あるいは前記膜差圧の差の上昇速度に基づいて、薬品添加量の増減倍率または増減添加量を予め設定し、工程Aの次の薬品添加逆流洗浄における薬品添加量を、工程Aでの薬品添加量に前記増減倍率を乗じた値または前記増減添加量を加えた値に制御する工程Cを含むことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
上記の膜処理性能低下を防止するために、次亜塩素酸ナトリウム、硫酸、塩酸などの薬品を添加した逆洗を用いた水処理方法が提案されている。この方法によれば、薬品を利用することにより、膜および膜への付着物質を薬品により除去することが可能となり、膜性能の低下を防止することができる。
また、膜面へのファウリング物質により次亜塩素酸ナトリウムではなく、硫酸、塩酸など、その他の薬品および複数の薬品が使われる場合もある。
所定濃度の次亜塩素酸ナトリウムしか添加しないため、原水水質の変動により必要な残留塩素量が増加した場合、洗浄が十分とならず膜差圧の上昇が始まる。あるいは突発的な原水悪化などでも同様に、洗浄が不十分となり膜差圧の上昇が生じる。これらのような膜差圧の上昇は加速度的に上昇していき、薬品洗浄間隔を短くするため、これらの問題を解決することが望まれていた。
請求項2に係る発明は、その工程Cが、膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、
薬品添加量の増減倍率を予め設定し、工程Aの次の薬品添加逆洗実施時における薬品添加量を、工程Aでの薬品添加量に前記増減倍率を乗じた値に制御する工程であるか、もしくは、
薬品添加量の増減添加量を予め設定し、工程Aの次の薬品添加逆洗実施時における薬品添加量を、工程Aでの薬品添加量に前記増減添加量を加えた値に制御する工程であることを特徴とする。
請求項1および2の発明では、制御対象は薬品添加逆洗実施時に添加する薬品の量であるが、請求項3および4に係る発明では、制御対象は薬品添加逆洗実施時に行う薬品浸漬時間である。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4にかかる発明において、測定された膜差圧に、原水水温による補正をして得た膜差圧値を用いることを特徴とする。このようにすることにより、すでに測定した膜差圧値同士を同一水温での補正値として比較することができるので、膜差圧の比較が精度よく行うことができることになる。
請求項7に係る発明は、その手段Cが、膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、
薬品添加量の増減倍率を予め設定し、手段Cで膜差圧を測定した後の最初に行われる薬品添加逆洗実施時における薬品添加量を、手段Cで膜差圧を測定したときの直前の薬品添加逆洗時での薬品添加量に前記増減倍率を乗じた値に制御する手段であることを特徴とするか、もしくは、
薬品添加量の増減添加量を予め設定し、手段Cで膜差圧を測定した後の最初に行われる薬品添加逆洗実施時における薬品添加量を、手段Cで膜差圧を測定したときの直前の薬品添加逆洗時での薬品添加量に前記増減添加量を加えた値に制御する手段であることを特徴とする。
請求項6および7の発明では、制御対象は薬品添加逆洗実施時に添加する薬品の量であるが、請求項8および9に係る発明では、制御対象は薬品添加逆洗実施時に行う薬品浸漬時間である。
請求項10に係る発明は、請求項6〜9かかる発明において、測定された膜差圧に、原水水温による補正をして温度補正膜差圧値を得る手段を備えることを特徴とする。このようにすることにより、すでに測定した膜差圧値同士を同一水温での補正値として比較することができるので、膜差圧の比較が精度よく行うこことができることになる。
本発明での原水としては、具体的には河川水、湖沼水、下水、工場廃水などが好ましいが、これらに何ら限定されない。これら原水が適度に清浄であれば、そのまま使用してもよいが、通常は前処理を施すことが有利である。たとえば、あらかじめ原水を放置して沈降物を除去する処理、あるいは凝集剤を加え、攪拌処理して、汚濁物質をある程度除去する処理などをあげることができるが、これらの処理に限定されることはない。
また、上記膜を含む膜モジュールも特に制限されないのであるが、具体的には平膜型モジュール、中空糸型モジュール、スパイラル型モジュール、管型モジュールなどが使用可能である。
前記原水を膜ろ過し、処理水を製造するのであるが、多量の原水を膜ろ過すると、ろ過膜のファウリングなどによりろ過効率が低下する。そこで、ろ過膜を物理逆洗処理することになるのであるが、本発明では、ろ過膜を通常のろ過水のみによる逆洗に加えて、定期的に薬品添加逆洗処理も行う。
薬品添加逆洗時には、ろ過膜を薬品含有逆洗液と浸漬処理することも有効である。この浸漬時間は短い時間ですむ事ができれば、ろ過膜の劣化もあまり受けることがなく、処理時間も少なくなることなど何かと有利であるが、あまり短すぎるとろ過膜の付着物を十分に除去することができないという欠点がある。
すなわち、薬品添加逆洗を実施した後に、処理されたろ過膜を使用して再度原水の膜ろ過を行うのであるが、その処理において所定時間経過した時に膜の一次側と二次側の圧力を測定し、それらの測定値から膜差圧を算出する。その膜差圧から所定の膜差圧を減じ、その値を基にして必要な薬品添加量またはろ過膜の浸漬時間を決める。次いで、次回の薬品添加逆洗実施時に前記必要な薬品量を逆洗水に添加し、またはろ過膜を薬品添加逆洗水に決められた時間、浸漬し、薬品添加逆洗を実施する。
また、膜差圧の上昇速度の求め方の一例を説明すると(図3)、まず、薬品を添加をしない逆洗により、温度補正された逆洗前と逆洗後との膜差圧の差分だけ膜差圧は回復するが、この逆洗操作だけでは、次第に膜差圧は上昇していく。そこで、一定時間経過した時に薬品添加逆洗を実施し、膜差圧を大幅に低下させる。この操作を繰り返し行うが、該薬品添加逆洗後の膜差圧を基にして、膜差圧の上昇速度を求めることができる。すなわち、図3に示すように、薬品添加逆洗実施(CEB)後の測定された膜差圧から補正膜差圧を得、その補正膜差圧から近似直線を得、その近似直線の傾きから膜差圧の上昇速度を求めることができる。
次いでその膜差圧の上昇速度を基にして必要な薬品添加量を決め、該膜差圧の上昇速度を決定した膜ろ過処理時の次回の薬品添加逆洗の実施時に、前記必要な薬品量を逆洗水に添加し,薬品添加逆洗を実施する。
引き続き、同様な操作を繰り返し、薬品添加逆洗実施時に必要な薬品添加量を決め、その必要な薬品量を逆洗水に添加し,薬品添加逆洗を実施する。この操作を繰り返すことにより、前記発明の課題が達成される。
まず、あらかじめ膜差圧の上昇速度と、薬品添加量の増減倍率または増減添加量との関連を基礎データとして制御装置に記憶させておく。また、あらかじめ測定された膜差圧と所定の膜差圧との差と、薬品添加量の増減倍率または増減添加量との関連を基礎データとして制御装置に記憶させておく。
前記基礎データは、たとえば使用する処理プラントに応じてあらかじめ設定しておくことが有利であるが、運転しながら、その状態に応じて適宜設定変更する場合もある。
また、所定時間経過後の一次側と二次側の測定された圧力値を得、膜差圧値を算出する。異なる時間での膜差圧値を算出し、これら複数の膜差圧値から膜差圧の上昇速度を算出し、その上昇速度を前記制御装置に記憶させた基礎データと照合して、薬品添加量の増減倍率または増減添加量を決定する。その薬品添加量の増減倍率または増減添加量を前回の薬品添加逆洗の実施時に用いた薬品量に乗じるか、あるいは加算することにより、次の薬品添加逆洗時の薬品添加量を決定することができる。
ここで、使用する制御装置はこの分野で使用される一般的な制御装置を使用すればよい。
なお、測定された膜差圧を例えば所定の温度で補正し、その補正された膜差圧値を基にして上記操作を施してもよい。原水の膜差圧の測定時の水温が変わると、原水の粘性係数の変化により膜差圧の値が影響を受けることになる。そこで、測定値を所定の温度で補正することにより、膜差圧の比較を精度よく行うことができることになる。
所定の膜差圧として、例えば、一定値であれば、図4に示したような、運転開始後であって一定時間経過後の安定した補正膜差圧などが考えられる。
また、計算値であれば、図5に示したような初期安定膜差圧に、上限膜差圧から初期安定膜差圧を差し引いた値を、目標とする連続運転期間で除した値に運転日数を乗じた値を随時追加していく値(計算値=初期安定補正膜差圧+運転日数×(上限膜差圧−所期安定膜差圧)/目標連続運転日数)などが挙げられる。
使用する薬品の種類は、この分野で使用される一般的な薬剤であれば全て使用可能であり、とくに制限されない。
本発明の実施の形態1について以下、図を用いて説明する。
図1に本発明における次亜塩素酸ナトリウム添加逆洗を備えた膜ろ過装置の概略フロー図を示す。運転サイクルなどは従来と同様であり、次亜塩素酸ナトリウム添加の制御方法が異なるものである。
従来においては逆洗水中の残留塩素濃度が所定濃度となるように次亜塩素酸ナトリウムを一定添加していたが、本実施の形態においては、膜差圧により供給する次亜塩素酸ナトリウム添加量を調整している。すなわち、逆洗水中の残留塩素濃度は一定ではなく、所定の膜差圧と測定された膜差圧の差分により変動することとなる。
まず、ろ過時間60分の膜ろ過処理開始5分後に、次亜塩素酸ナトリウム添加量制御装置20に、温度センサー6により測定された原水水温、膜入口圧力計5および膜出口圧力計8により測定された各圧力値および膜差圧を取り込む。取り込まれた原水水温、膜入口圧力および膜出口圧力より25℃に補正された膜差圧を演算する。この値と所定の膜差圧の差分により、次回の次亜塩素酸ナトリウム添加逆洗における次亜塩素酸ナトリウム添加量を決定する。これは前回の出力値に増減倍率(%)を乗じることによりなされる。ここで、その増減倍率(%)は、測定された膜差圧と所定の膜差圧の差分により、処理プラントに応じてあらかじめ設定しており、その一例を表1に示す。
このような制御を実施することにより、洗浄に際して必要な薬品濃度を供給することが可能となり、膜差圧の上昇を抑制することができることとなる。
本発明の実施の形態2について以下に述べる。
図2に本発明における硫酸添加逆洗を備えた膜ろ過装置の概略フロー図を示す。運転サイクルなどは従来と同様であり、硫酸浸漬時間に制御を加えたものである。
従来においては硫酸添加逆洗における浸漬時間は一定としていたが、本実施の形態においては、膜差圧により浸漬時間を調整している。すなわち、浸漬時間は一定ではなく、所定の膜差圧と測定された膜差圧の差分により変動することとなる。
まず、ろ過時間60分の膜ろ過処理開始5分後に、硫酸浸漬時間制御装置21に、温度センサー6により測定された原水水温、膜入口圧力計5および膜出口圧力計8により測定された各圧力値および膜差圧を取り込む。取り込まれた原水水温、膜入口圧力および膜出口圧力より25℃に補正された膜差圧を演算する。この値と所定の膜差圧の差分により、次回の硫酸浸漬時間を決定する。これは前回の浸漬時間に増減倍率(%)を乗じることによりなされる。ここで、その増減倍率(%)は、測定された膜差圧と所定の膜差圧の差分により、処理プラントに応じてあらかじめ設定してある。ここで、所定の膜差圧は一定値でも計算値でも特に問題はない。
このような制御をすることにより、洗浄に際して必要な浸漬時間を保持することが可能となり、膜差圧の上昇を抑制することができることとなる。
(1)薬品添加逆洗を実施する膜を用いた水処理方法において、薬品添加逆洗実施後のろ過工程における所定時間の膜差圧を測定し、膜差圧の上昇速度または、測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、薬品添加量の増減倍率または増減添加量を予め設定し、次の薬品添加逆洗における薬品添加量を、当回の薬品添加量に前記増減倍率を乗じた値または前記増減添加量を加えた値に制御して、薬品を用いた物理洗浄を実施することを特徴とした水処理装置。
(2)薬品浸漬工程を備えた薬品添加逆洗を実施する膜を用いた水処理方法において、薬品添加逆洗実施後のろ過工程における所定時間の膜差圧を測定し、膜差圧の上昇速度または、測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、薬品浸漬時間の増減倍率または増減時間を予め設定し、次の薬品添加逆洗における薬品浸漬時間を、当回の薬品浸漬時間に前記増減倍率を乗じた時間または前記増減時間を加えた時間に制御して、薬品浸漬工程を備えた薬品添加逆洗を実施することを特徴とした水処理装置。
2:原水タンク、
3:運転ポンプ、
4:原水供給弁、
5:膜入口圧力計、
6:水温計、
7:膜モジュール、
8:膜出口圧力計、
9:流量センサー、
10:ろ過水出口弁、
11:ろ過水タンク入口弁、
12:ろ過水タンク、
13:処理水、
14:逆洗ポンプ、
15:逆洗水供給弁、
16:排水弁、
17:次亜塩素酸ナトリウムタンク、
18次亜塩素酸ナトリウム添加ポンプ、
19:次亜塩素酸ナトリウム添加バルブ、
20:次亜塩素酸ナトリウム添加量制御装置、
21:硫酸ナトリウムタンク、
22:硫酸ナトリウム添加ポンプ、
23:硫酸ナトリウム添加バルブ、
24:硫酸浸漬時間制御装置
Claims (10)
- ろ過膜を用いた水処理方法において、前記ろ過膜の薬品添加逆流洗浄を実施する工程A、前記薬品添加逆流洗浄を実施した後の膜ろ過処理における所定時間経過時の膜差圧を測定する工程B、該膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、前記工程Aの薬品添加逆流洗浄の次の薬品添加逆流洗浄実施時に添加する薬品の量を制御する工程Cを含むことを特徴とするろ過膜を用いた水処理方法。
- 工程Cが、膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、薬品添加量の増減倍率または増減添加量を予め設定し、工程Aの次の薬品添加逆流洗浄実施時における薬品添加量を、工程Aでの薬品添加量に前記増減倍率を乗じた値または前記増減添加量を加えた値に制御する工程であることを特徴とする請求項1記載のろ過膜を用いた水処理方法。
- ろ過膜を用いた水処理方法において、前記ろ過膜の薬品浸漬処理を伴う薬品添加逆流洗浄を実施する工程D、前記薬品添加逆流洗浄を実施した後の膜ろ過処理における所定時間経過時の膜差圧を測定する工程E、該膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、前記工程Dの薬品添加逆流洗浄の次の薬品添加逆流洗浄実施時に行う薬品浸漬時間を制御する工程Fを含むことを特徴とするろ過膜を用いた水処理方法。
- 工程Fが、膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、薬品添加逆流洗浄での薬品浸漬時間の増減倍率または増減時間を予め設定し、工程Dの次の薬品添加逆流洗浄実施時における薬品浸漬時間を、工程Dでの薬品浸漬時間に前記増減倍率を乗じた時間または前記増減時間を加えた時間に制御する工程であることを特徴とする請求項3記載のろ過膜を用いた水処理方法。
- 測定された膜差圧の代わりに、該膜差圧値から、原水水温に基づき演算処理し補正された膜差圧値を用いること特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のろ過膜を用いた水処理方法。
- ろ過膜を備える水処理装置において、前記ろ過膜の薬品添加逆流洗浄を実施する手段A、前記薬品添加逆流洗浄を実施した後の膜ろ過処理における所定時間経過時の膜差圧を測定する手段B、該膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、前記薬品添加逆流洗浄実施時に添加する薬品の量を制御する手段Cを具備することを特徴とするろ過膜を備えた水処理装置。
- 手段Cが、膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、薬品添加量の増減倍率または増減添加量を予め設定し、手段Cで膜差圧を測定した後の薬品添加逆流洗浄実施時における薬品添加量を、手段Cで膜差圧を測定したときよりも前の薬品添加逆流洗浄時での薬品添加量に前記増減倍率を乗じた値または前記増減添加量を加えた値に制御する手段であることを特徴とする請求項6記載のろ過膜を用いた水処理装置。
- ろ過膜を用いた水処理装置において、前記ろ過膜の薬品浸漬処理を伴う薬品添加逆流洗浄を実施する手段D、前記薬品添加逆流洗浄を実施した後の膜ろ過処理における所定時間経過時の膜差圧を測定する手段E、該膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、前記薬品添加逆流洗浄実施時に行う薬品浸漬時間を制御する手段Fを含むことを特徴とするろ過膜を用いた水処理装置。
- 手段Fが、膜差圧の上昇速度または測定された膜差圧と所定の膜差圧との差に基づいて、薬品浸漬時間の増減倍率または増減時間を予め設定し、手段Eで膜差圧を測定した後の薬品添加逆流洗浄実施時における薬品浸漬時間を、手段Eで膜差圧を測定したときよりも前での薬品添加逆流洗浄時での薬品浸漬時間に前記増減倍率を乗じた時間または前記増減時間を加えた時間に制御する手段であることを特徴とする請求項8記載のろ過膜を用いた水処理方法。
- 膜差圧値から、原水水温に基づき補正された膜差圧値を得る演算処理手段をさらに備えること特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のろ過膜を用いた水処理装置。
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