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JP2006080973A - データ放送の印刷システム - Google Patents

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JP2006080973A
JP2006080973A JP2004263855A JP2004263855A JP2006080973A JP 2006080973 A JP2006080973 A JP 2006080973A JP 2004263855 A JP2004263855 A JP 2004263855A JP 2004263855 A JP2004263855 A JP 2004263855A JP 2006080973 A JP2006080973 A JP 2006080973A
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Yasushi Yomo
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Abstract

【課題】 放送局がデジタルテレビ装置毎に印刷コンテンツの印刷可能な部数を制御することで、印刷コンテンツの印刷限度の総部数をあらかじめ設定することを可能とすることにある。
【解決手段】 プリンタに接続可能なデジタルテレビ装置によってデータ放送中の印刷コンテンツを印刷するシステムにおいて、視聴用のコンテンツから印刷用コンテンツの識別情報と印刷限度部数を抽出する工程と、抽出した前記印刷するコンテンツの識別情報から記憶装置内の該当する印刷コンテンツの累積印刷部数を抽出する工程と、今回印刷する部数に前記累積印刷部数を足した印刷総部数と前記抽出した印刷限度部数を比較する比較工程と、実際に印刷した部数を上記記憶装置の累積印刷部数に加える工程とを有するデータ放送の印刷システム。
【選択図】 図4

Description

本発明は、デジタルテレビ装置及びプリンタを利用したデータ放送の印刷システムに関する。
2000年度末からBSデジタル放送が始まり、続いてCSデジタル放送や地上波デジタル放送の開始が今後予定されている。これらのデジタル放送では、従来の放送サービスに加えて、新たにデータ放送のサービスが可能となった。データ放送サービスの特徴の一つとして、双方向性が挙げられる。視聴者はデータ放送番組の視聴中に、リモコンを用いて画面上のフォーカスを操作することで、好みの画面に遷移することができる。データ放送サービスのもう一つの大きな特徴は、様々なメディアのコンテンツを扱えることである。従来の放送は主に動画と音声のみであったが、データ放送では文字・図形や静止画なども扱えるようになった。また、BSデジタル放送では、データ放送画面の表現に強力なレイアウト記述言語を採用することで、豊かな画面表現も可能となっている。
このようなデータ放送の双方向性とマルチメディアコンテンツの特徴を活かして、現在様々なサービスが行なわれている。例えば、番組内容に連動したデータの提示を行い、視聴者に付加的な情報の提供を実現している。その他、オンラインショッピングやオンラインバンキングなども実現されている。更に、現在のBSデジタル放送では実現されていないが、検討が進められているサービスの一つにデータ放送を利用した印刷サービスがある。静止画や文字を多用するデータ放送は、印刷には適しており、実際のデータ放送番組内でも印刷して残しておきたい、あるいは活用したいと思われる場面が多くでてくる。例えば、URLや詳細な説明文などのテキスト情報の他、地図、時刻表や写真などの静止画像は、視聴者が印刷したい情報になりえる。印刷を前提としたデータ放送番組も考えられる。例えば、店やテーマパークの紹介番組の中で、その紹介した場所に関するクーポンやチケット、地図、商品カタログなどの印刷データを、放送データに多重して送り、希望する視聴者に手軽にプリントアウトしてもらうことなどが考えられる。これらの印刷サービスはデータ放送中の広告にも有用である。クーポンをつければ、視聴者の関心も高くなる上、関心を持った視聴者に対して、商品紹介をプリントアウトすることによって、より詳細な情報をすぐに提供できるようになる。
印刷をデータ放送で実現するには、現段階では放送規格の拡張が必要となる。印刷コンテンツを入手方法としては、放送データ内に多重化してくる方法と、デジタルテレビ装置のモデムを介してインターネット上からダウンロードする方法が考えられる。現BSデジタル放送では、モデムの通信速度が低速な上、インターネットとの整合性が良くないため、後者の方は実現が難しい。CSデジタル放送以降では、モデムが高速になり、インターネットとの整合も良くなる可能性が高いため、後者の方法も実現される可能性がでてくる。前者の印刷コンテンツを放送データとして多重化する方法の中で、印刷コンテンツのフォーマットとして考えられるのは、現段階ではいくつかある。例えば、その一つとして、データ放送のデータと同じBML(Broadcast Markup Language)を使用することが考えられる。BMLとは、XHTML1.0(extensible HTML1.0)を放送用に拡張したものである。スタイル記述にはCSS(Cascading Style Sheets)を放送用に拡張したものを採用している。現状で印刷コンテンツ用のフォーマットにBMLを使用するには、BMLの要素や属性及びCSSの拡張が必要になる。
また、印刷の動作制御もBMLの動作記述言語であるECMAScriptの放送拡張関数して新たに定義する必要がある。放送拡張関数として定義するのは、例えば、デジタルテレビ装置からプリンタに対して、プリントの開始を依頼する関数や、プリントの状態を問い合わせる関数などが考えられる。
尚、放送データを印刷可能としたものとして下記に示す特許文献1等がある。
特開2001−45434号公報
しかしながら、上記データ放送を利用した印刷コンテンツの印刷が可能になった場合、視聴者に対して無条件にいくらでも印刷可能なコンテンツのみの配布が前提になる。例えば、地図や時刻表などのコンテンツは、視聴者がいくら印刷しても差し支えないコンテンツと言える。しかし、チケットやクーポン、肖像権のある写真や画像のコンテンツは、放送局側で、ある程度あらかじめ印刷部数の限度を設定したい場合がある。また同時に、特定の視聴者のみが、同一の印刷コンテンツに対して多数の印刷機会を持ち、一方で多少視聴が遅れた視聴者が印刷できなくなるのを避け、できるだけ多くの視聴者に、均等な印刷機会を設けたい場合も多分に想定できる。
本発明は、印刷コンテンツの入手方法として、印刷コンテンツが放送データ内に多重化してくる方法と、デジタルテレビ装置のモデムを介してインターネット経由でダウンロードする方法の、双方の方法に対して、上記データ放送の印刷システムの課題を解決するためになされたものであり、その目的は、放送局がデジタルテレビ装置毎に、印刷コンテンツの印刷可能な部数を制御することで、印刷コンテンツの印刷限度の総部数をあらかじめ設定することを可能にし、また同時に、視聴者の印刷タイミングに関わらず、各視聴者に均等に印刷コンテンツの印刷機会を与えることができるデータ放送の印刷システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本願の請求項1に記載の発明によれば、プリンタに直接あるいはネットワークを介して接続可能なデジタルテレビ装置によって放送局から送信されたデータ放送中の印刷コンテンツを印刷するシステムにおいて、視聴用のコンテンツから印刷用コンテンツの識別情報と印刷限度部数を抽出する工程と、抽出した前記印刷するコンテンツの識別情報から記憶装置内の該当する印刷コンテンツの累積印刷部数を抽出する工程と、今回印刷する部数に前記累積印刷部数を足した印刷総部数と前記抽出した印刷限度部数を比較する比較工程と、実際に印刷した部数を上記記憶装置の累積印刷部数に加える工程とを有するデータ放送の印刷システムを特徴とする。
また本願の請求項7に記載の発明によれば、プリンタに直接あるいはネットワークを介して接続可能なデジタルテレビ装置によって放送局からインターネットを介してダウンロードされる印刷コンテンツを印刷するシステムにおいて、放送局が各デジタルテレビ装置の印刷コンテンツ毎の累積印刷度数を管理し、デジタルテレビ装置から送信された印刷用コンテンツの識別情報と印刷部数の情報を基に管理しているデータベースから該当する印刷コンテンツの累積印刷部数を抽出する工程と、今回印刷する部数に前記累積印刷部数を足した印刷総部数と前記抽出した印刷限度部数を比較する比較工程と、比較した結果得られた印刷許可部数を累積印刷部数に加える工程と、前記印刷許可部数と印刷コンテンツをデジタルテレビ装置に返信する工程と、実際に印刷した印刷部数が前記印刷許可部数と異なった場合、前記デジタルテレビ装置から実際に印刷した印刷部数を受信する工程と、受信した印刷部数を再度累積印刷部数に反映させる工程とを有するデータ放送の印刷システムを特徴とする。
放送局がデジタルテレビ装置毎に印刷コンテンツの印刷限度の部数を制御することを可能にし、また同時に視聴者の印刷タイミングに関わらず各視聴者に均等に印刷コンテンツの印刷機会を与えることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照にして説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
本システムは、デジタルテレビ装置20とプリンタ30とが、直接あるいはネットワークを介して双方向通信が可能に接続されている。デジタルテレビ装置20は、インターネットを介して放送局10(あるいは放送局がもつデータセンター、以下放送局10と同じ)への接続されており、デジタルテレビ装置20から放送局10への通信が可能となっている。また、デジタルテレビ装置20は、放送局10から送信されるデジタル放送の受信が可能である。デジタル放送は、本実施形態では、通信衛星またはCATVを通じて通信される。(※図1は通信衛星を表現している。)
デジタル放送にはデータ放送が含まれる。データ放送の視聴コンテンツの記述フォーマットには、現在BSデジタルデータ放送で使用されているBMLを想定している。また、デジタル放送中のデータにはデータ放送で使用する印刷コンテンツも多重化されて送信される。印刷コンテンツのフォーマットには、上記視聴用と同様のBML、或いはそれに相当する言語の使用が想定されるが、これに限定したものではない。なお、BMLに相当する言語とは、データの構造化表現及びスタイル表現が可能であり、データの書換え等の再構築を行なえる手段をもつ言語(或いは言語体系)である。例えば、BMLと同様に、XML(Extensible Markup Language)を拡張したマークアップ言語の使用が想定される。もし、データ放送のデータと同様のフォーマットが印刷コンテンツのフォーマットとして送信される場合は、データ放送コンテンツと同一のデータとして印刷コンテンツが送られてくる場合と、全く別のデータとして送られてくる場合がある。本実施形態では、その双方の場合とも想定している。同一のデータとして送られてくる場合は、データ内でデジタルテレビ装置20用とプリンタ30用の二つのスタイル情報が記述されており、出力先によって場合分けができる手段が、言語の機能として付加されていることが前提となる。
図2は、デジタルテレビ装置20の構成を示すブロック図である。
装置内のモジュール間の実線は制御の流れを示し、点線はデータの流れを示す。以下、各モジュールの説明を行なう。デジタルテレビ装置20は、受信部205を介して、放送局10から送信されたデジタル放送データを受信する。デジタル放送データ中のデータ放送視聴用コンテンツ902(以下、視聴コンテンツ902)は、受信部205にて復号され、他のデータと分離された後、蓄積部203に蓄積される。通常のデータ放送では、蓄積部203内に蓄積された視聴コンテンツ902は、放送データ処理部202の指示に従い、適時に表示部201に描画データ908として送られ、視聴者に提示される。データ放送番組の視聴中に視聴者がリモコンのキーを押すと、そのキー情報であるリモコン情報901が、リモコン入力部204を介して、放送データ処理部202に送られる。放送データ処理部202は、リモコン情報901を受け取ると、蓄積部203に格納された視聴コンテンツ902に記述されたリモコン情報901に該当する動作手順を入手し、その動作記述に従って適正な処理を行ない、場合によっては表示部201に対して表示制御情報907を送る。例えば、リモコン情報901が画面上のフォーカスを移動させるリモコンの矢印キーに関する情報であった場合、放送データ処理部202は、蓄積部203に格納された視聴コンテンツ902にアクセスし、どの方向にフォーカスを移動させればいいかを特定し、表示部201に対して、フォーカスの移動のための表示制御情報908を出す。また、フォーカスの移動に伴う割り込み事象処理等があれば、それを実行する。なお、ここで述べている不図示のリモコンは、現在のBSデジタル放送で使用されているものと同等の機能を持つものを想定している。同様に、データ放送番組中に放送局10から放送イベント903が送信されると、受信部205を介して、放送データ処理部202に送信される。放送データ処理部202は、放送イベント903を受け取ると、蓄積部203に格納された視聴コンテンツ902に記述された放送イベント903に該当する動作手順を入手し、その動作記述に従って適正な処理を行なう。放送イベント903は、例えば、番組が終了する際の終了通知などに使用される。一方、データ放送番組が放送局10との双方向通信を行なう番組である場合、放送データ処理部202は、モデム206に対して、モデム制御情報904を出し、放送局10との接続や、データの送信指示などを行なう。デジタルテレビ装置20は、蓄積部203の他にも、データを記憶する領域として永続記憶部208を持つ。永続記憶部208は、NVRAMと同等のものを想定している。この中には視聴コンテンツ902のような一時的なデータではなく、ある一定期間、必要とされるデータを記憶する。そのようなデータとして例えば、視聴者の住所などの視聴者毎の情報が挙げられる。
ここでデータ放送番組が印刷を可能とする番組である場合、放送局10から受信部205を介して蓄積部203に蓄積されるコンテンツには、視聴コンテンツ902の他に、印刷コンテンツ906が含まれる。印刷コンテンツ906は視聴コンテンツ902と同じ伝送方式で伝送される事が想定されるが、これに限定したものではない。印刷コンテンツ906は、データ放送の印刷処理の形態によって、蓄積部203に蓄積されるケースと、蓄積されず、そのままデジタルテレビ装置20を介してプリンタ30に渡されるケースが考えられる。デジタルテレビ装置20が、印刷コンテンツ906に対してフォーマット処理や画像処理等の処理を行なう場合は前者のケースとなる。また、上記で述べたような、印刷コンテンツ906が視聴コンテンツ902と同一の場合も前者のケースとなる。一方、デジタルテレビ装置20が、印刷コンテンツ906に対して何も行なわず、前記処理をプリンタ30が全て行なう場合は、後者のケースとなると考えられる。前者の場合、印刷コンテンツ906は、デジタルテレビ装置20内で視聴コンテンツ902と同様の受信処理を経て、蓄積部203に蓄積される。
データ放送番組内で、視聴者に印刷を促す形態は様々である。図3(a)に示したように、テレビ画面上に印刷プレビューを提示して印刷を促す形態もあれば、図3(b)の様に、視聴者に印刷物があることだけを知らせて、実際の内容は印刷してみてからでなければわからないものもある。通常、チケットやクーポンなどは前者の形態が使われ、詳細な情報を必要とする商品の説明などでは後者の形態が使用されることが想定される。図3(a)及び図3(b)の場合、印刷コンテンツ906は既に蓄積部203に蓄積されているか、あるいは、すぐに受信可能な状態にある。印刷コンテンツ906をいつ受信・蓄積するかは、放送データの内容に依存する。視聴者が図3(a)あるいは図3(b)で示されるようなデータ放送画面で、印刷ボタンにフォーカスを移し、リモコンの決定キーを押すと、放送データ処理部202は、リモコン入力部204からリモコン情報901(ここでは決定キーに関する情報)を受け取る。印刷ボタン上にフォーカスがある場合にリモコンの決定キーが押された時の動作記述は、視聴コンテンツ902内にあるため、放送データ処理部202は蓄積部203にアクセスし、リモコン情報901(ここでは決定キーに関する情報)に該当する動作手順を入手して実行する。これが印刷処理の場合、放送データ処理部202は、蓄積部203に格納されている印刷コンテンツ906を、プリンタ入出力部207を介してプリンタ30に送る。蓄積部203に印刷コンテンツ906が格納されていない場合は、印刷コンテンツ906の受信処理を行ない、蓄積部203を介さず直接プリンタ入出力部207を介して、プリンタ30に送る。プリンタ30は、印刷コンテンツ906の受信を完了すると、印刷を実行する。この際、放送データ処理部202は、印刷のための設定情報905もプリンタ30へ送信する。前記設定情報には、印刷部数やコンテンツの識別情報、印刷物毎の識別を行なうための識別情報等が含まれる。
不図示のプリンタ30は、デジタルテレビ装置20から印刷コンテンツ906とプリンタ制御情報905を受け取るためのインターフェース部を持つ。インターフェース部は、印刷後の結果などデジタルテレビ装置に返す時にも使用される。プリンタ30がデジタルテレビ装置20に直接接続されるならば、インターフェースにはIEEE1394などのシリアルバスが想定される。また、印刷コンテンツ906を実際に印刷するためのドライバや画像処理を行なう手段も合わせて持つ。しかし、前記手段はデジタルテレビ装置20側で持つことも想定され、その場合はプリンタ30側で持つ必要はない。
次に上記印刷システムによるデータ放送の印刷処理について説明する。図4に前記印刷処理のフローチャートを示した。同図(a)には、プリンタ30による処理を示し、同図(b)には、デジタルテレビ装置20による処理を示し、同図(c)には放送局10による処理を示す。
放送局10は視聴コンテンツ902と印刷コンテンツ906を放送データに多重化させて、デジタルテレビ装置20に送信する(ステップS401)。デジタルテレビ装置20は、上記データを受信すると、蓄積部203に蓄積する(ステップS402)。なお、デジタルテレビ装置20が視聴コンテンツ902を受信・蓄積した際に、印刷コンテンツ906も同時に受信・蓄積するとは限らない。印刷コンテンツ906をいつ受信・蓄積するかは、視聴コンテンツ902に依存する。印刷コンテンツ906が視聴コンテンツ902の一部として、送信されてくる場合は、視聴コンテンツ902と同時期に蓄積部203に蓄積されるが、一方で、視聴者がリモコンによって印刷指示をした際に初めて印刷コンテンツ906の受信を開始する場合もありえる。蓄積された視聴コンテンツ902は、BML、或いはそれに相当する言語で記述されているおり、蓄積部203内でのデータ構造は、DOM(Document Object Model)に従った構造となる。視聴コンテンツ902から情報を取得するにはDOM APIを使用する。ステップS402にて蓄積部203にデータが蓄積されると、デジタルテレビ装置20は、視聴者に対して、視聴コンテンツ902の画面提示を行なう(ステップS403)。画面中には、印刷コンテンツ906の印刷を促す提示がある。例を図3(a)や図3(b)に示した。図3(a)のように、場合によっては、印刷部数を設定できる場合がある。ここで視聴者がリモコンにて印刷指示を行なうと、デジタルテレビ装置20はプリンタ30の状態を確認する(ステップS404)。プリンタ30が接続されていない、或いはプリンタ30の電源が入っていないなど、印刷が不可能な場合は、後のステップには進まず、処理を終了させる。プリンタ30が印刷可能な場合、デジタルテレビ装置20は蓄積部203に蓄積された視聴コンテンツ902にアクセスし、印刷コンテンツ906に関する情報を抽出する(ステップS405)。前記印刷コンテンツ906に関する情報とは以下の情報になる。
1.コンテンツを識別する情報
2.コンテンツ種を識別する情報
3.使用限度数
上記項目1のコンテンツを識別する情報とは、コンテンツ自体に固有の識別情報である。上記項目2のコンテンツ種を識別する情報とは、コンテンツの種類を特定する情報であり、ここでは印刷用のコンテンツであることを示すための情報となる。上記項目3の使用限度数とは、そのコンテンツの使用できる回数を示したものであり、印刷用コンテンツの場合は、印刷限度部数を示す。その後、デジタルテレビ装置20は、永続記憶部208にアクセスし、上記コンテンツを識別する情報から、該当する印刷コンテンツ906が既に登録されていないか確認を行なう(ステップS406)。ステップS406にて、印刷コンテンツ906が永続記憶部208内に登録されていない場合は、前記識別情報を、新たに永続記憶部208内に記憶する(ステップS407)。ステップS407にて、上記情報を記憶し終わると、あるいはステップS406にて、上記情報が既に登録されている場合は、該当する印刷コンテンツ906の印刷限度部数と、今回行なう印刷の部数との比較を行なう(ステップS408)。上記情報が既に登録されている場合は、永続記憶部208に記憶されている前回までの上記印刷コンテンツ906の累積印刷部数を今回の印刷部数に足した数と、前記印刷限度部数との比較を行なう。なお、前記印刷部数は、視聴コンテンツ902であらかじめ決められている場合と、ステップS403にて、視聴者によって入力される場合がある。ステップS408にて、前記累積印刷部数が既に前記印刷限度部数を超えている場合は印刷は行なわず、そのまま処理を終了させる。前記累積印刷部数と今回の印刷部数を足した数が、前記印刷限度部数を超えない場合は、プリンタ30に対して印刷コンテンツ906と前記印刷部数を送信する(ステップS409)。前記累積印刷部数と今回の印刷部数を足した数が、前記印刷限度部数を超える場合は、プリンタ30に対して印刷コンテンツ906と、前記印刷限度部数から前記累積印刷部数を差し引いた数を送信する。また、ステップS409では、印刷部数以外にも、印刷のための設定情報905も同時に送られることがある。印刷のための設定情報905には、上記コンテンツの識別情報や、印刷物毎の識別を行なうための識別情報等が含まれる。これらの情報は、印刷コンテンツ906の印刷時に、一緒に印刷される情報となる。なお、ステップS409の時点で、印刷コンテンツ906が蓄積部203に蓄積されていない場合、デジタルテレビ装置20は、まず放送局10から印刷コンテンツ906の受信処理を行ない、その後、プリント30に対して、印刷コンテンツ906の送信を行なう。
プリンタ30は、印刷コンテンツ906及び上記印刷部数に関する情報を受信する(ステップS10)と、指定された部数分印刷を行ない(ステップS411)、その結果をデジタルテレビ装置20に送信する(ステップS412)。プリンタ30からデジタルテレビ装置20に送られる上記結果の中には、実際に印刷を行なった印刷コンテンツ906の識別情報と、最終的にプリントアウトした部数の情報が含まれる。デジタルテレビ装置20は、上記結果を受信する(ステップS413)と、その結果を判定し(ステップS414)、永続記憶部208に記憶されている該当する印刷コンテンツ906の累積印刷部数を変更する(ステップS415)。問題なく印刷された場合は、印刷累積部数は、印刷された分だけ増えることになる。ステップS413にて、上記最終的にプリントアウトした部数がゼロの場合は、何らかの原因でまったく印刷が行われなかったと見なして、ステップS414には進まず、そのまま処理を終了させる。
本実施形態によれば、データ放送番組を視聴する視聴者が、放送局10から放送データに多重化されて送信された印刷コンテンツ906を印刷する際に、視聴コンテンツ902に記述されている動作記述、及び印刷限度部数に関する情報に従って、同一のデジタルテレビ装置20による印刷コンテンツ906の現在までの累積印刷部数を調べ、印刷限度を超えない部数分のみの印刷を許可する。その後、デジタルテレビ装置20は、印刷後の結果をプリンタ30から受け取り、その情報を基に、該当する印刷コンテンツ906の累積印刷部数を更新することで、今までの前記印刷コンテンツ906の印刷状況を常に把握することが可能となる。そして、再度同じ印刷コンテンツ906が印刷された場合に、前回までの印刷結果が反映されるようになる。これによって、放送局10は、デジタルテレビ装置20毎に、印刷コンテンツ906の印刷限度の総部数をあらかじめ設定することを可能となる。また同時に、視聴者の印刷タイミングに関わらず、各視聴者に均等に印刷コンテンツの印刷機会を与えることができるようになる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る印刷システムの全体構成、及びデジタルテレビ装置20、プリンタ30の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、第1の実施形態で示した項目1から項目3の印刷コンテンツ906に関する情報を、視聴コンテンツ902ではなく、印刷コンテンツ906自身が保持する。
この場合、印刷コンテンツ906も視聴コンテンツ902と同様にBMLが使用される、或いはBMLに相当する言語が使用されることが想定される。上記情報を印刷コンテンツ906が保持することによって、第一実施形態と異なってくるのは、ステップS401〜ステップS404を経て、デジタルテレビ装置20がプリンタ30の状態を確認する工程までに、蓄積部208に、印刷コンテンツ906が既に蓄積されている点と、ステップS404にてプリンタ30が印刷可能である場合、ステップS405にて、デジタルテレビ装置20は、視聴コンテンツ902ではなく、印刷コンテンツ906にアクセスし、印刷コンテンツ906に関する情報を抽出する点ある。印刷コンテンツ906に関する情報は第1の実施形態で示した3つ項目になる。なお、ステップS404までの、どのステップで印刷コンテンツ906を蓄積するかは、視聴コンテンツ902に依存する。また、蓄積部203に蓄積された印刷コンテンツは、DOM(Document Object Model)に従ったデータ構造となる。印刷コンテンツ906から情報を取得するにはDOM APIを使用する。
本実施形態によれば、印刷コンテンツ906の印刷限度部数に関する情報を印刷コンテンツ906が保持する場合でも、印刷コンテンツ906を一度、蓄積部203にDOMの構造で蓄積することにより、視聴コンテンツ902と同様の処理が可能となるため、結果として第一の実施形態と同様の効果を実現できる。
なお、印刷コンテンツ906がBMLで送信される場合、視聴コンテンツ902と印刷コンテンツ906が同一のデータであることが可能である。ただし、デジタルテレビ装置20用とプリンタ30用の二つのスタイル情報が用意される必要があり、また、出力先によって場合分けができる手段が、BMLの機能として付加されていることが前提となる。この場合は、視聴コンテンツ902と印刷コンテンツ906の区別がなくなるため、第一の実施形態と全く同じ形態となる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る印刷システムの全体構成、及びデジタルテレビ装置20の構成は、第1および第2の実施形態と同様である。不図示のプリンタ30は、新たにプリンタ蓄積部303と、プリンタ永続記憶部308を新たに持つ。プリンタ蓄積部303は、デジタルテレビ装置20から送信された印刷コンテンツ906を蓄積するために使用される。印刷コンテンツ906は、第2の実施形態と同様に、BML、或いはBMLに相当する言語が使用される。そのため、プリンタ蓄積部303でのデータ構造は、DOMに従った構造となる。プリンタ永続記憶部308は、デジタルテレビ装置20の永続記憶部208と同等の機能を持つ。
上記印刷システムによるデータ放送の印刷処理について説明する。図5に前記印刷処理のフローチャートを示した。同図(a)には、プリンタ30による処理を示し、同図(b)には、デジタルテレビ装置20による処理を示し、同図(c)には放送局10による処理を示す。
図5のステップS501からステップS504までは、第1の実施形態の図4のステップS401からステップS404までと同様の処理となる。ステップS505以降について説明を進める。ステップS504にてプリンタ30の状態を確認し、プリンタ30が印刷可能であった場合、デジタルテレビ装置20は蓄積部203に蓄積された印刷コンテンツ906と、視聴コンテンツ902内に記述された印刷部数の情報をプリンタ30に送信する(ステップS505)。なお、前記印刷枚数は、ステップS503にて、視聴者が指定できる場合もある。ステップS505の時点で、印刷コンテンツ906が蓄積部203に蓄積されていない場合、デジタルテレビ装置20は、まず放送局10から印刷コンテンツ906の受信処理を行ない、その後、プリント30に対して、印刷コンテンツ906の送信を行なう。プリンタ30は、印刷コンテンツ906と、前記印刷枚数に関する情報を受信すると、それをプリンタ蓄積部303に蓄積する(ステップS506)。蓄積部203内でのデータ構造は、DOM(Document Object Model)に従った構造となり、外部からデータの参照や書き換えが可能となる。その後、プリンタ30は、プリンタ蓄積部303内の印刷コンテンツ906にアクセスし、印刷コンテンツ906に関する情報を抽出する(ステップS507)。前記印刷コンテンツ906に関する情報とは、第1の実施形態で示した3つの項目と同様である。ステップS507にて、抽出した情報を基にプリンタ30は、プリンタ永続記憶部308にアクセスし、上記項目1のコンテンツの識別情報を基に、該当する印刷コンテンツ906が既に登録されていないか確認を行なう(ステップS508)。印刷コンテンツ906が永続記憶部208内に登録されていない場合は、前記識別情報を、新たに前記記憶領域内に記憶する(ステップS509)。ステップS509にて、上記情報を記憶し終わると、或いはステップS508にて、上記情報が既に登録されている場合は、該当する印刷コンテンツ906の印刷限度部数と、今回行なう印刷の部数との比較を行なう(ステップS510)。印刷部数は、ステップS506にてデジタルテレビ装置20から送信されたものである。上記情報が既に登録されている場合は、プリンタ永続記憶部308に記憶されている前回までの上記印刷コンテンツ906の累積印刷部数を今回の印刷部数に足した数と、前記印刷限度部数との比較を行なう。ステップS510にて、前記累積印刷部数が既に前記印刷限度部数を超えている場合は、印刷は行なわず、デジタルテレビ装置20にそのことを通知する。前記累積印刷部数と今回の印刷部数を足した数が、前記印刷限度部数を超えない場合は、そのまま印刷部数分の印刷を行なう(ステップS511)。前記累積印刷部数と今回の印刷部数を足した数が、前記印刷限度部数を超える場合は、前記印刷限度部数から前記累積印刷部数を差し引いた数を、印刷部数として印刷する。印刷後、プリンタ永続記憶部308に記憶されている該当する印刷コンテンツ906の累積印刷部数を変更する(ステップS512)。問題なく印刷された場合は、前記印刷累積部数は、印刷された分だけ増えることになる。ステップS511にて、何らかの原因でまったく印刷が行われなかった場合、ステップS512はスキップする。その後、プリンタは印刷終了通知をデジタルテレビ装置20に行なう。全く印刷されなかった場合や、印刷部数が印刷限度部数より多いために全て印刷されなかった場合は、そのことも同時に伝える。デジタルテレビ装置20は、プリンタ30から上記通知を受けると、その結果を視聴者に津和える。全て印刷されなかった場合は、その詳細を視聴者に伝える。
本実施形態は、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られるものである。第1及び第2の実施形態は、デジタルテレビ装置20毎に同一の印刷コンテンツ906の印刷部数の制限を実現するものであった。一方、本実施形態は、プリンタ30毎に同一の印刷コンテンツ906の印刷部数の制限を実現するものである。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る印刷システムの全体構成、及びデジタルテレビ装置20、プリンタ30の構成は第1の実施形態と同様である。ただし、第1の実施形態と異なり、データ放送で使用する印刷コンテンツ906は、デジタル放送中のデータには含まれない。デジタルテレビ装置20はインターネットからモデム206を介して、上記印刷コンテンツ906を取得する。
上記印刷システムによるデータ放送の印刷処理について説明する。図6に前記印刷処理のフローチャートを示した。同図(a)には、プリンタ30による処理を示し、同図(b)には、デジタルテレビ装置20による処理を示し、同図(c)には放送局10による処理を示す。
放送局10は視聴コンテンツ902を放送データに多重化させて、デジタルテレビ装置20に送信する(ステップS601)。デジタルテレビ装置20は、上記データを受信すると、蓄積部203に蓄積する(ステップS602)。蓄積された視聴コンテンツ902は、BML、或いはそれに相当する言語で記述されているおり、蓄積部203内でのデータ構造は、DOM(Document Object Model)に従った構造となる。視聴コンテンツ902から情報を取得するにはDOM APIを使用する。ステップS602にて蓄積部203にデータが蓄積されると、デジタルテレビ装置20は、視聴者に対して、視聴コンテンツ902の画面提示を行なう(ステップS603)。図3(a)や図3(b)に示したように、画面中には印刷コンテンツ906の印刷を促す提示があり、場合によっては、印刷部数を設定できる場合がある。ここで視聴者がリモコンにて印刷指示を行なうと、デジタルテレビ装置20は、プリンタ30と、モデム206の状態を確認する(ステップS604)。プリンタ30が接続されていない、或いはプリンタ30の電源が入っていないなど、印刷が不可能な場合は、後のステップには進まず、処理を終了させる。同様にモデムが外部と接続されていない場合も処理を終了させる。プリンタ30及びモデム206が使用可能な場合、デジタルテレビ装置20は蓄積部203に蓄積された視聴コンテンツ902にアクセスし、印刷コンテンツ906に関する情報を抽出する(ステップS605)。前記印刷コンテンツ906に関する情報とは、第1の実施形態で示した3つの項目と同様になる。その後、デジタルテレビ装置20は、永続記憶部208にアクセスし、上記項目1のコンテンツを識別する情報から、該当する印刷コンテンツ906が既に登録されていないか確認を行なう(ステップS606)。印刷コンテンツ906が永続記憶部208内に登録されていない場合は、前記識別情報を、新たに永続記憶部208内に記憶する(ステップS607)。上記情報を記憶し終わると、あるいはステップS606にて上記情報が既に登録されている場合は、該当する印刷コンテンツ906の印刷限度部数と、今回行なう印刷の部数との比較を行なう(ステップS608)。上記情報が既に登録されている場合は、永続記憶部208に記憶されている前回までの上記印刷コンテンツ906の累積印刷部数を今回の印刷部数に足した数と、前記印刷限度部数との比較を行なう。なお、前記印刷部数は、視聴コンテンツ902であらかじめ決められている場合と、ステップS603にて、視聴者によって入力される場合がある。ステップS608にて、前記累積印刷部数が既に前記印刷限度部数を超えている場合は、印刷は行なわず、そのまま処理を終了させる。前記累積印刷部数と今回の印刷部数を足した数が、前記印刷限度部数を超えない場合は、放送局10に対して印刷コンテンツ906の上記項目1及び上記項目2の識別情報を送信する(ステップS609)。前記累積印刷部数は前記印刷限度部数を超えないが、前記累積印刷部数と今回の印刷部数を足すと、前記印刷限度部数を超える場合も、放送局10に対して印刷コンテンツ906の前記識別情報を送信する。なお、ステップS609では、前記識別情報の他に、デジタルテレビ装置20自体の識別情報と、デジタルテレビ装置20がステップS608で算出した前記印刷部数も同時に送信することがありえる。これらの情報は、放送局10がデジタルテレビ装置20毎の印刷コンテンツ906の利用具合を把握することを可能にするために使用される。放送局10へは、BMLの放送用拡張関数として用意されている通信機能を利用して接続する。放送局10は印刷コンテンツ906の前記識別情報を受信する(ステップS610)と、前記識別情報に該当する印刷コンテンツ906をデジタルテレビ装置に返す(ステップS611)。デジタルテレビ装置20は、印刷コンテンツ906を受信する(ステップS612)と、プリンタ30に対して、受信した印刷コンテンツ906と、ステップS608で算出した印刷部数の情報を送信する(ステップS613)。プリンタ30は、印刷コンテンツ906及び上記印刷部数に関する情報を受信する(ステップS614)と、指定された部数分印刷を行ない(ステップS615)、その結果をデジタルテレビ装置20に送信する(ステップS616)。プリンタ30からデジタルテレビ装置20に送られる上記結果の中には、実際に印刷を行なった印刷コンテンツ906の識別情報と、最終的にプリントアウトした部数の情報が含まれる。デジタルテレビ装置20は、上記結果を受信する(ステップS617)と、その結果を判定し(ステップS618)、永続記憶部208に記憶されている該当する印刷コンテンツ906の累積印刷部数を変更する(ステップS619)。問題なく印刷された場合は、印刷累積部数は、印刷された分だけ増えることになる。ステップS618にて、上記最終的にプリントアウトした部数がゼロの場合は、何らかの原因でまったく印刷が行われなかったと見なして、ステップS419には進まず、そのまま処理を終了させる。
本実施形態によれば、データ放送番組を視聴する視聴者が、放送局10からインターネットを介して送信された印刷コンテンツ906を印刷する場合においても、第1、第2及び第3の実施形態で示したような、印刷コンテンツ906が放送データに多重化されて送信されてきた場合と、同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態では、視聴者が印刷を行なうたびに、放送局10へ印刷コンテンツ906の識別情報と、印刷部数の情報及びデジタルテレビ装置20の識別情報を送信するため、放送局10は、視聴者の印刷コンテンツ906の利用具合を正確に把握することが可能となる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る印刷システムの全体構成、及びデジタルテレビ装置20の構成は、第1、第2、第3及び第4と同様である。また、プリンタ30の構成は第3の実施形態と同様であり、不図示のプリンタ30は、プリンタ蓄積部303と、プリンタ永続記憶部308を持つ。また、印刷コンテンツ906は、視聴コンテンツ902と同様に、BML、或いはBMLに相当する言語が使用される。本実施形態は、データ放送で使用する印刷コンテンツ906を、デジタルテレビ装置20のモデム206を介してインターネット上から入手する方法において、第3の実施形態と同様に、各プリンタ30の印刷部数の制限管理をプリンタ30自身が行なう形態となる。
上記印刷システムによるデータ放送の印刷処理について説明する。図7に前記印刷処理のフローチャートを示した。同図(a)には、プリンタ30による処理を示し、同図(b)には、デジタルテレビ装置20による処理を示し、同図(c)には放送局10による処理を示す。
図7におけるステップS701からステップS704までは、第4の実施形態を示した図6のステップS601からステップS604と同様の処理となるため、説明を割愛する。ここでは放送局10は、視聴コンテンツ902を放送データに多重化させて送信するが、印刷コンテンツ906は、前記放送データには含まれない。また、視聴コンテンツ902及び印刷コンテンツ906の双方に、第1の実施形態に示した項目1から項目3の情報が含まれる。ステップS704にて、デジタルテレビ装置20は、プリンタ30と、モデム206の状態が使用可能であることを確認すると、蓄積部203に蓄積された視聴コンテンツ902にアクセスし、印刷コンテンツ906に関する情報を抽出する(ステップS705)。前記印刷コンテンツ906に関する情報とは、第1の実施形態で示した3つの項目と同様になる。その後、抽出した前記情報の内、項目1及び上記項目2の識別情報を、放送局10に送信する(ステップS706)。ステップS706では、前記識別情報の他に、デジタルテレビ装置20自体の識別情報も同時に送信することがありえる。これらの情報は、放送局10がデジタルテレビ装置20毎の印刷コンテンツ906の利用具合を把握するために使用される。放送局10は印刷コンテンツ906の前記識別情報を受信する(ステップS707)と、前記識別情報に該当する印刷コンテンツ906をデジタルテレビ装置に返す(ステップS708)。デジタルテレビ装置20は、印刷コンテンツ906を受信する(ステップS708)と、プリンタ30に対して、受信した印刷コンテンツ906と、視聴コンテンツ902に記述されている印刷コンテンツ902の印刷部数の情報を送信する(ステップS709)。前記印刷部数の情報は、ステップS703にて、視聴者が指定できる場合もある。ステップS710以降の処理は、弟3の実施形態の処理を示した図5のステップS506の処理と同様になる。
本実施形態によれば、データ放送番組を視聴する視聴者が、放送局10からインターネットを介して送信された印刷コンテンツ906を印刷する場合においても、上記で示した第3の実施形態と同様の効果を得られる。同時に、視聴者が印刷を行なうたびに、放送局10へ印刷コンテンツ906の識別情報と、デジタルテレビ装置20の識別情報を送信するため、放送局10は、視聴者の印刷コンテンツ906の利用頻度を把握することができる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態に係る印刷システムの全体構成、デジタルテレビ装置20及びプリンタ30の構成は、弟1、第2及び第4の実施形態と同様である。本実施形態は、データ放送で使用する印刷コンテンツ906を、デジタルテレビ装置20のモデム206を介してインターネット上から入手する方法において、各デジタルテレビ装置毎の印刷部数の制限管理を、放送局10が行なう形態となる。
上記印刷システムによるデータ放送の印刷処理について説明する。図8に前記印刷処理のフローチャートを示した。同図(a)には、プリンタ30による処理を示し、同図(b)には、デジタルテレビ装置20による処理を示し、同図(c)には放送局10による処理を示す。
図8におけるステップS801からステップS804までは、第4の実施形態を示した図6のステップS601からステップS604と同様の処理となる。ステップS805以降の説明を行なう。なお、ここで放送局10は、視聴コンテンツ902を放送データに多重化させて送信するが、印刷コンテンツ906を、前記放送データには含まない。ステップS804にて、デジタルテレビ装置20は、プリンタ30と、モデム206の状態が使用可能であることを確認すると、蓄積部203に蓄積された視聴コンテンツ902にアクセスし、印刷コンテンツ906に関する情報を抽出する(ステップS805)。前記印刷コンテンツ906に関する情報とは、第1の実施形態で示した項目1及び項目2である。ステップS805では、印刷部数に関する情報も抽出する。この情報はステップS803にて、視聴コンテンツに記述されている場合もあれば、視聴者が指定する場合もある。その後、抽出した前記情報の内、項目1及び上記項目2の識別情報と、前記印刷部数に関する情報を放送局10に送信する(ステップS806)。また同時に、デジタルテレビ装置20自体の識別情報も送信する。放送局10にはデジタルテレビ装置20毎の各印刷コンテンツ906の利用頻度がデータベース化されている。そのため、放送局10は印刷コンテンツ906の前記識別情報、前記印刷部数の情報及びデジタルテレビ装置20自体の識別情報を受信する(ステップS807)と、前記デジタルテレビ装置20の識別情報と、印刷コンテンツ906の前記識別情報から、デジタルテレビ装置20の該当する印刷コンテンツ906の累積印刷部数を調べる(ステップS808)。放送局10は、デジタルテレビ装置20毎の各印刷コンテンツ906の印刷限度部数の情報も保持している。そのため、ステップS808で調べた累積印刷部数に、受信した前記印刷部数に足した数を、前記印刷限度部数と比較する(ステップS809)。前記累積印刷部数に前記印刷部数を足した数が、印刷限度部数を超えていない場合は、印刷コンテンツ906と、印刷付加情報をデジタルテレビ装置20に送信する(ステップS810)。前記印刷付加情報には、印刷可能な部数が記されている。前記累積印刷部数は前記印刷限度部数を超えていないが、前記印刷部数を足すと、前記印刷限度部数を超えてしまう場合は、上記と同様に、印刷コンテンツ906と印刷付加情報の送信は行なうが、印刷付加情報内には、前記印刷限度部数から前記累積印刷部数を引いた数が、実際に印刷可能な部数として記されている。なお、前記累積印刷部数が既に印刷限度部数を超えている場合は、印刷コンテンツ906の送信は行なわず、印刷付加情報のみを送信する。前記印刷付加情報には、印刷が不可であることが記されいる。その後、放送局10は、デジタルテレビ装置20の印刷コンテンツ906の累積印刷部数を更新する。デジタルテレビ装置20に対して送信した印刷可能な部数を、新たに前記累積印刷部数に加える(ステップS811)。なお、この工程は、ステップS810の工程の前に行われていても良い。デジタルテレビ装置20は放送局10から印刷コンテンツ906と上記印刷付加情報を受信する(ステップS812)と、印刷が可能かどうかの判定を行なう(ステップS813)。印刷コンテンツ906が含まれていない場合や、上記印刷付加情報に含まれている印刷部数(以下、印刷許可部数)がゼロの場合は、視聴者にその旨を伝えて、処理を終了させる。ステップS813にて、印刷コンテンツ906が含まれていて、且つ上記印刷許可部数が1以上の場合は、プリンタ30に対して、印刷コンテンツ906と上記印刷許可部数に関する情報を送信する(ステップS814)。プリンタ30は、印刷コンテンツ906と上記印刷許可部数に関する情報を受信する(ステップS815)と、指定された部数分印刷を行ない(ステップS816)、その結果をデジタルテレビ装置20に送信する(ステップS817)。プリンタ30からデジタルテレビ装置20に送られる上記結果の中には、実際に印刷を行なった印刷コンテンツ906の識別情報と、最終的にプリントアウトした部数の情報が含まれる。デジタルテレビ装置20は、上記結果を受信する(ステップS818)と、その結果を判定する(ステップS819)。ステップS819では、ステップS814にて送信した印刷許可部数と、今回実際に印刷された部数との比較を行なう。上記印刷許可部数と実際に印刷された部数が同数の場合は、そのまま処理を終了させる。プリンタ30にて、何らかの原因で指定された部数分の印刷が行われなかったなどの理由で、印刷許可部数と実際に印刷された部数が異なる場合は、放送局10に対して、印刷コンテンツ906と実際に印刷された部数を送信し、印刷部数の訂正依頼を行なう(ステップS820)。放送局10は、デジタルテレビ装置20から印刷部数の訂正依頼の通知を受信する(ステップS821)と、ステップS811で行なった印刷コンテンツ906の累積印刷部数の訂正を行なう(ステップS822)。
本実施形態は、上記に示した他の実施形態と同様に、放送局10が、デジタルテレビ装置20毎に、印刷コンテンツ906の印刷限度の総部数をあらかじめ設定することを可能となる。また同時に、視聴者の印刷タイミングに関わらず、各視聴者に均等に印刷コンテンツの印刷機会を与えることができるようになる。更に本実施形態では、視聴者が印刷を行なうたびに、印刷したい部数も放送局に送信してくるため、放送局は印刷コンテンツ906に対する正確な利用具合を把握することができる。加えて、印刷限度部数も柔軟に変更することが可能なため、例えば、視聴者の利用具合に応じて印刷限度部数を変更することが容易になる。
上述の第1、第2及び第3の実施形態は、印刷コンテンツが放送データ内に多重化してくる形態に対して、上記の効果を実現するものである。一方、第4、第5及び第6の実施形態は、印刷コンテンツが、デジタルテレビ装置のモデムを介してインターネット経由でダウンロードする形態に対して、上記の効果を実現するものである。第1、第2及び第3の実施形態は、第4、第5及び第6の実施形態に比べて、放送帯域の問題を除けば、比較的簡単に実現できると考えられる。視聴用のコンテンツと印刷用のコンテンツが同一の場合は、更に実現が容易になる。第4、第5及び第6の実施形態は、印刷コンテンツを印刷するたびに、放送局へアクセスする必要があるため、放送局は、印刷コンテンツに対する視聴者の利用具合を、把握できる効果も出てくる。
本発明の第1、2、3、4、5及び6の実施形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 同形態におけるデジタルテレビ装置の構成を示すブロック図である。 同形態におけるデータ放送画面例である。 本発明の第1及び第2の実施形態に係る放送システムによる印刷処理を示すフローチャート図である。 本発明の第3の実施形態に係る放送システムによる印刷処理を示すフローチャート図である。 本発明の第4の実施形態に係る放送システムによる印刷処理を示すフローチャート図である。 本発明の第4の実施形態に係る放送システムによる印刷処理を示すフローチャート図である。 本発明の第3の実施形態に係る放送システムによる印刷処理を示すフローチャート図である。
符号の説明
10 放送局
20 デジタルテレビ装置
30 プリンタ
201 表示部
202 放送データ処理部
203 蓄積部
204 リモコン入力部
205 受信部
206 モデム
207 プリンタ入出力部
208 永続記憶部
303 プリンタ蓄積部
308 プリンタ永続記憶部
901 リモコン情報
902 データ放送コンテンツ
903 イベント
904 モデム制御情報
905 印刷のための設定情報
906 印刷コンテンツ
907 表示制御情報
908 描画(表示)データ

Claims (7)

  1. プリンタに直接あるいはネットワークを介して接続可能なデジタルテレビ装置によって放送局から送信されたデータ放送中の印刷コンテンツを印刷するシステムにおいて、
    視聴用のコンテンツから印刷用コンテンツの識別情報と印刷限度部数を抽出する工程と、
    抽出した前記印刷するコンテンツの識別情報から記憶装置内の該当する印刷コンテンツの累積印刷部数を抽出する工程と、
    今回印刷する部数に前記累積印刷部数を足した印刷総部数と前記抽出した印刷限度部数を比較する比較工程と、
    実際に印刷した部数を上記記憶装置の累積印刷部数に加える工程と、
    を有することを特徴とするデータ放送の印刷システム。
  2. 請求項1において、
    前記印刷コンテンツは放送局からインターネットを介してダウンロードされるデータであることを特徴とするデータ放送の印刷システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記印刷するコンテンツの識別情報と印刷限度部数を抽出する工程において、前記情報を視聴用コンテンツではなく印刷用コンテンツから抽出することを特徴とするデータ放送の印刷システム。
  4. 請求項1乃至3において、
    前記デジタルテレビ装置が前記記憶装置を有し、上記処理工程をデジタルテレビ装置側で行なうことを特徴とするデータ放送の印刷システム。
  5. 請求項3において、
    前記プリンタが記憶装置を有し、上記処理工程をプリンタ側で行なうことを特徴とするデータ放送の印刷システム。
  6. 請求項1乃至5において、
    前記累積印刷部数を抽出する工程において、該当する印刷コンテンツがない場合は印刷コンテンツの識別情報を前記記憶装置に記憶することにより印刷コンテンツの登録を行なうことを特徴とするデータ放送の印刷システム。
  7. プリンタに直接あるいはネットワークを介して接続可能なデジタルテレビ装置によって放送局からインターネットを介してダウンロードされる印刷コンテンツを印刷するシステムにおいて、
    放送局が各デジタルテレビ装置の印刷コンテンツ毎の累積印刷度数を管理し、デジタルテレビ装置から送信された印刷用コンテンツの識別情報と印刷部数の情報を基に管理しているデータベースから該当する印刷コンテンツの累積印刷部数を抽出する工程と、
    今回印刷する部数に前記累積印刷部数を足した印刷総部数と前記抽出した印刷限度部数を比較する比較工程と、
    比較した結果得られた印刷許可部数を累積印刷部数に加える工程と、
    前記印刷許可部数と印刷コンテンツをデジタルテレビ装置に返信する工程と、
    実際に印刷した印刷部数が前記印刷許可部数と異なった場合、前記デジタルテレビ装置から実際に印刷した印刷部数を受信する工程と、
    受信した印刷部数を再度累積印刷部数に反映させる工程と、
    を有することを特徴とするデータ放送の印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008310708A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Seikatsu Kyodo Kumiai Coop Sapporo クーポン関連情報管理サーバ
JP2008310545A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Seikatsu Kyodo Kumiai Coop Sapporo クーポン関連情報管理サーバ
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