JP2006077057A - 顔料分散液、その製造方法、インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法および画像形成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 顔料と、常温で流動性を有する顔料分散剤とを含んだ混合物を分散して顔料分散液を作製する。さらに、該顔料分散液に添加剤として水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、および防腐剤のうちの少なくとも1種を加えてインクジェット記録用インクを調整する。
【選択図】 なし
Description
前述のように本発明の特徴は、少なくとも顔料と、常温で流動性を有する顔料分散剤とを含むインクジェット用顔料分散液及びその製造方法にある。本明細書でいう常温とは18℃から28℃(好ましくは25℃)であり、また、「流動性を有する」とは、粘度12000(mPa・s)以下と定義する。粘度12000(mPa・s)以上の分散剤は水に溶解する時間が固形の分散剤並の時間を要するからである。
分散液流量として300ml/分以上が好ましく、300ml/分以下では分散液温度が上昇し分散安定性に好ましくない。
循環方式の分散は短時間分散に於いては粒子径標準偏差が大きくなる傾向にあり好ましくない。
処方1
顔料:ピグメントレッド122(大日本インキ化学工業株式会社製、FASTOGEN SUPER MAGENTA RG) 30部
ハイテノール18E(第一工業製薬株式会社製、アニオン系界面活性剤、常温流動性(1588mPa・s)) 23部
蒸留水 148部
上記の混合物を200mlのビーカーに入れテフロン(登録商標)皮覆攪拌子を加え、4時間攪拌を行った。次にこの攪拌処理済の混合物をディスクタイプのビーズミル(株式会社シンマルエンタープライゼス製ダイノミールKDL型0.3Lバッチ式ガラスコンテナーセット)で0.3mmジルコニアビーズを用いて3時間分散し、実施例1の顔料分散液(A)を得た。
実施例1のハイテノール18EをパイオニンA−43−D(竹本油脂株式会社製、アニオン系界面活性剤、常温流動性(248mPa・s))にする以外は同様にして実施例2の顔料分散液(B)を得た。
実施例1のピグメントレッド122をピグメントブルー15:3(東洋インキ製造株式会社製、LIONOL BLUE FG−7351)にする以外は同様にして実施例3の顔料分散液(C)を得た。
実施例3のハイテノール18EをパイオニンD−1107−S(竹本油脂株式会社製、ノニオン系界面活性剤、常温流動性(51mPa・s))にする以外は同様にして実施例4の顔料分散液(D)を得た。
実施例1のピグメントレッド122をピグメントイエロー74(大日精化工業株式会社製エローNo.43)にする以外は同様にして実施例5の顔料分散液(E)を得た。
実施例1のハイテノール18EをパイオニンA−45−PN(竹本油脂株式会社製、常温固体)にする以外は同様にして比較例1の顔料分散液(G)を得た。
実施例3のハイテノール18EをパイオニンB−611(竹本油脂株式会社製、常温固体)にする以外は同様にして比較例2の顔料分散液(H)を得た。
実施例5のハイテノール18EをパイオニンD−1420(竹本油脂株式会社製、常温固体)にする以外は同様にして比較例3の顔料分散液(I)を得た。
上記の方法で得られた顔料分散液(A)〜(I)を用いて下記インク処方1によりインク液を調整し、30分攪拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルタでろ過、真空脱気して(a)〜(i)の実施例のインク液を得た。
インク処方1:
顔料分散液(顔料濃度15%) 40.0部
グリセリン 7.5部
ジエチレングリコール 22.5部
2―エチル−1,3−ヘキサンジオール 3.0部
2−ピロリドン 3.0部
ポリオキシエチレン(3)アルキル(C13)エーテル酢酸ナトリウム 0.45部
蒸留水 73.55部
Claims (19)
- 顔料と、常温で流動性を有する顔料分散剤とを含んだ混合物が分散されてなることを特徴とする顔料分散液。
- 前記顔料分散剤がアニオン系界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載の顔料分散液。
- 前記顔料分散剤がノニオン系界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載の顔料分散液。
- 前記顔料分散剤がポリオキシエチレンオレイルエーテルアンモニウムサルフェートであることを特徴とする請求項1に記載の顔料分散液。
- 前記顔料分散剤が重量基準で顔料1に対し0.3以上2以下の割合で含まれることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の顔料分散液。
- 顔料添加量が顔料分散液総重量に対し5%以上30%未満であることを特徴とする請求項5に記載の顔料分散液。
- 前記顔料がブラック顔料としてカーボンブラックを用いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の顔料分散液。
- 前記顔料がイエロー顔料としてピグメントイエロー74を用いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の顔料分散液。
- 前記顔料がマゼンタ顔料としてピグメントレッド122およびピグメントバイオレット19のうちの少なくとも1種を用いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の顔料分散液。
- 前記顔料がシアン顔料としてピグメントブルー15:3を用いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の顔料分散液。
- 顔料粒子の平均粒子径が50nm以下であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の顔料分散液。
- 顔料粒子の平均粒子径が50nm以下で該顔料粒子の粒度分布における粒子径標準偏差が平均粒子径より小さいことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の顔料分散液。
- 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の顔料分散液を湿式分散処理により製造することを特徴とする顔料分散液の製造方法。
- 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の顔料分散液に添加剤として水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、および防腐剤のうちの少なくとも1種を加えて調整したものであることを特徴とするインクジェット記録用インク。
- 請求項14に記載のインクジェット記録用インクを収容したことを特徴とするインクカートリッジ。
- 請求項14に記載のインクジェット記録用インクを画像支持体上に吐出させて記録を行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
- 請求項14に記載のインクジェット記録用インクを用いてインクジェット記録方式により画像支持体上に画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
- 請求項14に記載のインクジェット記録用インクを用いてインクジェット記録装置により画像支持体上に印字されたことを特徴とする画像形成物。
- 請求項18に記載の画像形成物の画像支持体が紙であることを特徴とする画像形成物。
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