JP2006068152A - Manufacturing method of cold/heat retaining body and cold/heat retaining device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、保冷温体の製造方法及び保冷温装置に関するものである。 The present invention relates to a method for manufacturing a cold insulator and a cold insulator.
従来から、断熱性を有する有底筒体の保冷温容器が提案されている。この保冷温容器は、内筒体と外筒体とから成り、この内筒体の上端部と外筒体の上端部及び内筒体の下端部と外筒体の下端部を夫々接合して該内筒体と外筒体間に空隙部を有する二重構造体を形成し、続いて、真空加熱炉内にて前記二重構造体に設けた真空排気用の排気孔から排気して空隙部を真空にすると共に該排気孔を封止して真空二重構造体の胴部材を形成し、この胴部材の下部に底部材を設けて形成される。 2. Description of the Related Art Conventionally, a insulated cold container with a bottomed cylindrical body having heat insulation properties has been proposed. This cold insulation container is composed of an inner cylinder and an outer cylinder, and joins the upper end of the inner cylinder, the upper end of the outer cylinder, the lower end of the inner cylinder and the lower end of the outer cylinder, respectively. A double structure having a gap portion is formed between the inner cylinder body and the outer cylinder body, and then exhausted from an exhaust hole for vacuum exhaust provided in the double structure body in a vacuum heating furnace. The body is evacuated and the exhaust hole is sealed to form a body member of a vacuum double structure, and a bottom member is provided below the body member.
従って、先ず、胴部材を形成し、次いで底部材を設けているため、それだけ製造効率が悪い。特に、前記胴部材と前記底部材とが異なる金属部材で形成されていた場合、アルゴン溶接などの通常の溶接では両者を良好に接合できない場合があり、この点においても厄介である。 Therefore, since the body member is first formed and then the bottom member is provided, the manufacturing efficiency is reduced accordingly. In particular, when the body member and the bottom member are formed of different metal members, normal welding such as argon welding may not be able to join the two well, which is also troublesome.
本発明は、上記問題点に鑑みて完成したもので、製造効率が良好であり、よって、量産性に秀れた画期的な保冷温体の製造方法を提供し、また、これによって製造される保冷温体を採用し量産性に秀れた実用的な保冷温装置を提供するものである。 The present invention has been completed in view of the above-mentioned problems, has a good production efficiency, and therefore provides an innovative method for producing a cold insulator having excellent mass productivity. It provides a practical cold insulation device that employs a cold insulation body and is excellent in mass productivity.
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
金属製の内筒体1aと金属製の外筒体1bとから成り該内筒体1aと外筒体1b間の空隙部6が真空断熱層である胴部材1と、この胴部材1の下部開口部1dを閉塞する底部材2とで構成される保冷温体の製造方法であって、前記胴部材1に設けられた真空排気用の排気孔12の近傍位置において該胴部材1の下部開口部1dを前記底部材2で閉塞すると共に前記底部材2と前記胴部材1との連設部若しくはその近傍にろう材11を配し、続いて、真空加熱により該胴部材1内から前記排気孔12を介して排気すると共に前記ろう材11を溶融して該ろう材11により前記胴部材1と前記底部材2との接合及び前記排気孔12の封止をすることを特徴とする保冷温体の製造方法に係るものである。
A body member 1 comprising a metal inner cylinder 1a and a metal outer cylinder 1b, and a
また、請求項1記載の保冷温体の製造方法において、前記胴部材1は、前記内筒体1aの上部と前記外筒体1bの上部及び前記内筒体1aの下部と前記外筒体1bの下部とを夫々接合して成るものであることを特徴とする保冷温体の製造方法に係るものである。 Further, in the method for manufacturing a cold insulator according to claim 1, the body member 1 includes an upper part of the inner cylindrical body 1a, an upper part of the outer cylindrical body 1b, a lower part of the inner cylindrical body 1a, and the outer cylindrical body 1b. The present invention relates to a method for manufacturing a cold insulator, characterized in that it is formed by joining the lower part of each.
また、請求項1,2いずれか1項に記載の保冷温体の製造方法において、前記真空排気用の排気孔12は前記胴部材1の下部に設けられていることを特徴とする保冷温体の製造方法に係るものである。
The method for manufacturing a cold insulator according to any one of
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の保冷温体の製造方法において、前記内筒体1aの下部には下端程拡開するテーパ部13が形成されており、一方、底部材2の周面にはこのテーパ部13と合致するテーパ部14が形成されており、また、この底部材2の前記排気孔12の近傍位置には前記テーパ部13とで溶融した前記ろう材11が充填される切欠部15が形成されていることを特徴とする保冷温体の製造方法に係るものである。
Further, in the method for manufacturing a cold insulation body according to any one of claims 1 to 3, a
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の保冷温体の製造方法において、前記底部材2には前記胴部材1の下部が嵌入される環状凹部16が設けられ、この環状凹部16は、該環状凹部16内に前記胴部材1の排気孔12が位置する深さに設定され、更にこの環状凹部16は溶融した前記ろう材11が充填される空間であることを特徴とする保冷温体の製造方法に係るものである。
Further, in the method for manufacturing a cold insulation body according to any one of claims 1 to 3, the
また、請求項1〜5いずれか1項に記載の保冷温体の製造方法により製造された保冷温体の前記底部材2の外側面に該底部材2を加熱する加熱部,冷却する冷却部又は加熱若しくは冷却する加熱冷却部4が設けられていることを特徴とする保冷温装置に係るものである。
Moreover, the heating part which heats this
また、請求項6記載の保冷温装置において、前記加熱冷却部4は、ペルチェ素子5aに直流電流が流されることで発熱若しくは吸熱する熱源部5と、この熱源部5に直流電流を流す電源部7と、この直流電流の方向を切り替える切替部8とが設けられたものであることを特徴とする保冷温装置に係るものである。
Further, in the cold insulation temperature apparatus according to
また、請求項6,7いずれか1項に記載の保冷温装置において、前記底部材2は熱伝導率が高い部材で構成されていることを特徴とする保冷温装置に係るものである。
Further, in the cold insulation temperature apparatus according to any one of
本発明は、胴部材と底部材との接合と、胴部材の空隙部を真空断熱層とすることとが同時に行えるから、それだけ製造効率が良く、よって、量産性に秀れた保冷温体の製造方法となる。 In the present invention, since the joining of the body member and the bottom member and the air gap of the body member can be made into a vacuum heat insulating layer at the same time, the production efficiency is improved accordingly, and therefore, the cold insulator is excellent in mass productivity. It becomes a manufacturing method.
また、請求項6記載の発明によれば、秀れた保冷温効果を発揮することは勿論、例えば、保冷温体に収納したペットボトル内の飲料を加熱若しくは冷却したりすることができるから、不適温になってしまった飲料を再び最適な温度に再加熱若しくは再冷却などすることが可能な量産性に秀れた保冷温装置となる。
In addition, according to the invention described in
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。 An embodiment of the present invention which is considered to be suitable will be briefly described with reference to the drawings showing the operation of the present invention.
胴部材1に設けられた真空排気用の排気孔12の近傍位置において該胴部材1の下部開口部1dを底部材2で閉塞し、該底部材2と該胴部材1の連設部若しくはその近傍にろう材11を配し、この状態で例えば真空加熱炉で真空加熱する。
A lower opening 1d of the body member 1 is closed with a
真空加熱炉で前記ろう材11の溶融温度以下までの加熱により、前記排気孔12を介して胴部材1の空隙部6内が排気され、加熱が前記ろう材11の溶融温度に達すると該ろう材11が溶融し、該ろう材11が固化することによって前記胴部材1と前記底部材2との連設部が接合されると共に前記排気孔12が封止され、真空二重構造の保冷温体が形成される。
By heating up to the melting temperature of the brazing material 11 in the vacuum heating furnace, the
即ち、前記胴部材1の形成(真空断熱層の形成)と共に、該胴部材1と前記底部材2との連設接合も同時に行われるため、極めて効率良く保冷温体が製造されることとなる。
That is, since the body member 1 (formation of the vacuum heat insulating layer) and the continuous joining of the body member 1 and the
また、異種金属同士を、例えば溶接などにより接合した場合には、十分な接着力が得られず容易に分離するなど良好に接合されない場合があるが、この点、本発明はたとえ異種金属同士であっても両者を十分な接着力で確実に接合し得るろう材11により前記胴部材1と前記底部材2とを接合するから、前記胴部材1と底部材2を例えば異なる金属で構成した場合においても、両者の接合が堅固且つ確実に行われる。
In addition, when dissimilar metals are joined together by welding, for example, sufficient adhesion may not be obtained and they may not be satisfactorily separated and may not be joined well. Even if there is such a case, the body member 1 and the
また、請求項6記載の発明においては、例えば、胴部材1内に飲料を収容したペットボトルなどを収納すると、前記ペットボトル内の飲料は空隙部6を真空断熱層とした前記胴部材1によって放熱が阻止されるため保冷温され、また、底部材2を加熱する加熱部,冷却する冷却部又は加熱若しくは冷却する加熱冷却部4によって、前記ペットボトル内の飲料は前記底部材2を介して加熱若しくは冷却されることとなり、よって、秀れた保冷温機能は勿論、加熱機能若しくは冷却機能を有する保冷温装置となる。
Moreover, in invention of
本発明の具体的な実施例1について図面に基づいて説明する。 A first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
本実施例は、金属製の内筒体1aと金属製の外筒体1bとから成り該内筒体1aと外筒体1b間の空隙部6が真空断熱層である胴部材1と、この胴部材1の下部開口部1dを閉塞する底部材2とで構成される保冷温体Aの製造方法であって、前記胴部材1に設けられた真空排気用の排気孔12の近傍位置において該胴部材1の下部開口部1dを前記底部材2で閉塞すると共に前記底部材2と前記胴部材1との連設部若しくはその近傍にろう材11を配し、続いて、真空加熱により該胴部材1内から前記排気孔12を介して排気すると共に前記ろう材11を溶融して該ろう材11により前記胴部材1と前記底部材2との接合及び前記排気孔12の封止をするものである。
This embodiment comprises a body member 1 comprising a metal inner cylinder 1a and a metal outer cylinder 1b, and a
具体的に本実施例に係る保冷温体Aの製造方法について説明する。 The manufacturing method of the cold insulator A according to the present embodiment will be specifically described.
先ず、前記内筒体1aの上端部と前記外筒体1bの上端部及び前記内筒体1aの下端部と前記外筒体1bの下端部とをアルゴン溶接によって夫々接合して前記胴部材1を形成する。 First, the upper end portion of the inner cylindrical body 1a, the upper end portion of the outer cylindrical body 1b, the lower end portion of the inner cylindrical body 1a, and the lower end portion of the outer cylindrical body 1b are joined by argon welding, respectively, and the body member 1 Form.
この胴部材1の下部開口部1dには、前記内筒体1aの下端を外側に折曲して下方程拡開となるテーパ部13が形成されており、該胴部材1の、本実施例では下部内面に設けた真空排気用の排気孔12の近傍位置において該胴部材1の下部開口部1dに前記底部材2を、下部開口部1dのテーパ部13と該底部材2の周面に形成したテーパ部14とを合致させて嵌入する。
A
前記排気孔12は、前記胴部材1の下部内面、即ち、前記内筒体1aの下端近傍の所定箇所に穿設された幅約0.5mmの孔である。尚、本実施例では、前記胴部材1を形成した後に前記排気孔12を穿設したが、例えば、前記胴部材1を形成する前に、予め前記内筒体1aに排気孔12を穿設しておいても良い。
The
前記底部材2の下部には、図2及び図5に図示したように、前記排気孔12の近傍にして前記テーパ部13とで溶融したろう材11が充填される環状の切欠部15が形成されており、前記胴部材1の下部開口部1dを前記底部材2で閉塞した状態のまま上下逆さ向きにし、前記環状の切欠部15に配設する(図3及び図5)。尚、前記ろう材11は、前記排気孔12を介しての前記空隙部6内の排気を考慮して、図3に図示したように排気孔12位置だけは避けて配設する。
As shown in FIGS. 2 and 5, an
本実施例では、前記底部材2の周面下部において前記環状の切欠部15を形成したが、これに限らず、例えば、前記底部材2の周面の任意の箇所に前記切欠部15を形成するなど、前記排気孔12近傍位置にて溶融したろう材11が該排気孔12を封止すると共に前記胴部材1と底部材2とを良好に連設接合し得る形状であればどのような形状でも良い。
In the present embodiment, the
続いて、この上下逆さ向きの保冷温体Aを真空加熱炉内に配置し、ろう材11の溶融温度以下までの加熱により前記排気孔12を介して前記胴部材1の空隙部6内を排気し、真空加熱炉内を更に昇温させ、加熱が前記ろう材11の溶融温度に達すると該ろう材が溶融し、図6に図示したように、溶融した前記ろう材11が前記環状の切欠部15内に流れ込んで該環状の切欠部15内に溶融ろう材11が充填されると共に、前記排気孔12に溶融ろう材11が流れ込む。
Subsequently, the cold insulation warming body A facing upside down is placed in a vacuum heating furnace, and the
このろう材11の固化によって、図4及び図6に図示したように、前記胴部材1と前記底部材2とが接合されると共に前記排気孔12が封止されて真空二重構造の保冷温体Aが形成されることとなる。
By solidifying the brazing material 11, the body member 1 and the
以上のように製造される保冷温体Aは、前記底部材2の外側面に該底部材2を加熱若しくは冷却する保冷温体Aが設けられて保冷温装置となる。
The cold insulation warming body A manufactured as described above is provided with the cold insulation warming body A for heating or cooling the
この保冷温装置は、例えばペットボトルなどの飲料が入った貯液容体10を収納し、該貯液容体10内の飲料を保冷温するものであり、具体的には後述のような構成のものである。
This cold insulation temperature device is for storing a
尚、本実施例では、前記貯液容体10として一般的に販売されている500mlタイプのペットボトルを採用している。
In the present embodiment, a 500 ml type PET bottle generally sold as the
前記胴部材1はステンレス製の内筒体1aとステンレス製の外筒体1bとから成る二重構造の無底筒体である。 The body member 1 is a bottomless cylindrical body having a double structure comprising an inner cylindrical body 1a made of stainless steel and an outer cylindrical body 1b made of stainless steel.
この胴部材1はステンレス製であるが、チタン製などの熱伝導率の低い部材であればどのような部材で形成しても良い。 The body member 1 is made of stainless steel, but may be made of any member as long as it has a low thermal conductivity such as titanium.
この胴部材1の上部外周には、該胴部材1を構成する前記外筒体1bの上部を折曲して形成した、後述の天部材9の凹条20と係合する凸部21が設けられている。
On the outer periphery of the upper portion of the barrel member 1, there is provided a
また、胴部材1の内径は、該胴部材1内に前記ペットボトルを良好に収納でき、且つ大きすぎないように約70mmに形成されている。 The body member 1 has an inner diameter of about 70 mm so that the plastic bottle can be satisfactorily accommodated in the body member 1 and is not too large.
また、胴部材1の高さは、該胴部材1内に前記ペットボトルを収納した際に、該ペットボトルの肩部(ペットボトル上部の錐形状の部分)の中程から上方部位が突出するような高さに形成されている。 Moreover, when the said plastic bottle is accommodated in this trunk | drum member 1, the upper part protrudes from the middle part of the shoulder part (cone-shaped part of the upper part of a plastic bottle) of the trunk | drum member 1 height. It is formed at such a height.
また、胴部材1の下部開口部1dには、前記内筒体1aの下端を外側に折曲して下方程拡開となるテーパ部13が形成されている。
Further, a tapered
この胴部材1の下部開口部1dには、該下部開口部1dを閉塞する底部材2が設けられている。
A
この底部材2は、アルミニウム製の板状部材で形成されており、周面には前記胴部材1の下部開口部1dに形成したテーパ部13と合致するテーパ部14が形成されている。
The
この底部材2はアルミニウム製であるが、銅製などの熱伝導率の高い部材であればどのような部材で形成しても良い。
The
また、この底部材2の外側面には、加熱冷却部4が設けられている。
この加熱冷却部4は、具体的には、ペルチェ素子5aよって発熱若しくは吸熱する熱源部5と、この熱源部5に直流電流を流す電源部7と、この直流電流の方向を切り替える切替部8とで構成されている。
A heating / cooling unit 4 is provided on the outer surface of the
Specifically, the heating / cooling unit 4 includes a
また、加熱冷却部4に設けた前記ペルチェ素子5aは、異なる二種類の熱電材料(図示省略)の接合部に電流を流すと、片方の熱電材料からもう片方の熱電材料へ熱が移動するというペルチェ効果を利用した素子であり、電流の方向を逆転させると熱の移動方向も逆転するものである。
The
また、加熱冷却部4には、前記ペルチェ素子5aに一定方向の電流を流す電源部7が設けられており、この電源部7は、単に前記ペルチェ素子5aに一定方向に電流を流すだけでなく、前記ペルチェ素子5aの放熱及び吸熱温度を適宜温度に保てるように、電源部7から前記ペルチェ素子5aに流す電流量や印加する電圧量を適宜調整する温度制御部(図示省略)が設けられている。
Further, the heating / cooling unit 4 is provided with a power supply unit 7 for supplying a current in a fixed direction to the
また、加熱冷却部4には、前記電源部7の電流方向を任意に切り替えて、前記ペルチェ素子5aの発熱及び吸熱の切り替える切替部8が設けられている。
In addition, the heating / cooling unit 4 is provided with a
尚、本実施例では、前記底部材2の外側面に該底部材2を加熱若しくは冷却する前記加熱冷却部4を設けた構成であるが、例えば、この底部材2の外側面に該底部材2を加熱する加熱部又は該底部材2を冷却する冷却部を設けた構成としてもよい。
In this embodiment, the heating / cooling section 4 for heating or cooling the
また、本実施例では、前記胴部材1の上部開口部1cに、可撓性を有する部材で形成した天部材9が設けられており、この天部材9は、前記胴部材1の上部開口部1cからペットボトルの肩部が突出できるように、中央に開口部を有する形状に形成されている。 Further, in this embodiment, a top member 9 made of a flexible member is provided in the upper opening 1 c of the body member 1, and this top member 9 is an upper opening of the body member 1. It is formed in the shape which has an opening part in the center so that the shoulder part of a plastic bottle can protrude from 1c.
この天部材9は、具体的には、中心位置に開口部を有し、周縁には略直交方向に周壁部が垂下した形状で、この周壁部の内側面には、前記凸条21に係合する凹条20が形成されており、この天部材9を胴部材1の上端部に被嵌し、前記凸条21に前記凹条20を係合させることで保冷温体Aに装着する。
Specifically, the ceiling member 9 has an opening at the center position, and a peripheral wall portion is suspended from the peripheral edge in a substantially orthogonal direction, and the inner surface of the peripheral wall portion is associated with the
また、天部材9は、可撓性を有する部材で形成されているため、ペットボトルの形状に合致して当接させることができる為、良好な保冷温状態が得られることとなり前記ペットボトルの挿入又は取り出しが容易であり、更に、ペットボトルを取り出し易いように、開口部の開口縁には放射方向、本実施例の場合には略等間隔で四つの切れ込みが設けられている。 In addition, since the top member 9 is formed of a flexible member, the top member 9 can be brought into contact with the shape of the plastic bottle, so that a good cold insulation temperature state can be obtained and In order to facilitate the insertion or removal, and to facilitate the removal of the PET bottle, four notches are provided at the opening edge of the opening in the radial direction, in the present embodiment, at substantially equal intervals.
尚、天部材9を可撓性を有する部材で構成し、且つ、前記切れ込みを長く形成しておけば、開口は無くても良い。この場合、缶ジュースなど高さが低い貯液容体10を保冷温体A内に収納した際、開口がない分放熱を良好に阻止できることとなる。
If the top member 9 is made of a flexible member and the slit is formed long, the opening may be omitted. In this case, when the
本実施例は上述のようにするから、前記胴部材1の形成と共に、該胴部材1と前記底部材2との連設接合も同時に行われるため、極めて効率良く前記保冷温体Aを製造することができる画期的で実用性に秀れた保冷温体Aの製造方法である。
Since the present embodiment is as described above, the body member 1 and the
また、前記胴部材1と前記底部材2とは異なる金属部材によって形成されているために、例えば溶接などにより接合した場合には、十分な接合力が得られず容易に分離するなど良好に接合されない場合があるが、この点、本実施例においてはたとえ異種金属同士であっても両者を十分な接着力で確実に接合し得るろう材11によって前記胴部材1及び前記底部材2とを接合するから、異種金属同士である両者を堅固且つ確実に連設接合することができ、この点においても実用性に秀れた保冷温体Aの製造方法である。
Further, since the body member 1 and the
また、前記ろう材11を前記胴部材1と底部材2との連設箇所若しくはその近傍に配する際、該ろう材11は溝状の切欠部15の開口部を覆うように配すから、必然的に、図5に図示したように該溝状の切欠部15によってろう材11が自然に位置決めされ、該ろう材11の位置ズレが簡単且つ良好に阻止され確実に溶融したろう材11を前記切欠部15内に充填させることができるなど、この点においても作業性に秀た保冷温体Aの製造方法である。
In addition, when the brazing material 11 is disposed at a location where the body member 1 and the
ところで、近年、前記ペットボトルなどの貯液容体10に入った飲料は自動販売機やコンビニエンスストア等、様々な所で販売されており、いつでも気軽に購入して飲むことができる。
By the way, in recent years, beverages contained in the
ところが、これら容器に入った飲料は一度に飲み切れなかった場合、残余はぬるくなってしまい、購入時に比べて著しく飲み心地や味を損ねてしまうことになる。 However, if the beverages contained in these containers cannot be consumed at one time, the remainder becomes slimy, and the drinking comfort and taste are significantly impaired compared with the time of purchase.
このように、保冷温性に乏しい容器に入れられたこれら飲料は、最適な温度で美味しく飲めるのは最初だけで、残余はぬるくなってしまい味を損ねてしまう。 As described above, these beverages placed in a container having poor heat insulation and warmth can be drunk at an optimal temperature only at the beginning, and the remainder becomes slimy and the taste is deteriorated.
従って、これら飲料を美味しく飲むためには、ぬるくなってしまう前に飲み切ってしまうか、何らかの手段で購入した際の最適な温度で保冷温するか、或いはぬるくなってしまった飲料を何らかの手段で再冷却若しくは再加熱しなければならない。 Therefore, in order to drink these beverages deliciously, either drink them up before they become slimy, or keep them cool at the optimal temperature when purchased by some means, or use some means to cool them Must be recooled or reheated.
例えば、ペットボトルなどの容器に入った飲料をクーラーボックスなどの保冷温容器に入れて持ち運べば、該飲料を最適な温度に保つことができ、よって、いつでも美味しく該飲料を飲むことができる。 For example, if a beverage contained in a container such as a plastic bottle is put in a cool and warm container such as a cooler box and carried, the beverage can be maintained at an optimum temperature, and thus the beverage can be drunk at any time.
しかし、クーラーボックスは、保冷機能しか無く、ぬるくなったら当該飲料を冷却することができない。また、氷などの冷却材を多用することで再冷却も可能であるが、永続性が無い。 However, the cooler box has only a cold-retaining function and cannot cool the beverage when it becomes slimy. Moreover, re-cooling is possible by using a lot of coolant such as ice, but it is not permanent.
この点、本実施例に係る保冷温体Aの製造方法によって製造された保冷温体Aと、該保冷温体Aの底部材2の外側面に設ける加熱冷却部4とから成る保冷温装置は、上述のように構成したので、飲料をペットボトルごと保冷温体A内に収納するだけの簡単な作業で該ペットボトル内の飲料の放熱を保冷温体Aによって阻止し良好に保冷温機能を発揮することは勿論、該保冷温体Aの前記底部材2の外側面に設けられる前記加熱冷却部4によって、例えば、不適温になってしまった飲料を前記加熱冷却部4によって再加熱若しくは再冷却することで再び最適な温度に戻すこともできるなど実用性に秀れた保冷温装置を、本実施例、しかも、本実施例に係る保冷温体Aの製造方法によって製造される量産性に秀れた保冷温体Aを採用することで量産性にも秀れた画期的な保冷温装置となる。
In this regard, the cold insulation temperature apparatus comprising the cold insulation temperature body A manufactured by the method for manufacturing the cold insulation temperature body A according to the present embodiment and the heating / cooling unit 4 provided on the outer surface of the
また、前記胴部材1は空隙部6の真空断熱層によって秀れた保冷温性を有するのは勿論、熱伝導率の低いステンレス製の部材で形成したことによって一層保冷温性に秀れ、また、前記底部材2を熱伝導率の高いアルミニウム製の部材で形成されているので、前記熱源部5からの発熱若しくは吸熱が底部材2を介して効率良くペットボトル内の飲料に伝わり効率良く加熱若しくは冷熱機能が発揮されるなど、熱効率性に秀れた保冷温装置となる。
In addition, the body member 1 has an excellent cold insulation temperature property due to the vacuum heat insulating layer of the
また、胴部材1の上部開口部1cに設けた天部材9によって、上部開口部1c側からの放熱が阻止され、この点においても一層保冷温性に秀れた保冷温装置となる。 Further, the top member 9 provided in the upper opening 1c of the body member 1 prevents heat dissipation from the upper opening 1c side, and in this respect as well, the cold-reserving / warming device is further excellent in the cold-reserving property.
また、天部材9によって上方への放熱を阻止できるだけでなく、該天部材9の開口縁が可撓性を有するために、該天部材9を取り付けた状態のまま収納体3内にペットボトルを出し入れすることが可能で、しかもの開口縁から前記ペットボトルの肩部が突出しているから、該ペットボトルを取り出さずとも、収納した状態のままキャップを開けてコップに注いだり飲んだりすることができるなど、実用性に秀れた保冷温装置となる。
Moreover, not only can the top member 9 prevent heat dissipation upward, but since the opening edge of the top member 9 has flexibility, a plastic bottle can be placed in the
本発明の具体的な実施例2について図面に基づいて説明する。 A second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
本実施例は、実施例1に係る保冷温体Aの製造方法の別例であり、具体的には、図7及び図8に図示したように、前記底部材2には前記胴部材1の下部が嵌入される環状凹部16が設けられ、この環状凹部16は、該環状凹部16内に前記胴部材1の排気孔12が位置する深さに設定され、更に、この環状凹部16は溶融した前記ろう材11が充填される空間とするものである。
The present embodiment is another example of the method for manufacturing the cold insulator A according to the first embodiment. Specifically, as illustrated in FIGS. 7 and 8, the
具体的には、底部材2は前記胴部材1の下部開口部外径より大きい径を有する円板状部材の上部表面に、平面視円環状な環状凹部16を凹設した形状である。
Specifically, the
また、この底部材2の環状凹部16の開口部外周縁は、図7に図示したように切欠されている。
Further, the outer peripheral edge of the opening of the
即ち、前記ろう材11を配した際に該ろう材11が切欠形状により自然に位置決めされ、更に、溶融した前記ろう材11が確実に該環状凹部16内に流れ込むように上部程拡開した形状の切欠部17を凹設した形状である。
That is, when the brazing material 11 is disposed, the brazing material 11 is naturally positioned by the notch shape, and further, the notch having a shape that expands toward the upper part so that the molten brazing material 11 flows into the
本実施例では、前記環状凹部16に、胴部材1の下部を嵌入し、該環状凹部16の開口縁に設けた前記流れ案内溝17の開口部を覆うようにろう材11を配して図7に図示する状態を作出する。
In this embodiment, the lower part of the body member 1 is fitted into the
続いて、この状態で前記胴部材1及び底部材2を真空加熱炉内に配置して、前記ろう材11の溶融温度以下までの加熱により前記排気孔12を介して胴部材1の空隙部6の排気を行う。
Subsequently, in this state, the body member 1 and the
この胴部材1の空隙部6の排気が完了したら、前記真空加熱炉内をろう材11の融解温度まで昇温して該ろう材11を溶融させると、図8に図示するように、溶融ろう材11が前記流れ案内溝17を流れ落ちて前記環状凹部16内に充填されると共に、該環状凹部16内に位置する前記排気孔12にも該溶融ろう材11が流れ込み、該ろう材11によって、排気孔12が封止されることとなる。
When the exhaust of the
本実施例は上述のようにするから、実施例1と同様、胴部材1と底部材2との連設箇所が接合されると共に前記排気孔12が封止され、真空二重構造の胴部材1が形成される為、極めて効率良く前記保冷温体Aを製造することが可能な画期的な保冷温体Aの製造方法である。
Since the present embodiment is as described above, as in the first embodiment, the connecting portions of the body member 1 and the
また、前記ろう材11を前記胴部材1と前記底部材2との連設箇所若しくはその近傍に配する際、図7に図示したように前記切欠部17の開口部にろう材11を位置決めすることができるから、該ろう材11の位置ズレを簡単且つ確実に阻止することができ、しかも、この切欠部17の開口部に配された前記ろう材11が溶融した際には、溶融したろう材11が前記切欠部17を流れ落ちて確実に前記環状凹部16内にろう材11を充填させることができ、この点においても、作業性に秀れた保冷温体Aの製造方法である。
Further, when the brazing material 11 is disposed at a location where the body member 1 and the
また、前記胴部材1の下部開口部1dを前記底部材2で閉塞した後、これらを上下逆さ向きにして真空加熱炉に配置する必要がなく、それだけ作業性に秀れる。しかも、仮に前記環状凹部16に配した前記ろう材11の量が多すぎるなどして、溶融したろう材11が環状凹部16から溢れてしまった場合にも、この溢れたろう材11によって前記胴部材1が汚れることが無い。即ち、仮に上下逆さ向きであると、前記溢れたろう材11が前記胴部材1を垂下方向に垂れ流れ、該胴部材1を汚してしまうという問題があるが、本実施例においては、このような問題も解決されることとなる。
In addition, after closing the lower opening 1d of the body member 1 with the
その余は実施例1と同様である。 The rest is the same as in Example 1.
1 胴部材
1a 内筒体
1b 外筒体
1d 下部開口部
2 底部材
4 加熱部,冷却部,加熱冷却部
5 熱源部
5a ペルチェ素子
6 空隙部
7 電源部
8 切替部
11 ろう材
12 排気孔
13 テーパ部
14 テーパ部
15 凹溝部
16 円環状溝
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Body member 1a Inner cylinder 1b Outer cylinder
11 Brazing material
12 Exhaust hole
13 Taper
14 Taper
15 Groove
16 annular groove
Claims (8)
8. The cool and warm device according to claim 6, wherein the bottom member is formed of a member having high thermal conductivity.
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