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JP2006047085A - 赤外線センサ装置およびその製造方法 - Google Patents

赤外線センサ装置およびその製造方法 Download PDF

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JP2006047085A JP2004227827A JP2004227827A JP2006047085A JP 2006047085 A JP2006047085 A JP 2006047085A JP 2004227827 A JP2004227827 A JP 2004227827A JP 2004227827 A JP2004227827 A JP 2004227827A JP 2006047085 A JP2006047085 A JP 2006047085A
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infrared sensor
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和明 渡邊
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Abstract

【課題】 メンブレンに赤外線吸収膜を設けてなる赤外線センサ素子を、回路基板上に搭載してなる赤外線センサ装置において、容易且つ適切に小型化が図れる構成を実現する。
【解決手段】 基板31の裏面31b側に凹部38を形成することにより基板31の表面31a側に薄肉部としてのメンブレン33を形成するとともに、基板31の表面31a側に検出用電極34、35を有し、メンブレン33には赤外線を受光することにより赤外線のエネルギーを吸収する赤外線吸収膜36を有する赤外線センサ素子30と、この赤外線センサ素子30を搭載する回路基板20と、を備える赤外線センサ装置100において、基板31は、その表面31a側を回路基板20に対向させた状態でバンプ40を介して回路基板20と電気的に接続されており、赤外線吸収膜36は、基板31の裏面31b側においてメンブレン33に設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メンブレンに赤外線吸収膜を設けてなる赤外線センサ素子を、回路基板上に搭載してなる赤外線センサ装置に関する。
従来より、この種の赤外線センサ装置としては、基板の裏面側に凹部を形成することにより表面側に薄肉部としてのメンブレンを形成するとともに、該基板の表面側に検出用電極を有し、該メンブレンには赤外線吸収膜を有する赤外線センサ素子と、この赤外線センサ素子を搭載する回路基板と、を備えるものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
図8は、このような従来の赤外線センサ装置の全体概略断面構成を示す図であり、図9は、この図8に示される赤外線センサ装置における赤外線センサ素子30および回路基板20の上面図である。
図8、図9に示される赤外線センサ装置においては、赤外線センサ素子30には、シリコン基板等からなる基板31における裏面31b側から凹部38が形成されており、それによって、当該基板31の表面31a側に薄肉部としてのメンブレン33が形成されている。
また、基板31の表面31aには、図示しない熱電対等からなる検出用電極が形成されており、その上には、赤外線を受光することにより赤外線のエネルギーを吸収する赤外線吸収膜36が形成されている。
そして、赤外線センサ素子30は、回路基板20上に搭載され、基板31の裏面31b側におけるメンブレン33の周囲部すなわち厚肉部において、回路基板20と接着剤22を介して接着固定されている。また、赤外線センサ素子30における基板31の表面31aと回路基板20とは、ボンディングワイヤ50を介して結線され電気的に接続されている。
このように赤外線センサ素子30が積層された回路基板20は、ステム10に接着剤13を介して搭載固定され、ステム10には、当該積層体を保護するようにキャップ60が取り付けられている。なお、このキャップ60には、赤外線のみを透過させる赤外線透過フィルタ70が設けられている。
また、ステム10における回路基板20の周囲には、リードピン11が設けられており、回路基板20とリードピン11とはボンディングワイヤ50を介して電気的に接続されている。それにより、回路基板20と外部とがリードピン11を介して電気的に接続可能となっている。
特開2003−270047号公報
ところで、従来の赤外線センサ装置においては、上述したように、赤外線センサ素子30は、基板31の裏面31b側におけるメンブレン33の周囲部において、上記接着剤22を介して回路基板20と接着されている。
このような場合、メンブレン33の下に位置する凹部38内の空間が、接着剤22によって封止され外部から遮断された密閉空間となる。
そして、このような密閉空間が形成されると、赤外線センサ素子30に熱が加わった場合などに当該密閉空間内の体積が膨張し、その結果、赤外線センサ素子30のなかでも比較的強度の小さいメンブレン33が破壊する恐れがある。
そこで、メンブレン33の下に位置する凹部38内の空間を密閉空間としないために、赤外線センサ素子30と回路基板20とを接着する接着剤22を部分的に設けた構成としたり(上記特許文献1参照)、赤外線センサ素子30に空気抜けの穴を設けたりする必要が出てくる。そのため、赤外線センサ素子30を回路基板20に実装する上で手間が多くなる。
また、従来の赤外線センサ装置においては、上述したように、赤外線センサ素子30における基板31の表面31aと回路基板20とがボンディングワイヤ50を介して結線されている。
そのため、図9に示されるように、ワイヤボンディング用のスペースすなわちワイヤボンディングに必要な距離Dを確保する必要があり、その分、回路基板20の小型化が難しくなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、メンブレンに赤外線吸収膜を設けてなる赤外線センサ素子を、回路基板上に搭載してなる赤外線センサ装置において、容易且つ適切に小型化が図れる構成を実現できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、基板(31)の裏面(31b)側に凹部(38)を形成することにより基板(31)の表面(31a)側に薄肉部としてのメンブレン(33)を形成するとともに、基板(31)の表面(31a)側に検出用電極(34、35)を有し、メンブレン(33)には赤外線を受光することにより赤外線のエネルギーを吸収する赤外線吸収膜(36)を有する赤外線センサ素子(30)と、この赤外線センサ素子(30)を搭載する回路基板(20)と、を備える赤外線センサ装置において、基板(31)は、その表面(31a)側を回路基板(20)に対向させた状態でバンプ(40)を介して回路基板(20)と電気的に接続されており、赤外線吸収膜(36)は、基板(31)の裏面(31b)側においてメンブレン(33)に設けられていることを特徴としている。
それによれば、検出用電極(34、35)のある基板(31)の表面(31a)側にて、赤外線センサ素子(30)と回路基板(20)とをバンプ(40)を介して接合するようにしているため、そもそも基板(31)の裏面(31b)側の凹部(38)が密閉空間となることはなく、また、赤外線センサ素子(30)と回路基板(20)とをワイヤボンディング接続する必要もない。
そのため、従来必要とされていたワイヤボンディング用のスペースが不要となり、その分、小型化が図れる。また、当該バンプ(40)間の隙間により、赤外線センサ素子(30)と回路基板(20)間の接合部においては、密閉空間は形成されない。つまり、本発明によれば、簡単に、小型且つ非密閉構造が実現できる。
ただし、従来のように検出用電極のある基板の表面側に赤外線吸収膜を設けると、赤外線吸収膜に赤外線が直接当たらないため、赤外線エネルギーの吸収度合が大幅に低減し、感度の低下につながる。
その点についても、本発明では、赤外線吸収膜(36)を基板(31)の裏面(31b)側においてメンブレン(33)に設けており、それによって、赤外線吸収膜(36)に直接赤外線が当たるため、良好な感度を維持することができる。
よって、本発明によれば、メンブレンに赤外線吸収膜を設けてなる赤外線センサ素子を、回路基板上に搭載してなる赤外線センサ装置において、容易且つ適切に小型化が図れる構成を実現することができる。
ここで、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の赤外線センサ装置において、赤外線吸収膜(36)は、基板(31)の表面(31a)側においてもメンブレン(33)に設けられていることを特徴としている。
赤外線は、基板(31)の裏面(31b)側からメンブレン(33)を透過して表面(31a)側へわずかながら透過してくるが、本発明によれば、そのようなメンブレン(33)を透過してくる赤外線のエネルギーも、基板(31)の表面(31a)側に設けた赤外線吸収膜(36)によって吸収できるため、より感度の向上につながる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の赤外線センサ装置において、回路基板(20)のうちメンブレン(33)と対向する部位には、赤外線を反射する赤外線反射膜(80)が設けられていることを特徴としている。
上述したように、赤外線は、基板(31)の裏面(31b)側から表面(31a)側へわずかながら透過してくるが、本発明によれば、そのようなメンブレン(33)を透過してくる赤外線を、赤外線反射膜(80)により、再び赤外線吸収膜(36)およびメンブレン(33)側へ反射させることができることから、赤外線吸収膜(36)の赤外線エネルギーの吸収効率が向上するため、好ましい。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の赤外線センサ装置を製造する方法であって、基板(31)の裏面(31b)側に凹部(38)を形成することにより基板(31)の表面(31a)側にメンブレン(33)を形成した後、基板(31)の裏面(31b)側にてメンブレン(33)に赤外線吸収膜(36)をインクジェット法により形成することを特徴としている。
基板(31)の裏面(31b)側において凹部(38)の底部であるメンブレン(33)に対しては、基板(31)の裏面(31b)が凹凸形状であるため、通常のリフトオフ法やスクリーン印刷法により赤外線吸収膜(36)を形成することは難しい。それに対して、本製造方法のように、インクジェット法ならば、赤外線吸収膜(36)を容易に形成することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る赤外線センサ装置100の全体概略断面構成を示す図であり、図2は、この図1に示される赤外線センサ装置100における赤外線センサ素子30および回路基板20の上面図である。
また、図3は、本実施形態の赤外線センサ装置100における赤外線センサ素子30の概略平面構成を示す図であり、図4は、図3中のA−A断面に沿った赤外線センサ素子30の模式的断面図である。
なお、図3中のハッチングは、各部の識別を容易にするために施したもので断面を示すものではなく、また、図3と図4とでは、各膜の厚さや配線の寸法等は多少、違えて示してある。
図1に示される赤外線センサ装置100において、ステム10は、金属板を切削加工やプレス加工する等により形成されたものである。このステム10の一面上には、プリント基板やセラミック基板等からなる回路基板20が、シリコーン系接着剤等からなる接着材13を介して搭載され固定されている。
この回路基板20の一面上には、赤外線検出用の赤外線センサ素子30が搭載されている。回路基板20は、この赤外線センサ素子30からの検出信号を信号処理する等の役割を担うものであり、たとえば、シリコンチップにトランジスタなどの素子を半導体プロセスにより形成した回路チップである。
この赤外線センサ素子30は、複数の熱電対の起電力を利用したサーモパイル型の赤外線センサ素子であり、基板31を本体として形成されている。
ここで、図1(図4)において、赤外線センサ素子30の基板31の下面(図4では上面)が当該基板31の表面31aであり、基板31の上面(図4では下面)が当該基板31の裏面31bである。
次に、主として図3、図4を参照して、本赤外線センサ装置100における赤外線センサ素子30の構成等について述べることとする。
この図3に示されるように、赤外線センサ素子30は、基板31としてシリコン等の半導体基板を採用することができる。より具体的には、基板31としては、本例では、主面の面方位が(100)面や(110)面であるシリコン基板(シリコンチップ、本例では矩形板状)31を採用している。
このシリコン基板31においては、その表面31a側に、各種配線や膜等を積層してセンシングに必要な素子部を形成するとともに、シリコン基板31の裏面31b側からウェットエッチングを行い凹部38を形成してなる。
それにより、シリコン基板31の表面31a側には、薄肉部としてのメンブレン33が形成されている。そして、シリコン基板31におけるメンブレン33の周辺部は、メンブレン33よりも厚い厚肉部となっている。なお、図3では、凹部38の外形は一点鎖線にて示してある。
図4に示されるように、このシリコン基板31の表面31a上の空洞部38上を含むほぼ全域には、CVD法、スパッタ法、蒸着法等により成膜されたシリコン窒化膜やシリコン酸化膜等よりなる絶縁薄膜32が形成されている。
つまり、凹部38以外のシリコン基板31の部分は厚肉部(例えば厚さ400μm程度)であり、シリコン基板31の表面31a上のうち凹部38の上に位置する絶縁薄膜32の部分は、薄肉部(例えば厚さ2μm程度)、つまり、上記メンブレン33として構成されている。
この絶縁薄膜32の上には、メンブレン33の中央部からメンブレン33外側のシリコン基板31の厚肉部に渡って、CVD法等にて成膜されたポリシリコンよりなるポリシリコン配線(図3中、斜線ハッチングにて図示)34とスパッタ法や蒸着法等により形成されたアルミニウムよりなるアルミ配線35とが、それぞれ複数本、放射状に形成されている。
なお、図4では、省略されているが、実際には、ポリシリコン配線34の上およびポリシリコン配線34が形成されていない絶縁薄膜32の上にSiO2等よりなる層間絶縁膜が形成されている。
そして、アルミ配線35は、この図示しない層間絶縁膜の上に形成されるとともに、この層間絶縁膜に形成された開口部(コンタクトホール)を介して各ポリシリコン配線34の端部間を接続している。
それにより、複数本のポリシリコン配線34およびアルミ配線35は直列に接続されて赤外線センサ素子の熱電対34、35を構成している。本例では、図3に示されるように、この熱電対34、35は、複数回折り返された折り返し形状を有している。
そして、この熱電対34、35における複数個の折り返し部34a、34bの各々が、両配線34、35の接合部となっており、この異種材料同士の接合部にてゼーベック効果によって起電力が発生するようになっている。
また、熱電対34、35の両端部のアルミ配線35には、図3に示されるように、外部とボンディングワイヤなどにより電気的に接続するための両アルミパッド35a、35bが導通されている。
そして、メンブレン33上に位置する折り返し部34aが温接点部、メンブレン33の外側のシリコン基板31の厚肉部に位置する折り返し部34bが冷接点部となり、両接点部34a、34bの温度差に基づく熱電対34、35の電圧が、上記両アルミパッド35aと35bとの間に出力されるようになっている。
つまり、隣接して直列接続されたポリシリコン配線34およびアルミ配線35の2本が、1個の熱電対として構成され、各熱電対34、35において、温接点部34aがメンブレン33上に形成され、冷接点部34bがシリコン基板31上におけるメンブレン33の外側(厚肉部)に形成されている。
本例では、このような熱電対34、35が複数個直列接続されて、出力すなわち電圧信号の増大が図られている。このように、熱電対34、35は、本赤外線センサ素子30における検出用電極34、35として構成されている。
また、本実施形態独自の構成として、図1〜図4に示されるように、赤外線センサ素子30においては、赤外線吸収膜36が、シリコン基板31の裏面31b側においてメンブレン33に設けられている。
従来では、赤外線吸収膜は、検出用電極34、35が設けられているシリコン基板31の表面31a側に設けられていたが、本実施形態では、それとは逆に、シリコン基板31の裏面31b側に、赤外線吸収膜36を設けている。
ここでは、赤外線吸収膜36は、メンブレン33の外周端部から離間してメンブレン33の内側に位置している。なお、図3においては、赤外線吸収膜36の外形は破線にて示してある。
この赤外線吸収膜36は、赤外線を吸収して温接点部の温度を効率よく上昇させるためのものである。本実施形態では、検出用電極34、35とは反対側のシリコン基板31の裏面31bに、赤外線吸収膜36が設けられているが、メンブレン33の作用により赤外線吸収膜36からの熱は、基板31の表面31a側へ十分に伝達される。
このような赤外線吸収膜36は、たとえば、ポリエステル樹脂にカーボン(C)を含有させたものを、後述するインクジェット法やリフトオフ法やスクリーン印刷法などにより塗布して焼き固めたものである。
このような構成を有する赤外線センサ素子30においては、熱容量の小さいメンブレン33上に位置する温接点部34aは、熱容量の大きい厚肉部上に位置する冷接点部34bよりも熱引き性が小さい。つまり、シリコン基板31の厚肉部がヒートシンクの役目を果たしている。
そのため、人体などの被測定物から赤外線が照射され、シリコン基板31の表面31a側にてこの赤外線を受光すると、赤外線吸収膜36に赤外線が吸収され、温度上昇が起こる。その結果、赤外線吸収膜36に覆われた折り返し部(温接点部)34aの温度が上昇する。
シリコン基板31の厚肉部上に位置する折り返し部(冷接点部)34bは、シリコン基板31がヒートシンクとなるため、温度上昇はほとんど起きない。結果として、温接点部34aの方が冷接点部34bよりも高温となり、両接点部間に温度差が生じるため、ゼーベック効果により起電力が発生する。
そして、両接点部34a、34bの温度差に応じた複数本の熱電対34、35の電圧の総和Vout(サーモパイル出力、センサ出力)が、両アルミパッド(センサ出力端子)35aと35bから出力されることで、赤外線の検出が可能となっている。このように検出用電極である熱電対34、35からの電圧信号により、本赤外線センサ素子30における赤外線検出が可能になっている。
上記した赤外線センサ素子30は、最終的にチップ単位に分断されて上記シリコン基板31となるシリコンウェハに対して、周知の半導体製造技術を施すことにより製造することができる。
まず、CVD法、スパッタ法、蒸着法等の成膜技術、フォトリソグラフ法等によるパターニング技術を用いて、上記シリコンウェハ表面の各チップ形成領域に、絶縁薄膜膜32、熱電対34、35、各パッド等を形成する。
その後、シリコンウェハ裏面側からウェットエッチング、たとえばKOH(水酸化カリウム)などを用いた異方性エッチングを行うことにより、凹部38を形成しメンブレン33を形成する。
その後、シリコンウェハの裏面側から上記したインクジェット法やリフトオフ法やスクリーン印刷法などにより赤外線吸収膜36を形成し、ダイシングカット等を行って、上記シリコンウェハをチップ単位に分断する。それにより、上記図3、図4に示されるような赤外線センサ素子30が複数個できあがる。
ここにおいて、赤外線吸収膜36の塗布においては、インクジェット法を採用することが好ましい。たとえば、赤外線吸収膜36の原料として上記したポリエステル樹脂にカーボン(C)を含有させたものを溶剤に混合し、この溶液を用いてインクジェット法による塗布を行い、これを焼き固める。
つまり、本実施形態では、赤外線センサ素子30の製造において、シリコン基板31の裏面31b側に凹部38を形成することによりシリコン基板31の表面31a側にメンブレン33を形成した後、シリコン基板31の裏面31b側にてメンブレン33に赤外線吸収膜36をインクジェット法により形成することが好ましい。
そして、図1、図2に示されるように、このような赤外線センサ素子30は、シリコン基板31の表面31a側を回路基板20に対向させた状態でバンプ40を介して回路基板20と電気的に接続されている。ここで、バンプ40は、はんだや金などの通常のバンプ材料を採用することができる。
そして、バンプ40は、図3に示される赤外線センサ素子30における両アルミパッド35a、35bと電気的に接続されるとともに、それ以外のシリコン基板31の表面31aにおいても赤外線センサ素子30が回路基板20上にて傾かないような位置に、設けられている。
ここでは、図2にて破線で示されるように、4個のバンプ40がシリコン基板31の四隅に設けられている。それによって、赤外線センサ素子30は、回路基板20上にて、4個のバンプ40によって4点支持されるため、傾かないで水平に配置されるようになっている。
また、図1に示されるように、ステム10には、厚さ方向に貫通する貫通穴に挿入されたリードピン11が形成されており、当該貫通穴においてリードピン11とステム10との間は、ハーメチックガラス12によってシールされている。
そして、ステム10の上面側において、回路基板20の電極21(図2参照)とリードピン11との間は、金やアルミ等からなるボンディングワイヤ50により結線され電気的に接続されている。また、リードピン11は、ステム10の下面側において外部と電気的に接続されるようになっている。
これによって赤外線センサ素子30からの電圧信号は、回路基板20にて増幅や調整等の処理に供された後、リードピン11から外部に出力可能となっている。
また、図1に示されるように、ステム10の一面上には、金属、樹脂、セラミック等からなるキャップ60が設けられている。このキャップ60のうち赤外線センサ素子30のメンブレン33と対向する部位には、開口部61が形成されている。
そして、この開口部61は、選択的に赤外線を透過させる赤外線透過フィルタ70により閉塞されている。この赤外線透過フィルタ70はシリコンやゲルマニウムなどの赤外線に対して透明な単結晶体もしくはセラミックスからなる。
このようなキャップ60は、溶接や接着等によりステム10に固定され、キャップ60の内部は、赤外線を吸収しない窒素や不活性ガスが封入されたものとなっている。そして、このキャップ60によって、回路基板20、赤外線センサ素子30が気密に封止されている。
このような赤外線センサ装置100においては、赤外線透過フィルタ70を透過してキャップ60内に入射してくる赤外線を、赤外線センサ素子30に受光させるようになっている。
そして、受光された赤外線のエネルギーは赤外線センサ素子30によって、上記したように電圧信号に変換され、この電圧信号は回路基板20にて信号処理されてリードピン11から外部へ出力される。
また、この赤外線センサ装置100は、たとえば、次のようにして製造することができる。リードピン11を備えるステム10を用意し、このステム10に回路基板20を接着する。
また、上述した製法により製造された赤外線センサ素子30にバンプ40を設けたモノを用意し、これを回路基板20の一面上に搭載し、バンプ40を介して赤外線センサ素子30と回路基板0とを接続する。
なお、赤外線センサ素子30における赤外線吸収膜36の形成は、回路基板20への接続後に行ってもよい。つまり、赤外線吸収膜36だけが形成されていない状態の赤外線センサ素子30を、シリコン基板31の裏面31b側を上にして回路基板20上にバンプ接続した後、インクジェット法により、シリコン基板31の凹部38内に赤外線吸収膜36を形成する。
こうして、バンプ40を介して赤外線センサ素子30と回路基板20とを接続した後、ワイヤボンディングを行って、回路基板20とリードピン11との間をボンディングワイヤ50により結線する。そして、窒素雰囲気中にてキャップ60をステム10に溶接する。このようにして、上記赤外線センサ装置100が完成する。
ところで、本実施形態によれば、基板31の裏面31b側に凹部38を形成することにより基板31の表面31a側に薄肉部としてのメンブレン33を形成するとともに、基板31の表面31a側に検出用電極34、35を有し、メンブレン33には赤外線を受光することにより赤外線のエネルギーを吸収する赤外線吸収膜36を有する赤外線センサ素子30と、この赤外線センサ素子30を搭載する回路基板20と、を備える赤外線センサ装置において、基板31は、その表面31a側を回路基板20に対向させた状態でバンプ40を介して回路基板20と電気的に接続されており、赤外線吸収膜36は、基板31の裏面31b側においてメンブレン33に設けられていることを特徴とする赤外線センサ装置100が提供される。
それによれば、検出用電極34、35のある基板31の表面31a側にて、赤外線センサ素子30と回路基板20とをバンプ40を介して接合するようにしているため、そもそも基板31の裏面31b側の凹部38が密閉空間となることはなく、また、赤外線センサ素子30と回路基板20とをワイヤボンディング接続する必要もない。
そのため、従来必要とされていたワイヤボンディング用のスペースが不要となり、その分、小型化が図れる。具体的には、上記図9に示したようなワイヤボンディングに必要な距離Dを確保しなくてもよくなる。そのため、本実施形態の赤外線センサ装置100では、図2にて破線で示されるような従来の回路基板のサイズに比べて、回路基板20を小型化することができる。
また、当該バンプ40間の隙間により、赤外線センサ素子30と回路基板20間の接合部においては、密閉空間は形成されない。つまり、本実施形態によれば、簡単に、小型且つ非密閉構造が実現できる。
ただし、従来のように検出用電極のある基板の表面側に赤外線吸収膜を設けると、赤外線吸収膜に赤外線が直接当たらないため、赤外線エネルギーの吸収度合が大幅に低減し、感度の低下につながる。
その点についても、本実施形態では、赤外線吸収膜36を基板31の裏面31b側においてメンブレン33に設けており、それによって、赤外線吸収膜36に直接赤外線が当たるため、良好な感度を維持することができる。
よって、本実施形態によれば、メンブレンに赤外線吸収膜を設けてなる赤外線センサ素子を、回路基板上に搭載してなる赤外線センサ装置において、容易且つ適切に小型化が図れる構成を実現することができる。
また、本実施形態によれば、赤外線センサ装置100を製造する方法であって、基板31の裏面31b側に凹部38を形成することにより基板31の表面31a側にメンブレン33を形成した後、基板31の裏面31b側にてメンブレン33に赤外線吸収膜36をインクジェット法により形成することを特徴とする赤外線センサ装置の製造方法を提供することができる。
基板31の裏面31b側において凹部38の底部であるメンブレン33に対しては、基板31の裏面31bが凹凸形状であるため、通常のリフトオフ法やスクリーン印刷法により赤外線吸収膜36を形成することは難しい。それに対して、本製造方法のように、インクジェット法ならば、このような凹凸面に対しても赤外線吸収膜36を容易に形成することができる。
さらに、インクジェット方式を用いることにより、赤外線吸収膜36の表面粗さを粗くすることができる。インクジェット方式は微細な範囲で厚さを変えることが可能だからである。
具体的には、図5に示されるように、赤外線吸収膜36の表面を平面でなく凹凸形状とすることが可能となる。赤外線吸収膜36の表面は、表面粗さが小さいほど、すなわち鏡面に近いほど(図5(a)参照)、赤外線の反射率が大きくなってしまい、感度を低下させる要因となる。
しかながら、インクジェット方式を用いれば、赤外線吸収膜36の表面に任意の凹凸(図5(b)、(c)参照)を容易に作成することが可能であり、赤外線の反射を低減させることができる。それにより、感度を向上させることができるため、インクジェット法を使用することは有効である。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係る赤外線センサ装置の要部の概略断面構成を示す図であり、回路基板20および赤外線センサ素子30の概略断面図である。上記実施形態との相違点を中心に述べる。
図6に示されるように、本実施形態の赤外線センサ装置においては、赤外線吸収膜36は、シリコン基板31の裏面31bだけでなく表面31a側においてもメンブレン33に設けられている。
このシリコン基板31の表面31a側の赤外線吸収膜36は、従来の赤外線センサ素子におけるものと同様であり、その形成方法としては、インクジェット法やリフトオフ法やスクリーン印刷法などにより塗布して焼き固めるようにすればよい。
この図6に示されるような構成の場合、上記した第1実施形態と同様に、赤外線吸収膜36を基板31の裏面31b側においてメンブレン33に設けることによって、この裏面31b側の赤外線吸収膜36に直接赤外線が当たるため、良好な感度を維持することができる。
ここにおいて、赤外線は、シリコン基板31の裏面31b側からメンブレン33を透過して表面31a側へわずかながら透過してくるが、本実施形態によれば、そのようなメンブレン33を透過してくる赤外線のエネルギーも、シリコン基板31の表面31a側に設けた赤外線吸収膜36によって吸収できるため、より感度の向上につながる。
そして、本実施形態においても、メンブレンに赤外線吸収膜を設けてなる赤外線センサ素子を、回路基板上に搭載してなる赤外線センサ装置において、容易且つ適切に小型化が図れる構成を実現することができることは、上記実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態に係る赤外線センサ装置の要部の概略断面構成を示す図であり、回路基板20および赤外線センサ素子30の概略断面図である。
図7に示されるように、本実施形態の赤外線センサ装置においても、上記図6に示されるものと同様に、赤外線吸収膜36は、シリコン基板31の裏面31bだけでなく表面31a側においてもメンブレン33に設けられている。そして、このことによる作用効果は、上記第2実施形態と同様である。
さらに、本実施形態の赤外線センサ装置では、回路基板20のうちメンブレン33と対向する部位に、赤外線を反射する赤外線反射膜80が設けられている。この赤外線反射膜80は、金等の反射率の高い材料をスパッタやCVDなどの成膜方法を用いて形成することができる。
上述したように、赤外線は、シリコン基板31の裏面31b側からメンブレン33を透過して表面31a側へわずかながら透過してくるが、本実施形態によれば、そのようなメンブレン33を透過してくる赤外線を、赤外線反射膜80により、再び赤外線吸収膜36およびメンブレン33側へ反射させることができる。このことから、赤外線吸収膜36の赤外線エネルギーの吸収効率が向上するため、好ましい。
そして、本実施形態においても、メンブレンに赤外線吸収膜を設けてなる赤外線センサ素子を、回路基板上に搭載してなる赤外線センサ装置において、容易且つ適切に小型化が図れる構成を実現することができることは、上記実施形態と同様である。
(他の実施形態)
なお、赤外線センサ素子としては、上記実施形態にしめしたようなサーモパイル型の赤外線センサ素子に限定されるものではなく、基板裏面をエッチングすることによりメンブレンを形成し赤外線吸収膜を形成する構造であれば、どのような赤外線センサ素子であってもよい。たとえば、抵抗を検出するボロメータ型のものであってもよい。
また、赤外線センサ素子を構成する基板としては、上記したシリコン基板に限定されるものではなく、広く半導体基板や、それ以外のたとえばセラミック基板などを採用してもよい。
要するに、本発明は、基板の裏面側に凹部を形成することにより基板の表面側にメンブレンを形成するとともに、基板の表面側に検出用電極を有し、メンブレンには赤外線吸収膜を有する赤外線センサ素子と、この赤外線センサ素子を搭載する回路基板と、を備える赤外線センサ装置において、基板は、その表面側を回路基板に対向させた状態でバンプを介して回路基板と電気的に接続されており、赤外線吸収膜は、基板の裏面側においてメンブレンに設けられていることを主たる特徴とするものであり、それ以外の部分については適宜設計変更が可能である。
本発明の第1実施形態に係る赤外線センサ装置の全体概略断面図である。 図1に示される赤外線センサ装置における赤外線センサ素子および回路基板の上面図である。 図1に示される赤外線センサ装置における赤外線センサ素子の概略平面図である。 図3中のA−A断面に沿った赤外線センサ素子の模式的断面図である。 赤外線吸収膜における種々の表面形状を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る赤外線センサ装置の要部の概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る赤外線センサ装置の要部の概略断面図である。 従来の赤外線センサ装置の全体概略断面図である。 図8に示される赤外線センサ装置における赤外線センサ素子および回路基板の上面図である。
符号の説明
20…回路基板、30…赤外線センサ素子、
31…基板としてのシリコン基板、31a…基板の表面、31b…基板の裏面、
33…メンブレン、34…検出用電極としての熱電対であるポリシリコン配線、
35…検出用電極としての熱電対であるアルミ配線、36…赤外線吸収膜、
38…凹部、40…バンプ、80…赤外線反射膜。

Claims (4)

  1. 基板(31)の裏面(31b)側に凹部(38)を形成することにより前記基板(31)の表面(31a)側に薄肉部としてのメンブレン(33)を形成するとともに、前記基板(31)の表面(31a)側に検出用電極(34、35)を有し、前記メンブレン(33)には赤外線を受光することにより赤外線のエネルギーを吸収する赤外線吸収膜(36)を有する赤外線センサ素子(30)と、
    この赤外線センサ素子(30)を搭載する回路基板(20)と、を備える赤外線センサ装置において、
    前記基板(31)は、その表面(31a)側を前記回路基板(20)に対向させた状態でバンプ(40)を介して前記回路基板(20)と電気的に接続されており、
    前記赤外線吸収膜(36)は、前記基板(31)の裏面(31b)側において前記メンブレン(33)に設けられていることを特徴とする赤外線センサ装置。
  2. 前記赤外線吸収膜(36)は、前記基板(31)の表面(31a)側においても前記メンブレン(33)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の赤外線センサ装置。
  3. 前記回路基板(20)のうち前記メンブレン(33)と対向する部位には、赤外線を反射する赤外線反射膜(80)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の赤外線センサ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の赤外線センサ装置を製造する方法であって、
    前記基板(31)の裏面(31b)側に前記凹部(38)を形成することにより前記基板(31)の表面(31a)側に前記メンブレン(33)を形成した後、前記基板(31)の裏面(31b)側にて前記メンブレン(33)に前記赤外線吸収膜(36)をインクジェット法により形成することを特徴とする赤外線センサ装置の製造方法。
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