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JP2006044546A - ワイパブレード - Google Patents

ワイパブレード Download PDF

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JP2006044546A
JP2006044546A JP2004230556A JP2004230556A JP2006044546A JP 2006044546 A JP2006044546 A JP 2006044546A JP 2004230556 A JP2004230556 A JP 2004230556A JP 2004230556 A JP2004230556 A JP 2004230556A JP 2006044546 A JP2006044546 A JP 2006044546A
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rubber
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wiper
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Takeshi Yoda
健 依田
Katsuya Kamiyama
勝也 神山
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/32Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
    • B60S1/40Connections between blades and arms
    • B60S1/42Connections between blades and arms resilient

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

【課題】 ワイパブレードの捻り剛性を高めて、その払拭性を向上させることである。
【解決手段】 ワイパブレード18はブレードラバー21とブレードラバー21を保持するラバーホルダ22とを有しており、ラバーホルダ22はフロントウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在に形成されている。一方、ワイパブレード18には3つの補強部材42〜44をヒンジ部45〜47により長手方向に互いに回動自在に連結して形成される補強部材組立体41が設けられており、各補強部材42〜44を断面コの字形状に形成することにより補強部材組立体41の捻り剛性は十分に高くされている。ラバーホルダ22は補強部材組立体41に連結されており、これによりワイパブレード18の捻り剛性が高められてワイパブレード18の払拭性が高められる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードに関し、特に、ブレードラバーを保持する保持部材がウインドガラスに垂直な方向に弾性変形することによりワイパアームの押え力をブレードラバー全体に分布させるものに関する。
乗用車やバス、トラックなどの車両にはフロントウインドガラスやリアウインドガラスに付着した雨、雪、虫、前車の飛沫等を拭き取って運転者の視界を確保するためにワイパブレードが設けられている。このようなワイパブレードはウインドガラスに接触するゴム製のブレードラバーとブレードラバーを保持する保持部材とを有しており、保持部材に設けられる連結部において車両のワイパアームの先端に取り付けられる。ワイパアームがワイパモータにより駆動されるとワイパブレードはウインドガラスの下端の下反転位置とガラス面上の上反転位置との間を揺動し、これによりガラス面が払拭される。
良好な払拭性能を発揮させるためにはワイパアームから加えられる押え力をブレードラバーの長手方向全体に分布させる必要がある。そのため、たとえば特許文献1に記載されるワイパブレードでは、ウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在の平棒材により保持部材を形成し、ワイパアームから加えられる押え力を保持部材の弾性力によりブレードラバーの長手方向に分散させるようにしている。また、平棒材に複数のジョイント部を設けて保持部材をウインドガラスに垂直な方向に屈曲自在に形成し、各ジョイント部に設けたゴムクッションにより保持部材をウインドガラス側に向けて屈曲する方向に付勢することにより、保持部材をウインドガラスの曲率に適合させて払拭性をさらに高めるようにしている。
特表2002−532336号公報
しかしながら、このようなワイパブレードではブレードラバーを保持する保持部材は平板状の平棒材などのようにウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在に形成されるので、その捻り剛性は低くなる。そのため、ワイパブレードが払拭動作を開始してブレードラバーに払拭抵抗が加わると、特に先端側において保持部材が大きく捻れを生じ、これによりワイパブレードの払拭性が低下することになる。
また、保持部材をジョイント部において屈曲する構造とした場合には、ジョイント部の直下におけるブレードラバーの分布圧の調整が困難であり、ジョイント部に対応する部分におけるワイパブレードの払拭性が低下することになる。
本発明の目的は、ワイパブレードの捻り剛性を高めて、その払拭性を向上させることにある。
本発明のワイパブレードは、ワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードであって、前記ウインドガラスに接触するブレードラバーと、前記ウインドガラスに垂直な面内で弾性変形自在に形成され、前記ブレードラバーを保持する保持部材と、長手方向に並ぶとともに互いに前記ウインドガラスに垂直な面内で回動自在に連結される複数の補強部材を備え、前記補強部材と前記保持部材とを相対変位自在に連結する補強部材組立体とを有することを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記補強部材組立体を前記ウインドガラスに向けて閉じる方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記付勢手段は隣り合う前記補強部材を連結する連結部分に設けられるねじりコイルばねであることを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記補強部材組立体を前記保持部材に長手方向に移動自在に連結したことを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、前記補強部材を前記ウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、ブレードラバーを保持する保持部材を補強部材組立体に連結してブレードラバーに加わる払拭抵抗を保持部材に加えて補強部材組立体によっても支持するようにしたので、捻り剛性を高めてワイパブレードの払拭性を向上させることができる。
また、本発明によれば、補強部材をウインドガラスに向けて付勢する付勢手段が設けられているので、これらの付勢手段の付勢力を調整することにより、ブレードラバーの分布圧を最適化することができる。
さらに、本発明によれば、ワイパアームの押え力は保持部材の弾性変形により均一に分布されるので、補強部材組立体の連結部分におけるブレードラバーの追従性を高めてこのワイパブレードの払拭性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるワイパブレードを備えたワイパ装置の概略を示す説明図であり、車両11にはフロントウインドガラス12に付着した雨や前車の飛沫等を拭き取って運転者の視界を確保するためにワイパ装置13が設けられている。
ワイパ装置13は運転席側と助手席側の2本のワイパアーム14を備えており、各ワイパアーム14はその基端部においてワイパ軸15に固定されて車両11に揺動自在に支持されている。各ワイパ軸15はリンク機構16を介してワイパモータ17に連結されており、ワイパモータ17が作動するとワイパアーム14は所定の範囲で揺動する。
ワイパアーム14の先端にはそれぞれワイパブレード18が取り付けられており、これらのワイパブレード18はワイパアーム14から押え力を加えられた状態でフロントウインドガラス12に弾圧的に接触している。そして、ワイパモータ17が作動してワイパアーム14が揺動すると、各ワイパブレード18はフロントウインドガラス12上の払拭範囲12aを揺動してフロントウインドガラス12を払拭する。
図2は図1に示すワイパブレードの詳細を示す正面図であり、図3は図2におけるA−A線に沿う断面図である。
図2に示すように、このワイパブレード18はフロントウインドガラス12に接触するブレードラバー21とブレードラバー21を保持する保持部材としてのラバーホルダ22とを有しており、自然状態つまりフロントウインドガラス12から離れた状態ではフロントウインドガラス12に向けて閉じる方向に湾曲している。ラバーホルダ22の長手方向のほぼ中間部には連結ブロック23が設けられ、この連結ブロック23にはピン部材24によりクリップ25が回動自在に支持されている。このクリップ25はワイパアーム14の先端に係合され、これによりワイパブレード18はワイパアーム14に取り付けられている。
ブレードラバー21は天然ゴムやクロロプレンゴムもしくはそれぞれの材質の長所を合わせ持つように天然ゴムとクロロプレンゴムとを配合した材料により長手方向に一様な断面の棒状に形成されており、図3に示すように、ヘッド部26とフロントウインドガラス12に直接接触するリップ部27およびヘッド部26とリップ部27とを連結するネック部28とを有している。ネック部28はヘッド部26やリップ部27に対して払拭方向の幅が狭く形成され、これによりリップ部27はヘッド部26に対して払拭方向に傾動自在となっている。また、ヘッド部26の両側面に形成された装着溝26aにはそれぞれ板ばね部材31(バーティブラ)が装着され、これによりヘッド部26には所定の剛性が与えられている。さらに、ヘッド部26の両側面にはそれぞれ装着溝26aよりリップ部27側に位置して2本の保持溝26bが形成されている。
一方、ラバーホルダ22はブランク加工により所定の形状に形成された鋼板等の板材をプレス機械を用いて曲げ加工して形成されており、天壁部34と一対の側壁部35とを有する断面コの字形状に形成されている。
天壁部34は長さ寸法がブレードラバー21とほぼ同じであるとともに幅寸法がブレードラバー21より広い平板状に形成され、ブレードラバー21の背面つまりヘッド部26のネック部28が形成される面とは反対側に面に対向するように配置されている。また、天壁部34はその長手方向のほぼ中間部において前述の連結ブロック23に固定されており、これによりワイパアーム14の押え力は連結ブロック23を介して天壁部34に加えられる。側壁部35は天壁部34の払拭方向側の両側部に設けられ、それぞれ板材を曲げ加工することにより天壁部34に対して垂直に折れ曲がって形成されている。図2に示すように、各側壁部35にはフロントウインドガラス12側に開口するとともに天壁部34まで延びるスリット36が長手方向に所定の間隔を空けて複数形成されており、これによりラバーホルダ22はフロントウインドガラス12に垂直な面内で弾性変形自在となっている。
図3に示すように、各側壁部35にはそれぞれ保持爪37が設けられており、これらの保持爪37はブレードラバー21の保持溝26bに係合している。また、各側壁部35には保持爪37の長手方向の両側に隣接して支持部38が設けられており、ブレードラバー21のヘッド部26の上面側はこれらの支持部38により支持されている。このように、ブレードラバー21はヘッド部26が保持爪37と支持部38とにより支持された状態でラバーホルダ22に保持されている。
図2に示すように、このワイパブレード18には連結ブロック23の両側に位置して補強部材組立体41が設けられている。これらの補強部材組立体41は連結ブロック23を挟んで対称である以外は同様の構造となっているので、以下には一方の補強部材組立体41についてのみ説明する。
図4は図2に示す補強部材組立体の詳細を示す斜視図であり、図5は図4に示す補強部材の連結部分の詳細を示す上面図である。また、図6(a),(b)はそれぞれ図5に示す連結部の詳細を示す正面図である。
図4に示すように、補強部材組立体41はラバーホルダ22に沿って長手方向に並ぶ3つの補強部材42,43,44を備えている。各補強部材42〜44は鋼板を曲げ加工することにより断面コの字形状に形成されており、フロントウインドガラス12に垂直な方向の曲げや捻りに対して十分に高い剛性を有している。
補強部材42は連結部分としてのヒンジ部45により連結ブロック23に連結されており、これにより補強部材42はヒンジ部45のヒンジ軸45aを中心として連結ブロック23に対してフロントウインドガラス12に垂直な方向に回動自在となっている。また、補強部材42は連結部分としてのヒンジ部46により補強部材43に連結されており、これにより補強部材42,43はヒンジ部46のヒンジ軸46aを中心として互いにフロントウインドガラス12に垂直な面内で回動自在となっている。さらに、補強部材43は連結部分としてのヒンジ部47により補強部材44に連結されており、これにより補強部材43,44はヒンジ部47のヒンジ軸47aを中心として互いにフロントウインドガラス12に垂直な面内で回動自在となっている。このように、補強部材組立体41は剛性が高い補強部材42〜44をヒンジ部45〜47を介して連結することによりその捻り剛性がラバーホルダ22に対して高く形成されるとともに、各ヒンジ部45〜47においてフロントウインドガラス12に垂直な面内で屈曲自在となっている。
図5に示すように、隣り合う補強部材42,43を連結する連結部分としてのヒンジ部46には付勢手段としてのねじりコイルばね48が設けられている。このねじりコイルばね48はヒンジ軸46aに装着されており、補強部材42,43をフロントウインドガラス12に向けて付勢している。同様に、ヒンジ部45のヒンジ軸45aやヒンジ部47のヒンジ軸47aにもそれぞれねじりコイルばね48が装着されており、補強部材42〜44はフロントウインドガラス12に向けて付勢されている。このような構造により、補強部材組立体41はねじりコイルばね48のばね力によりフロントウインドガラス12に向けて閉じる方向に付勢されている。
図6(a)に示すように、ラバーホルダ22の天壁部34には補強部材組立体41のヒンジ部46に隣接するように一対の連結部51が設けられている。これらの連結部51にはそれぞれワイパブレード18の長手方向に向けて伸びる係合長孔51aが設けられており、この係合長孔51aにはヒンジ部46のヒンジ軸46aが係合長孔51aの軸方向に移動自在に係合している。
また、図6(b)に示すように、ラバーホルダ22の先端部には補強部材組立体41に向けて一対の連結部52が突出して形成され、これらの連結部52にはそれぞれワイパブレード18の長手方向に向けて伸びる係合長孔52aが設けられている。一方、図4から解るように、補強部材44の先端は一対の連結脚部53を備えたT字形状に形成されており、補強部材44はこれらの連結脚部53において連結部52の係合長孔52aに軸方向に移動自在に係合している。このように、補強部材組立体41はヒンジ軸46aと連結脚部53とによりラバーホルダ22に対して長手方向に移動自在に連結され、これにより補強部材42〜44とラバーホルダ22とは相対変位自在に連結されている。したがって、ワイパブレード18がフロントウインドガラス12に垂直な方向に弾性変形する際には、ヒンジ軸46aと連結脚部53は、各連結部51,52に対して軸方向に相対移動し、これにより補強部材組立体41によりラバーホルダ22の弾性変形が規制されることがない。
図7(a)〜(c)は、図2に示すワイパブレードがフロントウインドガラスに接する際の形状の変化を示す説明図である。
図7(a)に示すように、このワイパブレード18は自然状態ではフロントウインドガラス12の最も湾曲が強い部分よりもさらに強く湾曲しており、図7(b)に示すように、ブレードラバー21がフロントウインドガラス12の湾曲の弱い部分に接触してワイパアーム14からの押え力が連結ブロック23に加えられたときには、フロントウインドガラス12の曲率に合わせてラバーホルダ22が弾性変形して、ワイパブレード18はブレードラバー21の長手方向全体がフロントウインドガラス12に接するように変形する。また、補強部材組立体41は各ヒンジ部45〜47においてフロントウインドガラス12に対して開く方向に曲げられて、フロントウインドガラス12に向けて閉じる方向の弾性力を発生する。これにより、ワイパアーム14からの押え力はラバーホルダ22と補強部材組立体41によりブレードラバー21に分散して加えられ、ブレードラバー21はフロントウインドガラス12に対して所定の分布圧特性を有して接触する。
また、図7(c)に示すように、このワイパブレード18が下反転位置となって、その先端が湾曲の強い部分に達したときであっても、ラバーホルダ22と補強部材組立体41とによりその先端部はフロントウインドガラス12に沿って湾曲するように付勢され、ワイパブレード18はフロントウインドガラス12に追従する。
このようなワイパブレード18では、ワイパモータ17が作動してワイパアーム14が揺動すると、ブレードラバー21はフロントウインドガラス12上を払拭動作し、このときブレードラバー21にはガラス面から払拭抵抗が加えられる。この払拭抵抗はブレードラバー21を保持するラバーホルダ22により支持されるが、このワイパブレード18ではラバーホルダ22には補強部材組立体41が連結されているので、その払拭抵抗は捻り剛性の高い補強部材組立体41によって支持されることになる。したがって、払拭抵抗によりラバーホルダ22に捻り方向の荷重が加えられても、その荷重は捻り剛性の高い補強部材組立体41によって支持されることになり、このワイパブレード18の捻り剛性を高めることができる。
このように、このワイパブレード18では、ラバーホルダ22に補強部材組立体41を連結するようにしたので、ワイパブレード18の捻り剛性を高めることができる。したがって、ブレードラバー21のリップ部27を適正な払拭角度でガラス面に接触させてこのワイパブレード18の払拭性を向上させることができる。
また、このワイパブレード18では、補強部材組立体41を介してブレードラバー21に加えられる押え力はラバーホルダ22によりブレードラバー21の長手方向に均一に分散されるので、補強部材組立体41がヒンジ部45〜47を有する構造であっても、このワイパブレード18の払拭性が低下することがない。さらに、ブレードラバー21の分布圧はラバーホルダ22の弾性変形により均一に分布されるので、補強部材組立体41のヒンジ部直下におけるブレードラバーの追従性を高めてこのワイパブレードの払拭性を高めることができる。
さらに、このワイパブレード18では、補強部材組立体41には補強部材42〜44をフロントウインドガラス12に向けて付勢するねじりコイルばね48が設けられているので、これらのねじりコイルばね48の付勢力を調整することにより、ブレードラバー21の分布圧を最適化することができる。
図8は、図2に示すワイパブレードの変形例を示す斜視図であり、図9は図8におけるA−A線に沿う断面図である。なお、図8、図9においては前述した部材に対応する部材には同一の符号が付されている。
図2に示すワイパブレード18では、補強部材組立体41を構成する補強部材42〜44はそれぞれフロントウインドガラス12に垂直な方向の曲げや捻りに対して十分に高い剛性を有するように形成されていたが、図8に示すワイパブレード61では、補強部材組立体62を構成する4つの補強部材63〜66はそれぞれ鋼板により断面コの字形状に形成されるとともに、その両側壁63a〜66aには、それぞれ長手方向に並べて2つのスリット67が設けられ、これらのスリット67の部分において補強部材63〜66はフロントウインドガラス12に垂直な方向に弾性変形自在とされている。また、各スリット67を形成するために切り欠かれた部分は側壁63a〜66aに対して反対側に折り曲げられて保持爪68を形成しており、図9に示すように、ブレードラバー21はこれらの保持爪68に係合して各補強部材63〜66に保持されている。
各補強部材63〜66は、図2に示す補強部材42〜44と同様に、連結部分としてのヒンジ部71〜74により互いにフロントウインドガラス12に垂直な方向に回動自在に連結されるとともにねじりコイルばね48によりフロントウインドガラス12に向けて付勢されている。
つまり、このワイパブレード61では、補強部材63〜66はブレードラバー21を保持するとともにフロントウインドガラス12に垂直な方向に弾性変形自在に形成されて保持部材としての機能を有しており、また、互いにヒンジ部71〜74を介して連結されることによりフロントウインドガラス12に向けて屈曲自在となる補強部材組立体62としての機能を有している。
このように、このワイパブレード61に設けられる補強部材組立体62は、図2に示すワイパブレード18における保持部材であるラバーホルダ22と補強部材組立体41の両方の機能を備えている。したがって、図2に示すワイパブレード18と同様に、このワイパブレード18の捻り剛性は高められ、これによりブレードラバー21のリップ部27を適正な払拭角度でガラス面に接触させてこのワイパブレード61の払拭性を向上させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、ラバーホルダ22は所定の形状に形成された板材を曲げ加工して断面コの字状に形成されているが、これに限らず、平板状の板材で形成するなど、フロントウインドガラス12に垂直な方向に弾性変形自在であればよい。
また、前記実施の形態においては、タンデム式のワイパ装置13におけるワイパブレード18に本発明が適用されているが、これに限らず、対向払拭式等、他の形式のワイパ装置に用いられるワイパブレードに適用してもよい。
さらに、前記実施の形態においては、補強部材42〜44は鋼板を断面コの字形状に折り曲げて形成されているが、これに限らず、ブレードラバー21に生じる払拭抵抗に対して十分に抗することができる程度の曲げ剛性や捻り剛性を備えたものであれば、たとえば棒状の部材や中空状の部材などであってもよい。
さらに、前記実施の形態においては、付勢手段としてねじりコイルばね48を用いているが、これに限らず、補強部材組立体41をウインドガラス12に向けて付勢することができるものであれば、たとえばへの字形状に折り曲げられた板ばねを用いるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態であるワイパブレードを備えたワイパ装置の概略を示す説明図である。 図1に示すワイパブレードの詳細を示す正面図である。 図2におけるA−A線に沿う断面図である。 図2に示す補強部材組立体の詳細を示す斜視図である。 図4に示す補強部材の連結部の詳細を示す上面図である。 (a),(b)はそれぞれ図5に示す連結部分の詳細を示す正面図である。 (a)〜(c)は、図2に示すワイパブレードがフロントウインドガラスに接する際の形状の変化を示す説明図である。 図2に示すワイパブレードの変形例を示す斜視図である。 図8におけるA−A線に沿う断面図である。
符号の説明
11 車両
12 フロントウインドガラス
12a 払拭範囲
13 ワイパ装置
14 ワイパアーム
15 ワイパ軸
16 リンク機構
17 ワイパモータ
18 ワイパブレード
21 ブレードラバー
22 ラバーホルダ
23 連結ブロック
24 ピン部材
25 クリップ
26 ヘッド部
26a 装着溝
26b 保持溝
27 リップ部
28 ネック部
31 板ばね部材
34 天壁部
35 側壁部
36 スリット
37 保持爪
38 支持部
41 補強部材組立体
42〜44 補強部材
45〜47 ヒンジ部
45a〜47a ヒンジ軸
48 ねじりコイルばね
51,52 連結部
51a,52a 係合長孔
53 連結脚部
61 ワイパブレード
62 補強部材組立体
63〜66 補強部材
63a〜66a 側壁
67 スリット
68 保持爪
71〜74 ヒンジ部

Claims (5)

  1. ワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードであって、
    前記ウインドガラスに接触するブレードラバーと、
    前記ウインドガラスに垂直な面内で弾性変形自在に形成され、前記ブレードラバーを保持する保持部材と、
    長手方向に並ぶとともに互いに前記ウインドガラスに垂直な面内で回動自在に連結される複数の補強部材を備え、前記補強部材と前記保持部材とを相対変位自在に連結する補強部材組立体とを有することを特徴とするワイパブレード。
  2. 請求項1記載のワイパブレードにおいて、前記補強部材組立体を前記ウインドガラスに向けて閉じる方向に付勢する付勢手段を有することを特徴とするワイパブレード。
  3. 請求項2記載のワイパブレードにおいて、前記付勢手段は隣り合う前記補強部材を連結する連結部分に設けられるねじりコイルばねであることを特徴とするワイパブレード。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記補強部材組立体を前記保持部材に長手方向に移動自在に連結したことを特徴とするワイパブレード。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパブレードにおいて、前記補強部材を前記ウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在に形成したことを特徴とするワイパブレード。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100918979B1 (ko) * 2009-01-21 2009-09-25 정현찬 변전 멀티 블레이드를 갖는 와이퍼

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