JP2006041386A - 搬送方法、搬送装置、露光装置及び吸着状態検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送対象物体を吸着保持手段に吸着保持させ、吸着保持手段を移動させることにより物体を搬送する搬送方法において、吸着保持手段に吸着保持された物体に対する吸着力の強さを検出し、検出された吸着力の強さに基づいて吸着保持手段の移動速度を制御する。例えば、検出された吸着力の強さを所定の基準値と比較し、吸着力の強さが基準値より小さい場合には吸着保持手段を所定の低速度で移動させ、吸着力の強さが基準値より大きい場合には吸着保持手段を所定の高速度で移動させる。搬送対象物が実際に吸着保持されている状態の吸着力の強さに応じて搬送速度を制御しているため、その吸着保持状態において最適な、すなわち最速な搬送速度を設定することができ、物体の搬送時間を短縮することができる。
【選択図】 図5
Description
このような搬送系において、搬送アーム上にレチクル又はウエハが存在するか、あるいは適切に吸着されているかという有無確認あるいは吸着確認は、従来の通常の露光装置においては、真空系の真空圧センサにより真空レベル(真空度)を測定し、これを所定の閾値と比較することにより判断している。この比較及び判断の処理は、ハードウエアにより行なわれる場合、あるいはA/D変換後にソフトウエアにより行なわれる場合等があるが、通常、固定閾値と比較することにより判断がなされている場合が多い。
そこで、例えば、搬送対象の基板の重量を検出し、この重量に応じて真空吸着力等の基板保持力や、搬送加速度等の搬送特性を制御し、より短時間で基板を搬送する方法等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、例えば前述した特許文献1に参照の方法においては、収容部に収容されている段階でレチクル等の重量を検出し、それに基づいて真空吸着力や搬送加速度等の搬送条件を設定しており、搬送状況等に応じた最適な搬送速度の制御、すなわち最速な搬送速度の制御を行なっているとは言い難い。
また、搬送対象物の搬送手段への吸着保持状態を検出する方法として前述したような真空圧センサを用いる場合、真空圧センサの固体誤差の影響を受ける場合があり、高精度に真空吸着状態を検出することが難しい場合がある。すなわち、搬送対象物の搬送手段による吸着保持状態を適切に検出することが難しい場合がある。このことは、搬送状況に応じた最適な搬送速度で搬送することを困難にする要因とも考えられる。
また、本発明の他の目的は、レチクルあるいはウエハ等の搬送を行なう際に、搬送系における吸着保持状態に応じて適切にその搬送速度を制御し、もってレチクルあるいはウエハ等を短時間で高速にステージに搬送する、すなわち交換することができる露光装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、真空圧センサの固体誤差の影響を受けることなく搬送対象物の搬送手段への吸着保持状態を適切に検出することのできる吸着状態検出方法を提供することにある。
好適には、前記検出された吸着力の強さを所定の基準値と比較し、前記吸着力の強さが前記基準値より小さい場合には前記吸着保持手段を所定の第1の速度で移動させ、前記吸着力の強さが前記基準値より大きい場合には前記吸着保持手段を前記第1の速度より高速な所定の第2の速度で移動させる(請求項2)。
このような速度制御をすることにより、搬送対象の物体の吸着保持状態に何らかの不具合が生じたと予測される場合において、より安全性高く物体を搬送することができる。
このように基準値を決定することにより、センサの固体誤差を吸収して正確に吸着力を検出することが可能となり、適切な搬送速度の制御が可能となる。
また、レチクルあるいはウエハ等の搬送を行なう際に、搬送系における吸着保持状態に応じて適切にその搬送速度を制御し、もってレチクルあるいはウエハ等を短時間で高速にステージに搬送する、すなわち交換することができる露光装置を提供することができる。
また、真空圧センサの固体誤差の影響を受けることなく搬送対象物の搬送手段への吸着保持状態を適切に検出することのできる吸着状態検出方法を提供することができる。
本実施形態においては、図1に示すような、レチクルに形成されたパターンの像を投影光学系を介してウエハ上に投影し転写する露光装置本体200、及び、露光装置本体200へのレチクルの投入に用いられるレチクルローディング装置100を具備する露光装置1を例示して本発明を説明する。
なお、露光装置本体200は、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置である。
また、以下の説明においては、図1に示すようなXYZ直交座標系を参照して各部材の位置関係等について説明する。
光源10は、主制御系42からの制御信号に基づいて、ほぼ均一の照度を有する露光光ELを出射する。露光光ELの光軸はZ軸方向に対して平行に設定されている。露光光ELとしては、例えばg線(波長436nm)、i線(波長365nm)、KrFエキシマレーザ光(波長248nm)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)あるいはF2 レーザ光(波長157nm)等が用いられる。
照明光学系12は、露光光ELの光軸をX軸方向に対して平行な方向に折り曲げる反射板14、露光光ELの照度の均一や通過する光量を制御しての整形等をする光学系16、及び露光光ELの光軸をZ軸方向に対して平行な方向に折り曲げる反射板18等を有する。なお、照明光学系12を通過する光量は主制御系42によって制御される。
照明光学系12から出射された露光光ELは、レチクルステージ22に保持されたレチクルRを照射する。
レチクルRは、本発明に係るレチクルローディング装置100により、露光処理に使用するレチクルが順次レチクルステージ22に載置される。
レチクルローディング装置100の構成及び動作については、後に詳細に説明する。
投影光学系28は複数のレンズ等の光学素子を有し、その光学素子の硝材としては露光光ELの波長に応じて石英、蛍石等の光学材料から選択される。
ウエハステージ30上のウエハホルダ31の上面の一端にはL字型の移動鏡36が取り付けられ、移動鏡36の鏡面に対向した位置に、ステージのX座標、Y座標及び回転角を検出するレーザ干渉計38が配置されている。検出されたこれらの情報は、ステージ駆動系40を介して主制御系42へ出力される。主制御系42は、供給された位置情報をモニターしつつステージ駆動系40を介して、ウエハステージ30の位置決め動作を制御する。
なお、図1には示していないが、レチクルステージ22にもウエハステージ30に設けられた移動鏡及びレーザ干渉計と同様のものが設けられており、レチクルステージ22のXYZ位置等の情報が主制御系42に入力される。
まず、レチクルローディング装置100全体構成について図2及び図3を参照して説明する。
図2は、そのレチクルローディング装置100の全体の構成を模式的に示す図であり、図3は旋回アーム部140の構成を示す図である。
PPDアーム124は、ゴミ検出装置122のゴミ検査位置までレチクルを保持し移動する手段である。
レチクルをレチクルステージ22に供給する場合、プリアライメント2ステーション128には、RLロボット114により、供給対象のレチクルがバッファ120又はゴミ検出装置122(PPDアーム124)から搬送され載置される。プリアライメント2部126は、載置されたレチクルを高精度に位置決めした後に、これを旋回アーム部140に受け渡す。
旋回アーム部140は、図3に示すように、2つのレチクル搬送アーム部141及び142、レチクル搬送アーム141及び142を鉛直方向(図3中のZ方向)に移動させるLZ機構145、及びレチクル搬送アーム141及び142を水平面内で回転移動(図3中のθ方向)させるLθ機構146を有する。
レチクル搬送アーム141は、2本のアーム143−1及び143−2(以下、単にアーム143と称する場合もある)及びアーム143に設けられている4箇所のレチクル吸着部144−1〜144−4(以下、単にレチクル吸着部144と称する場合もある)を有する。
4箇所のレチクル吸着部144−1〜144−4のうちの3箇所は、図示しない真空吸着機構によりレチクル接触面に真空吸引力が作用するようになっており、これにより、接触したレチクルを真空吸着するようになっている。
また、Lθ機構146は、レチクル搬送アーム部141及び142を水平面内で回転させるアクチュエータである。
使用対象のレチクルは、ポッド110に収容されて露光装置1に搬送され、レチクルローディング装置100のインデクサ112上に設置される。インデクサ112に設置されたポッド110は、その下部が開放され、収容されていたレチクルがインデクサ112内に移動される。
アライメントの終了したレチクルは、旋回アーム部140により受け取られ、搬送されて、ローディングポジションに移動されたレチクルステージ22に載置され、露光装置本体200における露光処理に供される。この際の旋回アーム部140によるレチクルの搬送は、本発明に係る搬送方法により高速に行なわれ、その結果、露光装置本体200における露光処理が効率よく行なわれることとなる。この本発明に係る搬送方法によるレチクルの搬送動作については、後に詳細に説明する。
プリアライメント2ステーション128に載置された使用の終了したレチクルは、RLロボット114に受け取られるのに適した所定の精度でアライメントが行なわれた後、RLロボット114により受け取られる。
その際の吸着力の判定は、レチクル吸着部144に真空吸引力を作用させる真空吸着機構内に設けられた真空センサにより、その真空圧を検出することにより行なう。レチクルローディング装置100においては、真空センサの出力値をA/D変換してディジタル信号として取り込み、予め設定された所定の閾値とソフトウエア内で比較することにより、レチクルの有無及び吸着レベルを判定する。そして、その判定結果に基づいて、すなわちレチクルの吸着度合いに応じてレチクルの搬送速度を変えて、迅速かつ適切にレチクルの搬送を行なう。
レチクル吸着部144は、前述したように真空吸引力が作用しているので、レチクルをレチクル吸着部144が適切に保持した場合(十分な吸着力で吸着された場合)にはこの真空吸着系の真空圧は上昇し、仮にレチクルがずれる等してレチクル吸着部144が適切にレチクルを保持できない場合(弱い吸着力で吸着されている場合)には、真空圧は上昇しないこととなる。従って、この真空圧の状態を検出すれば、レチクル吸着部144にレチクルがしっかりと吸着されているか否かを検出することができる。
また、仮に吸着を開始してから十分な時間が経過した、あるいはアーム部41の十分な距離の移動があったにも関わらず、レチクル吸着部144に対する真空吸着機構の真空圧が上昇しない場合には、レチクルが適切に吸着保持していないものと判定して、移動の停止や低速移動等の処理を行なう。
なお、その際、基準のレベルとしては、レチクル無し状態での真空センサの出力値を基準レベルとするのが有効である。具体的には、レチクルステージ22等の搬送目的地にレチクルがないことを確認し、その時の真空センサ出力をレチクル無し時の基準レベルとして設定する。このようにしておけば、真空センサ自体の個体差や、気圧等の周囲環境の影響によるセンサ出力の変化を吸収することが可能となる。
なお、この基準レベルの設定は、頻繁に行なって最新状態にしておく(更新する)ことも有効である。
ここでは、露光装置本体200に投入するレチクルは、既にプリアライメント2ステーション128に載置され、プリアライメント2ステーション128に吸着保持され、プリアライメントも終了しているものとし、このレチクルをレチクルステージ22に搬送する動作について説明する。また、旋回アーム部140においては、レチクルを保持していないアーム143が、プリアライメント2ステーション128の上方位置に待機しているものとする。
次に、レチクルステージ22がローディングポジションに移動していることを確認する(動作S2)。
次に、プリアライメント2ステーション128及びレチクルステージ22において、その時点で載置されているレチクルに対して作動されている真空吸着作用をOFF(無効)にする(動作S3)。
そして、LZ機構145が作動して、旋回アーム部140のレチクル搬送アーム部141エスケープ位置(ESC位置)からダウン位置(DOWN位置)に下す(動作S4)。この時、レチクル搬送アーム部141のアーム143は開いているため、レチクル吸着部144がレチクルに接触することなく、レチクル搬送アーム部141はレチクルの下側まで移動する。
次に、プリアライメント2ステーション128及びレチクルステージ22に対する真空吸着作用がOFF(無効)になっていることを確認する(動作S6)。
次に、旋回アーム部140のアーム143のレチクル吸着部144に対する真空吸着(VAC)作用をON(有効)にする(動作S7)。この時点では、レチクル吸着部144には何も接触していないので、これによりレチクル吸着部144は空吸い状態となる。
この時のアーム143の動作について、図5を参照して説明する。
まず、図5(B)に示すように、アーム143は、空吸いの状態でダウン位置(DOWN位置)から、所定の加速度a1で加速した後所定の低速度v1で徐々に上昇する。
アーム143がレチクルの接触高さに達すると、レチクルはアーム143のレチクル吸着部144に吸着される。その結果、レチクルはレチクル搬送アーム部141に保持され、プリアライメント2ステーション128から持ち上げられてアーム143の上昇とともに上昇する。また、これにより、図5(A)に示すように、レチクルがレチクル吸着部144に吸着されることにより、真空センサにより検出される真空圧も上昇する。
このような状態で、真空センサにより検出されるレチクル吸着部144の真空吸着機構の真空圧が、レチクル吸着が適切に行なわれたことを示す所定のレベル(吸着ONレベル)に達すると、アーム143は、所定の加速度a2で加速した後、所定の高速な移動速度(上昇速度)v2で最終点(UP位置)まで移動する。
レチクルがレチクル吸着部144に適切に接触できなかった場合、レチクル吸着部144に対する真空吸引機構の真空圧は、図6(A)に示すように、いつまでたっても吸着ONレベルに達しない。そこで、所定の基準位置(アーム143の移動位置)を吸着ONチェック位置(VACONCHK)として設定しておき、アーム143がこの位置を通過した時点で未だ真空センサ出力が吸着ONレベルに達していない時は、真空吸着が適切に行なわれていないものと判断する。そして、例えば図6(B)に示すように、アーム143の移動(上昇)を停止する等の処理を行なう。
次に、レチクルステージ22の位置が、ローディング位置に適切に配置されているか否かをチェックする(動作S10)。
この時のレチクル搬送アーム部141の動作について、図7を参照して説明する。
まず、図7(B)に示すように、アーム143は、最上位置(UP位置)から所定の加速度a1で加速して相対的に高速な所定の速度v2で下降され、レチクルがレチクルステージ22へ接触する直前の位置(VACOFF位置)で一旦停止される。そしてこの時に(停止の直前あるいはほぼ同時に)、図7(A)に示すように、レチクル吸着部144に対する真空吸着作用を無効(OFF)にする。
吸着OFFが確認されたら、アーム143を所定の加速度a1で加速して相対的に低速度な所定の速度v1でゆっくりとDOWN位置に下降させる。
これにより、アーム143に保持されていたレチクルは、レチクルステージ22上に載置され、アーム143から分離される。
図8(B)に示すように、アーム143を下降させて所定位置(VACOFF高さ)で一旦停止し、真空吸着作用をOFFにしたとしても、図8(A)に示すように、チェック位置において(VACOFFCHK)真空センサの出力が高真空レベルを維持し続けて吸着OFFレベルに達しないような場合、真空吸着の解放が適切に行なわれていないものと判断する。そして、例えば図8(B)に示すように、アーム143の移動(下降)を停止する等の処理を行なう。
真空吸着状態が持続する、すなわちレチクルをリリースできないことは、何らかの不具合が生じていることが予測されるため、このように移動を停止することにより、さらなる障害の拡大を防ぐことができる。
次に、LZ機構145の作動によりアーム143をダウン位置からESC位置に移動させる(動作S14)。
そして、レチクルステージ22及びプリアライメント2ステーション128の真空吸着機能が有効(ON)となっていることを確認し(動作S15)、一連の搬送動作を終了する。
そして、その結果、所望のデバイスを効率よく製造することができる。
例えば、前述した実施形態においては、レチクル搬送アーム部141及び142の上下移動について搬送速度を制御する例を示したが、Lθ機構146による回転方向についても同様に速度制御を行なうことができる。
例えば、図9に示すように、真空センサの出力値を監視して、真空圧状態が所定のレベル(吸着ONレベル)以上の場合には、所定の高速度で移動するように設定している場合に対して、例えば図10に示すように、搬送途中において突如真空圧が所定のレベル(吸着ONレベル)より低下した場合には、図10(B)に示すように、搬送速度を減速し、低速度で目標位置まで移動するようにしてもよい。
その場合、一度吸着レベルが低下すると、レチクルがずれている可能性があるため、仮に吸着レベルが上昇したとしても、再加速は行なわないようにしてもよい。
なお、これらの場合には、吸着異常の検出タイミング等によっては、加速中に減速処理が発生し、いわゆる三角駆動になる可能性がある。そのような状態を避けるために、加速及び減速の切り換え時には、一定速度期間を設けるように制御してもよい。
なお、図9〜図11は、Lθ機構146による回転方向に対して搬送速度の制御を行なった例を示す図である。
100…レチクルローディング装置
110…ポッド
112…インデクサ
114…RLロボット
116…プリアライメント1ステーション
118…バーコードリーダ
120…バッファ
122…ゴミ検出装置
124…PPDアーム
126…プリアライメント2部
128…プリアライメント2ステーション
130…プリアライメント2照明系
132…プリアライメント2撮像系
140…旋回アーム部
141,142…レチクル搬送アーム部
143…アーム
144…レチクル吸着部
145…LZ機構
146…Lθ機構
200…露光装置本体
10…光源
12…照明光学系
14…反射板
16…光学系
18…反射板
22…レチクルステージ
28…投影光学系
30…ウエハステージ
31…ウエハホルダ
32…Zステージ
33…XYステージ
36…移動鏡
38…レーザ干渉計
40…ステージ駆動系
42…主制御系
46…アライメント信号処理系
48…ウエハ搬送装置
Claims (8)
- 搬送対象の物体を吸着保持手段に吸着保持させ、当該吸着保持手段を移動させることにより前記物体を搬送する搬送方法において、
前記吸着保持手段に吸着保持された前記物体に対する吸着力の強さを検出し、
前記検出された吸着力の強さに基づいて、前記吸着保持手段の移動速度を制御する
ことを特徴とする搬送方法。 - 前記検出された吸着力の強さを所定の基準値と比較し、前記吸着力の強さが前記基準値より小さい場合には前記吸着保持手段を所定の第1の速度で移動させ、前記吸着力の強さが前記基準値より大きい場合には前記吸着保持手段を前記第1の速度より高速な所定の第2の速度で移動させることを特徴とする請求項1に記載の搬送方法。
- 前記検出された吸着力の強さが前記基準値より大きい状態から前記基準値より小さい状態に移行した場合には、その後当該吸着力が前記基準値より大きい状態に戻ったとしても、前記吸着保持手段の移動速度を前記第2の速度にまで早くしないことを特徴とする請求項2に記載の搬送方法。
- 前記基準値は、前記吸着保持手段が前記物体を吸着保持していない時に、前記吸着力の強さを検出するセンサからの出力値を検出し、前記検出された出力値と、所定の吸着力に対して規定される前記センサの出力値とに基づいて決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の搬送方法。
- 搬送対象の物体を吸着保持する吸着保持手段と、
前記吸着保持手段を移動させることにより当該吸着保持手段に吸着保持された前記物体を搬送する搬送手段と、
前記吸着保持手段に吸着保持された前記物体に対する吸着力の強さを検出する吸着力検出手段と、
前記検出された吸着力の強さに基づいて、前記吸着保持手段の移動速度を制御する移動速度制御手段と、
を有することを特徴とする搬送装置。 - マスクに形成されたパターンの像を、投影光学系を介して物体に転写する露光装置であって、前記マスク及び前記物体の少なくとも何れか一方をステージに搬送する搬送装置として、請求項5に記載の搬送装置を有することを特徴とする露光装置。
- 任意の被吸着体を吸着する吸着装置における前記被吸着体の吸着状態を検出する方法であって、
前記吸着装置による前記被吸着体の吸着力を検出するセンサからの前記吸着装置が吸着を行なっていない時の出力値を検出し、
前記検出された出力値と、所定の吸着力に対して規定される前記センサの出力値とに基づいて、前記吸着状態を検出するための基準値を決定し、
前記吸着装置により前記被吸着体が吸着された時に前記センサから出力される出力値と、前記決定された基準値とを比較し、前記被吸着体の吸着状態を検出する
ことを特徴とする吸着状態検出方法。 - 前記吸着装置は真空吸着装置であり、前記基準値は、前記吸着装置が大気開放されている時の前記センサからの出力値と、前記所定の吸着力に対して規定される前記センサの出力値とに基づいて決定することを特徴とする請求項7に記載の吸着状態検出方法。
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