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JP2005530740A - 識別可能な活性ゾーンを有している身体手入れ用製品 - Google Patents

識別可能な活性ゾーンを有している身体手入れ用製品 Download PDF

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JP2005530740A JP2003587346A JP2003587346A JP2005530740A JP 2005530740 A JP2005530740 A JP 2005530740A JP 2003587346 A JP2003587346 A JP 2003587346A JP 2003587346 A JP2003587346 A JP 2003587346A JP 2005530740 A JP2005530740 A JP 2005530740A
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Abstract

活性ゾーンと隣接の不活性ゾーンと双方のゾーン間の境界面とを有している使い捨ての一回使用型身体手入れ用製品が開示されている。有益物質が活性ゾーンに離脱自在に結合されている。担体溶媒及び場合によっては可視インジケーターが活性ゾーンに結合されている。1つの実施態様では、有益物質と担体溶媒と指示染料とを組合せて製品に縞模様に塗布する。縞は隣接の不活性ゾーンに実質的に滲出せず製品の使用中に消滅し、この消滅は有益物質がユーザーの皮膚または毛髪に転移したことを標示する。

Description

本発明は、使い捨ての一回使用型身体洗浄製品、より特定的には識別可能な活性ゾーンを有している製品に関する。
身体洗浄製品は伝統的に、固形セッケン、クリーム、ローション及びジェルのような様々な形態で商品化されている。これらの配合物については消費者に容認されるように多くの基準を満たす努力が続けられてきた。これらの基準としては、洗浄効果、皮膚感触、皮膚に対する無刺激性、泡量などがある。理想的な身体洗浄剤は、皮膚または毛髪を穏やかに洗浄し、炎症を起こすことが殆どないか全くないだけでなく、頻繁な使用後に皮膚または毛髪を過度に乾燥させてはならない。また、ユーザーの利便性を改善するために身体洗浄製品が水不溶性基質に組合せて提供されている。
活性ゾーンの識別可能性及び種々の基質に結合した活性物質の消耗を表すために色のような可視インジケーターが使用されている。1982年1月19日付けでD.Fennらに許諾された米国特許第4,311,479号(発明の名称:Method of Indicating the Presence of an Impregnant in a Substrate)は、含浸剤の活性が継続していることを可視的に立証する手段としてクロス中の含浸剤例えば抗菌組成物の存在を検出する方法を開示している。含浸クロスのいくつかの部分を抗菌組成物に優先的に結合する指示染料で染色しておき、抗菌組成物が消耗したときに染料がクロスから消滅するようになっている。
1987年7月1日付けでA.Fellowsに許諾された米国特許第4,678,704号(発明の名称:Impregnated Substrate Incorporating An Indicator Dye)は、活性カチオン性含浸剤に結合された含浸布材料を開示している。アニオン性指示染料が別のカチオン性成分と共に布材料に塗布されており、染料は布よりも第二のカチオン性成分により容易に結合する。第二のカチオン性成分は染料との結合に関して含浸剤と競合する。拭取りクロスの場合、染料はインジケーターとして作用し、該染料の消滅が使用に伴う活性成分の消耗を標示する。
1991年1月29日付けでRoweらに許諾された米国特許第4,987,632号(発明の名称:Wiping Article)は、実質的に乾いた感触の拭取り用製品を開示している。この製品は、水の存在下で汚れた表面の清浄化に使用するのに適しており、洗浄活性化合物を含浸し水分障壁によってサンドイッチされた吸水性基質を有している。水分障壁は製品の表面に図案パターン、装飾模様またはロゴの形態に塗布されている。洗浄活性材料または水分障壁は水溶性の染料または色素及び香料を含むことができ、これらの消滅が材料の消耗を知らせる。
1977年12月に公開されたSchickdenzのドイツ特許公開DT2625176Aは、線の形状などのパターンで活性洗剤をクロスに分布させ、この活性洗剤パターンが疎水性物質または境界ストリップによってクロスの非処理領域から分離されている拭取りクロスを開示している。1986年7月22日付けでDeaconらに許諾された米国特許第4,601,938号は、皮膚トリートメント組成物のような液体組成物を特定領域に含浸させた湿潤拭取り用製品を開示している。液体の移動は循環模様の液体反撥障壁によって阻止される。しかしながら、Roweら、SchickdenzまたはDeaconらのいずれにも、液体障壁または水分障壁を全く使用しないとき製品中の活性成分が隣接ゾーンに移動または滲出することを阻止する担体溶媒の効果に関しては全く開示または示唆されていない。
1994年3月15日付けでR.Finleyに許諾された米国特許第5,293,648号(発明の名称:Tag For Visually Indicating Loss Of A Protective Agent)は、繊維性製品上の化学処理剤が有効であることを表示する所定の初期色を布片に与えるために少なくとも1つの染料で染色した布から製造された指示タグを開示している。染料は、化学処理剤の有効性を破壊する試薬によって容易に分解される色原体を有している。指示タグがこのような試薬に接触すると、指示タグは所定の初期色から別の色に変色し、これによって繊維性製品上の保護用化学処理剤の有効性が消滅したことを標示する。
2001年8月2日に公開されたPCT出願WO01/54661は、治療有益成分を含む2層型洗浄用製品を開示している。治療有益成分は特定された濃度及び分布パターン(図6及び7)で製品の1つの層に隣接して配置され、製品の残りの部分からはリザーバシールによって隔離されている。しかしながら、リザーバシールが使用されていない場合の、製品における、隣接ゾーンへの治療薬の滲出に対する担体溶媒の効果については開示または示唆されていない。
2001年5月15日付けでGarveyらに許諾された米国特許第6,231,719号は、製品中の隣合う縞が異なる濃度で皮膚湿潤剤を含んでいる、皮膚湿潤用配合物を縞模様にコーティングしたティッシュ製品を開示している。皮膚湿潤用配合物は室温で固体であり、高温のティッシュ製品に液体メルトとしてコーティングする。その後、皮膚湿潤用配合物がティッシュの表面で凝固する。
意外にも、皮膚または毛髪をトリートメントするために非洗剤性活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤またはそれらの混合物から選択された1種または複数の有益物質を含有しており、更に製品を水で湿らせたときに上記有益物質を活性ゾーンからユーザーに容易に転移させるために十分なレベルであるが製品の境界面で拭取り用製品中の隣接不活性ゾーンへの(1種または複数の)有益物質の滲出が生じるレベルよりも低い臨界範囲の担体溶媒を含有する活性ゾーンパターンを含む拭取り用製品を製造し得ることが知見された。
本発明の拭取りシートの特徴は、拭取り用製品の境界面を通って隣接の不活性ゾーンに拡散する担体溶媒の有効拡散速度が、境界面に隣接の拡散速度、言い換えると、活性ゾーン内部の拡散速度に実質的に等しいことである。これは、活性ゾーンを不活性ゾーンから分離する液体障壁または水分障壁を有している従来技術の拭取り用製品と対照的である。本発明の別の特徴は、有益物質を含有しているコーティング組成物が、乾燥または余剰担体溶媒の除去を行う前には室温で流動可能なことである。コーティング組成物は30℃よりも低い融点を有しているのが有利である。場合によっては、活性ゾーンが(1種類または複数の)有益物質に会合した可視インジケーターを含有してもよく、この場合、インジケーターの消滅または変化は、有益物質がユーザーに転移したことを表す。
本発明の拭取りシートの別の実施態様では、(1)水性媒体中のビタミンCのように特定の溶媒混合物中で不安定であったり、または、(2)サリチル酸と界面活性剤との混合物などのような混合物中の別の成分と相溶性でなかったりする特定の活性材料を有益物質として使用し得る。これらの物質は場合に応じて、特定の活性材料を分解させない担体溶媒と共に拭取り用製品に個別にコーティングされるか、または担体溶媒及び別の成分との相溶性ブレンドとしてコーティングされ得る。この場合、活性材料を溶媒和するかまたは分散させるために十分な量の担体溶媒が使用されることにより、製品を水で湿潤させたときに材料が速やかに離脱し、ユーザーの皮膚または毛髪に転移するであろう。
コーティング組成物が室温で液体であり、コーティングプロセス中に加熱が不要であるという事実を利用して、本発明の製品中に熱不安定な有益物質を含有させるという利点がある。本発明の拭取り用製品の隣り合う活性ゾーンと不活性ゾーンとの間の滲出抵抗性は、後述するような動的活性ゾーン消耗パーセンテージ(Dynamic Active Zone Depletion percentage)として簡便に表すことができる。
第一の観点によれば、本発明は、
(a)活性ゾーンと活性ゾーンに隣接の不活性ゾーンと双方のゾーン間の境界面とを有している水不溶性基質と、
(b)30℃以下の融点を有しているコーティング組成物と、
(c)水不溶性基質内部で有効拡散速度を有している担体溶媒と、
を含み、上記コーティング組成物が、皮膚もしくは毛髪をトリートメントするための活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤またはそれらの混合物から選択された少なくとも1種類の有益物質を含有し、該コーティング組成物は活性ゾーンに離脱自在に結合されており、上記担体溶媒は水、水混和性化合物、油、油溶性化合物またはそれらの混合物から選択され、コーティング組成物が担体溶媒中に溶解、分散または乳化しており、
(d)境界面を通過する担体溶媒の有効拡散速度が境界面に隣接の担体溶媒の拡散速度に実質的に等しいことを特徴とする使い捨ての一回使用型身体手入れ用製品に関する。
別の観点によれば、本発明は、
(a)活性剤、コンディショニング剤または美感向上剤から選択された少なくとも1種類の有益物質を含む組成物を調製する段階と、
(b)段階(a)で得られた組成物に起泡性界面活性剤、担体溶媒及び可視インジケーターを任意の順序で添加する段階と、
(c)コーティング、噴霧、跳掛け、浸漬、スロットダイコーティングまたはステンシルコーティングから選択された方法を使用し、段階(b)で調製した組成物を1つのパターンで親水性基質に塗布する段階と
(d)製品中の含水量を基質に基づいて約5−50重量%の濃度範囲に任意の順序で調整する段階と、
を含み、可視インジケーターを含有している親水性基質がパターン化領域に、基質に基づいて20重量%未満の起泡性界面活性剤を含有している使い捨ての一回使用型身体手入れ用製品の製造方法に関する。
また別の観点によれば、本発明は、
(a)1.活性ゾーンと活性ゾーンに隣接の不活性ゾーンとを有している水不溶性基質と、
2.皮膚または毛髪をトリートメントするための活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤またはそれらの混合物から選択された有益物質を離脱自在に含有している活性ゾーンと、
3.外観が、色の主波長、色彩もしくは明暗の濃度または表面反射率から選択され、製品を水に接触させたときに上記外観が変化して、有益物質がユーザーの皮膚または毛髪に転移したことを標示する、活性ゾーンに識別可能な前記外観を与えるために十分な量で活性ゾーンの有益物質に接触している少なくとも1つの水溶性または水分散性の可視インジケーターとから成る、製品を準備する段階と、
(b)製品を水で湿潤させる段階と、
(c)製品を皮膚または毛髪に塗布し、有益物質を約0.01μg/cm−約20μg/cmのレベルで皮膚または毛髪に付着させる段階と、
を含む、皮膚または毛髪に有益物質を付着させる方法に関する。
添付図面を参照しながら本発明を単なる例として以下に説明する。
定義
活性ゾーンのコーティング重量対活性ゾーンの基質重量の比
Figure 2005530740
全クロスのコーティング対全クロスの基質の比
Figure 2005530740
活性ゾーン
クロスのパターン化領域全体に均一に分散した有益物質を含有している製品のパターン化領域。
不活性ゾーン
活性ゾーンに隣接しており、活性ゾーンに比較して低い濃度の有益物質を含有するか好ましくは有益物質を全く含有しない製品のパターン化領域。
識別可能な外観
本文中に使用した識別可能な外観という用語は、色彩、明暗及び反射率の測定などについて例えばASTM及びCIEの標準試験法E308−01、E903−96などに記載されているような平均的な照明条件下で平均的な観測者が認識できる外観であると定義される。
有効拡散速度
コーティングプロセス中及びコーティングプロセス後の水不溶性基質内部のコーティング組成物の拡散速度。
次に図面を参照すると、同類の数字は同類の要素を表す。図1において、洗浄用製品10は、幅153mm及び長さ190mmの水不溶性基質または布12から作製されている。布12は、縁端の縞14と、交互に並んだ縞16及び18とを含み、縞16は有益物質と担体溶媒と有色指示染料と場合によっては起泡性界面活性剤との組合せを含み、縞18は縞16よりも低い濃度の有益物質もしくは有色指示染料を含むか、好ましくは有益物質もしくは有色指示染料を全く含まない身体手入れ用組成物を含む。この実施態様で、縞14は幅15mmであり、縞16は幅11mmであり、縞18は幅17mmである。図2において、洗浄用製品20は、幅153mm及び長さ190mmの水不溶性基質または布22から作製されている。布22は、縁端の縞24と、交互に並んだ縞26及び28とを含み、縞26は有益物質と担体溶媒と有色指示染料と場合によっては起泡性界面活性剤との組合せを含み、縞28は有益物質もしくは有色指示染料を含まない身体手入れ用組成物を含む。この実施態様で、縞24は幅10mmであり、縞26及び縞28の双方は幅7mmである。
図3では、本発明の別の実施態様の基質に活性ゾーン42及び不活性ゾーン44のそれぞれの縞模様パターンを付着させるためにスロットコーティングダイA及びBが使用される。活性ゾーン42は長さ(L)19.05cm(7.5インチ)及び幅(w1)3.81cm(1.5インチ)である。不活性ゾーン44は長さ(L)19.05cm(7.5インチ)及び幅(w2)2.54cm(1.0インチ)である。次に図4を参照すると、洗浄用製品40は、活性ゾーン42と不活性ゾーン44とを含む水不溶性基質または布46から作製されている。全ての活性ゾーン42が、有益物質と担体溶媒と有色指示染料と場合によっては起泡性界面活性剤との組合せを含み、不活性ゾーン44は、有益物質もしくは有色指示染料を含まない身体手入れ用組成物を含む。
本発明の1つの目的は、
(a)活性ゾーンと活性ゾーンに隣接の不活性ゾーンと双方のゾーン間の境界面とを有している水不溶性基質と、
(b)30℃以下の融点を有しているコーティング組成物と、
(c)水不溶性基質内部で有効拡散速度を有している担体溶媒と、
を含み、上記コーティング組成物が、皮膚もしくは毛髪をトリートメントするための活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤またはそれらの混合物から選択された少なくとも1種類の有益物質を含有し、該コーティング組成物は活性ゾーンに離脱自在に結合されており、上記担体溶媒は水、水混和性化合物、油、油溶性化合物またはそれらの混合物から選択され、コーティング組成物が担体溶媒中に溶解、分散または乳化しており、
(d)境界面を通過する担体溶媒の有効拡散速度が境界面に隣接の担体溶媒の拡散速度に実質的に等しいことを特徴とする使い捨ての一回使用型身体手入れ用製品を提供することである。
基質の重量に基づいて活性ゾーンは不活性ゾーンよりも高い全濃度の有益物質を含有しているのが有利である。好ましくは、活性ゾーンの有益物質が基質に基づいて約0.01−約100重量%、または、約0.05−50重量%、より好ましくは約0.5−20重量%の濃度範囲である。
動的活性ゾーンの有益物質消耗パーセンテージは、基質の重量に基づいて約50%、30%、25%、20%、10%または5%未満であるのが有利である。好ましくは、水不溶性基質が織布または不織布から成る少なくとも1つの層を含み、有益物質が布の上にパターン状に付着されている。最も好ましくは、基質が複数の層を含み、有益物質が水不溶性基質の一部分の少なくとも1つの層にコーティングされている。
活性ゾーン中の全コーティング重量が基質に基づいて約1−約400重量%、好ましくは約5−200重量%、最も好ましくは約30−150重量%の濃度範囲であるのが有利である。好ましくは、身体手入れ用製品が少なくとも1種類の起泡性界面活性剤を不活性ゾーンに含有する。より好ましくは、起泡性界面活性剤が基質に基づいて約2−約100重量%、好ましくは約5−約50重量%の濃度範囲であり、活性ゾーンが約20重量/重量%、10重量/重量%、5重量/重量%、1重量/重量%、0.5重量/重量%または0.1重量/重量%未満の起泡性界面活性剤を含有し、最も好ましくは活性ゾーンが起泡性界面活性剤を全く含有していない。
活性または不活性ゾーンの担体溶媒に関しては、溶媒が基質に基づいて約5−約160重量%、好ましくは約10−100重量%の濃度範囲にあるのが有利である。5%よりも低いレベルでは、有益物質の転移が緩慢であり、身体手入れ用製品のユーザーに不都合である。160重量%よりも高いレベルでは、活性ゾーン及び隣接ゾーンの相互滲出傾向が許容できないほど大きい。担体溶媒は好ましくは、水、多価アルコール、ポリオールまたはそれらのブレンドなどから選択された化合物を包含する。最も好ましくは、担体溶媒が少なくとも約20重量%の水を含有する。
活性または不活性ゾーンの担体溶媒対製品の吸収能力の比が約0.13、0.12、0.11または0.10よりも小さいのが有利である。好ましくは、織布または不織布の少なくとも1つの層が親水性の布を含む。より好ましくは、親水性の布がセルロース系繊維と非セルロース系繊維との混紡である。最も好ましくは、親水性の布がレーヨンとポリエステルとを含む。親水性の布は更に、レーヨン及びポリエステルを約9.8−1.0、好ましくは約7−3の濃度範囲で含み得る。
最も好ましくは、親水性の布が、約0.5mm−約10mmの範囲の主軸(または、長軸)直径を有する複数の開孔を含んでおり、開孔は1線センチメートルあたり約1−約10個の範囲で基質に分布している。いっそう好ましくは、親水性の布が、水流絡み合い、ウェットレイ、ドライレイ、スパンボンド、ニードルパンチまたはエアレイから選択された方法によって製造された繊維から成る少なくとも1つの層を含む。
また、基質に対する有益物質と起泡性界面活性剤との和の濃度比については、本発明の身体手入れ用製品が好ましくは基質の重量に基づいて約5.0未満の濃度比を有している。
本発明の身体手入れ用製品は、殺菌剤、ビタミン、ニキビ防止活性剤、しわ防止活性剤、皮膚萎縮防止活性剤、皮膚修復活性剤、皮膚障壁修復活性剤、非ステロイド系の化粧用鎮静活性剤、人工的日焼け剤及び日焼け促進剤、皮膚明色化活性剤、日光遮断活性剤、皮脂刺激剤、皮脂抑制剤、酸化防止剤、プロテアーゼ阻害剤、皮膚引締め剤、痒み防止成分、毛髪成長阻害剤、5−アルファレダクターゼ阻害剤、皮膚剥脱酵素エンハンサー、抗グリケーション剤(anti−glycation agent)またはそれらの混合物などから選択された少なくとも1種類の活性剤を含有し得る。
好ましくは身体手入れ用製品が更に、基質の活性ゾーンの有益物質に接触しており隣接ゾーンとは異なる識別可能な外観を活性ゾーンに与えるために十分な量の少なくとも1つの水溶性または水分散性インジケーターを含む。外観は、色の主波長、色彩もしくは明暗の濃度または表面反射率から選択され、製品を水に接触させたときに活性ゾーンの外観が変化して、有益物質がユーザーの皮膚または毛髪に転移したことを標示する。インジケーターが化粧品に適した染料であり、染料が担体溶媒に少なくとも部分的に溶媒和もしくは分散もしくは懸濁しているか、または、水不溶性基質に体質的に結合しているのが有利である。
好ましくは、インジケーターが、永久染料、pH感受性染料、障壁層に隣接のカプセル化染料、ロイコ染料、または、活性剤、コンディショニング剤もしくは美感向上剤に本質的に結合した染料から選択される。カプセル化染料が使用される場合には、カプセル化染料が水、活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤、起泡性界面活性剤、水混和性溶媒、油、油溶性溶媒またはそれらの混合物から選択された物質による障壁層の機械的破壊、溶解または透過によって放出される。
本発明の身体手入れ用製品の活性ゾーンは、縞模様、幾何学形、アモルファス形、記号、標識またはそれらの組合せから選択された識別可能なパターンを有しているのが有利である。一例として、活性ゾーンと隣接ゾーンとが実質的に平行な境界線を有している縞として配置され得る。
別の実施態様では、
(a)活性剤、コンディショニング剤または美感向上剤から選択された少なくとも1種類の有益物質を含む組成物を調製する段階と、
(b)段階(a)で得られた組成物に起泡性界面活性剤、担体溶媒及び可視インジケーターを任意の順序で添加する段階と、
(c)コーティング、噴霧、跳掛け、浸漬、スロットダイコーティングまたはステンシルコーティングから選択された方法を使用し、段階(b)で得られた組成物を親水性基質に1つのパターンとして塗布する段階と
(d)製品中の含水量を基質に基づいて約5−約50重量%の濃度範囲に任意の順序で調整する段階と、
を含み、可視インジケーターを含有している親水性基質が基質に基づいて約20重量%の起泡性界面活性剤をパターン化領域に含有する使い捨ての一回使用型身体手入れ用製品の製造方法が提供される。
また別の実施態様では、
(a)(i)活性ゾーンと活性ゾーンに隣接の不活性ゾーンとを有している水不溶性基質と、
(ii)皮膚または毛髪をトリートメントするために活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤またはそれらの混合物から選択された有益物質を離脱自在に含有している活性ゾーンと、
(iii)外観が、色の主波長、色彩もしくは明暗の濃度または表面反射率から選択され、製品を水に接触させたときに上記外観が変化して、有益物質がユーザーの皮膚または毛髪に転移したことを標示する、活性ゾーンに識別可能な前記外観を与えるために十分な量で活性ゾーンの有益物質に接触している少なくとも1つの水溶性または水分散性の可視インジケーターとから成る、製品を準備する段階と、
(b)製品を水で湿潤させる段階と、
(c)製品を皮膚または毛髪に塗布し、有益物質を約0.01μg/cm−約20μg/cmのレベルに付着させる段階と、
を含む、皮膚または毛髪に有益物質を付着させる方法が提供される。
本発明の身体手入れ用製品は水不溶性基質を1つの構成成分として含有している。“水不溶性”という用語は、水に浸漬させたときに基質が溶解しないかまたは容易に分裂しないことを意味する。多様な種類の材料を基質として使用できる。以下の非限定的特徴が望ましい:(i)使用するために十分な湿潤強度を有している;(ii)十分な研磨性を有している、(iii)十分なロフト及び多孔度を有している、(iv)十分な厚みを有している、及び、(v)適正な寸法を有している。
上記の基準を満たす適当な不溶性基質の非限定例は例えば、織布もしくは不織布、紙、ティッシュ、スポンジ、または、フォームと布との貼合せシートである。適当な不織基質の例は、ウェットレイ、ドライレイ、スパンボンド、水流絡み合い、エアレイなどの方法で製造されセルロース、レーヨン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミドなどの繊維を単独で含む布または混紡布である。基質という用語はまた、動物皮革例えばセーム皮などのような天然産出材料を含む。好ましい実施態様は不織基質を使用する。その理由は、不織基質が廉価であり、多様な材料として容易に入手できるからである。
不織という用語は、層が布に織られた繊維でなくシート特にティッシュに形成された繊維から成ることを意味する。繊維はランダム(即ち、ランダム整列した)繊維でもよく、または、カーデッド(即ち、主として1方向に配向するように梳られた)繊維でもよい。更に、不織基質がランダム繊維の層とカーデッド繊維の層との組合せから構成されてもよい。
不織基質は天然及び合成の様々な材料から構成され得る。天然という用語は、材料が植物、動物、昆虫または副生物に由来することを意味する。合成という用語は、材料が主として、種々の人造材料から得られるか、または、常用の合成もしくは天然の製織可能な長さの繊維またはそれらの混合物を含む通常は繊維状のウェブ材料から得られることを意味する。
本発明の構成成分として有用な天然材料の非限定例は、絹繊維、ケラチン繊維及びセルロース系繊維である。ケラチン繊維の非限定例は、羊毛繊維、ラクダ毛繊維などから成るグループから選択される繊維である。セルロース系繊維の非限定例は、木材パルプ繊維、綿繊維、麻繊維、黄麻繊維、亜麻繊維またはそれらの混合物から成るグループから選択される繊維である。木材パルプ繊維が好ましいが、全ての綿繊維(例えば、綿パッド)の使用は避けるのが普通である。
本発明の構成成分として有用な合成材料の非限定例は、アセテート繊維、アクリル繊維、セルロースエステル繊維、モダクリル繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、レーヨン繊維またはそれらの混合物から成るグループから選択される繊維である。これらの合成材料のいくつかの具体例としては、Acrilan(登録商標)、Creslan(登録商標)及びアクリロニトリル基材繊維Orlon(登録商標)のようなアクリル類;酢酸セルロース、Arnel(登録商標)及びAcele(登録商標)のようなセルロースエステル繊維;ナイロン類(例えば、Nylon6、Nylon66、Nylon610など)のようなポリアミド類;Fortrel(登録商標)、Kodel(登録商標)及びポリエチレンテレフタレート繊維Dacron(登録商標)のようなポリエステル類;ポリプロピレン及びポリエチレンのようなポリオレフィン類;ポリ酢酸ビニル繊維及びそれらの混合物がある。
天然材料から作製された不織基質は、最も普通には細目スクリーン上に繊維の液体懸濁液から形成されるウェブまたはシートから成る。本発明に有用な天然材料から作製された基質は多様な種類の市販資源から得ることができる。
合成材料から作製された本発明に有用な不織基質はまた、多様な種類の市販資源から得ることができる。具体例としては、Sontaro(登録商標)8868、水流絡み合い法で製造された材料、約50%のセルロース及び約50%のポリエステル含有、約71.54gm−2(60gsy、即ち、2.2オンス/平方ヤード)の坪量、約1.5mm×2mm寸法の矩形開孔を有しており開孔数は約23.25−24.8個/平方センチメートル(150−160個/平方インチ)、Dupont Chemical Corpから入手可能;PGI Lavettファブリック、79.53gm−2(2.35オンス/平方ヤード)、63%レーヨン/29%PET/8%結合剤から成る布、約2mm×3mm寸法の矩形開孔を有しており開孔数は約6.2−約6.98個/平方センチメートル(40−45個/平方インチ)、PGI Corporationから入手可能;Carleeハイロフトファブリック、67.69gm−2(2.0オンス/平方ヤード)、100%ポリエステル布、Carlee Corporationから入手可能;KC 5Aハイロフトファブリック、約84.6gm−2(2.5オンス/平方ヤード))、100%ポリエステル布、Kimberly Clark Corporationから入手可能。
本発明の目的に適う成分基質としては、不織基質、特に、10:90−90:10、好ましくは20:80−80:20、最適には40:60−60:40の重量比のレーヨン/ポリエステル混紡が最も好ましい。最も有用な基質は70:30レーヨン/ポリエステルの不織拭取りシートである。
1−100枚、好ましくは5−50枚の範囲の任意の値の単葉の拭取りシートを取出し用ポーチまたは容器、好ましくは不透湿ポーチまたは容器の内部に収容し得る。保存中または取出し動作間に、ポーチまたは容器が再シール可能であるのが好ましい。単一の拭取りシートを収容しているポーチも使用し得る。
本発明の洗浄用製品は場合によっては少なくとも1つの有孔の布を含んでもよく、そのパターンは、開孔もしくは穴を取り巻く束ねられた繊維セグメントのネットワークによって形成されるか、または、スリットもしくはその他の開口が開けられたまたは設けられた連続する不織ウェブに形成されている。1つの好ましい実施態様では、水不溶性材料が、複数の肉眼的開口を有している水不溶性繊維の実質的に連続するネットワークである。肉眼的開口という用語は、水不溶性材料の固有の細孔サイズに比べて大きい開口であると定義される。
例えば、典型的なスパンボンドウェブまたはボンデッドカーデッドウェブの場合それらの肉眼的開口は、隣り合う繊維間の固有の細孔というよりも、ウェブに意図的に導入された穴または隙間であることが看取されよう。より詳細には特徴的な広さ、即ち、約0.1mm−約10mmまたはそれよりも大きいまたは主軸直径、好ましくは約1mm−約5mmの主軸直径を有するであろう。特徴的な広さの有用な値は、開孔面積を円周で除算した値の4倍であると定義し得る。布の有用な開孔密度は約1.55−108.5/cm(10−700/平方インチ)、好ましくは約3.1−77.5/cm(20−500/平方インチ)である。
上記に説明したように、不織ウェブは当業界で公知のように合成繊維から製造されることができ、スパンボンドウェブ、メルトブローンウェブ、ボンデッドカーデッドウェブまたはその他の当業界で公知の繊維性不織構造でよい。
例えば、低坪量スパンボンド材料のようなポリエステル不織ウェブには、ピン穿孔;ウェブの穿孔型押し(perf embossing)と機械的延伸;ウェブに開孔または穴を設ける打抜きまたは押抜き;繊維状ウェブがパターン化基質、表面模様付き基質またはウェブにパターンを与える三次元基質上に存在するときに繊維状ウェブとジェット水流との相互作用による繊維の再配列によってウェブに開孔を与える水流絡み合い;ウェブに所望の開孔または穴を切り抜くウォーターナイフ;ウェブの複数の部分を切り抜くレザーカッター;肉眼的開口を与えるためにパターン化基質上に合成繊維をエアレイするようなパターン形成技術;刺付き針のセットを使用し繊維を引っ掛けて移動させるニードルパンチ法;及び、当業界で公知のその他の方法によって開孔を設けることができる。好ましくは、開口が吸収性製品の外側シートの少なくとも一部分に規則的パターンで設けられる。
本発明の水不溶性基質または布は、各々が異なるテキスチャー及び研磨性を有している2つ以上の層を含み得る。異なるテキスチャーは、材料の種々の組合せを使用する結果として、または、皮膚剥脱用の研磨性の高い表面と優しく洗浄するための柔軟性の大きい吸収性表面とを有している基質を使用する結果として生じる。更に、基質の個々の層は、製品に含有されている可変インジケーターとは異なった別々の永久色を有するように製造でき、これによって、ユーザーが双方の表面を見分け易いようにする。
有孔の布またはシートは、水不溶性繊維から成る少なくとも1つの別の不織シート(“第二シート”)に、貼合せ、接着剤、縫合、綴合または業界で認められたその他の結合方法によって結合され得る。好ましくは、貼合せ、接着剤、及び、ホットメルト、ラテックス、にかわ、デンプン、ワックスなどのような、有孔シートの上部領域を隣接の第二シート部分に接着または接合する類縁物質によって第二シートを有孔シートに付着させる。好ましくは、接着剤を有孔シートの最も隆起した部分だけに塗布して、有孔シートと第二シートとだけが接着され、開孔には接着剤が実質的に存在しないようにする。接着剤の塗布は、熱溶融したにかわ及び熱可塑性プラスチック材料のメルトブローン塗布、溶融または溶解した接着剤の噴霧または渦流ノズル、接合前の1つの表面または双方の表面への接着剤のプリントなどによって行うことができる。有孔シートを水不溶性物質に接触させる前に接着剤を噴霧、ミスト、エアロゾルまたは任意の形態の液滴によって有孔シートに直接的に塗布する場合には、接着剤が開孔に塗布されて開孔が閉塞されることを防止するために型板またはパターン化シールドを使用するのが望ましい。好ましくは、第二シートがポリエステルまたはポリエステルとセルロースとの混紡から構成され、開孔を含まず、高ロフトで坪量約33.84−169.21gm−2(1−5オンス/平方ヤード)、好ましくは約67.69−101.53gm−2(2−3オンス/平方ヤード)という特性値を有しており、場合によっては結合剤を含有している。有用な結合剤は、布の総重量の約5−40重量%、好ましくは約5−25重量%の範囲で布に添加されたラテックスまたはアクリル材料である。
本発明の身体洗浄用製品は安全で有効な量の活性剤を有益物質として活性ゾーンに含有し得る。この活性剤は、水溶性活性剤、油溶性活性剤、医薬的に許容される塩またはそれらの混合物から選択され得る。本文中で使用した“活性剤”という用語は、皮膚及び/または毛髪に有益な効果を与えるために使用でき通常は本文中に後で定義するようなコンディショニング効果を与えるために使用されない身体手入れ用活性物質を意味する。本文中で使用した“安全で有効な量”というという用語は、活性剤がトリートメントすべき状態を軽減するためまたは所望のスキンケア効果を与えるために十分に多い量であるが重大な副作用を回避するために十分に少ない量であることを意味する。本文中で使用された“有益”という用語は、本文中に記載した1種類または複数の活性剤によって特定の状態をトリートメントすることに伴う治療的、予防的及び/または長期的に有益な効果を意味する。活性剤成分の安全で有効な量は、個々の活性剤の種類、活性物質の皮膚浸透能力、ユーザーの年齢、健康状態及び皮膚状態並びにその他の同様の要因次第で変わるであろう。
好ましくは本発明の製品が、基質の約0.01−約50重量%、より好ましくは約0.05−約25重量%、いっそう好ましくは0.1−約10重量%、最も好ましくは約0.1−約5重量%の活性剤成分を含む。
多様な種類の活性剤成分が本発明に有用であり、これらは、ニキビ防止活性剤、しわ防止活性剤、皮膚萎縮防止活性剤、皮膚修復活性剤、皮膚障壁修復補助剤、化粧用鎮静補助剤、局部麻酔薬、人工日焼け剤及び促進剤、皮膚明色化活性剤、日光遮断活性剤、皮脂刺激剤、皮脂抑制剤、抗グリケーション活性剤またはそれらの混合物などから選択された成分を包含する。
ニキビ防止活性剤は、皮脂毛包の慢性異常である尋常性アクネ(acne vulgaris)の治療に有効である。有用なニキビ防止活性剤の非限定例は、サリチル酸(o−ヒドロキシ安息香酸)、サリチル酸の誘導体、例えば5−オクタノイルサリチル酸及びメトキシサリチル酸並びにレゾルシノールのような角質溶解薬;レチノイン酸のようなレチノイド及びその誘導体(例えば、シス及びトランス);イオン含有のD及びLアミノ酸とそれらの誘導体及び塩、特にそれらのN−アセチル誘導体、好ましい例はN−アセチル−L−システイン;リポ酸;抗生物質及び抗菌薬、例えば、過酸化ベンゾイル、オクトピロックス、テトラサイクリン、2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4′−トリクロロバニリド、アゼライン酸及びその誘導体、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、酢酸エチル、クリンダマイシン及びメクロサイクリン;皮脂抑制薬、例えばフラボノイド及びビオフラボノイド;胆汁塩、例えば、硫酸シムノールとその誘導体、デオキシコラート及びコラートである。
抗菌性及び抗真菌性の活性剤は、細菌類及び真菌類の増殖及び成長を防止するために有効である。抗菌性及び抗真菌性の活性剤の非限定例は、b−ラクタム薬、キノロン薬、シプロフロキサシン、ノルフロキサシン、テトラサイクリン、エリスロマイシン、アミカシン、2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4′−トリクロロバニリド、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、ドキシサイクリン、カプレオマイシン、クロルヘキシジン、クロルテトラサイクリン、オキシテトラサイクリン、クリンダマイシン、エタンブトール、ヘキサミジンイセチオネート、メトロニダゾール、ペンタルニジン、ゲンタマイシン、カナマイシン、リネオマイシン、メタサイクリン、メテナミン、ミノサイクリン、ネオマイシン、ネチルマイシン、パロモマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、ミコナゾール及び塩酸テトラサイクリン、エリスロマイシン、亜鉛エリスロマイシン、エリスロマイシンエストレート、エリスロマイシンステアレート、硫酸アミカシン、塩酸ドキシサイクリン、硫酸カプレオマイシン、ベンズアルコニウムクロリド;ベンズエトニウムクロリド;安息香酸及びその塩;トリクロサン;トリクロカルバン;及びそれらの混合物、などである。
しわ防止、皮膚萎縮防止及び皮膚修復用の活性剤は、表皮層の補充または復活に有効である。これらの活性剤は一般に、天然の皮膚剥落プロセスを促進または維持することによって望ましいスキンケア効果を提供する。しわ防止及び皮膚萎縮防止用の活性剤の非限定例は、レチノイン酸及びその誘導体(例えば、シス及びトランス);レチナール;レチノール;レチニルエステル、例えば、酢酸レチニル、パルミチン酸レチニル及びプロピオン酸レチニル;ビタミンB3化合物(例えば、ナイアシンアミド及びニコチン酸)、サリチル酸及びその誘導体(例えば、5−オクタノイルサリチル酸、ヘプチルオキシ4−サリチル酸及び4−メトキシサリチル酸);イオウ含有のD及びLアミノ酸とそれらの誘導体及び塩、特にN−アセチル誘導体、好ましい例はN−アセチル−L−システイン;チオール類、例えば、エタンチオール;ヒドロキシ酸、フィチン酸、リポ酸;リゾホスファチジン酸;皮膚剥離剤(例えば、フェノール)、これらの混合物などである。
皮膚障壁修復活性剤は、表皮の天然の水分障壁機能の修復及び補充を補助できるスキンケア活性剤である。皮膚障壁修復活性剤の非限定例は、Alpha Lipid(Lucas Meyerから入手可能);アスコルビン酸;ビオチン;ビオチンエステル;ブラシカステロール;カフェイン;カンペステロール;キャノーラ由来ステロール;Cennamides(Ennagramから入手可能);Ceramax(Alban Mullerから入手可能);CERAMAX(Ashford,England所在のQuestから入手可能);セラミド誘導体;それらの混合物などである。
非ステロイド系の化粧用鎮静活性剤は皮膚の炎症を予防または治療するために有効である。鎮静活性剤は、本発明の皮膚外観効果を増進する。これらの活性剤は例えば、より均一な好ましい皮膚の明暗または皮膚の色を与えることに役立つ。化粧用鎮静活性剤の非限定例は以下の種類を包含する:プロピオン酸誘導体;酢酸誘導体;フェナミン酸誘導体;ビフェニルカルボン酸誘導体;オキシカム、それらの混合物などである。これらの化粧用鎮静活性剤の多くは、1991年1月15日付けでSunshineらに許諾された米国特許第4,985,459号に記載されている。該特許の記載内容全体が参照によって本発明に含まれるものとする。
人工的日焼け活性剤は、皮膚中のメラニンを増加させることによって、または、皮膚中で増加メラニンの出現を生じさせることによって自然的日焼けを擬装する。人工的日焼け剤及び促進剤の非限定例は、ジヒドロキシアセトン;チロシン;エチルチロシネート及びグルコースチロシネートのようなチロシンエステル;アセチルチロシン;ホスホ−DOPA;ブラジリン;カフェイン;コーヒーエキス;ジヒドロキシアセトン;DNAフラグメント;イソブチルメチルキサンチン;メチルキサンチン;Phototan(Laboratoires Serobiologiquesから入手可能);プロスタグランジン;茶エキス;テオフィリン;チロシン;UNIPERTAN P2002及びUNIPERTAN P27(双方ともUnichemから入手可能);それらの混合物などである。
皮膚明色化活性剤は、皮膚中のメラミンの量を実際に減少させることができるか、または、別のメカニズムによって同様の効果を与えることができる。本発明に有用な皮膚明色化活性剤の非限定例は、アロエエキス、アルファ−グリセリル−L−アスコルビン酸、アミノチロキシン、乳酸アンモニウム、アネトール誘導体、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルレゾルシノール、エラグ酸、グルコン酸、グルコサミン、グリコール酸、ヒドロキノン、4ヒドロキシアニソール、それらの混合物などである。
日光遮断活性剤も本発明に有用である。多様な種類の日光遮断剤が、1992年2月11日付けでHaffeyらに許諾された米国特許第5,087,445号;1991年12月17日付けでTurnerらに許諾された米国特許第5,073,372号;1991年12月17日付けでTurnerらに許諾された米国特許第5,073,371号;及び、Cosmetics Science and TechnologyのChapter VIII,189頁以後のSegarinらの論文に記載されている。これらの全ての文献の記載内容全体が参照によって本発明に含まれるものとする。
本発明の組成物に使用し得る日光遮断剤の非限定例は、2−エチルヘキシルp−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシルN,N−ジメチル−p−アミノベンゾエート、p−アミノ安息香酸、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、オクトクリレン、オキシベンゾン、ホモメンチルサリチレート、オクチルサリチレート、4,4′−メトキシ−t−ブチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、3−ベンジリデンカンファー、3−(4−メチルベンジリデン)カンファー、二酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、酸化鉄、これらの混合物などである。
皮脂刺激剤は皮脂腺による皮脂の産生を増加させ得る。皮脂刺激活性剤の非限定例は、ブリオノリン酸、デヒドロエチアンドロステロン(DHEA)、オリザノール、それらの混合物などである。
皮脂抑制剤は皮脂腺による皮脂の産生を減少させ得る。有用な皮脂抑制活性剤の非限定例は、アルミニウムヒドロキシクロリド、コルチコステロイド、デヒドロ酢酸及びその塩、ジクロロフェニルイミダゾールジオキソラン(Elubiolから入手可能)、それらの混合物などである。
プロテアーゼ阻害剤も本発明の活性剤として有用である。プロテアーゼ阻害剤はプロテイナーゼ及びペプチダーゼの2つの包括グループに分類される。プロテイナーゼはタンパク質の特定の内部ペプチド結合に作用し、ペプチダーゼはタンパク質の末端の遊離アミノ基またはカルボキシル基に隣接のペプチド結合に作用し、これによってタンパク質を外部から開裂する。本発明に使用するための適当なプロテアーゼ阻害剤の非限定例は、セリンプロテアーゼ、メタロプロテアーゼ、システインプロテアーゼ及びアスパルチルプロテアーゼのようなプロテイナーゼ、並びに、カルボキシペプチダーゼ、ジペプチダーゼ及びアミノペプチダーゼなどのようなペプチダーゼである。
その他にも本発明の有効成分として有用なものは皮膚引締め剤である。本発明の組成物中に有用な皮膚引締め剤の非限定例は、ビニルピロリドンと(メタ)アクリル酸と長鎖アルキル(メタ)アクリレートから成る疎水性モノマーとのターポリマーのような、ポリマーを皮膚に結合できるモノマーである。その他の適当な皮膚引締め剤は、Biocare SA(Amercholから入手可能);タマゴアルブメン;Flexan 130(National Starchから入手可能);Gatuline Lifting(Gattefosseから入手可能);Pentacare HP(Pentapharmから入手可能);Vegeseryl(Laboratories Serobioloquesから入手可能);及びそれらの混合物などである。
本発明の有効成分はまた痒み防止成分を包含する。本発明の組成物中に有用な痒み防止成分の好適例は、ヒドロコルチゾン、メトジラジン及びトリメプラジン、それらの混合物などである。
本発明の組成物に有用な毛髪成長阻害剤の非限定例は、17ベータエストラジオール、抗脈管形成ステロイド、ウコンエキス、シクロオキシゲナーゼ阻害剤、マツヨイグサ油、リノール酸などである、エチニルエストラジオールのような5−アルファレダクターゼ阻害剤及びそれらのゲニスチン混合物などが適当である。
本発明の組成物に有用な皮膚剥脱酵素エンハンサーの非限定例は、アラニン、アスパラギン酸、Nメチルセリン、セリン、トリメチルグリシン、それらの混合物などである。
本発明の組成物に有用な抗グリケーション剤の非限定例は、Amadorine(Barnet Products Distributorから入手可能)などである。
本発明に有用な活性剤の好ましい例は、サリチル酸、過酸化ベンゾイル、3−ヒドロキシ安息香酸、グリコール酸、乳酸、4−ヒドロキシ安息香酸、アセチルサリチル酸、ナイアシンアミド、シス−レチノイン酸、トランス−レチノイン酸、レチノール、レチニルパルミテート、2−ヒドロキシブタン酸、2−ヒドロキシペンタン酸、2−ヒドロキシヘキサン酸、シス−レチノイン酸、トランス−レチノイン酸、レチノール、フィチン酸、N−アセチル−L−システイン、リポ酸、アゼライン酸、アラキドン酸、過酸化ベンゾイル、テトラサイクリン、イブプロフェン、ナプロキセン、ヒドロコルチゾン、アセトミノフェン、レゾルシノール、フェノキシエタノール、フェノキシプロパノール、フェノキシイソプロパノール、2,4,4′−トリクロロ−2′−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4′−トリクロロカルバニリド、オクトピロックス、塩酸リドカイン、クロトリマゾール、ミコナゾール、硫酸ネオマイシン、2−ヘチルヘキシルp−メトキシケイ皮酸、オキシベンゾン、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸、ジヒドロキシアセトン、パンテノール、乳酸、アルブチン、コウジ酸、アラントイン、コレステロール、C10−C30コレステロール/ラノステロールエステル、トコフェロール、酢酸トコフェリル及びそれらの混合物である。
皮膚緩和剤として知られた皮膚コンディショニング剤も有益物質として本発明に有利に使用し得る。皮膚緩和性“組成物”は、単一物質から成る成分でもよく、または、2種類以上の化合物の混合物でありこれらの化合物の1種類または全種類がコンディショニング特性を有していてもよい。更に、コンディショニング剤自体が、身体手入れ用製品に添加したいと考えられた別の成分の担体として作用してもよい。
疎水性皮膚緩和剤、親水性皮膚緩和剤またはそれらのブレンドを使用し得る。疎水性皮膚緩和剤は好ましくは、水不溶性基質の活性ゾーンに含有されたコーティング組成物の約5重量%を上回る濃度、より好ましくは基質の重量に基づいて約10重量%を上回る濃度で存在する。“皮膚緩和剤”という用語は、皮膚の水分増加または脂質及びその他の皮膚栄養素の添加もしくは補充またはこれらの双方の作用によって皮膚(角質層)を軟化し、皮膚の弾力性、外観及び若々しさを改善し、皮膚の水分減少を遅らせることによって皮膚を柔軟に維持する物質であると定義される。
有用な皮膚緩和剤を以下に挙げる:
(a)シリコーン油及びその改良種、例えば、線状及び環状のポリジメチルシロキサン;アミノ、アルキル、アルキルアリール及びアリールシリコーン油。揮発性及び不揮発性の双方の種類のシリコーンが包含される。典型的な揮発性シリコーンは、Dow Corning 244、245、344及び345として市販されているシクロメチコーンである。線状揮発性ジメチコーンも適当である。不揮発性シリコーンとしては、2センチストークスよりも大きい粘度のポリジメチルシロキサン、及び、ジメチコーンコポリオールとして知られたシリコーンコポリオールがある。その市販資源はDow Corning 193である;
(b)油脂類。例えば、ホホバ油、ダイズ油、ヒマワリ油、米ヌカ油、アボカド油、アーモンド油、オリーブ油、ゴマ油、タデ油、ヒマシ油、ココヤシ油、ミンク油;カカオ脂;牛脂、ラード;のような天然油脂;上記油の水素化によって得られる硬化油;ミリスチン酸グリセリド及び2−エチルヘキサン酸グリセリドのような合成のモノ、ジ及びトリグリセリド;
(c)カルナバ蝋、鯨蝋、蜜蝋、ラノリンのようなワックス及びそれらの誘導体;
(d)疎水性及び親水性の植物エキス;
(e)炭化水素類、例えば、液体パラフィン、ワセリン(登録商標)、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクアレン、プリスタン及び鉱油;
(f)高級アルコール類、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、コレステロール及び2−ヘキシデカノール;
(g)エステル類、例えば、セチルオクタノエート、ミリスチルラクテート、セチルラクテート、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソプロピルアジペート、ブチルステアレート、デシルオレエート、コレステロールイソステアレート、グリセロールモノステアレート、グリセロールジステアレート、グリセロールトリステアレート、アルキルラクテート、アルキルシトレート及びアルキルタータレート;
(h)精油及びそのエキス、例えば、ハッカ、ジャスミン、樟脳、ベイヒ、橙皮、竜脳、テルペンチン、シナモン、ベルガモット、温州ミカン、ショウブ、マツ、ラベンダー、ゲッケイジュ、クローブ、ヒバ(hiba)、ユーカリ、レモン、スターフラワー、タイム、ペパーミント、バラ、セージ、ゴマ、ショウガ、バジル、ビャクシン、レモングラス、ローズマリー、シタン、アボカド、ブドウ、グレープシード、ミルラ、キュウリ、クレソン、カレンデュラ、ニワトコ、ゼラニウム、シナノキの花、アマランサス、海草、沈香、ヤクヨウニンジン、ニンジン、ガラナ、ティーツリー、ホホバ、コンフリー、オートミール、ココア、ネロリ、バニラ、緑茶、ペニロイヤル、アロエベラ、メンソール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネル、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、マツヨイグサ、樟脳、チモール、スピラントール、ペネン、リモネン及びテルペノイドの油;
(i)脂質、例えば、コレステロール、セラミド、スクロースエステル、及び、参照によって本発明に含まれる欧州特許明細書第556,957号に記載されたような擬似セラミド類;
(j)ビタミン、ミネラル及び皮膚栄養素、例えば、乳、ビタミンA、E及びK;ビタミンCアルキルエステル類のようなビタミンアルキルエステル;マグネシウム、カルシウム、銅、亜鉛及びその他の金属成分;
(k)日光遮断剤、例えば、オクチルメトキシシンナメート(パルソールMCX)及びブチルメトキシベンゾイルメタン(パルソール1789);
(l)リン脂質;
(m)アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸のような抗加齢化合物;及び
(n)上記成分のいずれかの混合物、など。
好ましい皮膚緩和有益物質は、トリグリセリド油、鉱油、ペトロラタム及びそれらの混合物から選択される。トリグリセリド油が特に好ましい。
美感向上剤は単独でまたは組合せて有益物質として本発明に使用し得る。有用な美感向上剤は、着香料、色素、化粧品、などである。ゼオライト、塩化マグネシウム、水中破壊ビーズなどのような保温成分も含有させるのが有利であろう。
本発明の拭取りシートの可視インジケーターとして適当な水溶性または水分散性の認可染料は合成有機コールタール誘導体であり、これらは、各バッチがFood & Drug Administration(FDA)の純度検査に合格するように製造される。FDAによって承認されると、これらの染料は、食品、薬品、化粧品に使用できる染料(FDC色素)、薬品及び食品のみに使用できる染料(DC色素)または、外用の薬品及び化粧品に使用できる染料(External DC色素)として認可される。認可染料は水溶性でもよくまたはレーキでもよい。レーキは、顔料組成物の本質部分である反応性または吸収性の層に可溶性染料を沈殿させることによって調製された有機顔料である。大抵のレーキは、アルミニウム、バリウムまたはカルシウムに由来する。これらの不溶性顔料は主として、皮膚を染色しない(油溶性染料は皮膚を染色し易い)一時的な彩色が望まれる粉末または液体の形態のメーキャップ用製品に使用される。レーキはこれらの製品中で酸化鉄、酸化亜鉛及び二酸化チタンのような無機色素と共に使用される。
これらの色素は等方性の系に添加されてもよくまたはエマルジョンに添加されてもよい。これらの染料をエマルジョンに添加すると、該染料は水中油系の外側水相に可溶であろう。種々の溶媒中の認可染料の溶解度特性を知りかつ反応性化学薬品に対する該染料の安定性を知ることは安定なコーティング組成物の調製を助けるであろう。現在入手可能な水溶性認可染料の幾つかの例を表Aに示す。
Figure 2005530740
これらの染料をエマルジョンまたは等方性の系に入れて使用すると、特定の明暗が得られるようにまたは特定の明暗に適合するように調製した溶液から染料を一滴ずつ添加できる。代替的に、ある1つの色が得られるように複数の染料をプレミックスし、次いでコーティング組成物に添加することもできる。
コーティング組成物は、該コーティング組成物が水不溶性基質の活性ゾーンに塗布されているときに容易に可視化(即ち、彩色)されるように十分な量の水溶性有色染料(可視インジケーター)を含有しなければならない。1種類または複数の水溶性または水分散性の染料を、コーティング組成物の約0.0005−約0.5重量%、好ましくは約0.002−約0.2重量%、より好ましくは約0.01−約0.05重量%、最も好ましくは約0.02−約0.04重量%の範囲の量でコーティング組成物中に使用し得る。
本発明の身体手入れ用製品は場合によっては起泡性界面活性剤を含有する。“起泡性界面活性剤”という用語は、水と合わせて機械的に撹拌したときに気泡または泡を発生する界面活性剤を意味する。好ましくは、これらの起泡性界面活性剤はマイルドでなければならない。この用語は、これらの界面活性剤が十分な清浄化効果または洗浄効果を与えるが皮膚または毛髪を過度に乾燥させないこと、しかも上述の起泡基準を満たす必要があることを意味する。
本発明の製品は典型的には、界面活性剤を含有する基質の重量に基づいて約0.01−約500重量%、好ましくは約1−約200重量%、より好ましくは約5−約40重量%の濃度の起泡性界面活性剤を含む。
多様な種類の起泡性界面活性剤が本発明に有用であり、アニオン性、非イオン性、カチオン性、両性の起泡性界面活性剤、それらの混合物などから選択された界面活性剤を包含する。
本発明に有用なアニオン性の起泡性界面活性剤の非限定例は以下のクラスを包含する:
(1)アルキル基に9−15個の炭素原子、好ましくは11−14個の炭素原子を含む直鎖構造または分枝鎖構造のアルキルベンゼンスルホネート。アルキル鎖に約12個の炭素原子を含む線状アルキルベンゼンスルホネートが特に好ましい。
(2)8−22個、好ましくは12−16個の炭素原子を有しているアルコールの硫酸化によって得られたアルキルスルフェート。アルキルスルフェートは式ROSO−Mを有しており、式中のRはC8−22アルキル基、Mは一価及び/または二価のカチオンを表す。
(3)アルキル部分に8−22個、好ましくは12−16個の炭素原子を有しているパラフィンスルホネート。これらの界面活性剤はHoechst CelaneseからHostapur SASとして市販されている。
(4)8−22個、好ましくは12−16個の炭素原子を有しているオレフィンスルホネート。Bioterge AS 40(登録商標)として入手可能なC14−C16オレフィンスルホン酸ナトリウムが最も好ましい。
(5)8−22個、好ましくは12−16個の炭素原子を有しているアルコールから誘導され、30モル未満、好ましくは12モル未満のエチレンオキシドでエトキシル化されたアルキルエーテルスルフェート。例えば、Standopol ES−2(登録商標)として市販されている2モル平均エトキシル化から形成されたラウリルエーテル硫酸ナトリウムが最も好ましい。
(6)アルキル部分に8−22個、好ましくは12−16個の炭素原子を有しているアルキルグリセリルエーテルスルホネート。
(7)式RCH(SO3−)COの脂肪酸エステルスルホネート。式中のRは約C−C18、好ましくはC12−C16の直鎖状または分枝状アルキルを表し、Rは約C−C、好ましくは主としてCの直鎖状または分枝状アルキルを表し、Mは一価または二価のカチオンを表す。
(8)6−18個、好ましくは8−16個の炭素原子を有している第二アルコールスルフェート。
(9)10−22個の炭素原子を有している脂肪アシルイセチオネート。ココイルイセチオン酸ナトリウムが好ましい。
(10)アルキル基の各々が3−20個の範囲の炭素原子を有しているジアルキルスルホスクシネート。
(11)式RCON(CH)CHCHCOMに対応するアルカノイルサルコシネート。式中のRは約10−約20個の炭素原子を有しているアルキルまたはアルケニルを表し、Mは、アンモニウム、ナトリウム、カリウム及びトリアルカノールアンモニウムのような水溶性カチオンを表す。ラウロイルサルコシン酸ナトリウムが最も好ましい。
(12)アルキル基が8−18個の範囲の炭素原子を有しているアルキルラクチレート、Patterson Chemical CompanyからPationic 138 C(登録商標)として販売されているソジウムラウリルラクチレートが最も好ましい。
(13)8−16個の炭素原子を有しているタウレート。ココイルメチルタウレートが最も好ましい。
本発明に適当な非イオン性の起泡性界面活性剤としては、疎水性化合物1モルあたり2−100モルのエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドと縮合したC10−C20の脂肪アルコールまたは酸疎水性化合物;2−20モルのアルキレンオキシドと縮合したC−C10アルキルフェノール;エチレングリコールジステアレートのようなエチレングリコールのモノ−及びジ−脂肪酸エステル類;脂肪酸モノグリセリド;ソルビタンモノ−及びジ−C−C20脂肪酸;Polysorbate 80及びTween 80(登録商標)として入手可能なポリオキシエチレンソルビタン、並びに、上記の界面活性剤のいずれかの組合せがある。
その他の有用な非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド、糖脂肪アミド(例えば、メチルグルコンアミド)、並びに、直鎖第三アミンオキシドである。後者の種類の具体例は、ジメチロドデシルアミンオキシド、オレイルジ(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ジメチルオクチルアミンオキシド、ジメチルデシルアミンオキシド、ジメチルテトラデシルアミンオキシド、ジ(20−ヒドロキシエチル)テトラデシルアミンオキシド、3−ジドデシルオキシ−2−ヒドロキシプロピルジ(3−ヒドロキシプロピル)アミンオキシド、及び、ジメチルヘキサデシルアミンオキシドである。
本発明に有用な両性の起泡性界面活性剤は、脂肪族の第二及び第三アミン、好ましくは、窒素がカチオン状態であり、脂肪族ラジカルが直鎖状または分枝状であり、これらのラジカルの1つが、カルボキシ、スルホネート、スルフェート、ホスフェートまたはホスホネートのようなイオン化可能な水溶性基を含有する脂肪族の第二及び第三アミンを包含する。代表的な物質は、ココアミドプロピルベタイン、ココアムホアセテート、ココアムホジアセテート、ココアムホプロピオネート、ココアムホジプロピオネート、ココアミドプロピルヒドロキシスルタイン、セチルジメチルベタイン、ココアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドホスフェート、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、セチルジメチルベタイン及びそれらの組合せである。
本発明の製品は、界面活性剤及び/または活性ゾーンの有益成分、即ち、活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤と会合した担体溶媒を含有しており、この担体溶媒は界面活性剤または活性ゾーンの成分を予め活性化するために十分な量で存在しており、従って製品を水で湿らせたときに界面活性剤または活性ゾーンの成分はユーザーに容易に転移する。適当な担体溶媒は、水、水混和性溶媒例えばアルコール、ポリオール及び多価アルコールなど;油、油混和性溶媒例えばトリグリセリド油、鉱油、シリコーン油などを包含する。
水混和性溶媒の好適例は、グリセリン、ジグリセリン、ポリアルキレングリコールであり、より好ましくはアルキレンポリオール及びそれらの誘導体、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びそれらの誘導体、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、イソプレングリコール、エトキシル化グリセロール、プロポキシル化グリセロール及びそれらの混合物である。水、グリセリン及びプロピレングリコールが最も好ましい。油及び油混和性溶媒の好適例は、鉱油、植物油及びシリコーン油である。
担体溶媒の量は、基質に基づいて約0.5−約160重量%、好ましくは約1−約160重量%、より好ましくは約2−約100重量%の範囲でよい。
適当なシリコーン油は揮発性品種でも不揮発性品種でもよい。典型的な揮発性シリコーンは、Dow Corning 244、245、344及び345として市販されているシクロメチコーンである。線状の揮発性ジメチコーンも適当である。不揮発性シリコーンとしては、2センチストークスよりも大きい粘度をもつポリジメチルシロキサン及びジメチコーンコポリオールとしても知られたシリコーンコポリオールがある。Dow Corning 193は後者の市販資源である。シリコーンの量は、基質の約0.01−約100重量%、好ましくは約1−約10重量%の範囲でよい。
本発明の製品はまた場合によっては皮膚感触改善剤を含有し得る。適当な皮膚感触改善剤はモノマー型またはポリマー型のカチオン性コンディショニング剤である。ポリマー型の例は、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性デンプン、ジアリル第四アンモニウム塩とアクリルアミドとのコポリマー、第四級化ビニルピロリドン、ビニルイミダゾールポリマー、ポリグリコールアミン縮合物、第四級化コラーゲンポリペプチド、ポリエチレンイミン、カチオン化シリコーンポリマー(例えば、アモジメチコーン)、別の成分との混合物の形態で商標Dow Corning 929として提供されているカチオン性シリコーンポリマー(カチオン化エマルジョン)、アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンとのコポリマー、カチオン性キチン誘導体、カチオン性グアーガム(例えば、Celanese Companyによって製造されているJaguar C−B−S、Jaguar C−17、Jaguar C−16など)、第四アンモニウム塩ポリマー(例えば、Rhone Poulenc CompanyのMiranol Divisionによって製造されているMirapol A−15、Mirapol AD−1、Mirapol AZ−1など)である。ポリクオタニウム10、アモジメチコーン及びカチオン化グアーガムが最も好ましい。
モノマー系カチオン性コンディショニング剤の例は、一般構造:
Figure 2005530740
の塩である。式中のRは、12−22個の炭素原子を有しているアルキル基、または、12−22個の炭素原子を有している芳香族アリールまたはアルカリール基を表し、R、R及びRは、水素、1−22個の炭素原子を有しているアルキル基または12−22個の炭素原子を有している芳香族アリールまたはアルカリール基から独立に選択され、Xは、塩化物、臭化物、ヨウ化物、酢酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩、メチルスルフェート、エチルスルフェート、トシラート、ラクチレート、シトレート、グリコレート及びそれらの混合物から選択されたアニオンを表す。
更に、アルキル基は、エーテル結合、または、ヒドロキシもしくはアミノ置換基も含有できる(例えば、アルキル基がポリエチレングリコール部分及びポリプロピレングリコール部分を含有できる)。好ましくは、アニオンがリン酸塩であり、特に好ましくは、BASF CorporationからLuviquat(登録商標)Mono CPとして入手可能なヒドロキシエチルセチルジモニウムホスフェートである。
アミノシリコーン第四化合物(quat)も同様に使用し得る。CTFAによってシリコーンクオタニウム8と命名されたSiltech Inc.から入手可能なSilquat ADが最も好ましい。
カチオン性物質の各々の量は、基質の約0.001−約10重量%、好ましくは約0.01−約5重量%、最適には約0.1−約2重量%の範囲でよい。
本発明の使い捨ての一回使用型身体手入れ用製品は、皮膚活性剤、コンディショニング剤または美感向上剤、担体溶媒、インジケーター及び場合によっては起泡性界面活性剤を個別にまたは同時に水不溶性基質に添加するかまたは含浸させることによって製造される。“個別に”という用語は、構成成分を最初に混合しないで任意の順序で順次に添加することを意味する。“同時に”という用語は、構成成分を最初に混合するかまたは混合しないで同時に添加することを意味する。
構成成分及び場合によっては存在する任意成分は当業者に公知の任意の手段によって水不溶性基質に添加または含浸させることができる。例えば、噴霧、捺染、跳掛け、浸漬、浸透、または、コーティング、フラッドコーティング、スプレーコーティング、または、計量供給によって添加することができる。Meyer Rod、フローティングナイフまたはドクターブレードのようなより専門的な技術も本発明に使用し得る。
担体溶媒として水を使用するときまたは製造プロセスに水が存在するとき、所望の担体溶媒レベルに達するように、得られた処理済み基質を十分に乾燥させる。処理済み基質は当業者に公知の任意の手段によって乾燥できる。公知の乾燥手段の非限定例は、熱対流炉、輻射熱源、電子レンジ、強制通風炉、及び、加熱ローラもしくはカムである。乾燥はまた、周囲環境に存在する空気以外には熱エネルギーを加えない風乾を包含する。また、種々の乾燥方法を併用することもできる。
拭取り用製品に成分を含浸させる前または後で、製品を積層体の形態に折り畳んでもよい。次いで、拭取り用製品を典型的には当業界で公知の不透湿性及び蒸気不透過性包装物のいずれかの形態に包装する。
ユーザーの皮膚または毛髪をトリートメントするためには、処理済みの拭取りシートを水で飽和させ、手で操作して泡を生じさせ、外用によって表面(例えば、皮膚または毛髪の表面)に塗布し、所望の洗浄機能またはその他の機能を発揮するために有効な量の水性液体組成物を離脱または付着させる。拭取りシートから配給される水不溶性機能成分の量及び外用塗布の頻度は、個々のユーザーの必要性次第で広範囲に変更できる。個人が皮膚に使用する場合として考えると、このような使用は1日あたり約1回から約4回、好ましくは1日あたり約2回から約3回の範囲でよい。使用毎の拭取りシートの枚数は約1−約4枚、好ましくは1−約2枚の範囲でよい。1枚の拭取りシートに付着されている皮膚活性剤、コンディショニング剤または美感向上剤の量は一般には拭取りシート一枚あたり約3.5mg−約175mgである。本発明の処理済み拭取りシートはまた、望ましくない皮膚状態及び/または感染症を防御または予防するために健康な皮膚表面に上述の用量及び用法で投与することによって予防的に使用されてもよい。
実施例及び比較例を除いて、または、異なる明白な指示のある場合を除いて、材料の量を示す本明細書中のすべての数値は“約”という用語で修飾されることを理解されたい。
以下の非限定実施例は本発明の実施態様をより十分に説明する。本文中及び特許請求の範囲に示した全ての部、パーセンテージ及び割合は、異なる指示がない限り重量基準の値である。
坪量65グラム/平方メートルで153mm幅及び190mm長さの寸法をもつ70/30レーヨン/ポリエステル混紡の有孔クロス(PGI Miratechミニヘリンボーンパターン)を用い、ゾーン間浸出に対してコーティング重量と担体溶媒濃度とが与える効果を試験し、結果を表1に示す。このクロスは1:1の水/グリセリンに対して1236%の吸収率を有していた。クロスをコーティングし該クロスを密閉プラスチックバッグに入れて23℃で20時間維持した後、コーティングのゾーン間浸出を目視によって評価した。コーティング及び担体溶媒の重量%は基質の重量に基づく。
Figure 2005530740
クロスA−Eには、不活性ゾーン用の溶液I(表4)及び活性ゾーン用の溶液II(表5)を、図1に示すような交互に並ぶ縞模様パターンでスロットダイコーティングした。クロス(F)には、図2に示すような交互に並ぶ縞模様パターンでスロットダイコーティングした。溶液IIはクロスA−Eの活性ゾーンを不活性ゾーンから識別する指示染料を含んでいた。
クロスG及びHには、溶液I(不活性ゾーン用)及び活性ゾーン用の溶液III & IV(それぞれ表6及び7)を、図1に示すような交互に並ぶ縞模様パターンでステンシルコーティングした。溶液I、III及びIVは指示染料非含有に配合した。
スロットダイコーティングは以下の手順で行った。内部に“スロット”をもつダイからコーティング溶液を調整速度で基質または布に供給した。典型的には、基質に所望量のコーティングが付着するように速度を調整した。該速度はコーティングを受ける基質の送り重量に応じて変更される。スロットは典型的には細い開口であり、コーティングされる布の幅はこの開口によって拡がる。この実施例では、ダイが2個のスロットを含み、これらのスロットは種々のコーティング溶液を吸排し得る。有色コーティング溶液、または、活性剤、コンディショニング剤もしくは美感向上剤を含むコーティング溶液は一方のスロットから供給され、その流出液は、スロットによって規定された所定のパターン、例えば縞模様パターンが生じるような流路を形成する。透明または無色のコーティング溶液(活性剤、コンディショニング剤または美感向上剤非含有)は他方のスロットを通過し、その流出液は、透明コーティング溶液が基質または布の上を別の所定パターンで流れるような、例えば、有色溶液または活性剤などを含まない場所を流れるような流路を形成する。
ステンシルダイコーティングは以下の手順で行った。ステンシルはマイラーフィルムから製造され、斜影領域はマイラーから切り抜かれた穴を表す(例えば、図1及び2参照)。ステンシルは、各ステンシルの開口面積が約145.16cm(22.5平方インチ)となるように設計した。先ず、有色コーティング溶液を付着させるために使用するステンシルを15.24cm×19.05cm(6″×7.5″)のクロスに配置した。次に、開口領域全体(基質の両面)にコーティングを所望のレベルに均一に塗布した。1.27cm(0.5インチ)幅、2.54cm(1.0インチ)長さの塗料刷毛を使用した。刷毛を手で揉みながら温水流を刷毛に通して刷毛を洗浄し、第二ステンシルを使用して清浄な刷毛で無色コーティング溶液を塗布した。このとき、無色コーティング溶液が3つの開口全部の領域に均一に塗布されるように注意しながら無色コーティング溶液を所望のレベルで布にコーティングした。次に、完成したクロスを、有色コーティングだけが他方の面の有色コーティングに接触するようにして折り畳み、2つのポリエチレンプラスチックバッグに入れ、密閉し、ゾーン間滲出の安定性を試験した。
ゾーン間滲出を阻止する活性ゾーンの安定性に対してクロスの組成及びコーティング溶液の粘度が与える効果を試験した。70/30及び10/90のレーヨン/ポリエステル混紡クロス及び100%ポリエステルクロスから成る基質を比較した。INDA Association of the Nonwoven Fabrics Industry標準試験法IST 10.1(95)によって測定すると、クロスは水及び1:1水/グリセリンに対して以下の吸収率(5つの測定値の平均)を有していた。
Figure 2005530740
以下の表に記載のコーティング溶液を使用して図3に示したような交互に並ぶ縞模様パターンでクロスにステンシルコーティングした。活性ゾーンと不活性ゾーンとはいずれも等しい重量濃度の全コーティング及び担体溶媒コーティングを含んでいた。目視検出によって測定したゾーン間滲出結果を表2に示す。基質の160重量%を上回る重量の担体溶媒コーティングを含んでいる比較クロスはゾーン間滲出を示したが、担体溶媒160重量%以下の本発明のクロスは、試験した全てのクロス組成サンプルでゾーン間滲出を示さなかった。観察された担体溶媒160重量%という限度は、(1:1水/グリセリンの場合)、70/30及び10/90レーヨン/ポリエステル混紡クロスで約0.13及びポリエステルクロスで約0.10の最大溶媒吸収能力まで添加された溶媒に対応する。この比は以下の式によって計算した:
Figure 2005530740
Figure 2005530740
ゾーン間滲出の阻止によって示される活性ゾーンの安定性に対してコーティング溶液の組成及びコーティング溶液の粘度が与える効果を以下に記載の方法を使用して試験した。基質は、水/グリセリン吸収能力1236%をもつ70/30レーヨン/ポリエステル混紡クロスから構成されていた。表7−10に記載のコーティング溶液を使用し、図3に示したような交互に並ぶ縞模様パターンでクロスにステンシルコーティングした。活性ゾーンと不活性ゾーンとはいずれも等しい重量濃度の全コーティング及び担体溶媒コーティングを含んでいた。目視検出によるゾーン間滲出結果を表3に示す。
Figure 2005530740
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実験的試験方法
動的活性ゾーンの成分消耗パーセンテージ
所与の活性ゾーン成分の動的活性ゾーン消耗パーセンテージは、基質の活性ゾーンに付着した活性ゾーン成分を基質重量に基づいて定量し、拭取り用製品をプラスチックバッグに入れ23℃で7日間密閉し、この期間の終了時に定量試験を繰り返すことによって計算する。
消耗パーセントは以下の式で計算する:
Figure 2005530740
上記の記載及び実施例は本発明の選択された実施態様を示す。これらに基づいて多くの変更及び修正が当業者に示唆されるであろう。このような変更及び修正の全ては本発明の範囲及び精神に包含される。
交互に並んだ活性ゾーンと不活性ゾーンとから成る縞模様パターンを含む本発明の1つの実施態様を表す洗浄用製品の平面図である。 交互に並んだ活性ゾーンと不活性ゾーンとから成る縞模様パターンを含む本発明の別の実施態様を表す洗浄用製品の平面図である。 本発明の別の実施態様の活性ゾーン及び不活性ゾーンのそれぞれの縞模様パターンを付着させるために使用されるスロットコーティングダイの平面図である。 本発明の別の実施態様の活性ゾーン及び不活性ゾーンのそれぞれの縞模様パターンを付着させるために使用されるスロットコーティングダイの平面図である。 不活性ゾーンによって包囲されたハート形活性ゾーンのパターンを含む本発明の別の実施態様を表す洗浄用製品の平面図である。

Claims (30)

  1. (a)活性ゾーンと活性ゾーンに隣接の不活性ゾーンと双方のゾーン間の境界面とを有している水不溶性基質と、
    (b)30℃以下の融点を有しているコーティング組成物と、
    (c)水不溶性基質内部で有効拡散速度を有している担体溶媒と、
    を含み、前記コーティング組成物が、皮膚もしくは毛髪をトリートメントするための活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤またはそれらの混合物から選択された少なくとも1種類の有益物質を含有し、該コーティング組成物は活性ゾーンに離脱自在に結合されており、前記担体溶媒は水、水混和性化合物、油、油溶性化合物またはそれらの混合物から選択され、前記コーティング組成物が前記担体溶媒中に溶解、分散または乳化しており、
    (d)境界面を通る担体溶媒の有効拡散速度が境界面に隣接の担体溶媒の拡散速度に実質的に等しいことを特徴とする使い捨ての一回使用型身体手入れ用製品。
  2. 基質重量に基づいて活性ゾーンは不活性ゾーンよりも高い全濃度の有益物質を含有している請求項1に記載の身体手入れ用製品。
  3. 活性ゾーンの有益物質が基質に基づいて0.01−100重量%の濃度範囲である請求項1または2に記載の身体手入れ用製品。
  4. 有益物質の動的活性ゾーン消耗パーセンテージが基質の重量に基づいて50%未満である請求項1から3のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  5. 水不溶性基質が、織布または不織布の少なくとも1つの層を含み、有益物質が前記布にパターンとして付着されている請求項1から4のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  6. 基質が複数の層を含み、有益物質が水不溶性基質の一部分の少なくとも1つの層にコーティングされている請求項1から5のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  7. 活性ゾーン中の全コーティング重量が基質に基づいて1−400重量%の濃度範囲である請求項1から6のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  8. 不活性ゾーンに含有された少なくとも1種類の起泡性界面活性剤を更に含む請求項1から7のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  9. 起泡性界面活性剤が基質に基づいて2−100重量%の濃度範囲であり、活性ゾーンが20重量%未満の起泡性界面活性剤を含有する請求項8に記載の身体手入れ用製品。
  10. 活性または不活性ゾーンの担体溶媒が基質に基づいて5−160重量%の濃度範囲である請求項1から9のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  11. 活性ゾーンまたは不活性ゾーンで製品の吸収能力に対する担体溶媒の比が0.13以下である請求項1から10のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  12. 織布または不織布の少なくとも1つの層が親水性の布を含む請求項5から11のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  13. 親水性の布がセルロース系繊維と非セルロース系繊維との混紡である請求項12に記載の身体手入れ用製品。
  14. 親水性の布がレーヨン及びポリエステルを含む請求項13に記載の身体手入れ用製品。
  15. 親水性の布がレーヨン及びポリエステルを9.8−1.0の濃度比範囲で含む請求項14に記載の身体手入れ用製品。
  16. 親水性の布が0.5mm−10mmの範囲の主軸直径を有する複数の開孔を含んでおり、前記開孔が1線センチメートルあたり1−10個の範囲で基質に分布している、請求項12から15のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  17. 親水性の布が、水流絡み合い、ウェットレイ、ドライレイ、スパンボンド、ニードルパンチまたはエアレイから選択された方法によって製造された繊維から成る少なくとも1つの層を含む、請求項12から16のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  18. 有益物質と起泡性界面活性剤との和の基質に対する濃度比が基質の重量に基づいて5.0未満である、請求項8から17のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  19. 少なくとも1種類の活性剤が、殺菌剤、ビタミン、ニキビ防止活性剤、しわ防止活性剤、皮膚萎縮防止活性剤、皮膚修復活性剤、皮膚障壁修復活性剤、非ステロイド化粧用鎮静活性剤、人工的日焼け剤及び日焼け促進剤、皮膚明色化活性剤、日光遮断活性剤、皮脂刺激剤、皮脂抑制剤、酸化防止剤、プロテアーゼ阻害剤、皮膚引締め剤、痒み防止成分、毛髪成長阻害剤、5−アルファレダクターゼ阻害剤、皮膚剥脱酵素エンハンサー、抗グリケーション剤またはそれらの混合物から選択される、請求項1から18のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  20. 更に、基質の活性ゾーンの有益物質に接触した少なくとも1種類の水溶性または水分散性インジケーターを、隣接ゾーンとは異なる識別可能な外観を活性ゾーンに与えるために十分な量で含み、前記外観は、色の主波長、色彩もしくは明暗の濃度または表面反射率から選択され、製品を水に接触させたときに活性ゾーンの外観が変化して、有益物質がユーザーの皮膚または毛髪に転移したことを標示する、請求項1から19のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  21. インジケーターが化粧品に適した染料であり、前記染料は、担体溶媒に少なくとも部分的に溶媒和、分散もしくは懸濁しているか、または水不溶性基質に実質的に結合している、請求項20に記載の身体手入れ用製品。
  22. インジケーターが、永久染料、pH感受性染料、障壁層に隣接のカプセル化染料、ロイコ染料、または、活性剤、コンディショニング剤もしくは美感向上剤に実質的に結合した染料から選択される、請求項20または21に記載の身体手入れ用製品。
  23. カプセル化染料が、水、活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤、起泡性界面活性剤、水混和性溶媒、油、油溶性溶媒またはそれらの混合物から選択された物質による障壁層の機械的破壊、溶解または透過によって放出される、請求項22に記載の身体手入れ用製品。
  24. 担体溶媒が、水、多価アルコール、ポリオールまたはそれらのブレンドから選択された化合物を含む、請求項1から23のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  25. 担体溶媒が少なくとも20重量%の水を含有する請求項1から24のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  26. 活性ゾーンが、縞模様、幾何学形、アモルファス形、記号、標識またはそれらの組合せから選択された識別可能なパターンを有している、請求項1から25のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  27. 活性ゾーン及び隣接ゾーンが実質的に平行な境界線をもつ縞として配置されている、請求項1から26のいずれか一項に記載の身体手入れ用製品。
  28. (a)活性剤、コンディショニング剤または美感向上剤から選択された少なくとも1種類の有益物質を含む組成物を調製する段階と、
    (b)段階(a)で得られた組成物に起泡性界面活性剤、担体溶媒及び可視インジケーターを任意の順序で添加する段階と、
    (c)コーティング、噴霧、跳掛け、浸漬、スロットダイコーティングまたはステンシルコーティングから選択された方法を使用し、段階(b)で調製した組成物を1つのパターンとして親水性基質に塗布する段階と
    (d)製品中の含水量を基質に基づいて5−50重量%の濃度範囲に任意の順序で調整する段階と、
    を含み、可視インジケーターを含有している親水性基質が基質に基づいて20重量%未満の起泡性界面活性剤をパターン化領域に含有している、請求項1から27のいずれか一項に記載の使い捨ての一回使用型身体手入れ用製品の製造方法。
  29. パターンが、縞模様、幾何学形、アモルファス形、記号、標識またはそれらの組合せから選択される請求項28に記載の方法。
  30. (a)(i)活性ゾーンと活性ゾーンに隣接の不活性ゾーンとを有している水不溶性基質と、
    (ii)皮膚または毛髪をトリートメントするための活性剤、コンディショニング剤、美感向上剤またはそれらの混合物から選択された有益物質を離脱自在に含有している活性ゾーンと、
    (iii)外観が、色の主波長、色彩もしくは明暗の濃度または表面反射率から選択され、製品を水に接触させたときに前記外観が変化して、有益物質がユーザーの皮膚または毛髪に転移したことを標示する、活性ゾーンに識別可能な前記外観を与えるために十分な量で活性ゾーンの有益物質に接触している少なくとも1つの水溶性または水分散性可視インジケーターとから成る、請求項1から27のいずれか一項に記載の製品を準備する段階と、
    (b)製品を水で湿潤させる段階と、
    (c)製品を皮膚または毛髪に塗布し、有益物質を0.01μg/cm−20μg/cmのレベルで皮膚または毛髪に付着させる段階と、
    を含む、皮膚または毛髪に有益物質を付着させる方法。
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