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JP2005508250A - 立方形メディアを用いるミル法 - Google Patents

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JP2005508250A JP2003542287A JP2003542287A JP2005508250A JP 2005508250 A JP2005508250 A JP 2005508250A JP 2003542287 A JP2003542287 A JP 2003542287A JP 2003542287 A JP2003542287 A JP 2003542287A JP 2005508250 A JP2005508250 A JP 2005508250A
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Abstract

本発明は、粒子の粒子サイズの減少および/または分散を引き起こすプラスチック製の実質的に立方形のメディアを用いるメディアミルによる粒子分散体の調製に関する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、メディアミルによる粒子分散体の調製に関する。より具体的には、本発明は、メディアの良好な流動化、予測可能なスケールアップ挙動、効率的な粒子サイズの減少、低い汚染、および最終分散体の性能の改良を特徴とする改良されたメディアミル法に関する。
【背景技術】
【0002】
メディアミルは、インクや塗料(例えば、自動車ペイント)に含まれる着色剤をミリングするためにますます使用されるようになってきている。そのようなミルは、材料を粉砕することができるが、より典型的には、粒子を脱凝集させ、分散を促進する働きをする。
【0003】
商業生産で使用される従来のメディアミルは、通常、スラリーでメディアを流動化させることによりミリングを行うことを特徴とする攪拌機付きのチャンバーを備える。スラリーは、通常、連続的に供給され、チャンバー出口には、通常、スラリーの通過およびメディアの保持を可能にするセパレータースクリーンが存在する。
【0004】
メディアが小さくなるほど、ミリングは効率的になり、最終的に粒子サイズは小さくなるが、メディアが小さくなるにつれて、分離は困難になり、セパレーターにおける圧力蓄積(流体閉塞に起因する)は許容できなくなる。ほとんどの商業用途では、0.35mmのメディアが実用上の下限であると考えられる。
【0005】
メディアをより良好に流動化させれば、ミリングはより速くより効率的になる。米国特許公報(特許文献1)(ザクヘイム(Zakheim)ら)の技術は、流動化の改良に関するものである。
【0006】
インクジェットインクや自動車ペイントの製造のような特に要求の厳しい最終用途では、メディアの特性は重要である。ガラスやセラミックスのような脆砕性メディアを用いると、分散体中に破損メディアの破片が残る可能性があるので、インクジェットプリントヘッドの細い流路を塞ぐ可能性がある。ステンレス鋼やジルコニウムのような金属メディアを用いると、分散体中に痕跡量の金属が残るので、変色を引き起こしたり、場合により、プリントヘッドの電気的誤動作を引き起こしたりする。また、ジルコニウムで汚染されると、例えば、アルミニウムや雲母を含有する着色剤の透明性が低下することにより、自動車コーティングの外観に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0007】
メディア汚染の問題点のいくつかを回避するために、米国特許公報(特許文献2)(グネルリッチ(Gnerlich)ら)には、好ましくはポリスチレンで作製された好ましくは球形状のプラスチック製メディアの使用が教示されている。
【0008】
上述した開示は、実際上完全に明記されたごとく参照により本明細書に組み入れられるものとする。
【0009】
改良されたメディアミリング法、特に、インクジェットインクおよび自動車やトラックなどの乗物用の外装ペイントのような高性能の最終用途に適した着色剤分散体を製造するための改良されたメディアミリング法が依然として必要とされている。
【0010】
【特許文献1】
米国特許第5022592号明細書
【特許文献2】
米国特許第5891231号明細書
【特許文献3】
国際公開第01/94476号パンフレット
【特許文献4】
米国特許第5085698号明細書
【特許文献5】
米国特許第5231131号明細書
【特許文献6】
米国特許第5272201号明細書
【特許文献7】
米国特許第5519085号明細書
【非特許文献1】
デグッサ・コーポレーション(Degussa Corporation),”ジェットブラックおよびグレーの塗料の色彩測定(Coloristic Measurements of Jet−Black and Grey Coatings),” 顔料に関する技術報告(Technical Bulletin on Pigments),第37号,1994年
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0011】
立方形メディアの使用については、先に組み入れた米国特許公報(特許文献2)に概説されたが、球形メディアが好ましいと教示された。実際には、現場では、少なくとも任意の種類の商用メディアミリング操作に適した唯一の実用可能なメディア形状は球であると一般に考えられており、立方体のように鋭いエッジを有するメディアを利用した場合、流動化が不十分で、スラリーを粉砕するのではなくそれ自体を粉砕する傾向を示すにすぎないであろうとみられている。これとは対照的に、驚くべきことに、実質的に立方体の形状のプラスチック製メディアがミリングに有利で、摩耗に対して耐久性があり、インクジェット用および自動車用の着色剤分散体の調製に特に効果があることをこのたび見いだした。
【0012】
したがって、本発明は、着色剤の粒子サイズの減少および/または分散を引き起こす条件下で、またミリングメディアの存在下でメディアミル内の着色剤スラリーをミリングする工程を含む着色剤分散体の製造方法であって、該ミリングメディアがプラスチック製の実質的に立方形のミリングメディアであることを特徴とする上記方法を提供する。
【0013】
特に好ましい実施形態では、着色剤は、インクジェットインク着色剤であり、着色剤分散体は、インクジェットインクの製造に好適である。
【0014】
他の好ましい実施形態では、着色剤は、自動車ペイント着色剤であり、着色剤分散体は、自動車やトラックのような乗物用の外装ペイントの製造に好適である。例えば、本発明の分散体は、プライマー、プライマーサーフェーサー、単層塗料であってもよい上塗り塗料、または透明コート/下塗りコート仕上げもしくは三層コート仕上げの下塗り塗料のようなさまざまな自動車塗料またはペイント組成物に添加することができる。この用途では、顔料は、典型的には、塗料組成物で使用される適切なキャリヤーおよび任意の皮膜形成性ポリマーと共にまたは他の相溶性ポリマーもしくは分散剤と共に着色剤分散体を最初に形成することにより塗料に導入される。次に、着色剤分散体を塗料組成物で使用される他の成分とブレンドする。塗料のジェットネス(jetness)は、プラスチック製立方形メディアを用いてメディアミルにより塗料を調製した場合、球形粉砕メディアを用いる従来のメディアミル粉砕で処理された塩基性カーボンブラック分散体と比較して改良される。
【0015】
本発明のこれらのおよび他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を一読すれば当業者にはより容易に理解されよう。当然のことながら、明確にするために個々の実施形態に関連して以上および以下に記載した本発明の特定の特徴を組み合わせて単一の実施形態で提供することも可能である。逆に、簡潔にするために単一の実施形態に関連して記載した本発明の種々の特徴を単独でまたは任意の部分的組合せで提供することも可能である。さらに、文脈上明らかに異なる場合を除いて、単数形による言及は、複数形をも包含しうる(例えば、「a」および「an」は、1つもしくはそれ以上を意味しうる)。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
上述したように、本発明で使用されるメディアは、プラスチック製かつ実質的に立方形である。「実質的に」立方形とは、メディアは性質上立方形であるが、その寸法、コーナー、およびコーナー角は、完全な立方体のものと正確に一致する必要はないことを意味する。例えば、立方形メディアは、押出法により作製することが可能であり、製造プロセスの結果として、わずかに丸みを帯びたコーナー、完全には等しくないエッジ寸法、正確には直角でないいくつかのコーナー角、または他のわずかな「不規則性」を有していてもよい。したがって、当業者には当然のことながら、「実質的に」立方形とは、商業生産の枠内で一般に受け入れられる許容差の範囲内で立方形であるとみなされる材料を包含するものと解釈される。
【0017】
実質的に立方形のメディアの好ましいサイズ(エッジ寸法)は、約0.3〜1.0mm、より好ましくは約0.35〜0.80mm、最も好ましくは約0.5mmである。立方形メディアはすべて実質的に同一のサイズを有することが好ましい。これに関連して「実質的に」とは、当業者にはきわめて当然のことながら、通常の商業生産の許容差の範囲内の変動を包含するものと解釈される。
【0018】
先に述べたように、メディアの容易な流動化は、ミルの運転に有利である。流動化を支援する方法の一つは、メディアの密度をミリングされるスラリーの密度に一致させるものである。しかしながら、これは一般的な方法ではない。インクジェットインク分散体の調製を例にとると、キャリヤーは、通常、水であり、ミリングされる粒子は、典型的には、有機顔料着色剤である。したがって、(スラリーの全重量を基準にして)15〜20重量%の着色剤スラリーの密度(周囲温度における密度)は、典型的には、約1.05から約1.25g/mLの間にある。シリカ、セラミックス、および金属のような通常の材料で作製されたメディアは、スラリー密度よりもかなり大きい比重を有し、ミリングチャンバーの底に沈降する傾向がある。メディアを流動化させるのに大きなエネルギーを要し、多くの場合、不均一な領域が存在する。
【0019】
したがって、プラスチック製メディアの密度は、好ましくは、ミリングされるスラリーの密度に実質的に一致する。これに関連して、メディアの比重は水の比重よりも大きいかまたはそれに等しく、ミリングされるスラリーの約±20%以内、より好ましくは約±15%以内、特に約±10%以内であることが好ましい。インクジェットインクまたは外装ペイントの着色剤分散体の製造において、最終用途の見地から、メディアは、好ましくは約1.0と約1.3の間、より好ましくは約1.04と約1.25の間、最も好ましくは約1.07と約1.2との間の比重を有する。
【0020】
プラスチックは、好ましくは、ポリアミドナイロン(比重は一般的には約1.14)またはポリカーボネート(比重は一般的には約1.2)のような強靭なエンジニアリングプラスチックである。プラスチックは、充填または複合化されたプラスチック材料をも包含する。特に好ましいプラスチックは、ここに特に関心の対象となるインクジェットスラリーおよび外装ペイントスラリーとの良好な適合性が見いだされ、そのようなスラリーと組み合わせて使用したときに良好な流動化を示したポリアミドナイロンである。
【0021】
ミリングされるスラリーは、不溶性着色剤を含有するものであってもよい。着色剤は、典型的には、無機および有機の顔料、分散染料などである。このほかに、「自己分散性」があると記載されている着色剤((特許文献3)参照。この特許は、実際上完全に明記されたごとく参照により本明細書に組み入れられるものとする)のように表面処理された着色剤が挙げられる。着色剤充填率は、全スラリー重量を基準にして、典型的には10重量%と30重量%の間、好ましくは約15重量%から20重量%の間にある。
【0022】
自動車ペイントなどに適した分散体は、顔料(無機顔料と有機顔料の両方)をベースとする。一般に無機顔料は有機顔料と比較してより高い密度を有するので、自動車用分散体の密度は1.35g/mL程度の大きい値(1.05〜1.35)をとりうる。
【0023】
インクジェットプリントヘッドの細い流路を塞ぐことなく効果的に基材(紙)を覆い隠すことが顔料粒子サイズに対する要件であるインクジェット用途とは対照的に、自動車着色剤分散体は、アルミニウムおよび雲母を含有するペイントに供するときは非常に透明である必要があり、黒色ペイントに供するときは非常に濃い黒色(不透明)である必要がある。適切な高透明度またはジェットネスを得るには、場合にもよるが、ミルに通して分散処理するときに顔料の粒子サイズを効果的に減少させる必要がある。実際には、顔料の脱凝集度をできるかぎり高くすることが望ましく、そうすることにより、典型的には、外観が向上し、顔料の利用率が改良される。
【0024】
キャリヤーは、好ましくは、水性系であるが、必ずしもそうである必要はない。水性系とは、水と場合により水溶性共溶媒とで構成されていることを意味する。キャリヤーは、分散剤、脱泡剤、および/または任意の他の有用な配合成分を含有しうる。本明細書中で使用する場合、着色剤スラリーと着色剤分散体は、本質的に同一物を意味するが、分散体が言及された場合、一般的には、完全にミリングされた完成スラリーを指す。
【0025】
ミルは、ネッチ・インコーポレーテッド(Netzsch,Inc.)(ペンシルバニア州キクストン(Exton,PA))およびプレミア・ミル(Premier Mill)(ペンシルバニア州リーディング(Reading,PA))から市販されているミルをはじめとする任意の便利なミルであってよい。金属汚染を低減させるために、スラリーに接触させるミル回転部は、好ましくは、プラスチック製またはプラスチック張りである。本発明は、連続モードで動作するミルに特に有利である。さらに、本発明は、ミリングチャンバーが少なくとも1.5リットルの容積、より好ましくは少なくとも15リットルの容積である商業規模のミリング操作に特に有利である。好適なミルおよびミリング条件の一般的詳細事項は、当業者には周知である。
【0026】
本発明に従って調製される着色剤分散体は、インクジェットインクおよび乗物用外装ペイント着色材の製造に特に有用である。一般的には完成インク(濃厚物)に必要とされるよりも着色剤濃度が高いインクジェット分散体の場合、分散体を適切な配合成分と混合し、必要に応じて希釈し、所望の性質を有するインクを得る。
【0027】
当業者には周知のように、インク配合成分として、分散剤、湿潤剤、バインダー、脱泡剤、湿潤剤、および共溶媒のうちの1つ以上を含有しうる。
【0028】
インクジェットインク、成分、および配合物についてのさらなる詳細事項は、一般的には、先に組み入れた米国特許公報(特許文献2)および(特許文献3)、さらには米国特許公報(特許文献4)、(特許文献5)、(特許文献6)、および(特許文献7)により例示されるように、当業者には周知である。これらの特許は、実際上完全に明記されたごとく参照により本明細書に組み入れられるものとする。
【0029】
同一の考慮点は、顔料分散体が通常のペイント形成技術に従って他の周知の成分と一般に混合される自動車ペイントにもあてはまる。当業者には周知のように、外装ペイント配合物の場合、スラリーは、分散剤、湿潤剤、バインダー、架橋剤、触媒、脱泡剤、UV遮断剤、レオロジー制御剤、および共溶媒、ならびに安定性、湿潤性、および適用性を確保するのに必要な他の添加剤のうちの1つもしくはそれ以上を含むペイント配合成分を含有しうる。
【0030】
これらの外装ペイント配合物の場合、自動車ペイントは、プライマー、プライマーサーフェーサー、または単層塗料であってもよい上塗り塗料、あるいは透明コート/下塗りコート仕上げもしくは三層コート仕上げの下塗り塗料であるペイントから構成しうる。
【0031】
自動車やトラックのような乗物用の外装ペイントに適した着色剤の分散体についてのさらなる詳細事項は、一般的には、当業者には周知である。
【0032】
実質的に立方形の粉砕メディアを用いてメディアミルにより調製される、自動車やトラックのような乗物用の外装ペイントは、メディアの良好な流動化、予測可能なスケールアップ挙動、効率的な粒子サイズの減少、低い汚染、および最終分散体の性能の改良、さらには最終コーティングのジェットネスの改良を呈しうるペイント、特に黒色ペイントを生じる。
【実施例】
【0033】
(実施例1)インクジェット配合物に適するポリスチレンおよび酸化ジルコニウムの球形メディアと比較したポリアミド立方形メディア
【0034】
インク濃厚分散体を作製するために3つのタイプのメディアを選択した。メディアの物理的性質を表1に示す。
【0035】
【表1】
Figure 2005508250
【0036】
表2に示される以下の成分を混合することにより、青色顔料の3つの個別の水性プレミックススラリーを調製した。最初に、液体成分を2.5ガロンのハイ・スピード・ディスパーサー(High Speed Disperser)(HSD)に充填した。液体成分を低速度(1000rpm)で30分間混合した後、青色顔料を充填した。次に、HSD速度を4000rpmまで増大させて、すべての成分を2時間混合した。
【0037】
【表2】
Figure 2005508250
【0038】
HSDプレミックススラリーを調製した後、低速度攪拌機(<250rpm)を備えた5ガロンのプロセスタンクに移した。この攪拌機付きタンクにおいて、追加の2917.0gの脱イオン水を添加してプレミックスを希釈し、メディアミリングに適するようにした。この最終的プレミックススラリーの比重は、1.12であった。
【0039】
2.0リットルのスーパーミル(Supermill)SM2(ペンシルバニア州リーディングのプレミア・ミル(Premier Mill,Reading,PA))をメディアミルとして使用し、3つの異なるタイプのメディアを利用することにより、それぞれ2.5ガロンのこれらの3つの水性スラリーを処理した。SM2の操作条件は以下のとおりである:メディア充填率85%、生成物流量2.5GPH、ミル速度2400FPM、およびスクリーン0.2〜0.3mm。蠕動ポンプ(ランドルフ(Randolph)M500)を用いて、攪拌機付きタンクの底部からSM2を介して攪拌機付きタンクの上部にスラリーを供給した。この再循環メディアミリングを102.8分間の滞留時間で16時間行った。
【0040】
ミリングが終了した後、1未満の希釈係数でマイクロトラック(Microtrac)UPA−150(フロリダ州ラーゴ(Largo,FL))により各スラリーの平均粒子サイズおよび累積粒子サイズ分布を分析した。表3は、3つの異なるメディアについて平均粒子サイズおよびその減少を示している。実質的に立方形のポリアミドメディアを用いると、球状ポリスチレンメディアを用いたときの平均粒子サイズよりも約20%小さい最小の平均粒子サイズが得られることがわかる。直接的粒子サイズの減少を比較すべく規格化を行ったとき、プレミックス中の顔料凝集体サイズは、ポリアミドメディアにより最小レベルにまで粉砕することが可能である。ポリアミドの比重(1.13)とポリスチレンの比重(1.03)が類似していることを考慮して、メディア形状の差、すなわち、立方形と球形の差が粒子サイズの差の原因である。表3は、同一サイズのポリスチレン球形メディアの代わりにポリアミド立方形メディアを利用することにより粒子サイズの減少の15%の改良を実現しうること示している。
【0041】
酸化ジルコニウムメディアの場合には、ポリアミドメディアのときよりも良好な粉砕効果が得られなかったことから、材料の密度を高くすることは平均粒子サイズの減少に関して明かに有利でないことが示唆される。さらに、硬質ジルコニウムタイプのメディアの使用に起因して金属汚染が起こると、インクの変色を引き起こしたり、場合によりプリントヘッドの故障を引き起こしたりする可能性がある。したがって、酸化ジルコニウムはインク分散体を作製するのに好ましくない。
【0042】
【表3】
Figure 2005508250
【0043】
表4は、ポリアミド、ポリスチレン、および酸化ジルコニウムのメディアにより作製された最終分散体の累積粒子サイズ分布を示している。この場合にもまた、ポリアミドメディアを用いると、終始一貫して、全範囲にわたりポリスチレンよりも小さい粒子サイズが得られる。このことからさらに、0.5mmの球形ポリスチレンメディアを利用するよりも0.5mmの立方形ポリアミドメディアを利用するほうが有利であり改良されることが実証される。
【0044】
【表4】
Figure 2005508250
【0045】
(実施例2)ポリアミド立方形メディアの耐久性
ポリアミド立方形メディアは、強力粉砕時、耐久性が非常に大きいことを見いだした。先に記載の方法により調製した8つの異なる青色顔料15:3プレミックスバッチ(それぞれ2.5ガロン、それぞれ40時間ミリング)を320時間かけて連続的にメディアミリングすることにより最終分散体の平均粒子サイズを75nm未満までさらに減少させうることが試験により明らかにされた。顕微鏡下での目視検査から、ポリアミド立方体は実質的になんらその形状を失わなかったので、粉砕効率は、長いミリング時間にわたり著しく減少することはないであろう。通常、小さいメディアミルは、より大きいメディアミルと比較して、ミル内部の分散体の単位体積あたりの粉砕エネルギーが大きい。したがって、45リットルのプレミア・スーパーミル2(Premier Supermill2)のようなより大きい商業規模のメディアミルを用いれば、ポリアミドメディアが粉砕効率を失うまでの時間を、2リットルのプレミア・スーパーミル2(Premier Supermill2)を用いたときの3倍にすることが可能であろう。
【0046】
(実施例3)自動車塗料
メディアのタイプだけを変化させて同一の分散体組成および分散体処理を用いて、2つのカーボンブラック顔料分散体を調製した。ER 120S 0.6〜0.8mmジルコニア(オハイオ州のエスイーピーアール(SEPR,Ohio)から入手)および立方形ナイロンメディアを用いて、それぞれ、対照分散体および実験分散体を作製した。
【0047】
分散体はいずれも、次の成分(重量%)を含有:
【0048】
【表5】
Figure 2005508250
【0049】
そして、15.37%の固形分および53.7/100の分散剤対顔料比を有していた。
【0050】
HSDを用いて1時間かけてそれぞれ11800g(3ガロン)のプレミックスを調製した。次に、これらのプレミックスをネッチ・インコーポレーテッド(Netzsch,Inc.)(ペンシルバニア州キクストン(Exton,PA))製の2.0L LMZミルに通して処理した。処理パラメーターは次のとおりであった:メディア85%、ローター回転数2250RPM、および生成物流量525グラム毎分、粉砕時間240分間。30分ごと分散体サンプルを採取し、ジェットネス評価にかけた。
【0051】
次の塗料組成物に基づいてジェットネスを測定した。
【0052】
【表6】
Figure 2005508250
【0053】
塗料組成物を基材上に適用し、透明塗料で上塗りした。
【0054】
各パネルの色のジェットネスを測定した。ジェットネスとは、黒色フィルムの色の尺度である。ジェットネス測定についての詳細な説明は、(非特許文献1)の刊行物中にある。この文献は、参照により組み入れられるものとする。ジェットネス数は、標準的な分光光度計を用いて10度の角度で測定されるL、a、およびb値の関数であり、ジェットネス数は、上記の刊行物中に記載の式を用いて計算される。ジェットネス数は、L、a、およびb値の減少に伴って増加する。したがって、より暗色のより濃い青色およびより小さい赤色度を有する望ましい黒色下塗り塗料は、より高いジェットネス数を有する。各サンプルのジェットネス数を以下に示す。
【0055】
【表7】
Figure 2005508250
【0056】
上記の結果から、ナイロンメディアを用いて作製された分散体を含有する自動車塗料はジルコニアメディア対応物と比較してジェットネスが約25単位大きいことがわかる。
【0057】
粒子サイズ測定によりジェットネスデータを確認した。最終分散体(粉砕時間240分間)の平均粒子サイズおよび粒子サイズ分布を1未満の希釈係数でマイクロトラック(Microtrac)UPA−150を用いて分析した。以下のデータから、立方形ナイロンを用いて作製した分散体の平均顔料粒子は、ジルコニアメディアのときと比較して、より小さいことがわかる。また、立方形ナイロンのときの粒子サイズ分布は、ジルコニアメディアのときよりも小さい粒子の方向にシフトする。
【0058】
【表8】
Figure 2005508250

Claims (12)

  1. 着色剤の粒子サイズの減少および/または分散を引き起こす条件下で、またミリングメディアの存在下でメディアミル内の着色剤スラリーをミリングする工程を含む、着色剤分散体の製造方法であって、該ミリングメディアがプラスチック製の実質的に立方形のミリングメディアであることを特徴とする、上記方法。
  2. 前記メディアの比重が水の比重よりも大きいかまたはそれに等しく、かつミリングされる前記スラリーの約±20%以内であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記メディアの比重が約1.0〜1.3の範囲にあり、かつ前記スラリーの密度が約1.05〜約1.35g/mLの範囲にあることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記メディアの比重が約1.0〜1.3の範囲にあり、かつ前記スラリーの密度が約1.05〜約1.25g/mLの範囲にあることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ミリングが、連続モードで動作するメディアミルにより行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記メディアミルが、少なくとも1.5リットルの容積を有するミリングチャンバーを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 前記メディアが0.35〜0.8mmのサイズであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 前記着色剤スラリーが水性系であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 前記メディアが、ポリアミドおよびポリカーボネートから選択されるプラスチックで構成されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記メディアがポリアミドナイロンで構成されていることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法に従って調製された着色剤分散体を含むことを特徴とする、インクジェットインク。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法に従って調製された着色剤分散体を含むことを特徴とする、自動車ペイント。
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