JP2005338618A - モジュール搭載型ラックパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】 モジュールボックスを可動式トレイに取り付ける形態でありながら、モジュールの実装効率を高くすることができ、また、光コードの接続を切り換える際の作業性にも優れたモジュール搭載型ラックパネルを得る。
【解決手段】 収納ラック本体の前面側に引き出し可能な可動式トレイ51に取り付けるモジュールボックス42は、前面及び一側面42bにのみ光コード37,38と接続する導出入用の複数個のコネクタアダプタ67を配備し、且つ、可動式トレイ51上の前面側及び後面側及び一側面42b側の3方に光コード37,38の布設スペースを確保するべく、モジュールボックス42の他側面を可動式トレイ51の対応する側縁に寄せて、可動式トレイ51に取り付けられる。
【選択図】 図1
【解決手段】 収納ラック本体の前面側に引き出し可能な可動式トレイ51に取り付けるモジュールボックス42は、前面及び一側面42bにのみ光コード37,38と接続する導出入用の複数個のコネクタアダプタ67を配備し、且つ、可動式トレイ51上の前面側及び後面側及び一側面42b側の3方に光コード37,38の布設スペースを確保するべく、モジュールボックス42の他側面を可動式トレイ51の対応する側縁に寄せて、可動式トレイ51に取り付けられる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、収納ラック本体の前面側に引き出し可能な可動式トレイ上に、モジュール(光通信用機器)を収容したモジュールボックスを取り付けたモジュール搭載型ラックパネルに関する。
光通信の基地局等において、例えば、加入者から基地局に導入された外部光コードと局内のモジュール(光通信用機器)との接続構造として、EIA規格、JIS規格等に準拠して取付穴等が装備された収納ラック本体に該収納ラック本体の前面側に引き出し可能な可動式トレイを備え、局側の光コードと外部光コードとを繋ぐモジュール(光通信用機器)を可動式トレイに設置してラックパネルを構築する方法が提案されている。
従来、この種のラックパネルでは、モジュールは対向する両側面のそれぞれに導出入用の光コードを接続するコネクタアダプタを装備し、このモジュールを可動式トレイの略中央に配置する。その場合に、モジュールの取り付け向きは、両側面のコネクタアダプタが可動式トレイの両側に臨む向きとし、モジュールの4方に空いたスペース、特に、可動式トレイの引き出し方向と直交する両側に空いたスペースを各光コードの布設スペースやコード余長収納部として利用することが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ラックパネル上での高密度実装化に伴い、可動式トレイ上に複数組のモジュールを配置する場合のモジュールと光コードとの接続作業性の向上、可動式トレイの出し入れ操作時に各モジュールに光コードが引っ掛かって相互間に破損が発生することのないようにする等の観点から、複数組のモジュールを所定の大きさの筐体(モジュールボックス)に収容した単一のユニット状態にして、このモジュールボックスを可動式トレイ上に装備するラックパネルが研究されている。
しかし、光コードが接続されるモジュールを可動式トレイの中央に設置して、その周囲の4方の空きスペースを光コードの布設スペースに利用するという従来の光コード接続技術を、モジュールボックスを搭載するラックパネルの場合に適用すると、実装効率の低下等の問題が生じた。
図5のラックパネル1は、その例を示したものである。
図5のラックパネル1は、その例を示したものである。
図5のラックパネル1は、図示せぬ収納ラック本体の前面側に引き出し可能な可動式トレイ2と、光コードと接続するモジュール(光通信用機器)4を収容して可動式トレイ2に取り付けられたモジュールボックス5とを備えた構成である。
モジュールボックス5は、モジュール4を収容する箱形の筐体で、可動式トレイ2の幅方向に離間した両側面5a,5bのそれぞれに、光コードを接続するコネクタアダプタ7を装備している。モジュールボックス5の一方の側面5aのコネクタアダプタ7は、例えば、収納ラック本体の背部から可動式トレイ2に導入された入力側(局側)の光コードが接続される。また、他方の 側面5bのコネクタアダプタ7は、例えば、収納ラック本体の背部から可動式トレイ2に導入された出力側(加入者側)の光コードが接続される。
図示例のモジュール4は、光スプリッタ、光フィルタ等の光受動部品である。モジュール4は、その一端側が側面5aのコネクタアダプタ7を介して入力側の光コードに接続されると共に、他端側が側面5bのコネクタアダプタ7を介して出力側の光コードに接続される。
従来の光コード接続技術では、図示のように、可動式トレイ2上でのモジュールボックス5の取り付け位置は、モジュールボックス5の両側方と後方のそれぞれに光コードの布設スペース11a,11b,11cが確保されるように、可動式トレイ2の幅方向の中央で前寄りの位置に設定される。
モジュールボックス5の一側面5a側の布設スペース11aは、収納ラック本体の背部から可動式トレイ2に導入された入力側(局側)の光コードを布設するために利用される。モジュールボックス5の他側面5b側の布設スペース11bは、収納ラック本体の背部から可動式トレイ2に導入された出力側(加入者側)の光コードを布設するために利用される。モジュールボックス5の背面側の布設スペース11cは、収納ラック本体の背部から可動式トレイ2に導出入される各光コードに対して可動式トレイの引き出し操作のために付与するコード余長を収納するスペース(余長収納部)として利用される。
モジュールボックス5の一側面5a側の布設スペース11aは、収納ラック本体の背部から可動式トレイ2に導入された入力側(局側)の光コードを布設するために利用される。モジュールボックス5の他側面5b側の布設スペース11bは、収納ラック本体の背部から可動式トレイ2に導入された出力側(加入者側)の光コードを布設するために利用される。モジュールボックス5の背面側の布設スペース11cは、収納ラック本体の背部から可動式トレイ2に導出入される各光コードに対して可動式トレイの引き出し操作のために付与するコード余長を収納するスペース(余長収納部)として利用される。
以上のラックパネル1の構成では、モジュールボックス5内には、モジュール4を許容曲げ半径以上の曲率で各コネクタアダプタ7に接続するためのボックス内布線スペース13を、モジュールボックス5の両側面5a,5bに沿って、それぞれ確保しなければならない。
そのため、モジュールボックス5内幅寸法をW1,ボックス内布線スペース13の幅をW2とすると、モジュール4を実装するために有効な幅Wは、W=W1−2W2となって、大幅に減少してしまう。
その結果、モジュールボックス5を使用しないで、各モジュール4を直接可動式トレイ2上に分散配置する場合には、二列にモジュール4を配置できる場合でも、モジュールボックス5を使用した場合には、図示のように、一列にしかモジュール4を装備することができず、モジュール4の実装効率が低下するという問題が生じてしまう。
そのため、モジュールボックス5内幅寸法をW1,ボックス内布線スペース13の幅をW2とすると、モジュール4を実装するために有効な幅Wは、W=W1−2W2となって、大幅に減少してしまう。
その結果、モジュールボックス5を使用しないで、各モジュール4を直接可動式トレイ2上に分散配置する場合には、二列にモジュール4を配置できる場合でも、モジュールボックス5を使用した場合には、図示のように、一列にしかモジュール4を装備することができず、モジュール4の実装効率が低下するという問題が生じてしまう。
また、例えば、モジュールボックス5の他側面5bのコネクタアダプタ7に接続する出力側(加入者側)の光コードは、加入者線の追加や取り消し等のためにコネクタ接続の切り換え(抜き差し)の頻度が高い。ところが、上記のようなコネクタアダプタ7の配置では、可動式トレイ2を大きく前方に引き出さないと、奥のコネクタアダプタ7への抜き差しが行い難く、光コードの接続を切り換える際の作業性が悪いという問題もあった。また、可動式トレイ2の引き出し長を大きく確保するためには、コード余長を増大させると同時に、その増大させたコード余長を収容できる十分な大きさの布設スペース11cをモジュールボックス5の背後に確保しなければならず、大きな余長収納部の確保のために、搭載するモジュールボックス5の大きさも制限されてしまうという問題も生じた。
本発明の目的は、モジュールを収容したモジュールボックスを可動式トレイに取り付ける形態でありながら、モジュールの実装効率を高くすることができ、また、光コードの接続を切り換える際の作業性にも優れたモジュール搭載型ラックパネルを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載のモジュール搭載型ラックパネルは、収納ラック本体の前面側に引き出し可能な可動式トレイと、前記可動式トレイに取り付けられ光コードと接続するモジュール(光通信用機器)を収容したモジュールボックスとを備えたモジュール搭載型ラックパネルであって、
前記モジュールボックスは、前面及び一側面にのみ前記光コードと接続する導出入用の複数個のコネクタアダプタを配備したことを特徴とする。
前記モジュールボックスは、前面及び一側面にのみ前記光コードと接続する導出入用の複数個のコネクタアダプタを配備したことを特徴とする。
本発明に係る請求項2記載のモジュール搭載型ラックパネルは、請求項1に記載のモジュール搭載型ラックパネルにおいて、前記モジュールボックスの前面に配備されるコネクタアダプタ相互は光コードの接続切り換えが容易なように配列ピッチを大きく設定し、前記モジュールボックスの一側面に配備されるコネクタアダプタ相互は配列ピッチを前記モジュールボックスの前面側の配列ピッチよりも小さく設定したことを特徴とするとよい。
本発明に係る請求項3記載のモジュール搭載型ラックパネルは、請求項1又は2に記載のモジュール搭載型ラックパネルにおいて、前記モジュールボックスは、前記可動式トレイ上の前面側及び後面側及び一側面側の3方に光コードの布設スペースを確保するべく、他側面を前記可動式トレイの対応する側縁に寄せて、可動式トレイに取り付けたことを特徴とするとよい。
本発明に係る請求項4記載のモジュール搭載型ラックパネルは、請求項3に記載のモジュール搭載型ラックパネルにおいて、前記可動式トレイ上で、前記モジュールボックスの前面側に確保された光コードの布設スペースと前記モジュールボックスの一側面側に確保された光コードの布設スペースとが交差する一角のスペースを、前記モジュールボックスの前面のコネクタアダプタに接続する光コードのコード余長収納部としたことを特徴とするとよい。
本発明に係る請求項5記載のモジュール搭載型ラックパネルは、請求項3又は4に記載のモジュール搭載型ラックパネルにおいて、前記モジュールボックスに収容されるモジュールが、光スプリッタであることを特徴とするとよい。
本発明のモジュール搭載型ラックパネルによれば、モジュールボックスに装備するコネクタアダプタは、モジュールボックスの前面及び一側面にのみ配置しているため、モジュールボックスの内部に確保しなければならないボックス内布線スペースが、モジュールボックスの前面側及び一側面側だけで済み、モジュールボックス内のモジュールの実装に有効な幅W4及び長さL4を、対向する両側面にコネクタアダプタを装備する従来構造と比較して、大きくとることができる。
しかも、モジュールボックスを可動式トレイの一側に寄せて取り付けるため、モジュールボックスの外周に装備する光コードの布設スペースは、モジュールボックスの前後、及びモジュールボックスの一側面側のみで、可動式トレイの幅寸法に対して、取り付け可能なモジュールボックスの幅寸法自体の拡大も図れる。
即ち、モジュールボックス内部におけるボックス内布線スペースの削減と、モジュールボックスの幅寸法自体の拡大との相乗によって、モジュールボックス内におけるモジュールの実装に有効な幅を大幅に増大させることができ、モジュールを収容したモジュールボックスを可動式トレイに取り付ける形態でありながら、モジュールの実装効率を高くすることができる。
即ち、モジュールボックス内部におけるボックス内布線スペースの削減と、モジュールボックスの幅寸法自体の拡大との相乗によって、モジュールボックス内におけるモジュールの実装に有効な幅を大幅に増大させることができ、モジュールを収容したモジュールボックスを可動式トレイに取り付ける形態でありながら、モジュールの実装効率を高くすることができる。
以下、本発明に係るモジュール搭載型ラックパネルの好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るモジュール搭載型ラックパネルを搭載した光接続箱の第1の実施の形態の斜視図である。
この光接続箱31は、例えば、光通信の基地局等において加入者に接続される外部光ファイバ心線33と局内の光通信用機器との接続等に使用されるもので、光通信用機器を収容するための複数個のユニット収容部35a〜35jが収納ラック本体35内に設けられている。
図1は本発明に係るモジュール搭載型ラックパネルを搭載した光接続箱の第1の実施の形態の斜視図である。
この光接続箱31は、例えば、光通信の基地局等において加入者に接続される外部光ファイバ心線33と局内の光通信用機器との接続等に使用されるもので、光通信用機器を収容するための複数個のユニット収容部35a〜35jが収納ラック本体35内に設けられている。
また、本実施の形態に示す3個のユニット収容部35h,35i,35jには、後述するモジュール(光通信用機器)41やモジュールボックス42等を収納ラック本体35の前面側に所定長だけ引き出し可能にする可動式トレイ51が装備されており、収納ラック本体35の外部又は収納ラック本体35内の他のユニット収容部からこの可動式トレイ51上に出入りする光コード37,38及び外部光ファイバ心線33には、各可動式トレイ51の可動を許容する光コードの余長が付与されている。
モジュール41(図2参照)やモジュールボックス42に接続する光コード37,38の余長は、結束バンドによってS字形状又はU字形状を成すコード束にして、可動式トレイ51上に用意される光コードの布設スペースに収容される。
なお、収納ラック本体35内に、可動式トレイ51上に導出入される光コード37,38の出入り口63が設置されている。
なお、収納ラック本体35内に、可動式トレイ51上に導出入される光コード37,38の出入り口63が設置されている。
可動式トレイ51に搭載されるモジュール(光通信用機器)41としては、例えば、光コード相互をコネクタ接続するコネクタモジュールや、光ファイバ相互を融着接続する融着ユニットや、通過心線の余長を収容する通過心線余長ユニットや、光ファイバをコイル状に巻回した光部品や、光コードを分岐接続する光スプリッタや光フィルタ等の光受動部品及びこれらを組み合わせて配置したものが挙げられる。
図1において、ユニット収容部35iに組み付けられた可動式トレイ51上のモジュール41は、融着ユニットである。
図1において、ユニット収容部35iに組み付けられた可動式トレイ51上のモジュール41は、融着ユニットである。
モジュールボックス42は、複数組のモジュール41を収容して、可動式トレイ51に取り付けられたものである。ここに、モジュールボックス42と可動式トレイ51とを組み合わせたものが、本明細書中で云うモジュール搭載型ラックパネル65を形成する。
この第1の実施の形態の場合、モジュールボックス42は、図2に示すように、4組のモジュール41を収容する箱型の筐体で、前面42a及び一側面42bにのみ、光コード37,38とコネクタ接続する導出入用の複数個のコネクタアダプタ67を配備している。
モジュールボックス42の一側面42bに装備したコネクタアダプタ67は入力側(局側)の光コード37の接続用で、前面42aに装備したコネクタアダプタ67は出力側(加入者側)の光コード38の接続用である。
モジュールボックス42の一側面42bに装備したコネクタアダプタ67は入力側(局側)の光コード37の接続用で、前面42aに装備したコネクタアダプタ67は出力側(加入者側)の光コード38の接続用である。
このように、入力側の光コード37を接続するコネクタアダプタ67の装備位置と、出力側の光コード38を接続するコネクタアダプタ67の装備位置とを明確に区別した構成にすることで、光コード37,38の誤接続等の発生を防止でき、光コード37,38をモジュールボックス42の各コネクタアダプタ67に接続する際の作業性を向上させることができる。
図2に戻って、モジュールボックス42の前面42aに配備されるコネクタアダプタ67相互は、出力側の光コード38の接続切り換えが容易なように、配列ピッチを大きく設定している。これに対して、モジュールボックス42の一側面42bに配備されるコネクタアダプタ67相互は入力側の光コード37の接続切り換えがないこと(或いは、接続切り換えの頻度が極めて低いこと)を前提として、配列ピッチをモジュールボックス42の前面42a側の配列ピッチよりも小さく設定している。
このように、予め接続切り換えの頻度が高くなることが予想される出力側の光コード38用のコネクタアダプタ67は、配列ピッチを大きく設定してモジュールボックス42の前面42aに配置することで、可動式トレイ51を大きく引き出さなくとも、出力側(加入者側)の光コード38のコネクタ接続部を収納ラック本体35の前面に露出させることができ、その結果、コネクタアダプタ67へのアクセスが容易になり、接続切り換え作業時の作業性が向上する。
また、接続切り換えの頻度が低い入力側の光コード37用のコネクタアダプタ67は、配列ピッチを小さく設定したことで、モジュールボックス42の一側面42b上での配列を高密度化し、モジュールボックス42の側面の長さ寸法(即ち、奥行き寸法)を短縮して、モジュールボックス42の小型化を図ることができる。
また、接続切り換えの頻度が低い入力側の光コード37用のコネクタアダプタ67は、配列ピッチを小さく設定したことで、モジュールボックス42の一側面42b上での配列を高密度化し、モジュールボックス42の側面の長さ寸法(即ち、奥行き寸法)を短縮して、モジュールボックス42の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態のモジュールボックス42は、図3に示すように、可動式トレイ51上の前面42a側及び後面42c側及び一側面42b側の3方に光コード37,38の布設スペース68a,68b,68cを確保するべく、モジュールボックス42の他側面を可動式トレイ51の対応する側縁に略密着するように寄せて、可動式トレイ51に取り付けている。
各布設スペース68a,68b,68cに布設される光コードは、図2に示すように、これらの各スペースに配置されるクランプ手段73a,73b,73c,73dによって、所定間隔で、可動式トレイ51に固定される。
このようなモジュール搭載型ラックパネル65では、モジュールボックス42に装備するコネクタアダプタ67を、モジュールボックス42の前面42a及び一側面42bにのみ配置しているため、モジュールボックス42の内部に確保しなければならないボックス内布線スペース71a,71bが、図3に示すように、モジュールボックス42の前面42a側及び一側面42b側だけで済み、モジュールボックス42内の幅寸法W5及び長さ寸法L5に対して、モジュールボックス42内のモジュール41の実装に有効な幅W4及び長さL4を、対向する両側面にコネクタアダプタを装備する従来構造と比較して、大きくとることができる。
しかも、モジュールボックス42を可動式トレイ51の一側に寄せて取り付けているため、モジュールボックス42の外周に装備する光コード37,38の布設スペース68a,68b,68cは、モジュールボックス42の前後、及びモジュールボックス42の一側面42b側のみで、可動式トレイ51の幅寸法W6に対して、取り付け可能なモジュールボックス42の幅寸法W5自体の拡大も図れる。
即ち、モジュールボックス42内部におけるボックス内布線スペース71a,71bの削減と、モジュールボックス42の幅寸法W5自体の拡大との相乗によって、モジュールボックス42内におけるモジュール41の実装に有効な幅W4を大幅に増大させることができ、モジュール41を収容したモジュールボックス42を可動式トレイ51に取り付ける形態でありながら、本実施の形態のように複数組のモジュール41を幅方向に二列に収容するなど、モジュールの実装効率を高くすることができる。
また、本実施の形態のように、モジュールボックス42の前面42aに接続切り換えの頻度が高くなる出力側の光コード38用のコネクタアダプタ67を配置して、コネクタアダプタ67へのアクセスが容易にできれば、可動式トレイ51の引き出し長自体を低減して、可動式トレイ51の引き出しに必要となるコード余長を短縮することで、モジュールボックス42の背後に確保しなければならない余長収納部も縮減することができ、これによって、可動式トレイ51に搭載するモジュールボックス42を更に大型化するなど、モジュールの実装効率の向上に役立てることができる。
また、本実施の形態のモジュール搭載型ラックパネル65では、図2に示すように、可動式トレイ51上で、モジュールボックス42の前面42a側に確保された出力側の光コード38用の布設スペース68aと、モジュールボックス42の一側面42b側に確保された入力側の光コード37用の布設スペース68bとが交差する一角のスペース69を、出力側の光コード38の余長を所定の曲げ半径の巻回状態に収容するコード余長収納部としている。
これによって、通常は利用価値の低い角部のスペース69が、コード余長収納部として有効に活用でき、モジュールボックス42の背部の布設スペース68cは、可動式トレイ51の引き出しを許容するための光コード37,38の専用の収容部として利用が可能になり、余長部の収容処理等が容易になる。
なお、モジュールボックス42にはモジュール(光通信用機器)として、例えば、図4に示すように、光コードを分岐接続する光スプリッタ44を収容することもでき、更にその他の光通信用機器を収容した構成とすることも可能である。
31 光接続箱
33 外部光ファイバ心線
35 収納ラック本体
35h ユニット収容部
37 入力側の光コード
38 出力側の光コード
41 モジュール(光通信用機器)
42 モジュールボックス
44 モジュール(光スプリッタ)
51 可動式トレイ
65 モジュール搭載型ラックパネル
68a,68b,68c 布設スペース
69 スペース(コード余長収納部)
71a,71b ボックス内布線スペース
33 外部光ファイバ心線
35 収納ラック本体
35h ユニット収容部
37 入力側の光コード
38 出力側の光コード
41 モジュール(光通信用機器)
42 モジュールボックス
44 モジュール(光スプリッタ)
51 可動式トレイ
65 モジュール搭載型ラックパネル
68a,68b,68c 布設スペース
69 スペース(コード余長収納部)
71a,71b ボックス内布線スペース
Claims (5)
- 収納ラック本体の前面側に引き出し可能な可動式トレイと、前記可動式トレイに取り付けられ光コードと接続するモジュール(光通信用機器)を収容したモジュールボックスとを備えたモジュール搭載型ラックパネルであって、
前記モジュールボックスは、前面及び一側面にのみ前記光コードと接続する導出入用の複数個のコネクタアダプタを配備したことを特徴とするモジュール搭載型ラックパネル。 - 前記モジュールボックスの前面に配備されるコネクタアダプタ相互は光コードの接続切り換えが容易なように配列ピッチを大きく設定し、前記モジュールボックスの一側面に配備されるコネクタアダプタ相互は配列ピッチを前記モジュールボックスの前面側の配列ピッチよりも小さく設定したことを特徴とする請求項1に記載のモジュール搭載型ラックパネル。
- 前記モジュールボックスは、前記可動式トレイ上の前面側及び後面側及び一側面側の3方に光コードの布設スペースを確保するべく、他側面を前記可動式トレイの対応する側縁に寄せて、可動式トレイに取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のモジュール搭載型ラックパネル。
- 前記可動式トレイ上で、前記モジュールボックスの前面側に確保された光コードの布設スペースと前記モジュールボックスの一側面側に確保された光コードの布設スペースとが交差する一角のスペースを、前記モジュールボックスの前面のコネクタアダプタに接続する光コードのコード余長収納部としたことを特徴とする請求項3に記載のモジュール搭載型ラックパネル。
- 前記モジュールボックスに収容されるモジュールが、光スプリッタであることを特徴とする請求項3又は4に記載のモジュール搭載型ラックパネル。
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