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JP2005328977A - 画像診断支援装置及び方法 - Google Patents

画像診断支援装置及び方法 Download PDF

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JP2005328977A
JP2005328977A JP2004149150A JP2004149150A JP2005328977A JP 2005328977 A JP2005328977 A JP 2005328977A JP 2004149150 A JP2004149150 A JP 2004149150A JP 2004149150 A JP2004149150 A JP 2004149150A JP 2005328977 A JP2005328977 A JP 2005328977A
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Yoshihiro Goto
良洋 後藤
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

【課題】偽陽性陰影を異常陰影候補として表示する頻度を低くすることができる画像診断支援装置及び方法を提供する。
【解決手段】異常陰影候補の画像を規格化処理して規格化陰影画像を作成する陰影規格化手段と、同一の規格化処理により規格化された参照画像及び該参照画像についての参照画像情報を格納する格納手段と、規格化陰影画像と参照画像とを比較して異常陰影候補について判定処理を行う比較判定手段と、を備え、参照画像情報は、対応する参照画像が偽陽性参照画像であることを表す偽陽性情報を含み、比較判定手段は、規格化陰影画像と偽陽性参照画像との類似度が所定値以上であるとき、該規格化陰影画像の元である異常陰影候補を偽陽性陰影であると判定して異常陰影候補から除外する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、コンピュータにより医用画像から異常陰影候補を抽出して表示する画像診断支援装置及び方法に関する。
医用画像撮影装置により取得された被検体の画像からコンピュータにより異常陰影候補を検出するCAD (Computer Aided Detection) を行う画像診断支援装置では、被検体画像から多値化処理により切り出された陰影領域の特徴量を基準値と比較することなどにより、異常陰影候補を抽出して表示している(特許文献1参照)。コンピュータにより抽出された異常陰影候補には、偽陽性陰影と呼ばれる実際には異常ではない陰影が含まれ、偽陽性陰影は、画像診断を行う操作者の判断により異常陰影候補から除外される。
特開2002−325761号公報
従来の画像診断支援装置では、偽陽性陰影を異常陰影候補として表示してしまう頻度が高いので、操作者の判断の負担が大きいという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、偽陽性陰影を異常陰影候補として表示する頻度を低くすることができる画像診断支援装置及び方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明による画像診断支援装置は、医用画像撮影装置により取得された被検体画像を表す画像データを読み込む画像データ読み込み手段と、前記被検体画像から異常陰影候補を抽出する異常陰影候補抽出手段と、前記異常陰影候補の画像を規格化処理して規格化陰影画像を作成する陰影規格化手段と、前記規格化処理と同一の規格化処理により規格化された参照画像及び該参照画像についての参照画像情報を格納する格納手段と、前記規格化陰影画像と前記参照画像とを比較して類似度を算出し、前記異常陰影候補について前記類似度に基づく判定処理を行う比較判定手段と、前記比較判定手段の判定処理の結果に基づいて前記異常陰影候補を示すマーカと前記被検体画像とを表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記参照画像情報は、対応する参照画像が偽陽性参照画像であることを表す偽陽性情報を含み、前記比較判定手段は、前記規格化陰影画像と前記偽陽性参照画像との類似度が所定値以上であるとき、該規格化陰影画像の元である前記異常陰影候補を偽陽性陰影であると判定して異常陰影候補から除外することを特徴とする。
好ましくは、前記参照画像情報は、対応する参照画像が真陽性参照画像であることを表す真陽性情報を含み、前記比較判定手段は、前記規格化陰影画像と前記真陽性参照画像との類似度が所定値以上であるとき、該規格化陰影画像の元である前記異常陰影候補を強陽性陰影であると判定し、前記表示制御手段は、前記強陽性陰影であると判定された異常陰影候補との類似度が所定値以上である真陽性参照画像及び対応する真陽性情報を前記表示手段に表示させる。更に好ましくは、前記表示制御手段は、前記強陽性陰影であると判定された異常陰影候補とそれ以外の異常陰影候補とを異なるマーカにより示して前記表示手段に表示させる。
また好ましくは、前記画像診断支援装置は、操作者に前記表示手段上で前記異常陰影候補を選択させると共に選択された前記異常陰影候補についての情報を入力させる入力手段と、前記選択された異常陰影候補の規格化陰影画像及び前記情報を、参照画像及び参照画像情報として前記格納手段に格納させる情報追加手段と、を更に備える。
また、本発明による画像診断支援装置は、医用画像撮影装置により取得された被検体の画像を表す画像データを読み込む画像データ読み込み手段と、前記画像を表示する表示手段と、操作者に前記表示手段上で前記画像中の領域を選択させる入力手段と、前記選択された領域の画像を規格化処理して規格化陰影画像を作成する陰影規格化手段と、前記規格化処理と同一の規格化処理により規格化された真陽性参照画像及び該真陽性参照画像についての真陽性情報を格納する格納手段と、前記規格化陰影画像と前記真陽性参照画像とを比較して類似度を算出し、前記規格化陰影画像との類似度が所定値以上である真陽性参照画像を抽出する比較判定手段と、前記抽出された真陽性参照画像及び対応する真陽性情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による画像診断支援方法は、医用画像撮影装置により取得された被検体画像を表す画像データを読み込む画像データ読み込み工程と、前記被検体画像から異常陰影候補を抽出する異常陰影候補抽出工程と、前記異常陰影候補の画像を規格化処理して規格化陰影画像を作成する陰影規格化工程と、前記規格化処理と同一の規格化処理により規格化された参照画像及び該参照画像についての参照画像情報を格納する格納手段から前記参照画像を読み出し、前記規格化陰影画像と前記参照画像とを比較して類似度を算出し、前記異常陰影候補について前記類似度に基づく判定処理を行う比較判定工程と、前記比較判定工程の判定処理の結果に基づいて前記異常陰影候補を示すマーカと前記被検体画像とを表示手段に表示させる表示制御工程と、を含み、前記参照画像情報は、対応する参照画像が偽陽性参照画像であることを表す偽陽性情報を含み、前記比較判定工程は、前記規格化陰影画像と前記偽陽性参照画像との類似度が所定値以上であるとき、該規格化陰影画像の元である前記異常陰影候補を偽陽性陰影であると判定して異常陰影候補から除外することを特徴とする。
好ましくは、前記参照画像情報は、対応する参照画像が真陽性参照画像であることを表す真陽性情報を含み、前記比較判定工程は、前記規格化陰影画像と前記真陽性参照画像との類似度が所定値以上であるとき、該規格化陰影画像の元である前記異常陰影候補を強陽性陰影であると判定し、前記表示制御工程は、前記強陽性陰影であると判定された異常陰影候補との類似度が所定値以上である真陽性参照画像及び対応する真陽性情報を前記表示手段に表示させる。更に好ましくは、前記表示制御工程は、前記強陽性陰影であると判定された異常陰影候補とそれ以外の異常陰影候補とを異なるマーカにより示して前記表示手段に表示させる。
また好ましくは、前記画像診断支援方法は、操作者に前記表示手段上で前記異常陰影候補を選択させると共に選択された前記異常陰影候補についての情報を入力させる入力工程と、前記選択された異常陰影候補の規格化陰影画像及び前記情報を、参照画像及び参照画像情報として前記格納手段に格納させる情報追加工程と、を更に含む。
また、本発明による画像診断支援方法は、医用画像撮影装置により取得された被検体の画像を表す画像データを読み込む画像データ読み込み工程と、前記画像を表示手段に表示させる表示工程と、操作者に前記表示手段上で前記画像中の領域を選択させる入力工程と、前記選択された領域の画像を規格化処理して規格化陰影画像を作成する陰影規格化工程と、前記規格化処理と同一の規格化処理により規格化された真陽性参照画像及び該真陽性参照画像についての真陽性情報を格納する格納手段から前記真陽性参照画像を読み出し、前記規格化陰影画像と前記真陽性参照画像とを比較して類似度を算出し、前記規格化陰影画像との類似度が所定値以上である真陽性参照画像を抽出する比較判定工程と、前記抽出された真陽性参照画像及び対応する真陽性情報を前記表示手段に表示させる表示制御工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、異常陰影候補を規格化処理して参照画像と比較することにより、偽陽性陰影を異常陰影候補から除外することができる。また、異常陰影候補又は選択された領域の画像に類似する参照画像及び対応する参照画像情報を、画像診断の参考資料として操作者に提供することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る画像診断支援装置及び方法の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の一実施の形態による画像診断支援装置の概略構成図である。画像診断支援装置10は、主として、各構成要素の動作を制御する中央処理装置(CPU)12と、画像診断支援装置10の制御プログラムが格納された主メモリ14と、被検体の画像データ及び動作プログラム等が格納されたデータ記録装置16と、表示用の画像データを一時記憶する表示メモリ18と、この表示メモリ18からの画像データに基づいて画像を表示するディスプレイ20と、ディスプレイ20の画面上のソフトスイッチを操作するためのマウス、トラックボール、タッチパネル等のポインティングデバイス22及びポインティングデバイスコントローラ24と、各種パラメータ設定用のキーやスイッチを備えたキーボード26と、画像診断支援装置10をローカルエリアネットワーク、電話回線、インターネット等のネットワークNに接続するためのネットワークアダプタ28と、上記各構成要素を接続するデータバス30とから構成される。データ記録装置16は、画像診断支援装置10に内蔵又は外付けされたメモリ、磁気ディスク等の記憶装置や、取り出し可能な外部メディアに対してデータの書き込み及び読み出しを行う装置や、外部記憶装置とネットワークを介してデータを送受信する装置などでも良い。画像診断支援装置10は、ネットワークアダプタ28及びネットワークNを介して、外部の医用画像撮影装置50や画像データベース60と接続してそれらとの間で画像データを送受信する。この画像データは、被検体の肺野、気管支、乳房、大腸などの様々な撮影対象部位から、X線撮影装置、X線CT装置、MRI装置などの様々な医用画像撮影装置によって得られた画像データであって良く、特に限定されないが、以下では、画像データがX線CT装置によって被検体の肺野から得られたCT画像データである例を説明する。
データ記録装置16及び又は画像データベース60には、過去に異常陰影候補であるとして抽出された画像を規格化処理した画像及びその画像についての診断結果を参照画像及び参照画像情報として記録した参照画像データベース62(図7及び11参照)が構築されている。
図2は、以上のように構成された画像診断支援装置10によって異常陰影候補を検出して表示する処理を示すフローチャートである。CPU12は、このフローチャートに従って画像診断支援装置10を制御する。
まず、ディスプレイ20に被検体のID入力画面が表示され、操作者は診断処理の対象とする被検体のID番号を入力する(S201)。そして、入力された被検体のID番号に基づいて、データ記録装置16、医用画像撮影装置50又は画像データベース60から異常陰影候補検出処理の対象とする被検体画像を表す画像データが読み出される(S202)。次に、読み出された画像データに対して異常陰影候補抽出処理が行われ(S203)、抽出された異常陰影候補の画像を規格化処理することにより、規格化陰影画像が作成される(S204)。そして、S204で作成された規格化陰影画像を判定対象画像として、参照画像データベース62内の参照画像と比較して類似度が算出され(S205)、算出された類似度に基づいて判定対象画像について判定処理が行われる(S206)。次に、S206において異常陰影候補であると判定された異常陰影候補を示すマーカが、被検体画像と共にディスプレイ20に表示される(S207)。ここで表示された異常陰影候補について、操作者が陰影情報を入力し(S208)、入力された陰影情報と規格化陰影画像とが参照画像データベース62に追加される(S209)。
以下、図2のいくつかの工程について詳述する。
図3は、異常陰影候補抽出処理(S203)を説明する概念図である。まず、S202で読み出された原画像データに対して閾値処理が行われ、二値画像301が作成される。この閾値処理は、画像の各画素について、輝度が所定の閾値以下の画素は輝度0とされ、輝度が閾値を超える画素は輝度1とされる処理である。次に、二値画像301に対して、画像切断処理302が行われる。ここで、Y方向の処理では、画素A1の画素値が0かつ画素Anの画素値が0の場合、画素A2から画素An−1までの画素値が0とされる。またX方向の処理では、画素B1の画素値が0かつ画素Bn=0の場合、画素B2から画素Bn−1までの画素値が0とされる。このような画像切断処理の結果、切断後の二値画像303が得られる。そして、切断後の二値画像303において孤立化されている各領域について、円形度や長短軸比などの特徴量を用いた判別処理が行われ、血管や胸膜などの画像が除去された判別後の二値画像304が得られる。これにより、二値化異常陰影候補305が抽出される。そして、原画像から二値化異常陰影候補305に対応する位置の画像を抽出することにより、異常陰影候補が得られる。
図4は、異常陰影候補規格化処理(S204)を説明する概念図である。異常陰影候補抽出処理(S203)により抽出された異常陰影候補は、その大きさ、方向、画像濃度などがそれぞれ異なる。そこで、異常陰影候補規格化処理により異常陰影候補の画像データを変換して、所定の大きさ、方向、画像濃度などを有する規格化陰影画像を作成する。まず、異常陰影候補401について、長軸が鉛直方向と成す角θ及び長径Lを測定する(図4(a))。そして、規格化処理後の規格化陰影画像402の長径が所定の長さLsとなるように、異常陰影候補401の大きさをLs/L倍し、規格化陰影画像402の長軸が鉛直方向に平行、かつ規格化陰影画像402の重心Gが長径Lsの中点より下側に位置するように、画像を回転させる。また、規格化陰影画像402を構成する各画素の濃度のヒストグラムの中央値が所定値となるように、画像濃度を調整する。これにより、図4(b)に示すような規格化陰影画像402が得られる。
規格化処理に際して注目する大きさ、規格化陰影画像の方向、規格化陰影画像の画像濃度は、図4(b)に示す例に限らず、一定の規則性があればどのようなものでも良い。例えば図4(c)に示すように、異常陰影候補401の短径Sに注目して規格化陰影画像403の短径が所定の長さSsとなるように異常陰影候補401の大きさをSs/S倍し、規格化陰影画像403の重心が長径の中点より上側に位置するように画像を回転させても良い。また、図4(d)に示すように、異常陰影候補401の面積に注目して規格化陰影画像404が所定の面積Asを持つように異常陰影候補401を拡大又は縮小することにより、規格化陰影画像404を作成しても良い。また、規格化陰影画像の長軸を水平方向に平行としたり、規格化陰影画像の短軸を鉛直又は水平方向に平行としたりしていても良い。また、規格化陰影画像の画像濃度の調整は、各画素の濃度のヒストグラムの最頻値が所定値となるようにしても良いし、各画素の濃度の相和平均又は相乗平均が所定値となるようにしても良い。更に、場合によっては、規格化陰影画像の画像濃度の調整を省略して、異常陰影候補401の画像濃度をそのまま維持しても良い。
図5及び6は、異常陰影候補規格化処理の他の例を説明する概念図である。図5(a)及び(b)は、例えば気管支などの内腔臓器の断面画像を対象画像501、503として、ポリープの陰影などの異常陰影候補を規格化処理する例である。この例では、内腔の面積最大凹部の面積が所定値となるように、対象画像501、503を拡大又は縮小する。また、内腔の重心と内腔の面積最大凹部の重心とを結ぶ直線が鉛直方向と平行、かつ内腔の面積最大凹部の重心が内腔の重心の上側に位置するように、対象画像501、503を回転させる。これにより、規格化陰影画像502、504が得られる。
図6(a)、(b)及び(c)は、例えば大腸の断面画像を対象画像601、603、605として、大腸の襞の陰影などの異常陰影候補を規格化処理する例である。この例では、内腔の面積が所定値となるように、対象画像601、603、605を拡大又は縮小する。また、内腔の重心と内腔の面積最大凹部の重心とを結ぶ直線が鉛直方向と平行、かつ内腔の面積最大凹部の重心が内腔の重心の上側に位置するように、画像を回転させる。これにより、規格化陰影画像602、604、606が得られる。
図7は、規格化陰影画像と参照画像との類似度算出処理(S205)を説明する概念図である。参照画像データベース62には、予め規格化されている参照画像及びその参照画像についての情報が格納されている。被検体画像701から異常陰影候補702及び703が抽出されたとき、抽出された異常陰影候補702及び703が規格化された規格化陰影画像のそれぞれについて、参照画像データベース62に格納されている参照画像との類似度が算出される。例えば異常陰影候補703の規格化陰影画像704について、画像データベース60内の参照画像1、2、…との類似度が順次算出される。この類似度算出演算は、比較される二つの画像データの差分演算や、比較される二つの画像データにそれぞれフーリエ変換を施したデータの差分演算であっても良く、得られた差分が小さい場合に類似度が高いと判断される。また、例えば図8に示すようなニューラルネットワークを利用して相関値算出演算が行われ、得られた相関値が大きい場合に類似度が高いと判断されても良い。
判定処理(S206)では、規格化陰影画像についてS205で得られた類似度に基づいて判定が行われる。例えば、規格化陰影画像704と参照画像1との類似度が所定値以上である場合、規格化陰影画像704は参照画像1と類似であると判定される。そして、参照画像1の参照画像情報1に参照画像1が偽陽性参照画像であることを示す情報が含まれている場合、規格化陰影画像704及びその元である異常陰影候補703は偽陽性陰影であると判定され、異常陰影候補から除外される。これにより、偽陽性陰影を異常陰影候補として表示してしまう頻度を低くすることができるので、操作者の負担を減らすことができる。
図9は、判定結果表示(S207)を説明する概念図である。例えば図9(a)に示すように、判定処理(S206)で除外されなかった異常陰影候補702がマーカ901により示されて、ディスプレイ20に表示される。また、図9(b)に示すように、コロナル像において異常陰影候補702をマーカ902により示す画像を作成し、操作者の指示により図9(a)に示すアキシャル像と切り替えて表示しても良い。更に、異常陰影候補を示す画像はサジタル像などの他の画像でも良く、複数の種類の画像をディスプレイ20に並列表示しても良い。
操作者は、例えば図9(a)の異常陰影候補を示す画像を見て画像診断を行い、異常陰影候補を選択すると共に選択した異常陰影候補についての陰影情報を入力する操作を、ポインティングデバイス22やキーボード26などの入力手段を介して行う(S208)。ここで入力される情報は、被検体の年齢、性別、陰影の特徴量などを含んでも良い。入力された陰影情報と異常陰影候補702の規格化陰影画像とは、関連付けられて参照画像情報及び参照画像として参照画像データベース62に追加される(S209)。例えば異常陰影候補702が血管や気管支などの画像であって明かに偽陽性陰影である場合には、操作者はその旨の陰影情報(偽陽性情報)を入力し、入力された陰影情報と異常陰影候補702の規格化陰影画像とが関連付けられて、偽陽性情報及び偽陽性参照画像として参照画像データベース62に追加される。このように偽陽性情報及び偽陽性参照画像が参照画像データベース62に蓄積されることにより、以後に行われるS206において異常陰影候補702に類似した異常陰影候補を偽陽性陰影と判定して異常陰影候補から除外することができる。なお、参照画像データベース62に誤った情報が蓄積されることを防ぐために、偽陽性情報の入力は所定の熟練度を有する操作者のみに行わせることが好ましい。
また、例えば異常陰影候補702に対応する被検体の部位の生検や摘出手術などによって、該部位に癌などの異常があることが確定された場合には、その旨の陰影情報(真陽性情報)が入力され、入力された陰影情報と異常陰影候補702の規格化陰影画像とが関連付けられて、真陽性情報及び真陽性参照画像として参照画像データベース62に追加される。
図10は、真陽性参照画像及び真陽性情報の利用の実施の形態について説明する概念図である。判定処理(S206)において異常陰影候補1001の規格化陰影画像と類似であると判定された真陽性参照画像が少なくとも一つある場合、その異常陰影候補1001は、特に要注意である強陽性陰影であると判定され、図10(a)に示すように通常のマーカ(例えば図9の901)とは異なるマーカ1002により示されても良い。これにより、真陽性である可能性が高い異常陰影候補について、操作者の注意を喚起することができる。また、操作者の指示により、図10(b)に示すように、強陽性である異常陰影候補に類似する真陽性参照画像とその真陽性情報とに基づく情報表示1003がディスプレイ20に表示される。これにより、強陽性である異常陰影候補について、過去の類似の真陽性参照画像(類似陰影)及びその真陽性情報(診断情報)を画像診断の参考資料として操作者に提供することができる。このとき、類似陰影が複数ある場合には、それらの類似陰影を異常陰影候補との類似度が高い順に表示することが好ましい。
図11及び12は、真陽性参照画像及び真陽性情報の利用の他の実施の形態について説明する概念図である。図11に示すように、ディスプレイ20に表示されている被検体の画像において、操作者がある領域の陰影に関心を持った場合、操作者が例えばポインティングデバイス22を介して関心領域1101を選択し陰影検索ボタン1102を選択すると、関心領域1101の画像が抽出されて規格化されることにより規格化陰影画像1103が作成される。そして、規格化陰影画像1103と参照画像データベース62に格納されている参照画像との類似度が算出され、規格化陰影画像1103と類似であると判定された真陽性参照画像が少なくとも一つある場合、図12に示すように類似する真陽性参照画像とその真陽性情報とに基づく情報表示1201がディスプレイ20に表示される。これにより、任意の関心領域について、過去の類似の真陽性参照画像(類似陰影)及びその真陽性情報(診断情報)を画像診断の参考資料として操作者に提供することができる。このとき、類似陰影が複数ある場合には、それらの類似陰影を異常陰影候補との類似度が高い順に表示することが好ましい。
図1は本発明に係る画像診断支援装置の実施の形態を示す概略構成図である。 図2は異常陰影候補を検出して表示する処理を示すフローチャートである。 図3は異常陰影候補抽出処理を説明する概念図である。 図4は異常陰影候補規格化処理を説明する概念図である。 図5は異常陰影候補規格化処理の他の例を説明する概念図である。 図6は異常陰影候補規格化処理の他の例を説明する概念図である。 図7は規格化陰影画像と参照画像との類似度算出処理を説明する概念図である。 図8はニューラルネットワークを説明する概念図である。 図9は判定結果表示を説明する概念図である。 図10は真陽性参照画像及び真陽性情報の利用の実施の形態について説明する概念図である。 図11は真陽性参照画像及び真陽性情報の利用の他の実施の形態について説明する概念図である。 図12は真陽性参照画像及び真陽性情報の利用の他の実施の形態について説明する概念図である。
符号の説明
10…画像診断支援装置、12…CPU、14…主メモリ、16…データ記録装置、18…表示メモリ、20…ディスプレイ、22…ポインティングデバイス、24…ポインティングデバイスコントローラ、26…キーボード、28…ネットワークアダプタ、30…データバス、50…医用画像撮影装置、60…画像データベース、62…参照画像データベース、N…ネットワーク

Claims (4)

  1. 医用画像撮影装置により取得された被検体画像を表す画像データを読み込む画像データ読み込み手段と、
    前記被検体画像から異常陰影候補を抽出する異常陰影候補抽出手段と、
    前記異常陰影候補の画像を規格化処理して規格化陰影画像を作成する陰影規格化手段と、
    前記規格化処理と同一の規格化処理により規格化された参照画像及び該参照画像についての参照画像情報を格納する格納手段と、
    前記規格化陰影画像と前記参照画像とを比較して類似度を算出し、前記異常陰影候補について前記類似度に基づく判定処理を行う比較判定手段と、
    前記比較判定手段の判定処理の結果に基づいて前記異常陰影候補を示すマーカと前記被検体画像とを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記参照画像情報は、対応する参照画像が偽陽性参照画像であることを表す偽陽性情報を含み、
    前記比較判定手段は、前記規格化陰影画像と前記偽陽性参照画像との類似度が所定値以上であるとき、該規格化陰影画像の元である前記異常陰影候補を偽陽性陰影であると判定して異常陰影候補から除外することを特徴とする画像診断支援装置。
  2. 医用画像撮影装置により取得された被検体の画像を表す画像データを読み込む画像データ読み込み手段と、
    前記画像を表示する表示手段と、
    操作者に前記表示手段上で前記画像中の領域を選択させる入力手段と、
    前記選択された領域の画像を規格化処理して規格化陰影画像を作成する陰影規格化手段と、
    前記規格化処理と同一の規格化処理により規格化された真陽性参照画像及び該真陽性参照画像についての真陽性情報を格納する格納手段と、
    前記規格化陰影画像と前記真陽性参照画像とを比較して類似度を算出し、前記規格化陰影画像との類似度が所定値以上である真陽性参照画像を抽出する比較判定手段と、
    前記抽出された真陽性参照画像及び対応する真陽性情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像診断支援装置。
  3. 医用画像撮影装置により取得された被検体画像を表す画像データを読み込む画像データ読み込み工程と、
    前記被検体画像から異常陰影候補を抽出する異常陰影候補抽出工程と、
    前記異常陰影候補の画像を規格化処理して規格化陰影画像を作成する陰影規格化工程と、
    前記規格化処理と同一の規格化処理により規格化された参照画像及び該参照画像についての参照画像情報を格納する格納手段から前記参照画像を読み出し、前記規格化陰影画像と前記参照画像とを比較して類似度を算出し、前記異常陰影候補について前記類似度に基づく判定処理を行う比較判定工程と、
    前記比較判定工程の判定処理の結果に基づいて前記異常陰影候補を示すマーカと前記被検体画像とを表示手段に表示させる表示制御工程と、
    を含み、
    前記参照画像情報は、対応する参照画像が偽陽性参照画像であることを表す偽陽性情報を含み、
    前記比較判定工程は、前記規格化陰影画像と前記偽陽性参照画像との類似度が所定値以上であるとき、該規格化陰影画像の元である前記異常陰影候補を偽陽性陰影であると判定して異常陰影候補から除外することを特徴とする画像診断支援方法。
  4. 医用画像撮影装置により取得された被検体の画像を表す画像データを読み込む画像データ読み込み工程と、
    前記画像を表示手段に表示させる表示工程と、
    操作者に前記表示手段上で前記画像中の領域を選択させる入力工程と、
    前記選択された領域の画像を規格化処理して規格化陰影画像を作成する陰影規格化工程と、
    前記規格化処理と同一の規格化処理により規格化された真陽性参照画像及び該真陽性参照画像についての真陽性情報を格納する格納手段から前記真陽性参照画像を読み出し、前記規格化陰影画像と前記真陽性参照画像とを比較して類似度を算出し、前記規格化陰影画像との類似度が所定値以上である真陽性参照画像を抽出する比較判定工程と、
    前記抽出された真陽性参照画像及び対応する真陽性情報を前記表示手段に表示させる表示制御工程と、
    を含むことを特徴とする画像診断支援方法。
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