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JP2005309882A - 印刷制御システム及び方法並びにサーバ装置 - Google Patents

印刷制御システム及び方法並びにサーバ装置 Download PDF

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JP2005309882A JP2004127553A JP2004127553A JP2005309882A JP 2005309882 A JP2005309882 A JP 2005309882A JP 2004127553 A JP2004127553 A JP 2004127553A JP 2004127553 A JP2004127553 A JP 2004127553A JP 2005309882 A JP2005309882 A JP 2005309882A
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Abstract

【課題】特定のユーザによる特定のプリンタでの文書データの印刷を可能とする。
【解決手段】文書作成者100は文書データの登録要求を管理サーバ12に送信する。管理サーバ12はオリジナル文書10を記憶するとともに文書データの識別子14を返信する。文書作成者100は識別子14を文書利用者200に配布する。文書利用者200は文書管理サーバ12に対してプリンタID15を送信して印刷要求を出力する。文書管理サーバ12は文書利用者200及びプリンタ24の認証が完了した場合にオリジナル文書10を印刷可能なフォーマットに変換してプリンタ24に送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は印刷制御システム及び方法並びにサーバ装置に関し、特に文書データが印刷されるプリンタを特定する技術に関する。
従来より、プリンタで電子的な文書データを印刷する場合において、プリンタに送信される印刷ジョブに制御命令を付加する、あるいは印刷ジョブを発行するスプールに制限を設ける等により印刷制御する技術が知られており、これにより文書作成者以外のユーザに対して文書データの印刷を禁止することが可能である。
例えば、下記に示す特許文献1には、文書データを作成する際に当該文書データの操作を制限するための制限情報を付加することが記載されている。文書データを受信した端末では、ユーザが文書データに対して操作指示すると、指示された操作が制限情報により制限されたものであるかを判断し、制限された操作である場合には指示された操作を制限する。これにより、電子文書作成者以外のユーザに対し、印刷、複製、編集等の文書操作を禁止することができる。
また、この特許文献1には、個人データを記憶する手段を有し、操作指示した個人データにとって当該制限情報が有効であるか否かを判断し、有効である場合に操作指示を制限することが記載されている。これにより、例えば企業内イントラネットにおいてレベルの高い部長クラスでは制限情報が無効となって操作指示が許容され、それ以外のクラスでは制限情報が有効となって操作指示が禁止される等の制御も可能となる。
さらに、下記の特許文献2には、発信者がサーバに文書と印刷制御情報等を送り、受信者が認証の後にそれを印刷する技術が開示されている。
特開2002−229939号公報 特開2002−169681号公報
しかしながら、最近、文書データは一層多様化しており、従来以上に細かい印刷制御が要求される場合が多くなっている。
例えば、文書作成者が特定のユーザに文書データを配布した場合に、その文書データの性質上、その文書データが印刷されるべきプリンタを特定したい、すなわちそのユーザが任意のプリンタで印刷することを禁止したいと欲する場合があるが、上記従来技術では文書作成者が印刷プリンタを特定することができない。
また、文書作成者が特定のユーザに文書データを配布した場合に、その文書データの性質上、その文書データが印刷される期間あるいは回数を限定したい、すなわちそのユーザが印刷できる期間あるいは回数を制限したいと欲する場合もあるが、上記従来技術では文書作成者が印刷期間や印刷回数を制限することはできない。
さらに、文書作成者が一旦、ある制限を付加したとしても、その後に制限を変更したいと欲する場合も少なくないが、上記従来技術では制限情報の変更が困難であり、フレキシビリティに欠ける問題もある。
本発明の目的は、文書データ毎に印刷されるべきプリンタを特定することができるシステム及び方法並びに装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、文書データ毎に、かつ、ユーザ一人一人に対して、印刷されるべきプリンタや印刷期間、印刷回数等の印刷条件を設定することができるシステム及び方法並びに装置を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、文書データ毎に、ユーザ一人一人に対して設定した印刷条件を容易に、そして任意のタイミングで変更することができるシステム及び方法並びに装置を提供することにある。
本発明は、端末、プリンタ、及び前記端末と前記プリンタに通信ネットワークを介してデータ送受可能に接続された管理サーバを備える印刷制御システムであって、前記端末は、文書データを一意に識別するための文書識別データ及びプリンタ識別データを前記管理サーバに送信して印刷要求を出力する手段を有し、前記管理サーバは、前記文書データを記憶する手段と、前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なプリンタを指定する制御属性を記憶する手段と、前記端末から送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタに一致するか否かを判定する手段と、前記判定する手段で一致すると判定された場合に、前記文書データを前記プリンタに送信する手段とを有する。
また、本発明は、通信ネットワークを介して互いにデータ送受可能に接続された端末、プリンタ及び管理サーバを備える印刷制御システムであって、 前記端末は、文書データを一意に識別するための文書識別データを前記プリンタに送信して印刷要求を出力する手段を有し、前記プリンタは、前記文書識別データ及びプリンタ識別データを前記管理サーバに送信する手段を有し、前記管理サーバは、前記文書データを記憶する手段と、前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なプリンタを指定する制御属性を記憶する手段と、前記プリンタから送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタに一致するか否かを判定する手段と、前記判定する手段で一致すると判定された場合に、前記文書データを前記プリンタに送信する手段とを有する。
また、本発明は、端末、プリンタ、及び前記端末と前記プリンタに通信ネットワークを介してデータ送受可能に接続された管理サーバを備えるシステムにおいて文書データの印刷を制御する方法であって、前記端末から文書データを一意に識別するための文書識別データ、プリンタ識別データ、及びユーザ識別データを前記管理サーバに送信して印刷要求を出力し、前記管理サーバは、前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なユーザ及びプリンタを指定する制御属性を記憶する記憶装置にアクセスすることにより、前記端末から送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データ並びにユーザ識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタ並びに印刷可能ユーザに一致するか否かを判定し、一致する場合に前記文書データを前記プリンタに送信する。
また、本発明は、通信ネットワークを介して互いにデータ送受可能に接続された端末、プリンタ及び管理サーバを備えるシステムにおいて文書データの印刷を制御する方法であって、前記端末から文書データを一意に識別するための文書識別データを前記プリンタに送信して印刷要求を出力し、前記プリンタは、前記文書識別データ及びプリンタ識別データ並びに前記端末から印刷要求を出力する文書利用者の識別データを前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なプリンタ及びユーザを指定する制御属性を記憶する記憶装置にアクセスすることにより、前記プリンタから送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データ並びに文書利用者の識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタ並びに印刷可能ユーザに一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に前記文書データを前記プリンタに送信する。
また、本発明は、端末、プリンタ、及び前記端末と前記プリンタに通信ネットワークを介してデータ送受可能に接続されたサーバ装置を備えるシステムにおけるサーバ装置であって、前記端末から送信される、文書データを一意に識別するための文書識別データ、プリンタ識別データ、及びユーザ識別データを受信する手段と、前記管理サーバは、前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なユーザ及びプリンタを指定する制御属性を記憶する手段と、前記文書データを記憶する手段と、前記端末から送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データ並びにユーザ識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタ並びに印刷可能ユーザに一致するか否かを判定する手段と、前記判定する手段で一致すると判定された場合に、前記文書データを前記プリンタに送信する手段とを有する。
このように、本発明では、文書利用者が使用する端末から文書識別データ及びプリンタ識別データを送信して管理サーバに印刷要求を出力すると、管理サーバではこれらを文書制御属性で指定された印刷可能プリンタと比較し、認証する。認証に成功した場合、管理サーバは当該プリンタに文書データを送信し、プリンタでの印刷を可能とする。制御属性で指定される印刷可能プリンタが、端末から送信されたプリンタと異なる場合、文書データはそのプリンタに送信されず、印刷は実行されない。したがって、制御属性で指定された特定のプリンタでの印刷が可能となる。端末から文書利用者の識別データを送信し、制御属性の印刷可能ユーザと比較し認証することで、特定のユーザによる特定のプリンタでの印刷が可能となる。
制御属性は管理サーバに記憶され管理されるため、管理サーバにアクセスすることで任意のタイミングで付加、削除、変更することができる。
本発明によれば、ある文書データに対して、特定のプリンタでの印刷制御を行うことができる。また、本発明によれば、ある文書データに対して、特定のユーザによる特定のプリンタでの印刷制御を行うことができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1には、本実施形態に係る印刷制御システムのシステム構成図が示されている。本システムは、端末1、端末2、文書管理サーバ12,ユーザデータベース(D/B)13及びプリンタ24を含んで構成される。
端末1は、文書データを作成する文書作成者が操作する端末であり、文書管理サーバ12と有線あるいは無線の通信ネットワーク50によりデータ送受可能に接続されている。文書作成者は、この端末1から文書データを送信し、文書管理サーバ12に登録する。
端末2は、文書データの印刷を希望するユーザ(文書利用者)が操作する端末であり、文書管理サーバ12と有線あるいは無線の通信ネットワーク52によりデータ送受可能に接続されている。端末1と端末2は非接続でもよく、図示のように通信ネットワーク54により接続されていてもよい。ユーザは、端末2から文書管理サーバ12に対して印刷すべき文書データを特定する文書識別子とともにプリンタ24を指定して印刷命令(印刷ジョブ)を出力する。文書識別子は、文書作成者からユーザにオンラインあるいはオフラインで配布される。図では端末2とプリンタ24とは非接続となっているが、もちろん接続されていてもよい。
文書管理サーバ12は、文書作成者が作成した文書データの印刷ジョブを管理するサーバであり、端末2からの要求に応じ、当該プリンタ24の認証を行う。文書管理サーバ12におけるプリンタ24の認証とは、そのユーザに対してその文書データが印刷されるべきプリンタとして予め文書作成者により設定されたプリンタに一致することを意味する。文書管理サーバ12は、プリンタ24とともに文書利用者の認証を行ってもよい。認証できた場合、プリンタ24に対して文書データを送信する。
プリンタ24は、端末2からの文書データを印刷するプリンタであり、文書管理サーバ12と通信ネットワーク54で接続される。プリンタ24は、文書管理サーバ12から送信される文書データを用いて印刷を実行する。
このように、本実施形態のシステムでは、文書管理サーバ12において文書利用者が指定したプリンタ24の認証を実行し、認証の結果、文書作成者が指定したプリンタではないと判定された場合には、文書データは文書管理サーバからプリンタに送信されることはなく、したがって認証された特定のプリンタ24のみで印刷されることになる。また、プリンタ24の認証時において、ユーザの認証も同時に実行することで、特定のユーザによる特定のプリンタ24での印刷を許容することができる。さらに、印刷条件を文書管理サーバ12からプリンタ24に供給することで、文書作成者は文書管理サーバ12に記憶されている印刷条件を任意のタイミングで変更することができる。通信ネットワーク50〜56はLANでもよく、あるいはWANでもよい。
以下、本実施形態の印刷制御システムをより詳細に説明する。
図2には、本実施形態の印刷制御システムにおける処理の流れが模式的に示されている。文書作成者100は、端末1を用いて文書データを作成する。この文書データはオリジナル文書10であり、文書作成者100が文書利用者(ユーザ)200に配布する文書である。文書作成者100は、まず、文書管理サーバ12に対して文書登録の要求を行う。具体的には、端末1から文書管理サーバ12に対して通信ネットワーク50を介して文書作成者100を特定するためのID、文書データ、文書制御属性(印刷制御情報)とともに文書登録要求コマンドを出力する。本実施形態における文書制御属性は、印刷の条件を設定するものであり、カラー印刷を許容する、あるいは白黒のみを許容する等の他、オリジナル文書10を印刷できるユーザ及び印刷できるプリンタを制限するデータも含む。文書制御属性は、文書管理サーバ12の記憶装置に記憶される。文書作成者100を特定するためのIDとしては、公開鍵証明書を利用することが望ましい。
文書管理サーバ12は、認証手段、文書識別子生成手段、オリジナル文書記憶手段、文書制御属性記憶手段及び文書利用ログ(文書利用履歴記憶手段)を有する。文書管理サーバ12は、文書登録要求コマンドを受け付けると、文書作成者100のIDを用いて文書作成者100の認証を行う。すなわち、ユーザD/B13に予め記憶された、本システムの利用者データと文書作成者100のIDとを照合し、文書作成者100が本システムの利用者の一人であることを確認する。
認証完了後、文書管理サーバ12は、オリジナル文書10を記憶するとともに、オリジナル文書10を一意(ユニーク)に識別するための文書識別子14を作成して端末1に返信する。文書識別子14は、オリジナル文書10とは独立して作成してもよく、オリジナル文書10に依存して作成してもよい。前者の場合、例えば文書作成者のIDに連続番号を追加することで文書識別子14を作成でき、後者の場合には端末1から送信された文書データを処理し、例えばハッシュ値等を作成して文書識別子14とすることができる。文書識別子14の返信をもって、文書管理サーバ12は文書作成者100に対して文書登録完了の通知とする。また、文書管理サーバ12は、文書が登録されたことを文書管理リポジトリ17に登録する。文書管理リポジトリ17への登録は、具体的には文書識別子14、オリジナル文書10及び文書制御属性18を1つのセットとして登録する。したがって、文書識別子14が与えられた場合、この文書管理リポジトリ17にアクセスすることで当該文書識別子14に対応するオリジナル文書10及び文書制御属性18が特定され、文書の印刷条件が決定されることになる。文書登録日付を文書管理リポジトリ17に登録してもよい。端末1と文書管理サーバ12間の通信は、HTTPS等の同期通信やS/MIMEメール等の非同期通信のいずれでもよいが、セキュリティを確保すべく暗号化するのが望ましい。
文書管理サーバ12から文書識別子14を受け取った文書作成者100は、文書識別子14を任意の方法で文書利用者200に配布する。一つの方法は、端末1から文書利用者200が使用する端末2に対して通信ネットワーク54を介して送信する方法である。文書識別子14を受け取った文書利用者200は、この文書識別子14で特定されるオリジナル文書10を印刷すべく、端末2を用いて文書管理サーバ12に対して印刷要求を出力する。この際、文書識別子14及びプリンタ24のID(プリンタ24のアドレス)15を文書管理サーバ12に送信する。さらに、文書利用者200を特定するユーザIDも送信する。ユーザIDとしては、公開鍵証明書を利用することが望ましい。
端末2から印刷要求を受け取った文書管理サーバ12は、文書識別子14で特定される文書制御属性18を文書管理リポジトリ17から読み出す。そして、文書を印刷しようとするプリンタ24及び文書利用者200が、当該文書識別子14で特定される文書制御属性で指定された印刷可能プリンタ及び印刷可能ユーザに一致するか否かを確認する。プリンタ24及び文書利用者200が、文書制御属性18で指定された印刷可能プリンタ及び印刷可能ユーザに一致する場合、文書管理サーバ12は記憶されているオリジナル文書10のフォーマットがプリンタ24で印刷可能なフォーマットか否かを確認する。プリンタ24で印刷不可能なフォーマットであれば、文書管理サーバ12は文書制御属性18に基づきプリンタ24で印刷可能なフォーマットに変換した後(プリンタブル文書11への変換)、オリジナル文書10(プリンタブル文書11)をプリンタ24に送信する。また、文書管理サーバ12は、印刷可能なフォーマットでオリジナル文書10をプリンタ24に送信した場合、オリジナル文書10が印刷されたものとして文書管理リポジトリ17にログ20としてその旨(印刷完了及び印刷日時)を当該文書識別子14とセットで登録する。
文書管理サーバ12からプリンタ24にオリジナル文書10を送信する際には、セキュリティを確保すべく暗号化するのが望ましい。このため、所定の認証局で認証された公開鍵16で暗号化してプリンタ24に送信する。プリンタ24では、暗号化されたオリジナル文書10を復号し、オリジナル文書10を印刷して印刷文書30として出力する。
以上のようにして、特定のプリンタ24でのオリジナル文書10の印刷が可能となる。なお、端末2から文書管理サーバ12への印刷要求をメールで行う場合に、不必要に印刷要求が繰り返されることを防止すべく、文書管理サーバ12は文書利用者200が最後に送信したメールを保持しておくことが望ましい。新規の印刷要求メールを受信した場合、文書管理サーバ12は文書利用者200からの最後のメールの送信日時と今回のメールの送信日時とを比較し、日時が新しくなっている場合のみ今回のメールを受信して処理を続行する。
文書識別子14、及びオリジナル文書10の流れをまとめると以下のようになる。
<文書識別子14>
(1)文書作成者100(端末1)からの要求に応じ、管理サーバ12にて文書識別子14が作成される。
(2)作成された文書識別子14は文書作成者100(端末1)に返信される。
(3)文書作成者100(端末1)から文書利用者200(端末2)に配布される。
(4)文書利用者200(端末2)から文書管理サーバ12に送信される。
(5)文書管理サーバ12にて文書識別子14に基づき、オリジナル文書10が読み出される。
<オリジナル文書10>
(1)文書作成者100(端末1)から文書管理サーバ12に送信され記憶される。
(2)文書利用者200(端末2)からの要求に応じ、文書管理サーバ12で文書識別子14を用いて読み出され、プリンタ24で印刷可能なフォーマットに変換されてプリンタ24に出力される。
このように、オリジナル文書10は特定のプリンタ24でのみ印刷されるが、オリジナル文書10は文書制御属性18で指定されるフォーマットに変換された後にプリンタ24に供給されるため、文書制御属性18によりオリジナル文書10の印刷の態様を種々制御することができる。以下、文書制御属性18について説明する。
文書制御属性18が、例えば「印刷可能ユーザ=文書利用者200、印刷可能プリンタ=プリンタ24、印刷条件=カラー」である場合、文書管理サーバ12はカラーデータをプリンタ24に送信し、プリンタ24はオリジナル文書10をカラー印刷し、印刷文書30として出力する。
また、文書制御属性18が、「印刷可能ユーザ=文書利用者200、印刷可能プリンタ=プリンタ24、印刷条件=白黒」である場合、文書管理サーバ12は白黒データをプリンタ24に送信し、プリンタ24はオリジナル文書10を白黒印刷し、印刷文書30として出力する。
また、文書制御属性18が、「印刷可能ユーザ=文書利用者200、印刷可能プリンタ=プリンタ24、印刷条件=最大印刷回数1回」である場合、文書管理サーバ12はユーザ及びプリンタを認証した後、ログ20にアクセスして当該文書識別子14で特定される文書の印刷回数を確認し、未だ印刷されていない場合には印刷可能と判定してオリジナル文書10をプリンタ24に送信する。ログ20にアクセスした結果、既に過去に印刷されている場合には印刷不能と判定してオリジナル文書10をプリンタ24に送信しない。
また、文書制御属性18が、「印刷可能ユーザ=文書利用者200、印刷可能プリンタ=プリンタ24、印刷条件=印刷期間登録後3ヶ月」である場合、文書管理サーバ12はユーザ及びプリンタを認証した後、現在の日時が登録後3ヶ月以内か否かを確認する。そして、3ヶ月以内である場合には印刷可能と判定してオリジナル文書10をプリンタ24に送信する。現在の日時が3ヶ月を超える場合には印刷不能と判定してオリジナル文書をプリンタ24に送信しない。
また、文書制御属性18が、「印刷可能ユーザ=文書利用者200、印刷可能プリンタ=プリンタ24、印刷条件=二次配布禁止(TrustMarking)」である場合、文書管理サーバ12はユーザ及びプリンタを認証した後、二次配布禁止のデータフォーマットでプリンタ24に送信する。なお、プリンタ24は二次配布禁止印刷が可能なプリンタであることが前提であり、ここにプリンタを特定する意義があるということもできる。すなわち、二次配布を禁止する場合には、二次配布禁止印刷を可能とするプリンタで印刷されるべきところ、本実施形態では特定のプリンタを指定した印刷が可能となるため二次配布禁止が可能となる。
また、文書制御属性18が、「印刷可能ユーザ=文書利用者200、印刷可能プリンタ=プリンタ24、印刷条件=オーバレイ印刷」である場合も二次配布禁止印刷の場合と同様である。すなわち、文書管理サーバ12はユーザ及びプリンタを認証した後、オーバレイ印刷フォーマットでプリンタ24に送信する。プリンタ24では、オーバレイ印刷の印刷条件に従って所定の背景印刷、例えばconfidentialの文字を背景印刷する等して印刷文書30を出力する。プリンタ24はオーバレイ印刷可能なプリンタであることが前提であり、ここにプリンタを特定する意義がある。
また、文書制御属性18が、「印刷可能ユーザ=文書利用者200、印刷可能プリンタ=プリンタ24、印刷条件=文書利用者200が課長以上の場合にはカラー印刷、そうでない場合には白黒印刷」である場合、文書管理サーバ12はユーザ及びプリンタを認証した後、さらにユーザD/B13にアクセスして文書利用者200が課長以上であるかそうでないかを判定する。文書利用者200が課長以上である場合にはカラーフォーマットでプリンタ24に送信する。文書利用者200が課長以上でない場合、文書管理サーバ12は白黒フォーマットでプリンタ24に送信する。
一方、文書制御属性18が、「印刷可能ユーザ=文書利用者201(不図示)、印刷可能プリンタ=25(不図示)、印刷条件=白黒」である場合、文書利用者200(端末2)から送信されたユーザIDが文書利用者201と一致せず、プリンタ24はプリンタ25と一致しないため文書管理サーバ12はオリジナル文書10をプリンタ24に送信せず、プリンタ24での印刷が禁止される。
本実施形態では、文書制御属性18は文書管理サーバ12に記憶され管理されているので、文書管理サーバ12にアクセスすることにより任意のタイミングで文書制御属性18を追加、削除、あるいは変更することが可能である。したがって、例えばオーバレイ印刷としてconfidentialの文字を背景印刷するとの制御属性を設定していたが、文書配布後にその文字を変更することも可能である。また、課長以上ではない場合は白黒印刷との制御属性を設定していたが、文書配布後に課長以上ではない場合もカラー印刷に変更することも容易である。具体的には、文書管理サーバ12にアクセスできる権限を有する文書管理者300が端末を用いて文書管理サーバ12にアクセスし、文書制御属性18を変更すればよい。印刷可能ユーザあるいは印刷可能プリンタを変更する場合も同様である。
<第2実施形態>
上記の実施形態では、文書利用者200はプリンタ24で印刷するまではオリジナル文書10の内容を知ることができない。文書利用者200は印刷前にどのような内容の文書を印刷しようとしているのか確認したいと欲する場合も少なくない。ある文書を印刷する場合、まず端末2のモニタ画面に文書データを表示してその内容を確認し、その後にプリンタで印刷するのが通常のルーチンと考えられる。そこで、本実施形態では、文書利用者200が印刷前にオリジナル文書10を確認できる構成について説明する。
文書作成者100は、端末1を用いて文書データを作成する。この文書データはオリジナル文書10であり、文書作成者100が文書利用者(ユーザ)200に配布する文書である。文書作成者100は、まず、第1実施形態と同様に文書管理サーバ12に対して文書登録の要求を行う。具体的には、端末1から文書管理サーバ12に対して通信ネットワーク50を介して文書作成者100を特定するためのID、文書データ、文書制御属性(印刷制御情報)とともに文書登録要求コマンドを出力する。文書制御属性は、文書管理サーバ12の記憶装置に記憶される。
文書管理サーバ12は、文書登録要求コマンドを受け付けると、文書作成者100のIDを用いて文書作成者100の認証を行う。すなわち、ユーザD/B13に予め記憶された、本システムの利用者データと文書作成者100のIDとを照合し、文書作成者100が本システムの利用者の一人であることを確認する。
認証完了後、文書管理サーバ12は、オリジナル文書10を記憶するとともに、オリジナル文書10を一意(ユニーク)に識別するための文書識別子14を作成して端末1に返信する。文書識別子14の返信をもって、文書管理サーバ12は文書作成者100に対して文書登録完了の通知とする。また、文書管理サーバ12は、文書が登録されたことを文書管理リポジトリ17に登録する。文書管理リポジトリ17への登録は、具体的には文書識別子14、オリジナル文書10及び文書制御属性18を1つのセットとして登録する。
さらに、文書管理サーバ12は、オリジナル文書10の文書制御属性18に文書利用者200の参照権が設定されているか否かを判定し、参照権が設定されていればオリジナル文書10を所定の暗号鍵を用いて暗号化し暗号化文書22を作成する。暗号化鍵は、例えば文書制御属性18で指定される印刷可能ユーザの公開鍵を用いることができる。ユーザの公開鍵はユーザD/B13に予め記憶しておけばよい。暗号化に際しては、ユーザの印刷権と編集権とを削除した閲覧文書を作成し、この閲覧文書データを暗号化する。
文書管理サーバ12から文書識別子14を受け取った文書作成者100は、文書識別子14を任意の方法で文書利用者200に配布する。文書識別子14を受け取った文書利用者200は、この文書識別子14で特定されるオリジナル文書10を印刷する際に、オリジナル文書10の内容を確認すべく、端末2から文書識別子14を文書管理サーバ12に送信して暗号化文書22の要求(閲覧要求)を出力する。この要求を受信した文書管理サーバ12は、文書識別子14に対応する暗号化文書22を読み出し、文書利用者200(端末2)に返信する。文書利用者200は、文書管理サーバ12においてオリジナル文書10を暗号化する際に用いた公開鍵に対応する自己の秘密鍵を用いて暗号化文書22を復号し、端末2の画面上に表示させてその内容を確認する。オリジナル文書10の内容を確認した文書利用者200は、端末2を用いて文書管理サーバ12に対して印刷要求を出力する。この際、文書識別子14及びプリンタ24のID15を文書管理サーバ12に送信する。さらに、文書利用者200を特定するユーザIDも送信する。
以後の処理は第1実施家形態と同様であり、端末2から印刷要求を受け取った文書管理サーバ12は、文書識別子14で特定される文書制御属性18を文書管理リポジトリ17から読み出す。そして、文書を印刷しようとするプリンタ24及び文書利用者200が、当該文書識別子14で特定される文書制御属性で指定された印刷可能プリンタ及び印刷可能ユーザに一致するか否かを確認する。プリンタ24及び文書利用者200が、文書制御属性18で指定された印刷可能プリンタ及び印刷可能ユーザに一致する場合、文書管理サーバ12は記憶されているオリジナル文書10のフォーマットがプリンタ24で印刷可能なフォーマットか否かを確認する。プリンタ24で印刷不可能なフォーマットであれば、文書管理サーバ12は文書制御属性18に基づきプリンタ24で印刷可能なフォーマットに変換した後(プリンタブル文書11への変換)、オリジナル文書10(プリンタブル文書11)をプリンタ24に送信する。プリンタブル文書11への変換は、オリジナル文書10の暗号化時に実行してもよい。また、文書管理サーバ12は、印刷可能なフォーマットでオリジナル文書10をプリンタ24に送信した場合、オリジナル文書10が印刷されたものとして文書管理リポジトリ17にログ20としてその旨(印刷完了及び印刷日時)を当該文書識別子14とセットで登録する。
本実施形態によれば、文書利用者200は文書識別子14を用いて文書管理サーバ12に閲覧要求を送信することで、オリジナル文書10の内容を確認した後に、文書管理サーバ12にプリンタ24を指定した印刷要求を送信することができる。
<第3実施形態>
上記の第2実施形態では、文書利用者200からの閲覧要求に応じ、暗号化文書22を文書管理サーバ12から文書利用者200に送信しているが、オリジナル文書10の暗号化ではなく、オリジナル文書10の縮小イメージであるサムネイルを作成して文書利用者200に送信してもよい。
すなわち、文書管理サーバ12は、オリジナル文書10の文書制御属性18にユーザの参照権が設定されている場合、オリジナル文書10からサムネイルを作成する。作成されたサムネイルは、文書利用者200からの閲覧要求に応じて文書利用者200に返信される。文書利用者200は、このサムネイルを参照することで、オリジナル文書10の概略を知ることができる。サムネイルは第2実施形態と同様に文書利用者200の公開鍵で暗号化してもよく、あるいは暗号化しなくてもよい。サムネイルの改竄を防止すべく、文書管理サーバ12の秘密鍵で署名を施した上で文書利用者200に送信してもよい。
以上説明したように、本実施形態では、特定のユーザによる特定のプリンタでの印刷が可能となる。また、文書制御属性を種々指定することで、特定のユーザによる特定のプリンタによる特定の印刷条件による印刷が可能となる。さらに、文書制御属性は文書管理サーバ12に記憶され管理されているため、任意のタイミング、具体的には文書配布後であっても印刷条件を付加、削除、あるいは変更することができる。
本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例が可能である。例えば、本実施形態では文書利用者200が文書管理サーバ12に対して文書識別子14及びプリンタ24を特定するID15を用いて印刷要求を出力しているが、端末2とプリンタ24とを通信ネットワークで接続し、文書利用者200は端末2からプリンタ24に対して印刷要求を出力し、プリンタ24から文書識別子14及びプリンタID15並びに文書利用者のIDを文書管理サーバ12に送信してもよい。文書管理サーバ12は上記の実施形態と同様に認証し、認証が完了した場合にオリジナル文書10(プリンタブル文書11)をプリンタ24に返信する。
実施形態に係るシステムの概念構成図である。 実施形態の処理の流れを示す模試的説明図である。 他の実施形態の処理の流れを示す模式的説明図である。
符号の説明
1 端末(文書作成者端末)、2 端末(文書利用者端末)、10 オリジナル文書、11 プリンタブル文書、12 文書管理サーバ、13 ユーザデータベース(D/B)、14 文書識別子、15 プリンタID、17 文書管理リポジトリ、18 文書制御属性、20 文書利用ログ、24 プリンタ、30 印刷文書、100 文書作成者、200 文書利用者、300 文書管理者。

Claims (21)

  1. 端末、プリンタ、及び前記端末と前記プリンタに通信ネットワークを介してデータ送受可能に接続された管理サーバを備える印刷制御システムであって、
    前記端末は、
    文書データを一意に識別するための文書識別データ及びプリンタ識別データを前記管理サーバに送信して印刷要求を出力する手段
    を有し、
    前記管理サーバは、
    前記文書データを記憶する手段と、
    前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なプリンタを指定する制御属性を記憶する手段と、
    前記端末から送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタに一致するか否かを判定する手段と、
    前記判定する手段で一致すると判定された場合に、前記文書データを前記プリンタに送信する手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御システム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記端末の前記出力する手段は、さらに、前記端末から前記印刷要求を出力する文書利用者の識別データを前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバの前記記憶する手段は、前記制御属性として前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なプリンタ及びユーザを指定する制御属性を記憶し、
    前記管理サーバの前記判定する手段は、前記端末から送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データ並びに文書利用者識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタ並びにユーザ識別データに一致するか否かを判定する
    ことを特徴とする印刷制御システム。
  3. 請求項1、2のいずれかに記載のシステムにおいて、さらに、
    通信ネットワークを介して前記管理サーバとデータ送受可能に接続された文書作成者端末を備え、
    前記文書作成者端末は、
    前記管理サーバに前記文書データを送信して文書登録要求を出力する手段と、
    前記管理サーバからの前記文書識別データを受信する手段と、
    を有し、
    前記管理サーバは、
    前記文書登録要求に応じて前記文書識別データを作成する手段と、
    前記文書識別データを前記文書作成者端末に送信する手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御システム。
  4. 請求項1、2のいずれかに記載のシステムにおいて、
    前記端末は、
    前記文書識別データを前記管理サーバに送信して文書データの閲覧要求を出力する手段と、
    前記管理サーバから送信された前記文書データの閲覧データを受信する手段と、
    前記閲覧データを画面上に表示する手段と、
    を有し、
    前記管理サーバは、
    前記文書データから閲覧データを作成する手段と、
    前記端末からの前記閲覧要求に応じて前記閲覧データを前記端末に返信する手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御システム。
  5. 請求項4記載のシステムにおいて、
    前記管理サーバは、
    前記端末から前記閲覧要求を出力する文書使用者の公開鍵データを記憶する手段と、
    前記公開鍵データを用いて前記閲覧データを暗号化する手段と、
    を有し、前記管理サーバは暗号化された閲覧データを前記端末に返信することを特徴とする印刷制御システム。
  6. 請求項4記載のシステムにおいて、
    前記閲覧データは前記文書データから印刷権及び編集権が削除されたデータであることを特徴とする印刷制御システム。
  7. 請求項4記載のシステムにおいて、
    前記閲覧データは前記文書データのサムネイルデータであることを特徴とする印刷制御システム。
  8. 通信ネットワークを介して互いにデータ送受可能に接続された端末、プリンタ及び管理サーバを備える印刷制御システムであって、
    前記端末は、
    文書データを一意に識別するための文書識別データを前記プリンタに送信して印刷要求を出力する手段
    を有し、
    前記プリンタは、前記文書識別データ及びプリンタ識別データを前記管理サーバに送信する手段
    を有し、
    前記管理サーバは、
    前記文書データを記憶する手段と、
    前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なプリンタを指定する制御属性を記憶する手段と、
    前記プリンタから送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタに一致するか否かを判定する手段と、
    前記判定する手段で一致すると判定された場合に、前記文書データを前記プリンタに送信する手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のシステムにおいて、
    前記管理サーバの前記制御属性は、前記プリンタでの印刷態様を指定する条件データを含み、
    前記管理サーバは、前記条件データに基づき前記文書データを前記プリンタに送信することを特徴とする印刷制御システム。
  10. 請求項9記載のシステムにおいて、
    前記条件データには、印刷回数制限データが含まれ、
    前記管理サーバは、
    前記プリンタに前記文書データを送信する場合に印刷されたとして印刷回数を記憶する手段と、
    前記印刷回数が前記印刷回数制限を超える場合に前記文書データの送信を禁止する手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御システム。
  11. 請求項9記載のシステムにおいて、
    前記条件データには、印刷期間制限データが含まれ、
    前記管理サーバは、
    前記プリンタに前記文書データを送信する日時が前記印刷期間制限を超える場合に前記文書データの送信を禁止する手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御システム。
  12. 請求項9記載のシステムにおいて、
    前記条件データには、二次配布禁止印刷データが含まれ、
    前記管理サーバは、前記二次配布禁止印刷データに従い前記文書データを変換して前記プリンタに送信することを特徴とする印刷制御システム。
  13. 請求項9記載のシステムにおいて、
    前記条件データには、オーバレイ印刷データが含まれ、
    前記管理サーバは、前記オーバレイ印刷データに従い前記文書データを変換して前記プリンタに送信することを特徴とする印刷制御システム。
  14. 端末、プリンタ、及び前記端末と前記プリンタに通信ネットワークを介してデータ送受可能に接続された管理サーバを備えるシステムにおいて文書データの印刷を制御する方法であって、
    前記端末から文書データを一意に識別するための文書識別データ、プリンタ識別データ、及びユーザ識別データを前記管理サーバに送信して印刷要求を出力し、
    前記管理サーバは、前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なユーザ及びプリンタを指定する制御属性を記憶する記憶装置にアクセスすることにより、前記端末から送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データ並びにユーザ識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタ並びに印刷可能ユーザに一致するか否かを判定し、一致する場合に前記文書データを前記プリンタに送信する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  15. 請求項14記載の方法において、
    前記端末は、前記印刷要求に先立ち、前記文書識別データを前記管理サーバに送信して文書データの閲覧要求を出力し、
    前記管理サーバは、前記端末からの前記閲覧要求に応じて前記文書データから作成された閲覧データを前記端末に送信し、
    前記端末は、前記閲覧データを画面上に表示する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  16. 請求項14、15のいずれかに記載の方法において、
    前記制御属性は、前記プリンタでの印刷態様を指定する条件データを含み、
    前記管理サーバは、前記条件データに基づき前記文書データを前記プリンタに送信することを特徴とする印刷制御方法。
  17. 通信ネットワークを介して互いにデータ送受可能に接続された端末、プリンタ及び管理サーバを備えるシステムにおいて文書データの印刷を制御する方法であって、
    前記端末から文書データを一意に識別するための文書識別データを前記プリンタに送信して印刷要求を出力し、
    前記プリンタは、前記文書識別データ及びプリンタ識別データ並びに前記端末から印刷要求を出力する文書利用者の識別データを前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なプリンタ及びユーザを指定する制御属性を記憶する記憶装置にアクセスすることにより、前記プリンタから送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データ並びに文書利用者の識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタ並びに印刷可能ユーザに一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に前記文書データを前記プリンタに送信する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  18. 端末、プリンタ、及び前記端末と前記プリンタに通信ネットワークを介してデータ送受可能に接続されたサーバ装置を備えるシステムにおけるサーバ装置であって、
    前記端末から送信される、文書データを一意に識別するための文書識別データ、プリンタ識別データ、及びユーザ識別データを受信する手段と、
    前記管理サーバは、前記文書識別データに対応した、前記文書データを印刷可能なユーザ及びプリンタを指定する制御属性を記憶する手段と、
    前記文書データを記憶する手段と、
    前記端末から送信された文書識別データ及び前記プリンタ識別データ並びにユーザ識別データが、前記制御属性の文書識別データ及び印刷可能プリンタ並びに印刷可能ユーザに一致するか否かを判定する手段と、
    前記判定する手段で一致すると判定された場合に、前記文書データを前記プリンタに送信する手段と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  19. 請求項18記載の装置において、さらに、
    前記文書データから閲覧データを作成する手段と、
    前記端末に前記閲覧データを送信する手段と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  20. 請求項19記載の装置において、さらに、
    前記文書使用者の公開鍵データを記憶する手段と、
    前記公開鍵データを用いて前記閲覧データを暗号化する手段と、
    を有し、前記端末に暗号化された閲覧データを送信することを特徴とするサーバ装置。
  21. 請求項18記載の装置において、
    前記制御属性は、前記プリンタでの印刷態様を指定する条件データを含み、
    さらに、
    前記判定手段で一致すると判定された場合に、前記文書データを前記条件データに基づき前記プリンタで印刷可能なフォーマットに変換する手段と、
    を有し、印刷可能なフォーマットに変換された文書データを前記プリンタに送信することを特徴とするサーバ装置。
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