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JP2005308966A - 写真撮影装置 - Google Patents

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JP2005308966A
JP2005308966A JP2004124098A JP2004124098A JP2005308966A JP 2005308966 A JP2005308966 A JP 2005308966A JP 2004124098 A JP2004124098 A JP 2004124098A JP 2004124098 A JP2004124098 A JP 2004124098A JP 2005308966 A JP2005308966 A JP 2005308966A
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JP2004124098A
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Shin Nakane
伸 中根
Koichi Sato
浩一 佐藤
Takeshi Hakii
健 波木井
Toyoki Nishijima
豊喜 西嶋
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Konica Minolta Photo Imaging Inc
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Konica Minolta Photo Imaging Inc
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Abstract

【課題】認証用の顔画像として異なる複数の照明条件で撮影可能とする。
【解決手段】利用者が撮影SWを押下すると(ステップA3)、まず基本照明条件、つまり全てのストロボ24a〜24fが発光する条件で撮影が行われ、その基本照明条件における顔画像データが生成される(ステップS5)。続けて、照明条件が変更され、照明条件1、つまりストロボ24c、24fのみが発光する条件でカメラ12より撮影が行われ、その照明条件1における顔画像データが生成される(ステップS6)。そして、撮影すべき次の照明条件が有る場合(ステップS7;Y)、ステップS6に戻り、次の照明条件2、つまりストロボ24c、24eのみが発光する条件で撮影が行われ、顔画像データが生成される。すなわち、照明条件1〜4の照明条件に順次変更され、変更される毎に撮影が行われて、各照明条件1〜4における顔画像データが生成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、利用者の顔画像を撮影する写真撮影装置に関する。
近年、認証技術の向上により、顔画像や指紋、瞳の虹彩、声紋等の生体情報を利用して認証を行う認証装置が開発されている。各種生体情報の中でも、顔画像は社員証や免許証等の各種身分証に貼付されることが多く、特に認証用として使用されることが多い。
この認証に用いられる顔画像としては証明写真として撮影された顔画像が適している。証明写真は、人物が正面を向いた状態で、かつ人物に影が生じないように人物全体に均一に光が照射された状態で撮影されることが多いためである。従来から、このような証明写真を、簡単かつ短時間で撮影することができるボックス型の写真撮影装置が普及しており、街頭や店頭等に設置されている。この写真撮影装置は、ボックス内部に形成された撮影室に利用者が入室し、ガイドに従って利用者自らが撮影操作することにより、証明写真のプリント写真を得ることができるものである。
このような写真撮影装置では、人物全体に均一に光が照射されるように撮影室内のあちこちに複数のストロボが設置され、複数の照明方向から光を照射するように調整することができるものが開発されている(例えば特許文献1、2参照)。
特開平11−327012号公報 特開2003−344937号公報
しかしながら、認証装置において認証を行う際には、常に同じ照明条件であるとは限らない。例えば、屋外や外光が差し込む屋内に認証装置が設置されている場合、朝昼晩と時間帯によって光量やその光の入射方向が変わってくる。それにも拘らず、従来の写真撮影装置では証明写真の撮影に最適な照明条件に固定されているため、認証用顔画像として単一の照明条件下でのものしか得られない。その結果、時間帯や認証装置の設置場所によっては認証精度の低下が予想されるため、照明条件が変化しない屋内等に認証装置の設置環境が制限されることとなっていた。
本発明の課題は、異なる複数の照明条件下で認証用の顔画像を撮影可能な写真撮影装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、写真撮影装置において、
被写体を照明する照明手段と、前記被写体を撮影し、当該被写体の顔画像データを生成する撮影手段と、を備えた写真撮影装置において、
前記照明手段による照明条件を変更させるとともに、当該変更された照明条件で前記撮影手段により撮影を行わせ、異なる複数の照明条件で撮影された顔画像データを当該撮影手段から取得する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の写真撮影装置において、
前記制御手段は、照明条件として照明方向を変更させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の写真撮影装置において、
前記制御手段は、照明条件として色調を変更させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の写真撮影装置において、
変更する照明条件の内容は写真撮影装置のオペレータ又は被写体により設定可能であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の写真撮影装置において、
前記制御手段は、前記異なる複数の照明条件で撮影された各顔画像データに、その照明条件の情報を付帯させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の写真撮影装置において、
前記制御手段は、同一人物に対して異なる複数の照明条件下で撮影された各顔画像データをそれぞれ対応付けることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の写真撮影装置において、
前記制御手段は、前記異なる複数の照明条件で撮影された各顔画像データを生体認証データに変換することを特徴する。
ここで、生体認証データとは、認証時に得られた顔画像との照合を行うために用いられるものであり、例えば顔の特徴となる眉、目、鼻、口等の各部位の位置データ、色データ、濃度データ等の顔画像から抽出された顔の特徴を示す特徴点データをいう。
請求項1に記載の発明によれば、認証に使用する認証用顔画像として、異なる照明条件下で撮影された複数の顔画像データを取得することができる。このような様々な照明条件下における顔画像を用いて認証を行うことにより、認証時の時間帯や場所等により変化する照明条件に対応することができ、認証精度を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、照明条件として照明方向を変更するので、異なる様々な照明方向で照明された顔画像データを取得することができ、認証時の時間帯や場所等により変化する照明方向に対応することができる。
請求項3に記載の発明によれば、照明条件として色調を変更するので、異なる様々な色調で照明された顔画像データを取得することができ、認証時の時間帯や場所等により変化する照明の色調に対応することができる。
請求項4に記載の発明によれば、変更する照明条件の内容は、オペレータ又は被写体により設定することができるので、認証時の状況に応じた照明条件の顔画像データを撮影できるように調整することができる。
請求項5に記載の発明によれば、異なる照明条件で得られた各顔画像データにその照明条件の情報が付帯されるので、この付帯情報を元に各顔画像データの照明条件を判別することができる。
請求項6に記載の発明によれば、異なる照明条件で得られた同一人物の各顔画像データをそれぞれ対応付けるので、他人の顔画像データと混同することを防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、異なる照明条件で得られた各顔画像データを生体認証データに変換するので、この生体認証データを用いて認証を行うことにより、認証を容易にかつ迅速に行うことが可能となる。
本実施の形態では、認証用の顔画像データとして、照明方向を様々な条件に変更し、変更される毎に撮影を行って照明方向が異なる複数の顔画像データを生成し、サーバに画像登録する例を説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における写真撮影装置1の外観図を示す。
図1に示すように、写真撮影装置1は、ボックス型に形成されており、その外壁には撮影された証明写真を取り出す取出口17aが設置されている。ボックス内部(以下、撮影室という)には、被写体M用の椅子Cが昇降可能に設置されており、被写体Mの正面には操作手順やその他撮影に関するガイド映像等を表示する表示装置15、操作指示を入力するための入力装置14、被写体Mが撮影室内に入室したことを検知するための検知センサ13、撮影料金を精算するためのキャッシャー23が設置されている。また、撮影室の内壁には、被写体Mの上方、正面、背面、下方にそれぞれ照明用のストロボ24a〜24fが設置されている。
図2に、ストロボ24a〜24fの発光による照明方向を示す。図2(a)は被写体Mの真上から写真撮影装置1を見た図であり、図2(b)は被写体Mの右側から写真撮影装置1を見た側面図である。
図2(a)に示すようにストロボ24aは、撮影室の天井に設置され、ストロボ24aにおいて発光された光が撮影室の内壁で反射して被写体Mの顔に入光するように構成されている。また、図2(a)、(b)に示すように、ストロボ24bは被写体Mの正面に、ストロボ24cは被写体Mの正面上方に(これを前面という)位置しており、この各ストロボ24b、24cにおいて発光された光が直接被写体Mの顔を照明するように構成されている。また、図2(b)に示すように、ストロボ24e、24fは被写体Mの下側の左右に設置されており、各ストロボ24e、24fで発光された光が撮影室の内壁で反射して被写体Mの顔に入光するように構成されている。
図3に、写真撮影装置1の内部構成を示す。
図3に示すように、写真撮影装置1は、制御部11、カメラ12、検知センサ13、入力装置14、表示装置15、記憶部16、プリンタ17、通信装置18、I/O(Input/Output)ユニット21、スピーカ22、キャッシャー23、ストロボ24a〜24fを備えて構成されている。
また、写真撮影装置1は、通信装置18を介してサーバ30と通信可能に構成されている。サーバ30は、写真撮影装置1から送信された生体認証データ(生体認証データについては後述する)をデータベース化してDB(DataBase)31を構築し、このDB31に対するデータの入出力を管理するものである。
以下、写真撮影装置1の各部について説明する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)等から構成され、記憶部16に格納されているシステムプログラムや本発明に係る顔画像撮影処理プログラム(図4参照)等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、当該プログラムに従って各部の動作を集中制御する。
顔画像撮影処理では、ストロボ24a〜24f及びカメラ12の動作を制御して、ストロボ24a〜24fによる照明条件を変更させ、照明条件が変更される毎にカメラ12により撮影を行わせる。本実施形態では、照明条件として証明写真として最適な照明条件である基本照明条件、様々な照明方向が設定された照明条件1〜4が設定されていることとする。基本照明条件は全てのストロボ24a〜24fをON(発光)させる条件、照明条件1はストロボ(左)24f、ストロボ(前面)24cのみON(発光)させる条件、照明条件2はストロボ(右)24e、ストロボ(前面)24cのみON(発光)させる条件、照明条件3はストロボ(天井)24a、ストロボ(前面)24cのみON(発光)させる条件、照明条件4はストロボ(背面)24dのみをON(発光)させる条件である。なお、どのストロボを発光させるか等の照明条件の内容は、写真撮影装置1のオペレータが適宜設定可能であるとする。また、被写体Mが撮影時に照明条件の内容を設定できる構成としてもよい。
撮影により、カメラ12から各照明条件で撮影された顔画像データが入力され、さらに入力装置14を介して顔画像データとともに登録する被写体Mの個人情報(例えば、被写体Mの氏名、所属会社名、生年月日等)及びパスワード情報が入力されると、制御部11は各顔画像データにその撮影時の照明条件の情報をヘッダ領域に書き込む等して付帯させ、同様に入力された被写体Mの個人情報及びパスワード情報を付帯させて、各顔画像データを記憶部16に記憶させる。この付帯された個人情報により、同一人物の各顔画像データがそれぞれ対応付けられることとなる。なお、被写体Mの個人情報及びパスワード情報は認証時に用いられるものである。そして、入力装置14を介してプリント指示がなされると、記憶部16から基本照明条件で撮影された顔画像データを読み出し、当該顔画像データをプリンタ17に出力して証明写真をプリント出力させる。
また、制御部11は、各照明条件で撮影された顔画像データの生体認証データ(以下、BMデータ:BioMetorics dataという)への変換処理を行う。BMデータとは、認証時に得られた顔画像との照合を行うために用いられるものであり、例えば顔の特徴となる眉、目、鼻、口等の各部位の位置データ、色データ、濃度データ等の顔画像から抽出された顔の特徴を示す特徴点データである。BMデータへの変換処理では、まず顔画像から眉、目、鼻、口等、顔の特徴となる各部位の画像領域を検出する。次いで、検出された各部位の位置を特定する位置データや、各部位の画像領域の濃度データ、色データ等を求め、BMデータとして生成する。このようなBMデータを用いて照合し認証を行うことにより、顔画像データそのものを用いて照合を行う場合と比較して本人認証を容易にかつ迅速に行うことができる。
BMデータへの変換処理が終了すると、制御部11は各BMデータにその顔画像データに付帯されていた照明条件情報を付帯させ、さらに入力装置14を介して入力された被写体Mの個人情報、パスワード情報を付帯させる。この付帯された個人情報により、同一人物の各BMデータがそれぞれ対応付けられることとなる。そして、各情報が付帯されたBMデータ群を通信装置18を介してホストサーバ30に送信させ、送信が正常に終了すると、記憶部16に記憶されている被写体Mの各顔画像データ、BMデータ、被写体Mの個人情報、パスワード情報を記憶部16から削除する。すなわち、顔画像撮影処理プログラムと制御部11との協働により、制御手段を実現することができる。
カメラ12は、光学レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等の光学センサ、A/D(Analog/Digital)変換部等から構成される撮影手段であり、撮影時には光学レンズを介して入力される被写体像を光学センサにより光電変換して画像信号(アナログ)を生成する。そして、A/D変換部によりアナログ画像信号からデジタル画像データを得て、当該デジタル画像データを制御部11に出力する。なお、カメラ12としては、動画及び静止画の記録が可能なデジタルビデオカメラ等を適用することとしてもよい。
検知センサ13は、写真撮影装置1の撮影室内に利用者が入室したことを検知する光学センサ等であり、その検知信号を制御部11に出力する。
入力装置14は、表示装置15と一体に構成されるタッチパネルや、写真種類を選択するための写真種選択スイッチ(以下、SW:Switchという)、撮影開始を指示するための撮影SW、撮影画像のプリント出力を指示するためのプリントSW等の各種機能キーを備えて構成され、操作されたキーに対応する操作信号を制御部11に出力する。
表示装置15は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成される表示手段であり、制御部11からの制御信号に従って、撮影手順を説明するガイド画面、写真種類を選択するための選択画面等の各種操作画面や、カメラ12により撮影された被写体Mの顔画像等を表示する。
記憶部16は、システムプログラムの他、顔画像撮影処理プログラム等の各種制御プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
プリンタ17は、制御部11から入力された画像データに基づいてプリント出力を行う。プリンタ17のプリント方式としては、色材を昇華、転移させて画像を形成する昇華型転写方式が適用されていることとして説明するが、記録媒体と受像材料とを重ね合わせて熱を加えることによって記録媒体の記録層を受像材料の受像層に転移させて画像を形成する溶融転写記録方式を適用することとしてもよいし、電子写真方式、インクジェット方式やその他のプリント方式であってもよい。また、銀塩写真像を形成するものであってもよい。
通信装置18は、ネットワークインターフェイスカード、モデム等の通信用インターフェイスから構成される通信手段であり、通信ネットワークN上のサーバ30と相互に情報の送受信を行う。例えば、制御部11により生成されたBMデータをサーバ30に転送して画像登録を行う。
I/Oユニット21は、制御部11と、スピーカ22、キャッシャー23、ストロボ24a〜24fとの間で情報のやり取りを仲介するインターフェイスであり、制御部11からの制御信号をスピーカ22、キャッシャー23、ストロボ24a〜24fに送信するとともに、スピーカ22、キャッシャー23、ストロボ24a〜24fからのステータス信号等を制御部11に出力する。
スピーカ22は、I/Oユニット21を介して制御部11から入力されるガイド用アナウンスの音声信号を出力するものである。
キャッシャー23は、硬貨や紙幣の入金口、釣銭の返金口等を備えた金銭登録機である。キャッシャー23は、入金口から入金された金額を検出して釣銭の金額を算出し、算出された釣銭金額分の硬貨又は紙幣を返金口に排出して料金精算を行う。
ストロボ24a〜24fは、被写体Mを照明する照明手段であり、制御部11から指示された発光タイミング、発光量で発光を行う。図2を参照して説明したように、ストロボ24aは撮影室の天井に、ストロボ24bは被写体Mの正面に、ストロボ24cは被写体Mの前面(正面上方)に、ストロボ24dは被写体Mの背面に、ストロボ24eは被写体Mの右下方に、ストロボ24fは被写体Mの左下方に設置されている。
次に、本実施形態における写真撮影装置1の動作について説明する。
図4は、写真撮影装置1により実行される顔画像撮影処理を説明するフローチャートである。図4において、ステップ番号Sは写真撮影装置1の動作処理工程を示し、ステップ番号Aは利用者、つまり被写体Mにより行われる作業工程を示す。
図4に示す顔画像撮影処理では、まず撮影室内に利用者が入室し、検知センサ13により利用者が検出されると(ステップS1)、表示装置15上にガイド画面が表示される(ステップS2)。同時にスピーカ22から撮影ガイドに係るアナウンス音声が出力される。
次いで、利用者がキャッシャー23に料金を投入すると(ステップA1)、キャッシャー23において入金された金額のチェックが行われ(ステップS3)、表示装置15上に写真種類を選択するための選択画面が表示される。そして、この選択画面において利用者が所望の写真種類に応じた写真種選択SWを押下すると(ステップA2)、キャッシャー23において選択された写真種に応じた料金の精算が行われ、釣銭が返金口に排出される(ステップS4)。ここでは、写真種として証明写真を認証用画像として使用するメニューが選択されたこととして以下の説明を行う。
料金精算が行われると、表示装置15上には撮影ガイド画面が表示され、所望のタイミングで撮影SWを押下するようガイダンスが行われる。そして、利用者が撮影SWを押下すると(ステップA3)、まず基本照明条件、つまり全てのストロボ24a〜24fが発光する条件で撮影が行われ、その基本照明条件における顔画像データが生成される(ステップS5)。続けて、照明条件が変更され、照明条件1、つまりストロボ24c、24fのみが発光する条件でカメラ12より撮影が行われ、その照明条件1における顔画像データが生成される(ステップS6)。そして、撮影すべき次の照明条件が有る場合(ステップS7;Y)、ステップS6に戻り、次の照明条件2、つまりストロボ24c、24eのみが発光する条件で撮影が行われ、顔画像データが生成される。すなわち、照明条件1〜4の照明条件に順次変更され、変更される毎に撮影が行われて、各照明条件1〜4における顔画像データが生成される。
図5及び図6に、各照明条件で撮影された顔画像の一例を示す。
図5は基本照明条件(全てのストロボ24a〜24fをON(発光))で撮影された顔画像p1を示す図であり、図5(a)〜(d)は、異なる照明条件1〜4で撮影された各顔画像p2〜p5を示す図である。
図5に示すように、基本照明条件で撮影された顔画像p1は、被写体Mに対して均一に光が照射されており、影がほとんど無い。これに対して、照明条件1(ストロボ(左)24f、ストロボ(前面)24cをON)や照明条件2(ストロボ(右)24e、ストロボ(前面)24cをON)で撮影された顔画像p1、p2は、それぞれ被写体Mの左側から又は右側からのみ照明されたため、被写体Mの左側又は右側に影が生じており、暗くなっている。同様に、照明条件3(ストロボ(天井)24a、ストロボ(前面)24cをON)で撮影された顔画像p4は、上方からのみ照明がされた状態で撮影されるので、被写体Mの顔の顎あたりから下方に影が生じている。一方、照明条件4(ストロボ(背面)24dをON)で撮影された顔画像p5は、被写体Mの背面からのみ照明された、いわゆる逆光の状態で撮影されており、被写体Mが全体的に暗くなっている。
このようにして、基本照明条件、照明条件1〜4について撮影が終了すると(ステップS7;N)、各照明条件の撮影でカメラ12により生成された顔画像データのチェックが行われ、顔画像データが認証用として利用可能なデータであるか否かが判断される(ステップS8)。例えば、予め準備されている顔テンプレートに基づいて顔が正面を向いているか否か、顔画像の外枠から顔までの距離等に基づいて顔の大きさ及び位置が規格内であるか否か等が判断される。そして、チェックの結果、認証用画像として利用できないと判断された顔画像が有る場合(ステップS8;NG)、ステップS5の処理に戻り、再び各照明条件により撮影が行われる。
一方、チェックの結果、撮影された顔画像が認証用画像として利用可能であると判断された場合(ステップS8;OK)、表示装置15上に基本照明条件で撮影された顔画像が表示され、画像を確認するようガイダンスが行われるとともに、この顔画像とともに登録する被写体Mの個人情報及びパスワードを入力するようガイダンスが行われる。そして、被写体Mが個人情報及びパスワードを入力すると(ステップA4)、写真撮影装置1では各顔画像のBMデータへの変換処理(ステップS12〜S17の処理)が開始されるとともに、この変換処理と並行して顔画像データのプリント処理(ステップS9〜S11の処理)が実行される。
まず、ステップS9〜S11のプリント処理について説明する。
ステップS9では、異なる複数の照明条件で撮影された各顔画像データに、その撮影時の照明条件情報が付帯されるとともに、入力された被写体Mの個人情報及びパスワードがそれぞれ付帯されて記憶部16に記憶保存される。
そして、顧客がプリントSWを押下すると(ステップA5)、記憶部16から基本照明条件で撮影された顔画像データが読み出され、当該顔画像データに基づいて、プリンタ17により証明写真のプリント出力が行われる(ステップS10)。証明写真プリントが取出口17aに排出されると(ステップS11)と、被写体Mは取出口17aに排出された証明写真プリントを受け取る(ステップA6)。
次に、ステップS12〜S17のBMデータへの変換処理について説明する。
ステップS12では、各顔画像データのBMデータへの変換が行われる。そして、変換が終了すると各BMデータのチェックが行われ、BMデータは利用可能なデータであるか否かが判断される(ステップS13)。例えば、データに欠損は無いか、全ての特徴点が抽出されてデータ変換されたか否か等が判断される。チェックの結果、BMデータが利用可能なデータではないと判断された場合(ステップS13;NG)、表示装置15上にBMデータの変換エラーが発生したため、撮影のやり直しを通知するエラーメッセージが表示され、ステップS5の処理に戻って再び撮影が行われる。
一方、チェックの結果、各顔画像のBMデータが利用可能なデータであると判断された場合(ステップS13;OK)、各BMデータに、その顔画像データが撮影された際の照明条件情報がそれぞれ付帯されて記憶部16に記憶保存される(ステップS14)。次いで、各照明条件で撮影された顔画像のBMデータ及びBMデータに付帯された被写体Mの個人情報、パスワード情報が暗号化され(ステップS15)、サーバ30に送信される(ステップS16)。サーバ30では、写真撮影装置1から受信されたBMデータがデータベース化され、DB31に記憶される。
写真撮影装置1では、BMデータの送信が正常に終了すると、記憶部16に記憶された各顔画像データ、BMデータ及び被写体Mの個人情報、パスワード情報の各データが削除され(ステップS17)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、撮影室内の各位置にストロボを複数設置して、そのON/OFFを制御することにより照明方向を変更し、異なる複数の照明条件で認証用の顔画像を撮影するので、認証用の顔画像として様々な照明条件のものを提供することができる。このような異なる複数の照明条件下で撮影された各認証用顔画像を用いて認証を行うことにより、認証時の時間帯や場所等により変化する様々な照明条件に対応することができ、認証精度を向上させることができる。従って、認証装置の設置環境が制限されることがない。
また、撮影された各顔画像データには、その撮影時の照明条件の情報が付帯されるので、この付帯情報を元に各顔画像データの照明条件を判別することができる。認証時には、時間帯に応じた照明条件の顔画像データのみを読み出して認証に用いることにより、認証時の処理効率を向上させることができる。
なお、本実施形態における記述内容は、本発明を適用した写真撮影装置1の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上述した説明では、照明条件として照明方向のみを変更した例を説明したが、その光量を変更することとしてもよい。また、照明条件として色調を変更することとしてもよい。外光は、朝や夕方は昼間より赤みが強くなる等、色調が変化する場合も予想されるので、これに対応して色調を変えた認証用画像を準備しておくと認証精度を向上させることができる。この場合、例えば各ストロボ24a〜24fに赤色や黄色のフィルタを設定可能な構成としておき、撮影時にストロボ24a〜24fに赤色のフィルタをかけたり、黄色のフィルタをかけたり、或いは赤色と黄色のフィルタを組み合わせたりして発光を行わせることにより、照明の色調を変更する。
また、本実施形態では、写真撮影装置1において顔画像データのBMデータへの変換処理も行うこととして説明したが、写真撮影装置1では顔画像データの撮影のみでBMデータの変換処理はサーバ30で行う等、外部で行うこととしてもよい。さらに、BMデータのみをサーバ30に登録する構成としたが、各照明条件で撮影された顔画像データもBMデータとして写真撮影装置1からサーバ30に送信してDB31に登録する構成としてもよい。
その他、本実施形態における写真撮影装置1の細部構成及び細部動作についても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜設定可能である。
本実施の形態における写真撮影装置1の外観図である。 写真撮影装置1の撮影室内の配置された複数のストロボ24a〜24fによる照明方向を示す図である。 写真撮影装置1の内部構成を示す図である。 写真撮影装置1により実行される顔画像撮影処理を説明するフローチャートである。 基本照明条件で撮影された顔画像例を示す図である。 異なる照明条件1〜4で撮影された各顔画像例を示す図である。
符号の説明
1 写真撮影装置
11 制御部
12 カメラ
13 検知センサ
14 入力装置
15 表示装置
16 記憶部
17 プリンタ
18 通信装置
21 I/Oユニット
22 スピーカ
23 キャッシャー
24a ストロボ(天井)
24b ストロボ(正面)
24c ストロボ(前面)
24d ストロボ(背面)
24e ストロボ(右)
24f ストロボ(左)
30 サーバ
31 DB

Claims (7)

  1. 被写体を照明する照明手段と、前記被写体を撮影し、当該被写体の顔画像データを生成する撮影手段と、を備えた写真撮影装置において、
    前記照明手段による照明条件を変更させるとともに、当該変更された照明条件で前記撮影手段により撮影を行わせ、異なる複数の照明条件で撮影された顔画像データを当該撮影手段から取得する制御手段と、
    を備えることを特徴とする写真撮影装置。
  2. 前記制御手段は、照明条件として照明方向を変更させることを特徴とする請求項1に記載の写真撮影装置。
  3. 前記制御手段は、照明条件として色調を変更させることを特徴とする請求項1に記載の写真撮影装置。
  4. 変更する照明条件の内容は写真撮影装置のオペレータ又は被写体により設定可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の写真撮影装置。
  5. 前記制御手段は、前記異なる複数の照明条件で撮影された各顔画像データに、その照明条件の情報を付帯させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の写真撮影装置。
  6. 前記制御手段は、同一人物に対して異なる複数の照明条件下で撮影された各顔画像データをそれぞれ対応付けることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の写真撮影装置。
  7. 前記制御手段は、前記異なる複数の照明条件で撮影された各顔画像データを生体認証データに変換することを特徴する請求項1〜6の何れか一項に記載の写真撮影装置。
JP2004124098A 2004-04-20 2004-04-20 写真撮影装置 Pending JP2005308966A (ja)

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