JP2005348592A - 電源装置および車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の負荷に対して、所望の比率で電流を供給することができる電源装置を提供する。
【解決手段】レギュレータトランスと、レギュレータトランスに対して供給電流を供給するか否かをスイッチングする1次側スイッチと、1次側スイッチのスイッチング毎に、レギュレータトランスの2次側における出力電流の最小値を0に下げる制御回路と、レギュレータトランスの2次側へ、平行して複数接続されている負荷のそれぞれへの経路における電流の変化が、互いに磁束を打ち消しあう方向へ、それぞれの経路を磁気結合する結合トランスとを備える。この場合、制御回路は、2次側出力電流の最大値を、負荷に供給する電流の目標値の2倍より大きくする。
【選択図】図1
【解決手段】レギュレータトランスと、レギュレータトランスに対して供給電流を供給するか否かをスイッチングする1次側スイッチと、1次側スイッチのスイッチング毎に、レギュレータトランスの2次側における出力電流の最小値を0に下げる制御回路と、レギュレータトランスの2次側へ、平行して複数接続されている負荷のそれぞれへの経路における電流の変化が、互いに磁束を打ち消しあう方向へ、それぞれの経路を磁気結合する結合トランスとを備える。この場合、制御回路は、2次側出力電流の最大値を、負荷に供給する電流の目標値の2倍より大きくする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電源装置および車両用灯具に関する。
従来、発光ダイオード素子を利用した車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。発光ダイオード素子は、点灯時において、両端に、所定の閾電圧に基づく順方向電圧を生じる。
特開2002−231013号公報
発光ダイオード素子に生じる順方向電圧は、個体によるばらつきが大きい。そのため、車両用灯具においては、順方向電圧のばらつきに対応するため、発光ダイオード素子を、電流制御により点灯させる場合がある。しかし、車両用灯具においては、例えば配光設計等の関係上、並列に接続された複数の発光ダイオード素子を利用する場合がある。この場合に、並列の各列に供給する電流を、個別の回路により設定するとすれば、回路規模が増大する場合がある。また、これにより、車両用灯具のコストが増大する場合があった。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる電源装置および車両用灯具を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
このような課題を解決するために、本発明の第1の形態における電源装置は、レギュレータトランスと、レギュレータトランスに対して供給電流を供給するか否かをスイッチングする1次側スイッチと、1次側スイッチのスイッチング毎に、レギュレータトランスの2次側における出力電流の最小値を0に下げる制御回路と、レギュレータトランスの2次側へ、平行して複数接続されている負荷のそれぞれへの経路における電流の変化が、互いに磁束を打ち消しあう方向へ、それぞれの経路を磁気結合する結合トランスとを備える。制御回路は1次側スイッチのスイッチング毎に、レギュレータトランスの2次側における出力電流の最小値を0に下げるので、複数の負荷に対して、所望の比率で電流を供給することができる。
また、制御回路は、2次側出力電流の最大値を、負荷に供給する電流の目標値の2倍よりも大きくする。これにより、2次側電流の最小値が0になる場合であっても、出力電流の平均値を容易に目標値に近づけることができる。また、制御回路は、1次側の供給電圧に応じてスイッチングの周波数を変更することにより、1次側の供給電圧に依らずに2次側の平均電流を一定に保持する。これにより、1次側スイッチのスイッチング時における2次側電流の最大値を変更することなく、2次側電流の平均値を保持することができる。このためひいては、スイッチングレギュレータによる電力の損失を最小限に抑えることができる。
また、制御回路は、レギュレータトランスの2次側へ、平行して複数接続されている負荷に供給する電流の目標値が増加した場合に、1次側スイッチのスイッチング周波数を下げることにより2次側の平均電流を増加させる。これにより、1次側スイッチのスイッチング時における2次側電流の増加率を変更することなく、2次側電流の平均値を増加させることができる。
この場合、制御回路は、スイッチングのサイクル間における2次側出力電流が0である時間を、負荷に供給する電流の目標値または1次側の供給電圧に依らず略一定に保持する。これにより、電流の目標値が小さい場合または供給電圧が高い場合における電力損失を小さくすることができる。このためひいては、電源装置の温度上昇を抑え、電源装置の寿命の低下を抑えると共に、電源装置の信頼性を高めることができる。
本発明の他の形態における車両用灯具は、レギュレータトランスと、レギュレータトランスの2次側へ、平行して複数接続されている半導体発光素子と、レギュレータトランスに対して供給電流を供給するか否かをスイッチングする1次側スイッチと、1次側スイッチのスイッチング毎に、レギュレータトランスの2次側における出力電流の最小値を0に下げる制御回路と、半導体発光素子のそれぞれへの経路における電流の変化が、互いに磁束を打ち消しあう方向へ、それぞれの経路を磁気結合する結合トランスとを備える。この場合、制御回路は、スイッチングのサイクル間における2次側出力電流が0である時間を、半導体発光素子に供給する電流の目標値または1次側の供給電圧に依らず略一定に保持する。
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の開発手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用灯具10の構成を基準電圧電源50と共に示す。基準電圧電源50は、例えば車載のバッテリであり、電源装置102に所定の直流電圧を供給する。本例において、車両用灯具10は、複数の光源部104aおよびb、ならびに電源装置102を備える。本実施形態は、複数の光源部104に対して、所望の比率で電流を供給することができる電源装置102を提供することを目的とする。
複数の光源部104aおよびbは、電源装置102に接続される負荷の一例である。複数の光源部104aおよびbは、並列に接続されており、それぞれ1以上の発光ダイオード素子12を有する。発光ダイオード素子12は、本発明の半導体発光素子の一例であり、電源装置102から供給される電力に応じて、光を発生する。
尚、光源部104aおよびbは、それぞれ異なる数の発光ダイオード素子12を有してよい。また、光源部104aおよびbは、並列に接続された複数の光源列を有してもよい。光源列とは、例えば、直列に接続された1以上の発光ダイオード素子12の列である。
電源装置102は、電圧出力部202、複数の出力電流供給部210aおよびb、電流比設定部204、電圧上昇検知部208、ならびに出力制御部206を有する。電圧出力部202は、コイル308、複数のコンデンサ310aおよびb、スイッチング素子312、ならびに電源部用トランス306を含む。
コイル308は、電源部用トランス306の1次コイル402と直列に接続されており、基準電圧電源50の出力電圧を、電源部用トランス306に供給する。コンデンサ310aおよびbは、コイル308の両端の電圧を平滑化する。本発明の1次側スイッチの一例であるスイッチング素子312は、電源部用トランス306の1次コイル402と直列に接続されており、出力制御部206の制御に応じてオンおよびオフすることにより、電源部用トランス306に対して供給電流を供給するか否かをスイッチングする。
本発明のレギュレータトランスの一例である電源部用トランス306は、1次コイル402、ならびに複数の2次コイル404aおよびbを有する。1次コイル402は、スイッチング素子312がオンになった場合に、コイル308を介して基準電圧電源50から受け取る電流を流す。複数の2次コイル404aおよびbのそれぞれは、複数の光源部104aおよびbのそれぞれに対応して設けられており、1次コイル402に流れる電流および両端に加わる電圧に応じた電圧・電流を、対応する光源部104に、出力電流供給部210および電流比設定部204を介して印加する。これにより、電圧出力部202は、複数の光源部104aおよびbに電圧・電流を供給する。尚、複数の2次コイル404aおよびbは、それぞれ異なる巻数を有してよい。この場合、それぞれの2次コイル404aおよびbは、巻数に応じた異なる電圧をそれぞれ出力する。
複数の出力電流供給部210aおよびbのそれぞれは、複数の2次コイル404aおよびbのそれぞれに対応して設けられたダイオードであり、2次コイル404と電流比設定部204との間に、順方向接続されている。これにより、出力電流供給部210は、対応する2次コイル404が出力する電圧・電流を、電流比設定部204を介して、光源部104に供給する。
電流比設定部204は、複数のコンデンサ318aおよびb、複数の直列抵抗320aおよびb、出力側トランス314、複数の漏れインダクタンス電流供給部316aおよびb、ならびに複数のコイル322aおよびbを含む。複数のコンデンサ318aおよびb、ならびに複数の直列抵抗320aおよびbのそれぞれは、複数の光源部104aおよびbのそれぞれに対応して設けられる。そして、コンデンサ318は、対応する光源部104に流れる電流を平滑化する。また、直列抵抗320は、対応する光源部104と直列に接続されており、対応する光源部104に流れる電流に応じた電圧を、両端に生じる。
本発明の結合トランスの一例である出力側トランス314は、複数の出力側コイル406aおよびbを有する。複数の出力側コイル406aおよびbのそれぞれは、複数の光源部104aおよびbのそれぞれに対応して設けられる。出力側コイル406aは、コイル322aを介して光源部104aに接続される。出力側コイル406bは、コイル322bを介して光源部104bに接続される。そして、複数の出力側コイル406aおよびbのそれぞれは、電圧出力部202が供給する電流を、対応する光源部104にそれぞれ流す。尚、それぞれの光源部104において、発光ダイオード素子12は、対応するコイル322を介して、対応する出力側コイル406と直列に接続されている。
また、本例において、出力側コイル406aおよびbは互いに逆方向に巻かれたコイルである。そのため、複数の出力側コイル406aおよびbは、電圧出力部202がそれぞれの光源部104に供給する電流に応じて、互いに打ち消し合う方向の磁束を発生する。また、複数の出力側コイル406aおよびbは、互いにトランス結合されている。そのため、複数の出力側コイル406aおよびbは、巻線数の逆比となる大きさの電流を、それぞれ流す。複数のコイル322aおよびbのそれぞれは、出力側トランス314の漏れ磁束であってもよい。この場合、コイル322aおよびbのそれぞれは、対応する出力側コイル406aおよびbのそれぞれの巻数比の2乗に比例するインダクタンスを有する。
複数の漏れインダクタンス電流供給部316aおよびbのそれぞれは、複数の出力側コイル406aおよびbに対応して設けられたダイオードである。漏れインダクタンス電流供給部316は、アノードが2次コイル404の低電位側出力と接続され、出力電流供給部210を構成するダイオードのカソードと、2次コイル404の低電位側出力との間に逆方向接続される。この場合、漏れインダクタンス電流供給部316は、対応するコイル322に蓄積されるエネルギーを、対応する出力側コイル406を介して、コンデンサ318に放出する。これにより、漏れインダクタンス電流供給部316は、例えば、電圧出力部202から光源部104に供給される電流が減少した場合に、対応するコイル322に応じた電流を、光源部104に供給する。
本例において、漏れインダクタンス電流供給部316は、電源部用トランス306、スイッチング素子312、出力電流供給部210、出力側コイル406、およびコイル322と共に、フォワードコンバータを構成する。そして、漏れインダクタンス電流供給部316は、スイッチング素子312がオンの期間にコイル322に蓄積されたエネルギーを、スイッチング素子312がオフの期間に、コンデンサ318に放出する。
ここで、例えば漏れインダクタンス電流供給部316を用いないとすれば、コイル322に蓄積されたエネルギーは、スイッチング素子312がオフの期間に、損失となる。しかし、本例によれば、コイル322に蓄積されたエネルギーを、光源部104へ効率よく与えることができる。
電圧上昇検知部208は、光源部104aおよびbのそれぞれに印加される電圧の上昇を検知する。この電圧は、例えば、光源部104aおよびbのそれぞれと、その光源部104aおよびbに対応するコイル322aおよびbとの間のノードaおよびbにおける電圧であり、例えば、ノード212の電位と接地電位との電位差の絶対値である。電圧上昇検知部208は、それぞれの光源部104に対して、ノード212の電圧が予め定められた値よりも上昇するのを検知する。電圧上昇検知部208は、ノード212の電位の絶対値の上昇を検知してよい。
本発明の制御回路の一例である出力制御部206は、電流検知部304およびスイッチ制御部302を含む。電流検知部304は、それぞれの直列抵抗320の両端に生じる電圧を検知することにより、その直列抵抗320に対応する光源部104に流れる電流を検知する。スイッチ制御部302は、電流検知部304が検知する電流に応じて、例えば公知のPWM制御またはPFM制御等により、スイッチング素子312がオンおよびオフとなる時間を制御する。これにより、スイッチ制御部302は、電流検知部304により検知される電流値が一定になるように、スイッチング素子312を制御する。ここで、光源部104aおよびbに流れる電流を両方とも検知しているが、予め出力側トランス314で電流比が定められているので、どちらか一方のみを電流検知してもよい。
また、光源部104aおよびbのいずれかについてのノード212aおよびbの電圧の上昇を電圧上昇検知部208が検知した場合、スイッチ制御部302は、スイッチング素子312をオフに保ち、電圧出力部202による電圧の出力を停止させる。これにより、出力制御部206は、異常が生じた場合に電源装置102を停止させるフェールセーフ機能を提供し、電源装置102の安全性を高める。
また、他の例において、スイッチ制御部302は、ノード212の電圧の上昇が検知された光源部104に対して、選択的に、電圧出力部202による電圧の出力を停止させてもよい。この場合、異常が発生していない光源部104を継続して点灯させることができる。これにより、故障に対する冗長性が高い車両用灯具10を提供することができる。
ここで、車両用灯具10においては、例えば配光設計の関係上、必要な電圧値及び電流値がそれぞれ異なる複数の光源部104aおよびbを用いる場合がある。この場合に、例えば光源部104毎に個別の電源装置102を設けるとすれば、コストの上昇を招くこととなる。しかし、本例によれば、一つの電源装置102において、複数の光源部104aおよびb毎に個別の2次コイル404aおよびbを設けることにより、それぞれの光源部104に、個別に、適切な電圧を印加することができる。また、複数の出力側コイル406aおよびbを有する出力側トランス314を用いることにより、それぞれの光源部104aおよびbに供給する電流比を、適切に設定することができる。そのため、本例によれば、複数の光源部104を、低いコストで、適切に点灯させることができる。また、これにより、車両用灯具10を低いコストで提供することができる。
なお、他の例において、出力側トランス314の出力側コイル406aおよびbは、同じ方向に巻かれたコイルであってもよい。この場合、複数の出力側コイル406aおよびbは、互いに強め合う方向の磁束を発生する。これにより、それぞれの出力側コイル406は、巻数の比に応じた電圧を両端に生じる。そのため、この場合、複数の出力側コイル406aおよびbは、対応する光源部104aおよびbに印加すべき電圧に応じた比の巻数を有することが好ましい。
図2は、電源装置102の動作の一例を説明する図である。本図では、電源装置102のうち、説明に必要な部分を抜き出して示してある。図2(a)は、複数の光源部104aおよびbが正常な場合における電源装置102を示す。図2(b)は、一方の光源部104aがオープン状態となった場合における電源装置102を示す。ここでオープン状態とは、例えば光源部104の断線等により、ノード212と接地電位との間がハイインピーダンスになる状態である。
ここで、本例において、1次コイル402の巻数はNpであり、2次コイル404aおよびbのそれぞれの巻数はNs1およびNs2であり、出力側コイル406aおよびbのそれぞれの巻数はNo1およびNo2である。また、2次コイル404aおよびbのそれぞれは、対応する光源部104、ならびにその光源部104に対応する出力側コイル406およびコイル322と直列に接続されている。
そして、1次コイル402は、所定の供給電圧Vinを、コイル308を介して、基準電圧電源50(図1参照)から受け取る。この場合、2次コイル404aは、Voa=Vin・Ns1/Npとなる端子電圧Vaを出力する。2次コイル404bは、Vob=Vin・Ns2/Npとなる端子電圧Vbを出力する。
そして、図2(a)に示すような、複数の光源部104aおよびbが正常な場合、出力側コイル406aおよびbは、Io1/Io2=No2/No1となる電流Io1およびIo2をそれぞれ流す。これにより、電流比設定部204(図1参照)は、複数の光源部104aおよびbのそれぞれに流れる電流の比を設定する。
そして、ノード212aおよびbには、それぞれ出力する出力側コイル406aおよびbは、Vo1=Va−Vt1―VL1、Vo2=Vb−Vt2−VL2なる電圧Vo1およびVo2が発生する。ここで、Vt1は出力側コイル406aに発生する電圧であり、Vt2は出力側コイル406bに発生する電圧であり、VL1は出力側コイル406aの漏れ磁束を示すコイル322aに発生する電圧であり、VL2は出力側コイル406bの漏れ磁束を示すコイル322bに発生する電圧である。
ここで、出力側コイル406aおよびbのそれぞれは、生じる磁束を互いに打ち消し合うように巻かれているので、出力側コイル406aおよびbのインダクタンスは略0となる。また、出力側コイル406aと出力側コイル406bとは、例えばサンドイッチ巻等により、互いに近接して巻いて漏れ磁束を少なくし、漏れ磁束とは別の専用コイル322aおよびbを設けてもよい。あるいは、故意に漏れ磁束を大きくする巻き方とし、漏れ磁束322aおよびbを生じさせてもよい。そのため、それぞれの漏れ磁束を示すコイル322aおよびbのインダクタンスL1およびL2が、電流を制限し、上昇・下降の傾きを決める。従って、複数の光源部104aおよびbが正常な場合、電源部トランス306と光源部104との間に存在するインダクタンス成分はL1およびL2のみとなる。
一方、図2(b)に示すような、一方の光源部104aがオープン状態となった場合、2次コイル404aおよびbの端子電圧VaおよびVbは、Vinおよび電源部用トランス306における巻線数比により決まるため、いずれかの光源部104がオープン状態となった場合でも変化しない。しかし、この場合、オープン状態となった光源部104aに対応する出力側コイル406aは、出力側コイル406bに流れる電流に応じたエネルギーを蓄積することとなる。この場合、出力側コイル406aの両端には、Vt1=Vt2・No1/No2となる電圧Vt1が生じる。また、光源部104aがオープン状態なので、コイル322aには電流が流れず、VL1は0となる。これにより、出力側コイル406aは、ノード212aに、Vo1=Va+Vt1=Va+Vt2・No1/No2となる電圧Vo1を出力する。そのため、オープン状態となった光源部104aに対応するノード212aの電圧は、この光源部104aが正常な場合と比べ上昇する。また、光源部104bへのインダクタンス成分は、406bと322b(L2)との和となり、正常時と比べても大きくなる。
ここで、例えば2次コイル404aおよびbの端子電圧VaおよびVbを検知したとしても、端子電圧VaおよびVbは、いずれかの光源部104がオープン状態となった場合でも変化しないため、光源部104のオープン状態を検知するのは困難である。しかし、本例において、電圧上昇検知部208(図1参照)は、ノード212aおよびbの電圧Vo1およびVo2の上昇を検知する。そして、電圧上昇検知部208がいずれかのノード212の電圧の上昇を検知した場合、スイッチ制御部302(図1参照)は、電源装置102を停止させる。そのため、本例によれば、光源部104のオープン状態を適切に検出することができる。また、これにより、光源部104のオープン状態に対するフェールセーフ制御、および/または複数の光源部104の冗長性の制御を適切に行うことができる。即ち、光源部104bのみを点灯制御する。このとき、インダクタンス成分が比較的大きな、単なる1出力のフォワードコンバータとして動作する。
図3は、電源部用トランス306の他の例を示す。尚、以下に説明する点を除き、図3において、図1と同じ符号を付した構成は、図1における構成と同一又は同様の機能を有するため、説明を省略する。電源部用トランス306は、1次コイル402および2次コイル404を有する。2次コイル404は、1次コイル402に流れる電流、および1次コイル402との巻数比に応じた電圧を発生する。2次コイル404の一端は複数の出力電流供給部210aおよびbのそれぞれのアノードに接続され、他端は接地される。
本例においても、一つの電源装置102において、複数の光源部104のそれぞれに、個別に、適切な電圧を印加することができる。また、1個の出力側コイル406を有する電源部用トランス306を用いて、それぞれの光源部104に電圧を供給することができるので、電源部用トランス306が複数の2次コイル404を有する場合に比べて、素子数を少なくすることができる。そのため、電源装置102を小型化することができると共に、電源装置102を安価に構成することができる。
図4は、スイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係の一例を説明する図である。図4(a)は、スイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係の一例を示す。図4(b)は、図4(a)よりも電源部用トランス306に供給される供給電圧が低い場合のスイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係の一例を示す。図4(c)は、図4(a)よりも供給電圧が高い場合のスイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係の一例を示す。
本例において、出力制御部206は、公知のPWM制御に基づいて、予め定められた周期でHighおよびLowの電圧をスイッチング素子312のゲート端子に印加する。図4において、TONは、1周期中において、スイッチング素子312が出力制御部206からHighの電圧をゲート端子に受け取る時間を示し、TOFFは、1周期中において、スイッチング素子312が出力制御部206からLowの電圧をゲート端子に受け取る時間を示す。これにより、スイッチング素子312は、TONの期間にオンすることにより1次コイル402に電流を流し、TOFFの期間にオフすることにより、TOFFの期間に1次コイル402に電流を流さない。
図4(a)に示す場合において、スイッチング素子312は、TONの期間に1次コイル402に電流を流すことにより、出力制御部206によってオフにされるまで2次コイル404に流れる電流を増加させる。この場合、2次コイル404、出力電流供給部210、出力側コイル406、コイル322、およびコンデンサ318に電流が流れる。また、2次コイル404の電流が増加する場合の変化率は、供給電圧Vinに依存する。そのため、供給電圧Vinが高い場合には、2次コイル404の電流は急峻に立ち上がるので、ΔT1は短くなる。また、供給電圧Vinが低い場合には、2次コイル404の電流は緩やかに立ち上がるので、ΔT1は長くなる。
また、スイッチング素子312が出力制御部206によってオフにされると、漏れインダクタンス電流供給部316、出力側コイル406、コイル322、およびコンデンサ318に電流が流れることにより、出力側コイル406に流れる電流は減少する。出力側コイル406の電流が減少する場合の変化率は、供給電圧Vinに依存せず、回路定数によって定まる。光源部104および直列抵抗320へは、コンデンサ318から平均電流Iaveが供給されることになる。
このように、出力制御部206は、TONの期間に1次コイル402に電流を流し、TOFFの期間に1次コイル402に流れる電流を停止することにより、2次コイル404に、ΔT1の期間に増加し、ΔT2の期間に減少する電流を流す。また、出力制御部206は、TOFFの期間をΔT2よりも長くするようにパルスのデューティー比を制御する。これにより、2次コイル404に流れる電流は、1周期中のΔT3に示す期間に0になる。このように、スイッチング素子312は、スイッチ制御部302の制御に応じて、繰り返しオンおよびオフとなることにより、出力側コイル406は、図4(a)に示すような、電流が流れない期間を含む鋸波状の電流を流す。そして、出力側コイル406に流れる電流は、コイル322およびコンデンサ318によって、平滑化されて光源部104に供給される。また、出力側コイル406に流れる電流の最大値をImax、平滑化されて光源部104に供給される平均電流をIaveとすると、出力制御部206は、ImaxがIaveの2倍よりも大きくなるようにTONの時間を制御する。
ここで、図2(a)を参照して各部の電圧および電流の関係を詳細に説明する。スイッチング素子312がオンの場合のVa、Vb、Vc、およびVdのそれぞれの電圧をVaon、Vbon、Vcon、およびVdonと仮定すると、以下の関係式が成り立つ。
Vaon=Vin(NS1/NP)−Vf ・・・式1
Vbon=Vin(NS2/NP)−Vf ・・・式2
No1/No2=(Vcon−Vaon)/(Vbon−Vdon) ・・・式3
No1/No2=((Vdon−Vo2)/L2)/((Vcon−Vo1)/L1) ・・・式4
Vaon=Vin(NS1/NP)−Vf ・・・式1
Vbon=Vin(NS2/NP)−Vf ・・・式2
No1/No2=(Vcon−Vaon)/(Vbon−Vdon) ・・・式3
No1/No2=((Vdon−Vo2)/L2)/((Vcon−Vo1)/L1) ・・・式4
また、スイッチング素子312がオフの場合のVa、Vb、Vc、およびVdのそれぞれの電圧をVaoff、Vboff、Vcoff、およびVdoffと仮定すると、以下の関係が成り立つ。
Vaoff=Vboff=−Vf ・・・式5
No1/No2=(Vaoff−Vcoff)/(Vdoff−Vboff) ・・・式6
No1/No2=((Vo2−Vdoff)/L2)/((Vo1−Vcoff)/L1) ・・・式7
なおここで、Vfは、出力電流供給部と漏れインダクタンス電流供給部のダイオードの電圧ドロップである。
Vaoff=Vboff=−Vf ・・・式5
No1/No2=(Vaoff−Vcoff)/(Vdoff−Vboff) ・・・式6
No1/No2=((Vo2−Vdoff)/L2)/((Vo1−Vcoff)/L1) ・・・式7
なおここで、Vfは、出力電流供給部と漏れインダクタンス電流供給部のダイオードの電圧ドロップである。
また、上記の式1〜4および5〜7において、VaonとVbonとの比と、Vo1とVo2との比が完全に一致する場合、スイッチング素子312がオンの期間に出力側コイル406bからaへ与えられたエネルギーと同量のエネルギーが、スイッチング素子312がオフの期間に出力側コイル406aからbへ戻される。しかし、光源部104に含まれる発光ダイオード素子12の順方向電圧は個体毎のバラツキが大きい。さらに、発光ダイオード素子12の順方向電圧は温度によって変化し、その変化量も個体毎にバラツキがある。そのため、Vo1とVo2との比を、VaonとVbonとの比と一致させることは困難である。これにより、VaonとVbonとの比が、Vo1とVo2との比と異なる場合、スイッチング素子312がオンの期間に出力側コイル406bからaへ与えられたエネルギーと異なる量のエネルギーが、スイッチング素子312がオフの期間に出力側コイル406aからbへ戻され、出力側コイル406aとbとの間にエネルギーの偏りが発生し、出力側トランス314が偏磁することになる。
出力側トランス314が偏磁すると、出力側コイル406aおよびbの一方に直流電流が残存する。これにより、電源装置102の消費電流が増加し、電源装置102の発熱により、電源装置102が破損する場合がある。また、偏磁が累積すると、電源部用トランス306や出力側トランス314のコアの磁束が飽和し、光源部104に供給される電流が低下し、光源部104を適切に点灯させることができない場合がある。さらに、出力制御部206は、光源部104に供給される電流を所望の値に保とうとスイッチング素子312を制御するので、スイッチング素子312が発熱等により破損する場合がある。
しかし、本例において、出力制御部206は、スイッチング素子312のスイッチング毎に、TOFFをΔT2よりも長くすることにより、2次コイル404における出力電流の最小値を0に下げる。これにより、出力側トランス314の電流が0になる瞬間が発生する。そのため、出力側トランス314に偏磁が発生することがなく、出力側トランス314に直流電流が残存しない。従って、電源装置102の発熱を抑えることができると共に、複数の光源部104に対して、所望の比率で電流を供給することができる。ただし、出力側コイルaとb間のエネルギーの授受量を極力一致させ、偏磁要因を防ぐと共に、それによるロスを低減させるために、VaonとVbonとの比と、V01とV02との比を極力一致させるように設定するのは当然である。
また、出力側コイル406aおよびbのそれぞれに流れる電流の変化量をそれぞれΔI1およびΔI2とし、コイル322aおよびbのそれぞれのインダクタンスをL1およびL2とし、スイッチング素子312がオンしている時間をTonとし、オフしている時間をToffと仮定すると、以下の関係式が成り立つ。
ΔI1=((Vcon−Vo1)/L1)Ton=((Vo1−Vcoff)/L1)Toff
・・・式8
ΔI2=((Vdon−Vo2)/L2)Ton=((Vo2−Vdoff)/L2)Toff
・・・式9
ΔI1=((Vcon−Vo1)/L1)Ton=((Vo1−Vcoff)/L1)Toff
・・・式8
ΔI2=((Vdon−Vo2)/L2)Ton=((Vo2−Vdoff)/L2)Toff
・・・式9
出力制御部206は、2次コイル404の電流の最大値であるImaxを、光源部104に供給する電流の目標値であるIaveの2倍より大きくするように、TONの期間を制御する。これにより、2次コイル404の電流の最小値が0になる場合であっても、光源部104に供給する電流の平均値を容易に目標値に近づけることができる。
また、本例において出力制御部206は、電源部用トランス306に供給される供給電圧(Vin)が低下した場合、図4(b)に示すように、TONの期間を長くすることにより、光源部104に供給する平均電流を一定に保つ。しかし、この場合においても、TOFFの期間は、2次コイル404の電流が減少するのにかかる時間であるΔT2よりも長くなるように制御する。これにより、複数の光源部104に対して、所望の比率で電流を供給することができると共に、電源部用トランス306の供給電圧(Vin)が低下した場合であっても、光源部104に供給する平均電流を一定に保つことができる。
さらに、本例において出力制御部206は、電源部用トランス306に供給される供給電圧が上昇した場合、図4(c)に示すように、TONの期間を短くすることにより、光源部104に供給する平均電流を一定に保つ。この場合、TOFFの期間は、ΔT2よりもずっと長くなるので、出力側トランス314に偏磁が発生しない。これにより、複数の光源部104に対して、所望の比率で電流を供給することができると共に、電源部用トランス306の供給電圧が変動した場合であっても、光源部104に供給する平均電流を一定に保つことができる。
図5は、スイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係の他の例を説明する図である。図5(a)は、スイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係を示す。図5(b)は、図5(a)よりも電源部用トランス306に供給される供給電圧が高い場合のスイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係を示す。図5(c)は、図5(a)よりも供給電圧が低い場合のスイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係を示す。
本例において、出力制御部206は、Lowの電圧を出力する時間であるTOFFが一定である公知のPFM制御に基づいて、HighおよびLowの電圧をスイッチング素子312のゲート端子に印加する。本例においてTOFFは、電源部用トランス306の供給電圧および光源部104に供給する電流に依らず、スイッチング素子312がオフの期間に電流が0になるまでの時間であるΔT2と略同一の長さになるように設定される。そのため、図5(a)に示すように、2次コイル404に流れる電流が0になる時間は短い。このような設定にするためには、TOFFの時間をVO1およびVO2や、L1およびL2等の値、即ち、式8および式9に基づき決定すればよい。
ここで、例えば、2次コイル404に流れる電流が0である時間が長いとすると、所望の平均電流を光源部104に供給するためには、スイッチング素子312がオン期間に2次コイル404に流れる電流の最大値Imaxを大きくする必要がある。2次コイル404に流れる電流の最大値Imaxが大きいと、電源部用トランス306の電力変換効率は低下する。しかし、本例において、出力制御部206は、2次コイル404に流れる電流が0である時間を短くなるように設定されたPFM信号をスイッチング素子312のゲート端子に印加するので、電源部用トランス306の電力変換効率の低下を抑えることができる。このためひいては、電源装置102の温度上昇を抑え、電源装置102の寿命の低下を抑えると共に、電源装置102の信頼性を高めることができる。
電源部用トランス306に供給される電圧が高くなった場合、スイッチング素子312がオンすると、2次コイル404の電流は、図5(a)に示した場合に比べて急峻に上昇する。一方、スイッチング素子312がオフすると、2次コイル404の電流は、図5(a)に示した場合と同様にΔT2の時間で0になる。本例において、出力制御部206は、図5(b)に示すように、電源部用トランス306に供給される電圧が高くなった場合に、TOFFをΔT2と略同一の長さに固定しながら、スイッチング素子312をオンおよびオフにするスイッチング周波数を高くする。これにより、電源部用トランス306に供給される電圧が高くなった場合であっても、光源部104に供給される電流を一定に保つことができる。
また、電源部用トランス306に供給される電圧が低くなった場合、スイッチング素子312がオンすると、2次コイル404の電流は、図5(a)に示した場合に比べて緩やかに上昇する。一方、スイッチング素子312がオフすると、2次コイル404の電流は、図5(a)に示した場合と同様にΔT2の時間で0になる。本例において、出力制御部206は、図5(c)に示すように、電源部用トランス306に供給される電圧が低くなった場合に、TOFFをΔT2と略同一の長さに固定しながら、スイッチング素子312のスイッチング周波数を低くすることにより、光源部104に供給される電流を一定に保つ。このように、スイッチング素子312のスイッチング時における2次コイル404の電流の最大値Imaxを変更することなく、光源部104に供給される平均電流Iaveを保持することができるので、ひいては電源部用トランス306による電力の損失を最小限に抑えることができる。
図6は、スイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係のさらなる他の例を説明する図である。図6(a)は、スイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係を示す。図6(b)は、図6(a)よりも光源部104に供給すべき平均電流Iaveが上昇した場合のスイッチング素子312のゲート電圧と2次コイル404の電流との関係を示す。
本例において、出力制御部206は、TOFFが一定である公知のPFM制御に基づいて、HighおよびLowの電圧をスイッチング素子312のゲート端子に印加する。また、本例においてTOFFは、電源部用トランス306の供給電圧および光源部104に供給する電流に依らず、ΔT2と略同一の長さになるように設定される。なお、本例において、電源部用トランス306に供給される電圧Vinは略一定とする。
図6(b)に示すように、出力制御部206は、光源部104に供給する電流の目標値がIave1からIave2に増加した場合に、TOFFをΔT2と略同一の長さに固定しながら、スイッチング素子312のスイッチング周波数を下げることにより、光源部104に供給する平均電流を増加させる。これにより、スイッチング素子312のスイッチング時における2次コイル404の電流の増加率を変更することなく、2次コイル404の電流の平均値を増加させることができる。なお、式8および式9からわかる通り、Iaveが増加した分、即ち、ΔIが増加した分、TOFFの時間が長くなるように制御を行えばよい。
図7は、電圧上昇検知部208の構成の一例を示す。本例において、電圧上昇検知部208は、複数のツェナーダイオード508aおよびb、コンパレータ506、抵抗512、定電圧源510、カウンタ504、ならびにラッチ502を有する。複数のツェナーダイオード508aおよびbは、複数の光源部104aおよびb(図1参照)と対応して設けられる。そして、ツェナーダイオード508のカソードは、対応する光源部104についてのノード212と接続され、アノードは、コンパレータ506の一方の入力端子と接続される。また、コンパレータ506において、この入力端子は、抵抗512を介して接地されている。そのため、対応するノード212の電圧がツェナー電圧よりも大きくなった場合、ツェナーダイオード508は、このノード212の電圧を、コンパレータ506に与える。
また、コンパレータ506において、他方の入力端子は、定電圧源510から、所定の電圧を受け取る。定電圧源510は、ツェナーダイオード508のツェナー電圧よりも小さな電圧を、コンパレータ506に与える。そのため、いずれかノード212の電圧がツェナーダイオード508のツェナー電圧よりも大きくなった場合、コンパレータ506は、出力を反転させる。これにより、ノード212が予め定められた値よりも上昇するのを、適切に検知することができる。
カウンタ504は、コンパレータ506の出力を遅延させて、ラッチ502に供給する。ラッチ502は、カウンタ504の出力をラッチして、ラッチした値をスイッチ制御部302に出力する。これにより、例えば光源部104がオープン状態となる等の異常を、例えばノイズ等による一時的な電圧変動による電圧上昇から、適切に区別できる。そのため、本例によれば、ノード212の電圧の上昇を、適切に検知できる。また、これにより、例えば光源部104のオープン状態を、適切に検知することができる。
他の例において、電圧上昇検知部208は、複数のツェナーダイオード508aおよびbに代えて、複数の抵抗を有してもよい。これらの抵抗は、ツェナーダイオード508の代わりに、ノード212とコンパレータ506との間に設けられる。この場合も、ノード212の電圧の上昇を、適切に検知することができる。
図8は、電流検知部304の構成の一例を、複数の直列抵抗320aおよびbと共に示す。本例において、電流検知部304は、複数の光源部104aおよびbに対応して設けられた、複数の断線検出部602aおよびb、ならびに複数の抵抗604aおよびbを有する。
断線検出部602は、PNPトランジスタ606、NPNトランジスタ608、および複数の抵抗を含む。PNPトランジスタ606のベース端子は、抵抗を介してエミッタ端子と接続され、エミッタ端子は、対応する光源部104と直列抵抗320との間のノードと接続される。また、コレクタ端子は、対応する抵抗604と接続される。NPNトランジスタ608のベース端子は、抵抗を介して、対応する光源部104と直列抵抗320との間のノードと接続され、コレクタ端子は、抵抗を介して、PNPトランジスタ606のベース端子と接続される。また、NPNトランジスタ608のエミッタ端子は接地される。抵抗604は、対応する断線検出部602におけるPNPトランジスタ606のコレクタ端子と、スイッチ制御部302とを接続する。
そのため、対応する光源部104がオープン状態になっていない場合、光源部104と直列抵抗320との間のノードの電位は、光源部104に流れる電流値と、直列抵抗320の抵抗値との積となる。この場合、NPNトランジスタ608及びPNPトランジスタ606はオンになり、抵抗604は、直列抵抗320の両端に生じる電圧を、断線検出部602から受け取る。
また、対応する光源部104が断線等によりオープン状態になっている場合、直列抵抗320には電流が流れないため、光源部104と直列抵抗320との間のノードの電位は接地電位となる。この場合、NPNトランジスタ608及びPNPトランジスタ606はオフになり、抵抗604は、ハイインピーダンスを、断線検出部602から受け取る。
これにより、いずれの光源部104aおよびbもオープン状態になっていない場合、電流検知部304は、検知した電流値として、直列抵抗320aおよびbの両端に生じる電圧の平均値を、スイッチ制御部302に供給する。また、いずれかの光源部104aおよびbがオープン状態になった場合、電流検知部304は、検知した電流値として、オープン状態になっていない直列抵抗320aおよびbの両端に生じる電圧を、スイッチ制御部302に供給する。スイッチ制御部302は、電流検知部304から受け取る電圧が一定になるように、スイッチング素子312(図1参照)を制御する。
ここで、直列抵抗320は、光源部104、およびその光源部104に対応する出力側コイル406(図1参照)と直列に接続されている。そのため、対応する光源部104がオープン状態になっていない場合、複数の直列抵抗320aおよびbは、出力側コイル406aおよびbにより設定された電流比の電流を流す。
また、本例において、それぞれの直列抵抗320は、対応する光源部104に流れる電流比と逆比となる抵抗値をそれぞれ有する。そのため、本例において、それぞれの直列抵抗320は、対応する光源部104に流れる電流に応じて、ほぼ等しい電圧を生じる。そのため、本例によれば、直列抵抗320の両端に生じる電圧の平均値を、複数の直列抵抗320に対して共通に定められた設定電圧と等しくなるように制御することにより、複数の光源部104aおよびbに流れる電流を、適切に制御することができる。出力制御部206(図1参照)は、それぞれの直列抵抗320の両端に生じる電圧が、設定電圧と等しくなるように、電圧出力部202の出力電圧を制御してよい。
尚、車両用灯具10(図1参照)が3以上の光源部104を有しており、いずれかの光源部104がオープン状態になった場合、電流検知部304は、オープン状態になっていない直列抵抗320の両端に生じる電圧の平均値を、スイッチ制御部302に供給してよい。また、他の例において、電流検知部304は、それぞれの直列抵抗320の両端に生じる電圧の和を、スイッチ制御部302に供給してもよい。
ここで、更なる他の例においては、複数の光源部104を、それぞれに与える電圧を制御することにより点灯させることも考えられる。しかし、この場合、発光ダイオード素子12(図1参照)の順方向電圧のばらつきにより、制御が複雑化する場合がある。しかし、本例によれば、それぞれの光源部104に流れる電流を制御することにより、複数の光源部104を、適切に点灯させることができる。
図9は、出力電流供給部210および漏れインダクタンス電流供給部316の構成の他の例を示す。本例において、出力電流供給部210は、ダイオード802およびNMOSトランジスタ804を有する。漏れインダクタンス電流供給部316は、ダイオード808およびNMOSトランジスタ806を有する。
ダイオード802およびダイオード808は、図1における出力電流供給部210および漏れインダクタンス電流供給部316と同一又は同様の機能を有する。NMOSトランジスタ804およびNMOSトランジスタ806は、スイッチ制御部302の制御に応じて、スイッチング素子312(図1参照)と同期して、オンおよびオフとなる。本例において、NMOSトランジスタ804は、スイッチング素子312がオンになっている期間にオンになり、ダイオード802と共に、出力側コイル406に電流を供給する。また、NMOSトランジスタ806は、スイッチング素子312がオフになっている期間にオンになり、ダイオード808と共に、出力側コイル406に電流を供給する。これにより、NMOSトランジスタ804およびNMOSトランジスタ806は、ダイオード802およびダイオード808と同期整流を行う。これにより、例えばダイオード802およびダイオード808のみを用いて整流を行う場合とくらべ、電力の損失を低減することができる。なお、ダイオード802および806は、NMOSトランジスタの寄生ダイオードで構成してもよい。
図10は、電圧出力部202の構成の他の例を示す。本例において、電圧出力部202は、複数の光源部104aおよびb(図1参照)に対応して設けられた複数のスイッチ702aおよびbを有する。それぞれのスイッチ702は、対応する出力側コイル406と、基準電圧電源50とを、スイッチ制御部302の指示に応じて接続する。この場合、スイッチ制御部302は、複数のスイッチ702aおよびbを同期的に、同時にオンおよびオフにする。出力側コイル406は、スイッチ制御部302の制御に応じた矩形波を、対応するスイッチ702から受け取る。本例においても、複数の出力側コイル406aおよびbにより、複数の出力側コイル406aおよびbに流れる電流比を、適切に設定することができる。
図11は、車両用灯具10の構成の他の例を示す。尚、以下に説明する点を除き、図11において、図1と同じ符号を付した構成は、図1における構成と同一又は同様の機能を有するため、説明を省略する。本例において、車両用灯具10は、複数の光源部104a〜cを備える。電源部用トランス306は、複数の光源部104a〜cに対応して、複数の2次コイル404a〜c、複数の出力電流供給部210a〜c、複数の漏れインダクタンス電流供給部316a〜c、複数のコンデンサ318a〜c、および複数の直列抵抗320a〜cを有する。また、本例において電圧上昇検知部208は、ノード212aおよびbに加えて、光源部104cと、その光源部104cに対応するコイル322cとの間のノード212cにおける電圧を検出する。
また、電流比設定部204は、光源部104の個数よりも1個少ない複数の出力側トランス314aおよびbを有する。出力側トランス314aは、複数の出力側コイル406a、b、およびcを含む。出力側トランス314bは、複数の出力側コイル408bおよびcを含む。出力側コイル406aは、光源部104aに対応して設けられており、コイル322aを介して光源部104aと直列に接続されている。出力側コイル406bおよび出力側コイル408bは、光源部104bに対応して設けられており、コイル322bを介して光源部104bと直列に接続されている。出力側コイル408cおよび出力側コイル408cは、光源部104cに対応して設けられており、コイル322cを介して光源部104cと直列に接続されている。
以下、出力側トランス314aおよびbについて更に詳しく説明する。出力側トランス314aにおいて、出力側コイル406bおよびcは、出力側コイル406aと逆方向に巻かれている。また、出力側コイル406bおよびcは、同じ方向に巻かれている。そのため、出力側コイル406aと、出力側コイル406bおよびcとは、電圧出力部202がそれぞれの光源部104に供給する電流に応じて、互いに打ち消し合う方向の磁束を発生する。この場合、出力側コイル406aは、光源部104aに流れる電流と、光源部104bおよびcに流れる電流の和との比を定める。また、これにより、出力側トランス314aは、電源部用トランス306が出力する総電流のうちの、光源部104aに供給される電流の割合を定める。
なお、例えば、出力側コイル406a、出力側コイル406b、および出力側コイル406cのそれぞれの巻数がNo1、No2、およびNo3の場合、光源部104a、b、およびcのそれぞれに流れる電流をIo1、Io2、およびIo3とすると、Io1=(No2・Io2+No3・Io3)/No1の関係が成り立つ。Io2とIo3との比は、出力側トランス314bにより定められる。
出力側トランス314bにおいて、出力側コイル408bと出力側コイル408cとは、逆方向に巻かれている。そのため、出力側コイル408bと出力側コイル408cとは、電圧出力部202がそれぞれの光源部104に供給する電流に応じて、互いに打ち消し合う方向の磁束を発生する。これにより、出力側トランス314bは、光源部104bに流れる電流と、光源部104cに流れる電流との比を定める。また、これにより、出力側トランス314bは、電源部用トランス306が出力する総電流から光源部104aに流れる電流を除いた電流における、光源部104bおよびcに供給される電流の割合を定める。そのため、本例によれば、車両用灯具10が3以上の光源部104を有する場合においても、それぞれの光源部104に流れる電流を適切に設定することができる。
また、他の例において、車両用灯具10は、第1から第Nの、N個(Nは2以上の整数2、3、・・・のいずれか)の光源部104を備えてもよい。この場合、電圧出力部202は、並列に接続されたN個の光源部104に電圧を印加する。電源装置102は、電圧出力部202と、光源部104との間に、第1から第(N−1)の、(N−1)個の出力側トランス314を備える。
そして、第k(kは1≦k≦N−1を満たす整数)の出力側トランス314は、第kの光源部104と直列に接続された出力側コイル406と、(N−k)個の出力側コイル406とを有する。この(N−k)個の出力側コイル406は、第(k+1)から第Nの光源部104のそれぞれと直列に接続されている。そして、これらの出力側コイル406は、第kの光源部104と直列に接続された出力側コイル406が発生する磁束を打ち消す方向の磁束を、電圧出力部202から供給される電流に応じて発生する。これにより、N個の光源部104に流れる電流の比を適切に設定することができる。
図12は、車両用灯具10の構成のさらなる他の例を示す。なお、以下に説明する点を除き、図12において、図1または図11と同じ符号を付した構成は、図1または図11における構成と同一または同様の機能を有するため、説明を省略する。本例において、出力側コイル406および408は、対応する光源部104の下流側に設けられる。この場合、出力側コイル406は、例えば対応する直列抵抗320よりも下流に設けられる。またこの場合、例えば直列抵抗320の下流端が接地される。この場合も、複数の光源部104に流れる電流の比を、適切に設定することができる。
なお、他の例においては、例えば出力電流供給部210のカソードを接地してもよい。この場合、電源部用トランス306は、2次コイル404の低電位側出力から、負電圧を出力する。この場合も、複数の光源部104に流れる電流の比を適切に設定することができる、
上記説明から明らかなように本実施形態によれば、出力制御部206は、スイッチング素子312のスイッチング毎に、2次コイル404の電流の最小値を0に下げるので、複数の光源部104に対して、所望の比率で電流を供給することができる。また、出力制御部206は、2次コイル404の電流の最大値を、出力電流の目標値の2倍より大きくするので、2次コイル404の電流の最小値が0になる場合であっても、光源部104に供給される電流の平均値を容易に目標値に近づけることができる。さらに、出力制御部206は、電源部用トランス306に供給される電圧に応じてスイッチングの周波数を変更することにより、2次コイル404の平均電流を一定に保持するので、スイッチング素子312のスイッチング時における2次コイル404の電流の最大値を変更することなく、2次コイル404の電流の平均値を保持することができる。また、出力制御部206は、光源部104に供給する目標電流が増加した場合に、スイッチング素子312のスイッチング周波数を下げることにより2次コイル404の平均電流を増加させるので、スイッチング素子312のスイッチング時における2次コイル404の電流の増加率を変更することなく、2次コイル404の電流の平均値を増加させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10・・・車両用灯具、12・・・発光ダイオード素子、50・・・基準電圧電源、102・・・電源装置、104・・・光源部、202・・・電圧出力部、204・・・電流比設定部、206・・・出力制御部、208・・・電圧上昇検知部、210・・・出力電流供給部、212・・・ノード、302・・・スイッチ制御部、304・・・電流検知部、306・・・電源部用トランス、308、322・・・コイル、310、318・・・コンデンサ、312・・・スイッチング素子、314・・・出力側トランス、316・・・漏れインダクタンス電流供給部、320・・・直列抵抗、402・・・1次コイル、404・・・2次コイル、406、408・・・出力側コイル、502・・・ラッチ、504・・・カウンタ、506・・・コンパレータ、508・・・ツェナーダイオード、510・・・定電圧源、512、604・・・抵抗、602・・・断線検出部、606・・・PNPトランジスタ、608・・・NPNトランジスタ、702・・・スイッチ、802、808・・・ダイオード、804、806・・・NMOSトランジスタ
Claims (7)
- スイッチングレギュレータを有する電源装置であって、
レギュレータトランスと、
前記レギュレータトランスに対して供給電流を供給するか否かをスイッチングする1次側スイッチと、
前記1次側スイッチのスイッチング毎に、前記レギュレータトランスの2次側における出力電流の最小値を0に下げる制御回路と、
前記レギュレータトランスの2次側へ、平行して複数接続されている負荷のそれぞれへの経路における電流の変化が、互いに磁束を打ち消しあう方向へ、前記それぞれの経路を磁気結合する結合トランスと
を備える電源装置。 - 前記制御回路は、前記2次側出力電流の最大値を、前記負荷に供給する電流の目標値の2倍より大きくする請求項1に記載の電源装置。
- 前記制御回路は、前記1次側の供給電圧に応じて前記スイッチングの周波数を変更することにより、前記1次側の供給電圧に依らずに前記2次側の平均電流を一定に保持する請求項2に記載の電源装置。
- 前記制御回路は、前記負荷に供給する電流の目標値が増加した場合に、前記1次側スイッチのスイッチング周波数を下げることにより前記2次側の平均電流を増加させる請求項3に記載の電源装置。
- 前記制御回路は、前記スイッチングのサイクル間における前記2次側出力電流が0である時間を、前記負荷に供給する電流の目標値または前記1次側の供給電圧に依らず略一定に保持する請求項4に記載の電源装置。
- スイッチングレギュレータを有する車両用灯具であって、
レギュレータトランスと、
前記レギュレータトランスの2次側へ、平行して複数接続されている半導体発光素子と、
前記レギュレータトランスに対して供給電流を供給するか否かをスイッチングする1次側スイッチと、
前記1次側スイッチのスイッチング毎に、前記レギュレータトランスの2次側における出力電流の最小値を0に下げる制御回路と、
前記半導体発光素子のそれぞれへの経路における電流の変化が、互いに磁束を打ち消しあう方向へ、前記それぞれの経路を磁気結合する結合トランスと
を備える車両用灯具。 - 前記制御回路は、前記スイッチングのサイクル間における前記2次側出力電流が0である時間を、前記半導体発光素子に供給する電流の目標値または前記1次側の供給電圧に依らず略一定に保持する請求項6に記載の車両用灯具。
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