JP2005236388A - リソース管理方法、リソース管理装置、リソース管理プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線LANのアクセスポイントによる受付制御の判断を、受付の可否に限定せずに接続要求の受付を実現するリソース管理方法、リソース管理装置、リソース管理プログラム及びリソース管理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】 システムは、ネットワークを介して相互に通信を行う端末1a、1bと、端末1a、1bそれぞれとの間で無線LANを介して通信を行うアクセスポイント2a、2bと、端末1a、1bからの接続要求を受け、端末1a、1bの正当性を確認するための認証を行うAAAサーバ3と、端末間のセッションの確立、維持及び終了を行うSIPを備えたSIPサーバ4と、無線LANの伝送帯域の管理とそれにもとづく受付制御を行うリソース管理サーバ(RMS)5とから構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】 システムは、ネットワークを介して相互に通信を行う端末1a、1bと、端末1a、1bそれぞれとの間で無線LANを介して通信を行うアクセスポイント2a、2bと、端末1a、1bからの接続要求を受け、端末1a、1bの正当性を確認するための認証を行うAAAサーバ3と、端末間のセッションの確立、維持及び終了を行うSIPを備えたSIPサーバ4と、無線LANの伝送帯域の管理とそれにもとづく受付制御を行うリソース管理サーバ(RMS)5とから構成される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線LANの伝送帯域、通信方式、符号化方式、ポリシーなどのネットワークのリソースを管理するリソース管理方法、リソース管理装置、リソース管理プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
無線LANは、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers )によりIEEE802.11として仕様の標準化が進められている。その一つであるIEEE802.11eも、標準化に向けて検討が行われており、標準化案がドラフト(草稿)として発表されている(非特許文献1参照)。
IEEE802.11eは、無線LANを用いて、端末に対して、音楽や動画をリアルタイムかつ高品質で伝送することを目的として検討されている仕様であり、IEEE802.11a(5.2GHz帯での54Mbps伝送を規定している)や IEEE802.11b(2.4GHz帯での11Mbps伝送を規定している)を補完するための付加機能を規定したものである。つまりIEEE802.11eは、無線LANにおけるQoS(Quality of Service)を保証するための伝送帯域制御技術を規定している。
IEEE802.11eを説明する前に、まず、無線LANの構成を簡単に説明する。無線LANは、図9に示すように、ネットワーク91の一部を構成するアクセスポイント92と、アクセスポイントとの間で無線LANにより通信を行う端末93により構成される。端末93は、アクセスポイント間を移動することができる。なお、図9においては、アクセスポイントは2箇所、端末は3台を記載しているが、数はこれに限定されるものではない。
IEEE802.11eでは、伝送帯域制御を実現するために、前記したアクセスポイント(以後、「AP」と略称する)において、受付制御(Admission Control)を行う。受付制御とは、無線LANが許容できる伝送帯域等の条件から、端末から無線LANのAPへの接続要求を許可するか否かを判断する機能である。IEEE802.11eでは、APが使用している無線LANの伝送帯域の総量を算出することにより、使用する伝送帯域の総量が、無線LANが許容できる伝送帯域を超えないように伝送帯域を管理し、超える場合には接続要求を不許可とすることにより、受付制御を実行する方式を推奨している。このように受付制御を行うことにより、端末からアクセポイントへの新たな接続要求を制限し、他の端末が、既に利用している無線LANの伝送帯域を保証し、QoSを実現する。
"Draft Supplement to STANDARD FOR Telecommunications and Information Exchange Between Systems− LAN/MAN Specific Requirements− Part11: Wireless Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) specifications: Medium Access Control(MAC) Enhancements for Quality of Service(QoS)"、Draft5.0、IEEE 802 Committee of the IEEE Computer Society、2003年7月
"Draft Supplement to STANDARD FOR Telecommunications and Information Exchange Between Systems− LAN/MAN Specific Requirements− Part11: Wireless Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) specifications: Medium Access Control(MAC) Enhancements for Quality of Service(QoS)"、Draft5.0、IEEE 802 Committee of the IEEE Computer Society、2003年7月
しかしながら、IEEE802.11eが推奨するようにAPにおいて受付制御を実行すると、APの判断は、端末からの接続要求を許可するか否かのみに限定されてしまう。このため、例えば、端末が利用する伝送帯域を減少させ、要求するQoSのレベルを下げれば、端末の接続要求を許可することができるにもかかわらず、その判断を行うことができない。その結果、端末からの接続要求を待たせなくてはならず、また無線LANの伝送帯域を有効に利用することもできない。また、端末が移動し接続するAPを変更した場合、移動先のAPの伝送帯域に余裕がなければ、通信を行うことができず、接続は切断されることとなる。これでは無線LANは、実用上、非常に利用しにくいシステムとなってしまう。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、APによる受付制御の判断を、受付の可否に限定せず、状況に応じて、例えば、通信の優先度を低下させることや使用するコーデックを符号化レートの低いものとするなどの条件を設定することにより、接続要求の受付を実現するリソース管理方法、リソース管理装置、リソース管理プログラム及びリソース管理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明では、以下のような方法、装置、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体を用いることとした。
請求項1に記載の発明では、アクセスポイントを介して複数の端末を収容可能な無線LANにおいて、リソース管理方法は、端末からアクセスポイントへの接続要求が生じた場合に、無線LANの伝送帯域を管理する帯域管理手段が、端末が利用することを要求する伝送帯域を加えたアクセスポイントでの伝送帯域を算出して総使用帯域とし、端末からアクセスポイントへの接続要求の受付制御を行う受付制御手段が、算出した総使用帯域にもとづき、端末からアクセスポイントに対する接続要求の可否を判断し、端末とアクセスポイントとの間の接続が切断された場合に、帯域管理手段が、端末が利用していた伝送帯域を除いたアクセスポイントでの伝送帯域を算出して新たな総使用帯域とすることとした。
請求項1に記載の発明では、アクセスポイントを介して複数の端末を収容可能な無線LANにおいて、リソース管理方法は、端末からアクセスポイントへの接続要求が生じた場合に、無線LANの伝送帯域を管理する帯域管理手段が、端末が利用することを要求する伝送帯域を加えたアクセスポイントでの伝送帯域を算出して総使用帯域とし、端末からアクセスポイントへの接続要求の受付制御を行う受付制御手段が、算出した総使用帯域にもとづき、端末からアクセスポイントに対する接続要求の可否を判断し、端末とアクセスポイントとの間の接続が切断された場合に、帯域管理手段が、端末が利用していた伝送帯域を除いたアクセスポイントでの伝送帯域を算出して新たな総使用帯域とすることとした。
このようにすることにより、リソース管理方法は、端末からアクセスポイントへの接続要求が生じた場合に、使用する無線LANの伝送帯域を算出して、それを管理し、算出した結果を用いて、端末からアクセスポイントに対する接続要求の可否を判断する。また、端末とアクセスポイントとの間の接続が切断された場合に、端末が利用していた伝送帯域を除いた無線LANの伝送帯域を算出することにより、使用していた無線LANの伝送帯域を開放する。
請求項2に記載の発明では、リソース管理方法における受付制御手段による端末からアクセスポイントへの接続要求の可否の判断は、算出した総使用帯域がアクセスポイントでの伝送帯域の上限値を超えていない場合、接続要求の受付許可であり、算出した総使用帯域がアクセスポイントでの伝送帯域の上限値を超えている場合、接続要求の受付不許可であることとした。
このようにすることにより、リソース管理方法は、無線LANの伝送帯域の上限値を基準にして、算出した総使用帯域に応じて、端末からアクセスポイントへの接続要求を許可できるか否かを判断する。
請求項3に記載の発明では、端末からアクセスポイントに対する接続要求の可否を判断した結果が受付許可であった場合、リソース管理方法の受付制御手段は、端末に対して、伝送帯域保証型の通信方式の利用を許可し、判断した結果が受付不許可であった場合、リソース管理方法の受付制御手段は、端末に対して、ベストエフォート型の通信方式の利用を指示することとした。
このようにすることにより、端末がアクセスポイントに対して無線LANの接続要求を行った際に、無線LANの伝送帯域に余裕がある場合には、伝送帯域保証型の通信方式を用いて通信を行い、伝送帯域に余裕がない場合には、ベストエフォート型の通信方式の利用を用いて通信を行う。
請求項4に記載の発明では、端末からアクセスポイントに対する接続要求の可否を判断した結果が受付許可であった場合、リソース管理方法の受付制御手段は、端末に対して、端末が利用することを要求する伝送帯域で実行可能なコーデックの利用を許可し、判断した結果が受付不許可であった場合、リソース管理方法の受付制御手段は、端末に対して、総使用帯域がアクセスポイントでの伝送帯域の上限値を超えないものとなるコーデックの利用を指示することとした。
このようにすることにより、端末がアクセスポイントに対して無線LANの接続要求を行った際に、無線LANの伝送帯域に余裕がある場合には、符号化レートの高い方式のコーデックを用いて通信を行い、伝送帯域に余裕がない場合には、符号化レートの低い方式のコーデックを用いて通信を行う。
請求項5に記載の発明では、リソース管理方法の帯域管理手段による伝送帯域の管理は、アクセスポイント、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、ポート番号、コーデック、端末が利用することを要求する伝送帯域、アクセスポイントでの総使用帯域、アクセスポイントでの伝送帯域の上限値のうち少なくとも一つ以上の情報を用いて行われることとした。
このようにすることにより、リソース管理方法は、アクセスポイント、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、ポート番号、コーデック、端末が利用することを要求する伝送帯域、アクセスポイントでの総使用帯域、アクセスポイントのうち、必要な情報を用いて伝送帯域を管理する。
請求項6に記載の発明では、アクセスポイントを介して複数の端末を収容可能な無線LANを含む通信ネットワークにおいて、リソース管理装置は、端末からアクセスポイントへの接続要求が生じた場合に、端末が利用することを要求する伝送帯域を加えたアクセスポイントでの伝送帯域を算出して総使用帯域とし、端末とアクセスポイントとの間の接続が切断された場合に、端末が利用していた伝送帯域を除いたアクセスポイントでの伝送帯域を算出して新たな総使用帯域とする帯域管理手段と、算出した総使用帯域にもとづき、端末からアクセスポイントに対する接続要求の可否を判断する受付制御手段とを備えることとした。
このようにすることにより、リソース管理装置は、端末からアクセスポイントへの接続要求が生じた場合に、使用する無線LANの伝送帯域を算出して、それを管理し、算出した結果を用いて、端末からアクセスポイントに対する接続要求の可否を判断する。また、端末とアクセスポイントとの間の接続が切断された場合に、端末が利用していた伝送帯域を除いた無線LANの伝送帯域を算出することにより、使用していた無線LANの伝送帯域を開放する。
請求項7に記載の発明では、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のリソース管理方法を実現するリソース管理プログラムをコンピュータに実行させることとした。
このようにすることにより、コンピュータは、請求項1から請求項5に記載のリソース管理方法を実現するリソース管理プログラムを実行する。
請求項8に記載の発明では、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のリソース管理方法をコンピュータに実行させるプログラムをコンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録することとした。
このようにすることにより、コンピュータは、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のリソース管理方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録媒体から読みこみ実行する。
請求項1、請求項6に記載の発明によれば、無線LANの伝送帯域を算出して管理することにより、その算出結果を用いて、端末から無線LANへの接続要求の可否を判断することができる。
請求項2に記載の発明によれば、無線LANの伝送可能な上限値である最大帯域を基準にして、端末から無線LANへの接続要求の可否を判断することができる。
請求項3に記載の発明によれば、端末から無線LANへの接続要求の可否を判断した結果、受付不許可となった場合、帯域保証型の通信方式からベストエフォート型の通信方式に切り替えることにより優先度を下げ、通信を実行することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、端末から無線LANへの接続要求の可否を判断した結果、受付不許可となった場合、符号化レートの高い方式のコーデックから低い方式のコーデックに切り替えることにより、通信を実行することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、アクセスポイント、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、ポート番号、コーデック、前記端末が利用することを要求する伝送帯域、アクセスポイントでの総使用帯域、アクセスポイントでの伝送帯域の上限値を用いて無線LANの伝送帯域を管理することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のリソース管理方法をコンピュータに実行させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のリソース管理方法をコンピュータに実行させるプログラムを、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録することができる。また、それをコンピュータに読み込ませることにより、プログラムをコンピュータで実行することができる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態では、通信開始時、ハンドオーバ(端末が移動し、接続するAPを変更すること)時に行った接続要求が、受付制御によって受付許可とされ、通信後に接続が切断されて、リソースが開放されるまでを説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態では、通信開始時、ハンドオーバ(端末が移動し、接続するAPを変更すること)時に行った接続要求が、受付制御によって受付許可とされ、通信後に接続が切断されて、リソースが開放されるまでを説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における無線LANでの受付制御を実現するシステムの構成図である。システムは、ネットワークを介して相互に通信を行う端末1a、1bと、端末1a、1bそれぞれとの間で無線LANを介して通信を行うアクセスポイント(AP)2a、2bと、端末1a、1bからの接続要求を受け、端末1a、1bの正当性を確認するための認証を行うAAA(Authentication、Authorization、Accounting)サーバ3と、端末間のセッションの確立、維持及び終了を行うSIP(Session Initiation Protocol)を備えたSIPサーバ4と、無線LANの伝送帯域の管理とそれにもとづく受付制御を行うリソース管理サーバ(Resource Management Server、以後、「RMS」と言う)5とから構成される。なお、RMS5が、本発明に係る特許請求の範囲に記載の「リソース管理装置」に相当する。
AP2a、AP2b、AAAサーバ3、SIP4及びRMS5は、ネットワーク6の一部を構成し、AP2aと端末1a、AP2bと端末2bが、それぞれ無線LANを介して、ネットワーク6のサブネットワーク7を構成している。
端末1a、1bは、複数のAP間を移動することが可能である。図1では、AP2aからAP2bへ移動した端末1aを、端末1a’として表記している。また、端末1a、1bはSIPを備えている。
AAAサーバ3は、IEEE802.1xのアクセス認証で用いる認証サーバであり、端末1a、端末1bの「ユーザID」やAP2a、AP2bの「IPアドレス」を管理している。
SIPサーバ4は、端末が、所定のアプリケーションを利用して、ネットワークを介した音声、音楽、動画等のコンテンツのリアルタイム性の高い通信を行う際に、端末間のセッションの確立、維持及び終了を行うSIPを備えたアプリケーションサーバである。本実施形態においては、SIPを用いて説明するが、H.323を用いても同様に実現できる。
図2に示すようにRMS5は、AP2a、AP2bでの無線LANの伝送帯域を管理する帯域管理手段51と、端末1a、端末1bからAP2a、AP2bへの接続要求に対する受付制御を行う受付制御手段52から構成される。
帯域管理手段51は、図3(a)に示すような「フロー管理表」と、図3(b)に示すような「AP毎帯域管理表」を備えている。
「フロー管理表」は、端末がSIPを用いたリアルタイム性の高い通信を行う際の、端末間のトラヒックフローをAP毎に管理するものである。具体的にはAP毎に、「AP番号、送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、ポート番号、コーデック、利用帯域」を管理する。
「AP番号」は、各APに割り当てた識別番号であり、「ポート番号」は、通信時に利用するアプリケーションを特定する番号である。また、「コーデック」は、音声信号や画像信号等の信号を符号化する際に利用するコーデックの方式を特定するものであり、方式毎に符号化レートが異なる。コーデックを用いた通信に必要となる利用帯域は、コーデックの方式によって規定される。
「AP毎帯域管理表」は、「フロー管理表」に記載された情報を元に作成されるもので、「AP番号、総使用帯域、最大帯域」を管理する。
「総使用帯域」は、ある時点で使用されている無線LANの伝送帯域の総量をAP毎に示したものであり、「最大帯域」は、利用可能な無線LANの伝送帯域の上限をAP毎に示したものである。
受付制御手段52は、端末1aからAP2aに対して、新たに接続要求があった場合、帯域管理手段51が備える「AP毎帯域管理表」にもとづき、接続の可否を判断する。具体的には、受付制御手段52は、端末からAPへの接続要求に伴い通知されるコーデックの方式から通信に必要な伝送帯域を求め、それを「AP毎帯域管理表」に記載された接続を要求されたAPの「総使用帯域」に加算する。加算した結果が「AP毎帯域管理表」に記載された同APの「最大帯域」以下であれば通信が可能であることから、接続要求の受付を許可し、加算結果が「最大帯域」を超えていれば通信は不可能であることから接続要求の受付を不許可にする。なお、受付制御手段52は、コーデックの方式毎にその伝送帯域を記載したテーブルを備えている。
次に、図4〜図6に示すシーケンスチャートを用いて、通信開始時、ハンドオーバ時に行った接続要求がともに受付制御によって受付許可され、通信後に接続が切断されて、リソースが開放されるまでのシステムの動作を、RMS5を中心に説明する。なお、適宜、図1〜3を参照する。
<通信開始時の接続要求が受付許可となる場合>
図4に、端末1aから端末1bへの通信の開始時に、端末1aからAP2aへの無線LANの接続要求が受付許可となる場合のシーケンスを示す。
図4に、端末1aから端末1bへの通信の開始時に、端末1aからAP2aへの無線LANの接続要求が受付許可となる場合のシーケンスを示す。
端末1aは、AP2aに対して、無線LANでの接続を要求する(ステップS100)。AP2aは、AAAサーバ3に対して端末1aの認証を要求し(ステップS101)、AAAサーバ3は、IEEE802.1xにもとづく端末1aの認証を行う(ステップS102)。この際、AAAサーバ3には、端末1aのユーザIDとAP2aのIPアドレスが記録される。AAAサーバ3は、認証の結果をAP2aに通知し(ステップS103)、端末1aの正当性が証明された場合には、AP2aは端末1aへ接続を許可する(ステップS104)。なお、ステップS102において認証を行った結果、端末1aの正当性が証明されなかった場合には、AP2aは端末1aへ接続を許可せず、以降の手順には進めないこととなる。
端末1aは、リアルタイム性の高い通信の実行を要求する場合には、相手側の端末1bに対してSIPサーバ4を介して、SIPのINVITE信号を送信し(ステップS105)、それを受信した端末1bからは、200OK信号がSIPサーバ4へ返信される(ステップS106)。200OK信号を受信したSIPサーバ4は、RMS5に対して、受付制御の実行を要求する(ステップS107)。その際、SIPサーバ4からRMS5には、端末1aのIPアドレス、SIPサーバ4のSIP−URI、使用するコーデックの方式等の情報が通知される。
RMS5は、IPアドレスからだけでは端末1aが、どのAPに接続しているのか識別できない。このため、RMS5は、AAAサーバ3に対して端末1aが接続するAPのIPアドレスを要求する(ステップS108)。AAAサーバ3は、そのAP情報要求の応答として、AP2aのIPアドレスを通知する(ステップS109)。RMS5は、管理する「フロー管理表」と「AP毎帯域管理表」の「AP番号」に、このIPアドレスやIPアドレスを変換した値を用いることもできる。
通知を受けたRMS5は、受付制御を行う(ステップS110)。受付制御の具体的な手順は、以下のようなものである。
RMS5は、AAAサーバ4から受信したAP2aのIPアドレスより、「AP毎帯域管理表」を用いて、AP2aの現時点での総使用帯域を得る(1)。次に、RMS5は、SIPサーバ4から通知されたコーデックの方式より、通信に必要な無線LANの伝送帯域を求め、それをAP2aの総使用帯域に加算する(2)。加算結果と「AP毎帯域管理表」に記載された「最大帯域」とを比較し(3)、加算結果が「最大帯域」以下であれば、通信可能であることから接続要求の受付を許可する。
RMS5は、AAAサーバ4から受信したAP2aのIPアドレスより、「AP毎帯域管理表」を用いて、AP2aの現時点での総使用帯域を得る(1)。次に、RMS5は、SIPサーバ4から通知されたコーデックの方式より、通信に必要な無線LANの伝送帯域を求め、それをAP2aの総使用帯域に加算する(2)。加算結果と「AP毎帯域管理表」に記載された「最大帯域」とを比較し(3)、加算結果が「最大帯域」以下であれば、通信可能であることから接続要求の受付を許可する。
端末1aからAP2aへの接続要求がRMS5により受付許可された後、RMS5は、SIPサーバ4へ受付制御応答信号を返し(ステップS111)、SIPサーバ4は200OK信号を端末1aに送信し(ステップS112)、端末1aは端末1bにACK信号を送信する(ステップS113)。
これにより端末1aと端末1bとの間で、SIPによるセッションが確立され、端末1aと端末1bとは、無線LANを介した通信を行うことが可能となる。
<ハンドオーバ時に接続要求が受付許可となる場合>
図5に端末1aが、AP2aからAP2bへ移動するハンドオーバを実行した後、AP2bへの接続を要求したところ、受付制御によって受付許可となり、端末1a’となる場合のシーケンスを示す。
図5に端末1aが、AP2aからAP2bへ移動するハンドオーバを実行した後、AP2bへの接続を要求したところ、受付制御によって受付許可となり、端末1a’となる場合のシーケンスを示す。
端末1aは、AP2aからAP2bへのハンドオーバを実行(ステップS200)した後、AP2bに対して接続を要求する(ステップS201)。AP2bは、AAAサーバ3に対して端末1aの認証を要求し(ステップS202)、AAAサーバ3は、IEEE802.1xにもとづく端末1aの認証を行う(ステップS203)。この際、AAAサーバ3には、端末1aのユーザIDとAP2bのIPアドレスが記憶される。端末1aの正当性が証明された場合、AAAサーバ3は、RMS5に対して、端末1aによるハンドオーバが実施されたことを通知する(ステップS204)。
この通知を受けたRMS5は、受付制御を行う(ステップS205)。受付制御の手順は、前記した<通信開始時の接続要求が受付許可となる場合>における(1)〜(3)と同じである。RMS5は、加算結果が「AP毎帯域管理表」に記載された「最大帯域」以下であれば、ハンドオーバに伴う端末1aによる接続要求を受付許可とする。これにより端末1aは端末1a’となり、AP2bを介して無線LANによる通信を継続することができる。
<接続切断時に伝送帯域が開放される場合>
図6に、端末1a’と端末1bとの間の接続が切断され、各端末が利用していた無線LANの伝送帯域が開放される場合のシーケンスを示す。
図6に、端末1a’と端末1bとの間の接続が切断され、各端末が利用していた無線LANの伝送帯域が開放される場合のシーケンスを示す。
端末1a’は、接続の切断を要求する信号であるBYE信号をSIPサーバ4を介して端末1bへ送信する(ステップS300)。これを受信した端末1bは、SIPサーバ4へ200OK信号を送信する(ステップS301)。SIPサーバ4は、RMS5に対して、端末1a’が無線LANで使用していた伝送帯域の開放を要求し(ステップS302)、RMS5は無線LANの伝送帯域を開放する(ステップS303)。
伝送帯域の開放は以下のように行われる。RMS5は、開放要求信号を受信すると、帯域管理手段51が備える「フロー管理表」から、帯域を開放するAP番号と、端末のIPアドレスとから、接続が切断されたフローを削除し(1)、また「AP毎帯域管理表」から、切断された通信が利用していた伝送帯域を、端末1a’が接続していたAPの総使用帯域から減算する(2)。
伝送帯域の開放後、RMS5はSIPサーバ4に対し、開放応答を送り(ステップS304)、SIPサーバ4は、端末1aに対して200OK信号を送信して(ステップS305)、接続の切断を完了する。
以上、通信開始時の接続要求が受付許可となる場合、ハンドオーバ時に受付許可となる場合、接続の切断に伴い伝送帯域が開放される場合の動作をシーケンスチャートを参照して説明した。
これにより、RMS5は、無線LANの伝送帯域を管理し、新たな接続要求時やハンドオーバ時には、管理する伝送帯域にもとづき受付の可否を判断し、また、接続の切断時には、使用していた無線LANの伝送帯域を開放するというネットワークのリソースの管理を実現することができる。
これにより、RMS5は、無線LANの伝送帯域を管理し、新たな接続要求時やハンドオーバ時には、管理する伝送帯域にもとづき受付の可否を判断し、また、接続の切断時には、使用していた無線LANの伝送帯域を開放するというネットワークのリソースの管理を実現することができる。
[第2の実施形態]
本実施形態では、ハンドオーバ時を例として、ハンドオーバ時に行った接続要求がRMS5の受付制御によって受付不許可となり、その対策として、RMS5の指示により、帯域保証型(帯域を確保することにより通信の品質またはサービスの品質を保証したもの)の通信方式から、通信の優先度を下げたベストエフォート型(帯域を確保しないため通信の品質またはサービスの品質を保証できないもの)の通信方式に切り替えるまでを説明する。なお、本実施形態では、ハンドオーバ時を例として説明するが、新たな接続要求時にも同様の処理を実行することが可能である。
本実施形態では、ハンドオーバ時を例として、ハンドオーバ時に行った接続要求がRMS5の受付制御によって受付不許可となり、その対策として、RMS5の指示により、帯域保証型(帯域を確保することにより通信の品質またはサービスの品質を保証したもの)の通信方式から、通信の優先度を下げたベストエフォート型(帯域を確保しないため通信の品質またはサービスの品質を保証できないもの)の通信方式に切り替えるまでを説明する。なお、本実施形態では、ハンドオーバ時を例として説明するが、新たな接続要求時にも同様の処理を実行することが可能である。
第2の実施形態を実現するシステムの構成は、第1の実施形態を実現するシステムの構成と同じである。よって、説明には図1〜図3を参照することとし、構成の説明は省略する。
図7に示すシーケンスチャートを用いて、ハンドオーバ時に行った接続要求がRMS5の受付制御によって受付不許可にされ、RMS5の指示により、ベストエフォート型の通信方式に切り替えるまでのシステムの動作を、RMS5を中心に説明する。
端末1aは、AP2aからAP2bへのハンドオーバを実行(ステップS400)した後、AP2bに対して接続を要求する(ステップS401)。AP2bは、AAAサーバ3に対して端末1aの認証を要求し(ステップS402)、AAAサーバ3は、IEEE802.1xにもとづく端末1aの認証を行う(ステップS403)。この際、AAAサーバ3には、端末1aのユーザIDとAP2bのIPアドレスが記憶される。端末1aの正当性が証明された場合、AAAサーバ3は、RMS5に対して、端末1aによるハンドオーバが実施されたことを通知する(ステップS404)。
端末1aによるハンドオーバが実施された通知を受けたRMS5は、受付制御を行う(ステップS405)。受付制御の具体的な手順は、以下のようなものである。
RMS5は、AAAサーバ3から受信したAP2bのIPアドレスより、「AP毎帯域管理表」を用いて、AP2bの総使用帯域を得る(1)。次に、RMS5は、SIPサーバ4から通知されたコーデックの方式より、通信に必要な無線LANの伝送帯域を求め、それをAP2bの総使用帯域に加算する(2)。加算結果と「AP毎帯域管理表」に記載された「最大帯域」とを比較し(3)、加算結果が「最大帯域」を超えていれば、通信が不可能であることから接続要求の受付を不許可とする。
RMS5は、AAAサーバ3から受信したAP2bのIPアドレスより、「AP毎帯域管理表」を用いて、AP2bの総使用帯域を得る(1)。次に、RMS5は、SIPサーバ4から通知されたコーデックの方式より、通信に必要な無線LANの伝送帯域を求め、それをAP2bの総使用帯域に加算する(2)。加算結果と「AP毎帯域管理表」に記載された「最大帯域」とを比較し(3)、加算結果が「最大帯域」を超えていれば、通信が不可能であることから接続要求の受付を不許可とする。
このままでは、ハンドオーバ時に端末1aが行っていた通信は切断されてしまうため、RMS5は、ベストエフォート型の通信方式により通信を継続するための手順を実行する。
RMS5は、ハンドオーバを行った端末1aのIPアドレスとポート番号を、端末1aが接続を要求したAP2bに通知し、端末1aとの間の無線LANによる通信をベストエフォート型の通信方式により実行するようAP2bに通知する(ステップS406)。AP2bは、端末1aに対して、無線LANによる通信をベストエフォート型の通信方式により実行することを通知し(ステップS407)、その後、AP2bはRMS5に対して、ベストエフォート型の通信方式による通信の準備が完了したことを応答する(ステップS408)。その後、端末1aとAP2bは、通信方式をベストエフォート型に切り替え(ステップS409)、端末1aは端末1a’となり、AP2bとの間で無線LANによる通信を継続する。
RMS5は、ハンドオーバを行った端末1aのIPアドレスとポート番号を、端末1aが接続を要求したAP2bに通知し、端末1aとの間の無線LANによる通信をベストエフォート型の通信方式により実行するようAP2bに通知する(ステップS406)。AP2bは、端末1aに対して、無線LANによる通信をベストエフォート型の通信方式により実行することを通知し(ステップS407)、その後、AP2bはRMS5に対して、ベストエフォート型の通信方式による通信の準備が完了したことを応答する(ステップS408)。その後、端末1aとAP2bは、通信方式をベストエフォート型に切り替え(ステップS409)、端末1aは端末1a’となり、AP2bとの間で無線LANによる通信を継続する。
以上、ハンドオーバ時に受付不許可となり、無線LANの通信方式をベストエフォート型に切り替える場合の動作を、シーケンスチャートを参照して説明した。
これにより、RMS5は、無線LANの伝送帯域を管理し、新たな接続要求時やハンドオーバ時には、管理する伝送帯域にもとづき受付の可否を判断し、その結果、受付が不許可となった場合であっても、無線LANによる通信にベストエフォート型の通信方式を用いることにより優先度を下げ、端末1aはAP2bとの間で無線LANによる通信を継続することができる。
これにより、RMS5は、無線LANの伝送帯域を管理し、新たな接続要求時やハンドオーバ時には、管理する伝送帯域にもとづき受付の可否を判断し、その結果、受付が不許可となった場合であっても、無線LANによる通信にベストエフォート型の通信方式を用いることにより優先度を下げ、端末1aはAP2bとの間で無線LANによる通信を継続することができる。
[第3の実施形態]
本実施形態では、ハンドオーバ時を例として、ハンドオーバ時に行った接続要求がRMS5の受付制御によって受付不許可となり、その対策として、RMS5の指示により、コーデックの方式をより符号化レートの低い方式に切り替えるまでを説明する。なお、本実施形態では、ハンドオーバ時を例として説明するが、新たな接続要求時にも同様の処理を実行することが可能である。
本実施形態では、ハンドオーバ時を例として、ハンドオーバ時に行った接続要求がRMS5の受付制御によって受付不許可となり、その対策として、RMS5の指示により、コーデックの方式をより符号化レートの低い方式に切り替えるまでを説明する。なお、本実施形態では、ハンドオーバ時を例として説明するが、新たな接続要求時にも同様の処理を実行することが可能である。
第3の実施形態を実現するシステムの構成は、第1の実施形態を実現するシステムの構成と同じである。よって、説明には図1〜図3を参照することとし、構成の説明は省略する。
図8に示すシーケンスチャートを用いて、ハンドオーバ時に行った接続要求がRMS5の受付制御によって受付不許可にされ、RMS5の指示により、コーデックの方式をより符号化レートの低い方式に切り替えるまでのシステムの動作を、RMS5を中心に説明する。
端末1aによりハンドオーバが実行されてから、RMS5により受付制御が行われるまでの処理は、第2の実施形態のステップS400〜ステップS405、(1)〜(3)と同じである(それぞれ、ステップS500〜ステップS505、(1)〜(3)に相当する)。
RMS5が行った受付制御により、端末1aがハンドオーバ時に行った接続要求の受付が不許可となった後、RMS5はSIPサーバ4に対して、コーデックの方式の切替要求を通知する(ステップS506)。その際、端末1aのIPアドレスと新たに利用可能なコーデックの方式を通知する。通知を受けたSIPサーバ4は、端末1aに対して、コーデックの方式の切替要求を通知する(ステップS507)。通知を受けた端末1aは、SIPサーバ4を介して端末1bへコーデックの方式を切り替えるメッセージであるUPDATE信号を送信する(ステップS508)。UPDATE信号を受信した端末1bは、コーデックの切り替えを了承する場合、SIPサーバ4を介して端末1aへ200OK信号を送信する(ステップS509)。その後、端末1aと端末1bは、コーデックの切り替えを実行し(ステップS510)、端末1aは端末1a’となり、AP2bとの間で無線LANによる通信を継続する。
以上、ハンドオーバ時に受付不許可となり、コーデックの方式を切り替える場合の動作を、シーケンスチャートを参照して説明した。
これにより、RMS5は、無線LANの伝送帯域を管理し、新たな接続要求時やハンドオーバ時には、管理する伝送帯域にもとづき受付の可否を判断し、その結果、受付が不許可となった場合であっても、符号化レートの低いコーデックを用いることにより、限られた伝送帯域を用いて通信を継続することができる。
これにより、RMS5は、無線LANの伝送帯域を管理し、新たな接続要求時やハンドオーバ時には、管理する伝送帯域にもとづき受付の可否を判断し、その結果、受付が不許可となった場合であっても、符号化レートの低いコーデックを用いることにより、限られた伝送帯域を用いて通信を継続することができる。
1a 端末
1b 端末
2a アクセスポイント(AP)
2b アクセスポイント(AP)
3 AAAサーバ(認証サーバ)
4 SIPサーバ(アプリケーションサーバ)
5 リソース管理サーバ(RMS)
51 帯域管理手段
52 受付制御手段
6 ネットワーク
7 サブネットワーク
91 ネットワーク
92 アクセスポイント(AP)
93 端末
1b 端末
2a アクセスポイント(AP)
2b アクセスポイント(AP)
3 AAAサーバ(認証サーバ)
4 SIPサーバ(アプリケーションサーバ)
5 リソース管理サーバ(RMS)
51 帯域管理手段
52 受付制御手段
6 ネットワーク
7 サブネットワーク
91 ネットワーク
92 アクセスポイント(AP)
93 端末
Claims (8)
- アクセスポイントを介して複数の端末を収容可能な無線LANにおいて、前記無線LANの伝送帯域の管理と前記端末から前記アクセスポイントへの接続要求の受付制御とを行うリソース管理方法であって、
前記端末から前記アクセスポイントへの接続要求が生じた場合に、
前記無線LANの伝送帯域を管理する帯域管理手段が、前記端末が利用することを要求する伝送帯域を加えたアクセスポイントでの伝送帯域を算出して総使用帯域とする手順と、
前記端末からアクセスポイントへの接続要求の受付制御を行う受付制御手段が、前記算出した総使用帯域にもとづき、前記端末から前記アクセスポイントに対する接続要求の可否を判断する手順と、
前記端末と前記アクセスポイントとの間の接続が切断された場合に、
前記帯域管理手段が、前記端末が利用していた伝送帯域を除いたアクセスポイントでの伝送帯域を算出して新たな総使用帯域とする手順と
を実行することを特徴とするリソース管理方法。 - 前記受付制御手段による前記端末から前記アクセスポイントへの接続要求の可否の判断は、
前記算出した総使用帯域が前記アクセスポイントでの伝送帯域の上限値を超えていない場合、接続要求の受付許可であり、
前記算出した総使用帯域が前記アクセスポイントでの前記伝送帯域の上限値を超えている場合、接続要求の受付不許可であること
を特徴とする請求項1に記載のリソース管理方法。 - 前記端末から前記アクセスポイントに対する接続要求の可否を判断した結果が受付許可であった場合、
前記受付制御手段は、前記端末に対して、伝送帯域保証型の通信方式の利用を許可し、
前記判断した結果が受付不許可であった場合、
前記受付制御手段は、前記端末に対して、ベストエフォート型の通信方式の利用を指示すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のリソース管理方法。 - 前記端末から前記アクセスポイントに対する接続要求の可否を判断した結果が受付許可であった場合、
前記受付制御手段は、前記端末に対して、前記端末が利用することを要求する伝送帯域で実行可能なコーデックの利用を許可し、
前記判断した結果が受付不許可であった場合、
前記受付制御手段は、前記端末に対して、前記総使用帯域がアクセスポイントでの前記伝送帯域の上限値を超えないものとなるコーデックの利用を指示すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のリソース管理方法。 - 前記帯域管理手段による伝送帯域の管理は、
前記アクセスポイント、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、ポート番号、コーデック、前記端末が利用することを要求する伝送帯域、前記アクセスポイントでの総使用帯域、前記アクセスポイントでの前記伝送帯域の上限値のうち少なくとも一つ以上の情報を用いて行われること
を特徴とする請求項1に記載のリソース管理方法。 - アクセスポイントを介して複数の端末を収容可能な無線LANを含む通信ネットワークにおいて、前記無線LANの伝送帯域の管理と前記端末から前記アクセスポイントへの接続要求の受付制御とを行うリソース管理装置であって、
前記端末から前記アクセスポイントへの接続要求が生じた場合に、
前記端末が利用することを要求する伝送帯域を加えた前記アクセスポイントでの伝送帯域を算出して総使用帯域とし、
前記端末と前記アクセスポイントとの間の接続が切断された場合に、
前記端末が利用していた伝送帯域を除いた前記アクセスポイントでの伝送帯域を算出して新たな総使用帯域とする帯域管理手段と、
前記算出した総使用帯域にもとづき、前記端末から前記アクセスポイントに対する接続要求の可否を判断する受付制御手段と
を備えることを特徴とするリソース管理装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のリソース管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするリソース管理プログラム。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のリソース管理方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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