JP2005232711A - 木質軸材の接合構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ラグスクリューボルト40と長ボルト50を用いて柱10の側面11に梁20の木口21を接合する接合構造である。ラグスクリューボルト40には、その基端面41に開口し、軸方向に所定長さを有する雌ネジ孔42が形成される。長ボルト50の一端部には雄ネジ部51が形成されている。また、基端面41が木口21から突出しないように梁20にラグスクリューボルト40が埋設される。柱10にはラグスクリューボルト40と同軸方向のボルト挿通孔15が貫通穿設されて、そこに長ボルト50が挿通され、この長ボルト50の雄ネジ部51がラグスクリューボルト40の雌ネジ孔42に螺合されるとともに、長ボルト50が柱10の側面11と反対の側面13で固定される。
【選択図】 図1
Description
なお、断面T形の接合金具は、一体形成したものに限定されず、例えばウェブの短い断面T形の分割金具の当該ウェブとフラットバーとをガセットプレートで接合したようなものであってもよい。この場合、接合強度を高めるために、ガセットプレートを分割金具やフラットバーに固定する際のボルトとして、ハイテンションボルトを用いることが望ましい。
なお、柱の底面はベース材の上板部と同様水平でもよいが、柱の下端部の割裂防止のために、柱の底面をその中央部から外周縁に向かって徐々に上方に傾斜するような傾斜面として形成することが望ましい。
図1及び図2に示すように、第一実施形態の接合構造は、第一木質軸材たる柱10の側面11,12にそれぞれ第二木質軸材たる梁20,30の木口21,31を接合するものである。つまり、本接合構造では、柱10に二方向から梁20,30が接合されている。また、本接合構造では、ラグスクリューボルト40と、長ボルト50と、ワッシャープレート60と、ダボ70が用いられている。
梁20も木質部材であり、その木口21にはダボ70が嵌入される浅溝21aが形成されている。また、梁20には、柱10のボルト挿通孔15と対応する位置に、該梁20の軸方向に沿う先孔22が穿設されている。先孔22の径は、ラグスクリューボルト40の軸径T1(図3(a)参照)と同じかそれよりやや大きく、ラグスクリューボルト40のネジ山径T2よりも小さい。先孔22の長さは、ラグスクリューボルト40の全長L1と同じかそれよりやや長い。
梁30も梁20と略同様の構成であり、その木口31には浅溝31aが形成されている。また、柱10のボルト挿通孔16と対応する位置に先孔32が穿設されている。先孔32の径や長さは先孔22と同様である。
長ボルト50は、軸の一端部(先端部)に、ラグスクリューボルト40の雌ネジ孔42の長さL2をカバーするように雄ネジ部51が形成されている。軸の他端部には、頭部52が形成されている。なお、この頭部52付きの長ボルト50を、軸ボルトとナットの組合せで代替してもよい。
ワッシャープレート60は、本発明においては必須ではないが、長ボルト50の頭部52が柱10の側面13,14にめり込むことを防止するために有効であり、ラグスクリューボルト40に対応する位置に、長ボルト50を挿通するためのボルト挿通孔61が形成されている。
ダボ70は、柱10の浅溝11aと梁20の浅溝21aとを合わせてなる空洞部分や、柱10の浅溝12aと梁30の浅溝31aとを合わせてなる空洞部分と同一断面形状の木質部材である。このダボ70は、柱10と梁20との間に作用するせん断力を伝達するせん断力伝達機構として機能する。
次に、梁20の木口21及び梁30の木口31をそれぞれ、柱10の側面11,12の所定位置に近づけて保持する。また、柱10の反対側の側面13,14にはそれぞれワッシャープレート60を配置保持する。そしてこの状態で、柱10の側面13,14側からワッシャープレート60のボルト挿通孔61、柱10のボルト挿通孔15,16に長ボルト50を挿通し、この長ボルト50の雄ネジ部51を梁20に埋設されたラグスクリューボルト40の雌ネジ孔42に螺合し、締め付ける。すると、長ボルト50の頭部52はワッシャープレート60を介して柱10の側面13,14に強く押し付けられる。
最後に、柱10の浅溝11aと梁20の浅溝21aとを合わせてなる空洞部分と、柱10の浅溝12aと梁30の浅溝31aとを合わせてなる空洞部分に、それぞれダボ70を嵌入すれば完了である。
また、本実施形態は柱10の側面11,12に梁20,30の木口21,31を接合する柱勝ちの納まりとなっているが、逆に柱10の頂部に梁20又は梁30の上面又は底面を接合する梁勝ちの納まりとすることもできる(以下の実施形態も同様)。
さらに、本実施形態では、せん断力伝達機構として水平方向のダボ70を使用しているので、梁20から柱10に対して上下方向のせん断力のみ伝達可能となっているが、場合によっては、水平方向のせん断力のみ伝達可能な形状のダボとしたり、水平方向及び上下方向のせん断力を伝達可能な形状のダボとしてもよい。具体的には、スプリットリングやシェアプレート等を用いることができる。スプリットリングを用いる場合には、浅溝を環状に形成し、当該浅溝にスプリットリングを貫入する。これにより、全方向のせん断力が伝達可能になる。
第二実施形態の接合構造は、第一実施形態の接合構造と略同様であるが、せん断力伝達機構の構成が異なる。つまり、本実施形態の接合構造では、図4に示すように、柱10の側面11の一部が切り欠かれて顎掛部11bとして形成されており、この顎掛部11bに梁20の木口部20aが載せ掛けられている。したがって、柱10に顎掛部11bを形成するだけの簡易な構成により、梁20から柱10への下方向のせん断力が確実に伝達される。もちろん、顎掛部11bの形状はこれに限定されるものではなく、任意方向のせん断力が伝達されるような形状とすればよい。
なお、ここでは顎掛部11bを、柱10の側面11の一部を切り欠かいて形成したが、柱10の側面11に沿って、別の木材を取り付けることにより、顎掛部11bを形成してもよい。取り付け方法は、螺子、くぎ、接着等どのような方法であってもよい。
第三実施形態の接合構造は、第一実施形態の接合構造と略同様であるが、せん断力伝達機構の構成が異なる。つまり、本実施形態の接合構造では、図5に示すように、柱10の側面11と梁20の底面23とが交差する入隅部に沿って、木ネジ81等のような適宜の手段でアングル材80が固定されている。このようにアングル材80を用いるという簡易な構成でも、梁20から柱10への上下方向のせん断力が確実に伝達される。もちろん、アングル材80の固定位置はこれに限定されず、例えば、柱10の側面11と梁20の上面24とに沿ってアングル材80を固定するようにしてもよい。
なお、アングル材80を現場搬入前に柱10又は梁20に固定しておくような施工手順とすることも可能である。
図6及び図7に示すように、第四実施形態の接合構造は、第一木質軸材たる柱10と第二木質軸材たる梁20とを接合するものであって、ラグスクリューボルト40と、断面H形の接合金具90と、ボルト50’とを用いる。梁20は第一実施形態と同一の構成である。
接合金具90はウェブ91とフランジ92,93とで水平断面H形に形成され、フランジ92,93にはそれぞれ、ラグスクリューボルト40と対応する位置に、ボルト50’を挿通するためのボルト挿通孔92a,93aが穿設されている。
次に、柱10、梁20、接合金具90を所定位置に近づけて保持する。そしてこの状態で、接合金具90のフランジ92の内側からボルト50’をボルト挿通孔92aに通し、さらに柱10の先孔17に埋設されたラグスクリューボルト40の雌ネジ孔42に螺合するとともに、接合金具90のフランジ93の内側からボルト50’をボルト挿通孔93aに通し、さらに梁20の先孔22に埋設されたラグスクリューボルト40の雌ネジ孔42に螺合することにより、接合金具90を介して柱10と梁20とを接合する。
なお、接合金具90を現場搬入前に柱10又は梁20に接合してしまう施工手順とすることもできる。
第五実施形態の接合構造は、第四実施形態の接合構造と略同様であるが、接合金具の構成が異なる。つまり、本実施形態の接合構造では、図8に示すように、対向配置した一対の断面T形の分割金具94,95のウェブ94a,95a同士をガセットプレート96で接合することにより、断面H形の接合金具を構成するようにしたので、施工手順の自由度が増し、例えば柱10、梁20にそれぞれ分割金具94,95をセットした状態で工場出荷し、現場では分割金具94,95同士をガセットプレート96で接合するだけとして、現場施工の迅速化・省力化を図るというようなことが可能となる。なお、接合強度を高めるために、ガセットプレート96を各分割金具94,95に固定する際のボルト97として、ハイテンションボルトを用いることが望ましい。
第六実施形態の接合構造は、第四実施形態の接合構造と略同様であるが、接合対象となる部材が異なる。つまり、本実施形態の接合構造では、図9に示すように、断面H形の接合金具90を用いて梁20と梁30とを一直線状に接合している。
第七実施形態の接合構造は、第五実施形態の接合構造と略同様であるが、接合対象となる部材が異なる。つまり、本実施形態の接合構造では、図10に示すように、対向配置した一対の断面T形の分割金具94,95のウェブ94a,95a同士をガセットプレート96で接合することにより、断面H形の接合金具を構成し、これを介して梁20と梁30とを一直線状に接合している。
第八実施形態の接合構造は、第六実施形態の接合構造と略同様であるが、部材の接合の向きが若干異なり、それに応じて接合金具の形状が若干異なる。つまり、本実施形態の接合構造では、図11に示すように、断面H形の接合金具97を用いて梁20と梁30とを折れ線状に接合している。接合金具97には補強リブ97aが形成されている。
第九実施形態の接合構造は、第七実施形態の接合構造と略同様であるが、部材の接合の向きが若干異なり、それに応じて接合金具の形状が若干異なる。つまり、本実施形態の接合構造では、図12に示すように、対向配置した一対の断面T形の分割金具94,98のウェブ94a,98a同士をガセットプレート96で接合することにより、断面H形の接合金具を構成し、これを介して梁20と梁30とを折れ線状に接合している。
図13及び図14に示すように、第十実施形態の接合構造は、第一木質軸材たる柱10と第二木質軸材たる梁20とを接合するものであって、ラグスクリューボルト40と、断面T形の接合金具100と、ドリフトピン110とを用いる。
梁20は、木口21に開口するように所定長さの縦スリット24が形成されるとともに、側面25,26に開口するようにドリフトピン貫入用の先孔27,27,…が貫通形成されている。先孔27の径はドリフトピン110の径と同じである。
接合金具100は、第五実施形態の断面T形の分割金具94と、平板状の分割金具101とを、第五実施形態のガセットプレート96で接合することにより全体として断面T形としたものである。平板状の分割金具101は、その大部分が梁20の縦スリット24に貫入されることとなるものであって、梁20の先孔27,27,…と対応する位置にドリフトピン挿通孔101a,101a,…が穿設されている。分割金具101の高さは梁20のせいと同程度であり、分割金具101の厚さは梁20の縦スリット24の幅と同程度である。
ドリフトピン110の全長は梁20の幅と同程度である。
次に、梁20の縦スリット24に接合金具100の分割金具101を嵌入し、梁20の側面25又は側面26からドリフトピン110を先孔27及びドリフトピン挿通孔101aに貫入すれば、完了である。
なお、施工手順は適宜変更可能である。たとえば、柱10に分割金具94を、梁20に分割金具101を貫入しておき、現場では分割金具94と分割金具101とをガセットプレート96で接合するだけとしてもよい。
なお、接合金具100を一体物で形成してもよいことは言うまでもない。
図15及び図16に示すように、第十一実施形態の接合構造は、鉄筋コンクリート製の基礎120の上方に金属製のベース材130を介して木質の柱10’を立設接合するものであって、ラグスクリューボルト40と、ボルト50’とを用いる。
ベース材130は、基礎120の上面に沿って配置される下板部131と、この下板部131から所定高さで平行に配置される上板部132と、下板部131と上板部132とを連結し、上板部132を支持する縦板部133とで、断面I形に形成されており、側方から手を入れて作業するための中空断面部134を備えるものである。ベース材130の下板部131には、該ベース材130を基礎120に固定するアンカーボルト121を挿通するための挿通孔131aが穿設されている。また、ベース材130の上板部132には、該ベース材130に柱10’を固定するボルト50’を挿通するための挿通孔132aが穿設されている。
次に、基礎120の上面にベース材130を配置し、基礎120に埋設したアンカーボルト121の上端部を、ベース材130の下板部131の挿通孔131aに挿通し、アンカーボルト121の上端部にナット122を螺合することにより、ベース材130を基礎120に固定する。なお、このナット122はダブルナットであることが望ましい。
また、ベース材130の中空断面部134から上板部132の挿通孔132aを通して、ラグスクリューボルト40の雌ネジ孔42にボルト50’を螺合することにより、柱10’をベース材130に固定する。
なお、ここでは柱10’の底面17を、その中央部の稜線から外周縁に向かって徐々に上方に傾斜するような傾斜面として形成して、柱10’の下端部の割裂を防止するようにしたが、これに代えてベース材130の上板部132と同様の水平面としてもよい。
図17は、参考例1に係る接合構造を示し、柱200の両側面に梁210,220を接合するものである。柱200にはラグスクリューボルト230が埋設されている。このラグスクリューボルト230は、両端面に開口する二本の雌ネジ孔が形成されたものである。また梁220の所定位置には欠込部Kが形成されていて、ここから手を入れて、ラグスクリューボルト230の雌ネジ孔に一端を螺合した引張ボルト240の他端にナット241を螺合する。
図18は、参考例2に係る接合構造を示し、鉄筋コンクリート製の基礎120の上方に金属製のベース材250を介して木質の柱260を接合するものである。ベース材250は第十一実施形態のベース材130の上面に縦板部251が固定されたものである。そしてこの縦板部251を柱260の縦スリットに嵌入して、柱260の側面からドリフトピン270を打ち込む。その他は第十一実施形態と同様である。
11,12 側面
11b 顎掛部
15,16 ボルト挿通孔
17 底面
18 先孔
20,30 梁
20a 木口部
21,31 木口
25 側面
40 ラグスクリューボルト
41 基端面
42 雌ネジ孔
50 長ボルト
51 雄ネジ部
50’ ボルト
70 ダボ
80 アングル材
90 接合金具
91 ウェブ
92,93 フランジ
94,95 分割金具
94a,95a ウェブ
96 ガセットプレート
97 ボルト
100 接合金具
110 ドリフトピン
120 基礎
122 ナット
130 ベース材
131 下板部
132 上板部
133 縦板部
134 中空断面部
Claims (8)
- ラグスクリューボルトと長ボルトを用いて第一木質軸材の側面に第二木質軸材の木口を接合する接合構造であって、
前記ラグスクリューボルトは、その基端面に開口し、軸方向に所定長さを有する雌ネジ孔が形成され、
前記長ボルトの一端部には雄ネジ部が形成され、
前記ラグスクリューボルトの前記基端面が前記第二木質軸材の木口から突出しないように、当該第二木質軸材に当該ラグスクリューボルトが埋設され、
前記第一木質軸材には、前記ラグスクリューボルトと同軸方向のボルト挿通孔が貫通穿設されて、そこに前記長ボルトが挿通され、この長ボルトの前記雄ネジ部が前記ラグスクリューボルトの前記雌ネジ孔に螺合されるとともに、当該長ボルトが前記第一木質軸材の前記側面と反対側で固定され、
前記第一木質軸材の側面と前記第二木質軸材の木口との間に作用するせん断力を伝達するせん断力伝達機構を備える、
ことを特徴とする木質軸材の接合構造。 - 前記せん断力伝達機構が、前記第一木質軸材の前記側面と前記第二木質軸材の前記木口とに跨って貫入されたダボを備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の木質軸材の接合構造。 - 前記せん断力伝達機構が、前記第二木質軸材の木口部を載せ掛けるように前記第一木質軸材の前記側面に形成された顎掛部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の木質軸材の接合構造。 - 前記せん断力伝達機構が、前記第一木質軸材と前記第二木質軸材とで形成する入隅部に沿って配置され、当該第一木質軸材と当該第二木質軸材に固定されるアングル材を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の木質軸材の接合構造。 - ラグスクリューボルトと断面H形の接合金具を用い、第一木質軸材と第二木質軸材とを前記接合金具を介して接合する接合構造であって、
前記ラグスクリューボルトは、その基端面に開口し、軸方向に所定長さを有する雌ネジ孔が形成され、
前記ラグスクリューボルトの前記基端面がそれぞれ前記第一木質軸材の接合面及び前記第二木質軸材の接合面から突出しないように、当該第一木質軸材及び当該第二木質軸材にそれぞれ第一のラグスクリューボルト及び第二のラグスクリューボルトが埋設され、
前記接合金具は、各フランジが前記第一木質軸材の接合面及び前記第二木質軸材の接合面に沿うとともに、ウェブがこれらに直交するように、当該第一木質軸材と当該第二木質軸材との間に配置され、
前記各フランジを介して前記各ラグスクリューボルトの前記雌ネジ孔にボルトが螺合されている、
ことを特徴とする木質軸材の接合構造。 - 前記接合金具が、対向配置した一対の断面T形の分割金具のウェブ同士をガセットプレートで接合してなる、
ことを特徴とする請求項5に記載の木質軸材の接合構造。 - ラグスクリューボルトと断面T形の接合金具を用い、第一木質軸材と第二木質軸材とを前記接合金具を介して接合する接合構造であって、
前記ラグスクリューボルトは、その基端面に開口し、軸方向に所定長さを有する雌ネジ孔が形成され、
前記ラグスクリューボルトの前記基端面が前記第一木質軸材の接合面から突出しないように、当該第一木質軸材に当該ラグスクリューボルトが埋設され、
前記接合金具は、フランジが前記第一木質軸材の接合面に沿って配置されるとともに、ウェブが前記第二木質軸材に貫入され、
前記フランジを介して前記ラグスクリューボルトの前記雌ネジ孔にボルトが螺合され、
前記ウェブを貫通するように前記第二木質軸材の側面からドリフトピンが貫入されている、
ことを特徴とする木質軸材の接合構造。 - ラグスクリューボルトと中空断面部を有する金属製のベース材とを用い、基礎の上方に木質の柱を立設接合する接合構造であって、
前記ラグスクリューボルトは、その基端面に開口し、軸方向に所定長さを有する雌ネジ孔が形成され、
前記ラグスクリューボルトの前記基端面が前記柱の底面から突出しないように、当該柱に当該ラグスクリューボルトが埋設され、
前記接合金具は、前記基礎の上面に沿って配置される下板部と、この下板部から所定高さで平行に配置される上板部と、前記下板部と前記上板部とを連結し該上板部を支持する縦板部と、を備え、
前記中空断面部から前記下板部を介して、前記基礎に埋設されたアンカーボルトの上端部がナット締結され、
前記中空断面部から前記上板部を介して、前記ラグスクリューボルトの前記雌ネジ孔にボルトが螺合されている、
ことを特徴とする木質軸材の接合構造。
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