JP2005231158A - ジョブ処理装置およびジョブ処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ジョブ実行用の各種パラメータをユーザ端末で設定しこれをジョブチケットとして複合機に送って利用するシステムにおいて、ジョブチケット保存用の不揮発メモリの容量を削減し、またチケットサーバと複合機との保存データの不整合を防ぐ。
【解決手段】サーバ20はユーザ端末11から受信したジョブチケットのうちチケットIDとサーバ情報とを複合機30に送る。複合機はチケットIDを揮発RAMに、サーバ情報を不揮発RAMに保存する。複合機においてチケットIDを参考にユーザがジョブチケットを選択すると、そのジョブチケットの本体をなすパラメータをサーバ20にアクセスして取得する。また、電源オフオン後に、複合機は不揮発RAM内のサーバ情報に基づいてサーバにアクセスし、自装置宛てのジョブチケットに係わるチケットIDを取得して揮発RAMに保存し、サーバと記憶内容の整合をとる。
【選択図】図1
【解決手段】サーバ20はユーザ端末11から受信したジョブチケットのうちチケットIDとサーバ情報とを複合機30に送る。複合機はチケットIDを揮発RAMに、サーバ情報を不揮発RAMに保存する。複合機においてチケットIDを参考にユーザがジョブチケットを選択すると、そのジョブチケットの本体をなすパラメータをサーバ20にアクセスして取得する。また、電源オフオン後に、複合機は不揮発RAM内のサーバ情報に基づいてサーバにアクセスし、自装置宛てのジョブチケットに係わるチケットIDを取得して揮発RAMに保存し、サーバと記憶内容の整合をとる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データをユーザの情報処理端末で作成し、これをネットワークを通じて複合機などのジョブ処理装置に送信し、ジョブ処理装置側でこの設定データを利用してジョブを実行し得るジョブ処理システムおよびジョブ処理装置に関する。
デジタル複合機のように、原稿を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成して出力する機能や、読み取った画像データをファイル化して外部に送信するスキャン配信機能などを備えたジョブ処理装置では、原稿を読み取る際に濃度・解像度などの読取条件や画像ファイルの形式や送信宛先など多くの設定を行なわなければならない。
このような複雑な内容の設定を行なったり設定内容を確認したりするには多くの時間を要するので、この作業をジョブ処理装置の操作パネルで行なうと、この装置を長い間独占して他のユーザの利用を妨げてしまう。また、他のユーザの操作中は、その作業が終了して操作パネルが空くまで待たなければならず不便であった。
そこで、ジョブの実行に係わる各種パラメータの設定内容を表わした設定データ(以後、ジョブチケットとも呼ぶ)をユーザのコンピュータ装置などで作成し、これを目的のジョブ処理装置に送信しておくことで、装置前での作業負担を軽減するシステムが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。ユーザは、必要なときにジョブ処理装置の前に行き、自分が送信したジョブチケットを選択するだけで各種パラメータを設定することができる。
このようなシステムでは、各ジョブ処理装置は、受信したジョブチケットを少なくともユーザがこれを選択してジョブが実行されるまで保存するようになっている。また、ジョブ処理装置の電源がオフされる場合を考慮してジョブチケットは、通常、不揮発メモリに保存される。
大規模オフィスのように多数のユーザが多くのジョブチケットを発行する場合には、ジョブ処理装置が保存すべきジョブチケットがかなりの数に上るので、これらを保存するための不揮発メモリに要求される記憶容量が増大してしまう。
また、大規模オフィス等に設置される規模の大きいネットワークでは、セキュリティ管理や情報の一元管理を進める等の観点から各種情報をサーバに集約して管理するとともに各種情報のやり取りをサーバ経由で行なうようになっており、ジョブチケットについてもこのような形態をとることが望ましい。
一方、ジョブチケット用のサーバを複数台設置し、複数のユーザが複数のサーバに対して多数のジョブチケットの発行や削除を繰り返したり、サーバがシャットダウンするなどの障害が発生したりすると、各ジョブ処理装置で不揮発メモリに保存しているジョブチケットとサーバ側で保存しているジョブチケットとの整合がとれなくなることも想定される。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであり、ジョブチケットに係わる情報を保存するためにジョブ処理装置が用意すべき不揮発メモリの容量を削減し、ジョブチケットをサーバで管理してもサーバ側とジョブ処理装置側とでジョブチケットに係わる保存内容に不整合が生じないジョブ処理システムおよびジョブ処理装置を提供することを目的としている。
請求項1に係わる発明は、ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを受信し、この設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置(30)において、
設定データを提供するサーバ(20)を表わしたサーバ情報を受信する受信手段(39)と、
サーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得する設定データ取得手段(52)と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
設定データを提供するサーバ(20)を表わしたサーバ情報を受信する受信手段(39)と、
サーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得する設定データ取得手段(52)と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、設定データはサーバ(20)が保存しており、ジョブ処理装置(30)はそのサーバ(20)のアドレス等を表わしたサーバ情報を受信し、これを基に、必要に応じてサーバ(20)にアクセスして設定データを取得する。ジョブ処理装置(30)はサーバ(20)にアクセスして設定データを更新することができ、サーバ(20)が保存している設定データとジョブ処理装置(30)が保存している設定データとの不整合が解消される。
サーバ情報の送信元と設定データを提供するサーバ(20)とは同一装置であっても異なる装置であってもよい。
設定データは、ユーザの有するコンピュータ装置などの情報処理装置で作成され、ネットワークを通じてサーバ(20)に送信される。設定データは、複合機などのジョブ処理装置にジョブを投入する際に設定すべきパラメータであり、ジョブの種類に応じて定まる。たとえば、原稿を読み取って得た画像データをネットワークを通じて配信するスキャン配信ジョブでは、原稿を読み取る際の読み取り条件(濃度、解像度、拡大率、文字/写真など)や配信先、画像ファイルのファイル形式などが設定データを構成するパラメータになる。
サーバ情報は、サーバ名やサーバのネットワーク上のアドレスなどで構成される。
なお、ジョブとは、ジョブ処理装置(30)に作業を依頼する際の依頼単位となるひとかたまりの作業である。たとえば、「複数枚の原稿を複数部のコピーする」、「読み取った原稿を複数の宛先に配信する」なども1つのジョブになる。
請求項2に係わる発明は、前記受信手段(39)が受信したサーバ情報を不揮発メモリ(34)に保存する
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、サーバ情報が不揮発メモリ(34)に保存される。ジョブ処理装置(30)の電源オフオン後もサーバ情報が保持される。
請求項3に係わる発明は、ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを受信し、この設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置(30)において、
設定データとこれを提供するサーバ(20)を表わしたサーバ情報とを受信する受信手段(39)と、
受信した設定データを揮発メモリ(33)に、サーバ情報を不揮発メモリ(34)にそれぞれ保存する保存手段(53)と、
前記不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得しこれを揮発メモリ(33)に保存する情報取得手段(54)と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
設定データとこれを提供するサーバ(20)を表わしたサーバ情報とを受信する受信手段(39)と、
受信した設定データを揮発メモリ(33)に、サーバ情報を不揮発メモリ(34)にそれぞれ保存する保存手段(53)と、
前記不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得しこれを揮発メモリ(33)に保存する情報取得手段(54)と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、送られてきた設定データは揮発メモリ(33)に、サーバ情報は不揮発メモリ(34)にそれぞれ保存される。設定データを揮発メモリ(33)に保存し、不揮発メモリ(34)にはサーバ情報のみを保存するので、不揮発メモリ(34)に要求される記憶容量が低減する。
揮発メモリ(33)の内容が電源オフオンなどによって破壊されるまでは、当初受信した揮発メモリ(33)内の設定データを利用してジョブを実行することができる。電源オフオン等によって使用不能になった後は、不揮発メモリ(34)に保存してあるサーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得し直すことができる。
なお、揮発メモリ(33)の保存内容が使用可能であっても、サーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得し、揮発メモリ(33)の保存内容を更新してサーバ(20)側と一致させるように構成してもよい。たとえば、設定された時刻に定期的にアクセスして自動更新したり、ユーザの操作に基づいてアクセスしたりするなどである。
請求項4に係わる発明は、ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを受信し、この設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置(30)において、
設定データの識別情報と前記設定データを提供するサーバ(20)を表わしたサーバ情報とを受信する受信手段(39)と、
識別情報とサーバ情報とを関連付けて保存する保存手段(53)と、
保存されているものの中から識別情報の選択操作を受け付ける選択受付手段(55、41、42)と、
前記選択受付手段(55、41、42)を通じて選択された識別情報に関連付けられたサーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして前記識別情報に対応する設定データを取得する設定データ取得手段(52)と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
設定データの識別情報と前記設定データを提供するサーバ(20)を表わしたサーバ情報とを受信する受信手段(39)と、
識別情報とサーバ情報とを関連付けて保存する保存手段(53)と、
保存されているものの中から識別情報の選択操作を受け付ける選択受付手段(55、41、42)と、
前記選択受付手段(55、41、42)を通じて選択された識別情報に関連付けられたサーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして前記識別情報に対応する設定データを取得する設定データ取得手段(52)と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、ユーザは、受信し保存している識別情報を参照して自分が利用したい設定データを選択する。ジョブ処理装置(30)は、この選択された識別情報によって特定される設定データを該当のサーバ(20)から取得し、これを利用してジョブを実行する。
識別情報は、設定データの名称やユーザ名など設定データを特定可能な情報であればよいので詳細な設定内容を示す設定データよりデータ量が少ない。また、識別情報で特定された設定データだけを該当のサーバ(20)から必要に応じて取得するので、設定データの記憶用にジョブ処理装置(30)側で必要になる記憶容量が削減される。さらに、利用する時にサーバ(20)から設定データを取得するので、サーバ(20)とジョブ処理装置(30)との間で設定データの不整合が生じない。
請求項5に係わる発明は、ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを受信し、この設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置(30)において、
設定データの識別情報と前記設定データを提供するサーバ(20)を表わしたサーバ情報とを受信する受信手段(39)と、
識別情報とサーバ情報とを関連付けて識別情報を揮発メモリ(33)に、サーバ情報を不揮発メモリ(34)にそれぞれ保存する保存手段(53)と、
保存されているものの中から識別情報の選択操作を受け付ける選択受付手段(55、41、42)と、
前記選択受付手段(55、41、42)を通じて選択された識別情報に関連付けられたサーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして前記識別情報に対応する設定データを取得する設定データ取得手段(52)と、
前記不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして識別情報を取得しこれを揮発メモリ(33)に保存する情報取得手段(54)と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
設定データの識別情報と前記設定データを提供するサーバ(20)を表わしたサーバ情報とを受信する受信手段(39)と、
識別情報とサーバ情報とを関連付けて識別情報を揮発メモリ(33)に、サーバ情報を不揮発メモリ(34)にそれぞれ保存する保存手段(53)と、
保存されているものの中から識別情報の選択操作を受け付ける選択受付手段(55、41、42)と、
前記選択受付手段(55、41、42)を通じて選択された識別情報に関連付けられたサーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして前記識別情報に対応する設定データを取得する設定データ取得手段(52)と、
前記不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして識別情報を取得しこれを揮発メモリ(33)に保存する情報取得手段(54)と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、ユーザが、当初に送られてきた識別情報を参照して自分が利用したい設定データを選択すると、この選択された識別情報によって特定される設定データを該当のサーバ(20)から取得し、これを利用してジョブが実行される。
識別情報は設定データよりデータ量が少ないとともに、識別情報で特定された設定データだけを該当のサーバ(20)から必要に応じて取得するので、ジョブ処理装置(30)側に必要な記憶容量が削減される。さらに、利用時にサーバ(20)から設定データを取得するので、サーバ(20)とジョブ処理装置(30)との間で設定データの不整合が生じることがない。
また、識別情報を揮発メモリ(33)に保存し、不揮発メモリ(34)にはサーバ情報のみを保存するので、不揮発メモリ(34)に要求される記憶容量が低減する。
揮発メモリ(33)の内容が電源オフオンなどによって破壊されるまでは、当初受信した揮発メモリ(33)内の識別情報を利用して必要な設定データを取得することができる。電源オフオン等によって使用不能になった後は、不揮発メモリ(34)に保存してあるサーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして識別情報を取得することができる。
なお、揮発メモリ(33)の保存内容が使用可能であっても、サーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして識別情報を取得し揮発メモリ(33)の保存内容を更新してサーバ(20)側と一致させるように構成してもよい。
請求項6に係わる発明は、前記情報取得手段(54)は、当該ジョブ処理装置(30)の電源オン時にサーバ(20)にアクセスする
ことを特徴とする請求項3または5に記載のジョブ処理装置(30)である。
ことを特徴とする請求項3または5に記載のジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報に基づいて、ジョブ処理装置(30)の電源オン時に該当のサーバ(20)にアクセスして識別情報や設定データが取得され揮発メモリ(33)に保存される。ジョブ処理装置(30)の電源オン時に識別情報等を取得して準備しておくので、ユーザが実際にこれを利用するときにサーバ(20)にアクセスして取得する場合に比べて、ユーザ操作への応答が素早くなる。
請求項7に係わる発明は、前記不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報が示すサーバ(20)のうち所定回数アクセスしても期待する応答がないサーバ(20)に係わるサーバ情報を前記不揮発メモリ(34)から削除する
ことを特徴とする請求項2、3、5または6に記載のジョブ処理装置(30)である。
ことを特徴とする請求項2、3、5または6に記載のジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、期待の応答のないサーバ(20)に係わるサーバ情報が自動的に不揮発メモリ(34)から消去される。期待の応答がない場合に、所定の間隔でアクセスを自動で繰り返すように構成するとよい。期待の応答とは、サーバ(20)が全く応答しない場合のほか、応答はあるが当該ジョブ処理装置(30)に係わる設定データを保存していないために「該当データなし」となるような応答を含めてもよい。
請求項8に係わる発明は、不揮発メモリ(34)に登録されているサーバ情報をすべて削除する機能を有する
ことを特徴とする請求項2、3、5、6または7に記載のジョブ処理装置(30)である。
ことを特徴とする請求項2、3、5、6または7に記載のジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、ユーザ操作により、不揮発メモリ(34)に登録されているサーバ情報を一掃することができる。仮に不必要なサーバ(20)へのアクセスが生じるようになっても、サーバ情報をリセットすることで、そのような動作をなくすることができる。
請求項9に係わる発明は、前記サーバ(20)からの要求に応じて設定データおよびまたは識別情報を保存から削除する
ことを特徴とする請求項2、3、4、5、6、7または8に記載のジョブ処理装置(30)である。
ことを特徴とする請求項2、3、4、5、6、7または8に記載のジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、ジョブ処理装置(30)の保存している利用済みの設定データに係わる識別情報や設定データ自体がサーバ(20)側からの指示に基づいて削除される。ジョブ装置側とサーバ(20)側とでそれぞれ独立の判断で削除する場合には、サーバ(20)とジョブ処理装置(30)との保存内容に不整合を生じ得るが、サーバ(20)側からの指示に基づいて削除するので、そのような不整合が生じない。
請求項10に係わる発明は、サーバ(20)にアクセス中は、省電力モードに入らないようにした
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載のジョブ処理装置(30)である。
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載のジョブ処理装置(30)である。
上記発明によれば、ユーザ操作等がなく省電力モードに入る他の条件を満足しても、サーバ(20)にアクセス中は省電力モードに入らない。
請求項11に係わる発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10に記載のサーバ(20)とジョブ処理装置(30)とからなるジョブ処理システムである。
請求項12に係わる発明は、ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを送信するサーバ(20)と、前記サーバ(20)から受信した設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置(30)とがネットワークに接続されたジョブ処理システム(10)において、
前記サーバ(20)は、ユーザの情報処理装置から設定データとこの設定データを利用してジョブを実行するジョブ処理装置(30)を示す利用先情報とを受信し、前記設定データを保存し、当該サーバ(20)を表わすサーバ情報を前記利用先情報の示すジョブ処理装置(30)に送信するとともに、ジョブ処理装置(30)からの要求に応じて該当する設定データをそのジョブ処理装置(30)に送信するものであり、
前記ジョブ処理装置(30)は、前記サーバ(20)から受信したサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得し、この設定データに基づいてジョブを実行するものである
ことを特徴とするジョブ処理システム(10)である。
前記サーバ(20)は、ユーザの情報処理装置から設定データとこの設定データを利用してジョブを実行するジョブ処理装置(30)を示す利用先情報とを受信し、前記設定データを保存し、当該サーバ(20)を表わすサーバ情報を前記利用先情報の示すジョブ処理装置(30)に送信するとともに、ジョブ処理装置(30)からの要求に応じて該当する設定データをそのジョブ処理装置(30)に送信するものであり、
前記ジョブ処理装置(30)は、前記サーバ(20)から受信したサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得し、この設定データに基づいてジョブを実行するものである
ことを特徴とするジョブ処理システム(10)である。
上記発明によれば、ユーザの情報処理装置で作成した設定データはサーバ(20)が保存しており、ジョブ処理装置(30)はそのサーバ(20)のアドレス等を表わしたサーバ情報を受信し、必要に応じてサーバ(20)にアクセスして設定データを取得する。
請求項13に係わる発明は、ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを送信するサーバ(20)と、前記サーバ(20)から受信した設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置(30)とがネットワークに接続されたジョブ処理システム(10)において、
前記サーバ(20)は、ユーザの情報処理装置から設定データとこの設定データを利用してジョブを実行するジョブ処理装置(30)を示す利用先情報とを受信し、前記設定データを保存し、前記設定データと当該サーバ(20)を表わすサーバ情報とを関連付けて前記利用先情報の示すジョブ処理装置(30)に送信するとともに、ジョブ処理装置(30)からの要求に応じて該当する設定データをそのジョブ処理装置(30)に送信するものであり、
前記ジョブ処理装置(30)は、前記サーバ(20)から受信した設定データとサーバ情報とを関連付けて設定データを揮発メモリ(33)に、サーバ情報を不揮発メモリ(34)にそれぞれ保存し、保存されているものの中から選択された設定データに基づいてジョブを実行するとともに、前記不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得しこれを揮発メモリ(33)に保存するものである
ことを特徴とするジョブ処理システム(10)である。
前記サーバ(20)は、ユーザの情報処理装置から設定データとこの設定データを利用してジョブを実行するジョブ処理装置(30)を示す利用先情報とを受信し、前記設定データを保存し、前記設定データと当該サーバ(20)を表わすサーバ情報とを関連付けて前記利用先情報の示すジョブ処理装置(30)に送信するとともに、ジョブ処理装置(30)からの要求に応じて該当する設定データをそのジョブ処理装置(30)に送信するものであり、
前記ジョブ処理装置(30)は、前記サーバ(20)から受信した設定データとサーバ情報とを関連付けて設定データを揮発メモリ(33)に、サーバ情報を不揮発メモリ(34)にそれぞれ保存し、保存されているものの中から選択された設定データに基づいてジョブを実行するとともに、前記不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得しこれを揮発メモリ(33)に保存するものである
ことを特徴とするジョブ処理システム(10)である。
上記発明によれば、ユーザの情報処理装置で作成した設定データはサーバ(20)が保存しており、ジョブ処理装置(30)はそのサーバ(20)のアドレス等を表わしたサーバ情報と設定データとを受信し、設定データは揮発メモリ(33)にサーバ情報は不揮発メモリ(34)に保存する。ジョブ処理装置(30)は、揮発メモリ(33)の内容が電源オフオンなどによって破壊されるまでは、当初受信した揮発メモリ(33)内の設定データを利用してジョブを実行することができる。電源オフオン等によって使用不能になった後は、不揮発メモリ(34)に保存してあるサーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして設定データを取得することができる。
請求項14に係わる発明は、ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを送信するサーバ(20)と、前記サーバ(20)から受信した設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置(30)とがネットワークに接続されたジョブ処理システム(10)において、
前記サーバ(20)は、ユーザの情報処理装置から設定データとこの設定データを利用してジョブを実行するジョブ処理装置(30)を表わした利用先情報とを受信し、前記設定データに識別情報を付与し、前記識別情報を前記ユーザに通知し、前記設定データと前記識別情報とを関連付けて保存し、前記識別情報と当該サーバ(20)を表わすサーバ情報とを関連付けて前記利用先情報の示すジョブ処理装置(30)に送信するとともに、ジョブ処理装置(30)からの要求に応じて該当する設定データまたは識別情報をそのジョブ処理装置(30)に送信するものであり、
前記ジョブ処理装置(30)は、前記サーバ(20)から受信した識別情報とサーバ情報とを関連付けて識別情報を揮発メモリ(33)に、サーバ情報を不揮発メモリ(34)にそれぞれ保存し、保存されているものの中から識別情報の選択操作を受け付け、選択された識別情報に関連付けられたサーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして前記識別情報に対応する設定データを取得し、この設定データに基づいてジョブを実行するとともに、前記不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして識別情報を取得しこれを揮発メモリ(33)に保存するものである
ことを特徴とするジョブ処理システム(10)である。
前記サーバ(20)は、ユーザの情報処理装置から設定データとこの設定データを利用してジョブを実行するジョブ処理装置(30)を表わした利用先情報とを受信し、前記設定データに識別情報を付与し、前記識別情報を前記ユーザに通知し、前記設定データと前記識別情報とを関連付けて保存し、前記識別情報と当該サーバ(20)を表わすサーバ情報とを関連付けて前記利用先情報の示すジョブ処理装置(30)に送信するとともに、ジョブ処理装置(30)からの要求に応じて該当する設定データまたは識別情報をそのジョブ処理装置(30)に送信するものであり、
前記ジョブ処理装置(30)は、前記サーバ(20)から受信した識別情報とサーバ情報とを関連付けて識別情報を揮発メモリ(33)に、サーバ情報を不揮発メモリ(34)にそれぞれ保存し、保存されているものの中から識別情報の選択操作を受け付け、選択された識別情報に関連付けられたサーバ情報の示すサーバ(20)にアクセスして前記識別情報に対応する設定データを取得し、この設定データに基づいてジョブを実行するとともに、前記不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報が示すサーバ(20)にアクセスして識別情報を取得しこれを揮発メモリ(33)に保存するものである
ことを特徴とするジョブ処理システム(10)である。
上記発明によれば、ユーザは、識別情報を参照して自分が利用したい設定データを選択する。ジョブ処理装置(30)は、この選択された識別情報によって特定される設定データを該当のサーバ(20)から取得し、これを利用してジョブを実行する。不揮発メモリ(34)に保存したサーバ情報に基づいてサーバ(20)にアクセスすることでジョブ処理装置(30)は、識別情報を更新したり、電源オフで失った識別情報を改めて取得したりすることができる。
請求項15に係わる発明は、前記ジョブ処理装置(30)は、前記サーバ(20)からの要求に応じて設定データおよびまたは識別情報を保存から削除する
ことを特徴とする請求項12、13または14に記載のジョブ処理システム(10)である。
ことを特徴とする請求項12、13または14に記載のジョブ処理システム(10)である。
上記発明によれば、ジョブ処理装置(30)の保存している利用済みの設定データに係わる識別情報や設定データがサーバ(20)からの指示に基づいて削除される。
本発明に係わるジョブ処理装置およびジョブ処理システムによれば、ジョブ処理装置は、受信したサーバ情報に基づき、該当のサーバ(20)にアクセスして設定データを取得するので、サーバ(20)が保存している設定データとジョブ処理装置(30)が保存している設定データとの不整合が生じ難く、最新の設定データを得ることができる。また、ジョブ処理装置側に保存しておくべき情報量が少なくて済む。
サーバ情報を不揮発メモリに保存し、識別情報や設定データを揮発メモリ(33)に保存するものでは、不揮発メモリに要求される記憶容量を低減することができる。不揮発RAMより低価格の揮発RAMを併用することでシステムを安価に構成することができる。また電源オフオン後も、不揮発メモリ(34)に保存されているサーバ情報に基づいて最新の識別情報や設定データを取得することができる。
さらに、設定データの管理をサーバで行なうので、セキュリティ管理や情報管理が容易になるとともに、サーバとジョブ処理装置との機能分担が明確になり、シンプルなシステム構成を実現することができる。
また、識別情報を利用するものでは、ユーザは、利用する設定データを識別情報に基づいて選択することができるとともに、選択された識別情報に対応する設定データだけを該当のサーバから取得するので、ジョブ処理装置側に必要な記憶容量がさらに削減される。
電源オン時にサーバにアクセスして識別情報や設定データを最新のものに更新するものでは、これらの情報を装置の初期化段階で準備するので、その後のユーザ操作に対する応答が素早くなって操作性・利便性が向上する。
期待の応答のないサーバに係わるサーバ情報を不揮発メモリから自動消去するものでは、サーバに対する不要なアクセスを少なくすることができる。
不揮発メモリに登録されているサーバ情報をすべて削除する機能を有するものでは、当該機能に係わる情報をユーザ操作によって初期化することができる。
サーバからの要求に応じて設定データおよびまたは識別情報を保存から削除するものでは、利用済みの設定データや識別情報の消去に際して、サーバとジョブ処理装置との不整合が生じ難いという利点がある。
サーバにアクセス中は、省電力モードに入らないようにしたものでは、識別情報等の更新が中途半端に終わったり、サーバへのアクセスが無駄になったりすることが防止される。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるジョブ処理システムの構成を示したものである。このジョブ処理システム10は、社内に設けたLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などのネットワーク2を基幹として構成される。ネットワーク2には、コンピュータ装置などの情報処理装置からなるユーザ端末11と、ジョブチケット用のサーバ20と、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サーバ12と、ジョブ処理装置としての複合機30とから構成される。ユーザ端末11はユーザの数に応じてネットワーク2に多数接続される。またジョブ処理装置としての複合機30、サーバ12などはネットワーク2の中で1台でもよいし、複数台設けてもよい。
LDAPサーバ12は、サーバ上でユーザの名称やID、電話番号、ファクシミリ番号、電子メールアドレス、部署名など各種の情報をLDAPデータベース13に登録して管理する。そして、ジョブ処理装置としての複合機30やユーザ端末11などのクライアントからキーワードに基づく検索要求を受けると、その検索結果を要求元に返す機能を果たす。クライアント側は、LDAPサーバ12から受け取った情報を電子メールやファクシミリ送信の宛先等として使用する。
ジョブ処理装置としての複合機30は、原稿画像を読み取るスキャナ機能、読み取った原稿画像の複製を記録紙上に形成して出力するコピー機能、読み取った原稿画像をファイル化して電子メールに添付して送信するスキャン配信機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などを備えた装置である。
サーバ20は、ジョブチケットに係わる機能を管理するサーバである。ジョブチケットとは、ジョブ処理装置としての複合機30でジョブを投入する際に設定する各種パラメータの設定内容を予めユーザ端末11で設定して確認し、この設定内容を表わした設定データをチケットとして作成したものである。ユーザは、ユーザ端末11で作成したジョブチケットを目的の複合機30に送信しておくことで、その複合機30の前に行き、予め送信しておいたジョブチケットを操作パネルから選択するだけで、希望の設定でジョブを実行することができる。
もちろん、ジョブチケットによって設定した内容を操作パネルから変更することも可能になっている。ここでは、ユーザ端末11からサーバ20にジョブチケットを送信し、サーバ20が複合機30にジョブチケットを送信するようになっている。ジョブチケットは、ユーザが複合機30の前に行って操作する必要のあるジョブ、たとえば、原稿の読み取り動作を含むジョブに適している。
サーバ20は、ユーザ端末11から受信したジョブチケットを保存するジョブチケットデータベース21やユーザや複合機のネットワーク上のアドレス等が登録されたアドレス帳データベース22を備えている。
このほか、ネットワーク2に外部認証サーバ等を接続してもよい。外部認証サーバは、ユーザ情報を管理しており、各ユーザがネットワーク内の各種装置や外部へのアクセス権を有しているか否か等を認証する機能を果たす。このような認証機能をLDAPサーバ12が持つように構成してもよい。
図2は、ジョブ処理装置としての複合機30の構成を示している。複合機30は、その動作を統括制御するCPU(中央処理装置)31と、フラッシュROM(リード・オンリ・メモリ)32と、揮発RAM(ランダム・アクセス・メモリ)33と、不揮発RAM34とを有する回路で構成されている。フラッシュROM32は、CPU31が実行するプログラムや各種固定データを記憶するメモリである。
揮発RAM33は、CPU31がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、画像データを少なくとも1ページ分格納するページメモリとして機能する。揮発RAM33は、電源がオフされると記憶内容が消滅する。不揮発RAM34は、電源オフ後も記憶内容が保持される書き換え可能なメモリである。揮発RAM33および不揮発RAM34には、サーバ20から受信したジョブチケットに係わる情報が分担して保存される。
画像読取部35は、原稿画像を読み取って対応する画像データを取り込む機能を果たす。画像読取部35は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーから成る光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。
画像形成部36と転写部37と給紙部38は、互いに協働する事で電子写真プロセスを用いた印刷装置としての機能を果たす。画像形成部36は感光体ドラム上に静電潜像を形成した後、これをトナーで現像する機能を主として果たす。転写部37は、感光体上に形成されたトナー像を記録紙に転写する機能を主として果たす。給紙部38は給紙カセットに収容された記録紙を1枚ずつトナー像の転写位置および定着装置を経由して排紙トレーまで搬送する機能を果たす。
ファクシミリ制御部40は、画像データをファクシミリに対応した圧縮方式で圧縮・伸張する機能や、ファクシミリ送受信のための各種通信手順を制御する機能などファクシミリ装置としての機能を担う部分である。ファクシミリ制御部40には電話回線が接続される。ネットワーク制御部39は、ネットワーク2を介してサーバ20や他の外部機器と通信する。ネットワーク制御部39は、サーバ20からジョブチケットに関連する各種のデータを受信する受信手段としての機能を果たす。
補助記憶装置45は、画像データや文書データなどで構成されるドキュメントを格納するための大容量の記憶装置である。
音声入力部44は、ユーザからの操作指示などを音声で入力する機能を果たし、音声認識部43は、入力された音声を解析してその内容を認識する機能を果たす。表示部42は、液晶ディスプレイなどの表示装置で構成され、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なう機能を果たす。操作部41は、表示部42としての液晶ディスプレイの表面に形成されたタッチパネルや各種の操作スイッチから構成され、ユーザから各種の操作を受け付ける機能を果たす。
図3は、複合機30のCPU31のジョブチケットに関連する機能構成を表わしている。ジョブ実行手段51は、画像読取部35や画像形成部36、ネットワーク制御部39、さらには画像データの流れなどを制御して各種ジョブを実行する機能を果たす。設定データ取得手段52は、サーバ20にアクセスしてジョブチケットに係わる情報を取得する機能を果たす。
保存制御手段53は、サーバ20から受信したジョブチケットに係わる情報をその内容に応じて不揮発RAM34と揮発RAM33とに振り分けて保存する機能を果たす。情報取得手段54は、不揮発RAM34に保存されている情報に基づいてサーバ20から所定の情報を取得する機能を果たす。選択受付手段55は、操作部41や表示部42を制御して、ユーザからジョブの実行に利用するジョブチケットの選択操作を受け付ける機能を果たす。
図4は、ジョブチケットを用いてジョブを実行する際の作業の流れを示している。ステップS103までの作業はユーザ端末11やサーバ20で行なわれ、ステップS104以後の作業はジョブ処理装置としての複合機30で行なわれる。また、図1には、ジョブチケットを用いてジョブを実行する際のデータの流れ(P1〜P11)を示してある。ここでは、原稿を読み取り、その画像データをファイル化し、これを電子メールの添付ファイルとして添付して指定の宛先に送信するスキャン配信ジョブをジョブチケットによるパラメータ設定を利用して行なう場合を例に説明する。
ユーザは、ユーザ端末11を用いてジョブチケットを作成し(ステップS101)、これをサーバ20に送信する(ステップS102、図1のP1)。
図5は、ユーザ端末11に表示されるジョブチケット作成画面200の一例を示している。ジョブチケット作成画面200を通じて、プロジェクト名(ジョブチケット名)、ジョブチケットを発行したユーザのユーザID、原稿読取時の各種パラメータ、電子メールに添付する画像ファイル(スキャンファイル)のファイル形式、電子メールの宛先のほかオプション設定やメモなどを設定することができる。
原稿読取時の各種パラメータには、解像度、拡縮率、濃度、片面/両面原稿の区別、写真/文字/混在など画質の区別等がある。ファイル形式には、たとえば、TIFF(Tagged Image File Format)やPDF(Portable Document Format)などがある。オプションには、原稿を読み取った画像ファイルを指定の宛先に送る前にジョブチケット発行元のユーザ端末11にも送るプレビューオプションと、指定の宛先に送る前にジョブチケット発行元のユーザの承諾をとることを要求する確認オプションとがある。
このほか、このジョブチケットを利用してジョブを実行する複合機(利用先装置)の指定が行なわれる。たとえば、複合機毎に固有な複合機IDや複合機番号、あるいは複合機の名称などによって利用先の装置が指定される。利用先装置を複数指定することも可能になっている。
ユーザ端末11からジョブチケットを受信したサーバ20は、受信したジョブチケットにジョブチケットIDを割り振り、ジョブチケットIDとジョブチケットとを関連付けてジョブチケットデータベース21に保存する。そして、ジョブチケットの送信元のユーザ端末11にジョブチケットIDを通知する(図1のP2)。
図6は、ジョブチケットデータベース21に保存されるジョブチケットのデータ構造の一例を示している。ジョブチケットデータ210には、ユーザ端末11から受信したジョブチケットにジョブチケットIDを付加したものが登録される。すなわち、ジョブチケット名(プロジェクト名)と、ユーザIDと、解像度と、濃度と、両面/片面の区別情報と、ファイル形式と、写真/文字など画質の区別情報と、拡縮率としてのスケール情報と、オプション情報と、宛先情報と、メモ情報と、ジョブチケットの利用先装置を示す複合機IDと、利用履歴とが関連付けて登録される。
サーバ20は、ジョブチケットデータ210から初期情報としてのイニシエータを作成し、これをジョブチケットの利用先装置に指定された複合機30等に送信する(ステップS103、図1のP3)。イニシエータの送信には、たとえば、SocketI/Fを利用する。
図7は、イニシエータの一例を示している。イニシエータ220は、ジョブチケットの識別情報221とサーバ情報222とから構成される。ジョブチケットの識別情報221は、ジョブチケット名とユーザ名とジョブチケットIDとから構成される。サーバ情報222は、サーバアドレスとポート番号等から構成される。
識別情報221は、ユーザが複合機30の操作パネルで希望のジョブチケットを選択する際に使用される情報である。サーバ情報222は、複合機30がイニシエータ220の送信元サーバにアクセスする際に利用される情報である。複合機30は、実際にジョブを実行する際に必要となる設定データ(後述するチケット本体データ)の送信やイニシエータ220の再度の送信を、サーバ情報222が示すサーバに要求するようになっている。
ジョブチケットを作成したユーザは、必要なときに複合機30の前に行き、所定の操作を行ない、スキャン配信ジョブを行なうためのスキャナ画面に遷移し(ステップS104)、今回のスキャン配信ジョブで利用するジョブチケットをジョブチケット名やジョブチケットIDを参考にして選択する(ステップS105、図1のP4)。なお、ジョブチケットIDを入力することで利用するジョブチケットを直接指定するように構成してもよい。
複合機30は、選択されたジョブチケットに係わる設定データの送信要求を該当のサーバに送信する(図1のP5)。すなわち、選択されたジョブチケット名やジョブチケットIDに対応するイニシエータ220に含まれていたサーバ情報222の示すサーバに送信要求を行なう。設定データ送信要求には、ジョブチケットIDやこの複合機30のネットワークアドレス等が含まれる。
設定データ送信要求を受けたサーバ20は、これに含まれるジョブチケットIDに対応するジョブチケットデータ210を検索し、ジョブの実行に必要な各種のデータを含むチケット本体データを作成し、これを設定データ送信要求の送信元に送信する(図1のP6)。
図8は、チケット本体データの一例を示している。チケット本体データ230は、ジョブチケットID231と、各種の設定データ232と、FTPサーバ情報233とから構成される。FTPサーバ情報233は、複合機30が画像データを送信する送信先サーバを示している。画像データを添付した電子メールは、ジョブチケットの宛先情報で指定された各宛先に対してこのサーバから送信される。
チケット本体データ230を受信した複合機30は、ジョブの実行に係わる各種パラメータをチケット本体データ230の設定データ232に従って設定する。なお、ユーザは、ジョブチケットに従って設定された設定内容に変更を加えることができる(ステップS106)。
ユーザは、必要に応じて設定内容を変更し、読み取るべき原稿を画像読取部35にセットし(図1のP7)、ジョブ処理装置としての複合機30の操作パネルにあるスタート釦を操作する(ステップS107)。これにより、ジョブチケットを利用して設定した条件で原稿が読み取られる。原稿を読み取って得た画像データは、指定されたファイル形式の画像ファイル(スキャンファイル)に変換され、FTP(File Transfer Protocol)等を用いてFTPサーバ情報233の示す配信サーバに送信される(図1のP8)。画像ファイルとともに、今回のジョブで利用しているジョブチケットIDが配信サーバに送信される。図1に示す例ではこのサーバをジョブチケット管理用のサーバ20が兼ねている。
配信サーバとしてのサーバ20は、受信した画像ファイル(スキャンファイル)を、オプション指定に応じてジョブチケット発行元のユーザ端末11にプレビュー配信する(図1のP9)。そして、該当するジョブチケットIDのジョブチケットデータ210から宛先情報を取得し、該当する宛先に、先の画像ファイルを添付した電子メールを送信する(図1のP10)。なお、サーバ20は、ジョブチケットデータ210に含まれる宛先情報に対応する電子メールアドレスをLDAPサーバ12に問い合わせて調べるようになっている(図1のP11)。
次に、イニシエータ220を受信した複合機30の動作を図9に基づいて説明する。ネットワーク2を通じて何らかのデータを受信すると(ステップS301)、そのデータがイニシエータ220か否かを判断し(ステップS302)、イニシエータ220でない場合は(ステップS302;N)、本処理を終了し(エンド)、そのデータに応じた処理を行なう。
イニシエータ220ならば(ステップS302;Y)、イニシエータ220としてのデータ構成やデータ内容に異常がないかをチェックし、異常があれば(ステップS304;N)、対応するエラー処理を実行して(ステップS307)、本処理を終了する(エンド)。
異常がない場合は(ステップS304;Y)、イニシエータ220に含まれるサーバ情報222を不揮発RAM34に保存し(ステップS305)、ジョブチケットの識別情報221を揮発RAM33に保存する(ステップS306)。これらは同じイニシエータ220に属していた情報であることが分かるように関連付けされて保存される。このような保存動作は主として図3の保存制御手段53が行なう。
図10は、電源オン時の複合機30の動作を示している。主電源がオンになった後、不揮発RAM34にサーバ情報が保存されているか否かをチェックし(ステップS401)、サーバ情報が登録されていなければ(ステップS401;N)、本処理を終了する(エンド)。
不揮発RAM34にサーバ情報が登録されているときは、そのサーバ情報が示すサーバにアクセスし、当該複合機30を利用先装置に指定しているジョブチケットのイニシエータを送信する旨を要求して、該当のイニシエータをサーバから取得する(ステップS402)。サーバが利用先装置を照合するために、送信要求にこの複合機30の複合機IDや複合機番号、ネットワークドレスなどを含めておくとよい。
イニシエータの送信要求を受けたサーバは、そのサーバに保存されている中で該当するすべてのジョブチケットについてそれぞれイニシエータ220を作成し、これらを要求元の複合機30に送り返す。
複合機30は、不揮発RAM34に保存されているすべてのサーバ情報について上記の処理を行ない(ステップS403、;N)、すべてのサーバ情報について完了すると(ステップS403;Y)、本処理を終了する(エンド)。
図10に示す処理を複合機30の電源オン後に行なうことにより、サーバ20に現在保存されているジョブチケットに対応するように複合機30側の保存内容が更新される。これにより、ジョブチケット用のサーバを複数台設置し、複数のユーザが複数のサーバに対して多数のジョブチケットの発行や削除を繰り返したり、サーバがシャットダウンするなどの障害が発生したりしても、サーバ側と複合機側との間で保存内容の整合が確保される。
図11は複合機30の操作パネルを、図12から図15は操作パネルの表示部42に表示されるジョブチケット関連の各種画面を示している。
図12は、操作パネルの表示部42に表示されるスキャン配信設定画面510の一例を示している。スキャン配信設定画面510では、スキャン配信の機能を使用するか否かの選択操作を「使用する」釦511と「使用しない」釦512を用いて行なうことができる。
また「全サーバ情報削除」釦513を操作することで不揮発RAM34に保存されているすべてのサーバ情報を削除することができる。該当するジョブチケットを保有しなくなったサーバに対する不要な問い合わせや送信要求をなくすることができる。なお、不揮発RAM34からサーバ情報をサーバ毎に削除し得るように構成してもよい。たとえば、不揮発RAM34に保存されているサーバの一覧を表示し、この一覧で選択されたものを削除するようにするとよい。
図13は、スキャン配信モードにおけるユーザID入力画面520の一例を示している。図示省略の待機画面からスキャナ配信ジョブを選択しさらにジョブチケットを使用する旨の選択をすると、ユーザID入力画面520が表示される。ユーザID入力欄521にユーザIDを入力して「OK」釦522を操作すると、図14に示すジョブチケット選択画面530が表示される。
ジョブチケット選択画面530には、揮発RAM33に保存されている識別情報221をユーザID入力画面520で入力されたユーザID(ユーザ名)で検索して抽出されたジョブチケットに係わる情報が一覧表示される。ジョブチケット選択画面530には、ジョブチケット毎にそのジョブID(ジョブチケットID)とプロジェクト名(ジョブチケット名)と日時分とが表示される。日時分は、揮発RAM33に保存されている各イニシエータ220を受信した日時を表わしている。
ジョブチケット選択画面530でジョブチケットを選択して「OK」釦531を操作すると、選択されたジョブチケットに対応付けられているサーバ情報を不揮発RAM34から読み出し、そのサーバにチケット本体データの送信を要求するようになっている(図4のステップS105参照)。
なお、ジョブチケット選択画面530でジョブチケットを選択し、「削除」釦532を操作すると、そのジョブチケットに対応する識別情報221が揮発RAM33から消去される。このとき、消去するジョブチケットの識別情報221に関連付けされたサーバ情報が、揮発RAM33に保存されている他のすべての識別情報221と関連付けされていないときは、そのサーバ情報を不揮発RAM34から削除するように構成してもよい。
図15は、ジョブチケット選択画面530でジョブチケットを選択して「OK」釦を操作した後に表示されるスキャン画面540である。初期状態では、サーバ20から取得したチケット本体データに従って各種のパラメータが設定されている。ユーザが、スキャン画面540の「原稿設定」釦541を操作すると、図示省略の原稿設定画面に遷移し、この画面で各種パラメータの設定内容を個々に変更することができるようになっている。
ユーザは、原稿をセットし、設定内容がよければ図11に示した操作パネルのスタート釦48を操作する。これにより、原稿が読み取られ、ファイル化され、該当のFTPサーバにこの画像ファイルが送信される。
図16は、不揮発RAM34に保存されているサーバ情報の自動消去に係わる処理の流れを示している。この処理は、チケット本体データを送信要求するときや電源オン後にイニシエータを送信要求するときに実行される。
ジョブ処理装置としての複合機30からサーバ20にアクセスしても(ステップS601)、アクセス先のサーバから期待する応答が得られないときは(ステップS602;N)、所定の回数を上限にそのサーバへのアクセスを繰り返す(ステップS603;N)。上限回数に達してもサーバから期待の応答を得られないときは(ステップS603;Y)、不揮発RAM34からそのサーバのサーバ情報を削除(ステップS604)して本処理を終了する(エンド)。上限回数に達する前にそのサーバから期待の応答を得たときは、上記の削除処理を行なわずに本処理を終了する(エンド)。
期待の応答がない場合として、サーバから一切の応答がない場合のほか、応答内容が「該当データなし」などの場合を含めてもよい。
このように期待の応答を得られないサーバ情報を不揮発RAM34から削除することで次回以降の無駄なアクセスをなくすることができる。
図17は、複合機の揮発RAMに保存されている識別情報の削除に係わる処理の流れを示している。ジョブ処理装置としての複合機30は、ジョブチケットを利用したジョブの実行を終えると、その旨を表した利用完了通知をサーバ20に送信する(ステップS701)。たとえば、ジョブチケットを特定する情報としてのジョブチケットIDと、ユーザIDと、複写機番号とを含む利用完了通知を送信する。
利用完了通知を受けたサーバ20は、この通知の示すジョブチケットIDに係わる識別情報221の削除を指示する削除指令を、前記利用完了通知の送信元の複合機30に送信する(ステップS702)。サーバ20は、スキャンファイルの配信処理など、このジョブチケットに係わる処理をすべて完了したとき、そのジョブチケットをジョブチケットデータベース21から削除する(ステップS703)。なお、履歴情報を残すようにしてもよい。
削除指令を受けた複合機30は、この指令に従って揮発RAM33からジョブチケットの識別情報221を削除する(ステップS704)。
このように、サーバ20からの指令に基づいて揮発RAM33から該当するジョブチケットの識別情報221を削除するので、サーバ20側と複合機30側の保存内容の整合が確保される。
図18は、複合機30が省電力モードに入る場合の動作の流れを示している。ジョブ処理装置としての複合機30は、無操作状態が所定時間以上継続するような場合に省電力モードに入る。省電力モードでは、たとえば、定着温度を下げたり、定着をオフしたり、表示部42を消灯したり、着信やユーザ操作など外部からの事象発生を検知する部分を除いて電源をオフしたりする。
複合機30は、サーバ20へのアクセスに関連するものを除き、省電力モードに入るための一般条件が成立したか否かを監視し(ステップS801)、省電力モードに入るための一般条件が成立すると(ステップS801;Y)、現時点でサーバ20にアクセス中か否かを判定する(ステップS802)。サーバ20にアクセス中でなければ(ステップS802;N)省電力モードに移行する(ステップS803)。アクセス中のときは(ステップS802;Y)、ステップS801に戻って監視を継続する。
このように、サーバ20にアクセス中に省電力モードに入らないようにしたので、サーバ20との通信が途中で中断して、それまでの通信が無駄になったり、サーバ20から取得中の情報が途中で途切れたりすることが防止される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、当初サーバから、識別情報とサーバ情報とを受信するように構成したが、設定データとサーバ情報、あるいはサーバ情報だけを受け取るように構成してもよい。いずれにせよ、サーバ情報は不揮発メモリに、それ以外の情報は揮発メモリに保存するとよい。
設定データとサーバ情報を受け取る場合は、複合機30の操作パネルでユーザがジョブチケットを選択した後、サーバにチケット本体データの送信要求をすることなく、揮発メモリに保存されている設定データを利用してパラメータ設定を行ない、ジョブを実行することができる。
また、サーバ情報だけを受信する場合には、スキャン配信ジョブのユーザID入力画面520でユーザIDが入力されたとき、不揮発メモリ34に保存されているすべてのサーバに該当する識別情報の送信を要求するとよい。
また、実施の形態では、画像ファイルを複合機30からFTPサーバに送信し、このサーバが各宛先にスキャンファイルの添付された電子メールを配信するようにしたが、ジョブ処理装置としての複合機30から各宛先へ直接送信するように構成してもよい。この場合、チケット本体データに宛先情報を含めておくとよい。
このほか、実施の形態ではスキャン配信ジョブを例に説明したが、ジョブチケットの対象とするジョブはこれに限定されるものではない。たとえば、ファクシミリ送信ジョブなども含まれる。複合機などのジョブ処理装置の前でユーザ操作を必要とするジョブであればよい。
また実施の形態では、複合機30の主電源がオンしたとき不揮発RAM34に保存されているサーバ情報に基づいてサーバにアクセスするようにしたが、他の時期にアクセスしてもよい。たとえば、揮発RAM33の保存内容が何らかの理由で破壊されたことを認識したときや、予め定めた周期や時刻に定期的にサーバにアクセスして最新の情報に更新するようにしてもよい。
2…ネットワーク
10…ジョブ処理システム
11…ユーザ端末
12…LDAPサーバ
13…LDAPデータベース
20…サーバ
21…ジョブチケットデータベース
22…アドレス帳データベース
30…ジョブ処理装置としての複合機
31…CPU
32…フラッシュROM
33…揮発RAM
34…不揮発RAM
35…画像読取部
36…画像形成部
37…転写部
38…給紙部
39…ネットワーク制御部
40…ファクシミリ制御部
41…操作部
42…表示部
43…音声認識部
44…音声入力部
45…補助記憶装置
48…スタート釦
51…ジョブ実行手段
52…設定データ取得手段
53…保存制御手段
54…情報取得手段
55…選択受付手段
200…ジョブチケット作成画面
210…ジョブチケットデータ
220…イニシエータ
221…ジョブチケットの識別情報
222…サーバ情報
230…チケット本体データ
231…ジョブチケットID
232…設定データ
233…FTPサーバ情報
510…スキャン配信設定画面
511…「使用する」釦
512…「使用しない」釦
513…「全サーバ情報削除」釦
520…ユーザID入力画面
521…ユーザID入力欄
522…「OK」釦
530…ジョブチケット選択画面
531…「OK」釦
532…「削除」釦
540…スキャン画面
541…「原稿設定」釦
10…ジョブ処理システム
11…ユーザ端末
12…LDAPサーバ
13…LDAPデータベース
20…サーバ
21…ジョブチケットデータベース
22…アドレス帳データベース
30…ジョブ処理装置としての複合機
31…CPU
32…フラッシュROM
33…揮発RAM
34…不揮発RAM
35…画像読取部
36…画像形成部
37…転写部
38…給紙部
39…ネットワーク制御部
40…ファクシミリ制御部
41…操作部
42…表示部
43…音声認識部
44…音声入力部
45…補助記憶装置
48…スタート釦
51…ジョブ実行手段
52…設定データ取得手段
53…保存制御手段
54…情報取得手段
55…選択受付手段
200…ジョブチケット作成画面
210…ジョブチケットデータ
220…イニシエータ
221…ジョブチケットの識別情報
222…サーバ情報
230…チケット本体データ
231…ジョブチケットID
232…設定データ
233…FTPサーバ情報
510…スキャン配信設定画面
511…「使用する」釦
512…「使用しない」釦
513…「全サーバ情報削除」釦
520…ユーザID入力画面
521…ユーザID入力欄
522…「OK」釦
530…ジョブチケット選択画面
531…「OK」釦
532…「削除」釦
540…スキャン画面
541…「原稿設定」釦
Claims (15)
- ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを受信し、この設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置において、
設定データを提供するサーバを表わしたサーバ情報を受信する受信手段と、
サーバ情報が示すサーバにアクセスして設定データを取得する設定データ取得手段と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置。 - 前記受信手段が受信したサーバ情報を不揮発メモリに保存する
ことを特徴とするジョブ処理装置。 - ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを受信し、この設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置において、
設定データとこれを提供するサーバを表わしたサーバ情報とを受信する受信手段と、
受信した設定データを揮発メモリに、サーバ情報を不揮発メモリにそれぞれ保存する保存手段と、
前記不揮発メモリに保存されているサーバ情報が示すサーバにアクセスして設定データを取得しこれを揮発メモリに保存する情報取得手段と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置。 - ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを受信し、この設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置において、
設定データの識別情報と前記設定データを提供するサーバを表わしたサーバ情報とを受信する受信手段と、
識別情報とサーバ情報とを関連付けて保存する保存手段と、
保存されているものの中から識別情報の選択操作を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段を通じて選択された識別情報に関連付けられたサーバ情報の示すサーバにアクセスして前記識別情報に対応する設定データを取得する設定データ取得手段と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置。 - ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを受信し、この設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置において、
設定データの識別情報と前記設定データを提供するサーバを表わしたサーバ情報とを受信する受信手段と、
識別情報とサーバ情報とを関連付けて識別情報を揮発メモリに、サーバ情報を不揮発メモリにそれぞれ保存する保存手段と、
保存されているものの中から識別情報の選択操作を受け付ける選択受付手段と、
前記選択受付手段を通じて選択された識別情報に関連付けられたサーバ情報の示すサーバにアクセスして前記識別情報に対応する設定データを取得する設定データ取得手段と、
前記不揮発メモリに保存されているサーバ情報が示すサーバにアクセスして識別情報を取得しこれを揮発メモリに保存する情報取得手段と
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置。
ジョブ処理装置。 - 前記情報取得手段は、当該ジョブ処理装置の電源オン時にサーバにアクセスする
ことを特徴とする請求項3または5に記載のジョブ処理装置。 - 前記不揮発メモリに保存されているサーバ情報が示すサーバのうち所定回数アクセスしても期待する応答がないサーバに係わるサーバ情報を前記不揮発メモリから削除する
ことを特徴とする請求項2、3、5または6に記載のジョブ処理装置。 - 不揮発メモリに登録されているサーバ情報をすべて削除する機能を有する
ことを特徴とする請求項2、3、5、6または7に記載のジョブ処理装置。 - 前記サーバからの要求に応じて設定データおよびまたは識別情報を保存から削除する
ことを特徴とする請求項2、3、4、5、6、7または8に記載のジョブ処理装置。 - サーバにアクセス中は、省電力モードに入らないようにした
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載のジョブ処理装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10に記載のサーバとジョブ処理装置とからなるジョブ処理システム。
- ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを送信するサーバと、前記サーバから受信した設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置とがネットワークに接続されたジョブ処理システムにおいて、
前記サーバは、ユーザの情報処理装置から設定データとこの設定データを利用してジョブを実行するジョブ処理装置を示す利用先情報とを受信し、前記設定データを保存し、当該サーバを表わすサーバ情報を前記利用先情報の示すジョブ処理装置に送信するとともに、ジョブ処理装置からの要求に応じて該当する設定データをそのジョブ処理装置に送信するものであり、
前記ジョブ処理装置は、前記サーバから受信したサーバ情報が示すサーバにアクセスして設定データを取得し、この設定データに基づいてジョブを実行するものである
ことを特徴とするジョブ処理システム。 - ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを送信するサーバと、前記サーバから受信した設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置とがネットワークに接続されたジョブ処理システムにおいて、
前記サーバは、ユーザの情報処理装置から設定データとこの設定データを利用してジョブを実行するジョブ処理装置を示す利用先情報とを受信し、前記設定データを保存し、前記設定データと当該サーバを表わすサーバ情報とを関連付けて前記利用先情報の示すジョブ処理装置に送信するとともに、ジョブ処理装置からの要求に応じて該当する設定データをそのジョブ処理装置に送信するものであり、
前記ジョブ処理装置は、前記サーバから受信した設定データとサーバ情報とを関連付けて設定データを揮発メモリ、にサーバ情報を不揮発メモリにそれぞれ保存し、保存されているものの中から選択された設定データに基づいてジョブを実行するとともに、前記不揮発メモリに保存されているサーバ情報が示すサーバにアクセスして設定データを取得しこれを揮発メモリに保存するものである
ことを特徴とするジョブ処理システム。 - ジョブの実行に係わるパラメータの設定内容を表わした設定データを送信するサーバと、前記サーバから受信した設定データに基づいてジョブを実行可能なジョブ処理装置とがネットワークに接続されたジョブ処理システムにおいて、
前記サーバは、ユーザの情報処理装置から設定データとこの設定データを利用してジョブを実行するジョブ処理装置を表わした利用先情報とを受信し、前記設定データに識別情報を付与し、前記識別情報を前記ユーザに通知し、前記設定データと前記識別情報とを関連付けて保存し、前記識別情報と当該サーバを表わすサーバ情報とを関連付けて前記利用先情報の示すジョブ処理装置に送信するとともに、ジョブ処理装置からの要求に応じて該当する設定データまたは識別情報をそのジョブ処理装置に送信するものであり、
前記ジョブ処理装置は、前記サーバから受信した識別情報とサーバ情報とを関連付けて識別情報を揮発メモリに、サーバ情報を不揮発メモリにそれぞれ保存し、保存されているものの中から識別情報の選択操作を受け付け、選択された識別情報に関連付けられたサーバ情報の示すサーバにアクセスして前記識別情報に対応する設定データを取得し、この設定データに基づいてジョブを実行するとともに、前記不揮発メモリに保存されているサーバ情報が示すサーバにアクセスして識別情報を取得しこれを揮発メモリに保存するものである
ことを特徴とするジョブ処理システム。 - 前記ジョブ処理装置は、前記サーバからの要求に応じて設定データおよびまたは識別情報を保存から削除する
ことを特徴とする請求項12、13または14に記載のジョブ処理システム。
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JP2004042335A JP2005231158A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | ジョブ処理装置およびジョブ処理システム |
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