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JP2005223601A - 撮影制御システム、撮影制御プログラム及び撮影制御方法、並びにデジタルカメラ - Google Patents

撮影制御システム、撮影制御プログラム及び撮影制御方法、並びにデジタルカメラ Download PDF

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JP2005223601A
JP2005223601A JP2004029434A JP2004029434A JP2005223601A JP 2005223601 A JP2005223601 A JP 2005223601A JP 2004029434 A JP2004029434 A JP 2004029434A JP 2004029434 A JP2004029434 A JP 2004029434A JP 2005223601 A JP2005223601 A JP 2005223601A
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camera
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Takashi Hiuga
崇 日向
Toshinori Nagahashi
敏則 長橋
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】デジタル万引きや盗み撮り等を効果的に防止できる新規な撮影制御システム、撮影制御プログラム及び撮影制御方法、並びにデジタルカメラの提供。
【解決手段】カメラ200で撮影可能な被写体Sに、当該被写体Sに関する情報を発信する情報発信装置300を備えると共に、前記カメラ200に、前記情報発信装置300からの発信情報を取得する情報取得手段240と、当該情報取得手段240で取得した情報の内容に基づいて前記カメラ200による撮影を制御する撮影制御手段230とを備える。これによって、デジタルカメラ等によるデジタル万引きや撮影禁止対象物の盗み撮り等を効果的に防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、書籍や雑誌等の商品に付けられる無線ICタグ(RFID:Radio Frequency Identification)と、簡単に撮影が楽しめるデジタルカメラ等を利用した撮影制御システム、撮影制御プログラム及び撮影制御方法、並びにデジタルカメラに関するものである。
任意の被写体をデジタル画像データとして取り込むデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等(以下、単にデジタルカメラと称す)は、撮影後、直ちに撮影した画像の内容をチェックしたり、撮影した画像の保存、削除、加工等が容易に行えることから、従来のフィルム式のカメラに代わって急激にその販売台数を延ばしてきている。また、販売台数の延びに伴う高性能化、小型化、低価格化も著しく、携帯電話と一体化したものも一般的になってきており、誰でも何時でも何処でも気軽に撮影が楽しめるようになってきている。
ところで、このように小型・軽量で持ち運びやすく、また、携帯電話等と一体化したデジタルカメラが多く普及するに伴って、書店やコンビニ等においては、書籍や雑誌等を購入せず、店頭にてその掲載情報のみをデジタルカメラで撮影して帰ってくるといった、いわゆるデジタル万引きの被害が問題化してきている。
また、展示物の撮影が禁止されている美術館や博物館等では、カメラの持ち込みが禁止されているが、前記のようにデジタルカメラの小型化やデジタルカメラ自体が携帯電話機に組み込まれる等によって入場時のカメラの持ち込みチェックが困難になり、故意又は過失による展示物の撮影行為を防止することができなくなってきた。
そのため、例えば、以下の特許文献1等に提案されているような公知技術を利用することで、いわゆるデジタル万引きや撮影禁止場所での盗み撮り等を防止することが考えられている。
すなわち、特許文献1では、撮影禁止とされる場所や建物の位置情報をカメラに予め登録しておき、GPS(Global Positioning System)システムを利用して取得したカメラの現在の位置情報と、そのカメラに登録された撮影禁止とされる場所や建物の位置情報とを比較し、両者の位置情報が一致したときには、カメラに備えられた撮影制限機能により強制的に撮影を禁止するようにしたものである。
特開2003−198918号公報
しかしながら、このような従来の技術を利用する方法は、カメラ等の機器の位置情報をGPSを用いて検出するようにしていることから、衛星からの電波を受信できない建物内では利用することができない。
また、一般にGPSの位置情報は、実際の位置と数十m〜数百m程度の誤差があるため、登録された撮影禁止場所の付近では、撮影が禁止されていないにもかかわらずそのカメラが全く使用できなくなってしまう場合がある。
さらに、コンビニ等の多種多様な商品がおいてある場所を撮影禁止場所として登録してしまうと、撮影制限がない被写体までも撮影ができなくなってしまうといった不都合が発生する。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その主な目的は、デジタルカメラ等によるデジタル万引きや撮影禁止対象物の盗み撮り等を効果的に防止することができる新規な撮影制御システム、撮影制御プログラム及び撮影制御方法、並びにデジタルカメラを提供するものである。
〔発明1〕上記課題を解決するために発明1の撮影制御システムは、
カメラで撮影可能な被写体に、当該被写体に関する情報を発信する情報発信装置を備えると共に、前記カメラに、前記情報発信装置からの発信情報を取得する情報取得手段と、当該情報取得手段で取得した情報の内容に基づいて前記カメラによる撮影を制御する撮影制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
このような構成によれば、情報発信装置が備えられた被写体をカメラで撮影しようとする際に、そのカメラに備え付けられた情報取得手段がその被写体の情報発信装置からの発信情報を取得した後、同じくそのカメラに備え付けられた撮影制御手段が、その発信情報の内容を解析してカメラによる撮影を制御することになる。
これにより、例えば、被写体の情報発信装置からの発信情報にその被写体の撮影を制限(禁止)する旨の情報を含ませれば、そのカメラによる被写体の撮影を強制的に制限することが可能となり、前記のようないわゆるデジタル万引きや盗み撮り等を効果的に防止することができる。
また、被写体の情報発信装置からの発信情報にその被写体の撮影を許可する旨の情報を含ませれば、そのカメラによる被写体の撮影が自由に行えるようになるため、不特定多数の多くの人々に知らせるべき情報、例えば、インターネットのホームページに載っているような情報、各種広告、憲法その他の法令、国若しくは地方公共団体等が発する告示、告示、通達、裁判所の判決、命令等の有用な情報等を静止画像、あるいは動画像として安心して取得することができる。
また、被写体に情報発信装置を備えることによって、屋内及び屋外にかかわらずカメラ側ではその被写体に関する情報を確実に取得することが可能となる。
さらに、被写体に情報発信装置を備えることによって、各被写体毎に任意の情報を発信することができるため、撮影制限が課されていない被写体が撮影できないなどといった不都合を招くこともない。
〔発明2〕また、発明2の撮影制御システムは、
発明1に記載の撮影制御システムにおいて、前記情報発信装置からの発信情報は、当該情報発信装置が備え付けられた被写体の撮影を制限する旨の情報を含み、前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得したときは、前記カメラによる前記被写体の撮影を制限、又は撮影した画像の出力及び保存を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、撮影しようとする被写体の情報発信装置からの発信情報を取得したカメラは、撮影制御手段によって前記被写体の撮影が制限、又は撮影した画像の出力及び保存が強制的に制限されてしまうことになるため、当該カメラによる前記のようないわゆるデジタル万引きや盗み撮り等を効果的に防止することができる。
ここで、「被写体の撮影が制限される」とは、後の実施の形態で詳述するが、被写体からの光をCCD等の撮像素子に露光させるためのシャッターが切れなくなって画像そのものを画像情報として取り込めなくなることや、露光と同時に強制的なフラッシュ発光がなされて露出オーバによってその被写体が識別できないような状態で画像情報として取り込むような場合をいい、また、「撮影した画像の出力及び保存を制限する」とは、被写体をCCD等の撮像素子によって、R(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの画素データからなるデジタル画像データとして読み取ったものの、そのデジタル画像データが一時記憶メモリ上に存在しているだけで、半導体メモリ等の記憶媒体側にはそのまま保存できなかったり、あるいは液晶モニターやCRT、プリンター等の画像表示装置を用いてもその画像を確認(視認)できないような状態をいう。
〔発明3〕また、発明3の撮影制御システムは、
発明1に記載の撮影制御システムにおいて、前記情報発信装置からの発信情報は、当該情報発信装置が備え付けられた被写体の撮影を許可する旨の情報を含み、前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得したときは、当該被写体の撮影を許可するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、撮影しようとする被写体の情報発信装置からの発信情報を取得したカメラは、撮影制御手段によって前記被写体の撮影が自由に行えるようになるため、不特定多数の多くの人々に知らせるべき情報、例えば、インターネットのホームページに載っているような情報や各種広告等の情報を静止画像、あるいは動画像として安心して取得することができる。
〔発明4〕また、発明4の撮影制御システムは、
発明1に記載の撮影制御システムにおいて、前記情報発信装置からの発信情報は、所定の特徴量を有する模様情報と当該模様情報を含む画像の撮影を制限する情報とを含み、前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得し、当該被写体上に前記模様情報とほぼ同じ特徴量の模様が存在するときは撮影を制限するようになっていることを特徴とするものである。 このような構成によれば、情報発信装置からの発信情報を取得した撮影制御手段は、その発信情報に、ある模様の特徴量とほぼ同じ特徴量の模様を含む画像の撮影を制限する旨の情報が含まれていれば、その特定の模様情報が含まれている部分(被写体)の撮影を制限することができる。
すなわち、本発明は単にある被写体の撮影を制限するだけでなく、その被写体が書籍や雑誌等であって撮影されたくない情報、例えば、地図や料理のレシピ、連載小説、写真集、漫画等といった著作権によって保護されるべき有用な情報と、撮影されても良い情報、例えば、スポンサーの製品広告等が混在したものをその模様情報を利用することで情報毎に個別に撮影制御することが可能となる。つまり、撮影されたくない情報には特定の模様情報を埋め込んでおけば、カメラ(撮影制御手段)がその特定の模様情報を認識して撮影を強制的に制限し、また、撮影可能な情報にはこのような特定の模様情報を埋め込まないようにすれば、カメラ(撮影制御手段)がその情報が掲載されている箇所に特定の模様情報がないことを認識して撮影を可能とすることになる。
これによって、撮影されたくない情報について、いわゆるデジタル万引きの被害に遭うことを回避することができると共に、撮影可能な情報については自由に撮影を許可することができる。
また、原則として1つの被写体について1つの情報発信装置を備えるだけで、撮影制限が課されている情報と撮影が自由な情報とを区別することができるため、コストの上昇を最小限に抑えることができる。
〔発明5〕また、発明5の撮影制御システムは、
発明1に記載の撮影制御システムにおいて、前記情報発信装置からの発信情報は、所定の特徴量を有する模様情報と当該模様情報を含む画像の撮影を許可する情報とを含み、前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得し、当該被写体の表面に前記所定の特徴量とほぼ同じ模様情報が存在するときは撮影を許可するようになっていることを特徴とするものである。
すなわち、本発明は発明4とは逆に、撮影可能な情報に対して模様情報を埋め込むようにしたものであり、これによって特定の模様が存在する情報については自由に撮影できるようになると共に、特定の模様が存在しない情報については撮影が制限されてしまうため、いわゆるデジタル万引きを効果的に回避することができる。
また、原則として1つの被写体について1つの情報発信装置を備えるだけで、撮影制限が課されている情報と撮影が自由な情報とを区別することができることは、発明4と同様である。
〔発明6〕また、発明6の撮影制御システムは、
発明4又は5に記載の撮影制御システムにおいて、前記被写体上の前記模様情報の特徴量は、同時生起行列を用いて検出するようになっていることを特徴とするものである。
すなわち、同時生起行列を用いれば特定の模様を特徴量として算出することができるため、この同時生起行列を用いて前記被写体上の前記模様情報の検出を行えば、高い精度で前記模様情報の有無を判別することができる。
〔発明7〕また、発明7の撮影制御システムは、
発明4〜6のいずれかに記載の撮影制御システムにおいて、前記被写体上の前記模様の特徴量は、前記情報発信装置毎に異なっていることを特徴とするものである。
これによって、特定の模様情報の内容及びその存在を容易に推測・把握されなくなるため、より効果的に撮影制御(撮影制限・撮影許可)を行うことができる。
〔発明8〕また、発明8の撮影制御システムは、
発明1〜7のいずれかに記載の撮影制御方法において、前記被写体に備えられる情報発信装置は、無線ICタグであることを特徴とするものである。
このように被写体に備えられる情報発信装置として微弱な電波を利用して情報の授受を行う無線ICタグを利用すれば、他の被写体の情報発信装置との情報同士が干渉する可能性が低くなるため、対象のカメラとの情報通信を確実に行うことができる。
また、この無線ICタグは、今後様々な商品に普及するに従って単価が大幅に安くなるため、本発明システムをより経済的に実現することが可能となる。
尚、本発明でいう「無線ICタグ」とは、RFID(Radio Frequency Identification)等とも呼ばれる、1ミリ以下のICチップを搭載したタグ(荷札)のことであり、IC自体に大量の情報を保存できると共に、その情報を搭載したアンテナを通じてリーダやライタで自由に読み書きできるようになっているものである。そして、一般にこの無線ICタグはバッテリを搭載せず、リーダ/ライタが発する電波を取得し、電磁誘導などで電流を発生させる仕組みとなっている。また、バッテリを搭載し、より複雑なアプリケーションを利用できるICタグも提案されている。また、ICタグは、商品などに付けるバーコードの次世代版として紹介されることが多い。ICタグとバーコードとの最大の相違点は保存できる情報量であり、バーコードが数十けたの情報を保存するのに対して、ICタグは数千けた以上の情報を保存できるとされている。また、自由に情報の書き換えができる点もバーコードと大きく異なる。
〔発明9〕また、発明9の撮影制御プログラムは、
発明1〜8のいずれかに記載の撮影制御システムで用いられる撮影制御プログラムであって、前記カメラ側に備え付けられる情報取得手段と撮影制御手段とをコンピュータに機能させることを特徴とするものである。
これによって、発明1〜8と同様な効果を得られると共に、その情報取得手段と撮影制御手段とを、従来から殆どのデジタルカメラ等に備え付けられているコンピュータシステム(ハードウェア)をそのまま利用してソフトウェア上でその機能を実現することが可能となるため、専用の装置を作成して実現する場合に比べて経済的且つ容易に実現することができる。また、多くの場合、プログラムの書き換えだけでその機能の変更、改良等のバージョンアップを容易に達成することが可能となる。
〔発明10〕また、発明10の撮影制御方法は、
カメラで撮影可能な被写体に、当該被写体に関する情報を発信する情報発信装置を備えておき、前記カメラによって前記被写体を撮影する際に、前記情報発信装置からの発信情報を取得したときは、その発信情報の内容に基づいて当該カメラでの撮影を制御するようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明1と同様に、いわゆるデジタル万引きや盗み撮り等を効果的に防止することができると共に、撮影可能な被写体については、これを安心して撮影することができる。また、屋内及び屋外にかかわらずカメラ側ではその被写体に関する情報を確実に取得することが可能となる。
さらに、各被写体毎に任意の情報を発信することができるため、撮影制限が課されていない被写体が撮影できない等といった不都合を招くこともない。
〔発明11〕また、発明11の撮影制御方法は、
カメラで撮影可能な被写体に、当該被写体に関する情報を発信する情報発信装置を備えておき、前記カメラによって前記被写体を撮影する際に、前記情報発信装置からの発信情報を取得し、その発信情報が前記被写体の撮影を制限する旨の情報を含むときは、前記カメラによる前記被写体の撮影を制限、又は撮影した画像の出力及び保存を制限するようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明2と同様に、撮影を行う際に撮影制御手段によって前記被写体の撮影が制限、又は撮影した画像の出力及び保存が強制的に制限されてしまうことになるため、当該カメラによる前記のようないわゆるデジタル万引きや盗み撮り等を効果的に防止することができる。
〔発明12〕また、発明12の撮影制御方法は、
カメラで撮影可能な被写体に、当該被写体に関する情報を発信する情報発信装置を備えておき、前記カメラによって前記被写体を撮影する際に、前記情報発信装置からの発信情報を取得し、その発信情報が前記被写体の撮影を許可する旨の情報を含むときは、前記カメラによる前記被写体の撮影を許可するようにしたことを特徴とする撮影制御方法。
これによって、発明3と同様に、前記被写体の撮影が自由に行えるようになるため、不特定多数の人々に知らせるべき情報を静止画像、あるいは動画像として安心して取得することができる。
〔発明13〕また、発明13の撮影制御方法は、
発明10に記載の撮影制御方法において、前記情報発信装置からの発信情報は、特定の模様の特徴量とほぼ同じ特徴量の模様を含む画像の撮影を制限する情報とを含み、当該発信情報を取得して当該被写体上に前記模様の特徴量とほぼ同じ特徴量の模様が存在するときは撮影を制限するようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明4と同様に、特定の模様情報を通知することで情報毎に撮影制限を行うことが可能となるため、撮影されたくない情報について、いわゆるデジタル万引きの被害に遭うことを回避することができる。
〔発明14〕また、発明14の撮影制御方法は、
発明10に記載の撮影制御方法において、前記情報発信装置からの発信情報は、特定の模様の特徴量とほぼ同じ特徴量の模様を含む画像の撮影を制限する情報とを含み、当該発信情報を取得して当該被写体上に前記模様の特徴量とほぼ同じ特徴量の模様が存在するときは撮影を許可するようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明5と同様に、特定の模様が存在する情報については自由に撮影できるようになると共に、特定の模様が存在しない情報については撮影を制限することができる。
〔発明15〕また、発明15の撮影制御方法は、
発明13又は14に記載の撮影制御方法において、前記被写体上の前記模様の特徴量は、同時生起行列を用いて検出するようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明6と同様に高い精度で前記模様情報の検出を行うことができる。
〔発明16〕また、発明16の撮影制御方法は、
発明13〜15のいずれかに記載の撮影制御方法において、前記被写体上の前記模様の特徴量を前記情報発信装置毎に異ならしめることを特徴とするものである。
これによって、発明7と同様に特定の模様及びその存在を容易に推測・把握されなくなるため、より効果的に撮影制御(撮影制限・撮影許可)を行うことができる。
〔発明17〕また、発明17の撮影制御方法は、
発明10〜16のいずれかに記載の撮影制御方法において、前記被写体に備えられる情報発信装置として無線ICタグを用いるようにしたことを特徴とするものである。
これによって、発明8と同様に他の被写体の情報発信装置との情報同士が干渉する可能性が低くなるため、対象のカメラとの情報通信を確実に行うことができる。
〔発明18〕また、発明18のデジタルカメラは、
被写体に備えられた情報発信装置からの発信情報を取得する情報取得手段と、
当該情報取得手段で取得した情報の内容に基づいて撮影を制御する撮影制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
〔発明19〕また、発明19のデジタルカメラは、
発明18に記載のデジタルカメラにおいて、前記情報発信装置からの発信情報は、当該情報発信装置が備え付けられた被写体の撮影を制限する旨の情報を含み、前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得したときは、前記カメラによる前記被写体の撮影を制限、又は撮影した画像の出力及び保存を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、発明1と同様に、いわゆるデジタル万引きや盗み撮り等を効果的に防止することができると共に、撮影可能な被写体については、これを安心して撮影することができる。また、屋内及び屋外にかかわらずカメラ側ではその被写体に関する情報を確実に取得することが可能となる。
さらに、各被写体毎に任意の情報を発信することができるため、撮影制限が課されていない被写体が撮影できない等といった不都合を招くこともない。
〔発明20〕また、発明20のデジタルカメラは、
発明18に記載のデジタルカメラにおいて、前記情報発信装置からの発信情報は、当該情報発信装置が備え付けられた被写体の撮影を制限する旨の情報を含み、前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得したときは、前記カメラによる前記被写体の撮影を制限、又は撮影した画像の出力及び保存を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、発明2と同様に、撮影を行う際に撮影制御手段によって前記被写体の撮影が制限、又は撮影した画像の出力及び保存が強制的に制限されてしまうことになるため、当該カメラによる前記のようないわゆるデジタル万引きや盗み撮り等を効果的に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明に係る撮影制御システム100の実施の一形態を示したものである。
図示するように、この撮影制御システム100は、任意の被写体S(図1の例では、絵画)を撮影してデジタル画像データとして取得するデジタルカメラ200と、前記被写体S側に一体的に備えられた無線ICタグ等の情報発信装置300とから主に構成されている。
先ず、このデジタルカメラ200は、図2に示すように、さらにカメラとしての基本的な機能を提供する撮影手段(カメラ部)210と、情報発信装置300からの発信情報を取得する機能を提供する情報取得手段240と、この情報取得手段240で取得された発信情報に基づいて前記撮影手段(カメラ部)210の撮影機能を制御する撮影制御手段230とから主に構成されている。
この撮影手段(カメラ部)210は、図3に示すように、被写体Sからの光を捉えるCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子211と、撮像素子211で取得されたR(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部212と、このA/D変換部212で得られたデジタル画像信号に対して色補間処理やフィルター処理等の画像処理を施すカメラ信号処理部213と、このカメラ信号処理部213で得られたデジタル画像データを一時的に保持しておくためのDRAM等からなる画像一時メモリ214と、この画像一時メモリ214に保持されたデジタル画像データをJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式等の静止画や、MPEG(Moving Picture Coding Experts Group/Moving Picture Experts Group)方式等の動画に圧縮処理する画像圧縮部215と、この画像圧縮部215で圧縮処理されたデジタル画像データを不揮発性半導体メモリや電磁気的な記憶媒体等に記録して保存する記録部216と、前記画像一時メモリ214に保持されたデジタル画像データを画像用のアナログ信号に変換するD/A変換部217と、このD/A変換部217で変換された画像用のアナログ信号をユーザ等に対して視覚的に表示するための表示部218と、シャッター操作や露出操作等の操作信号を取得する操作部219と、これら各部211,212,213,214,215,216,217,218,219を制御するシステム制御部220とから主に構成されている。
そして、このシステム制御部220は、演算・制御処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、システムや制御用のプログラムが保存された半導体ROM(図示せず)とからなっており、この半導体ROMプログラムに保存された各種制御用プログラムに従ってCPUが、前記各部211,212,213,214,215,216,217,218,219をシステマチックにコントロールするようになっている。
すなわち、撮影対象となる被写体Sからの光は、図示しないレンズで集光されて撮像素子211上に結像され、2次元に配列された数十〜数百万のフォトダイオードによって画素毎のアナログ信号に変換されると共に、センサ固有のノイズ除去処理やゲイン調整処理が施された後、A/D変換部212に送られてRGB各画素毎のデジタル画像信号に変換処理される。A/D変換部212で生成したデジタル画像信号は、その後、カメラ信号処理部213に送られ、欠落した色情報を補間するための色補間処理や高画質化を図るためのフィルター処理(LPF処理やHPF処理等)等を経て高画質なデジタル画像データに生成されて画像一時メモリ214に保持される。
そして、画像一時メモリ214に保持されたデジタル画像データは、画像圧縮部215でコンパクトな容量に圧縮処理されて記録部216に記録されたり、D/A変換部217でアナログ信号に変換されてから表示部218に送られ、カメラ筐体に付設された液晶ディプレイ(LCD)上に表示されてその撮影結果をユーザ等に対して視覚的に提示することになる。また、ユーザが行うシャッター操作や記録された画像データの削除や編集、撮影パターンの変更操作等は操作部219を介してシステム制御部220に送られ、その操作結果がシステム制御部220を介して忠実に実行されることになる。
また、撮影取得手段240は、いわゆる無線ICタグ用のICリーダであり、情報発信装置(無線ICタグ)300に対してリード(読み込み)用の電波を発し、その電波によって情報発信可能になった情報発信装置300からの発信情報を受信してその情報発信装置300が備えられている被写体Sの撮影に関する情報を取得するようになっている。
また、撮影制御手段230は、この撮影取得手段240で取得された被写体Sの撮影に関する情報の内容を解析して前記撮影手段(カメラ部)210のシステム制御部220を制御するようになっている。尚、この撮影制御手段230による制御内容の具体例については後述する。
一方、情報発信装置(無線ICタグ)300は、図4に示すように、従来のバーコードに相当する製品情報の他に、その被写体Sの撮影に関する各種情報を記憶したメモリ311と、そのメモリ311に保存された情報を送信する送信回路313と、この送信回路313を制御するMPU(Micro Processing Unit)312と、前記情報取得手段240からのリード信号を受信するアンテナ314とから構成されており、このアンテナ314が前記情報取得手段240からのリード信号を受信すると、電磁誘導によってMPU312が起動してメモリ311内に記憶されたその被写体Sの撮影に関する各種情報を取得し、取得した情報を送信回路313を介してデジタルカメラ200側に送信するようになっている。
次に、このような構成をした本発明の撮影制御システム100を用いた撮影制御方法の一例を説明する。
図5は、前述した撮影制御システム100を用いた撮影制御処理の流れの一例を示したフローチャートである。
先ず、最初のステップS101において、ユーザが前記デジタルカメラ200を用いて撮影対象となる被写体Sの撮影に適した撮影モード、例えば、撮影時にフラッシュを点滅させるとか、シャッタースピードや露出の調整を最適にする等の撮影モードの選択があったならば、次のステップS103に移行して撮影が実行されたか否かを判断する。
そして、撮影が実行された(Yes)と判断したならば、次のステップS105に移行して撮影した画像を撮影手段200の画像一時メモリ214に一時的に保存しておく。
次に、このようにして撮影した画像を一時的に保存したならば、次のステップS107に移行してその被写体Sの情報発信装置300から発信された発信情報を解析し、その被写体Sの撮影を制限する旨の信号(撮影禁止コード信号)が含まれているか否かを判断する。
そして、発信情報の解析の結果、撮影禁止コード信号が含まれていると判断したとき(Yes)は、次のステップS109に移行して、そのデジタルカメラ200のユーザに対して撮影禁止警告の表示を行う。尚、この撮影禁止警告の表示方法としては特に限定されるものではないが、例えば、表示部218の液晶ディスプレイ上に、「この被写体は撮影禁止です」等と文字で表示する他、その旨の音声や警告音を発したり、又はその旨を示すLED等によって表示する方法が考えられる。
このようにしてステップS109にてそのデジタルカメラ200のユーザに対して撮影禁止警告の表示を行ったならば、次のステップS111に移行して撮影した画像を画像一時メモリ214から消去する。これによって、撮影した画像の記録部216への記録、あるいは表示部218への表示ができなくなってその被写体Sの撮影が確実に制限される結果となる。
一方、ステップS107での情報の解析の結果、その被写体Sの情報発信装置300から発信された発信情報にその被写体Sの撮影を制限する旨の信号(撮影禁止コード信号)が含まれていないと判断したとき(No)は、ステップS113側に移行してその画像一時メモリ214内に保持された画像データを記録部216に記録すると共に、ユーザの要望等に応じて表示部218に表示等することになる。
このように本発明は、被写体Sの情報発信装置300にその撮影に関する情報を埋め込んでおくと共に、その被写体Sを撮影するデジタルカメラ200側ではその情報を解析して撮影制限が成されているときにはその被写体Sの撮影(保存)ができなくなることから、いわゆるデジタル万引きや撮影制限のかかっている展示物の盗み撮り等を確実に防止することができる。
また、被写体Sに無線ICタグのような情報発信装置300を備えることによって、屋内及び屋外にかかわらず、デジタルカメラ200側ではその被写体Sの撮影に関する情報を確実に取得することが可能となる。
さらに、被写体Sに情報発信装置300を備えることによって、各被写体S毎に任意の情報を発信することができるため、撮影制限が課されていない被写体Sまでも撮影できないなどといった不都合を招くこともない。
尚、本実施の形態では、撮影制限方法として画像一時メモリ214に保存した画像データを消去することで記録部216への保存や表示部218への表示を制限するようにしたが、ユーザがシャッターを押す前にステップS107の処理を行い、その被写体Sの撮影を制限する旨の信号(撮影禁止コード信号)が含まれていると判断したときは、シャッターが押せないように撮影手段210を制御して被写体Sの露光自体を禁止するようにしたり、あるいはシャッターを押すと同時に不必要なフラッシュを発光させて強制的に露出オーバ現象を発生させることで視覚に耐えない画像となってしまうように制御しても良い。
また、本実施の形態では、被写体Sの情報発信装置300からの発信情報にその被写体Sの撮影を制限する旨の信号(撮影禁止コード信号)を含ませることで撮影制限を通知するようにしたが、これとは反対にその情報発信装置300からの発信情報にその被写体Sの撮影を許可する旨の信号(撮影許可コード信号)を含ませるようにすれば、ユーザは安心してその撮影を実行することができる。
次に、図6〜図12は、本発明の第2の実施の形態を示したものであり、情報発信装置300からの発信情報に特定の模様の特徴量に関する情報を含ませることで個別に撮影制御を達成するようにしたものである。
そのため、本実施の形態では、前述した撮影制御手段230に、さらに特徴量算出部231と、撮影判定部232とが付設されている。
この特徴量算出部231は、同時生起行列を用いて被写体Sの表面画像内に設けられた模様Tの特徴量を算出する機能を提供するものである。例えば、図7(A)に示すような640×480画素(pixel)の被写体Sの表面画像を、図8に示すように4×4画素の格子領域C毎に区切り、各格子領域C内で図9に示すようにヒストグラム平坦化を行う。図9の例では、256階調から4階調に変換したものである。そして、各格子領域C毎にヒストグラム平坦化を行った後に同時生起行列を作成する。同時生起行列とは、n階調の画像について、階調値iを持つ画素と近接する画素の階調値がjである確率を、
δ(i,j),(i,j=0,1,…,n−1) として表現したものである。その行列からは、14種類の特徴量算出式によって特徴量を得ることができる。近接する画素の位置関係は、4つの変位(δ=(1,0°)、δ=(1,90°)、δ=(1,135°)、δ=(1,45°))とすると、4変位×14(種類の特徴量)=56特徴量にてその模様Tを表現することができる。尚、この同時生起行列自体は公知技術であり、例えば、画像解析ハンドブック「監修 高木幹雄、下田陽久、東京大学出版社」pp518〜521等に詳しい。また、14の特徴量(f〜f14)を算出する式1〜18を以下に示す。
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また、図7(A)は、書籍のあるページの背景全体に特定の模様Tを印刷して付加した例を示したものであり、同図(B)は、その書籍のあるページの特定の挿し絵内に特定の模様Tを埋め込んだ例を示したものである。
一方、撮影判定部232は、前記情報発信装置300から発信された信号中に、撮影禁止の模様の特徴量である56特徴量αlが記録されているか否かを検出し、この56特徴量αlと、前記特徴量算出部231で算出された被写体S表面画像上の模様Tの56特徴量βlを比較し、それらの比較結果に応じて撮影の可否を判定する機能を提供するものである。
従って、例えば、図10に示すように、被写体Sとなるテキスト文章の背景に特定の模様Tを印刷してある場合には、その模様Tを、前記のように例えば4×4画素の格子領域C毎に区切り、各格子領域C内でヒストグラム平坦化を行うと共に同時生起行列を作成すし、各同時生起行列から56特徴量βlを算出し、その特徴量βlと前記情報発信装置300から発信された56特徴量αlを比較し、その差が所定範囲にある場合、例えば、閾値をρとしたとき、max|αl−βl|<ρが成り立つ場合を撮影禁止と判断し、そうでなければ撮影が可能とする。尚、この閾値をρは、特に不変的なものではなく、模様Tの種類や大きさ、格子領域のサイズ、ヒストグラム平坦化率等に基づいて経験的に決定することになる。
すなわち、本実施の形態の撮影制御処理の流れの一例としては、図11のフローに示すように、撮影モードの選択から撮影した画像の一時メモリ214内への保存(ステップS201〜S205)処理を経た後、ステップS207に移行して、その被写体Sの情報発信装置300から撮影禁止コード信号を含む発信情報を受信したか否かを確認する。この確認の結果、前記発信信号を受信しないと判断したとき(No)は、撮影制限がかかっていないと判断して前記実施の形態と同様にステップS219に移行して画像一時メモリ214内へ保存した画像をそのまま記録部216に記録等して処理を終了することになるが、これとは反対に前記発信信号を受信したと判断したとき(Yes)は、ステップS209側に移行する。
ステップS209では、画像一時メモリ214内で一時的に保存された画像中の各模様について56特徴量βlを算出する。
この56特徴量βlの算出は、前記のように特徴量算出部231によって図12に示すようなフローに従って実行される。図12に示すように、特徴量βlの算出は、先ず、一時的に保存された画像を図10に示すように4×4画素の格子領域Cに区切り(ステップS301)、各格子領域Cについてヒストグラム平坦化を行う。例えば、一般にデジタルカメラ200で撮影されたカラー写真等の画像の場合は、8ビット=256階調であることが多いことから、これを0〜3の4階調に変換する。尚、このヒストグラム平坦化は、画像の階調が少ない場合では必ずしも必要なものではないが、一般にデジタルカメラ200で撮影されたカラー写真等の画像の場合は、8ビット=256階調であることが多いことから、このようなヒストグラム平坦化を行うことで特徴量βlの計算を容易にすることができる。
そして、各格子領域Cについてヒストグラム平坦化を行ったならば、4変位について同時生起行列を生成し、生成した各同時生起行列から14種類の特徴量、すなわち合計56特徴量を算出することになる。
次に、ステップS211では、ステップS209にて算出された56特徴量βlと、ステップS207で受信した情報を解析して得られた撮影禁止を示す56特徴量αlとを比較する。
そして、次のステップS213に移行してこの比較の結果、その差分が所定の閾値ρ内にあると判断したとき(Yes)は、その画像には撮影制限がかかっている(撮影禁止である)と判断してステップS215に移行し、撮影禁止警告表示をユーザに対して行った後、ステップS217に移行してその画像を画像一時メモリ214から消去して処理を終了することになる。
これに対し、ステップS213での比較の結果、その差分が所定の閾値ρ内にないと判断したとき(No)は、その画像には撮影可能であると判断してステップS219側に移行し、その画像一時メモリ214内に一時的に保存してある画像をそのまま記録部216に記録等して処理を終了する。
このように本実施の形態は、情報発信装置300からの発信情報に特定の模様の特徴量に関する情報を含ませることで、被写体S全体について撮影制御を行うのではなく、書籍や雑誌等のようにあるページやある部分について個別に撮影制御を行うことが可能となる。
この結果、挿し絵や記事等の有用な情報については、特定の模様を含ませることで容易に撮影制限を行うことができ、また、同じ雑誌の中でも広告等、多くの人に見てもらいたい情報については特定の模様を含ませないことにより撮影を自由に行わせることが可能となる。
尚、本実施の形態では、被写体S側から発信される特徴量αlと、デジタルカメラ200側で算出した特徴量βlとの差が所定の閾値ρ以下であるときに撮影が制限されるようにしたが、前記実施の形態の変形例として、それらの差が所定の閾値ρ以下であるときにのみ撮影が可能となるように構成しても良い。
また、撮影制御を行う特定の模様は、撮影制限対象となる領域の一部に設けるほか、文章の背景部等といった広い範囲に分散させて設けたり、前記模様が複数種類あるようにすれば、その一部の模様部分のみを隠して他の領域を撮影しようとするような悪質な撮影制限回避策を確実に防止することが可能となる。
撮影制御システムの構成及び作用を示す概念図である。 撮影制御システムの構成及び作用を示すブロック図である。 デジタルカメラの構成を示すブロック図である。 情報発信装置(無線ICタグ)の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の撮影制御方法を示すフローチャート図である。 撮影制御手段の他の実施の形態を示すブロック図である。 特定の模様を埋め込んだ被写体の一例を示す概念図である。 特定の模様の一部を4×4画素の格子領域に区切った状態を示す拡大図である。 4×4画素の格子領域をヒストグラム平坦化した状態を示す拡大図である。 テキスト文章の背景の特定の模様を当てはめた状態を示す拡大図である。 第2の実施の形態の撮影制御方法を示すフローチャート図である。 模様の特徴量算出方法を示すフローチャート図である。
符号の説明
100…撮影制御システム、200…デジタルカメラ、210…撮影手段(カメラ部)、211…撮像素子、212…A/D変換部、213…カメラ信号処理部、214…画像一時メモリ、215…画像圧縮、216…記録部、217…D/A変換部、218…表示部、219…操作部、220…システム制御、221…CPU、230…撮影制御手段、231…特徴量算出部、232…撮影判定部、240…情報取得手段、300…情報発信装置、311…メモリ、312…MPU、313…送信回路、314…アンテナ、S…被写体、T…模様、C…格子領域。

Claims (15)

  1. カメラで撮影可能な被写体に、当該被写体に関する情報を発信する情報発信装置を備えると共に、
    前記カメラに、前記情報発信装置からの発信情報を取得する情報取得手段と、当該情報取得手段で取得した情報の内容に基づいて前記カメラによる撮影を制御する撮影制御手段とを備えたことを特徴とする撮影制御システム。
  2. 請求項1に記載の撮影制御システムにおいて、
    前記情報発信装置からの発信情報は、当該情報発信装置が備え付けられた被写体の撮影を制限する旨の情報を含み、
    前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得したときは、前記カメラによる前記被写体の撮影を制限、又は撮影した画像の出力及び保存を制限するようになっていることを特徴とする撮影制御システム。
  3. 請求項1に記載の撮影制御システムにおいて、
    前記情報発信装置からの発信情報は、当該情報発信装置が備え付けられた被写体の撮影を許可する旨の情報を含み、
    前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得したときは、当該被写体の撮影を許可するようになっていることを特徴とする撮影制御システム。
  4. 請求項1に記載の撮影制御システムにおいて、
    前記情報発信装置からの発信情報は、所定の特徴量を有する模様情報と当該模様情報を含む画像の撮影を制限する情報を含み、
    前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得し、当該被写体上に前記模様情報とほぼ同じ特徴量の模様が存在するときは撮影を制限するようになっていることを特徴とする撮影制御システム。
  5. 請求項1に記載の撮影制御システムにおいて、
    前記情報発信装置からの発信情報は、所定の特徴量を有する模様情報と当該模様情報を含む画像の撮影を許可する情報とを含み、
    前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得し、当該被写体上に前記模様情報とほぼ同じ特徴量の模様が存在するときは撮影を許可するようになっていることを特徴とする撮影制御システム。
  6. 請求項4又は5に記載の撮影制御システムにおいて、
    前記被写体上の模様の特徴量は、同時生起行列を用いて検出するようになっていることを特徴とする撮影制御システム。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の撮影制御システムにおいて、
    前記被写体上の模様の特徴量は、前記情報発信装置毎に異なっていることを特徴とする撮影制御システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の撮影制御システムにおいて、
    前記被写体に備えられる情報発信装置は、無線ICタグであることを特徴とする撮影制御システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の撮影制御システムで用いられる撮影制御プログラムであって、
    前記カメラ側に備え付けられる情報取得手段と撮影制御手段とをコンピュータに機能させることを特徴とする撮影制御プログラム
  10. カメラで撮影可能な被写体に、当該被写体に関する情報を発信する情報発信装置を備えておき、前記カメラによって前記被写体を撮影する際に、前記情報発信装置からの発信情報を取得したときは、その発信情報の内容に基づいて当該カメラでの撮影を制御するようにしたことを特徴とする撮影制御方法。
  11. カメラで撮影可能な被写体に、当該被写体に関する情報を発信する情報発信装置を備えておき、前記カメラによって前記被写体を撮影する際に、前記情報発信装置からの発信情報を取得し、その発信情報が前記被写体の撮影を制限する旨の情報を含むときは、前記カメラによる前記被写体の撮影を制限、又は撮影した画像の出力及び保存を制限するようにしたことを特徴とする撮影制御方法。
  12. カメラで撮影可能な被写体に、当該被写体に関する情報を発信する情報発信装置を備えておき、前記カメラによって前記被写体を撮影する際に、前記情報発信装置からの発信情報を取得し、その発信情報が前記被写体の撮影を許可する旨の情報を含むときは、前記カメラによる前記被写体の撮影を許可するようにしたことを特徴とする撮影制御方法。
  13. 請求項10〜12のいずれかに記載の撮影制御方法において、
    前記被写体に備えられる情報発信装置として無線ICタグを用いるようにしたことを特徴とする撮影制御方法。
  14. 被写体に備えられた情報発信装置からの発信情報を取得する情報取得手段と、
    当該情報取得手段で取得した情報の内容に基づいて撮影を制御する撮影制御手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  15. 請求項14に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記情報発信装置からの発信情報は、当該情報発信装置が備え付けられた被写体の撮影を制限する旨の情報を含み、
    前記撮影制御手段は、当該発信情報を取得したときは、前記カメラによる前記被写体の撮影を制限、又は撮影した画像の出力及び保存を制限するようになっていることを特徴とするデジタルカメラ。
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