JP2005222372A - 印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システム - Google Patents
印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005222372A JP2005222372A JP2004030712A JP2004030712A JP2005222372A JP 2005222372 A JP2005222372 A JP 2005222372A JP 2004030712 A JP2004030712 A JP 2004030712A JP 2004030712 A JP2004030712 A JP 2004030712A JP 2005222372 A JP2005222372 A JP 2005222372A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- identifier
- output history
- reading
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000007726 management method Methods 0.000 title claims abstract description 223
- 238000013500 data storage Methods 0.000 claims abstract description 78
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 103
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 83
- 239000002131 composite material Substances 0.000 abstract 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 7
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000013523 data management Methods 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/50—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
- G03G15/5066—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by using information from an external support, e.g. magnetic card
- G03G15/507—Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by using information from an external support, e.g. magnetic card being interleaved with the original or directly written on he original, e.g. using a control sheet
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】 用紙に印刷された文書の印刷情報を追跡管理できる印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システムを提供する。
【解決手段】 複合機50は、複写元の用紙の無線ICチップに記録された用紙IDを第1の読取手段により読み取り、複写先の用紙の無線ICチップに記録された用紙IDを第2の読取手段により読み取る。そして、複写元の用紙の画像イメージを複写先の用紙に複写する。そして、複写元の用紙の用紙IDと、複写先の用紙の用紙IDとを関連付けた出力履歴データを記録し、管理コンピュータ21に送信する。管理コンピュータ21は、これに基づいて、出力履歴データを出力履歴データ記憶部23に記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】 複合機50は、複写元の用紙の無線ICチップに記録された用紙IDを第1の読取手段により読み取り、複写先の用紙の無線ICチップに記録された用紙IDを第2の読取手段により読み取る。そして、複写元の用紙の画像イメージを複写先の用紙に複写する。そして、複写元の用紙の用紙IDと、複写先の用紙の用紙IDとを関連付けた出力履歴データを記録し、管理コンピュータ21に送信する。管理コンピュータ21は、これに基づいて、出力履歴データを出力履歴データ記憶部23に記録する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、用紙に印刷された文書の印刷情報を管理する印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システムに関する。
近年、電子データを原本として保存する場合が増加している。これに伴い、電子データの原本性を保証するための装置(原本性保証電子保存装置)が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。そして、このように原本性が保証された電子データを原本性保証電子保存装置から取り出す場合、「いつ、誰が、何を…」等の操作履歴に関する情報を記録する。
一方、用紙に印刷された印刷情報については、用紙に備えられたICチップに記録された情報を用いて、用紙と印刷元のデータとを対応付ける方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−5728号公報(第10−23頁)
特開2003−208488号公報(第3−7頁)
しかし、電子データの原本性の管理を徹底しても、一度、用紙に印刷された印刷情報の管理は困難である。すなわち、情報が印刷された用紙を複写機で複写した場合、通常の複写方法では、複写先の用紙を管理する手段がない。従って、一度、用紙に印刷された印刷情報について、追跡管理をすることができない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、用紙に印刷された文書の印刷情報を追跡管理できる印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及びコンピュータを用いて、印刷文書を管理する方法であって、前記コンピュータが、前記複写元用紙の画像イメージについて、前記複写先用紙への転写要求を受信した場合、前記第1の読取手段を用いて読み取った第1の用紙識別子と、前記第2の読取手段を用いて読み取った第2の用紙識別子とを関連づけた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録する出力履歴記録処理を実行する段階を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷文書管理方法において、前記出力履歴記録処理は、前記コンピュータが、前記転写の時刻に関するデータを、さらに前記出力履歴データに含めて記録することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の印刷文書管理方法において、前記出力履歴記憶手段に記録された各出力履歴データは、それぞれ前記複写元用紙に印刷された文書を特定するための文書識別子に関するデータに関連づけられて記録されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置と、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段とを用いて、印刷文書を管理する方法であって、前記画像形成装置が、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る第1の段階と、前記第2の読取手段を用いて、複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る第2の段階と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する第3の段階と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する第4の段階とを備えたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の印刷文書管理方法において、前記出力履歴記録処理は、前記画像を形成した時刻に関するデータを、さらに前記履歴データに含めて記録することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の印刷文書管理方法において、前記画像形成装置が、前記第1の段階において読み取った第1の用紙識別子を、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録する段階をさらに備えたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置と、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及び印刷文書の複写可否に関するデータを記録した複写可否データ記憶手段を備えた印刷文書管理サーバとを用いて、印刷文書を管理する方法であって、前記画像形成装置が、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取り、前記印刷文書管理サーバに送信する段階と、前記印刷文書管理サーバから、前記第1の用紙識別子に基づいて前記複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否に関するデータを受信する段階と、前記複写可否に関するデータに基づいて複写可能な場合に、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る段階と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する段階と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する段階とを備えたことを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に情報を書き込む書込手段を備えた画像形成装置と、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段とを用いて印刷文書を管理する方法であって、前記画像形成装置が、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子と印刷文書の複写可否に関するデータを読み取る段階と、前記複写可否に関するデータに基づいて複写可能な場合に、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取り、前記書込手段を用いて、この情報記録媒体に複写可否に関するデータを書き込む段階と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する段階と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する段階とを備えたことを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読
取手段を備えた画像形成装置、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段、及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理システムを用いて、印刷文書を管理する方法であって、前記印刷文書管理システムが、複写を希望するユーザのユーザ識別子を取得する段階と、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る段階と、前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する段階と、前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定する段階と、前記ユーザが利用権限を有する場合には、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る段階と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する段階と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する段階とを備えたことを要旨とする。
取手段を備えた画像形成装置、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段、及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理システムを用いて、印刷文書を管理する方法であって、前記印刷文書管理システムが、複写を希望するユーザのユーザ識別子を取得する段階と、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る段階と、前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する段階と、前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定する段階と、前記ユーザが利用権限を有する場合には、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る段階と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する段階と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する段階とを備えたことを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置と、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理サーバとを用いて、印刷文書を管理する方法であって、前記印刷文書管理サーバが、前記画像形成装置から、複写を希望するユーザのユーザ識別子と、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を取得する段階と、前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する段階と、前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定し、複写可否データを送信する段階と、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を取得し、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する段階とを備えたことを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、印刷する用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段、印刷する用紙の情報記録媒体に情報を書き込む書込手段を備えた画像形成装置と、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段とを用いて、印刷文書を管理する方法であって、前記画像形成装置が、印刷要求がされた文書の電子データを受信する段階と、前記印刷する用紙の情報記録媒体に記録された用紙識別子を読み取る段階と、前記印刷する用紙に前記電子データに基づいて画像を形成する段階と、前記印刷する用紙の情報記録媒体に前記印刷された文書を特定するための情報を記録する媒体記録処理を実行する段階と、前記読み取った用紙識別子と前記印刷された文書を特定するための情報とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録する出力履歴記録処理を実行する段階とを備えたことを要旨とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の印刷文書管理方法において、印刷文書についての追跡管理要否に関するデータを文書識別子に関連付けて記録した追跡管理要否データ記憶手段を用いて、前記画像形成装置が、前記印刷要求がされた文書の文書識別子に基づいて前記追跡管理要否データ記憶手段から抽出された追跡管理要否に関するデータを用いて印刷情報の追跡管理要否を判定する段階をさらに備え、前記追跡管理要否に基づいて、前記媒体記録処理と前記出力履歴記録処理とを実行することを要旨とする。
請求項13に記載の発明は、請求項11又は12に記載の印刷文書管理方法において、印刷文書の複写可否に関するデータを文書識別子に関連付けて記録した複写可否データ記憶手段を用いて、前記画像形成装置が、前記印刷する文書の文書識別子に基づいて前記複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否に関するデータを前記印刷する用紙の情報
記録媒体に記録する段階をさらに備えたことを要旨とする。
記録媒体に記録する段階をさらに備えたことを要旨とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1〜13のいずれか1つに記載の印刷文書管理方法において、前記画像形成装置が、前記情報記録媒体を、前記画像を形成する用紙に付着させる段階をさらに備えたことを要旨とする。
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14のいずれか1つに記載の印刷文書管理方法において、前記情報記録媒体は、無線ICチップであることを要旨とする。
請求項16に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及びコンピュータを用いて、印刷文書を管理するための印刷文書管理プログラムであって、前記コンピュータを、前記複写元用紙の画像イメージについて、前記複写先用紙への転写要求を受信した場合に、前記第1の読取手段を用いて読み取った第1の用紙識別子と、前記第2の読取手段を用いて読み取った第2の用紙識別子とを関連づけた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録する出力履歴記録処理を実行する手段として機能させることを要旨とする。
請求項16に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及びコンピュータを用いて、印刷文書を管理するための印刷文書管理プログラムであって、前記コンピュータを、前記複写元用紙の画像イメージについて、前記複写先用紙への転写要求を受信した場合に、前記第1の読取手段を用いて読み取った第1の用紙識別子と、前記第2の読取手段を用いて読み取った第2の用紙識別子とを関連づけた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録する出力履歴記録処理を実行する手段として機能させることを要旨とする。
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の印刷文書管理プログラムにおいて、前記出力履歴記録処理は、前記コンピュータが、前記転写の時刻に関するデータを、さらに前記出力履歴データに含めて記録することを要旨とする。
請求項18に記載の発明は、請求項16又は17に記載の印刷文書管理プログラムにおいて、前記出力履歴記憶手段に記録された各出力履歴データは、それぞれ前記複写元用紙に印刷された文書を特定するための文書識別子に関するデータに関連づけられて記録されていることを要旨とする。
請求項19に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備え、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段に接続可能な画像形成装置であって、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る第1の手段と、前記第2の読取手段を用いて、複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る第2の手段と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する第3の手段と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する第4の手段とを備えたことを要旨とする。
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の画像形成装置において、前記出力履歴記録処理は、前記画像を形成した時刻に関するデータを、さらに前記履歴データに含めて記録することを要旨とする。
請求項21に記載の発明は、請求項19又は20に記載の画像形成装置において、前記第1の手段で読み取った第1の用紙識別子を、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録する手段をさらに備えたことを要旨とする。
請求項22に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備え、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及び印刷文書の複写可否に関するデータを記録した複写可否データ記憶手段を備えた印刷文書管理サーバに接続可能な画像形成装置であって、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取り、前記印刷文書管理サーバに送信する手段と、前記印刷文
書管理サーバから、前記第1の用紙識別子に基づいて前記複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否に関するデータを受信する手段と、前記複写可否に関するデータに基づいて複写可能な場合に、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る手段と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する手段と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段とを備えたことを要旨とする。
書管理サーバから、前記第1の用紙識別子に基づいて前記複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否に関するデータを受信する手段と、前記複写可否に関するデータに基づいて複写可能な場合に、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る手段と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する手段と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段とを備えたことを要旨とする。
請求項23に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に情報を書き込む書込手段を備え、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段に接続可能な画像形成装置であって、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子と印刷文書の複写可否に関するデータを読み取る手段と、前記複写可否に関するデータに基づいて複写可能な場合に、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取り、前記書込手段を用いて、この情報記録媒体に複写可否に関するデータを書き込む手段と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する手段と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段とを備えたことを要旨とする。
請求項24に記載の発明は、印刷する用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段、印刷する用紙の情報記録媒体に情報を書き込む書込手段を備え、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段に接続可能な画像形成装置であって、印刷要求がされた文書の電子データを受信する手段と、前記印刷する用紙の情報記録媒体に記録された用紙識別子を読み取る手段と、前記印刷する用紙に前記電子データに基づいて画像を形成する手段と、前記印刷する用紙の情報記録媒体に前記印刷された文書を特定するための情報を記録する媒体記録処理を実行する手段と、前記読み取った用紙識別子と前記印刷された文書を特定するための情報とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録する出力履歴記録処理を実行する手段とを備えたことを要旨とする。
請求項25に記載の発明は、請求項24に記載の画像形成装置において、印刷文書についての追跡管理要否に関するデータを文書識別子に関連付けて記録した追跡管理要否データ記憶手段にさらに接続可能な画像形成装置であって、前記印刷要求がされた文書の文書識別子に基づいて前記追跡管理要否データ記憶手段から抽出された追跡管理要否に関するデータを用いて印刷情報の追跡管理要否を判定する手段をさらに備え、前記追跡管理要否に基づいて、前記媒体記録処理と前記出力履歴記録処理とを実行することを要旨とする。
請求項26に記載の発明は、請求項24又は25に記載の画像形成装置において、印刷文書の複写可否に関するデータを文書識別子に関連付けて記録した複写可否データ記憶手段にさらに接続可能な画像形成装置であって、前記印刷する文書の文書識別子に基づいて前記複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否に関するデータを前記印刷する用紙の情報記録媒体に記録する手段をさらに備えたことを要旨とする。
請求項27に記載の発明は、請求項19〜26のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記情報記録媒体を、前記画像を形成する用紙に付着させる手段をさらに備えたことを要旨とする。
請求項28に記載の発明は、請求項19〜27のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記情報記録媒体は、無線ICチップであることを要旨とする。
請求項29に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段、及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理システムであって、複写を希望するユーザのユーザ識別子を取得する手段と、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る手段と、前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する手段と、前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定する手段と、前記ユーザが利用権限を有する場合には、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る手段と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する手段と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段とを備えたことを要旨とする。
請求項29に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段、及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理システムであって、複写を希望するユーザのユーザ識別子を取得する手段と、前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る手段と、前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する手段と、前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定する手段と、前記ユーザが利用権限を有する場合には、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る手段と、前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する手段と、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段とを備えたことを要旨とする。
請求項30に記載の発明は、複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置と、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理サーバとを用いて、印刷文書を管理するための印刷文書管理プログラムであって、前記印刷文書管理サーバを、前記画像形成装置から、複写を希望するユーザのユーザ識別子と、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を取得する手段と、前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する手段と、前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定し、複写可否データを送信する手段と、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を取得し、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
請求項1又は16に記載の発明によれば、複写が行われた場合に、複写元の用紙と複写先の用紙との対応付けを出力履歴データに基づいて確認できる。従って、一旦、用紙に印刷された文書の印刷情報を追跡することが可能となる。
請求項1又は16に記載の発明によれば、複写が行われた場合に、複写元の用紙と複写先の用紙との対応付けを出力履歴データに基づいて確認できる。従って、一旦、用紙に印刷された文書の印刷情報を追跡することが可能となる。
請求項2又は17に記載の発明によれば、転写が行われた時刻を確認することが可能となる。
請求項3又は18に記載の発明によれば、複写された文書を特定することができる。
請求項3又は18に記載の発明によれば、複写された文書を特定することができる。
請求項4又は19に記載の発明によれば、複写元用紙と複写先用紙との対応付けを出力履歴データに基づいて確認できる。従って、一旦、用紙に印刷された文書の印刷情報を追跡することが可能となる。
請求項5又は20に記載の発明によれば、複写元用紙の画像イメージに基づいて複写先用紙に画像を形成した時刻を確認することが可能となる。
請求項6又は21に記載の発明によれば、複写先の用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子に基づいて、複写元用紙を特定できる。
請求項6又は21に記載の発明によれば、複写先の用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子に基づいて、複写元用紙を特定できる。
請求項7又は22に記載の発明によれば、複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否データに基づいて、複写可能な場合に、複写を行うことができる。そして、複写が行
われた場合に、複写元の用紙と複写先の用紙との対応付けを出力履歴データに基づいて確認できる。従って、一旦、用紙に印刷された文書の印刷情報を追跡することが可能となる。
われた場合に、複写元の用紙と複写先の用紙との対応付けを出力履歴データに基づいて確認できる。従って、一旦、用紙に印刷された文書の印刷情報を追跡することが可能となる。
請求項8又は23に記載の発明によれば、画像形成装置は、複写元用紙の情報記録媒体に記録された印刷文書の複写可否データに基づいて複写可否を判定でき、複写可能な場合に複写を行うことができる。そして、複写が行われた場合に、複写元の用紙と複写先の用紙との対応付けを出力履歴データに基づいて確認できる。
請求項9又は29に記載の発明によれば、用紙に印刷された印刷情報について、利用権限を有さないユーザが複写を行うのを防止できる。そして、複写が行われた場合に、複写元の用紙と複写先の用紙との対応付けを出力履歴データに基づいて確認できる。
請求項10又は30に記載の発明によれば、用紙に印刷された印刷情報について、利用権限を有さないユーザが複写を行うのを防止できる。そして、複写が行われた場合に、複写元の用紙と複写先の用紙との対応付けを出力履歴データに基づいて確認できる。
請求項11又は24に記載の発明によれば、文書が印刷された用紙の情報記録媒体に記録された情報に基づいて、印刷された文書を特定できる。さらに、出力履歴記憶手段に記録する出力履歴に基づいて、印刷された文書について、印刷された用紙を特定できる。
請求項12又は25に記載の発明によれば、追跡管理が必要な場合に、追跡管理を行うことができる。
請求項13又は26に記載の発明によれば、文書が印刷された用紙の情報記録媒体に記録された複写可否に関するデータを用いて複写可否を判定することが可能となる。
請求項13又は26に記載の発明によれば、文書が印刷された用紙の情報記録媒体に記録された複写可否に関するデータを用いて複写可否を判定することが可能となる。
請求項14又は27に記載の発明によれば、情報記録媒体の添付されていない通常の用紙に対して情報記録媒体を付着させることができる。
請求項15又は28に記載の発明によれば、無線ICチップに記録された情報に基づいて複写元用紙を特定できる。
請求項15又は28に記載の発明によれば、無線ICチップに記録された情報に基づいて複写元用紙を特定できる。
本発明によれば、用紙に印刷された文書の印刷情報を追跡管理できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図5に従って説明する。本実施形態では、用紙に印刷された印刷情報を管理する印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システムとして説明する。ここでは、用紙に印刷された印刷情報を管理する場合を想定する。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図5に従って説明する。本実施形態では、用紙に印刷された印刷情報を管理する印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システムとして説明する。ここでは、用紙に印刷された印刷情報を管理する場合を想定する。
本実施形態では、図1に示すように、ユーザ端末40と、画像形成装置としての複合機50とが、ネットワーク60を介して印刷管理システム20と接続されている。
ユーザ端末40は、ユーザが使用するコンピュータ端末であって、ネットワークを介してデータを送信する機能や、受信したデータを表示する機能等を有する。このユーザ端末40は、図示しないCPU、RAM、ROMの他、キーボード、マウス等の入力手段、ディスプレイ等の出力手段、モデム等の通信手段等を有する。ユーザ端末40は、印刷管理システム20に、電子文書の表示要求や印刷要求を行う場合に使用される。
ユーザ端末40は、ユーザが使用するコンピュータ端末であって、ネットワークを介してデータを送信する機能や、受信したデータを表示する機能等を有する。このユーザ端末40は、図示しないCPU、RAM、ROMの他、キーボード、マウス等の入力手段、ディスプレイ等の出力手段、モデム等の通信手段等を有する。ユーザ端末40は、印刷管理システム20に、電子文書の表示要求や印刷要求を行う場合に使用される。
複合機50は、印刷機能及び複写機能を有する画像形成装置である。このため、複合機
50は、図示しない印刷手段(プリンタエンジン)、複写元イメージ読込手段、制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM等)、通信手段、表示手段、入力手段等を備えている。
50は、図示しない印刷手段(プリンタエンジン)、複写元イメージ読込手段、制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM等)、通信手段、表示手段、入力手段等を備えている。
この複合機50は、情報記録媒体としての無線ICチップが添付された用紙(無線ICチップ付き用紙)に印刷を行うことができる。この無線ICチップは、小型の無線通信手段を有するマイクロチップである。本実施形態では、この無線ICチップには、各用紙を特定するための用紙識別子としての用紙IDが予め記録されている。そして、複合機50は、通常用紙をセットした用紙トレイの他に、無線ICチップ付き用紙をセットした用紙トレイを備え、これらの用紙を搬送する搬送手段を有する。複合機50は、印刷する用紙(複写先の用紙を含む)に添付された無線ICチップ情報の読み取りを行う第2の読取手段を備える。さらに複合機50は、複写元の用紙の無線ICチップ情報の読み取りを行う第1の読取手段を備える。
また、複合機50は、第1の手段、第2の手段、第3の手段、第4の手段等を備え、後述する処理(第1の段階、第2の段階、第3の段階、第4の段階等を含む処理)を行う。
印刷管理システム20は、印刷情報の管理を行うコンピュータシステムである。この印刷管理システム20は、ネットワーク60を介してユーザ端末40及び複合機50と通信を行ないながら各種処理を実行する。印刷管理システム20は、図1に示すように管理コンピュータ21を備えている。
印刷管理システム20は、印刷情報の管理を行うコンピュータシステムである。この印刷管理システム20は、ネットワーク60を介してユーザ端末40及び複合機50と通信を行ないながら各種処理を実行する。印刷管理システム20は、図1に示すように管理コンピュータ21を備えている。
この管理コンピュータ21は、ユーザ端末40又は複合機50との間でのデータ送受信や、各種情報に関するデータの管理処理等を行う。この管理コンピュータ21は、図示しないCPU、RAM、ROM等を有し、後述する処理を行う。管理コンピュータ21は、そのための印刷文書管理プログラムを実行する。
管理コンピュータ21には、複写可否データ記憶手段及び利用権限データ記憶手段としてのセキュリティ管理データ記憶部22、出力履歴記憶手段としての出力履歴データ記憶部23、及び原本性保証電子保存装置30が、それぞれ接続されている。
原本性保証電子保存装置30は、電子文書の原本性を確保して保管するための公知の原本性保証電子保存装置である。この原本性保証電子保存装置30は、文書データを記録する文書データ記憶部31を備えている。さらに、この原本性保証電子保存装置30は電子文書に公開鍵暗号方式による電子署名を施す手段を備えている。そして、この原本性保証電子保存装置30は、原本性を確保して保管すべき電子文書に公開鍵暗号方式による電子署名を施して、文書データ記憶部31に記録する。
セキュリティ管理データ記憶部22には、図2に示すように、原本性保証電子保存装置30に記録されている文書ファイル毎に、セキュリティ管理データ220が記録される。このセキュリティ管理データ220は、原本性保証電子保存装置30に文書ファイルが記録された場合に記録される。セキュリティ管理データ220は、文書識別子としての文書ファイル識別子、利用可能ユーザ範囲及びセキュリティ指定に関するデータを含んで構成される。
文書ファイル識別子データ領域には、文書ファイルを特定するための識別子に関するデータが記録される。
利用可能ユーザ範囲データ領域には、その文書ファイルの文書を印刷可能なユーザのユーザ識別子の範囲に関するデータが記録されている。なお、複数のユーザが利用可能な場合、この利用可能ユーザ範囲データ領域に、複数のユーザ識別子が記録されている。また、ユーザ識別子の上位の桁が特定のコードである場合に、印刷可能である場合、この利用
可能ユーザ範囲データ領域には、この特定のコードが記録される。この場合、ユーザ識別子の上位の桁がこの特定のコードであるすべてのユーザが印刷可能となる。
利用可能ユーザ範囲データ領域には、その文書ファイルの文書を印刷可能なユーザのユーザ識別子の範囲に関するデータが記録されている。なお、複数のユーザが利用可能な場合、この利用可能ユーザ範囲データ領域に、複数のユーザ識別子が記録されている。また、ユーザ識別子の上位の桁が特定のコードである場合に、印刷可能である場合、この利用
可能ユーザ範囲データ領域には、この特定のコードが記録される。この場合、ユーザ識別子の上位の桁がこの特定のコードであるすべてのユーザが印刷可能となる。
セキュリティ指定データ領域には、その文書ファイルを印刷する場合のセキュリティ指定に関するデータが記録されている。本実施形態では、セキュリティ指定として、「印刷情報のセキュリティ管理要・複写不可」、「印刷情報のセキュリティ管理要・複写可」、「印刷情報のセキュリティ管理不要」のいずれかの指定に関するデータが記録されている。
セキュリティ指定が「印刷情報のセキュリティ管理要・複写不可」の場合、用紙に印刷された印刷情報のセキュリティ管理を行い、かつ印刷情報の複写を禁止する。ここで、セキュリティ管理とは、用紙への文書の出力の管理、及び、用紙に印刷された文書の管理を意味する。
「印刷情報のセキュリティ管理要・複写可」の場合、用紙に印刷された印刷情報のセキュリティ管理を行うが、この用紙の印刷情報の複写を許容する。「印刷情報のセキュリティ管理不要」の場合、用紙に印刷された印刷情報についてセキュリティ管理を行わない。
「印刷情報のセキュリティ管理要・複写可」の場合、用紙に印刷された印刷情報のセキュリティ管理を行うが、この用紙の印刷情報の複写を許容する。「印刷情報のセキュリティ管理不要」の場合、用紙に印刷された印刷情報についてセキュリティ管理を行わない。
出力履歴データ記憶部23には、図3に示すように、セキュリティ管理対象の文書の用紙への出力(印刷又は複写)毎に、出力履歴データ230が記録される。この出力履歴データ230は、出力履歴データを複合機50から受信した場合に記録される。出力履歴データ230は、受信時刻、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定、用紙ID及び複写元用紙IDに関するデータを含んで構成される。
受信時刻データ領域には、複合機50が文書データ記憶部31に記録された電子文書に関する印刷データを、印刷管理システム20から受信した時刻(年月日時分秒)に関するデータが記録される。なお、複写処理の場合は、この受信時刻に関するデータは記録されない。
出力時刻データ領域には、複合機50が用紙に文書を出力した時刻(年月日時分秒)に関するデータが記録される。例えば、印刷処理の場合、印刷要求による電子データ(印刷データ)に基づいて用紙に画像を形成した時刻が出力時刻として記録される。一方、複写処理の場合、原稿(複写元の用紙)から読み込んだ画像データに基づいて用紙に画像を形成した時刻が出力時刻として記録される。
文書ファイル識別子データ領域には、用紙に出力した文書ファイルについての文書ファイル識別子に関するデータが記録される。
出力頁データ領域には、その文書ファイルのうち、出力した頁に関するデータが記録される。
出力頁データ領域には、その文書ファイルのうち、出力した頁に関するデータが記録される。
ユーザIDデータ領域には、印刷要求又は複写要求を行ったユーザのユーザIDに関するデータが記録される。
セキュリティ指定データ領域には、出力した文書ファイルについての印刷情報についてのセキュリティ指定に関するデータが、セキュリティ管理データ220のセキュリティ指定に関するデータに基づいて記録される。
セキュリティ指定データ領域には、出力した文書ファイルについての印刷情報についてのセキュリティ指定に関するデータが、セキュリティ管理データ220のセキュリティ指定に関するデータに基づいて記録される。
用紙IDデータ領域には、文書が出力された用紙の用紙IDに関するデータが記録される。なお、複写の場合には、この用紙IDデータ領域には、複写先の用紙の用紙IDに関するデータが記録される。
複写元用紙IDデータ領域には、複写元の用紙の用紙IDに関するデータが記録される
。なお、複写元用紙IDデータは、複写処理の場合にのみ記録される。
なお、本実施形態では、管理コンピュータ21、セキュリティ管理データ記憶部22及び出力履歴データ記憶部23が、印刷文書管理サーバとして機能する。また、管理コンピュータ21、セキュリティ管理データ記憶部22、出力履歴データ記憶部23及び複合機50が、印刷文書管理システムとして機能する。
。なお、複写元用紙IDデータは、複写処理の場合にのみ記録される。
なお、本実施形態では、管理コンピュータ21、セキュリティ管理データ記憶部22及び出力履歴データ記憶部23が、印刷文書管理サーバとして機能する。また、管理コンピュータ21、セキュリティ管理データ記憶部22、出力履歴データ記憶部23及び複合機50が、印刷文書管理システムとして機能する。
上記のように構成されたシステムを用いて、印刷情報のセキュリティ管理を行う場合の処理手順を図4、図5を用いて説明する。ここでは、印刷データに基づく印刷処理(図4)と、原稿の複写処理(図5)とに分けて説明する。
<印刷データに基づく印刷処理>
まず、電子データ(印刷データ)に基づいて印刷を行う場合の処理手順を、図4に従って説明する。
まず、電子データ(印刷データ)に基づいて印刷を行う場合の処理手順を、図4に従って説明する。
原本性保証電子保存装置30の文書データ記憶部31に記録された文書ファイルの印刷を希望するユーザは、まず、自分のユーザIDを用いて、ユーザ端末40から原本性保証電子保存装置30にアクセスする。そして、印刷を希望する文書ファイル及び印刷する頁を指定して印刷要求を行う。ユーザ端末40は、この文書ファイル及び頁の指定に関するデータと、ユーザIDとを含む印刷要求を印刷管理システム20に送信する。
印刷管理システム20の管理コンピュータ21は、この印刷要求を、ネットワーク60を介して受信する(ステップS1−1)。この場合、管理コンピュータ21は印刷許可についての判定を行う(ステップS1−2)。具体的には、管理コンピュータ21は、まず、文書ファイル識別子に基づいてセキュリティ管理データ記憶部22からセキュリティ管理データ220を抽出する。そして、このセキュリティ管理データ220に含まれる利用可能ユーザ範囲を特定する。そして、管理コンピュータ21は、印刷要求に含まれるユーザIDが特定されたユーザ範囲に含まれるかどうかを照合する。これにより、印刷要求を行ったユーザが印刷を行う権限を有するかどうかを判定する。
印刷要求を行ったユーザが印刷を行う権限を有する場合(ステップS1−2でYESの場合)、管理コンピュータ21は、抽出されたセキュリティ管理データ220からセキュリティ指定に関するデータを抽出する(ステップS1−3)。そして、管理コンピュータ21は、このセキュリティ指定に関するデータを付加して、印刷要求がされた文書ファイルについての印刷データを複合機50に送信する(ステップS1−4)。具体的には、管理コンピュータ21は、まず、印刷要求がされた文書ファイルを、管理コンピュータ21に備えられたプリンタドライバにより印刷データに変換する。そして、この印刷データに、セキュリティ指定に関するデータと、文書ファイル識別子、出力頁及びユーザIDに関するデータとを付加して複合機50に送信する。
この印刷データを受信した複合機50は、受信した印刷データに付加されたセキュリティ指定に関するデータを調べる(ステップS1−5)。そして、セキュリティ指定に関するデータが「セキュリティ管理要」である場合(ステップS1−5でYESの場合)、複合機50は、無線ICチップが添付された用紙を用いて印刷を行う。このため、複合機50は、印刷に使用する用紙の無線ICチップ情報を読み取る(ステップS1−6)。具体的には、複合機50は、まず、無線ICチップ付き用紙がセットされたトレイから、1枚の無線ICチップ付き用紙を抜き出す。そして、この無線ICチップ付き用紙を、第2の読取手段による無線ICチップ情報の読み取り位置まで搬送する。そして、第2の読取手段により、この無線ICチップ付き用紙の無線ICチップ情報を読み取る。
そして、複合機50は、上記の無線ICチップ情報の読み取りを行った無線ICチップ
付き用紙を用いて印刷処理を行う(ステップS1−7)。具体的には、複合機50は、受信した印刷データに基づいて、この用紙に画像を形成する。
付き用紙を用いて印刷処理を行う(ステップS1−7)。具体的には、複合機50は、受信した印刷データに基づいて、この用紙に画像を形成する。
そして、複合機50は、出力履歴データを複合機50の記憶手段に記録する(ステップS1−8)。この出力履歴データには、複合機50の印刷データの受信時刻、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定、及び読み取った無線ICチップ情報に関するデータが含まれる。
そして、複合機50は、複合機50内の記憶手段に記録した出力履歴データを印刷管理システム20に送信する(ステップS1−9)。本実施形態では、定期的(例えば、1時間毎)に、出力履歴データを印刷管理システム20に送信する。
この出力履歴データを受信した印刷管理システム20の管理コンピュータ21は、出力履歴データ230を出力履歴データ記憶部23に記録する(ステップS1−10)。具体的には、出力履歴データに含まれる受信時刻、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定、及び用紙IDに関するデータを記録する。
一方、複合機50が受信した印刷データについてセキュリティ管理不要の場合(ステップS1−5でNOの場合)、複合機50は、通常用紙を使用して印刷処理を行う(ステップS1−11)。そして、複合機50は、出力時刻等を含む出力履歴データを複合機50内の記憶手段に記録する(ステップS1−12)。具体的には、複合機50は、受信時刻、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータを記録する。そして、複合機50は、この出力履歴データを印刷管理システム20に送信する(ステップS1−9)。管理コンピュータ21は、受信したこの出力履歴データに基づいて出力履歴データ230を出力履歴データ記憶部23に記録する(ステップS1−10)。
なお、印刷要求を行ったユーザが印刷権限を有さない場合(ステップS1−2でNOの場合)、管理コンピュータ21は、その旨をユーザ端末40に通知し、処理を終了する。
<原稿の複写処理>
次に、原稿(複写元の用紙)の複写を行う場合の処理手順を、図5に従って説明する。
<原稿の複写処理>
次に、原稿(複写元の用紙)の複写を行う場合の処理手順を、図5に従って説明する。
印刷された文書を複写しようとするユーザは、まず、複合機50の原稿配置面に、文書が印刷された原稿(複写元の用紙)を置く。そして、ユーザは、複合機50の入力手段により複写要求を入力する。これにより、複合機50は、入力された複写要求を受け付ける(ステップS2−1)。
この場合、複合機50は、複写元の用紙について無線ICチップ情報の読取処理を行う(ステップS2−2)。具体的には、複合機50は、第1の読取手段により、複写元の用紙に備えられた無線ICチップ情報を読み取る。ここで、原稿配置面に置かれた用紙が無線ICチップを供えている場合には、無線ICチップ情報が読み取られる。
無線ICチップ情報を読み取った場合(ステップS2−3でYESの場合)、複合機50は、ユーザIDの受付処理を行う(ステップS2−4)。具体的には、複合機50は、まず、ユーザIDの入力を促すメッセージを表示手段に出力する。ユーザは、これに応じてユーザIDの入力を行う。そして、複合機50は、このユーザIDと、複写元の用紙の無線ICチップ情報とを含む問い合わせデータを管理コンピュータ21に送信する(ステップS2−5)。
この問い合わせデータを受信した管理コンピュータ21は、まず、複写が可能な文書か
どうかを調べる(ステップS2−6)。具体的には、管理コンピュータ21は、まず、複写元の用紙についての無線ICチップ情報として受信した用紙IDに基づいて、出力履歴データ記憶部23を検索する。そして、管理コンピュータ21は、検索された出力履歴データ230の文書ファイル識別子に関するデータを抽出する。そして、この文書ファイル識別子に基づいて、セキュリティ管理データ記憶部22からセキュリティ管理データ220を抽出する。そして、管理コンピュータ21は、このセキュリティ管理データ220のセキュリティ指定として「セキュリティ管理要・複写可」を示す情報が記録されているかどうかを調べる。
どうかを調べる(ステップS2−6)。具体的には、管理コンピュータ21は、まず、複写元の用紙についての無線ICチップ情報として受信した用紙IDに基づいて、出力履歴データ記憶部23を検索する。そして、管理コンピュータ21は、検索された出力履歴データ230の文書ファイル識別子に関するデータを抽出する。そして、この文書ファイル識別子に基づいて、セキュリティ管理データ記憶部22からセキュリティ管理データ220を抽出する。そして、管理コンピュータ21は、このセキュリティ管理データ220のセキュリティ指定として「セキュリティ管理要・複写可」を示す情報が記録されているかどうかを調べる。
そして、複写が可能な文書である場合(ステップS2−6でYESの場合)、管理コンピュータ21は、複写要求を行っているユーザが複写する権限を有するかどうかを調べる(ステップS2−7)。具体的には、管理コンピュータ21は、問い合わせデータのユーザ識別子が文書ファイル識別子に基づいて抽出されたセキュリティ管理データ220の利用可能ユーザ範囲に含まれるかどうかを照合する。
複写要求を行っているユーザが複写権限を有する場合(ステップS2−7でYESの場合)、管理コンピュータ21は、複写許可通知を複合機50に送信する(ステップS2−8)。
なお、複写が許可されていない文書の場合(ステップS2−6でNOの場合)や、ユーザが複写権限を有さない場合(ステップS2−7でNOの場合)は、管理コンピュータ21は、複写不可通知を複合機50に送信する(ステップS2−16)。この複写不可通知を受信した複合機50は、複写不可の旨を示すメッセージを表示手段に表示する。この場合、複合機50は、複写処理を行わない。
複写許可通知を受信した複合機50は、複写先の用紙の無線ICチップ情報を読み取る(ステップS2−9)。具体的には、複合機50は、まず、無線ICチップ付き用紙がセットされたトレイから、1枚の無線ICチップ付き用紙を抜き出す。そして、この無線ICチップ付き用紙を、第2の読取手段による無線ICチップ情報の読み取り位置まで搬送する。そして、第2の読取手段により、この無線ICチップ付き用紙の無線ICチップ情報を読み取る。
そして、複合機50は、上記の無線ICチップ情報を読み取った用紙(複写先の用紙)を用いて複写処理を行う(ステップS2−10)。具体的には、複合機50は、まず、複写元のICチップ付き用紙に印刷された画像イメージを読み込み、イメージデータを記録する。そして、このイメージデータに基づいて、画像イメージを複写先の用紙に転写する。
そして、複合機50は、出力履歴データを複合機50の記憶手段に記録する(ステップS2−11)。具体的には、この出力履歴データには、出力時刻、ユーザID、複写先の無線ICチップ情報及び複写元の無線ICチップ情報に関するデータが含まれる。
そして、複合機50は、複合機50内の記憶手段に記録した出力履歴データを印刷管理システム20に送信する(ステップS2−12)。本実施形態では、定期的(例えば、1時間毎)に、出力履歴データを印刷管理システム20に送信する。なお、複合機50は、この複写処理による出力履歴データを、上述の印刷処理による出力履歴データと一緒に送信する。
この出力履歴データを受信した印刷管理システム20の管理コンピュータ21は、受信した出力履歴データに基づいて、出力履歴データ230を出力履歴データ記憶部23に記
録する(ステップS2−13)。具体的には、管理コンピュータ21は、まず、複写元の無線ICチップ情報である複写元用紙IDに基づいて、出力履歴データ記憶部23の用紙IDを検索する。そして、検索された用紙IDの出力履歴データ230の文書ファイル識別子、出力頁及びセキュリティ指定に関するデータを抽出する。そして、管理コンピュータ21は、その文書ファイル識別子、出力頁及びセキュリティ指定に関するデータと、受信した出力時刻、ユーザID、用紙ID及び複写元用紙IDに関するデータとに基づいて、出力履歴データ230を記録する。
録する(ステップS2−13)。具体的には、管理コンピュータ21は、まず、複写元の無線ICチップ情報である複写元用紙IDに基づいて、出力履歴データ記憶部23の用紙IDを検索する。そして、検索された用紙IDの出力履歴データ230の文書ファイル識別子、出力頁及びセキュリティ指定に関するデータを抽出する。そして、管理コンピュータ21は、その文書ファイル識別子、出力頁及びセキュリティ指定に関するデータと、受信した出力時刻、ユーザID、用紙ID及び複写元用紙IDに関するデータとに基づいて、出力履歴データ230を記録する。
一方、複写元の無線ICチップ情報の読取処理において無線ICチップ情報を読み取らなかった場合(ステップS2−3でNOの場合)、複合機50は、通常用紙を用いて複写処理を行う(ステップS2−14)。具体的には、複合機50は、通常用紙がセットされたトレイを選択し、このトレイの通常用紙を用いて複写を行う。
そして、複合機50は、出力履歴データを複合機50の記憶手段に記録する(ステップS2−15)。具体的には、複合機50は、複合機50は、出力時刻及びユーザIDに関するデータを記録する。そして、複合機50は、ステップS2−12において、この出力履歴データを印刷管理システム20に送信する。管理コンピュータ21は、ステップS2−13において、受信したこの出力履歴データに基づいて出力履歴データ230を出力履歴データ記憶部23に記録する。
以上、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、複写元の用紙の無線ICチップに記録された用紙IDと、複写先の用紙の無線ICチップに記録された用紙IDとを関連付けた出力履歴データ230を記録する。このため、複写が行われた場合に、複写元の用紙と複写先の用紙との対応付けを出力履歴データ230に基づいて確認できる。従って、一旦、用紙に印刷された印刷情報を追跡することが可能となる。
・ 上記実施形態では、複写元の用紙の無線ICチップに記録された用紙IDと、複写先の用紙の無線ICチップに記録された用紙IDとを関連付けた出力履歴データ230を記録する。このため、複写が行われた場合に、複写元の用紙と複写先の用紙との対応付けを出力履歴データ230に基づいて確認できる。従って、一旦、用紙に印刷された印刷情報を追跡することが可能となる。
・ 上記実施形態では、印刷データを受信した複合機50は、セキュリティ管理要の場合、第2の読取手段により、印刷を行う用紙の無線ICチップ情報を読み取る。そして、印刷データに基づいて印刷を実行し、無線ICチップ情報、文書ファイル識別子等を含む出力履歴データを前記印刷管理サーバに送信する。このため、印刷された用紙の用紙IDを文書ファイル識別子と関連付けて記録できる。従って、その用紙が複写された場合にも、複写元の用紙の用紙IDに基づいて文書ファイル識別子を特定することにより、複写された文書の文書ファイル識別子を特定できる。
・ 上記実施形態では、印刷要求を受信した管理コンピュータ21が、セキュリティ指定に関するデータを付加して印刷データを複合機50に送信する。そして、そのセキュリティ指定に基づいて、印刷情報の管理が必要な場合に、複合機50が、無線ICチップ付き用紙を用いる。このため、印刷情報の管理が必要な文書についての印刷を行う場合のみ、無線ICチップ付き用紙を用いて印刷することができる。従って、コストを削減できる。
・ 上記実施形態では、複写要求に基づく複合機50からのユーザID及び複写元の無線ICチップ情報を受信した場合、管理コンピュータ21は、複写元の用紙IDから特定される文書ファイル識別子に基づいて、セキュリティ管理データ220を特定する。そして、セキュリティ管理データ220のセキュリティ指定に関するデータに基づいて、複写の可否を判定する。このため、複写が許可されている文書以外は複写できないようにすることができる。従って、複写をすることが適当でない文書が複写されるのを防止できる。
・ 上記実施形態では、複写要求がされた場合に、複写元の用紙IDにより特定された
文書ファイル識別子とユーザIDとに基づいて、セキュリティ管理データ220を抽出する。そして、複写要求を行ったユーザのユーザIDをセキュリティ管理データ220の利用可能ユーザ範囲に関するデータと照合することにより、複写要求を行ったユーザが複写権限を有するかどうかを調べる。このため、複写元の印刷情報について複写権限を有する特定のユーザ以外は複写を行えないようにすることができる。
文書ファイル識別子とユーザIDとに基づいて、セキュリティ管理データ220を抽出する。そして、複写要求を行ったユーザのユーザIDをセキュリティ管理データ220の利用可能ユーザ範囲に関するデータと照合することにより、複写要求を行ったユーザが複写権限を有するかどうかを調べる。このため、複写元の印刷情報について複写権限を有する特定のユーザ以外は複写を行えないようにすることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を、上記第1の実施形態と同様に図4及び図5を用いて説明する。本実施形態では、印刷処理及び複写処理において、画像を形成する用紙に付された無線ICチップに、文書ファイル識別子等のデータを記録する。
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を、上記第1の実施形態と同様に図4及び図5を用いて説明する。本実施形態では、印刷処理及び複写処理において、画像を形成する用紙に付された無線ICチップに、文書ファイル識別子等のデータを記録する。
本実施形態では、複合機50は、印刷する用紙(複写先の用紙を含む)に添付された無線ICチップに情報を書き込む書込手段を備えている。また、セキュリティ管理データ記憶部22は、印刷情報の追跡管理の要否としてのセキュリティ管理の要否に関するデータをセキュリティ指定に関するデータとして記録することにより、追跡管理要否データ記憶手段として機能する。なお、システム構成及び印刷管理システム20の構成は、上記第1の実施形態の場合と同様であるため、説明を省略する。
上記のように構成されたシステムを用いて、印刷情報のセキュリティ管理を行う場合の処理手順を、上記第1の実施形態と同様に、図4、図5を用いて説明する。ここでは、印刷データに基づく印刷処理(図4)と、原稿の複写処理(図5)とに分けて説明する。
<印刷データに基づく印刷処理>
まず、電子データ(印刷データ)に基づいて印刷を行う場合の処理手順を、図4に従って説明する。ここでは、上記第1の実施形態と異なる処理についてのみ説明する。
まず、電子データ(印刷データ)に基づいて印刷を行う場合の処理手順を、図4に従って説明する。ここでは、上記第1の実施形態と異なる処理についてのみ説明する。
本実施形態では、ステップS1−7において、複合機50は、無線ICチップ付き用紙に画像を形成するとともに、この用紙に付された無線ICチップに情報の書込を行う。具体的には、複合機50は、書込手段により、この用紙の無線ICチップに、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータを書き込む。
なお、このステップS1−7の処理以外については、上記第1の実施形態の場合と同様の処理を行う。
<原稿の複写処理>
次に、原稿(複写元の用紙)の複写を行う場合の処理手順を、図5に従って説明する。ここでは、上記第1の実施形態と異なる処理についてのみ説明する。
<原稿の複写処理>
次に、原稿(複写元の用紙)の複写を行う場合の処理手順を、図5に従って説明する。ここでは、上記第1の実施形態と異なる処理についてのみ説明する。
本実施形態では、ステップS2−2において、複合機50は、複写元の無線ICチップ情報として、複写元用紙の用紙ID、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータの読取処理を行う。複合機50は、読み取った無線ICチップ情報を記憶手段に記録する。
そして、複写元の無線ICチップ情報を読み取った場合(ステップS2−3でYESの場合)、複合機50は、無線ICチップ情報に含まれるセキュリティ指定について調べる。ここで、セキュリティ指定として「印刷情報のセキュリティ管理要・複写不可」を示すデータが記録されている場合、複合機50は、複写不可の旨を示すメッセージを表示手段に表示する。この場合、複合機50は、複写処理を行わない。
一方、セキュリティ指定として「印刷情報のセキュリティ管理要・複写可」を示すデータが記録されている場合、複合機50は、ステップS2−4の処理に移る。この場合、上
記第1の実施形態の場合と同様に、ステップS2−4及びステップS2−5の処理を行う。
記第1の実施形態の場合と同様に、ステップS2−4及びステップS2−5の処理を行う。
管理コンピュータ21は、ユーザID及び複写元の無線ICチップ情報を受信すると、ステップS2−6の処理を行わずに、上記第1の実施形態の場合と同様に、複写権限を有するかどうかを調べる(ステップS2−7)。そして、複写権限を有さない場合(ステップS2−7でNOの場合)、複合機50に複写不可通知を送信する(ステップS2−16)。
一方、複写権限を有する場合(ステップS2−7でYESの場合)、管理コンピュータ21及び複合機50は、ステップS2−8以降の処理を行う。ここで、ステップS2−10において、複合機50は、複写元の用紙の無線ICチップ情報を複写先の用紙の無線ICチップに記録する。具体的には、複写先の用紙の無線ICチップに、複写元の無線ICチップから読み取った、複写元用紙の用紙ID、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータを記録する。
以上、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の奏する効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、印刷処理において、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータを印刷する用紙の無線ICチップに書き込む。このため、印刷管理システム20にアクセスしなくても、印刷された文書について、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータを取得することが可能となる。これにより、通信負荷を軽減できる。
・ 上記実施形態では、印刷処理において、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータを印刷する用紙の無線ICチップに書き込む。このため、印刷管理システム20にアクセスしなくても、印刷された文書について、出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータを取得することが可能となる。これにより、通信負荷を軽減できる。
さらに、これらのデータと印刷を行った用紙IDとを含む出力履歴データ230を出力履歴データ記憶部23に記録する。このため、用紙の無線ICチップ情報を参照しなくても、出力履歴データ記憶部23に記録された出力履歴データ230の文書ファイル識別子、出力頁、用紙IDに関するデータに基づいて、印刷された文書と、その文書が印刷された用紙とを特定できる。
・ 上記実施形態では、複写処理において、複写元の用紙の無線ICチップから読み込んだ、複写元の用紙の出力時刻、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータを複写先の用紙の無線ICチップに書き込む。このため、印刷管理システム20にアクセスしなくても、複写先の用紙について、複写元の用紙の用紙ID及び複写元の用紙の出力時刻を特定することが可能となる。また、印刷管理システム20にアクセスしなくても、複写された文書について、文書ファイル識別子、出力頁、ユーザID、セキュリティ指定に関するデータを取得することが可能となる。これにより、通信負荷を軽減できる。
・ 上記実施形態では、印刷処理において、セキュリティ管理データ記憶部22から抽出されたセキュリティ指定に関するデータを印刷する用紙の無線ICチップに書き込む。そして、複写要求がされた場合、複写元の用紙の無線ICチップから読み込んだセキュリティ指定に関するデータが「印刷情報のセキュリティ管理要・複写不可」を指定している場合、複写不可の旨を表示し、複写処理を行わない。このため、複写要求がされた場合、複写元の用紙の無線ICチップに記録された複写可否に関するデータに基づいて複写可否を判定できる。従って、複写不可が設定されている場合、印刷管理システム20にアクセスするまでもなく、複写を拒否できる。これにより、通信負荷を軽減できる。
・ 上記実施形態では、ステップS1−5において、セキュリティ指定に関するデータを調べる。そして、セキュリティ管理が必要な場合、無線ICチップ付き用紙を使用して
印刷処理を行い、その用紙の無線ICチップに、文書ファイル識別子、出力頁等に関するデータを書き込む。この場合、さらに、出力履歴データとして、文書ファイル識別子、出力頁、及び読み取った無線ICチップ情報に含まれる用紙IDを含むデータを記録する。
印刷処理を行い、その用紙の無線ICチップに、文書ファイル識別子、出力頁等に関するデータを書き込む。この場合、さらに、出力履歴データとして、文書ファイル識別子、出力頁、及び読み取った無線ICチップ情報に含まれる用紙IDを含むデータを記録する。
このため、セキュリティ指定が必要な場合(追跡管理が必要な場合)、印刷情報の追跡管理を行うことができる。そして、この場合、印刷管理システム20にアクセスしなくても、印刷された用紙の無線ICチップ情報に基づいて、印刷された文書の文書ファイル識別子及び出力頁により、印刷された文書を特定できる。さらに、用紙の無線ICチップ情報を参照しなくても、出力履歴データ記憶部23に記録された出力履歴データ230の文書ファイル識別子、出力頁、用紙IDに関するデータに基づいて、印刷された文書と、その文書が印刷された用紙とを特定できる。
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記第1,第2の実施形態では、用紙の無線ICチップに予め用紙IDが記録されており、印刷処理及び複写処理の際に、この用紙IDに関するデータを読み取って記録した。これに代えて、印刷処理及び複写処理の際に、複合機50の書込手段により、用紙の無線ICチップに用紙IDに関するデータを書き込んでもよい。
○ 上記第1,第2の実施形態では、用紙の無線ICチップに予め用紙IDが記録されており、印刷処理及び複写処理の際に、この用紙IDに関するデータを読み取って記録した。これに代えて、印刷処理及び複写処理の際に、複合機50の書込手段により、用紙の無線ICチップに用紙IDに関するデータを書き込んでもよい。
○ 上記第1,第2の実施形態では、無線ICチップを予め備える用紙を用いて印刷処理及び複写処理を行った。これに代えて、印刷処理又は複写処理において、印刷を行う用紙に用紙IDを記録した無線ICチップを付着させ、その無線ICチップの情報を読み取って記録してもよい。これにより、無線ICチップ付き用紙を予め用意する必要がなくなる。
この場合、用紙に印刷された印刷情報を管理する必要がある場合のみ、無線ICチップを用紙に付着させてもよい。これにより、無線ICチップを無駄に使用するのを防止できる。また、無線ICチップ付き用紙と通常用紙とを別々に用意する必要がなくなる。
○ 上記第1,第2の実施形態では、複写処理においては、管理コンピュータ21は、複写元用紙IDに基づいて抽出した文書ファイル識別子、頁、セキュリティ指定に関するデータを含む出力履歴データ230を出力履歴データ記憶部23に記録した。これに代えて、複写処理における出力履歴データ230には、文書ファイル識別子、頁、セキュリティ指定に関するデータは記録せず、この出力履歴データ230を検索する場合に、複写元の用紙についての出力履歴データ230に基づいて、これらのデータを抽出してもよい。具体的には、まず、複写先の用紙の用紙IDに基づいて、複写先の用紙の出力履歴データ230を特定し、複写元用紙IDを抽出する。そして、この複写元用紙IDを用紙IDとする出力履歴データ230の文書ファイル識別子、頁、セキュリティ指定に関するデータを抽出する。これにより、出力履歴データ記憶部23に記録するデータのデータ量を減らすことができる。
○ 上記第1,第2の実施形態では、セキュリティ管理データ220のセキュリティ指定に関するデータに従って、印刷情報のセキュリティ管理が必要な文書を印刷する場合、無線ICチップ付き用紙を用いた。そして、複写処理において、無線ICチップ付き用紙を複写元として複写を行う場合は、必ず、無線ICチップ付き用紙に複写した。これに代えて、印刷処理では、印刷情報のセキュリティ管理が必要か否かに関わらず無線ICチップ付き用紙を用いてもよい。この場合、印刷情報のセキュリティ管理が必要な場合のみ、出力履歴データ230を出力履歴データ記憶部23に記録する。また、複写処理では、複写元が無線ICチップ付き用紙であっても、印刷情報のセキュリティ管理が必要かどうかを調べて、必要な場合のみ、出力履歴データ230を出力履歴データ記憶部23に記録する。これにより、無線ICチップ付き用紙と通常用紙とを別々に用意する必要がなくなる
。
。
○ 上記第1,第2の実施形態では、複写処理において、セキュリティ管理データ記憶部22のセキュリティ指定に関するデータに基づいて複写可否を決定した。これに代えて、複写を制限しないようにしてもよい。この場合も、複写元の用紙IDと複写先の用紙IDとを関連付けて出力履歴データ230を記録する。これにより、複写を制限しない場合も、複写元の用紙を特定できる。従って、この場合も、用紙に印刷した印刷情報を追跡することができる。
○ 上記第1,第2の実施形態では、ユーザ端末40から印刷要求が行われた場合に、管理コンピュータ21がセキュリティ指定に関するデータを印刷データに付加して複合機50に送信した。そして、このセキュリティ指定に関するデータに基づいて、複合機50が、用紙がセットされたトレイを選択した。これに代えて、ユーザ端末40から印刷要求が行われた場合に、管理コンピュータ21が、セキュリティ指定に関するデータに基づいて、対応する用紙がセットされたトレイを選択して複合機50に印刷データを送信してもよい。これにより、複合機50における処理負荷を軽減しながら、本発明の印刷文書管理方法を実現できる。
○ 上記第1,第2の実施形態では、印刷管理システム20にセキュリティ管理データ記憶部22及び出力履歴データ記憶部23を備えた。これに代えて、セキュリティ管理データ記憶部22及び出力履歴データ記憶部23を複合機50内に備えてもよい。これにより、印刷管理システム20との通信を行うことなく、印刷情報の管理を行うことができる。
○ 上記第1,第2の実施形態では、用紙情報記録手段として無線ICチップを用いたが、用紙に備える記憶手段は、これに限られるものではない。例えば、用紙情報記録手段としてバーコードや2次元コードの表示コードを用いてもよい。この場合、目立たない特殊色のインク等を用いて、予め用紙IDを印刷する。そして、複合機50には、この特殊色のセンサを設け、これを用紙IDの読取手段として用いる。
さらに、印刷処理において、用紙IDを示す表示コードを、特殊色のインクを用いて用紙に印刷してもよい。この場合、表示コードには、複写元の用紙IDに関するデータを記録しておく。そして、複写処理においては、表示コードに基づいて複写元の用紙IDを特定し、出力履歴データ230を抽出する。さらに、複写先の用紙には、表示コードの部分については複写を行わず、新たな用紙IDを示す表示コードを印刷する。具体的には、複写処理において、複合機50は、まず、複写元の用紙の画像イメージを読み取り、表示コードが印刷されている部分を特定する。そして、特定された部分を、新たな用紙IDを示す表示コードの画像イメージに置き換える。そして、複写元の画像イメージについて、表示コードの部分のみ新たな表示コードに置き換えた画像イメージを複写先の用紙に印刷する。これにより、通常用紙を用いた場合にも、表示コードを用いて、用紙に印刷された印刷情報の追跡が可能となる。
また、複写処理においては、複写先の表示コード情報として複写元を特定する情報を記録してもよい。これにより、印刷管理システム20にアクセスしなくても、複写先の用紙について複写元の用紙を特定できる。
○ 上記第2の実施形態では、複写処理において、複写先の用紙のセキュリティ指定として、複写元の用紙の無線ICチップから読み込んだセキュリティ指定に関するデータを記録した。これに代えて、複写処理においては、複写元の無線ICチップ情報のセキュリティ指定に関わらず、複写不可を示すデータを複写先の用紙の無線ICチップに記録して
もよい。この場合、その複写先の用紙を複写元として複写要求を行うと、その用紙の無線ICチップ情報の複写不可を示すデータに基づいて、複写が拒否される。このため、複写先の用紙がさらに複写されるのを防止できる。従って、印刷データに基づいて印刷された用紙(原本となる用紙)については複写することを可能とする一方、複写先から複写が連鎖していくのを防止できる。
もよい。この場合、その複写先の用紙を複写元として複写要求を行うと、その用紙の無線ICチップ情報の複写不可を示すデータに基づいて、複写が拒否される。このため、複写先の用紙がさらに複写されるのを防止できる。従って、印刷データに基づいて印刷された用紙(原本となる用紙)については複写することを可能とする一方、複写先から複写が連鎖していくのを防止できる。
○ 上記第2の実施形態では、複写処理において、複写元の用紙IDを複写先の用紙の無線ICチップに書き込んだ。複写先の用紙の無線ICチップに書き込むデータは、これに限られるものではなく、例えば、複写を繰り返す場合には、印刷データに基づいて印刷された用紙(原本となる用紙)の用紙IDを複写先の用紙の無線ICチップに書き込んでもよい。これにより、複写が繰り返された場合にも、印刷管理システム20にアクセスしなくても、調べようとしている用紙の無線ICチップ情報に含まれる原本となる用紙の用紙IDに基づいて、原本となる用紙を特定できる。
21…管理コンピュータ、22…複写可否データ記憶手段、利用権限データ記憶手段及び追跡管理要否データ記憶手段としてのセキュリティ管理データ記憶部、26…出力履歴記憶手段としての出力履歴データ記憶部、50…画像形成装置としての複合機。
Claims (30)
- 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及びコンピュータを用いて、印刷文書を管理する方法であって、
前記コンピュータが、
前記複写元用紙の画像イメージについて、前記複写先用紙への転写要求を受信した場合、
前記第1の読取手段を用いて読み取った第1の用紙識別子と、前記第2の読取手段を用いて読み取った第2の用紙識別子とを関連づけた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録する出力履歴記録処理を実行する段階を備えたことを特徴とする印刷文書管理方法。 - 前記出力履歴記録処理は、前記コンピュータが、前記転写の時刻に関するデータを、さらに前記出力履歴データに含めて記録することを特徴とする請求項1に記載の印刷文書管理方法。
- 前記出力履歴記憶手段に記録された各出力履歴データは、それぞれ前記複写元用紙に印刷された文書を特定するための文書識別子に関するデータに関連づけられて記録されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷文書管理方法。
- 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置と、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段とを用いて、印刷文書を管理する方法であって、
前記画像形成装置が、
前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る第1の段階と、
前記第2の読取手段を用いて、複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る第2の段階と、
前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する第3の段階と、
前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する第4の段階と
を備えたことを特徴とする印刷文書管理方法。 - 前記出力履歴記録処理は、前記画像を形成した時刻に関するデータを、さらに前記履歴データに含めて記録することを特徴とする請求項4に記載の印刷文書管理方法。
- 前記画像形成装置が、
前記第1の段階において読み取った第1の用紙識別子を、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録する段階をさらに備えたことを特徴とする請求項4又は5に記載の印刷文書管理方法。 - 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置と、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及び印刷文書の複写可否に関するデータを記録した複写可否データ記憶手段を備えた印刷文書管理サーバとを用いて、印刷文書を管理する方法であって、
前記画像形成装置が、
前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取り、前記印刷文書管理サーバに送信する段階と、
前記印刷文書管理サーバから、前記第1の用紙識別子に基づいて前記複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否に関するデータを受信する段階と、
前記複写可否に関するデータに基づいて複写可能な場合に、
前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る段階と、
前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する段階と、
前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する段階と
を備えたことを特徴とする印刷文書管理方法。 - 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に情報を書き込む書込手段を備えた画像形成装置と、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段とを用いて印刷文書を管理する方法であって、
前記画像形成装置が、
前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子と印刷文書の複写可否に関するデータを読み取る段階と、
前記複写可否に関するデータに基づいて複写可能な場合に、
前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取り、前記書込手段を用いて、この情報記録媒体に複写可否に関するデータを書き込む段階と、
前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する段階と、
前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する段階と
を備えたことを特徴とする印刷文書管理方法。 - 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段、及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理システムを用いて、印刷文書を管理する方法であって、
前記印刷文書管理システムが、
複写を希望するユーザのユーザ識別子を取得する段階と、
前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る段階と、
前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する段階と、
前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定する段階と、
前記ユーザが利用権限を有する場合には、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る段階と、
前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する段階と、
前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する段階と
を備えたことを特徴とする印刷文書管理方法。 - 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複
写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置と、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理サーバとを用いて、印刷文書を管理する方法であって、
前記印刷文書管理サーバが、
前記画像形成装置から、複写を希望するユーザのユーザ識別子と、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を取得する段階と、
前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する段階と、
前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定し、複写可否データを送信する段階と、
前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を取得し、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する段階と
を備えたことを特徴とする印刷文書管理方法。 - 印刷する用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段、印刷する用紙の情報記録媒体に情報を書き込む書込手段を備えた画像形成装置と、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段とを用いて、印刷文書を管理する方法であって、
前記画像形成装置が、
印刷要求がされた文書の電子データを受信する段階と、
前記印刷する用紙の情報記録媒体に記録された用紙識別子を読み取る段階と、
前記印刷する用紙に前記電子データに基づいて画像を形成する段階と、
前記印刷する用紙の情報記録媒体に前記印刷された文書を特定するための情報を記録する媒体記録処理を実行する段階と、
前記読み取った用紙識別子と前記印刷された文書を特定するための情報とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録する出力履歴記録処理を実行する段階と
を備えたことを特徴とする印刷文書管理方法。 - 印刷文書についての追跡管理要否に関するデータを文書識別子に関連付けて記録した追跡管理要否データ記憶手段を用いて、
前記画像形成装置が、
前記印刷要求がされた文書の文書識別子に基づいて前記追跡管理要否データ記憶手段から抽出された追跡管理要否に関するデータを用いて印刷情報の追跡管理要否を判定する段階をさらに備え、
前記追跡管理要否に基づいて、前記媒体記録処理と前記出力履歴記録処理とを実行することを特徴とする請求項11に記載の印刷文書管理方法。 - 印刷文書の複写可否に関するデータを文書識別子に関連付けて記録した複写可否データ記憶手段を用いて、
前記画像形成装置が、
前記印刷する文書の文書識別子に基づいて前記複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否に関するデータを前記印刷する用紙の情報記録媒体に記録する段階をさらに備えたことを特徴とする請求項11又は12に記載の印刷文書管理方法。 - 前記画像形成装置が、
前記情報記録媒体を、前記画像を形成する用紙に付着させる段階をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の印刷文書管理方法。 - 前記情報記録媒体は、無線ICチップであることを特徴とする請求項1〜14のいずれ
か1つに記載の印刷文書管理方法。 - 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及びコンピュータを用いて、印刷文書を管理するための印刷文書管理プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記複写元用紙の画像イメージについて、前記複写先用紙への転写要求を受信した場合に、
前記第1の読取手段を用いて読み取った第1の用紙識別子と、前記第2の読取手段を用いて読み取った第2の用紙識別子とを関連づけた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録する出力履歴記録処理を実行する手段として機能させることを特徴とする印刷文書管理プログラム。 - 前記出力履歴記録処理は、前記コンピュータが、前記転写の時刻に関するデータを、さらに前記出力履歴データに含めて記録することを特徴とする請求項16に記載の印刷文書管理プログラム。
- 前記出力履歴記憶手段に記録された各出力履歴データは、それぞれ前記複写元用紙に印刷された文書を特定するための文書識別子に関するデータに関連づけられて記録されていることを特徴とする請求項16又は17に記載の印刷文書管理プログラム。
- 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備え、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段に接続可能な画像形成装置であって、
前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る第1の手段と、
前記第2の読取手段を用いて、複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る第2の手段と、
前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する第3の手段と、
前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する第4の手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記出力履歴記録処理は、前記画像を形成した時刻に関するデータを、さらに前記履歴データに含めて記録することを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
- 前記第1の手段で読み取った第1の用紙識別子を、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項19又は20に記載の画像形成装置。
- 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備え、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及び印刷文書の複写可否に関するデータを記録した複写可否データ記憶手段を備えた印刷文書管理サーバに接続可能な画像形成装置であって、
前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取り、前記印刷文書管理サーバに送信する手段と、
前記印刷文書管理サーバから、前記第1の用紙識別子に基づいて前記複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否に関するデータを受信する手段と、
前記複写可否に関するデータに基づいて複写可能な場合に、
前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る手段と、
前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する手段と、
前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に情報を書き込む書込手段を備え、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段に接続可能な画像形成装置であって、
前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子と印刷文書の複写可否に関するデータを読み取る手段と、
前記複写可否に関するデータに基づいて複写可能な場合に、
前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取り、前記書込手段を用いて、この情報記録媒体に複写可否に関するデータを書き込む手段と、
前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する手段と、
前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 印刷する用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る読取手段、印刷する用紙の情報記録媒体に情報を書き込む書込手段を備え、出力履歴を記録する出力履歴記憶手段に接続可能な画像形成装置であって、
印刷要求がされた文書の電子データを受信する手段と、
前記印刷する用紙の情報記録媒体に記録された用紙識別子を読み取る手段と、
前記印刷する用紙に前記電子データに基づいて画像を形成する手段と、
前記印刷する用紙の情報記録媒体に前記印刷された文書を特定するための情報を記録する媒体記録処理を実行する手段と、
前記読み取った用紙識別子と前記印刷された文書を特定するための情報とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録する出力履歴記録処理を実行する手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 印刷文書についての追跡管理要否に関するデータを文書識別子に関連付けて記録した追跡管理要否データ記憶手段にさらに接続可能な画像形成装置であって、
前記印刷要求がされた文書の文書識別子に基づいて前記追跡管理要否データ記憶手段から抽出された追跡管理要否に関するデータを用いて印刷情報の追跡管理要否を判定する手段をさらに備え、
前記追跡管理要否に基づいて、前記媒体記録処理と前記出力履歴記録処理とを実行することを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。 - 印刷文書の複写可否に関するデータを文書識別子に関連付けて記録した複写可否データ記憶手段にさらに接続可能な画像形成装置であって、
前記印刷する文書の文書識別子に基づいて前記複写可否データ記憶手段から抽出された複写可否に関するデータを前記印刷する用紙の情報記録媒体に記録する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項24又は25に記載の画像形成装置。 - 前記情報記録媒体を、前記画像を形成する用紙に付着させる手段をさらに備えたことを特徴とする請求項19〜26のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記情報記録媒体は、無線ICチップであることを特徴とする請求項19〜27のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段、及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理システムであって、
複写を希望するユーザのユーザ識別子を取得する手段と、
前記第1の読取手段を用いて、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を読み取る手段と、
前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する手段と、
前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定する手段と、
前記ユーザが利用権限を有する場合には、前記第2の読取手段を用いて、前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を読み取る手段と、
前記複写元用紙の画像イメージに基づいて、前記複写先用紙に画像を形成する手段と、
前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段と
を備えたことを特徴とする印刷文書管理システム。 - 複写元用紙に付加された情報記録媒体に記録された情報を読み取る第1の読取手段、複写先用紙の情報記録媒体に記録された情報を読み取る第2の読取手段を備えた画像形成装置と、文書識別子毎に用紙識別子を関連づけた出力履歴を記録する出力履歴記憶手段及び文書識別子毎に利用権限を有するユーザのユーザ識別子を記録した利用権限データ記憶手段を備えた印刷文書管理サーバとを用いて、印刷文書を管理するための印刷文書管理プログラムであって、
前記印刷文書管理サーバを、
前記画像形成装置から、複写を希望するユーザのユーザ識別子と、複写元用紙の情報記録媒体に記録された第1の用紙識別子を取得する手段と、
前記出力履歴記憶手段を用いて、前記第1の用紙識別子に基づいて文書識別子を特定する手段と、
前記取得したユーザ識別子と前記特定した文書識別子とを用いて前記ユーザの利用権限を判定し、複写可否データを送信する手段と、
前記複写先用紙の情報記録媒体に記録された第2の用紙識別子を取得し、前記第1の用紙識別子と前記第2の用紙識別子とを関連付けた出力履歴データを前記出力履歴記憶手段に記録するための出力履歴記録処理を実行する手段
として機能させるための印刷文書管理プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004030712A JP2005222372A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | 印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システム |
US11/048,070 US7746490B2 (en) | 2004-02-06 | 2005-02-02 | Printed document managing method, printed document managing program, image forming apparatus, and printed document managing system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004030712A JP2005222372A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | 印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005222372A true JP2005222372A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34824140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004030712A Pending JP2005222372A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | 印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7746490B2 (ja) |
JP (1) | JP2005222372A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8024300B2 (en) | 2007-07-30 | 2011-09-20 | Ricoh Company Limited | Image forming apparatus, image forming method, and storage medium |
US8289543B2 (en) | 2007-03-09 | 2012-10-16 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, image forming system, and image forming method |
US8547587B2 (en) | 2007-03-09 | 2013-10-01 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing apparatus including an input unit that receives plural images |
JP2020021266A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社リコー | 仲介装置、仲介システムおよび仲介方法 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4817719B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2011-11-16 | キヤノン株式会社 | 画像形成システム及び後処理装置 |
JP2007199826A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Canon Inc | 画像処理装置および文書管理サーバおよび文書管理システムおよびその文書管理制御方法 |
JP4661620B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2011-03-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 文書管理装置およびプログラム |
JP4164516B2 (ja) * | 2006-05-11 | 2008-10-15 | キヤノン株式会社 | 画像出力装置、履歴管理方法、および履歴管理プログラム |
US8230200B2 (en) * | 2007-05-10 | 2012-07-24 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus capable of creating, managing and using job history and control method for the same |
JP2010074434A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及びプログラム |
JP2010178047A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Brother Ind Ltd | 画像処理装置およびプログラム |
JP4826637B2 (ja) * | 2009-01-29 | 2011-11-30 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置およびプログラム |
JP5635949B2 (ja) * | 2011-07-11 | 2014-12-03 | 株式会社東芝 | 文書管理システム及び文書管理方法 |
US9553916B2 (en) | 2014-03-13 | 2017-01-24 | Ca, Inc. | Copy and paste between devices |
JP2023012797A (ja) * | 2021-07-14 | 2023-01-26 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像形成装置及び画像形成プログラム |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3976946B2 (ja) | 1999-06-18 | 2007-09-19 | 株式会社リコー | 原本性保証電子保存装置、原本性保証電子保存方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP4081947B2 (ja) | 1999-12-03 | 2008-04-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 装置セキュリティ管理システム |
JP3383793B2 (ja) | 2000-06-30 | 2003-03-04 | 日本電信電話株式会社 | コンテンツコピー追跡管理システム,コンテンツコピー機,センタ装置およびそれらのプログラム記録媒体 |
JP2002120475A (ja) | 2000-10-16 | 2002-04-23 | Hitachi Ltd | 紙製品、書類管理方法、書類管理システム、事務用品および事務機器 |
JP3912031B2 (ja) * | 2001-05-15 | 2007-05-09 | 株式会社デンソーウェーブ | 複写機およびファクシミリ装置 |
JP2003208488A (ja) | 2002-01-11 | 2003-07-25 | Hitachi Ltd | 記録情報の原本性確認方法およびシステム |
JP3872365B2 (ja) * | 2002-03-19 | 2007-01-24 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
2004
- 2004-02-06 JP JP2004030712A patent/JP2005222372A/ja active Pending
-
2005
- 2005-02-02 US US11/048,070 patent/US7746490B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8289543B2 (en) | 2007-03-09 | 2012-10-16 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus, image forming system, and image forming method |
US8547587B2 (en) | 2007-03-09 | 2013-10-01 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing apparatus including an input unit that receives plural images |
US8024300B2 (en) | 2007-07-30 | 2011-09-20 | Ricoh Company Limited | Image forming apparatus, image forming method, and storage medium |
JP2020021266A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社リコー | 仲介装置、仲介システムおよび仲介方法 |
JP7176276B2 (ja) | 2018-07-31 | 2022-11-22 | 株式会社リコー | 仲介装置、仲介システムおよび仲介方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7746490B2 (en) | 2010-06-29 |
US20050174601A1 (en) | 2005-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3804995B2 (ja) | 著作権使用料の算定並びに徴収システム及びトラッキング装置 | |
US6873430B2 (en) | Knowledge management system and method | |
JP2005222372A (ja) | 印刷文書管理方法、印刷文書管理プログラム、画像形成装置及び印刷文書管理システム | |
JP5312361B2 (ja) | 利用時支払い多機能デバイスに支払い証明を伝送する方法およびシステム | |
US7894093B2 (en) | Information processing apparatus, information processing method, information processing program and computer readable recording medium | |
CN101364221A (zh) | 文档管理装置、文档管理系统和方法 | |
CN1979548A (zh) | 工作流管理系统、方法和存储介质 | |
US20030177368A1 (en) | Service providing system, service providing apparatus, service providing method, and program for implementing the method | |
JP2002016788A (ja) | コンテンツコピー追跡管理システム,コンテンツコピー機,センタ装置およびそれらのプログラム記録媒体 | |
WO2001075723A1 (en) | Management of valuable documents, by associating a valuable document with a subset of a position-coding pattern | |
US7945588B2 (en) | Image forming apparatus controlling use of medium inserted thereinto | |
US20140071475A1 (en) | Document management system and function limiting server | |
US20100290075A1 (en) | Document managing system and document managing method | |
JP2010211830A (ja) | 押印文書作成管理システム及び方法 | |
US20090099937A1 (en) | Product ordering apparatus | |
JP2007280272A (ja) | 電子ファイルのプリントアウトシステム及びその方法 | |
CN101192211A (zh) | 信息处理装置及方法、计算机可读介质和计算机数据信号 | |
JP4505251B2 (ja) | 既存の電子文書を有効活用する押印文書作成回覧システム及び方法 | |
JP4127160B2 (ja) | 画像形成システム及び部分印刷方法 | |
JP2013168006A (ja) | 電子化した書籍の管理のための方法、サーバ装置、端末装置、システムおよびプログラム | |
JP4443441B2 (ja) | データ登録システム及び画像形成装置 | |
JP4505253B2 (ja) | 既存の電子文書を有効活用する押印文書作成回覧システム及び方法 | |
JP4335569B2 (ja) | 文書管理方法及び文書管理プログラム | |
JP4822523B2 (ja) | 転写管理システム及び転写管理方法 | |
JP2005051321A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081014 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090224 |