JP2005211325A - 配膳システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 夜間等における配膳カートの保管状態を監視できるようにし、異常が発生した際に関係者等へ通知できるようにした配膳システムを提供する。
【解決手段】 料理がセットされたトレーを複数の区画室に配設し、必要に応じて冷蔵等を行いながら顧客設備20の保管場所に所定時間保管される配膳カート40A〜40Dは、それぞれにカート内の温度を温度センサにより計測する温度センサユニットが取り付けられている。温度センサユニットは、温度の計測データをコントローラー21からの送信要求に応じてコントローラー21へ送信する。コントローラー21は温度センサユニットから受信した計測データに基づいて配膳カート40A〜40Dにおける異常発生の有無を判定し、異常発生を判定したときには監視センター10の監視装置11に通知する。
【選択図】 図1
【解決手段】 料理がセットされたトレーを複数の区画室に配設し、必要に応じて冷蔵等を行いながら顧客設備20の保管場所に所定時間保管される配膳カート40A〜40Dは、それぞれにカート内の温度を温度センサにより計測する温度センサユニットが取り付けられている。温度センサユニットは、温度の計測データをコントローラー21からの送信要求に応じてコントローラー21へ送信する。コントローラー21は温度センサユニットから受信した計測データに基づいて配膳カート40A〜40Dにおける異常発生の有無を判定し、異常発生を判定したときには監視センター10の監視装置11に通知する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、配膳システムに関し、特に、病院、老人ホーム、学校等において給食の加熱及び配膳を行うために保管されている配膳カートの異常発生を監視する配膳システムに関するものである。
例えば、病院の入院患者用食事は、それぞれの患者の病状に合わせて多様なメニューを用意する必要があるが、従来は、それぞれの病院内に厨房を設け、そこで病院自らが調理して提供するか、あるいは、調理を外部の調理会社に依頼して提供するようにしていた。また、学校の給食においても、地区毎に給食センターを設け、この給食センターで調理した給食を各学校等の供給先に配達するシステムがとられている。
しかし、供給先毎に調理を行うには、設備的及び人的に無駄が大きく非効率的である。また、学校の給食センターにおいても、更に統合を図り、合理化することが望まれている。そこで、調理センターで調理した配膳の複数をコンテナ状の配膳カートに収納したまま病院等へ配達する給食システム(配膳システム)が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図8は、従来の配膳システムの構成図である。調理センター101では、複数の病院からの注文に応じて種々の料理が調理され、クックチル処理が施された後、食器と共にパックされる。それらパックされた料理は、クールワゴン102に収納された状態で配送用冷蔵冷凍車103に載せられて、それぞれの病院104に配送される。
クールワゴン102が病院104に納品されると、病院104では、クールワゴン102を引き続き冷蔵状態に保持しながら給食時刻まで配膳室等で保管する。そして、給食時刻が近づくと、各患者に応じたメニューに従って、クールワゴン102から料理を取り出して、それぞれの患者毎にトレー105の上に配置し、更に配膳カート106の所定の区画室107に収納する。
配膳カート106の区画室107のそれぞれには、トレー105上の各料理108に対応した位置に遠赤外線ヒータ109が設けられている。遠赤外線ヒータ109のそれぞれはタイマにより所定時間通電が行われ、それぞれの料理108は最適な状態に加熱し、その状態で各病室に運ばれ、病室内の患者に提供される。このようなシステムにより、各患者に適合した料理を設備的及び人的な無駄を削減しながら効率的に提供できる。
また、配膳カート106の内部に圧縮機、凝縮器等からなる冷却ユニットを設け、冷気供給ダクト内に蒸発器を配置して冷気供給を行い、区画室107内に料理108を載せたトレー105を収納したまま配送し、配送中及び待機中は、上記冷気供給ダクトから区画室107内に冷気を供給して冷蔵状態を保ち、所定の時間になったら加熱調理を行うようにした配膳カートも開発されている。そのような配膳カートを用いれば、上記給食システムが必要とした作業(給食前にクールワゴン102から料理を取り出し、トレー105の上に配置し、配膳カート106の所定の区画室107に収納する作業)が不要になる。
また、配膳の直前に配膳カートの加熱を行う必要があるが、その際、配膳カート毎に制御データが設定される。この場合、配膳カートの台数が多くなると、制御データを設定し終わるのに時間を要し、配送時間に遅れを生じさせることになる。そこで、配膳カートが配膳室の所定の配置場所に置かれたとき、各コンセントに設けられた場所情報付与手段から場所情報を取得し、その場所情報をパソコンに伝送し、パソコンからは場所情報に適合した制御データを選択して配膳カートに送信する制御データ書込装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
更に、病院等に配達された料理(又は給食)を加熱して配膳する場合、配膳カートの台数が多くなると、配膳カートの全てに加熱開始時間を設定し終わるには多大の時間を要することになる。そこで、電源投入と同時に加熱装置による加熱を開始すると共に設定時間だけ加熱を行うコントロールユニットを配膳カートのそれぞれに設けた加熱制御装置が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。そして、加熱装置に誘導加熱方式を用いた配膳カートも提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
特許第2644187号公報
特開2003−38262号公報(図1、図2)
特開2002−238668号公報(図1)
特開2003−19036号公報(図3、図4)
しかし、従来の配膳システムによると、食材をトレーに盛った状態で配膳カート内にセットし、夜間にセンターに保管しておく場合、その配膳カートの監視は行われていなかったため、何らかの原因により配膳カート内の温度が異常に上昇したとしても、警備会社や管理担当者に通報がなされず、従業員等が出勤して来るまで放置されていた。例えば、配膳カートのドアを閉め忘れていた場合、屋内の雑菌が付着し易くなり、夏期であれば高い室温によって腐敗や発酵を招く恐れもある。特に、異常下にあった配膳カートの送り先が病院であれば、抵抗力の弱い患者に配膳されることが考えられる。この場合、食事により患者の症状を悪化させる恐れがある。これを未然に防止するためには、配膳カートを監視して問題となる配膳カートを特定し、すみやかに関係者に通知することが望まれる。また、停電や冷蔵(冷凍)用機器に故障が発生した場合にも、同様の問題が生じる。
従って、本発明の目的は、夜間等における配膳カートの保管状態を監視できるようにし、異常が発生した際に関係者等へ通知できるようにした配膳システムを提供することにある。
本発明は、上記の目的を達成するため、料理がセットされたトレーを複数の区画室に配設し、必要に応じて冷蔵等を行いながら保管場所に所定時間保管される1又は複数の配膳カートと、前記保管場所における前記1又は複数の配膳カートのそれぞれに少なくとも1つが設置され、前記配膳カート内の温度を温度センサで計測し、その温度計測結果を外部からの要求に応じて又は所定のタイミングで送出する温度センサユニットと、前記温度センサユニットとの通信が可能な状態で前記保管場所に設置され、前記温度センサユニットから取得した温度計測結果又は前記温度センサユニットが判定した結果に基づいて前記配膳カートの異常発生を判定し、その異常発生の情報を接続媒体を介して監視側の監視装置へ送信するコントローラーとを備えることを特徴とする配膳システムを提供する。
前記温度センサユニットは、前記温度計測結果と前記温度センサユニット側に設定した基準値とを比較して前記配膳カートにおける異常発生を判定し、その判定結果を前記コントローラーに通知する手段を備える構成にすることができる。
前記温度センサユニットは、時刻を特定する時計機能と、前記温度計測結果と前記時刻とを対応させた計測履歴を記憶する記憶媒体とを備える構成にすることができる。
前記コントローラーは、前記温度センサユニットからの前記温度計測結果と前記コントローラー側に設定した基準値とを比較して前記配膳カートにおける異常発生を判定する判定手段を備える構成にすることができる。
前記温度センサユニット及び前記コントローラーは、無線による通信手段を備え、前記コントローラーは、送信要求と共にIDを送信し、前記温度センサユニットは、予め設定されているIDと前記コントローラーから送信されてきたIDとを照合し、IDが一致したときに前記温度計測結果を前記コントローラーへ送信する構成にすることができる。
前記温度センサユニットは、前記配膳カートの運転モードを識別する運転モード識別部を備え、前記運転モード識別部は、前記運転モードに基づいて温度計測の開始又は終了を判断するとともに、前記温度センサユニットに内蔵された電池の消耗を最小限にする省電力モードを設定するようにしても良い。
本発明の配膳システムによれば、温度センサユニットによって保管中の配膳カートの内部の温度が計測され、その温度計測データに基づいて配膳カートに異常が発生したか否かが温度センサユニット又はコントローラーにおいて判定され、異常の判定が出たときにコントローラーにより監視側の監視装置に通知する構成により、配膳カートにおける異常発生を迅速に把握及び対応ができるようになり、病院の患者等への給食の安全性を向上させることができる。
また、温度センサユニットは、配膳カートの冷蔵/加熱の運転モードを識別する運転モード識別部を有し、その運転モードに従って温度計測の開始又は終了を判断することにより、内蔵された電池の消耗を最小限にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔全体構成〕
図1は、本発明の配膳システムの一例を示す構成図である。配膳システム1は、監視センター10と、顧客設備20と、監視センター10と顧客設備20の間を接続する接続媒体とを備えて構成されている。接続媒体は、ISDN(Integrated Services Digital Nnetwork:サービス統合デジタル網)等による専用デジタル回線31、電話回線32、及びインターネット33である。
〔全体構成〕
図1は、本発明の配膳システムの一例を示す構成図である。配膳システム1は、監視センター10と、顧客設備20と、監視センター10と顧客設備20の間を接続する接続媒体とを備えて構成されている。接続媒体は、ISDN(Integrated Services Digital Nnetwork:サービス統合デジタル網)等による専用デジタル回線31、電話回線32、及びインターネット33である。
〔監視センター10の構成〕
監視センター10は、顧客と契約を結んでいる警備会社等の監視設備であり、専用デジタル回線31に接続された監視装置11と、監視装置11及び電話回線32に接続されたデータ管理装置12と、監視装置11に接続されたバックアップ装置13と、監視装置11及びインターネット33に接続された端末装置14とを備えている。バックアップ装置13は、監視装置11に格納されたデータ等をバックアップし、監視装置11がダウンした場合でも、データを確実に保存できるようにしている。端末装置14はパーソナルコンピュータ(パソコン)である。
監視センター10は、顧客と契約を結んでいる警備会社等の監視設備であり、専用デジタル回線31に接続された監視装置11と、監視装置11及び電話回線32に接続されたデータ管理装置12と、監視装置11に接続されたバックアップ装置13と、監視装置11及びインターネット33に接続された端末装置14とを備えている。バックアップ装置13は、監視装置11に格納されたデータ等をバックアップし、監視装置11がダウンした場合でも、データを確実に保存できるようにしている。端末装置14はパーソナルコンピュータ(パソコン)である。
〔顧客設備20の構成〕
顧客設備20は、病院、老人ホーム、学校等の給食部門、又は調理部門等、又は病院等から委託された調理会社等の顧客であり、給食センター(又は、調理センター)には、複数の配膳カート40A,40B,40C,40Dが夜間等に保管される。顧客設備20には、更に、専用デジタル回線31に接続されたコントローラー21と、電話回線32に接続された電話機22と、インターネット33に接続された端末装置23とを備えて構成されている。なお、顧客設備20は、給食センター又は調理センターであるとしたが、夜間勤務の詰所、担当者の自宅等であってもよい。
顧客設備20は、病院、老人ホーム、学校等の給食部門、又は調理部門等、又は病院等から委託された調理会社等の顧客であり、給食センター(又は、調理センター)には、複数の配膳カート40A,40B,40C,40Dが夜間等に保管される。顧客設備20には、更に、専用デジタル回線31に接続されたコントローラー21と、電話回線32に接続された電話機22と、インターネット33に接続された端末装置23とを備えて構成されている。なお、顧客設備20は、給食センター又は調理センターであるとしたが、夜間勤務の詰所、担当者の自宅等であってもよい。
〔配膳システム全体の動作〕
配膳カート40A,40B,40C,40Dのそれぞれの内部には、図4及び図5で説明する1又は複数の温度センサユニットが取り付けられており、一定時間間隔で温度計測が行われている。その温度計測結果(以下、温度計測データという。)は、温度計測値を縦軸、計測時間(更には年月日)を横軸にとった計測履歴として残され、この計測履歴はコントローラー21からの送信要求に応じて、又は温度センサユニットが異常を検出したタイミングでコントローラー21に無線で送信される。
配膳カート40A,40B,40C,40Dのそれぞれの内部には、図4及び図5で説明する1又は複数の温度センサユニットが取り付けられており、一定時間間隔で温度計測が行われている。その温度計測結果(以下、温度計測データという。)は、温度計測値を縦軸、計測時間(更には年月日)を横軸にとった計測履歴として残され、この計測履歴はコントローラー21からの送信要求に応じて、又は温度センサユニットが異常を検出したタイミングでコントローラー21に無線で送信される。
ここで、顧客設備20内の配膳カート40Dに異常が発生したとする。異常として、例えば、配膳カート40A〜40Dを冷蔵するための冷却ユニット48の故障、冷却ユニット48の電力供給系の停電、温度センサユニットの故障、温度センサユニットの電池消耗等のほか、作業員が配膳カート40A〜40Dのいずれかのドアを閉め忘れたり、不完全に閉めて帰宅してしまった等の人的な要因によるものも含まれる。これらによる異常は、結果として温度センサユニットの温度計測の異常となって現れる。
配膳カート40Dの異常は、この配膳カート40D内に設置した温度センサユニットによって検出され、直接に無線でコントローラー21へ送信される。或いは、コントローラー21から一定時間間隔に送信要求を出し、これに応じて温度センサユニットから送信を開始する。コントローラー21は、配膳カート40Dからのデータ内容をチェックし、異常の有無を判定すると、専用デジタル回線31との接続を自動的に立ち上げ、異常を知らせる通知を専用デジタル回線31に適合したフォーマットの信号で監視センター10の監視装置11へ送信する。
監視装置11はコントローラー21から通知を受けると、ディスプレイに異常発生をメッセージ等により表示し、更に、必要に応じて警告を示す絵文字をディスプレイに表示したり、警報器(図示せず)や警報ランプを駆動して係員等に認識させる。異常発生を知った係員等は、電話回線32を通して顧客設備内の詰め所の電話機22を呼び出し、担当者に異常を通知する。また、コントローラー21から受信した通常時の計測データ、及び異常発生のデータはデータ管理装置12の記憶媒体に保存される。また、監視装置11が取得したデータは、監視装置11と同じデータ内容がバックアップ装置13によってバックアップされる。
監視装置11で取得したデータは、顧客設備20側でも保存或いは管理したい場合がある。このような場合、インターネット33を介して監視センター10側の端末装置14から顧客設備20側の端末装置23に送られる。これにより、顧客側では、端末装置23に確保されているデータから配膳カートの保管状況の把握や、事故原因の究明等を行うことが可能になる。また、顧客設備20の現場が無人であっても、監視センター10側から情報の提供が可能になり、朝出勤した時点で直ちに状況を把握することができる。
配膳カート40A〜40Dは、朝食、昼食等の配膳時に料理が最適な温度になるように、配膳時間の前に、トレー上の加熱用食器の部分を加熱手段により加熱する。その後、配膳カート40A〜40Dは、図8に示した配送用冷蔵冷凍車103に搬入される。
〔配膳カートの構成〕
図2及び図3は配膳カート40A,40B,40C,40Dの詳細を示し、図2は正面図、図3は水平断面図である。配膳カート40A〜40Dは同一構成であるので、ここでは配膳カート40Aについてのみ説明する。
図2及び図3は配膳カート40A,40B,40C,40Dの詳細を示し、図2は正面図、図3は水平断面図である。配膳カート40A〜40Dは同一構成であるので、ここでは配膳カート40Aについてのみ説明する。
配膳カート40Aは、コントロールユニット収納部41と、コントロールパネル42と、扉43,44と、加熱プレート45と、区画室46と、仕切板47と、冷却ユニット48と、蒸発器49と、冷却ファン50と、冷気供給ダクト51と、加熱空間冷却ファン52と、吸気ダクト53は、パワーアシスト車輪54と、キャスター55と、ハンドル56と、トレー57と、加熱用食器58と、非加熱用食器59と、冷気回収ダクト60とを備えて構成されている。
配膳カート40Aの庫室は、前後左右にそれぞれ二分されている。また、上下方向は加熱プレート45により区切られており、多数の区画室46が形成されている。区画室46のそれぞれには、食材を盛り付けた食器を載せたトレー57が収納される。トレー57上の食器は、銀ぺーストよりなる導電層が底面に設けられた加熱用食器58と、導電層のない非加熱用食器59とが左右に分けられており、非加熱用食器59が内側になるようにしている。扉43,44は観音開きのタイプが用いられ、配膳カート40Aの前面と後面に設けられており、従って、トレー57は配膳カート40Aの前後から出し入れすることができる。
区画室46のそれぞれの底面を構成する加熱プレート45は、内部所定位置に複数の誘導加熱コイル(図示せず)が埋め込まれている。そして、各区画室46に収納されるトレー57は、加熱プレート45の後端縁の周壁と扉43,44により前後方向の位置が決められ、加熱プレート45の左右両側縁の周壁により左右方向の位置が決められるので、加熱プレート45の誘導加熱コイルに対して常に一定の位置に載置される。
また、トレー57上の各加熱用食器58は、位置決め手段により常に所定の位置になるように載せられているため、それぞれの加熱用食器58は、常に、各誘導加熱コイルに対応した位置に配置され、誘導加熱コイルに高周波電流が流されると導電層に渦電流が流れて熱が発生することにより、食器が加熱される。
さらに、各区画室46内には、区画室46を左右に二分して外側部分の加熱空間46aと内側部分の冷蔵保持空間46bに分けられるように仕切板47が設けられており、その加熱空間46aに加熱用食器58が置かれ、冷蔵保持空間46bに非加熱用食器59が置かれるようにしている。そして、加熱空間46a内で各誘導加熱コイルにより加熱用食器58が加熱される間、冷蔵保持空間46bには、配膳カートの底部に設けられた冷却ユニット58の蒸発器59で冷却された冷気が、冷気供給ダクト51を介して冷却ファン50により供給され、雑菌の発生や腐敗の発生を抑制できるようにしている。
冷気供給ダクト51から冷蔵保持空間46bに供給された冷気は、冷気回収ダクト60を介して吸気ダクト53に戻り、再び蒸発器49により冷却されて冷気供給ダクト51に送られる。そのように冷気が循環して非加熱用食器59が冷却される。その結果、区画室46の中では、非加熱用食器59の食材を冷蔵しながら、加熱用食器58の食材の加熱が可能になる。
また、冷蔵保持空間46bに冷気を供給する冷気供給ダクト51を左右の区画室列の間に上下方向に設け、各冷蔵保持空間46bから冷気を回収する冷気回収ダクト60を冷気供給ダクト51の前後に隣接させて設けたため、冷気供給ダクト51は、それより温度が高くなる冷気回収ダクト60に挟まれることになり、結露しにくくなる。
配膳カート40Aは、ハンドル56を引くと、電動のパワーアシスト車輪54が走行をアシストするため、小さな力で配膳カートを移動させることが可能で、体力の無い人でも容易に配膳カート40Aを移動させることができる。そして、パワーアシスト車輪54は、高さ寸法が比較的大きくなるため、配膳カート本体の床下には比較的大きな空間ができる。そこで、冷却ファン50は、カート本体内に設けられるが、冷蔵保持空間46bに冷気を供給するための冷却ユニット48は、配膳カート本体の床下に設け、かつ着脱可能にしている。
配膳カート40Aの底部には、圧縮機(図示せず)及び蒸発器49を備えて構成される冷却ユニット48が取り付けられており、これにより配膳カート40A内に冷気が送り込まれ、食材(料理)の保冷(冷蔵)又は冷凍が行われる。冷却ユニット48と冷却ファン50とを分離し、冷却ファン50のみを配膳カート本体に取り付け、冷却ユニット48を着脱自在にしたため、冷却ファン50と蒸発器49との距離を大きくでき、蒸発器49に流れる空気の分布が冷却ファン50の吸い込み分布に影響されにくくなり、蒸発器49の熱交換効率を向上できる。また、オゾン殺菌空気循環、温熱循環等、冷却なしでカート内の空気循環を行う場合でも、冷却ユニット48をオフにして冷却ファン50を運転することにより対応できる。
また、図2のように、冷却ユニット48を配膳カート毎に設けるのではなく、冷気発生ステーション等で複数の配膳カートに一括して冷気を供給するシステムにした場合でも、冷気発生ステーション等からの冷気供給パイプを冷却ファン50の入口に接続するだけで配膳カートの冷却が可能になる。
なお、図2においては、冷却ユニット48を配膳カートの下側に設けたが、これに代えて配膳カート40Aの上部に設けてもよい。また、加熱空間冷却ファン52により加熱空間に冷気を送り込むようにしたが、加熱空間冷却ファン52の代わりにダンパーを設け、その開閉により冷気の制御を行うようにしてもよい。
配膳カート40A内の所定位置、例えば、コントロールユニット収納部41と区画室46との仕切り部等には、着脱式の温度センサユニットが取り付けられ、庫内の温度を検出し、無線により顧客設備20内のコントローラー21に無線で送信する。なお、温度センサユニットは着脱式に限定されるものではなく、固定であってもよい。
〔温度センサユニットの構成〕
図4は、温度センサユニット70の断面図である。温度センサユニット70は、本体71と、この本体71にリード線72,73により接続された2つの棒状の温度センサ74,75とを備えて構成されている。本体71は、配膳カート40A〜40Dの庫内の内壁面に両面接着テープ等で固定される。或いは、本体71の底面や側面に板状の永久磁石を装着しておき、その磁気吸引力により庫内の金属内壁面に吸着固定してもよい。本体71を庫内に設置した場合、アンテナが庫内に有るために電波が飛び難くなることがある。この場合には、本体71を配膳カートの外壁に取り付け、温度センサ74,75のみを庫内に設置すればよい。或いは、アンテナをケーブルにより本体71から離し、本体71及び温度センサ74,75を庫内に、アンテナを庫外の見通しのよい場所に設置する構成でもよい。
図4は、温度センサユニット70の断面図である。温度センサユニット70は、本体71と、この本体71にリード線72,73により接続された2つの棒状の温度センサ74,75とを備えて構成されている。本体71は、配膳カート40A〜40Dの庫内の内壁面に両面接着テープ等で固定される。或いは、本体71の底面や側面に板状の永久磁石を装着しておき、その磁気吸引力により庫内の金属内壁面に吸着固定してもよい。本体71を庫内に設置した場合、アンテナが庫内に有るために電波が飛び難くなることがある。この場合には、本体71を配膳カートの外壁に取り付け、温度センサ74,75のみを庫内に設置すればよい。或いは、アンテナをケーブルにより本体71から離し、本体71及び温度センサ74,75を庫内に、アンテナを庫外の見通しのよい場所に設置する構成でもよい。
本体71は、内蔵したアンテナによる送受信を妨げないように、樹脂材料により形成されると共に全体として箱型を成す筐体76と、筐体76内に配設された回路基板77と、この回路基板77上の回路に電源供給を行うボタン型電池78とを備えて構成されている。回路基板77は、温度記録動作および外部との無線通信動作を行うためのLSIを含む電子部品79が搭載されており、電子部品79の入力回路には温度センサ74,75が接続されている。ボタン型電池78として、リチウム電池を用いることができる。更に、回路基板77上には、渦巻き型等の配線パターンによるアンテナが形成されている。
また、本体71は、配膳カートの運転モード識別部90を有しており、配膳カートより冷蔵の信号を受けると同時に温度計測を開始し、加熱終了を受けると温度計測を終了するように構成されている。これはボタン型電池78の消耗を抑えることを目的とし、必要な期間だけ温度計測を行うものである。
〔温度センサユニット70の回路構成〕
図5は、温度センサユニット70の回路構成を示すブロック図である。図5に示す各回路部は、回路基板77に搭載されている。温度センサユニット70は、汎用の1チップマイクロコンピュータを用いて構成することができる。
図5は、温度センサユニット70の回路構成を示すブロック図である。図5に示す各回路部は、回路基板77に搭載されている。温度センサユニット70は、汎用の1チップマイクロコンピュータを用いて構成することができる。
温度センサユニット70は、全体を制御するCPU81と、このCPU81に接続されたバス(bus:データバス、アドレスバス、及びコントロールバスを含む。)82と、メモリ83と、レジスタ84と、時計制御部85と、計測制御部86と、無線通信部87と、ID(識別子)部88と、時計制御部85に接続された発振器89と、運転モード識別部90とを備えて構成されている。
メモリ83、レジスタ84、時計制御部85、計測制御部86、無線通信部87、及びID部88、運転モード識別部90のそれぞれは、バス82に接続されている。計測制御部86には、図4に示した温度センサ74,75が接続されている。
メモリ83は、温度記録動作および温度記録の出力動作等の各種プログラムおよび任意のデータを格納する半導体メモリであり、データについては書き換えが可能である。レジスタ84は、時計制御部85から出力される時刻データを一時的に記憶する。計測制御部86は、温度検出信号をA/D変換して時計制御部85の出力とともにメモリ83に出力する。無線通信部87は、検出データを送信できる信号に変換する信号処理回路と、この信号処理回路で変換されたデータをコントローラー21に計測データを送信するための送信回路と、コントローラー21からの指示を受信する受信回路と、送受信回路に接続されたアンテナとを備えて構成されている。ID部88は、温度センサユニット70のそれぞれを識別するものであると同時に、配膳カート40A,40B,40C,40Dのそれぞれを識別するものでもある。
〔温度センサユニット70の動作〕
温度センサ74,75が計測した庫内の温度データは、計測制御部86に一定の時間間隔で取り込まれる。計測制御部86は温度データをA/D変換し、デジタル化した温度データは、時計制御部85から出力される時刻データと共にメモリ83に記憶される。コントローラー21から送信要求の指令が出されると、この指令が無線通信部87によって受信され、CPU81に通知される。CPU81はメモリ83から末送信の計測データを読み出し、無線通信部87を通して送信する。コントローラー21は、受信した計測データから温度異常が生じていないか否かを判定し、異常を判定したときには専用デジタル回線31、電話回線32を介して監視センター10に通知する。
温度センサ74,75が計測した庫内の温度データは、計測制御部86に一定の時間間隔で取り込まれる。計測制御部86は温度データをA/D変換し、デジタル化した温度データは、時計制御部85から出力される時刻データと共にメモリ83に記憶される。コントローラー21から送信要求の指令が出されると、この指令が無線通信部87によって受信され、CPU81に通知される。CPU81はメモリ83から末送信の計測データを読み出し、無線通信部87を通して送信する。コントローラー21は、受信した計測データから温度異常が生じていないか否かを判定し、異常を判定したときには専用デジタル回線31、電話回線32を介して監視センター10に通知する。
なお、異常判定及びこれに伴う送信動作を温度センサユニット70側が独自に行うようにしてもよい。具体的には、メモリ83に基準値(高温側の上限、及び低温側の下限)を設定しておき、温度計測値が上限以上又は下限以下の状態が設定時間以上継続したとき、CPU81で異常発生を判定し、直ちに異常を知らせる送信を無線通信部87により行う構成にすることで実現できる。これにより、コントローラー21の処理の負担を軽減することができる。
〔コントローラー21の構成〕
図6は、コントローラ21の回路構成を示すブロック図である。コントローラ21は、全体を制御するCPU91と、このCPU91に接続されたバス92(データバス、アドレスバス、及びコントロールバスを含む。)と、CPU91を動作させるためのプログラムが格納されたROM93と、処理上で生じたデータ等が一時的に格納されるRAM94と、温度センサユニット70との通信を行うための無線部95と、この無線部95に接続されたアンテナ96と、有線により又は無線LAN等のインターフェース機器を接続して他の機器と通信を行ったり他の機器を制御するためのインターフェース部97と、専用デジタル回線31との間の接続制御を行う回線制御部98とを備えて構成されている。CPU91、ROM93、RAM94、無線部95、インターフェース部97、及び回線制御部98は、バス92に接続されている。
図6は、コントローラ21の回路構成を示すブロック図である。コントローラ21は、全体を制御するCPU91と、このCPU91に接続されたバス92(データバス、アドレスバス、及びコントロールバスを含む。)と、CPU91を動作させるためのプログラムが格納されたROM93と、処理上で生じたデータ等が一時的に格納されるRAM94と、温度センサユニット70との通信を行うための無線部95と、この無線部95に接続されたアンテナ96と、有線により又は無線LAN等のインターフェース機器を接続して他の機器と通信を行ったり他の機器を制御するためのインターフェース部97と、専用デジタル回線31との間の接続制御を行う回線制御部98とを備えて構成されている。CPU91、ROM93、RAM94、無線部95、インターフェース部97、及び回線制御部98は、バス92に接続されている。
CPU91は、ROM93に格納されたプログラムに従って動作する。CPU91は所定のタイミングで無線部95を動作させ、温度センサユニット70にデータ送信を要求する指令を送信し、これに応答した温度センサユニット70から送信される所定時間分の計測データを受信する。また、CPU91は、温度センサユニット70からの計測データから異常が判定されたとき、回線制御部98により専用デジタル回線31を介して監視センター10の監視装置11に接続し、通報を行う。
無線部95は、温度センサユニット70の無線通信部87の送受信周波数及び通信方式に合わせた構成になっている。また、回線制御部98は、モデム機能を備えており、接続媒体の通信方式に合わせたプロトコルで伝送を行えるように構成されている。
〔異常発生時の処理〕
図7は、本発明の実施の形態における配膳システムの処理を示すタイムチャートである。図中、Sはステップを意味している。配膳カート40A〜40Dは顧客設備20内の所定の位置に設置され、それぞれに電源が接続されることにより、冷却ユニット48による冷蔵が行われている。そして、配膳カート40A〜40Dには温度センサユニット70が取り付けられており、一定の時間間隔で庫内の温度計測が行われている(S201)。
図7は、本発明の実施の形態における配膳システムの処理を示すタイムチャートである。図中、Sはステップを意味している。配膳カート40A〜40Dは顧客設備20内の所定の位置に設置され、それぞれに電源が接続されることにより、冷却ユニット48による冷蔵が行われている。そして、配膳カート40A〜40Dには温度センサユニット70が取り付けられており、一定の時間間隔で庫内の温度計測が行われている(S201)。
所定のタイミングでコントローラー21から配膳カート40Aの温度センサユニット70に対し、無線により計測データの送信要求が行われる(S202)。送信要求に際しては、温度センサユニットのIDを指定して指令を送信する。こうすることで、配膳カート40A〜40Dから一斉にデータが送信されるのを防止することができる。ここでは、配膳カート40A→40B→40C→40Dの順に送信要求を行うものとする。
送信要求に対して配膳カート40Aの温度センサユニット70は、IDが自己のIDであるとき、温度の計測データを送信する(S203)。この送信による計測データはコントローラー21で受信され、データの取得が行われる(S204)。以下、同様にして、コントローラー21から配膳カート40B〜40Dに順番に送信要求が出され(S205、S208、S211)、配膳カート40B〜40Dの温度センサユニット70は、送信要求を受ける毎に送られてきたIDと自己のIDを照合し、一致するときに計測データを返信し(S206、S209、S212)、これに対してコントローラー21ではデータの取得が行われる(S207、S210、S213)。
コントローラー21は、配膳カート40A〜40Dからのデータ取得が完了すると、取得したデータに基づいて、配膳カート40A〜40Dに異常が発生しているか否かをCPU91により判定する(S214)。配膳カート40A〜40Dのいずれにも異常が見られない場合、定められた一定時間が到達すると、CPU91はS201〜S214の一連の処理を繰り返し実行する(S215)。
一方、CPU91により配膳カート40A〜40Dのいずれか、例えば、配膳カート40Dに異常が発生していることがS214で判定された場合、CPU91は回線制御部98を専用デジタル回線31に接続させ(S218)、監視センター10の監視装置11を呼び出し、配膳カート40Dに異常が発生したことを通知する(S217)。監視センター10では、コントローラー21からの通知に基づいて、関係者への通知、データ保存等の所定の処理を実行する(S219)。
〔本発明の実施の形態の効果〕
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、夜間保存等が行われている配膳カートのそれぞれに温度センサユニット70を取り付け、配膳カートのそれぞれの温度を計測し、この計測結果に基づいて配膳カートにおける異常の有無を判定し、異常発生を認識したときには直ちに監視センター10に通知するようにしたため、異常発生に伴う処理や対策に迅速に対応できるようになる。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、夜間保存等が行われている配膳カートのそれぞれに温度センサユニット70を取り付け、配膳カートのそれぞれの温度を計測し、この計測結果に基づいて配膳カートにおける異常の有無を判定し、異常発生を認識したときには直ちに監視センター10に通知するようにしたため、異常発生に伴う処理や対策に迅速に対応できるようになる。
〔本発明の実施の形態の変形例〕
図7の処理においては、異常判定は、配膳カート40A〜40Dの各温度センサユニット70からの計測データを取り終わった後に行うものとしたが、1つの温度センサユニット70から計測データを取得する毎に異常判定を実施してもよい。
図7の処理においては、異常判定は、配膳カート40A〜40Dの各温度センサユニット70からの計測データを取り終わった後に行うものとしたが、1つの温度センサユニット70から計測データを取得する毎に異常判定を実施してもよい。
また、コントローラー21から監視センター10への通知は、異常時のみとしたが、温度センサユニット70で計測したデータの全てを監視センター10へ転送するようにしてもよい。
更に、端末装置23におけるデータの収集は、監視センター10を介して行うものとしたが、コントローラー21から端末装置23へ直接に送信するようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、接続作業等が不要になる利点から、コントローラー21と温度センサユニット70との間の通信を無線により行うものとしたが、両者をケーブル等で接続する有線接続の方式にしてもよい。或いは、光ファイバを用いた接続方式であってもよい。更に、電波による通信手段のほか、赤外線、超音波等を用いた通信手段にしてもよい。
更に、上記実施の形態においては、コントローラー21と温度センサユニット70を接続する接続媒体が専用デジタル回線31であるとしたが、他の接続媒体、例えば、公衆電話網、インターネット、携帯電話やPHSに代表される公衆移動電話網等を介して行うことも可能である。公衆移動電話網を用いた場合、携帯電話に異常発生を通知することができ、管理者がどの場所にいても直ちに連絡することが可能になる。
また、上記実施の形態においては、IDを用いて配膳カート40A〜40Dのそれぞれの温度センサユニット70から同時送信されるのを防止したが、ID以外の方法によることも可能である。例えば、配膳カート40Aはコントローラー21から400Hzの変調波を受信したときにのみ応答し、配膳カート40Bは800Hzの変調波、配膳カート40Cは1.5KHzの変調波、配膳カート40Dは2KHzの変調波に応答するというように設定しておけば、IDを用いない構成が可能になる。この方法は、配膳カートの台数が少ない場合に適している。
10、監視センター 11、監視装置 12、データ管理装置
13、バックアップ装置 14、端末装置 20、顧客設備
21、コントローラ22、電話機 23、端末装置
31、専用デジタル回線 32、電話回線33、インターネット
40A、配膳カート 40B、配膳カート40C、配膳カート
40D、配膳カート 41、コントロールユニット収納部
42、コントロールパネル 43、扉 44、扉 45、加熱プレート
46、区画室46a、加熱空間 46b、冷蔵保持空間 47、仕切板
48、冷却ユニット49、蒸発器 50、冷却ファン
51、冷気供給ダクト 52、加熱空間冷却ファン53、吸気ダクト
54、パワーアシスト車輪 55、キャスター 56、ハンドル
57、トレー 58、加熱用食器 59、非加熱用食器
60、冷気回収ダクト70、温度センサユニット 71、本体
72、リード線 73、リード線74、温度センサ 75、温度センサ
76、筐体 77、回路基板78、ボタン型電池 79、電子部品
81、CPU 82、バス 83、メモリ84、レジスタ
85、時計制御部 86、計測制御部 87、無線通信部88、ID部
89、発振器 91、CPU 92、バス 93、ROM94、RAM
95、無線部 96、アンテナ 97、インターフェース部
98、回線制御部 101、調理センター 102、クールワゴン
103、配送用冷蔵冷凍車 104、病院 105、トレー
106、配膳カート107、区画室 108、料理
109、遠赤外線ヒータ
13、バックアップ装置 14、端末装置 20、顧客設備
21、コントローラ22、電話機 23、端末装置
31、専用デジタル回線 32、電話回線33、インターネット
40A、配膳カート 40B、配膳カート40C、配膳カート
40D、配膳カート 41、コントロールユニット収納部
42、コントロールパネル 43、扉 44、扉 45、加熱プレート
46、区画室46a、加熱空間 46b、冷蔵保持空間 47、仕切板
48、冷却ユニット49、蒸発器 50、冷却ファン
51、冷気供給ダクト 52、加熱空間冷却ファン53、吸気ダクト
54、パワーアシスト車輪 55、キャスター 56、ハンドル
57、トレー 58、加熱用食器 59、非加熱用食器
60、冷気回収ダクト70、温度センサユニット 71、本体
72、リード線 73、リード線74、温度センサ 75、温度センサ
76、筐体 77、回路基板78、ボタン型電池 79、電子部品
81、CPU 82、バス 83、メモリ84、レジスタ
85、時計制御部 86、計測制御部 87、無線通信部88、ID部
89、発振器 91、CPU 92、バス 93、ROM94、RAM
95、無線部 96、アンテナ 97、インターフェース部
98、回線制御部 101、調理センター 102、クールワゴン
103、配送用冷蔵冷凍車 104、病院 105、トレー
106、配膳カート107、区画室 108、料理
109、遠赤外線ヒータ
Claims (6)
- 料理がセットされたトレーを複数の区画室に配設し、必要に応じて冷蔵等を行いながら保管場所に所定時間保管される1又は複数の配膳カートと、
前記保管場所における前記1又は複数の配膳カートのそれぞれに少なくとも1つが設置され、前記配膳カート内の温度を温度センサで計測し、その温度計測結果を外部からの要求に応じて又は所定のタイミングで送出する温度センサユニットと、
前記温度センサユニットとの通信が可能な状態で前記保管場所に設置され、前記温度センサユニットから取得した温度計測結果又は前記温度センサユニットが判定した結果に基づいて前記配膳カートの異常発生を判定し、その異常発生の情報を接続媒体を介して監視側の監視装置へ送信するコントローラーとを備えることを特徴とする配膳システム。 - 前記温度センサユニットは、前記温度計測結果と前記温度センサユニット側に設定した基準値とを比較して前記配膳カートにおける異常発生を判定し、その判定結果を前記コントローラーに通知する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の配膳システム。
- 前記温度センサユニットは、時刻を特定する時計機能と、前記温度計測結果と前記時刻とを対応させた計測履歴を記憶する記憶媒体とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載の配膳システム。
- 前記コントローラーは、前記温度センサユニットからの前記温度計測結果と前記コントローラー側に設定した基準値とを比較して前記配膳カートにおける異常発生を判定する判定手段を備えることを特徴とする請求項1記載の配膳システム。
- 前記温度センサユニット及び前記コントローラーは、無線による通信手段を備え、
前記コントローラーは、送信要求と共にIDを送信し、
前記温度センサユニットは、予め設定されているIDと前記コントローラーから送信されてきたIDとを照合し、IDが一致したときに前記温度計測結果を前記コントローラーへ送信することを特徴とする請求項1記載の配膳システム。 - 前記温度センサユニットは、前記配膳カートの運転モードを識別する運転モード識別部を備え、
前記運転モード識別部は、前記運転モードに基づいて温度計測の開始又は終了を判断するとともに、前記温度センサユニットに内蔵された電池の消耗を最小限にする省電力モードを設定することを特徴とする請求項1記載の配膳システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004022030A JP2005211325A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 配膳システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004022030A JP2005211325A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 配膳システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005211325A true JP2005211325A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34905492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004022030A Pending JP2005211325A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 配膳システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005211325A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011152064A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Nakajima Seisakusho:Kk | 飲食物運搬用保温カートを複数台用いた給食システム |
JP2016099077A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | ホシザキ電機株式会社 | 収納庫監視システム |
JP2018091618A (ja) * | 2018-02-09 | 2018-06-14 | ホシザキ株式会社 | 出力プログラム、及び、出力装置 |
CN111000367A (zh) * | 2018-10-08 | 2020-04-14 | 波音公司 | 用于食物或饮料的储存或准备系统及其方法 |
-
2004
- 2004-01-29 JP JP2004022030A patent/JP2005211325A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2018091618A (ja) * | 2018-02-09 | 2018-06-14 | ホシザキ株式会社 | 出力プログラム、及び、出力装置 |
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