JP2005209714A - 固体撮像素子およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 半導体基板上に、光電変換部と、前記光電変換部で生起せしめられた電荷を転送する複数の電極からなる電荷転送電極を備えた電荷転送部とを具備した固体撮像素子であって、前記電極は、半導体基板表面に、同一幅で起立する壁状の電極間絶縁膜で囲まれた領域に配設され、前記電極間絶縁膜によって電気的分離のなされた単層構造の導電性膜で構成されており、前記電極の転送方向の下面の端縁部は、転送方向に隣接する電極の上面の端縁部と、前記電極間絶縁膜を介して重なりあうように形成る。
【選択図】 図1
Description
なお、ここで重なり合うとは一致している場合も含むものとする。
この構成により、電荷転送チャネル上には必ず電極が存在することになり、十分に電界がかかることになり、電荷転送効率を高めることができる。
この構成により、上記効果に加え、微細化に際しても電極間絶縁膜の段切れが抑制され、信頼性の高い単層電極構造を得ることができる。
この構成により、上記効果に加え、占有面積を増大することなく最大限に有効に電極断面積を大きくすることができ、電極抵抗を低減し、微細化に際しても転送効率の低下を招くことなく、信頼性の高い単層電極構造を得ることができる。
この構成によれば、制御が容易で上記と同様の効果を得ることができる。
この方法によれば、第1層導電性膜のパターンの断面プロファイルを変えるのみで容易に、上記構造を得ることができる。
この構成により、テーパエッチングを行なうのみで容易に形成可能である。
この構成により、エッチング条件を変えるのみで容易に形成可能である。
この構成により、アニール工程を付加するのみで、断線や短絡のおそれがなく、信頼性の高い単層電極構造を得ることができる。また第2層導電性膜としてアモルファスシリコン層を用いているため、導電性も高く、高速で電界を印加することができ、電荷転送効率を向上することができる。
この構成により、粒界に沿ってしっかりとドーパントが入り込んでいくため、均一な導電性膜を形成することができる。
この方法により、エッチング工程において第1層導電性膜がエッチングされるのを防ぐことができる。
この方法によれば、自己整合的に微細幅の電極間絶縁膜を形成することができ、高精度で信頼性の高い電荷転送電極を形成することが可能となる。またフォトリソグラフィプロセスを不要とするため、解像限界を超えて信頼性の高いパターン形成が可能となる。
この方法によれば、酸化シリコン膜の成膜速度を制御することができれば、極めて容易に微細幅(膜厚)の酸化シリコン膜からなる側壁絶縁膜を形成することが可能となる。
この方法によれば、エッチングストッパの存在により、より高精度の導電性膜を形成することが可能となる。なお第2層導電性膜は第1層導電性膜上部のエッチングストッパより高い位置まで形成するのが望ましい。
この方法によれば、ゲート酸化膜の膜減りを防止し、高精度に幅の規定された側壁絶縁膜からなる電極間絶縁膜を形成することが可能となる。
CVD法により全面に形成した後、異方性エッチングによって側壁残しを行ってもよいし、窒化シリコンなどの酸化防止膜を第1の導電性膜の上面に形成し酸化を行うことにより第1の導電性膜の側壁にのみ選択的に酸化シリコン膜を形成することができる。
また本発明の固体撮像素子の製造方法によれば、テーパエッチングあるいはエッチング条件を変えた2段階エッチングを行なうのみで、効率よく、上記固体撮像素子を形成することができる。
(第1の実施の形態)
この固体撮像素子は、図1(a)および(b)に、平面図およびそのA−A断面図を示すように、表面にpウェル、およびn型半導体層が形成されたシリコン基板1表面に、ゲート酸化膜2を介して配列形成される複数の電荷転送電極40(4a、4b)が、ゲート酸化膜2上に所定の間隔で形成された電極間絶縁膜3によって複数の電荷転送電極に分離形成される。そして、この電荷転送電極は、シリコン基板1表面に、同一幅で起立する壁状の電極間絶縁膜3で囲まれた領域に配設され、前記電極間絶縁膜3によって電気的分離のなされた単層構造の導電性膜で構成されており、前記電荷転送電極(第1層導電性膜)4aの転送方向の下面の端縁部4aDEは、転送方向に隣接する電荷転送電極(第2層導電性膜)の上面の端縁部4bUEと、前記電極間絶縁膜3を介して重なりあうように、断面台形状および逆台形状に形成されたことを特徴とする。他の領域については、通例の固体撮像素子と同様である。
なお、図示しないがフォトダイオード部30の表面には薄いp型領域が形成されている。
そしてこの電荷転送電極は、高濃度ドープされたアモルファスシリコンからなる第1層導電性膜のパターン4aと、電極間絶縁膜3を介してこの間に充填された高濃度ドープされたアモルファスシリコンからなる第2層導電性膜のパターン4bとを、アニールにより多結晶シリコン膜とされたパターン4Sで構成されている。
まず、例えば不純物濃度1016原子/cm3程度のp型のウエルを形成したシリコン基板1表面に、電荷転送チャネルとなるn−型のCCD埋め込みチャネルが形成されるとともに素子分離部となるp+型のチャネルストッパを基板表面の所定の領域に形成されたシリコン基板を用意する。そしてこのpウェルの形成されたn型のシリコン基板1表面に、膜厚25〜50nmの酸化シリコン膜2aと、膜厚50nmの窒化シリコン膜2bと、膜厚10nmの酸化シリコン膜2cを形成し、3層構造のゲート酸化膜2を形成する。続いてこのゲート酸化膜2上に、SiH4(100%)1000SCCMとPH3(1%:N2希釈)90SCCMとの混合ガスを反応性ガスとして用いた減圧CVD法により、膜厚0.3〜0.4μmの高濃度リンドープのアモルファスシリコン膜を形成する。このときの基板温度は530℃、成膜圧力は0.60Torrとする。続いて、減圧CVD法により例えば膜厚10nmの酸化シリコン膜5aと膜厚150nmの窒化シリコン膜5bとからなる上部絶縁膜5を形成する。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
前記第1の実施の形態では、電極間絶縁膜3となる側壁絶縁膜の形成を、CVD法で形成した酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより側壁残しを行うことによって形成したが、本実施の形態では第1の導電性膜のパターンの上面を窒化シリコン膜などの酸化防止膜で被覆しておき、酸化を行うようにしてもよい。
なお、本実施の形態の場合は第1層導電性膜の側壁酸化によって電極間絶縁膜を形成するため、タングステンシリサイドやアルミニウムではなく、多結晶シリコンなどの酸化により絶縁膜となる導電性材料を第1層導電性膜として使用する必要がある。
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
前記第1の実施の形態では、第1層導電性膜のパターニングをテーパエッチングによって実現したが、この例では、等方性エッチングと異方性エッチングとの2段階エッチングによって第1の導電性膜4aのパターンが下方では垂直断面、上方ではテーパ面となり、段差をもつ要に形成したことを特徴とする。他部については、前記第1の実施の形態と同様に形成した。
すなわち、この方法によれば、電荷転送電極(第1層導電性膜)4aの転送方向の下面の端縁部4aDEは、転送方向に隣接する電荷転送電極(第2層導電性膜)の上面の端縁部4bUEと、前記電極間絶縁膜3を介してほぼ一致するように形成することができる。
また前記実施の形態では、電極を形成する導電性膜としてドープトアモルファスシリコン層をアニールすることによって形成したドープトポリシリコン膜を用いたが、ノンドープのアモルファスシリコン層を成膜し、成膜後ドーピングを行なうようにしてもよい。
2 ゲート酸化膜
3 電極間絶縁膜
4a 第1層導電性膜
4b 第2層導電性膜
5 絶縁膜
R1 レジストパターン
R2 レジストパターン
Claims (11)
- 半導体基板上に、光電変換部と、前記光電変換部で生起せしめられた電荷を転送する複数の電極からなる電荷転送電極を備えた電荷転送部とを具備した固体撮像素子であって、
前記電極は、半導体基板表面に、同一幅で起立する壁状の電極間絶縁膜で囲まれた領域に配設され、前記電極間絶縁膜によって電気的分離のなされた単層構造の導電性膜で構成されており、
前記電極の転送方向の下面の端縁部は、転送方向に隣接する電極の上面の端縁部と、前記電極間絶縁膜を介して重なりあうように形成されたことを特徴とする固体撮像素子。 - 前記電極の転送方向の上面の端縁が、転送方向に隣接する電極の下面の端縁よりも転送方向に突出していることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
- 前記電極の少なくとも電荷転送方向の端縁はテーパ面を形成していることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
- 前記電極は、少なくとも電荷転送方向に断面台形状をもつ第1層導電性膜からなる第1の電極と、断面逆台形状をもつ第2層導電性膜からなる第2の電極とが交互に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
- 前記電極の内、第1層導電性膜からなる第1の電極は、少なくとも電荷転送方向の端縁が、上面で断面積が小さくなるように形成された段差面を形成しており、前記第1の電極に対して電荷転送方向に隣接する第2層導電性膜からなる第2の電極は、前記段差面上に突出するように、上面で断面積が大きくなるように形成された段差面を形成していることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
- 前記電極間絶縁膜の幅は、0.1μm以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の固体撮像素子。
- 半導体基板の第1の導電型の半導体層の表面に、ゲート酸化膜および、第1層導電性膜のパターンを順次形成する工程と、
前記第1層導電性膜のパターンの側壁を覆うように側壁絶縁膜を形成する工程と、
この上層に第2層導電性膜を形成する工程と、
前記第1層導電性膜のパターンが露呈するまで、前記第2層導電性膜をエッチングし、側壁絶縁膜で覆われた第1層導電性膜のパターン間に第2層導電性膜が配置された、単層構造の電荷転送電極を形成する工程と、
を含む固体撮像素子の製造方法において、
前記第1層導電性膜のパターンを形成する工程は、少なくとも電荷転送方向の断面が上面幅と下面幅とが異なるようにパターニングする工程を含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。 - 前記第1層導電性膜のパターンを形成する工程は、電荷転送方向の断面が台形状をなすようにエッチングする工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の固体撮像素子の製造方法。
- 前記第1層導電性膜のパターンを形成する工程は、上面幅と下面幅とが異なるように2段階エッチングする工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の固体撮像素子の製造方法。
- 前記側壁絶縁膜を形成する工程は、前記第1層導電性膜上面を酸化防止膜で被覆し、表面酸化を行う工程を含む請求項7乃至9のいずれかに記載の固体撮像素子の製造方法。
- 前記第2層導電性膜を形成する工程は、前記側壁絶縁膜の形成された第1層導電性膜の厚さを越えるまで、前記1層導電性膜全体を覆う第2層導電性膜を形成する工程と、
前記エッチングストッパが露呈するまで、前記第2層導電性膜をエッチングする工程と、
前記エッチングストッパを必要に応じて除去し、前記側壁絶縁膜を電極間絶縁膜として複数の領域に分離された導電性膜からなる電荷転送電極を形成する工程とを含む請求項10に記載の固体撮像素子の製造方法。
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2004
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