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JP2005207694A - 加熱調理器 - Google Patents

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JP2005207694A
JP2005207694A JP2004016802A JP2004016802A JP2005207694A JP 2005207694 A JP2005207694 A JP 2005207694A JP 2004016802 A JP2004016802 A JP 2004016802A JP 2004016802 A JP2004016802 A JP 2004016802A JP 2005207694 A JP2005207694 A JP 2005207694A
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temperature
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Kayo Fujii
加世 藤井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】自動調理メニューを予約し、安全に実行することのできる加熱調理器を実現すること。
【解決手段】調理物の容器を加熱する加熱手段3と、複数の調理メニューの中からいずれかを指定する操作部6と、前記加熱手段3の熱量を制御する熱量制御手段16と、前記熱量制御手段16を制御する制御手段21と、前記容器の温度を検知する温度検知手段2と、前記操作部6により指定された調理メニューと前記温度検知手段2の入力をもとに前記加熱手段の熱量を制御して自動調理を行う加熱調理器において、操作部6により選択した調理メニューを予約するタイマーと、前記加熱手段に容器がセットされたことを検知する容器検知手段2aを設け、前記制御手段21は、前記容器検知手段2aで容器が検知されたときのみタイマー予約した自動調理を行うようにした加熱調理器。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動調理をおこなう加熱調理器に関するものである。
従来の炊飯の自動調理を行うガス調理器は、例えば、白米を炊飯する場合、炊飯する鍋を加熱する加熱手段であるこんろと、こんろの熱量を制御する熱量制御手段と、熱量制御手段を制御する電子制御手段と、前記電子制御手段に点火消火などを入力する操作部と、炊飯する鍋の温度を検知して検知信号を電子制御手段に入力する温度検知手段と、温度勾配を検知する温度勾配検知手段と、温度勾配から炊飯容量を判定する炊飯容量判定手段とを備え、炊飯する際に、加熱した鍋の温度勾配を検知して炊飯容量を判定し、容量に適した熱量制御を行い最適な自動調理を行うというものであった(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−317328号公報
しかしながら、従来の加熱調理器の構成で炊飯する場合、朝食時や夕食時などの忙しい時間帯にご飯を食べようとすると、前記調理メニューをセットし点火した時点から炊き上がるまで30分〜40分以上かかる為、炊飯機能を使おうと思うと時間に余裕があるときしか調理できず、限られた時間しかない共働きなどの使用者には使いづらかった。
また、湯沸しについては、大量の湯を沸かす場合というのはたいてい調理作業中であるが、調理作業開始から湯沸しを行うと、必ず、湯沸しのためにこんろを一口使用してしまうことになり、限られたこんろの口数で作業を行うので、特に忙しい時間帯には作業の効率を悪くしてしまっていた。
また、従来の自動炊飯、自動湯沸しの自動調理メニューを選択してしまうと、鍋ややかんをこんろへセットしたかどうかにかかわらず加熱を開始することになり、無駄な加熱をはじめてしまうことになっていた。
本発明は、上記従来の課題を解決するため、調理物の容器を加熱する加熱手段と、複数の調理メニューの中からいずれかを指定する操作部と、前記加熱手段の熱量を制御する熱量制御手段と、前記熱量制御手段を制御する制御手段と、前記容器の温度を検知する温度検知手段と、前記操作部により指定された調理メニューと前記温度検知手段の入力をもとに前記加熱手段の熱量を制御して自動調理を行う加熱調理器において、操作部により選択した調理メニューを予約するタイマーと、前記加熱手段に容器がセットされたことを検知する容器検知手段を設け、前記制御手段は、前記容器検知手段で容器が検知されたときのみタイマー予約した自動調理を行うようにした。
これによって、タイマー予約した際、加熱対象となる容器が加熱手段にセットされていることを検知してから予約した時間に自動調理を行うので、安全な加熱調理器となる。
本発明によって、自動調理を予約して、安全で、確実な調理を行うことができ、便利な加熱調理器を実現することができる。
第1の発明は、調理物の容器を加熱する加熱手段と、複数の調理メニューの中からいずれかを指定する操作部と、前記加熱手段の熱量を制御する熱量制御手段と、前記熱量制御手段を制御する制御手段と、前記容器の温度を検知する温度検知手段と、前記操作部により指定された調理メニューと前記温度検知手段の入力をもとに前記加熱手段の熱量を制御して自動調理を行う加熱調理器において、操作部により選択した調理メニューを予約するタイマーと、前記加熱手段に容器がセットされたことを検知する容器検知手段を設け、前記制御手段は、前記容器検知手段で容器が検知されたときのみタイマー予約した自動調理を行うようにした。
これによって、容器検知手段で容器が検知されたときにのみ、タイマー予約した自動調理メニューの加熱が行われるので、安全で確実な自動調理を行うことのできる加熱調理器が実現できる。
第2の発明は、容器検知手段は、重量センサーとした。これによって、重量を検知するので、容器が確実にセットされたかどうかを検知することが確実にできる。なお、重量を測定し、判定するようにすれば、容器の内容物についても、量の多少を判別して、加熱調理を制御することも可能である。
第3の発明は、容器検知手段は、赤外線センサーとした。これによって、加熱する容器がセットされていることを形状で判別して、確実に検知できる。なお、形状を詳細に判別して容器を特定し、容器固有の加熱条件に合致した調理制御が可能となる。
第4の発明は、温度検知手段の構成を加熱容器と接触して温度検知するものとし、この温度検知手段に容器検知手段を設ける構成とする。これにより、温度検知手段が容器温度を検知する際に容器と接触して、容器を検知する構成が容易に実現できる。
第5の発明は、容器検知手段は、加熱時に容器を支持する支持手段に設ける構成とする。これにより、ごとくに確実に容器がセットされているかどうかを検知するので、容器が確実にセットされた時に自動調理を行うので、より安全な自動調理が可能となる。
第6の発明は、タイマーで予約できる調理メニューは、炊飯または湯沸しのすくなくともいずれか一方を含むこととした。これによって、炊飯や湯沸しをタイマー予約により効率よく調理して、加熱調理器の有効な使い方ができる。
第7の発明は、タイマー予約した時間になった際に自動調理が行わなければ、タイマー予約を解除することとした。これによって、自動調理を行わないときは、タイマー予約を解除するので、自動調理をより安全な機能とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明の実施の形態1における加熱調理器の外観斜視図を示す。図2は同実施の形態1における加熱調理器の操作部の説明図、図3は、同実施の形態における加熱調理器のガス量制御を説明する図、図4には同実施の形態1の加熱調理器における温度検知手段および容器検知手段の説明図、図5は同実施の形態1の加熱調理器における炊飯シーケンスの説明図、図6は同実施の形態1の加熱調理器における炊飯時の制御を説明する図である。
図1において、ガスを熱源とするガステーブルで、向かって右側こんろ1は、加熱容器である鍋などの底の温度を検知するように温度検知手段である温度センサー2を加熱手段であるバーナ3中央に設けてあり、自動調理を行うようになっている。左側こんろ2は温度センサーなしの構成で、テーブル前面にはグリル5の扉が備えられている。
このグリル扉の横には操作部6を備え、図2に示すように、運転入り切りのスイッチ7、右こんろ用の点火消火スイッチ8、自動調理の際の炊飯メニュースイッチ9、湯沸しメニュースイッチ10、予約タイマースイッチ11、予約を取り消す取り消しスイッチ12などの操作スイッチを、そしてその下方には電池収納部13を備えている。
これらの左右のこんろやグリルの、加熱手段であるバーナへのガス量の制御について図3を基に説明する。ホースエンド14から供給されたガスは元電磁弁15を通り、右こんろ制御部16によってノズル17からバーナ3へ供給されて点火される。右こんろの熱量制御手段である右こんろガス制御部16は、右こんろガス流量制御部18と、前記右こんろガス流量制御部18を駆動させるステッピングモーター19と、前記右こんろガス流量制御部18の位置を検出するエンコーダ20からなる。そして、右こんろへのガス量の制御は、操作部6からスイッチ操作によって入力された情報と、バーナ3に備えられた温度センサー2と、温度センサー2の加熱容器との接触部に設けられた重量センサー2aの入力情報に基づいて制御手段21により判断された結果、右こんろガス制御部16によりガス量を制御し自動調理を行うものである。
また、制御手段21にはタイマーを備えており(図示せず)、操作部6の予約タイマースイッチ11によりセットされた予約情報に基づき自動調理を開始する。
本実施例においては、左こんろ、グリルの自動調理機能はもたない構成であるが、右こんろと同様のガス制御部の構成をもち、操作部6により指定された火力調整を、それぞれ左こんろ4のバーナ4a、グリル5のグリルバーナ5a〜5dに対しても行う。
図4は、温度検知手段である温度センサー2と容器検知手段である重量センサー2aの構成を示したものである。バーナ2には、中央に温度センサー2が突出するように開口部が設けられており、温度センサー2はその上端部を加熱容器である鍋などの鍋底部の形状に合わせて接触するようにその基部に可動部23を備えている。温度センサーの上端部には重量センサー2aが備えてあり、鍋を五徳にセットするとこの重量センサー2aを介して温度センサー2と接触して、鍋が載置されたことを重量で検出し、鍋の底の温度を検知して調理時に制御手段21へ信号を出力する。
図5には、本実施の形態1における実際の操作フローを示す。まず、操作部6の自動調理メニューのなかから「炊飯」または「湯沸し」のスイッチを選択して押す(S1)。予約タイマースイッチ11を押す(S2)。次に予約時間を入力して予約を完了する(S3)。ここで、予約をせずに点火スイッチ8を押すと(S4)、「炊飯」または「湯沸し」の自動調理がスタートする(S5)。点火スイッチが押されなければ、1分後に自動的に電源をOFFする(S6)。タイマー予約の予約時間を入力し、予約を完了した後(S3)は予約取り消しスイッチをON(S7)して予約解除(S8)とならなければ、予約設定時間になると(S9)、加熱容器検知手段2aによる容器検知信号が入力されているかどうかを判断して(S10)容器が検知されなければ予約を解除する(S11)。容器が検知されれば予約した調理を開始する(S12)。
図6には例えば炊飯の場合のシーケンスを示す。本実施の形態における燃焼制御による調理温度変化のグラフである。ここで示す炊飯シーケンスは、制御手段21内に設けられたマイコンに組み込まれており、量の多少にかかわらず炊飯量に応じた加熱制御を行うことができる。ここでは、4段階の火力制御を行う。この図において、縦軸左側は温度で、容器温度検知手段である温度センサー2により検知された炊飯鍋の鍋底温度を実線で、鍋の中の水温を点線で示している。右側は火力の大きさを示す。横軸は炊飯工程を示す時間軸である。
点火時、安定した点火性能を得るためにまずは火力2で1分間燃焼させる。次に火力1に下げ、前炊きを8〜10分間行う。ここで、ある程度加熱容器22の鍋底の温度が上がり60度となるので、この時点において火力を最大火力4として沸騰維持工程を開始する。このときの温度上昇具合から、炊飯量を推定して、それに応じて、火力を3、2と下げて本炊き工程に入り、鍋底温度が160度に達したところで消火する。鍋底温度が沸騰維持工程時の平衡温度110度から50度上昇すると消火する。なお、平衡温度から50度の上昇という消火の目安温度は、鍋種やバーナの条件によって、適宜変更することでより適切な炊飯が行える。
この炊飯量に応じた加熱制御の中で、沸騰維持工程に入ってすぐの温度上昇勾配は、美味しい炊飯をするための欠かせない条件であり、この温度勾配が確実に実現できる加熱量の制御が可能な構成の加熱調理器であることが望ましく、本発明の実施の形態1においてはガス流量の制御を電子的に制御する機構をもつことにより、炊飯量に左右されることなくこの温度上昇勾配を実現できた。これは、電気ヒータによる加熱や機械制御式のガス調理器においては実現できないものであった。
このように、上記作用によって、予約時間に安全で確実な自動炊飯を行い、ごはんを美味しく炊き上げることが可能となる。また、炊飯または湯沸しする加熱容器が五徳にセットされていなければ、予約時間となっても予約を解除し、自動調理を開始することがないので無駄な加熱や不安全なことがない。
なお、本実施の形態では、温度検知手段を調理容器である鍋の鍋底に接触して温度を検知するように構成し、この温度検知手段の鍋底との接触部分に容器検知手段を備えた構成としたが、容器を検知する構成は、他の構成でも実施可能である。
単に、こんろ上に鍋が載置してあるかどうかを検知する構成であれば、調理容器を支持する支持手段である五徳24の鍋との接触部に、鍋の接触を検知できる例えば重量センサーを設ける構成としてもよい。図7に他の容器検知手段のほかの実施の形態を示す。さらに、調理容器を支持する指示手段である五徳部分に鍋などの調理容器が載置してあるかどうかを検知するように、調理器の天板上のいずれかの箇所のひとつ、あるいは複数箇所にセンサーを備え付けるようにしてもよい。さらに、換気扇や、加熱エリア用の証明などの位置などの調理器のバーナの上部から鍋などの容器の載置の有無を、赤外線センサーやカメラによる撮影画像の画像処理によって検知する構成としてもよい。図8に容器検知手段のそのほかの実施の形態を示す。
上記したように、複数の五徳のつめを備え場合、複数箇所に重量センサーを装着した構成や、赤外線センサーを設けるものや、単独で広角に検知できるセンサーを用いた場合には、調理容器の有無に加えて、調理容器の載置位置が適切かどうか、調理容器のバランスがよいかどうかを、調理容器の形状や大きさなども勘案して判断して、加熱制御の際の有効な情報とすることができる。例えば、鍋底形状に合わせた炎を形成するようにバーナを制御したり、鍋位置のバランスが悪い場合は警告したりすることで、より適切な加熱調理が可能となる。
本実施の形態では五徳を備えたガスこんろにおける構成にて説明したが、他の加熱方式を用いた場合や、五徳の形状の異なる場合についても容器検知手段を設けて同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、タイマー予約は自動調理開始の時間を設定する構成としたが、調理終了時間を設定する構成としてもよい。その場合、タイマーで予約した時間つまり調理終了するべき時間になっても調理容器が検知されなければ、自動調理の予約を解除する構成としてもよい。さらに、容器検知手段が例えば内容物の容量の多少を検知できるような構成であり(例えば重量センサーなどを用いて、重量から内容物の容量を判定できるような場合)、内容物容量に応じた調理時間を予め逆算して調理時間を開始する構成としてもよい。このような構成とすると、調理終了時をタイマー予約する構成とした場合の予約の精度が向上することにもなる。
以上のように、本発明の加熱調理器は、安全なタイマー予約による自動炊飯が行えるので、例えば、熱源をガス以外の電気や石油などのほかのものにした場合にも有効である。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の外観図 同実施の形態1の加熱調理器の操作部の説明図 同実施の形態1の加熱調理器のガス量制御を説明する図 同実施の形態1の加熱調理器の温度検知手段および容器検知手段の説明図 同実施の形態1の加熱調理器の炊飯時の制御フローを説明する図 同実施の形態1の加熱調理器の炊飯シーケンスの説明図 容器検知手段のほかの実施の形態の説明図 容器検知手段のそのほかの実施の形態の説明図
符号の説明
1 右側こんろ
2 温度検知手段である温度センサー
2a、2b、2c 加熱容器検知手段である重量センサー
2d 加熱容器検知手段である赤外線センサー
3 加熱手段である右側バーナ
6 操作部
9 炊飯メニュースイッチ
10 湯沸しメニュースイッチ
11 予約タイマースイッチ
12 予約取り消しスイッチ
16 熱量制御手段である右こんろガス制御部
18 右こんろガス流量制御部
21 制御手段
24 支持手段である五徳

Claims (7)

  1. 調理物の容器を加熱する加熱手段と、複数の調理メニューの中からいずれかを指定する操作部と、前記加熱手段の熱量を制御する熱量制御手段と、前記熱量制御手段を制御する制御手段と、前記容器の温度を検知する温度検知手段と、前記操作部により指定された調理メニューと前記温度検知手段の入力をもとに前記加熱手段の熱量を制御して自動調理を行う加熱調理器において、操作部により選択した調理メニューを予約するタイマーと、前記加熱手段に容器がセットされたことを検知する容器検知手段を設け、前記制御手段は、前記容器検知手段で容器が検知されたときのみタイマー予約した自動調理を行うようにした加熱調理器。
  2. 容器検知手段は、重量センサーとした請求項1記載の加熱調理器。
  3. 容器検知手段は、赤外線センサーとした請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 温度検知手段は、容器に接触して温度を検知する構成とし、前記温度検知手段の容器との接触部に容器検知手段を設けた請求項1または2に記載の加熱調理器。
  5. 加熱時に容器を支持する支持手段を備え、容器検知手段は、前記指支持段に容器検知手段を設けた請求項1から3のいずれか1項記載の加熱調理器。
  6. 調理メニューは、炊飯または湯沸しである請求項1から5のいずれか1項記載の加熱調理器。
  7. 前記タイマーにより予約された時間に自動調理が行わなければ、予約を解除する請求項1から6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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