JP2005205578A - 櫛歯型アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開口部22を形成した基板21と、開口部にそって設けられ、櫛歯状に並列された複数の固定電極指32からなる固定電極と、開口部に架設され、櫛歯状に並列された複数の可動電極指44を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し固定電極との間の電圧または磁界印加により固定電極指32と可動電極指44との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極40と、基板上に可動電極を挟むように設けられ可動電極を支持する固定部41bと、可動電極と固定部に一体に接続され可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体42bとからなるアクチュエータであって、サスペンション支持体42bは、可動電極の厚み方向を長手方向とする軸芯部421と、この軸芯部から軸芯部と交差する方向に伸びる張り出し部422とからなる横断面の幅が一定でない構造を有する。
【選択図】図3
Description
前記基板上に前記開口部にそって設けられ、固定電極基部とこの固定電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の固定電極指からなる固定電極指群とを有する固定電極と、
前記基板の前記開口部に架設され、可動電極基部とこの可動電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の可動電極指からなる可動電極指群とを有してこの可動電極指を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し前記固定電極との間の電圧または磁界印加により前記固定電極指と前記可動電極指との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極と、
前記基板上に前記可動電極を挟むように設けられ前記可動電極を支持する固定部と、
前記可動電極と前記固定部に一体に接続され前記可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体であって、横断面の幅が一定でないサスペンション支持体と
を具備することを特徴とする櫛歯型アクチュエータにある。
前記基板上に前記開口部にそって設けられ、固定電極基部とこの固定電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の固定電極指からなる固定電極指群とを有する固定電極と、
前記基板の前記開口部に架設され、可動電極基部とこの可動電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の可動電極指からなる可動電極指群とを有してこの可動電極指を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し前記固定電極との間の電圧または磁界印加により前記固定電極指と前記可動電極指との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極と、
前記基板上に前記可動電極を挟むように設けられ前記可動電極を支持する固定部と、
前記可動電極と前記固定部に一体に接続され前記可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体であって、横断面が前記可動電極の厚み方向を長手方向とする軸芯部と、この軸芯部から軸芯部と交差する方向に伸びる張り出し部とからなるサスペンション支持体と、
前記固定電極指群のうちの1つの固定電極指とこれに隣接する他の固定電極指とこれらの電極指の間に配置される前記可動電極指群の内の1つの可動電極指とを組として、この可動電極指と前記1つの固定電極指との間に形成されるギャップと前記可動電極指と前記隣接する他の固定電極指との間に形成されるギャップの幅を相互に異ならしめて広ギャップ領域と狭ギャップ領域を形成した偏倚電極指配列組とし、この複数を前記所定の長さにわたって配置し、前記電極指配列組により前記所定の長さにわたる全体の吸引力の均衡をはかる手段とを具備すること櫛歯型アクチュエータにある。
本実施形態は櫛歯型アクチュエータにおいて、可動電極を吊架するサスペンション支持体の断面形状をT字状に形成する。以下図1乃至図3により詳述する。図1に示すように光可変減衰器10に本発明を適用したもので、ステム11に電極引出し端子12,13を有する筒状容器14の他の端面から2本の光ファイバ15,16が導入されている。容器14内に2芯ファイバコリメータ17,レンズ18,および反射角度を調整可能なミラー19を備え、さらにステム面にミラー19を制御する櫛歯型アクチュエータ20を有している。
厚さ500μmの単結晶Si基板21上にSi酸化膜61を介して厚さ50μmの単結晶Si電極層62を積層したSOI基板を用意し、この電極層62上に後の工程でマスクとして使用するAl層63をスパッタにより堆積する。Si電極層62の可動電極指44となる領域44aおよびサスペンション支持体42の張り出し部422上のAl層63の一部をエッチングにより除去し開口部63a、63bを形成する。
Al層を含む基板上面をフォトレジスト層64で被覆し、アクチュエータの主に可動電極パターンを形成するマスクを用いてフォトレジスト層64を光露光して一部の領域を除去しマスク孔64a,64b,64cを形成する。マスク孔64aおよび64c下のSi電極層は図1に示す可動電極40、固定電極30および可動電極を固定する突出部24a,24b間のギャップとして除去される領域であり、マスク孔64bは突出部24a,24bの尖頭部25a,25bに凹部切込み26a,26bを形成するためのマスク孔でその切込み間がサスペンション支持体42a,42b(図2)となる領域である。
フォトレジスト層64を除去し、露出されたAl層63をマスクとして、さらにSi電極層62をイオンにより異方性エッチングし、すでに20μm深さにエッチングされて約30μm厚に残された領域62aが除去されSi酸化層61が露出するまでエッチングする。これにより可動電極40、固定電極30固定部41a,41b(図2)のパターンが形成され、同時にサスペンション支持体42の軸芯部421が形成される。Al層の開口部63aの領域44aおよび開口部64bの領域44bも同様に30μmだけ削られて20μm高さ(Si電極層の厚み方向)の可動電極指44およびサスペンション支持体の張り出し部422となる。
Al層63を除去し基板の両面にフォトレジスト膜65,66を塗布する。基板裏面に開口部22を形成するためのレジスト膜66を光照射、現像してマスク孔を形成し、異方性エッチングしてマスク孔下のSi領域21、Si酸化膜61を除去して開口部22とする。
フォトレジスト膜65,66を除去し、Si電極層62上面にAu層67をスパッタにより堆積する。このAu層は可動電極上のミラー19として機能し、固定電極30および可動電極固定部41a,41bに電圧を供給するボンディングパッドを兼ねている。図で破線の部分32は固定電極指を示している。
本実施形態は可動電極のサスペンション支持体の位置を片持ち構造にしたアクチュエータを示すもので、前記第1実施形態の上半分と同等の構成になっている。
図9(A)に示すように、本実施形態は可動電極40に透過型の干渉フィルタ85を配置した構造である。なお第1実施形態と同一符号の部分は同様部分を示す。可動電極基部46に多層干渉膜を堆積して干渉フィルタ85を形成する。電極指群33,45は偏倚電極指配列組を中心線Cを基準に左右対称に配置して構成され、製作、制御の容易さを確保している。サスペンション支持体42a,42bの形状は横断面T字状に形成される。この干渉膜は反射型とすることもできる。
本実施形態は第1実施形態の一本のサスペンション支持体と異なり、図10に示すように可動電極40と固定部41間のサスペンション支持体90を2本の細線91a,91bで構成する。なお第1実施形態と同一符号の部分は同様部分を示す。近接した2本の細線により支持体を形成するため、比較的小断面の支持体で可動電極40を確固に保持することができる。なお、第1実施形態と同一符号の部分は同様部分を示す。
19:ミラー
20:櫛歯型アクチュエータ
30:固定電極
32:固定電極指
33:固定電極指群
35:固定電極基部
40:可動電極
41a,41b:固定部
42a,42b:サスペンション支持体
421,:軸芯部
422:張り出し部
d0:サスペンション支持体高さ
d1:軸心部幅
d2:張り出し部幅
44:可動電極指
45:可動電極指群
46:可動電極基部
50:偏倚電極指配列組
51,52:ギャップ
Claims (10)
- 開口部を形成した基板と、
前記基板上に前記開口部にそって設けられ、固定電極基部とこの固定電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の固定電極指からなる固定電極指群とを有する固定電極と、
前記基板の前記開口部に架設され、可動電極基部とこの可動電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の可動電極指からなる可動電極指群とを有してこの可動電極指を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し前記固定電極との間の電圧または磁界印加により前記固定電極指と前記可動電極指との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極と、
前記基板上に前記可動電極を挟むように設けられ前記可動電極を支持する固定部と、
前記可動電極と前記固定部に一体に接続され前記可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体であって、横断面の幅が一定でないサスペンション支持体と
を具備することを特徴とする櫛歯型アクチュエータ。 - 前記サスペンション支持体が、前記可動電極の厚み方向を長手方向とする軸芯部と、この軸芯部から軸芯部と交差する方向に伸びる張り出し部とからなる請求項1記載の櫛歯型アクチュエータ。
- 前記張り出し部が軸芯部の一方に偏っている請求項2記載の櫛歯型アクチュエータ。
- 前記サスペンション支持体がT字型である請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
- 前記サスペンション支持体が十字型である請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
- 前記サスペンション支持体がテーパー形状を有している請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
- 前記張り出し部が3角形、菱型または台形である請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
- 複数本のサスペンション支持体で前記可動電極を軸支する請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
- 前記軸芯部の高さと、張り出し部の幅の比が1:1.2以上である請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
- 開口部を形成した基板と、
前記基板上に前記開口部にそって設けられ、固定電極基部とこの固定電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の固定電極指からなる固定電極指群とを有する固定電極と、
前記基板の前記開口部に架設され、可動電極基部とこの可動電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の可動電極指からなる可動電極指群とを有してこの可動電極指を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し前記固定電極との間の電圧または磁界印加により前記固定電極指と前記可動電極指との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極と、
前記基板上に前記可動電極を挟むように設けられ前記可動電極を支持する固定部と、
前記可動電極と前記固定部に一体に接続され前記可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体であって、横断面が前記可動電極の厚み方向を長手方向とする軸芯部と、この軸芯部から軸芯部と交差する方向に伸びる張り出し部とからなるサスペンション支持体と、
前記固定電極指群のうちの1つの固定電極指とこれに隣接する他の固定電極指とこれらの電極指の間に配置される前記可動電極指群の内の1つの可動電極指とを組として、この可動電極指と前記1つの固定電極指との間に形成されるギャップと前記可動電極指と前記隣接する他の固定電極指との間に形成されるギャップの幅を相互に異ならしめて広ギャップ領域と狭ギャップ領域を形成した偏倚電極指配列組とし、この複数を前記所定の長さにわたって配置し、前記電極指配列組により前記所定の長さにわたる全体の吸引力の均衡をはかる手段とを具備することを特徴とする櫛歯型アクチュエータ。
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JP2004017488A JP2005205578A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 櫛歯型アクチュエータ |
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DE602005000143T DE602005000143T2 (de) | 2004-01-26 | 2005-01-24 | Stellantrieb mit kammförmiger Elektrode |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004017488A JP2005205578A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 櫛歯型アクチュエータ |
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-
2004
- 2004-01-26 JP JP2004017488A patent/JP2005205578A/ja active Pending
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