JP2005203905A - 画像符号化装置、画像符号化方法並びに画像符号化プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 予測モードの多い符号化にあって、符号化に先立って発生符号量を高精度に見積もことができ、符号化手段及び工程における符号化処理を例えば画質、圧縮率、レートを最適に制御しながら行うことができる画像符号化装置を提供する。
【解決手段】 符号化器12は、入力端子11からの入力画像信号(被符号化画像)VINに直交余弦変換を主機能とする、例えばMPEG4 AVCのような予測モードの多い符号化処理を施す。発生符号量予測器18は、入力画像信号VINに対してフレーム内及びフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて符号化器12における発生符号量BIT(N)を予測する。符号化制御器19は、発生符号量予測器18によって予測された予測発生符号量BIT(N)を符号化器12における符号化処理の制御に用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】 符号化器12は、入力端子11からの入力画像信号(被符号化画像)VINに直交余弦変換を主機能とする、例えばMPEG4 AVCのような予測モードの多い符号化処理を施す。発生符号量予測器18は、入力画像信号VINに対してフレーム内及びフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて符号化器12における発生符号量BIT(N)を予測する。符号化制御器19は、発生符号量予測器18によって予測された予測発生符号量BIT(N)を符号化器12における符号化処理の制御に用いる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像符号化装置、画像符号化方法並びに画像符号化プログラムに関し、特に動画像・静止画像を、磁気テープ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体に記録したり、テレビ会議システムや、画像送受信可能な電話システムにあって伝送路を介して伝送する場合に用いられて好適な画像符号化装置、画像符号化方法並びに画像符号化プログラムに関する。
例えば、動画像をデジタル化して記録したり、伝送する場合においては、そのデータ量が膨大であることから、従来より、画像データを圧縮符号化することが行われている。動画像の代表的な符号化方式としては、動き補償予測符号化などがある。
動き補償予測符号化は、画像の時間軸方向の相関を利用する符号化方法で、参照する画像(参照画像、参照フレーム)に対する、符号化対象の画像(符号化対象画像、現フレーム)の動きベクトルを検出し、その動きベクトルにしたがって、既に符号化されて復号化された参照画像を動き補償することにより、予測画像を生成する。そして、この予測画像に対する、符号化対象画像の予測残差を求め、この予測残差と動きベクトルを符号化することにより、動画像の情報量が圧縮される。
動き補償予測符号化の具体的なものとしては、MPEG(Moving picture experts group)符号化がある。MPEGでは、1フレームまたは1フィールドが、16ライン×16画素で構成されるマクロブロックに分割され、このマクロブロック単位で、動き補償予測符号化が行われる。
動き補償予測符号化には、大別して、イントラ符号化と、インター符号化の二つの符号化方式がある。イントラ符号化では、符号化対象のマクロブロックに関して、自身の情報がそのまま符号化され、インター符号化では、他の時刻のフレーム(又はフィールド)を参照画像として、その参照画像から生成される予測画像と、自身の情報との差分が符号化される。
MPEGでは、各フレームが、Iピクチャ(Intra coded picture)、Pピクチャ(Predictive coded picture、またはBピクチャ(Bidirectionally predictive picture)のうちのいずれかとして符号化される。また、MPEGでは、GOP(Group of picture)単位で処理が行われる。
このGOP単位で処理が行われて得られた符号化データを上記記録媒体に記録するときや、伝送するときには、符号化後のデータ量を、伸長復号後の映像の品質を高く保ちつつ記録媒体の記録容量以下、あるいは通信回線の伝送容量以下にする必要がある。
そこで、従来より、上記MPEGなどの動画・静止画の圧縮符号化時において、画質制御・ビットレート制御等の観点から、実際の符号化に先立って、いまから符号化しようとするピクチャまたはフィールドの発生符号量を正確に見積もる必要があった。
例えば、発生符号量予測を正確に行うためには、本符号化に先立って、一度仮のパラメータで仮符号化を行い、発生符号量の見積もりを行う方法がある。しかし、このような方法を用いると、符号化のための計算量が倍近くになった。また、この方法を用いると、バッテリで駆動されるモバイル機器などでは電力消費が大きくなってしまい充電の頻度が高くなってしまっていた。
そこで、合計2度の符号化を行わずに、例えば動き予測の残差から発生符号量を直接見もり、1度の符号化で済ませる技術が、本件出願人によりWO98/26599(特願平10−526505)によって開示された。
ところで、MPEGの一種としての、例えばMPEG2(ISO/IEC 13818−2)は、汎用画像符号化方式として定義されており、飛び越し走査画像及び順次走査画像の双方、並びに標準解像度画像及び高精細画像を網羅する標準で、プロフェッショナル用途及びコンシューマー用途の広範なアプリケーションに現在広く用いられている。MPEG2圧縮方式を用いることにより、例えば720×480画素を持つ標準解像度の飛び越し走査画像であれば4〜8Mbps、1920×1088画素を持つ高解像度の飛び越し走査画像であれば18〜22Mbpsの符号量(ビットレート)を割り当てることで、高い圧縮率と良好な画質の実現が可能である。
MPEG2は主として放送用に適合する高画質符号化を対象としていたが、MPEG1より低い符号量(ビットレート)、つまりより高い圧縮率の符号化方式には対応していなかった。携帯端末の普及により、今後そのような符号化方式のニーズは高まると思われ、これに対応してMPEG4符号化方式の標準化が行われた。画像符号化方式に関しては、1998年12月にISO/IEC 14496-2としてその規格が国際標準に承認された。
更に、近年、当初テレビ会議用の画像符号化を目的として、H.264 (ITU-T Q6/16 VCEG)という標準の規格化が進んでいる。H.264はMPEG2やMPEG4といった従来の符号化方式に比べ、その符号化、復号化により多くの演算量が要求されるものの、より高い符号化効率が実現されることが知られている。また、現在、MPEG4の活動の一環として、このH.264をベースに、H.264ではサポートされない機能をも取り入れ、より高い符号化効率を実現する標準化がJVT(Joint Video Team)によって行われている。
上記JVTで標準化が行われている符号化方式(以下、JVT Codec又はH.264|MPEG−4 AVC)の具体例の画像情報符号化装置について説明する。図9は離散コサイン変換若しくはカルーネン・レーベ変換等の直交変換と動き補償により画像圧縮を実現する画像情報符号化装置のブロック図である。
図9に示すように、画像情報符号化装置100は、A/D(Analogue/Digital)変換器101と、画像並び替えバッファ102と、加算器103と、直交変換器104と、量子化器105と、可逆符号化器106と、蓄積バッファ107と、逆量子化器108と、逆直交変換器109と、デブロックフィルタ110と、フレームメモリ111と、動き予測・補償器112と、イントラ予測器113と、レート制御器114とにより構成されている。
図9において、A/D変換器101は、入力された画像信号をデジタル信号に変換する。画像並び替えバッファ102は、当該画像情報符号化装置100から出力される画像圧縮情報のGOP(Group of Pictures)構造に応じて、フレームの並べ替えを行う。ここで、画像並び替えバッファ102は、イントラ(画像内)符号化が行われる画像に関しては、フレーム全体の画像情報を直交変換器104に供給する。直交変換器104は、画像情報に対して離散コサイン変換又はカルーネン・レーベ変換等の直交変換を施し、変換係数を量子化器105に供給する。量子化器105は、直交変換器104から供給された変換係数に対して量子化処理を施す。
可逆符号化器106は、量子化された変換係数に対して可変長符号化、算術符号化等の可逆符号化を施し、符号化された変換係数を蓄積バッファ107に供給して蓄積させる。この符号化された変換係数は、画像圧縮情報として出力される。
量子化器105の挙動は、レート制御器114によって制御される。また、量子化器105は、量子化後の変換係数を逆量子化器108に供給し、逆量子化器108は、その変換係数を逆量子化する。逆直交変換器109は、逆量子化された変換係数に対して逆直交変換処理を施して復号画像情報を生成する。デブロックフィルタ110は、復号画像情報からブロック歪みを除去し、フレームメモリ111に供給して蓄積させる。
一方、画像並び替えバッファ102は、インター(画像間)符号化が行われる画像に関しては、画像情報を動き予測・補償器112に供給する。動き予測・補償器112は、同時に参照される画像情報をフレームメモリ111より取り出し、動き予測・補償処理を施して参照画像情報を生成する。動き予測・補償器112は、この参照画像情報を加算器103に供給し、加算器103は、参照画像情報を当該画像情報との差分信号に変換する。また、動き補償・予測器112は、同時に動きベクトル情報を可逆符号化器106に供給する。
可逆符号化器106は、その動きベクトル情報に対して可変長符号化又は算術符号化等の可逆符号化処理を施し、画像圧縮情報のヘッダ部に挿入される情報を形成する。なお、その他の処理については、イントラ符号化を施される画像圧縮情報と同様であるため、説明を省略する。
ここで、上述したJVTで標準化が行われている符号化方式(以下、JVT Codecという。)では、イントラ符号化を行う際に、ブロック周辺の画素から予測画像を生成してその差分を符号化するというイントラ予測符号化が採用されている。すなわち、イントラ符号化が行われる画像に関しては、符号化する画素ブロックの近傍の既に符号化が終了した画素値から予測画像を生成し、その予測画像との差分が符号化される。逆量子化器108及び逆直交変換器109は、イントラ符号化された画素をそれぞれ逆量子化及び逆直交変換し、加算器110は、逆直交変換器109の出力と当該画素ブロックを符号化する際に使用された予測画像とを加算し、その加算値をフレームメモリ111に供給して蓄積させる。イントラ予測器113は、イントラ符号化される画素ブロックの場合には、既に符号化が終了しフレームメモリ111に蓄積されている近傍画素を読み出し、予測画像を生成する。このとき、予測画像の生成に用いたイントラ予測モードについても可逆符号化器106において可逆符号化処理を施し、画像圧縮情報に含めて出力する。
続いて、上述した画像情報符号化装置100に対応する画像情報復号装置の概略構成を図10に示す。図10に示すように、画像情報復号装置120は、蓄積バッファ121と、可逆復号器122と、逆量子化器123と、逆直交変換器124と、加算器125と、画像並び替えバッファ126と、D/A(Digital/Analogue)変換器127と、動き予測・補償器128と、フレームメモリ129と、イントラ予測器130とにより構成されている。
図10において、蓄積バッファ121は、入力された画像圧縮情報を一時的に格納した後、可逆復号器122に転送する。可逆復号器122は、定められた画像圧縮情報のフォーマットに基づき、画像圧縮情報に対して可変長復号又は算術復号等の処理を施し、量子化された変換係数を逆量子化器123に供給する。また、可逆復号器122は、当該フレームがインター符号化されたものである場合には、画像圧縮情報のヘッダ部に格納された動きベクトル情報についても復号し、その情報を動き予測・補償器128に供給する。
逆量子化器123は、可逆復号器122から供給された量子化後の変換係数を逆量子化し、変換係数を逆直交変換器124に供給する。逆直交変換器124は、定められた画像圧縮情報のフォーマットに基づき、変換係数に対して逆離散コサイン変換又は逆カルーネン・レーベ変換等の逆直交変換を施す。
ここで、当該フレームがイントラ符号化されたものである場合には、逆直交変換処理が施された画像情報は、画像並び替えバッファ126に格納され、D/A変換器127におけるD/A変換処理の後に出力される。
一方、当該フレームがインター符号化されたものである場合には、動き予測・補償器128は、可逆復号処理が施された動きベクトル情報とフレームメモリ129に格納された画像情報とに基づいて参照画像を生成し、加算器125に供給する。加算器125は、この参照画像と逆直交変換器124の出力とを合成する。なお、その他の処理については、イントラ符号化されたフレームと同様であるため、説明を省略する。
なお、JVT Codecではイントラ予測符号化が採用されているため、当該フレームがイントラ符号化されたものである場合には、イントラ予測器130は、フレームメモリ129から画像を読みだし、可逆復号器122において可逆復号処理が施されたイントラ予測モードに従って予測画像を生成する。加算器125は、逆直交変換器124の出力とこの予測画像とを加算する。
以上説明した画像情報符号化装置100及び画像情報復号装置120については、例えば下記特許文献2、3等に記載されている。
ところで、上記特許文献1に記載したような方法を、予測モードの多い符号化、例えば上記図9に示したようなMPEG4−AVCに適用すると従来のMPEG方式に比べて特に誤差が大きくなってしまった。また、上記方法を用いると、シーンチェンジの場合、動き予測が当たらなくなり動き予測の残差が増えてしまい正しく発生符号量が見積もれなかった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、予測モードの多い符号化にあって、符号化に先立って発生符号量を高精度に見積もることができ、符号化手段及び工程における符号化処理を例えば画質、圧縮率、レートを最適に制御しながら行うことのできる画像符号化装置、画像符号化方法並びに画像符号化プログラムの提供を目的とする。
本発明に係る画像符号化装置は、上記課題を解決するために、入力画像信号に直交変換と動き補償を用いた予測モードの多い圧縮符号化処理を施す符号化手段と、上記入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて上記符号化手段における発生符号量を予測する発生符号量予測手段と、上記発生符号量予測手段によって予測された予測発生符号量を上記符号化手段における符号化処理制御に用いる制御手段とを備える。
発生符号量予測手段は、入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて符号化手段における発生符号量を予測する。制御手段は、発生符号量予測手段によって予測された予測発生符号量を符号化手段における符号化処理制御に用いる。
本発明に係る画像符号化方法及び画像符号化プログラムは、上記課題を解決するために、入力画像信号に直交変換と動き補償を用いた予測モードの多い圧縮符号化処理を施す符号化工程と、上記入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて上記符号化工程における発生符号量を予測する発生符号量予測工程と、上記発生符号量予測工程によって予測された予測発生符号量を上記符号化工程における符号化処理制御に用いる制御工程とを備える。
発生符号量予測工程は、入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて符号化工程における発生符号量を予測する。制御工程は、発生符号量予測工程によって予測された予測発生符号量を符号化工程における符号化処理制御に用いる。
発生符号量予測工程は、入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて符号化工程における発生符号量を予測する。制御工程は、発生符号量予測工程によって予測された予測発生符号量を符号化工程における符号化処理制御に用いる。
本発明に係る画像符号化装置は、符号化手段が入力画像信号に直交変換と動き補償を用いた予測モードの多い圧縮符号化処理を施し、発生符号量予測手段が上記入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて符号化手段における発生符号量を予測し、制御手段が発生符号量予測手段によって予測された予測発生符号量を符号化手段における符号化処理制御に用いるので、予測モードの多い符号化にあって、符号化に先立って発生符号量を高精度に見積もことができ、符号化手段における符号化処理を例えば画質、圧縮率、レートを最適に制御して行うことができる。
本発明に係る画像符号化装置及び画像符号化プログラムは、符号化工程が入力画像信号に直交変換と動き補償を用いた予測モードの多い圧縮符号化処理を施し、発生符号量予測工程が上記入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて符号化工程における発生符号量を予測し、制御工程が発生符号量予測工程によって予測された予測発生符号量を符号化工程における符号化処理制御に用いるので、予測モードの多い符号化にあって、符号化に先立って発生符号量を高精度に見積もことができ、符号化手段における符号化処理を例えば画質、圧縮率、レートを最適に制御して行うことができる。
以下、本発明を実施するためのいくつかの最良の形態を説明する。第1の実施の形態は、図1に示すような画像符号化装置10である。この画像符号化装置10は、入力端子11からの入力画像信号(被符号化画像)VINに直交余弦変換を主機能とする、例えばMPEG4 AVCのような予測モードの多い符号化処理を施す符号化器12と、入力画像信号VINに対してフレーム内及びフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて符号化器12における発生符号量BIT(N)を予測する発生符号量予測器18と、発生符号量予測器18によって予測された予測発生符号量BIT(N)を符号化器12における符号化処理の制御に用いる符号化制御器19を備えている。
符号化器12は、4×4画素、8×8画素、或いは16×16画素のブロック単位でフレーム内予測を行うイントラ予測器13とフレーム間予測を行うインター予測器14を有する。これらイントラ予測器13及びインター予測器14とは別に、画像符号化装置10は、符号化器12の外部に設けられたイントラ予測器16とインター予測器17を有する。このイントラ予測器16とインター予測器17は、4×4画素、8×8画素、或いは16×16画素のブロック単位又はブロック数個をグループ化したスーパーブロック単位で後述するようにイントラ予測残差とインター予測残差を求める。
画像符号化装置10に入力端子11から入力された入力画像信号(被符号化画像)VINは、符号化器12、イントラ予測器16、インター予測器17及び発生符号量予測器18に供給される。
符号化器12のイントラ予測器13は、入力画像信号VINのフレーム内で符号化する画素ブロックの近傍の既に符号化が終了した画素値からイントラ予測画像を生成し、そのイントラ予測画像との差分を計算する。符号化器12のインター予測器14は、参照画像と符号化対象画像との差分を計算する。
符号化器12の外部のイントラ予測器16は入力画像信号VINのフレーム内で符号化する画素ブロックの近傍の既に符号化が終了した画素値からイントラ予測画像VP1を生成して発生符号量予測器18に出力する。インター予測器17は、参照画像と符号化対象画像との差分からインター予測画像VP2を生成して発生符号量予測器18に出力する。
発生符号量予測器18は、フレーム内予測処理結果である上記イントラ予測画像VP1の上記入力画像信号VINに対するフレーム内予測残差であるイントラ予測残差E1と、上記フレーム間予測処理結果であるインター予測画像VP2の入力画像画像信号VINに対するフレーム間予測残差であるインター予測残差E2の何れか小さい一方を予測残差BD(n)として用いる。発生符号量予測器18は、詳細については後述するが、既に符号化された画像の既知の予測残差と既知の発生符号量と、さらに今から符号化されようとする画像の上記得られた予測残差BD(n)を用いて今から符号化されようとする未知の発生符号量BIT(n)を予測する。
符号化制御器19は、発生符号量予測器18からの予測発生符号量BIT(n)を受け取り、符号化器12における符号化処理を制御するための発生符号量制御パラメータPCを生成し、符号化器12に出力する。この発生符号量制御パラメータPCは、符号化器12における符号化処理にあって画質、圧縮率、レートを制御するために使われる。
次に、図2及び図3を参照して発生符号量予測器18の動作について詳細に説明する。図2において発生符号量予測器18は、入力画像信号VIN中に含まれるあるブロックの符号化器12による符号化に先立って、イントラ予測器16が出力したイントラ予測画像VP1と入力画像信号VINとの差を減算器18aにて算出し、イントラ予測残差E1を比較器18cに出力する。また、発生符号量予測器18は、インター予測器17が出力したインター予測画像VP2と入力画像信号VINとの差を減算器18bにて算出し、インター予測残差E2を比較器18cに出力する。比較器18cは、イントラ予測残差E1とインター予測残差E2を比較し、いずれか小さい方、又は絶対値がいずれか小さい方を、予測残差BD(n)として生成する。
さらに発生符号量予測器18は、予測残差BD(n)を用いて今から符号化されようとするピクチャV(n)の発生符号量BIT(n)を見積もる。図3を参照して符号化器12による符号化前に上記予測残差BD(n)を使って発生符号量BIT(n)を見積もる方法を示す。図3において、V(n-1)はすでに符号化されたピクチャ、V(n)は今から符号化されようとするピクチャ、BD(n-1)はすでに符号化されたピクチャV(n-1)の予測残差、BIT(n-1)はすでに符号化されたピクチャV(n-1)の発生符号量、BD(n)は今から符号化されようとするピクチャV(n)の予測残差、BIT(n)は今から符号化されようとするピクチャV(n)の発生符号量を示す。
すでにあるピクチャを符号化した場合、ここで符号化したピクチャV(n-1)の発生符号量BIT(n-1)と、このときの予測残差BD(n-1)を保存しておく。今から符号化されようとするピクチャV(n)の符号化に先立って上記図2に示した方法で予測残差BD(n)を求める。すると、今から符号化されようとしているピクチャV(n)の発生符号量BIT(n)は、このピクチャの予測残差BD(n)を使って近似的に、
BIT(n) = (BD(n) / BD(n-1)) BIT(n-1) ・・・(1)
として、実際の符号化に先立って漸化式を使って見積もることが可能である。
BIT(n) = (BD(n) / BD(n-1)) BIT(n-1) ・・・(1)
として、実際の符号化に先立って漸化式を使って見積もることが可能である。
なお、この発生符号量の見積もり方法は符号化しようとする圧縮方式上で定義されるピクチャタイプごとに計算すると効果的で、例えばMPEGの場合、I, P, Bのそれぞれのピクチャに対して
BIT_I(n) = (BD(n) / BD(n-1)) BIT_I(n-1) ・・・(2)
BIT_P(n) = (BD(n) / BD(n-1)) BIT_P(n-1) ・・・(3)
BIT_B(n) = (BD(n) / BD(n-1)) BIT_B(n-1) ・・・(4)
としても良い。ここで、上記式(2)はIピクチャ、式(3)はPピクチャ、式(4)はBピクチャの場合を示す。
BIT_I(n) = (BD(n) / BD(n-1)) BIT_I(n-1) ・・・(2)
BIT_P(n) = (BD(n) / BD(n-1)) BIT_P(n-1) ・・・(3)
BIT_B(n) = (BD(n) / BD(n-1)) BIT_B(n-1) ・・・(4)
としても良い。ここで、上記式(2)はIピクチャ、式(3)はPピクチャ、式(4)はBピクチャの場合を示す。
なお、この画像符号化装置10では、上記式(2)、(3)、(4)にあげたようにピクチャタイプごとに別々に発生符号量を見積もってもよいし、複数のピクチャタイプでまとめて式(1)を適用して発生符号量を見積もってもよい。また、同一ピクチャタイプであっても、特徴で別々に分けても良い。さらにこれら式(1)、(2)、(3)、(4)に対して必要ならば補正を加えてもよい。
ところで、シーンの始まりのようなシーケンス先頭では、過去に符号化したピクチャが存在しないため、上記式(1)を用いて説明した方法は直接適用できない。このため、過去に符号化したことがない場合は、上記図2に示したようにして求めた予測残差を使って直接、
BIT(0) = f(BD(0)) ・・・(5)
いう形式で、予測関数fを使って予測する。なお、この予測関数fは任意に決めてよい。
BIT(0) = f(BD(0)) ・・・(5)
いう形式で、予測関数fを使って予測する。なお、この予測関数fは任意に決めてよい。
また、シーンチェンジの場合も、過去に符号化したピクチャとの差があまりにも大きくなることにより、上記式(1)を用いて説明した方法では発生符号量BIT(n)が予測困難な場合がある。この際には、式(1)、(2)、(3)、(4)に適宜補正を加えても良いし、上記式(5)を用いた方法で発生符号量BIT(n)を予測してもよい。なお、シーンチェンジの検出はピクチャの予測残差を毎回観察し、大きな変化があったことで検出してもよいし、他の方法を用いてもよい。
図4には、これまで説明した画像符号化装置10における処理手順をまとめて示す。もちろん、この処理手順は上記画像符号化動作をコンピュータ装置によって実現する際に実行する画像符号化方法、或いは画像符号化プログラムを説明するものでもある。コンピュータ装置のCPUが、例えばHDDに格納された図4に示す処理手順の画像符号化プログラムを、RAMなどのワークエリアに逐次読み出して実行すれば画像符号化装置10で行われる動作を、コンピュータ装置でも行うことができる。
先ず、ステップS1にて予測残差BD(n)を生成する。このステップS1のサブルーチンでは、図5に示すように、イントラ予測画像VP1を生成し(ステップS11)、インター予測画像VP2を生成する(ステップS12)。次に、イントラ予測画像VP1と入力画像信号VINからイントラ予測残差E1を生成し(ステップS13)、インター予測画像VP2と入力画像信号VINからインター予測残差E2を生成する(ステップS14)。そして、イントラ予測残差E1とインター予測残差E2の絶対値の小さい方を予測残差BD(n)とする。
次に、図4のステップS2では、既に符号化されたピクチャV(n-1)の予測残差BD(n-1)、発生符号量BIT(n-1)と、上記ステップS1にて生成された予測残差BD(n)を用いて発生符号量BIT(n)を見積もる。
次に、ステップS3にてシーケンスの先頭であることを画像符号化装置10の図示しないシステムコントローラやコンピュータ装置のCPUが検出すると、ステップS5に進み、予測残差BD(n)に所定の係数を乗算する上記式(5)に示すような予測関数fを用いて発生符号量BIT(0)を見積もる。
また、ステップS4にてシーンチェンジがあったことを画像符号化装置10のシステムコントローラやコンピュータ装置のCPUが検出したときにも、ステップS5に進み、予測残差BD(n)に所定の係数を乗算する上記式(5)に示すような予測関数fを用いて発生符号量BIT(0)を見積もる。また、ここでは、上記式(1)、(2)、(3)、(4)に適宜補正を加えても良い。なお、シーンチェンジの検出は、上記システムコントローラやCPUにてピクチャの予測残差を毎回観察し、大きな変化があったことで検出してもよいし、他の方法を用いてもよい。
ステップS3にてシーケンスの先頭ではなく、またステップS4にてシーンチェンジでもないと、上記システムコントローラやCPUが判断したとき、あるいはステップS5にてシーケンスの先頭のとき、シーンチェンジのときに上記式(5)を用いて発生符号量を見積もった後には、ステップS6に進む。
ステップS6では、ステップS2で見積もった発生符号量BIT(n)、或いはステップS5にて見積もった発生符号量BIT(0)を用いて発生符号量制御パラメータPCを生成する。そして、ステップS7において、発生符号量制御パラメータPCにしたがって、符号化器12における符号化処理にあって画質、圧縮率、レートが制御される。
画像符号化装置10は、符号化器12のイントラ予測器13とインター予測器14の他に、符号化器12の外部にイントラ予測器16とインター予測器17を設けた構成であった。本発明は、上記第1の実施の形態の画像符号化装置10にのみ構成が限定されるものではなく、例えば図6に示すように、符号化器12の外部にイントラ予測器16のみを設けた構成の画像符号化装置20を実施の形態としてもよい。これを第2の実施の形態とする。この画像符号化装置20は、イントラ予測器16によって求めたイントラ予測残差VP1を使って発生符号量予測器21が予測発生符号量BIT(n)を見積もる。具体的に、発生符号量予測器21は、イントラ予測器16からのイントラ予測残差VP1と入力画像信号VINとの差を予測残差BD(n)として見積もる。
また、この第2の実施の形態の画像符号化装置20の変形例としては、イントラ予測器16ではなく、図1に示したインター予測器17のみを用いる構成の画像符号化装置でもよい。
また、本発明は、図7に示すような画像符号化装置22を第3の実施の形態としてもよい。この画像符号化装置22は、符号化器12の外部にイントラ予測器及びインター予測器を設けず、符号化器12内部のイントラ予測器13及びインター予測器14によって得られたイントラ予測画像VP1及びインター予測画像VP2を用いて発生符号量予測器23にて予測発生符号量BIT(n)を見積もる構成である。さらに、変形例としては、イントラ予測器13のイントラ予測画像VP1のみを発生符号量予測器23に供給する構成、またはインター予測器14のインター予測画像VP2のみを発生符号量予測器23に供給する構成もある。
また、図1に示したイントラ予測器16及びインター予測器17を符号化器12内部で用いるという構成も他の実施の形態として挙げることもできる。この場合、符号器12は、内部にイントラ予測器13とインター予測器14を備えない構成である。
また、図1において、符号化器12の外部に設けたイントラ予測器16及びインター予測器17は、近似的にこれらと同様の傾向を示すもの、もしくはこれらと相関のあるもので代用してもよい。
つまり、発生符号量予測器18は、上記予測残差を得るために、上記フレーム内及び/又はフレーム間予測処理出力を用いる他に、上記フレーム内及び/又はフレーム間予測処理出力と近似的に同傾向を示す特徴量であるフレーム内近似値処理及び/又はフレーム間近似値処理出力を用いる。フレーム内近似値処理出力はフレーム内近似値収集手段によって得られ、フレーム間近似値処理出力はフレーム間近似値収集手段によって得られる。
この場合、発生符号量予測器18は、上記フレーム内近似値処理結果と、上記フレーム間近似値処理結果の何れか小さい一方を上記予測残差として用いる。そして、発生符号量予測器18は、既に符号化されたピクチャの既知の予測残差と既知の発生符号量と、さらに今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差を用いて今から符号化されようとする未知の発生符号量を予測する。
なお、発生符号量予測器18は、上記フレーム内近似値処理出力及び/又はフレーム間近似値処理出力のうち少なくとも一方を用いるときには、その近似値処理出力を補正してから上記予測残差を得、この予測残差に基づいて上記予測発生符号量を予測する。特に、発生符号量予測器18は、上記フレーム内近似値処理及び/又はフレーム間近似値処理出力のうち少なくとも一方の処理出力として間引き値を用いるときには、その間引き値処理出力を補正してから上記予測残差を得、この予測残差に基づいて上記予測発生符号量を予測する。
この場合にあっても、符号化制御器19は、予測発生符号量を符号化器12における画質制御、レート制御及び/又は圧縮率制御に用いる。また、発生符号量予測器18は、シーケンス先頭では今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差に所定の係数を乗算する予測関数を用いて今から符号化されようとするピクチャの未知の発生符号量を予測する。また、発生符号量予測器18は、シーンチェンジの際は今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差に補正処理を施して今から符号化されようとするピクチャの未知の発生符号量を予測する。
また、発生符号量予測器18は、シーンチェンジの際は今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差に、上記シーケンスの先頭の際に用いたのと同じ予測関数により今から符号化されようとするピクチャの未知の発生符号量を予測する。また、上記発生符号量予測器18において得られた予測残差をシーンチェンジの検出に利用する。
次に、本発明を、カルーネン・レーベン変換などの直交変換と動き補償により画像圧縮を実現するMPEG4 AVCに適用した画像符号化装置(第4の実施の形態)について説明する。図8において画像符号化装置30は、入力端子31からの入力画像信号(被符号化画像)VINに、イントラ予測符号化処理を行うイントラ予測器44とインター予測符号化処理を行う動き予測・補償器43とを用いて符号化処理を施す符号化器30a(図8の一点鎖線より下)と、入力画像信号VINに対してフレーム内及びフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて符号化器30aにおける発生符号量BIT(N)を予測する発生符号量予測器49と発生符号量予測器49によって予測された予測発生符号量BIT(N)を符号化器30aにおける符号化処理のレート制御に用いるレート制御器45とからなる符号量予測&制御器30b(図8の一点鎖線より上)を備えている。
さらに、画像符号化装置30は、イントラ予測器44と動き予測・補償器43の他、符号化器30aを構成する、A/D(Analogue/Digital)変換器32と、画像並び替えバッファ33と、加算器34と、直交変換器35と、量子化器36と、可逆符号化器37と、蓄積バッファ38と、逆量子化器39と、逆直交変換器40と、デブロックフィルタ41と、フレームメモリ42と、動き予測・補償器43と、イントラ予測器44を備える。
また、画像符号化装置30は、発生符号量予測器49とレート制御器45の他、符号量予測&制御器30bを構成する、イントラ予測器47と、間引き器46と、インター予測器48と、補正器50を備える。
以下、画像符号化装置30の動作について説明する。先ず、符号化器30aについて説明する。図8において、A/D変換器32は、入力端子31から入力された画像信号をデジタル信号に変換する。画像並び替えバッファ33は、当該画像情報符号化装置30から出力される画像圧縮情報のGOP(Group of Pictures)構造に応じて、フレームの並べ替えを行う。
ここで、画像並び替えバッファ33は、イントラ(画像内)符号化が行われる画像に関しては、フレーム全体の画像情報を直交変換器35に供給する。直交変換器35は、画像情報に対して離散コサイン変換又はカルーネン・レーベ変換等の直交変換を施し、変換係数を量子化器36に供給する。量子化器36は、直交変換器35から供給された変換係数に対して量子化処理を施す。
可逆符号化器37は、量子化された変換係数に対して可変長符号化、算術符号化等の可逆符号化を施し、符号化された変換係数を蓄積バッファ38に供給して蓄積させる。この符号化された変換係数は、画像圧縮情報として出力端子51から出力される。
量子化器36の挙動は、レート制御器45によって制御される。また、量子化器36は、量子化後の変換係数を逆量子器器39に供給し、逆量子化器39は、その変換係数を逆量子化する。逆直交変換器40は、逆量子化された変換係数に対して逆直交変換処理を施して復号画像情報を生成する。デブロックフィルタ41は、復号画像情報にブロック歪みの除去処理を施し、その情報をフレームメモリ42に供給して蓄積させる。
一方、画像並び替えバッファ33は、インター符号化が行われる画像に関しては、画像情報を動き予測・補償器43に供給する。動き予測・補償器43は、同時に参照される画像情報をフレームメモリ42より取り出し、動き予測・補償処理を施して参照画像情報を生成する。参照画像情報は加算器34に送られ、ここで当該画像情報との差分信号へ変換される。動き予測・補償器43は、同時に動きベクトル情報を可逆符号化器37に出力する。可逆符号化器37は、動きベクトル情報にやはり可変長符号化、算術符号化といった可逆符号化処理を施し、画像圧縮情報のヘッダ部に挿入される情報を形成する。その他の処理はイントラ符号化を施される画像圧縮情報と同様である。
次に、符号量予測&制御器30bの動作について説明する。画面並べ替えバッファ33からの出力は、イントラ予測器47に入力される。また、画面並べ替えバッファ33からの出力は、間引き器46で間引き処理が施されてからインター予測器48に入力される。イントラ予測器47は、画面並べ替えバッファ33から入力された画像信号のフレーム内で符号化する画素ブロックの近傍の既に符号化が終了した画素値からイントラ予測画像を生成して発生符号量予測器49に出力する。これに対してインター予測器48は、画面並べ替えバッファ33からの画像信号を間引き器46にて小さいサイズの画像に間引いてから、参照画像と符号化対象画像との差分からインター予測画像を生成する。このサイズ変更により、インター予測器48では、予測のための演算量を減らすことができる。イントラ予測器47の出力は発生符号量予測器49に、比較のために入力されている。しかし、間引き器46にて画像サイズの変更を行ってからインター予測器48で予測したインター予測画像を、そのまま発生符号量予測器49に比較のために入力しても、サイズが異なるので直接比較することはできない。このため、インター予測器48の出力をイントラ予測器47の出力と同列に比較することのできるようにするためインター予測器48に補正器50を接続し、上記サイズが変更されたインター予測画像に補正を加えた上でイントラ予測器47の出力と発生符号量予測器49にて比較し、これから符号化しようとする画像の発生符号量の予測を行う。この発生符号量予測器49における発生符号量の予測処理は、上記図2、図3を参照して説明した方法を準用することができる。ただし、図2におけるインター予測器17の前後には、間引き器46と補正器50が接続されることになる。
発生符号量予測器49で見積もられた発生符号量は、レート制御器45に供給される。レート制御器45は、発生符号量から発生符号量制御パラメータを生成し、量子化器36に供給して、符号化におけるレートを制御する。
なお、この第4の実施の形態の画像符号化装置30は、符号量予測&制御器30bにおいて、インター予測器48の前後に間引き器46と補正器50を設け、予測のための演算量を減らしているが、間引き器46及び補正器50を用いず、上記画面並べ替えバッファ33の出力から直接インター予測器48にてインター予測画像を生成し、発生符号量予測器49に入力する構成としてもよい。
また、符号量予測&制御器30bでは、上記第2の実施の形態(図6)と同様にイントラ予測器47のみを設けて、イントラ予測器47によって求めたイントラ予測残差を使って発生符号量予測器49が予測発生符号量を見積もってもよい。もちろん、符号量予測&制御器30bには、イントラ予測器47ではなく、インター予測器48のみを用いた構成としてもよい。
さらに、イントラ予測器47はイントラ予測器44と兼用してもいい。また、イントラ予測器44を省略して、イントラ予測器47の結果を流用してもよい。同様に、インター予測器48は動き予測補償器43と兼用してもよい。また、動き予測・補償器43を省略して、インター予測器48の結果を利用してもよい。
また、この画像符号化装置30にあっても、符号化器30aの外部に設けたイントラ予測器47とインター予測器48は、近似的にこれらと同様の傾向を示すもの、もしくはこれらと相関のあるもので代用してもよい。
つまり、発生符号量予測器49は、上記予測残差を得るために、上記フレーム内及び/又はフレーム間予測処理出力を用いる他に、上記フレーム内及び/又はフレーム間予測処理出力と近似的に同傾向を示す特徴量であるフレーム内近似値処理及び/又はフレーム間近似値処理出力を用いる。フレーム内近似値処理出力はフレーム内近似値収集手段によって得られ、フレーム間近似値処理出力はフレーム間近似値収集手段によって得られる。この場合の発生符号量予測器49で行われる処理については、図1に示した画像符号化装置10の変形例として既に説明済みであるのでここでは省略する。
なお、本発明は、入力画像信号に直交変換と動き補償を用いた予測の多い圧縮符号化処理を施す符号化手段及び符号化工程を用いる画像符号化装置及び画像符号化方法にあって、過去に符号化した際の発生符号量を、これから符号化しようとしているピクチャまたはフィールドの発生符号量予測に用いるというところにも特徴がある。
また、入力画像信号に直交変換と動き補償を用いた予測の多い圧縮符号化処理を施す符号化手段及び符号化工程を用いる画像符号化装置及び画像符号化方法にあって、フレーム内予測であるイントラ予測と、フレーム間予測であるインター予測、もしくはこれらと近似する値、もしくはこれらと相関のある値を組み合わせて、シーンチェンジの際の予測残差を正しく求めるというところにも特徴がある。
10 画像符号化装置、12 符号化器、13 イントラ予測器、14 インター予測器、16 イントラ予測器、17 インター予測器、18 発生符号量予測器、19 符号化制御器
Claims (35)
- 入力画像信号に直交変換と動き補償を用いた予測の多い圧縮符号化処理を施す符号化手段と、
上記入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて上記符号化手段における発生符号量を予測する発生符号量予測手段と、
上記発生符号量予測手段によって予測された予測発生符号量を上記符号化手段における符号化処理の制御に用いる制御手段と
を備えることを特徴とする画像符号化装置。 - 上記発生符号量予測手段は、上記フレーム内予測処理結果であるフレーム内予測画像の上記入力画像に対するフレーム内予測残差と、上記フレーム間予測処理結果であるフレーム間予測画像の上記入力画像に対するフレーム間予測残差の何れか小さい一方を上記予測残差として用いることを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、既に符号化されたピクチャの既知の予測残差と既知の発生符号量と、さらに今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差を用いて今から符号化されようとする未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段が上記発生符号量を予測するときに基づく上記予測残差は、上記符号化手段の外部に設けられたフレーム内及び/又はフレーム間予測処理手段によって得られることを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段が上記発生符号量を予測するときに基づく上記予測残差は、上記符号化手段の内部に設けられたフレーム内及び/又はフレーム間予測処理手段によって得られることを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
- 上記フレーム内及び/又はフレーム間予測処理手段は、マクロブロック単位又はマクロブロック数個をグループ化したスーパーブロック単位で上記予測残差を求めることを特徴とする請求項4又は5記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、上記フレーム内及びフレーム間予測処理出力のうち少なくとも一方の処理出力として間引き値を用いるときには、その間引き値処理出力を補正してから上記予測残差を得、この予測残差に基づいて上記予測発生符号量を予測することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、上記予測残差を得るために、上記フレーム内及び/又はフレーム間予測処理出力を用いる他に、上記フレーム内及び/又はフレーム間予測処理出力と近似的に同傾向を示す特徴量であるフレーム内近似値処理及び/又はフレーム間近似値処理出力を用いることを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、上記フレーム内近似値処理結果と、上記フレーム間近似値処理結果の何れか小さい一方を上記予測残差として用いることを特徴とする請求項8記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、既に符号化されたピクチャの既知の予測残差と既知の発生符号量と、さらに今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差を用いて今から符号化されようとする未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項9記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段が上記発生符号量を予測するときに基づく上記予測残差は、上記符号化手段の外部に設けられたフレーム内近似値収集手段及び/又はフレーム間近似値収集手段によって得られることを特徴とする請求項8記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段が上記発生符号量を予測するときに基づく上記予測残差は、上記符号化手段の内部に設けられたフレーム内近似値収集手段及び/又はフレーム間近似値収集手段によって得られることを特徴とする請求項8記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、上記フレーム内近似値処理出力及び/又はフレーム間近似値処理出力のうち少なくとも一方を用いるときには、その近似値処理出力を補正してから上記予測残差を得、この予測残差に基づいて上記予測発生符号量を予測することを特徴とする請求項8記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、上記フレーム内近似値処理及び/又はフレーム間近似値処理出力のうち少なくとも一方の処理出力として間引き値を用いるときには、その間引き値処理出力を補正してから上記予測残差を得、この予測残差に基づいて上記予測発生符号量を予測することを特徴とする請求項8記載の画像符号化装置。
- 上記制御手段は、上記予測発生符号量を上記符号化手段における画質制御、レート制御及び/又は圧縮率制御に用いることを特徴とする請求項1又は8記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、シーケンス先頭では今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差から予測関数を用いて今から符号化されようとするピクチャの未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項2又は9記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、シーンチェンジの際は今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差に補正処理を施して今から符号化されようとするピクチャの未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項2又は9記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段は、シーンチェンジの際は今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差に、上記シーケンスの先頭の際に用いたのと同じ予測関数により今から符号化されようとするピクチャの未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項16又は17記載の画像符号化装置。
- 上記発生符号量予測手段において得られた予測残差をシーンチェンジの検出に利用することを特徴とする請求項1、8、17又は18記載の画像符号化装置。
- 上記シーンチェンジの際に上記予測関数によって予測した発生符号量と上記シーンチェンジの検出に利用する予測残差に関する情報を編集処理に利用することを特徴とする請求項19記載の画像符号化装置。
- 入力画像信号に直交変換と動き補償を用いた予測モードの多い圧縮符号化処理を施す符号化工程と、
上記入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて上記符号化工程における発生符号量を予測する発生符号量予測工程と、
上記発生符号量予測工程によって予測された予測発生符号量を上記符号化工程における符号化処理制御に用いる制御工程と
を備えることを特徴とする画像符号化方法。 - 上記発生符号量予測工程は、上記フレーム内予測処理結果であるフレーム内予測画像の上記入力画像に対するフレーム内予測残差と、上記フレーム間予測処理結果であるフレーム間予測画像の上記入力画像に対するフレーム間予測残差の何れか小さい一方を上記予測残差として用いることを特徴とする請求項21記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程は、既に符号化されたピクチャの既知の予測残差と既知の発生符号量と、さらに今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差を用いて今から符号化されようとする未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項21記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程は、上記予測残差を得るために、上記フレーム内及び/又はフレーム間予測処理出力を用いる他に、フレーム内及び/又はフレーム間予測処理結果と近似的に同傾向を示す特徴量であるフレーム内近似値処理及び/又はフレーム間近似値処理出力を用いることを特徴とする請求項21記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程は、上記フレーム内近似値処理結果と、上記フレーム間近似値処理結果の何れか小さい一方を上記予測残差として用いることを特徴とする請求項24記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程は、既に符号化されたピクチャの既知の予測残差と既知の発生符号量と、さらに今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差を用いて今から符号化されようとする未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項25記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程は、上記フレーム内近似値処理出力及び/又はフレーム間近似値処理出力のうち少なくとも一方を用いるときには、その近似値処理出力を補正してから上記予測残差を得、この予測残差に基づいて上記予測発生符号量を予測することを特徴とする請求項24記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程は、上記フレーム内近似値処理及び/又はフレーム間近似値処理出力のうち少なくとも一方の処理出力として間引き値を用いるときには、その間引き値処理出力を補正してから上記予測残差を得、この予測残差に基づいて上記予測発生符号量を予測することを特徴とする請求項24記載の画像符号化方法。
- 上記制御工程は、上記予測発生符号量を上記符号化工程における画質制御、レート制御及び/又は圧縮率制御に用いることを特徴とする請求項22又は25記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程は、シーケンス先頭では今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差から予測関数を用いて今から符号化されようとするピクチャの未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項23又は26記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程は、シーンチェンジの際は今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差に補正処理を施して今から符号化されようとするピクチャの未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項23又は26記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程は、シーンチェンジの際は今から符号化されようとするピクチャの上記得られた予測残差に、上記シーケンスの先頭の際に用いたのと同じ予測関数により今から符号化されようとするピクチャの未知の発生符号量を予測することを特徴とする請求項30又は31記載の画像符号化方法。
- 上記発生符号量予測工程において得られた予測残差をシーンチェンジの検出に利用することを特徴とする請求項22、24、25又は32記載の画像符号化方法。
- 上記シーンチェンジの際に上記予測関数によって予測した発生符号量と上記シーンチェンジの検出に利用する予測残差に関する情報を編集処理に利用することを特徴とする請求項33記載の画像符号化方法。
- 入力画像信号に直交変換と動き補償を用いた予測モードの多い圧縮符号化処理を施す符号化工程と、
上記入力画像信号に対してフレーム内及び/又はフレーム間予測処理を施して得られた予測残差に基づいて上記符号化工程における発生符号量を予測する発生符号量予測工程と、
上記発生符号量予測工程によって予測された予測発生符号量を上記符号化工程における符号化処理制御に用いる制御工程と
を備えてなり、コンピュータ装置によって実行されることを特徴とする画像符号化プログラム。
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