JP2005200019A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中立位置学習部241の学習結果であるハンドル中立位置ΘO が少なくとも最初に1回出力されるまでの間は、ハンドル戻しトルクTR は操舵速度ωH に基づいて決定する。ωH は操舵トルクτとモータ回転角θM に基づいて操舵速度推定部242により算出される。この様に、ハンドル戻しトルクTR を操舵速度ωH に基づいて決定すれば、制御不感帯においても、所望のハンドル戻しトルクを出力することが可能となる。また、学習の少なくとも最初の1回が完了してから、より望ましくは学習されたハンドル中立位置ΘO の精度が十分に向上してから、その後の制御は、凍結路等の低摩擦路面でも十分なハンドル戻し性能を発揮可能な、操舵角θH に基づいたハンドル戻し制御を実施する。
【選択図】図3
Description
即ち、第1の手段は、車両のステアリング・シャフト又はステアリング・ギヤに対してトルクを付与するモータを備えた操舵機構と、モータを駆動制御する制御装置とを有する電動パワーステアリング装置において、車両の速度v、及び運転者がハンドルに対して及ぼす操舵トルクτが所定の「車両直進条件」を満たす際にハンドルの操舵角θH の中立位置を所定の統計操作に従って学習する中立位置学習手段と、この中立位置を基準として操舵角θH に基づいてハンドル戻しトルクTR を決定する第1ハンドル戻し制御手段と、操舵トルクτに基づいてハンドルの操舵状態を判別する操舵状態判別手段とを備え、更に、第1ハンドル戻し制御手段において、操舵状態に応じて、保舵又は切り込み操作時には操舵に対するアシストトルクを低減させない様にハンドル戻しトルクTR を抑制し、手放し又はハンドル戻し操作時にはハンドル戻しトルクTR を維持又は調整するハンドル戻しトルク制限手段を備えることである。
以上の手段により、前記の課題を解決することができる。
しかしながら、本発明の第3の手段を用いれば、この様な場合、ハンドル戻しトルクTR はモータ回転角速度ωM (或いは、その関連値である操舵速度ωH 等)に基づいて決定できるため、ハンドルの操舵角θH が制御不感帯に位置する場合、即ち中立位置の学習開始当初等においても、おおよそ所望のハンドル戻しトルクTR を生成することが可能となる。
更に、ステアリングシャフト10には、運転者からステアリングホイール(ハンドル)11に加えられたマニュアル操舵力の大きさ及びその方向(操舵トルクτ)を検出するためのトルク検出器15が設けられている。
例えば、角度検出部310は、レゾルバR/Dの出力値nに基づいて、次式(1)により、モータMの回転角(位相)θM を算出する。
θM =2πn/64 (nは整数。0≦n<63) …(1)
T=TA +TK +TD +TR …(2)
TR =G1・TR ″ …(3)
G1=g1(Vn ) …(4)
TR ″=f1(ωH ) …(5)
ただし、ここで、関数g1、f1は、例えば図3のデータマップ243、及びデータマップ244の様な形で定義されるものである。
この操舵角θH に基づいた制御によれば、操舵速度ωH に基づく制御では補償し難い低摩擦路でのハンドル戻し性能も十分に確保できる様になり、同時に、ハンドルが過剰に戻ってしまう所謂オーバーシュート現象も回避することができる様になる。
図4は、本実施例の中立位置学習部241の学習完了後のハンドル戻しトルク演算部240の機能構成を示すブロック図である。
その後、ハンドル戻しトルクTR は、次式(6)〜(9)に従って決定することができる。
TR =G1・G2・TR ′ …(6)
TR ′=f2(Θ) …(7)
Θ=θH −ΘO …(8)
G2=g2(τ) (Θ>0の時),
G2=g2(−τ) (Θ<0の時) …(9)
ただし、ここで、関数f2、g2は、例えば図4のデータマップ245、及びデータマップ246(Θ>0の時)の様な形で定義されるものである。
ステップ550では、変化量Dの大きさを判定し、−πよりも小さければステップ560へ、そうでなければステップ570へ処理を移す。ステップ560では、変化量Dの値を2π増加させる(オーバーフロー時)。
θm =θm +D …(10)
θH =θm /R …(11)
ステップ590では、今回の(現制御周期の)モータMの位相θM を退避領域θ0に記憶する。
π>R・ωHmax・t0 …(12)
より具体的には、例えば、R=5、t0=1/100〔sec〕程度に設定すれば、この様な条件を確実に満たすことが可能となる。
前記の本発明の第2の手段は、この様なハードウェア構成の基で実施しても良い。即ち、前記の本発明の第2の手段は、この様なハードウェア構成による実施形態をも含んだものであり、この様な場合においても本発明の作用・効果を得ることが可能である。
R/D : レゾルバ(モータMの回転角センサ)
n : レゾルバ出力信号
θM : モータ回転角(位相:0≦θM <2π)
θm : モータ回転角
θH : ハンドル回転角
ωH : 操舵速度
ΘO : ハンドル中立位置
TR : ハンドル戻しトルク(指令値)
T : 指令トルク
τ : 操舵トルク
Vn : 車速
10 : ステアリング・シャフト
11 : ステアリング・ホイール(ハンドル)
100 : 電動パワーステアリング装置
110 : モータ制御装置
111 : CPU
200 : 指令トルク演算部
240 : ハンドル戻しトルク演算部
241 : 中立位置学習部
246 : 操舵判定マップ(操舵状態判別手段とハンドル戻し電流制限手段に相当。図4では、「Θ>0」の場合を例示。)
500 : 操舵角演算部(操舵角推定手段)
500a: 操舵角演算部(操舵角推定手段)を実現する制御プログラム
Claims (4)
- 車両のステアリング・シャフト又はステアリング・ギヤに対してトルクを付与するモータを備えた操舵機構と、前記モータを駆動制御する制御装置とを有する電動パワーステアリング装置において、
前記車両の速度v、及び運転者がハンドルに対して及ぼす操舵トルクτが、所定の「車両直進条件」を満たす際に、前記ハンドルの操舵角θH の中立位置を所定の統計操作に従って学習する中立位置学習手段と、
前記中立位置を基準として、前記操舵角θH に基づいて、ハンドル戻しトルクTR を決定する第1ハンドル戻し制御手段と、
前記操舵トルクτに基づいて、ハンドルの操舵状態を判別する操舵状態判別手段とを有し、
更に、前記第1ハンドル戻し制御手段は、前記操舵状態に応じて、
保舵又は切り込み操作時には、操舵に対するアシストトルクを低減させない様に前記ハンドル戻しトルクTR を抑制し、
手放し又はハンドル戻し操作時には、前記ハンドル戻しトルクTR を維持又は調整する
ハンドル戻しトルク制限手段を備えている
ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 同期用の回転角センサを内蔵するブラシレス直流モータを備えた操舵機構と、
前記回転角センサの出力信号に基づいて、ハンドルの操舵角θH を推定する操舵角推定手段とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記モータの回転角速度ωM に基づいて、ハンドル戻しトルクTR を算出する第2ハンドル戻し制御手段を有し、
少なくとも前記中立位置学習手段による前記中立位置の学習が1回完了するまでの間は、前記第2ハンドル戻し制御手段により前記ハンドル戻しトルクTR を決定する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。 - 前記中立位置学習手段による前記中立位置の学習が完了した後は、前記ハンドル戻しトルクTR を前記第1ハンドル戻し制御手段により決定する
ことを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
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