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JP2005293293A - 保険情報管理サーバ、プログラム、保険情報管理方法 - Google Patents

保険情報管理サーバ、プログラム、保険情報管理方法 Download PDF

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JP2005293293A JP2004108159A JP2004108159A JP2005293293A JP 2005293293 A JP2005293293 A JP 2005293293A JP 2004108159 A JP2004108159 A JP 2004108159A JP 2004108159 A JP2004108159 A JP 2004108159A JP 2005293293 A JP2005293293 A JP 2005293293A
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Abstract

【課題】早いサイクルで切り替わる保険商品の変化に対して、ユーザに情報を提供する側を迅速かつ柔軟に対応できるようにする。
【解決手段】DBサーバ2は、ホスト受け取った保険契約データを記憶する非正規化データ記憶手段としてのテンポラリーDB22と、このテンポラリーDB22より保険契約データの所定の位置のコード情報(種目コード、商品識別コード…バージョン番号)を読み出してコードマスタ20と照合し、適合した特定コードを付与した複数のマスタ(保険約款マスタ41等)を生成し、複数のマスタから処理対保険約款マスタ41等)を生成し、複数のマスタから処理対象のデータを読み出し、ユーザ端末4で扱い可能な複数のテーブル(契約テーブル56等)を生成するバッチ処理部23とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば保険情報管理サーバ、プログラム、保険情報管理方法に関する。
ホストコンピュータで保険契約データを管理し、ユーザからの要求に応じて保険契約データの中から必要なデータを読み出して、ユーザへ提供する保険情報管理システムがある。
この保険情報管理システムでは、ホストコンピュータにおいて、保険契約データを、長大なレコード長(非正規化データ)で、かつ独自のコード体系で管理していることが多い。保険契約データは、保険業界で標準のフォーマットはあるものの、さまざまなサービスが開始され、また新規参入会社が多くある現在では、事実上、存在しないに等しい状態である。
このため、ホストコンピュータに管理されている保険契約データの内容(保険に付帯される特約、担保等)をユーザが提供を受けて、ユーザ側の端末の画面に表示、あるいは帳票として出力するためには、データ処理専用のプログラムが必要となる。
この専用プログラムは、ホストコンピュータ上の難解で膨大なロジックを解析した上で端末用として移植しなければ、正しい保険契約の内容を表現できない。
また、損害保険は、顧客要望の多様化などに対応して多くの種類の商品が商品化され販売されており、しかも、さまざまな種類の保険商品が非常に早いサイクルで発生あるいは消滅する。このような切り替わりの早い商品サイクルに対応するため、上記専用プログラムを開発あるいは変更することは、期間的にもまた品質的にも困難である。
この種の先行技術としては、予めリレーショナルデータベースの形で保険契約情報を保持した保険商品検索提供サーバ装置とネットワークを介して接続されたユーザ端末とを備え、保険商品検索提供サーバ装置において、保険商品のデータを少ない情報で管理でき、多数の商品に係る情報を提供できるようにしたネットワークシステムが開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−76933号公報
しかしながら、上記先行技術には、保険商品検索提供サーバ装置のリレーショナルデータベースに格納する元となるデータをどのように取得して、リレーショナルデータベースをどのように作成するかについては開示されておらず、現在のように非常に早いサイクルで切り替わる保険商品については対応が難しいという問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、早いサイクルで切り替わる保険商品の変化に対して、ユーザに情報を提供する側を迅速かつ柔軟に対応できるようにする保険情報管理サーバ、プログラム、保険情報管理方法を提供することを目的としている。
上記した課題を解決するために、本発明の保険情報管理サーバは、ホストコンピュータに接続された保険情報管理サーバにおいて、保険商品を一意に特定するための特定コードを記憶する特定コード記憶手段と、前記ホストコンピュータより受け取った保険契約に関する非正規化データを記憶する非正規化データ記憶手段と、前記非正規化データ記憶手段に記憶されている保険契約に関する非正規化データの所定位置のコード情報を読み出して前記特定コード記憶手段に記憶されている特定コードと照合して保険契約に関する複数のマスタを生成する手段と、前記複数のマスタから処理対象のデータを読み出し、ユーザ端末で扱い可能な形態のテーブルを生成する手段とを具備したことを特徴とする。
上記保険情報管理サーバにおいて、特定コード生成手段は、非正規化データの所定位置のコード情報としての種目コード、商品識別コード、引受会社コード、バージョン番号の少なくとも一つから保険商品の約款を識別する特定コードを生成する手段を備える。
本発明のプログラムは、ホストコンピュータに接続された保険情報管理サーバに処理を実行させるプログラムであって、前記保険情報管理サーバを、保険商品を一意に特定するための特定コードを記憶する特定コード記憶手段と、前記ホストコンピュータより受け取った保険契約に関する非正規化データを記憶する非正規化データ記憶手段と、前記非正規化データ記憶手段に記憶されている保険契約に関する非正規化データの所定位置のコード情報を読み出して前記特定コード記憶手段に記憶されている特定コードと照合して保険契約に関する複数のマスタを生成する手段と、前記複数のマスタから処理対象のデータを読み出し、ユーザ端末で扱い可能な形態のテーブルを生成する手段として機能させることを特徴とする。
本発明の保険情報管理方法は、ホストコンピュータに接続され、メモリと処理部とを備えた保険情報管理サーバにおける保険情報管理方法において、保険商品を一意に特定するための特定コードを前記メモリに記憶するステップと、前記ホストコンピュータより受け取った保険契約に関する非正規化データを前記メモリに記憶するステップと、前記メモリに記憶した保険契約に関する非正規化データの所定位置のコード情報を前記処理部が読み出して前記メモリに記憶した特定コードと照合して、各マスタに格納するステップと、前記複数のマスタから処理対象のデータを前記処理部が読み出し、ユーザ端末で扱い可能な形態のテーブルを生成するステップとを有することを特徴とする。
この発明では、ホストコンピュータで管理されている形式の扱い難い保険契約データ(非正規化データ)を正規化し、汎用的に使用できるデータとしてリレーショナルデータベース等のデータベースに取り込むことで、難解なロジックを介さずに所望の契約内容を画面や帳票に表現できるようになる。これにより、保険商品のサイクルにあわせた専用プログラムの開発を行わずに済むようになる。例えば既存商品から一部の項目を変えた商品が発生した場合、マスタにその項目を追加するだけで対処できる。
また、非正規化データを正規化する際に、非正規化データの所定の位置のコード情報を読み出して、保険商品を一意に特定できる特定コードと照合して適合した特定コードを複数のマスタに格納し、その特定コードをキーとしてユーザ端末から所望のデータを検索及び抽出できるテーブルの形態で保険商品のデータを構成及び保持しておくことで、ユーザから要求があったデータを必要に応じて提供できる。
以上説明したように本発明によれば、早いサイクルで切り替わる保険商品の変化に迅速かつ柔軟に対応できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る一つの実施の形態の損害保険情報管理システムの構成を示す図である。
図1に示すように、この損害保険情報管理システムは、ホストコンピュータ1(以下ホスト1と称す)と、保険情報管理サーバとしてのデータベースサーバ2(以下DBサーバ2と称す)と、Webサーバ/APLサーバ3と、ユーザ端末4とを、例えばLAN、WAN等の通信ネットワークを介して接続して構成されている。APLは、アプリケーションを意味する。DBはデータベースの略称である。
ホスト1には、契約DB11、資料照会DB12、マスタDB13、査定DB14、口座振替DB15等のデータベース群が記憶されている。これらデータベース群は、ホスト1上で管理されている保険契約データファイル群を示す。また、ホスト1には、これらデータベース群を更新するための各種更新系アプリケーションソフトウェア16(以下更新系アプリケーション16と称す)がインストールされている。また、ホスト1には、これらデータベース群のデータファイルをDBサーバ2へ転送するためのミドルウェア(以下ホスト通信処理部17と称す)がインストールされている。上記各部はハードウェアとしてはハードディスク装置に記憶されているものである。
DBサーバ2は、CPU、メモリ、ハードディスク装置などを備えたコンピュータであり、ハードディスク装置には、オペレーティングシステム(以下OSと称す)を含むアプリケーションソフトウェアがインストールされている。これらOSとアプリケーションソフトウェア(プログラム)は協働してDBサーバ2の処理動作を実現する。
すなわち、DBサーバ2には、FTP通信部21、処理部としてのバッチ処理部23、DB内部オブジェクト通信処理部30等のソフトウェアと、受信データを一時蓄積するメモリの一領域であるテンポラリーDB22と、コードマスタ20、顧客DB24、事故系DB25、資料照会系DB26、契約系DB27、口座振替系DB28(以下口振系DB28と称す)、マスタ系DB29等のリレーショナルデータベース(以下RDBと称す)群が記憶されている。
コードマスタ20は、予めホスト1より受信された保険商品を一意に特定するための特定コードを記憶したマスタファイルであり、事前に全ての保険商品に対して約款コードを付与しておいたものが登録されている。テンポラリーDB22は、保険契約データをホスト1上のファイルイメージのままの形式で格納するRDB上のテンポラリーテーブルである。
バッチ処理部23は、RDB上にマスタと各種テーブルとを作成し、テンポラリーDB22から保険契約データを読み出して格納することで、保険契約データを正規化するバッチプログラムである。
バッチ処理部23は、テンポラリーDB22に記憶されている保険契約に関する非正規化データの所定位置(図2の点線Zの枠内の71番〜77番)のコード情報(種目コード、商品識別コード、引受会社のコード、バージョン番号等)を読み出して、予めコードマスタ20に記憶しておいた特定コードと照合して、適合した保険商品を一意に特定するための特定コード(保険約款コード+バージョン番号)を生成する特定コード生成手段として機能する。すなわち、バッチ処理部23は、例えば種目コード、商品識別コード、引受会社コード、バージョン番号の少なくとも一つから保険商品の約款を識別する特定コード(保険約款コード+バージョン番号など)を生成する。
バッチ処理部23は、生成した特定コード(保険約款コード+バージョン番号)を付与し、保険契約に関して約款から区分した複数のマスタ、例えばマスタ系DB29の複数のマスタ41〜46を生成すると共に、テンポラリーDB22に記憶されている保険契約データ(非正規化データ)の、各マスタに格納すべきデータが存在する該当箇所よりデータを抽出し、各マスタ41〜46に格納する手段として機能する。
すなわち、バッチ処理部23は、コードマスタ20との照合の結果、適合した保険約款コード+バージョン番号などからなる特定コードを付与し、テンポラリーDB22の非正規化データの該当箇所よりデータを抽出して複数のマスタ41〜46を生成する。
バッチ処理部23は、複数のマスタ41〜46(図3参照)からテーブル作成対象のデータを読み出し、ユーザ端末4で扱い可能な形態のテーブル51〜56(図3参照)を生成する手段として機能する。テーブル作成対象のデータとは、各テーブル51〜56に定義されている項目にパラメータとして設定するデータである。
顧客DB24、事故系DB25、資料照会系DB26、契約系DB27、口振系DB28、マスタ系DB29等は、正規化された保険契約データが格納されているRDB上の保険契約関連のデータベース群である。
Webサーバ/APLサーバ3は、クラスライブラリI/F31と、外部接続機能32、手続完了通知機能33、メール送受信機能34、認証機能35、各種コンテンツ保存機能36、顧客情報登録機能37、各種機能提供画面コントロール機能38などを有している。これらの機能は、DBサーバ2へ所望のデータの転送要求を出し、その要求に応じてDBサーバ2よりイメージファイルの形態で提供される保険契約データを使用するWebアプリケーション群である。
ユーザ端末4は、Webサーバ/APLサーバ3にアクセスしてユーザID、パスワード等によるユーザ認証を行い、所定の機能提供画面から保険契約に関して必要な情報(例えば、ある契約者の保険契約内容等)を要求する端末である。要求は、ユーザ端末4のブラウザソフトウェアの表示画面(機能提供画面)にてユーザが指示入力を行うことにより、HTTPプロトコルにて実現される。
図2はホスト1で管理されている保険契約データのファイルフォーマットを示す図である。
ホスト1では、図2に示すように、保険契約データが、シリアルに連続するデータの形態(非正規化データ)で保存及び管理されている。
保険契約データは、ホスト1から送信される送信ファイルの長さが6000バイト程度のものであり、プレフィックス部、種目共通データ部、被保険者データ部、種目固有データ部、担保金額データ部、固定金額+特約データ部などからなるデータ列である。種目固有データ部は、例えば自動車保険等の損害保険の中の該当保険種目のデータが入る部分である。
図3は正規化された保険契約データが格納されているRDB上の各マスタ群と契約テーブル群の関連を示す図である。
RDB上には、損害保険全般の多数のマスタ群が管理されており、そのうち自動車保険に関するマスタ群として、図3に示すように、保険約款マスタ41、特約生成マスタ42、担保マスタ43、担保金額マスタ44、特約マスタ45、商品マスタ46等がある。
他の点線で囲まれた部分は、バッチ処理部23により上記各マスタ群からデータが抽出されて生成される自動車保険に関するテーブル群である。
テーブル群としては、自動車担保金額テーブル51、自動車特約テーブル52、自動車担保テーブル53、自動車テーブル54、被保険者テーブル55、契約テーブル56等がある。契約テーブル56は、自動車テーブル54と被保険者テーブル55の親テーブルである。逆に自動車テーブル54と被保険者テーブル55は、契約テーブル56の子テーブルといえる。自動車テーブル54の子テーブルは、自動車担保金額テーブル51と自動車特約テーブル52である。それぞれのテーブルの親子関係は矢印で示されている。
図4は約款マスタ41の構成を示す。図4に示すように、保険約款マスタ41は、保険約款コード、バージョン番号、保険種目名称、保険商品名称、バージョン開始日、バージョン終了日、更新日時、論理削除フラグ等の項目からなるマスターテーブルであり、保険約款コード、バージョン番号をプライマリーキー(PK)としている。
図5に特約生成マスタ42の構成を示す。図5に示すように、特約生成マスタ42は、保険約款コード、バージョン番号、特約コード、連番、生成処理区分、ロジックコード、条件判定フラグ、論理判定区分、判定フィールド、判定実現値、特約名称、更新日時、論理削除フラグ等の項目からなるマスターテーブルであり、保険約款コード、バージョン番号、特約コード、連番をプライマリーキー(PK)としている。
図6に担保マスタ43の構成を示す。図6に示すように、担保マスタ43は、保険約款コード、バージョン番号、担保コード、連番、普約・特約フラグ、Host担保コード、生成処理区分、ロジックコード、条件判定フラグ、論理判定区分、生成判定特約コード、更新日時、論理削除フラグ等の項目からなるマスターテーブルであり、保険約款コード、バージョン番号、担保コード、連番をプライマリーキー(PK)としている。
図7は担保金額マスタ44の構成を示す。図7に示すように、担保金額マスタ44は、保険約款コード、バージョン番号、担保コード、データコード、自動生成フラグ、生成処理区分、ロジックコード、参照担保コード、参照データコード、判定times、判定フィールド、リミット金額、設定金額、単位、更新日時、論理削除フラグ等の項目からなるマスターテーブルであり、保険約款コード、バージョン番号、担保コード、データコードをプライマリーキー(PK)としている。
以下、図8乃至図17を参照してこの損害保険情報管理システムの動作を説明する。図8はホスト1上で保管されている保険契約データを正規化されたRDBに格納するまでの処理を示すフローチャートである。
まず、DBサーバ2は、予め取り扱っている保険商品を一意に特定するための特定コードをコードマスタ20に記憶する。保険商品が追加された場合にはコードマスタ20を更新する。
この損害保険情報管理システムでは、図8に示すように、ホスト1において、各DBに蓄積されている保険契約データを、ホスト通信処理部17が、図2に示した送信ファイルの形態にしてDBサーバ2へ送信する。
DBサーバ2では、ホスト1から通信ネットワークを通じて送られてきた保険契約データファイルをFTP通信部21が受信する(S101)。
バッチ処理部23は、FTP通信部21が受信した保険契約データファイルをローダーを使用して、受信されたファイルと同形式のテンポラリーDB22に取り込む。つまりバッチ処理部23は、ホスト1から受信された保険契約データをテンポラリーDB22へ一時記憶する(S102)。
続いて、バッチ処理部23は、テンポラリーDB22に記憶された保険契約データの中の所定部分、例えば図2では71番−77番の位置(点線Zの枠内)に書き込まれている特定項目、つまり種目コード、商品識別コード、引受会社、バージョン番号等の項目のコード情報を抽出(読み出)し、抽出(読み出)したコード情報とコードマスタ20に記憶されている特定コードとを照合して適合した特定コードを、保険契約に関する複数のマスタ(保険約款マスタ41、特約生成マスタ42、担保マスタ43、担保金額マスタ44、特約マスタ45、商品マスタ46等)に格納する。
すなわち、バッチ処理部23は、マスタに格納する特定コード(保険約款コードとバージョン番号)を少なくとも含むようにプライマリーキー(PK)を上記各マスタ(保険約款マスタ41、特約生成マスタ42、担保マスタ43、担保金額マスタ44、特約マスタ45)に設定し、テンポラリーDB22に記憶されている保険契約データの中から該当データ(例えば特約マスタ45であれば、保険契約の付帯条件のデータ)を読み出してパラメータとして格納した保険約款マスタ41、特約生成マスタ42、担保マスタ43、担保金額マスタ44、特約マスタ45等のマスタ群を生成する。
ここで、図10を参照して商品マスタ46と保険約款マスタ41との関連について説明する。
図10に示すように、商品マスタ46において、商品の種目コードと識別コードを合せた商品コードが例えば「0100」、引受会社のコードが「0」の場合、これらを足し合わせたコード、つまり「01000」を保険約款コードとし、バージョン番号(Ver)が「01」の場合、これらのコードを足し合せることで、複数存在する「自動車保険」という保険種目の中の「自動車保険A」を特定できるコード「0100001」を生成する。
保険約款マスタ41は、保険を特定して各テーブルを生成する際のキーとなるデータが格納されるマスターテーブルであり、商品コードに引受会社のコードとバージョン番号(Ver)を加えた約款コード(5桁)+Ver(2桁)をプライマリーキー(FK)として記憶している。保険約款マスタ41は、商品マスタ46の実データが保持されている。商品改定時には、Ver開始日・Ver終了日を当込キー項目として保険約款のバージョンを定義する。引受会社が一社の場合は引受会社のコードがない場合もある。
このように保険約款コードとバージョン番号を付与した各マスタを生成した後、バッチ処理部23は、ユーザへ提供するテーブル群(自動車担保金額テーブル51、自動車特約テーブル52、自動車担保テーブル53、自動車テーブル54、被保険者テーブル55、契約テーブル56等)を生成する。
具体的には、バッチ処理部23は、保険約款マスタ41を検索して、約款コード、バージョン等のテーブル生成のための基礎情報を取得する(S103)。
そして、バッチ処理部23は、基礎情報から商品マスタ46で商品コード、商品名等を特定して該当保険商品の契約の基本部分(住所、氏名等)を該当テーブルである契約テーブル56、被保険者テーブル55、自動車テーブル54へ格納する(S104)。保険契約データの基本部分(契約者の氏名、住所 等)は、受信したデータをそのままの形式で自動車テーブル54、被保険者テーブル55、契約テーブル56等の各テーブルに格納する。データは、内容に応じて自動車テーブル54、被保険者テーブル55、契約テーブル56等の3つのテーブルに分けられる。
この結果、図11乃至図13に示すようなテーブルが作成される。具体的には、図11に示すように、自動車テーブル54には、種目、証券番号主番、種目枝番、証券番号枝番、用途・車種区分、車名、仕様、形式、車台番号、登録番号、初年度登録年月、車検満了日、排気量、エアバック(運転席)、(その他)、ABS、安全衝突ボディ、横滑り防止装置、低公害車、イモビライザー、GPS装置、…等の項目があり、それぞれの項目に属性、桁数、PK、FK、I、Null、既定値、関連テーブル、備考等の欄が設けられている。それぞれの欄には、パラメータが格納される。この例では、関連テーブルの欄に、「契約」とあり、このテーブルには契約テーブル56が関連けられている。
図12に示すように、被保険者テーブル55には、種目、証券番号主番、証券番号枝番、記名被保険者氏名(カナ)、(漢字)、(漢字)(変換前)、被保険者住所(カナ)、(漢字)、(漢字)(変換前)、性別、生年月日、本人指定被保険者名(カナ)、(漢字)、(漢字)(変換前)、借家人等賠償被保険者名(カナ)、(漢字)、(漢字)(変換前)、死亡保険受取人続柄、死亡保険受け取り人氏名(カナ)、(漢字)…等の項目があり、それぞれの項目に属性、桁数、PK、FK、I、Null、既定値、関連テーブル、備考等の欄が設けられている。それぞれの欄には、パラメータが格納される。この例では、関連テーブルの欄に、「契約」とあり、このテーブルには契約テーブル56が関連けられている。
図13に示すように、契約テーブル56には、種目、証券番号主番、証券番号枝番、細別、契約方式、セット型別、保険種類、パッケージ区分、保険約款コード、バージョン番号、分類コード、申込日、…、更新日時、論理削除フラグ等の項目があり、それぞれの項目に属性、桁数、PK、FK、I、Null、既定値、関連テーブル、備考等の欄が設けられている。それぞれの欄には、パラメータが格納される。このテーブルは親テーブルなので関連するテーブルはない。
バッチ処理部23は、約款コード、バージョン番号をキーに特約生成マスタ42より、当該契約に付帯することができる最大構成の「特約」とその判定条件を取得する(S105)。
バッチ処理部23は、特約生成マスタ42より取得した情報(最大構成の「特約」とその判定条件)を基に保険契約データから当該保険契約に付帯されている特約データを抽出し、自動車特約テーブル52へ格納する(S106)。
具体的には、バッチ処理部23は、特約生成マスタ42から特約コードの一覧(特約コード、生成処理区分、ロジックコード、条件判断フラグ、論理判定区分、判定フィールド、判定実現値)を取得し、以下の条件(1)〜(4)が成立する場合、該当データを自動車特約テーブル52へ登録/更新を行う。
(1)・生成処理区分が”無条件”の場合、
(2)・生成処理区分が”位置内容で判定”で、論理判定区分が”AND”以外で、判定フィールドがさす、処理レコードの特約データの値と判定実現値を比較し条件判定(同じ/違う)と一致している場合、
(3)・生成処理区分が”位置内容で判定”で、論理判定区分が”AND”の場合で、1特約コードにつき複数の特約生成マスタ42のレコードの全てが、処理レコードの特約データの値と判定実現値を比較し条件判定(同じ/違う)と合致している場合、
(4)・生成処理区分が”ロジックで判定”の場合で、ロジックコードで特定される条件が成立している場合。
これにより、図14のような自動車特約テーブル52が生成される。この自動車特約テーブル52には、種目、証券番号主番、種目枝番、証券番号枝番、特約コード、更新日時、論理削除フラグ等の項目があり、それぞれの項目に属性、桁数、PK、FK、I、Null、既定値、関連テーブル、備考等の欄が設けられている。それぞれの欄には、パラメータが格納される。この例では、関連テーブルの欄に、「自動車」とあり、このテーブルには自動車テーブル54が関連けられている。
ここで、図15の特約生成マスタ42のレコードを例に、特約生成マスタ42の判定条件の例について説明する。
図15(a)の例は、提供データの指定された位置(取込位置)に指定された内容(取込内容)が存在した場合、あるいは存在しない場合に自動車特約テーブル52にレコードを作成する例である。
図15(b)の例は、提供データには設定されず、当該約款に対しては無条件に自動車特約テーブル52にレコードを作成する自動付帯の例である。
図15(c)の例は、提供データが指定された位置(取込位置)の有無と、その取込位置に指定された内容(取込内容)の有無のいずれかで自動車特約テーブル52にレコードを作成する例である。
図15(d)の例は、提供データの指定された位置(取込位置)に指定された内容(取込内容)の全てが存在した場合、あるいは存在しない場合に自動車特約テーブル52にレコードを作成する例である。
なお、自動車担保テーブル53、自動車担保金額テーブル51についても、上記自動車特約テーブル52の場合と同様に保険契約データからそれぞれに該当するデータを抽出して格納することで、自動車担保テーブル53、自動車担保金額テーブル51を生成する。
すなわち、バッチ処理部23は、「約款コード」、「バージョン番号」をキーに担保マスタ43より、当該契約に付帯することができる最大構成の「担保」とその判定条件を取得する(S107)。
バッチ処理部23は、担保マスタ43より取得した情報(最大構成の「担保」とその判定条件)を基に保険契約データから当該保険契約に付帯されている担保データを抽出し、自動車担保テーブル53へ格納する(S108)。
これにより、図16のような担保テーブル53が生成される。この担保テーブル53には、種目、証券番号主番、種目枝番、証券番号枝番、担保コード、更新日時、論理削除フラグ等の項目があり、それぞれの項目に属性、桁数、PK、FK、I、Null、既定値、関連テーブル、備考等の欄が設けられている。それぞれの欄には、パラメータが格納される。この例では、関連テーブルの欄に、「自動車」とあり、このテーブルには自動車テーブル54が関連けられている。
バッチ処理部23は、「約款コード」、「バージョン番号」をキーにして担保金額マスタ44を検索し、担保金額マスタ44より、当該契約に付帯することができる最大構成の「担保金額」とその判定条件を取得する(S109)。
バッチ処理部23は、担保金額マスタ44の条件と契約データの条件とを照らし合わせ、付帯されている担保金額を判定し、その担保金額データを自動車担保金額テーブル51へ格納する。つまり、バッチ処理部23は、S109の検索処理で取得した情報(最大構成の「担保金額」とその判定条件)を基に保険契約データから当該保険契約に付帯されている担保金額データを抽出し、自動車担保金額テーブル51へ格納する(S110)。
これにより、図17のような自動車担保金額テーブル51が生成される。この自動車担保金額テーブル51には、種目、証券番号主番、種目枝番、証券番号枝番、担保コード、データコード、金額、更新日時、論理削除フラグ等の項目があり、それぞれの項目に属性、桁数、PK、FK、I、Null、既定値、関連テーブル、備考等の欄が設けられている。それぞれの欄には、パラメータが格納される。この例では、関連テーブルの欄に、「自動車」とあり、このテーブルには自動車テーブル54が関連けられている。このようにして各テーブルが生成される。
このようにこの実施形態の損害保険情報管理システムによれば、ホスト1より受信された保険契約データ(非正規化データ)の所定部分に含まれる商品コードとバージョン番号を抽出し、これらの情報と保険商品を一意に特定できる保険約款コードとの照合して特定コードを含んだ各マスタをRDB化することで、ホスト1が保持している保険契約データ(非正規化データ)から扱いやすい保険契約データ(正規化されたRDB)を作成すると同時に、膨大で難解なロジックを移植しなくてもRDBに正規化して取り込むことが可能となる。
また、ホスト1より受信された保険契約データ(非正規化データ)をRDBに格納する際に、約款コードを付与したマスタを設けることにより、保険商品を一意に特定できることから、約款コードをキーに「契約テーブル」等の基本情報テーブルを作成してDBサーバ2に保持しておき、ユーザ端末4から要求に応じて基本情報テーブルを提供あるいは検索させることにより、どのような保険商品にどのような年齢、性別の顧客が加入しているか、新商品をどの顧客に薦めるか、等の営業戦略的な統計情報が容易に入手することができる。
また、この実施形態の損害保険情報管理システムによれば、保険約款とそれを構成している特約、担保、担保金額をマスタ化し、付帯条件をパラメータ化したことで、新商品が追加された場合も取り込みプログラムにロジックを追加することなく、それぞれのマスタにレコードを追加するだけで新商品の契約データを取り込むことができる。
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。上記実施形態では、自動車保険を一例としたが、損害保険には、この他、自動車、火災、傷害等、さまざまな種目があり、また、種目の中にも複数の商品が存在するが、本願発明はこれらにも適用可能である。本願発明を他の種目に適用する場合、対応するマスタデータの内容を種目に合わせて変更するだけでよい。また、保険商品の内容が付帯される複数種の担保で構成されるといった同様の形態を持つ生命保険にも本願発明は適用可能である。
また、上記実施形態では、保険約款をマスタデータとして定義しているが、ホスト1においては、マスタ化の元となる非正規化データを作成する作業は、現在、オペレータが、保険約款を定義している書類(小冊子)を読みとりながら入力装置より手入力でデータ化しているが、この書類を電子データ(XML)化することにより、XML形式の保険約款データから保険約款マスタデータを自動的に作成することも可能である。
本発明に係る一実施形態の損害保険情報管理システムの構成を示す図。 図1の損害保険情報管理システムのホストで管理されている保険契約データの送信ファイルのフォーマットを示す図。 正規化された保険契約データが格納されているRDB上の各マスタ群と契約テーブル群の関連を示す図。 この損害保険情報管理システムの約款マスタの構成を示す図。 この損害保険情報管理システムの特約生成マスタの構成を示す図。 この損害保険情報管理システムの担保マスタの構成を示す図。 この損害保険情報管理システムの担保金額マスタの構成を示す図。 ホスト上で保管されている保険契約データを正規化されたRDBに格納するまでの処理を示すフローチャート。 商品マスタと保険約款マスタとを基に保険商品を特定するコードを付与する際の判定項目と判定条件を示す図。 この損害保険情報管理システムの保険約款マスタの定義内容を示す図。 この損害保険情報管理システムの自動車テーブルの構成を示す図。 この損害保険情報管理システムの被保険者テーブルの構成を示す図。 この損害保険情報管理システムの契約テーブルの構成を示す図。 この損害保険情報管理システムの自動車特約テーブルの構成を示す図。 (a)特約生成マスタのレコードの一例を示す図、(b)特約生成マスタのレコードの一例を示す図、(c)特約生成マスタのレコードの一例を示す図、(d)特約生成マスタのレコードの一例を示す図。 この損害保険情報管理システムにおいて生成される担保テーブルを示す図。 この損害保険情報管理システムにおいて生成される担保金額テーブルを示す図。
符号の説明
1…ホスト、2…DBサーバ、3…Webサーバ/APLサーバ、4…ユーザ端末、11…契約DB、12…資料照会DB、13…マスタDB、14…査定DB、15…口座振替DB、16…更新系アプリケーション、17…ホスト通信処理部、20…コードマスタ、21…FTP通信部、22…テンポラリーDB、23…バッチ処理部、24…顧客DB、25…事故系DB、26…資料照会系DB、27…契約系DB、28…口振系DB、29…マスタ系DB、30…オブジェクト通信処理部、31…クラスライブラリI/F、32…外部接続機能、33…手続完了通知機能、34…メール送受信機能、35…認証機能、36…各種コンテンツ保存機能、37…顧客情報登録機能、38…各種機能提供画面コントロール機能、41…保険約款マスタ、41…約款マスタ、42…特約生成マスタ、43…担保マスタ、44…担保金額マスタ、45…特約マスタ、46…商品マスタ、51…自動車担保金額テーブル、52…自動車特約テーブル、53…自動車担保テーブル、54…自動車テーブル、55…被保険者テーブル、56…契約テーブル。

Claims (3)

  1. ホストコンピュータに接続された保険情報管理サーバにおいて、
    保険商品を一意に特定するための特定コードを記憶する特定コード記憶手段と、
    前記ホストコンピュータより受け取った保険契約に関する非正規化データを記憶する非正規化データ記憶手段と、
    前記非正規化データ記憶手段に記憶されている保険契約に関する非正規化データの所定位置のコード情報を読み出して前記特定コード記憶手段に記憶されている特定コードと照合して保険契約に関する複数のマスタを生成する手段と、
    前記複数のマスタから処理対象のデータを読み出し、ユーザ端末で扱い可能な形態のテーブルを生成する手段と
    を具備したことを特徴とする保険情報管理サーバ。
  2. ホストコンピュータに接続された保険情報管理サーバに処理を実行させるプログラムであって、
    前記保険情報管理サーバを、
    保険商品を一意に特定するための特定コードを記憶する特定コード記憶手段と、
    前記ホストコンピュータより受け取った保険契約に関する非正規化データを記憶する非正規化データ記憶手段と、
    前記非正規化データ記憶手段に記憶されている保険契約に関する非正規化データの所定位置のコード情報を読み出して前記特定コード記憶手段に記憶されている特定コードと照合して保険契約に関する複数のマスタを生成する手段と、
    前記複数のマスタから処理対象のデータを読み出し、ユーザ端末で扱い可能な形態のテーブルを生成する手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  3. ホストコンピュータに接続され、メモリと処理部とを備えた保険情報管理サーバにおける保険情報管理方法において、
    保険商品を一意に特定するための特定コードを前記メモリに記憶するステップと、
    前記ホストコンピュータより受け取った保険契約に関する非正規化データを前記メモリに記憶するステップと、
    前記メモリに記憶した保険契約に関する非正規化データの所定位置のコード情報を前記処理部が読み出して前記メモリに記憶した特定コードと照合して、各マスタに格納するステップと、
    前記複数のマスタから処理対象のデータを前記処理部が読み出し、ユーザ端末で扱い可能な形態のテーブルを生成するステップと
    を有することを特徴とする保険情報管理方法。
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