JP2005292975A - ボタン処理方法及びデータ処理装置 - Google Patents

Abstract

【課題】表示画面サイズが小さい表示装置を用いる場合におけるボタンの操作性を向上する「ボタン処理方法及びデータ処理装置」を提供する。
【解決手段】定義されている出力画像aがボタン４０１を含むものである場合、表示装置サイズ６.５インチの表示装置１３に表示される表示画像ｂでは、ボタン４０１の画像空間上のサイズを表示装置サイズに従って求めたボタン拡大率に従ってｎ倍に拡大して表示する。一方、表示装置サイズ8インチの表示装置１３に表示される表示画像ｂでは、ボタン４０１の画像空間上のサイズを表示装置サイズに従って求めたボタン拡大率に従ってｎ/1.23倍に拡大して表示する。すなわち、ボタン４０１の画像空間上のサイズを、表示装置１３の表示画面の大きさが小さいほど大きな拡大率で拡大し、表示装置１３の表示上でボタン４０１が、表示装置１４の表示画面サイズによらずに所定の大きさで表示されるようにする。
【選択図】図４

Description

本発明は、表示装置にボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるユーザインタフェースにおけるボタンの操作性を向上する技術に関するものである。

DVD-Video規格で規定されるDVD-Videoディスクでは、プロバイダは、ボタンを表示してユーザのボタンの選択／決定を受付け、受け付けたボタンに応じた再生を行うための定義をDVD-Videoディスクの記録データ中に含めることができる。また、DVD-Videoディスクの記録データ中において、このようなボタンは、基本的には静止画であるサブピクチャの上の領域として定義されている。

一方、このようなユーザの操作を受け付けるためのボタンの操作性を向上する技術としては、コンピュータにおいて、マウスなどのポインティングデバイスによる指示位置のボタンへの所定方向からの接近に伴いボタンを予め固定的に定めたサイズに拡大表示したり、ボタン操作を受け付けるための操作受付領域をボタン周囲の、予め固定的に定めたサイズの領域に拡大する技術が知られている（たとえば、特許文献１）。

また、このようなボタンのように表示画面上に表示される要素である表示オブジェクトのタッチパネルによる操作性を向上する技術として、表示画面の解像度よりもタッチパネルの分解能が低い場合において、タッチパネルから入力した座標に対応する表示画面上の領域内に、タッチパネルの分解能よりも小さい表示オブジェクトが複数存在する場合には、この複数の表示オブジェクトがタッチパネル上の各々異なる座標に対応する表示画面上の領域に配置されるように、当該複数の表示オブジェクトを拡大表示する技術が知られている（たとえば、特許文献２）。
特開2002-297283号公報 特開平6-19613号公報

以上のようにDVD-Videoディスクでは、ユーザ操作を受け付けるためのボタンは、静止画像であるサブピクチャ上の領域として定義される。したがって、大きな表示画面サイズの表示装置と小さな表示画面サイズの表示装置では、それぞれ表示画面サイズに対して同じ比率となるサイズをもってボタンが表示されることになる。このため、小さな表示画面サイズの表示装置を用いるシステム、たとえば、携帯型のDVDビデオ再生装置や車載型のDVDビデオ再生装置では、ボタンが、その良好な視認や操作を妨げるほどに、小さいサイズとなってしまうことがある。

そして、このような表示画面サイズに依存してボタンが極めて小さく、かつ、接近してしまった場合には、ポインティングデバイスの指示位置が向かっているボタンが、いずれのボタンであるかを特定することが困難となるために、特許文献１記載の技術を適用することができなくなってしまう。また、ボタンやボタン操作受付領域を固定的に定めたサイズに拡大するため、表示画面サイズの大きな表示装置においては必要以上に大きくボタンやボタン操作受付領域を拡大してしまい、表示画面サイズの小さな表示装置においては操作性を良好に確保するに不充分なサイズまでしかボタンやボタン操作受付領域を拡大することができない場合がある。

一方、前記特許文献２記載の技術を適用しても、表示画面の解像度とタッチパネルの分解能がほぼ同等である場合には、表示画面の小さな表示装置においては、ボタンは小さくしか表示されないので、ボタンの操作性を充分に向上することができない。
そこで、本発明は、位置入力装置と表示装置を用いたユーザインタフェースにおいて、予め定義された表示画面に対する相対的なサイズが小さいために、そのまま表示したのでは小さく表示されてしまうことになるボタンの操作性を向上することを課題とする。

前記課題達成のために、本発明は、ボタンの画像空間上のサイズと配置を規定するボタン領域定義に従って表示装置にボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法として、前記表示装置の表示画面サイズが所定の画面サイズより小さい場合に、表示画面サイズが小さいほど大きくなるようにボタン拡大率を設定するステップと、少なくとも前記ボタン領域定義が規定するボタンの画像空間上のサイズと前記表示画面サイズとより定まるボタンの表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さいボタンを、前記ボタン拡大率で拡大して前記表示装置に表示するステップとを有する方法を提供する。

このようなボタン処理方法によれば、ボタンは、表示装置の表示画面サイズが小さいほど大きな拡大率で画像空間上で拡大される。そして、拡大されたボタンの実際の表示画面上のサイズは、表示装置の表示画面サイズに比例したものとなる。したがって、比較的大きな表示画面サイズを持つ表示装置を用いる場合に、ボタンが過剰に大きく拡大されて表示されてしまうことを防ぎつつ、表示装置の表示画面サイズによらずに、ボタンの表示装置上の表示サイズが操作し易い大きさとなるようにボタンを拡大して表示することができる。

また、本発明は、前記課題達成のために、ボタンの画像空間上のサイズと配置を規定するボタン領域定義に従って表示装置にボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法として、前記表示装置の表示画面サイズが所定の画面サイズより小さい場合に、少なくとも前記ボタン領域定義が規定するボタンの画像空間上のサイズと前記表示画面サイズとより定まるボタンの表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さいボタンに対して、前記表示装置の表示画面サイズが小さいほど大きくなるように画像空間上のサイズを定めた当該ボタンを中心とする領域であるボタン操作受付領域を設定するステップと、前記入力装置を介した、前記ボタン操作受付領域に対応する表示画面上の領域内の位置の操作に応じて、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるステップとを有する方法を提供する。
このようなボタン処理方法によれば、ボタンの操作を受け付けるためのボタン操作受付領域は、表示装置の表示画面サイズが小さいほど大きな画像空間上のサイズを持つように設定される。そして、このボタン操作受付領域の表示画面上のサイズは、表示装置の表示画面サイズに比例したものとなる。したがって、比較的大きな表示画面サイズを持つ表示装置を用いる場合に、ボタン操作受付領域が過剰に大きく設定されてしまうことを防ぎつつ、表示装置の表示画面サイズによらずにボタン操作受付領域の表示装置上のサイズが操作し易い大きさとなるようにボタン操作受付領域を設定することができる。

また、前記課題達成のために、本発明は、ボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法として、少なくとも表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンの周囲にボタン拡大操作受付領域を設定するステップと、前記入力装置を介した前記ボタン拡大操作受付領域内の位置の操作に応じて、当該ボタン拡大操作受付領域を設定したボタンを拡大して前記表示装置に表示するステップとを有する方法を提供する。

このようなボタン処理方法によれば、ボタンの周囲に設けたボタン拡大操作受付領域内の位置の操作に応じてボタンが拡大表示される。したがって、ユーザが、小さいボタンが小さいためにその操作を正確に行えずにボタンの周辺を操作してしまった場合に、自動的に、そのボタンを拡大し、ユーザがそのボタンを操作し易いようにすることができる。また、ユーザは、このような機能を利用して、表示サイズが小さいために視認が充分にできないボタンがある場合には、ボタン自体を操作することなく、そのボタン周辺を操作することによりボタンを拡大表示して、その内容を確認することができる。また、このような確認の後に、そのボタンの操作を、拡大されたことにより操作し易くなった状態において行うことができるようになる。

また、前記課題達成のために、本発明は、ボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法として、少なくとも表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンと当該ボタンの周囲を含むボタン操作受付領域を設定するステップと、前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が一つである場合に、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるステップと、前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が複数である場合に、当該複数のボタン操作受付領域を設定した複数ボタンのうちの、操作された位置までの距離が最短であるボタンの操作を受け付けるステップとを含む方法を提供する。

このようなボタン処理方法によれば、ボタンの操作を受け付けるためのボタン操作受付領域をボタンとボタンの周囲を含むように拡大したために、ボタン操作受付領域が重複してしまった場合において、この重複した範囲内の位置が操作された場合には、ユーザによって操作された位置により近い位置にあるボタンの操作のみを受け付ける。したがって、このような場合でも、ユーザは容易に意図したボタンの操作を行うことができるようになる。
また、さらに、本発明は、ボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法として、少なくとも表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンと当該ボタンの周囲を含むボタン操作受付領域を設定するステップと、前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が一つである場合に、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるステップと、前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が複数である場合に、当該複数のボタン操作受付領域を設定した複数ボタンを拡大して前記表示装置に表示するステップとを有する方法を提供する。

このようなボタン処理方法によれば、ボタンの操作を受け付けるためのボタン操作受付領域をボタンとボタンの周囲を含むように拡大したために、ボタン操作受付領域が重複してしまった場合において、この重複した範囲内の位置が操作された場合には、ボタン操作受付領域内の位置が操作された複数のボタンの表示を拡大する。したがって、このような場合でも、ユーザは、拡大されたボタンを用いて、容易に意図したボタンの操作を確実に行うことができるようになる。

以上のように本発明によれば、位置入力装置と表示装置を用いたユーザインタフェースにおいて、予め定義された表示画面に対する相対的なサイズが小さいために、そのまま表示したのでは小さく表示されてしまうことになるボタンの操作性を向上することができる。

以下、本発明の実施形態を、DVDビデオ再生装置への適用を例にとり説明する。
まず、第１の実施形態について説明する。
図１に、本実施形態に係るDVDビデオ再生装置の構成を示す。
図示するように、DVDビデオ再生装置は、DVD-Videoディスク１にリードアクセスするDVD-ROMドライバ１０、ナビゲーションマネージャ１１、ビデオ再生出力を行うプレゼンテーションエンジン１２、表示装置１３、音声を出力するスピーカ等の音声出力装置１４、表示装置１３の表示画面上に配置されたタッチパネルなどの入力装置１５とを有する。

さて、DVD-Videoディスク１には、DVD-Video規格に従ったアプリケーションデータが記憶されている。このアプリケーションデータは、大別して音声データや動画データやサブピクチャデータやハイライト情報などのプレゼンテーションの実体を格納したプレゼンテーションデータと、プレゼンテーションの実行を制御するためのナビゲーションデータとよりなる。

そして、プレゼンテーションエンジン１２において、デマルチプレクサ機能部１２１は、DVD-Videoディスク１から、プレゼンテーションデータを読み込み、プレゼンテーションデータから音声データ、動画データ、サブピクチャデータ、ボタンのハイライト情報などを抽出する。オーディオデコーダ１２２は、抽出された音声データをデコードして音声出力装置１４に出力し、ビデオデコーダ１２３は抽出された動画データをデコードし、サブピクチャデコーダ１２４はサブピクチャをデコードし、PCI-HLIデコーダ１２５はハイライト情報などをデコードする。ボタン表示操作部１２６は、サブピクチャとハイライト情報とより定義されるボタンを含めた画像を生成し出力ピクチャ画像として生成する。また、ナビゲーションエンジンからの制御に従って、ボタンを拡大したりボタンの配置位置を変更する処理も行う。

ここで、どのようにサブピクチャとハイライト情報によってボタンが定義されているかを図２に簡単に示す。
ボタンが表示される画面は、動画上に、ハイライト情報に従って操作したサブピクチャを合成することにより形成される。また、サブピクチャは基本的には静止画であり、ハイライト情報HLIに記述されたサブピクチャ上の矩形の領域がボタンの領域となる。そして、ユーザによって選択されたボタンや決定されたボタンは、ハイライト情報に従ってサブピクチャのボタンの領域の表示色や動画との合成比を変化させることにより表現される。図に示した例は、ボタン番号２のボタンがユーザ操作によって選択されているときに、サブピクチャのボタン番号２のボタンの領域の表示色が、ハイライト情報に従って変化しているようすを示している。また、ハイライト情報にはHLIには、各ボタンがユーザによって操作されたときに実行すべき処理を定義したボタンコマンドBTN_CMDも含まれている。

さて、図１に戻り、合成制御部１２７は、デコードされた動画とボタン表示操作部１２６が編集した出力ピクチャ画像を合成して出力画像とし、出力画像に対し得表示装置の表示画面サイズに画像サイズを整合させるための画素数変換処理などを施して表示画像として表示装置１３に出力する。この画素数変換処理では、たとえば、プレゼンテーションデータに従って生成される７２０×２４０画素の出力画像を、表示装置１３の表示画面サイズと同じ４８０×２３４画素の表示画像に変換する。

また、ナビゲーションマネージャ１１は、DVD-ROMドライバ１０を介して読み込んだナビゲーションデータと、入力装置１５より受け取ったユーザ操作とに応じて、プレゼンテーションのシーケンスを決定し、決定した各シーケンスにおける、プレゼンテーションエンジン１２の再生出力動作を制御する。

ここで、以上のDVDビデオ再生装置は、DVD-ROMドライバ１０や表示装置１３や音声出力装置１４や入力装置１５を周辺装置として備えた汎用コンピュータであってもよい。そして、この場合、以上のナビゲーションエンジンやプレゼンテーションまたはその一部は、コンピュータがプログラムを実行することによりコンピュータ上にプロセスとして実現されるものであって良い。

さて、このようなDVDビデオ再生装置の構成において、ナビゲーションエンジンは、DVD-Videoディスク１の再生時にボタン制御処理を実行する。
図３に、このボタン制御処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、表示装置１３の表示画面のサイズを表示装置サイズとして取得する（ステップ３０２）。この画面サイズは、ユーザからの表示が目ｎの画面サイズの設定操作を受け付けて取得するようにしてもよいし、可能な場合には表示装置１３から表示画面のサイズの通知を受けて取得するようにしてもよい。

次に、取得した表示装置サイズが予め設定したしきい値Th（たとえば、１１インチ）よりも小さいかどうかを調べ（ステップ３０４）、小さくない場合にはステップ３０８に進み、小さい場合には表示装置サイズに応じてボタン拡大率を決定（ステップ３０６）した上で、ステップ３０８に進む。ここで、このボタン拡大率は、表示装置サイズが小さいほど大きくなるように設定する。

そして、ステップ３０８では、いま表示しようとしている画面である表示対象画面が、ボタンを含む画像であるかどうかをナビゲーションデータやPCI-HLIデコーダ１２５がデコードしたハイライト情報などに基づいて判定する。また、表示装置サイズが、前述したしきい値Th以上あるかどうかを判定する（ステップ３１０）。そして、表示対象画面がボタンを含まないか、表示装置サイズがしきい値Thを越えていれば、ステップ３１８に進む。一方、表示対象画面がボタンを含み、かつ、表示装置サイズがしきい値Thよりも小さければ、PCI-HLIデコーダ１２５がデコードしたハイライト情報に基づいて表示対象画面に含まれる各ボタンの、画素数変換前の出力画像上でのサイズ（画素数）と配置位置とを示すボタン配置領域を取得する（ステップ３１２）。

そして、所定のしきい値ＴｈＢより小さい画素数変換前の出力画像上のサイズ（画素数）を持つボタンが存在するかどうかを調べ（ステップ３１４）、存在しない場合には、ステップ３１８に進む。ここで、ボタンサイズしきい値ＴｈＢは固定値としても良いが、ステップ３０２で取得した表示装置サイズに応じてしきい値ＴｈＢを定めるようにしてもよい。たとえば、表示装置サイズ×縦画素数／出力画像縦画素数が１ｃｍとなる縦画素数をしきい値ＴｈＢＶ、表示装置サイズ×横画素数／出力画像画素数が１ｃｍとなる横画素数をしきい値ＴｈＢＨとすると共に、ボタンの画素数変換前の出力画像上の縦方向のサイズがＴｈＢＶより小さいか、ボタンの画素数変換前の出力画像上の横方向のサイズがＴｈＢＨより小さい場合に、ボタンの画素数変換前の出力画像上のサイズがしきい値ＴｈＢより小さいと判定するようにしてもよい。

一方、しきい値ＴｈＢより小さい画素数変換前の出力画像上のサイズを持つボタンが存在する場合には、そのようなボタンを対象ボタンとする。そして、ボタン表示操作部１２６に、ステップ３０６で求めたボタン拡大率を通知する。また、各対象ボタンの画素数変換前の出力画像上の新たな配置位置を算出し、ボタン表示操作部１２６に通知する（ステップ３１６）。ここで、対象ボタンの新たな配置位置としては、画素数変換前の出力画像上において各対象ボタンをボタン拡大率で拡大し配置したときに、拡大した対象ボタンが他のボタンと重ならない位置を算出する。

そして、ステップ３１８では、プレゼンテーションエンジン１２に、表示対象画面の表示装置１３への表示出力を行わせる。このとき、プレゼンテーションエンジン１２のボタン表示操作部１２６は、ボタン制御処理から拡大率や対象ボタンの新たな配置位置についての通知を受けている場合には、各対象ボタンについての、画素数変換前の出力画像上のサイズの変更とボタン配置領域の変更を行う。すなわち、対象ボタンのハイライト情報が示す矩形領域に対応するサブピクチャ上の領域の画像を抽出し、通知された拡大率で拡大した上で、サブピクチャの通知された配置位置に配置し直す。そして、対象ボタンのハイライト情報を以下のように修正する。すなわち、ハイライト情報が示す矩形領域のサイズが、修正前のハイライト情報が示す矩形領域のサイズを通知された拡大率で拡大したサイズとなり、ハイライト情報が示す矩形領域の位置が通知された配置位置となるように、対象ボタンのハイライト情報を修正する。そして、その上で、各ボタンを、サブピクチャとハイライト情報に従って上述のように含めた出力ピクチャ画像を生成する。

なお、ボタン表示操作部１２６は、ボタン制御処理から拡大率や対象ボタンの新たな配置位置についての通知を受けていない場合には、ハイライト情報の修正は行わず、そのまま各ボタンを、サブピクチャとハイライト情報に従って含めた出力ピクチャ画像を生成する。

次に、このようにして、表示対象画面を表示したならば、入力装置１５からのボタン配置領域内の座標入力と（ステップ３２０）、表示対象画面が次の画面に変化することを監視する（ステップ３２２）。
そして、ボタン配置領域内の座標入力が発生したならば（ステップ３２０）、そのボタン配置領域に対応するボタンの選択操作や決定操作を受け付け、ボタンの選択状態を示す表示態様の変更や、そのボタンに対して定義されたボタンコマンドの実行などを行い（ステップ３２４）、ステップ３２０、３２２の監視に戻る。ここで、ボタン配置領域内の座標入力の発生の検出は各ボタンのハイライト情報が示す矩形領域をボタン配置領域として行う。また、この際に、対象ボタンについては、上述のように修正した後のハイライト情報を用いる。また、入力装置１５から入力した座標は、これを画素数変換前の出力画像上の座標に座標変換して用いる。この座標変換は、合成制御部１２７の行った画素数変換処理に応じて定まる出力画像と表示画像間の座標の対応関係と、入力装置１５が検出する座標と当該座標に対応する表示画像上の座標との対応関係に従って求まる。

一方、表示対象画面が次の画面に変化したならば、ステップ３０８からの処理に戻る。なお、なお、たとえば、ステップ３２４におけるボタンコマンドの実行や、ユーザがボタン操作を行わずに放置することにより生じるタイムアウトなどによって、表示対象画面は変化する。
以上、ナビゲーションエンジンが行うボタン制御処理について説明した。
このようなボタン制御処理によれば、たとえば、画素数変換前の出力画像が図４aに示すようにボタン４０１を含むものである場合、図４ｂに示すように表示装置サイズ６.５インチの表示装置１３に表示画像が表示されるときには、このボタン４０１が表示装置サイズに従って求めたボタン拡大率に従って出力画像中でｎ倍に拡大されることになる。一方、図４ｃに示すように表示装置サイズ8インチの表示装置１３に表示画像が表示されるときには、このボタン４０１が表示装置サイズに従って求めたボタン拡大率に従って出力画像中でｎ/1.23倍に拡大されることになる。そして、この出力画像の表示装置１３上の実際の表示サイズは、表示装置の表示画面のサイズに比例したものとなる。

すなわち、ボタン４０１は、表示装置１３の表示画面の大きさが小さいほど大きな拡大率で拡大されるが、ボタン４０１の実際の表示画面上のサイズは、表示装置１３の表示画面のサイズに比例したものとなるので、プレゼンテーションデータにおいて同じ大きさのボタンとして定義されているボタンの表示画面上のサイズ、すなわち、ユーザにとってのサイズは同じとなる。したがって、比較的大きな表示画面を持つ表示装置１３を用いる場合に、ボタン４０１が過剰に大きく拡大されて表示されてしまうことを防ぎつつ、表示装置１３の表示画面の大きさによらずに操作し易い大きさとなるようにボタンを拡大して表示することができる。

以上、本発明の第１の実施形態について説明した。
以下、本発明の第２実施形態について説明する。
本第２実施形態は、以上の第１実施形態におけるボタン制御処理を以下のように修正したものである。
図５に本第２実施形態に係るボタン制御処理の手順を示す。
図示するように、本第２実施形態ではボタン制御処理において、まず、表示装置１３の表示画面のサイズを表示装置サイズとして取得し（ステップ５０２）、取得した表示装置サイズが予め設定したしきい値Thよりも小さいかどうかを調べ（ステップ５０４）、小さくない場合にはステップ５０８に進み、小さい場合には表示装置サイズに応じて、画素数変換前の出力画像上のボタン拡大操作受付領域サイズを決定（ステップ５０６）した上で、ステップ５０８に進む。ここで、このボタン拡大操作受付領域サイズは、表示装置サイズが小さいほど、大きくなるように設定する。

そして、ステップ５０８では、表示対象画面が、ボタンを含む画像であるかどうかを判定する。また、表示装置サイズが、前述したしきい値Th以上あるかどうかを判定する（ステップ５１０）。そして、表示対象画面がボタンを含まないか、表示装置サイズがしきい値Thを越えていれば、ステップ５１８に進む。一方、表示対象画面がボタンを含み、かつ、表示装置サイズがしきい値Thよりも小さければ、PCI-HLIデコーダ１２５がデコードしたハイライト情報に基づいて表示対象画面に含まれる各ボタンの、画素数変換前の出力画像上での、サイズ（画素数）と配置位置とを示すボタン配置領域を取得する（ステップ５１２）。

そして、所定のしきい値ＴｈＢより小さい画素数変換前の出力画像上のサイズ（画素数）を持つボタンが存在するかどうかを調べ（ステップ５１４）、存在しない場合には、ステップ５１８に進む。一方、しきい値ＴｈＢより小さい画素数変換前の出力画像上のサイズを持つボタンが存在する場合には、そのようなボタンを対象ボタンとする。そして、対象ボタンの中心を中心とするステップ５０６で設定したボタン拡大操作受付領域サイズの大きさを持つ領域を、その対象ボタンのボタン拡大操作受付領域として出力画像上に設定する（ステップ５１６）。

そして、ステップ５１８では、プレゼンテーションエンジン１２に、表示対象画面の表示装置１３への表示出力を行わせる。
次に、このようにして、表示対象画面を表示したならば、入力装置１５からのボタン配置領域内の座標入力と（ステップ５２０）、ボタン配置領域外かつボタン拡大操作受付領域内の座標の入力装置１５からの座標入力と（ステップ５２２）、表示対象画面が次の画面に変化することを監視する（ステップ５２４）。なお、入力装置１５から入力した座標は、これを出力画像上の座標に座標変換して用いる。
そして、ボタン配置領域内の座標入力が発生したならば（ステップ５２６）、そのボタン配置領域に対応するボタンの選択操作や決定操作を受け付け、ボタンの選択状態を示す表示態様の変更や、そのボタンに対して定義されたボタンコマンドの実行などを行い（ステップ５２６）、ステップ５２０、５２２、５２４の監視に戻る。なお、ボタン配置領域内の座標入力の発生の検出は前記第１実施形態と同様に行う。

また、ボタン配置領域外かつボタン拡大操作受付領域内の座標の入力があった場合には、ボタン表示操作部１２６に、ボタン拡大操作受付領域内の座標の入力があったボタンのサイズの所定の倍率での拡大と配置領域の変更を行わせる（ステップ５２８、５３０）。この処理は、前記第１実施形態同様に拡大率や対象ボタンの新たな配置位置をボタン表示操作部１２６に通知することにより行う。また、この通知を受けたボタン表示操作部１２６も、前記第１実施形態同様に、通知に従ってサブピクチャとハイライト情報を修正し、修正したサブピクチャとハイライト情報に従ってボタンを含めた出力ピクチャ画像を生成する。

一方、表示対象画面が次の画面に変化したならば（ステップ５２４）、ステップ５０８からの処理に戻る。
以上、本第２実施形態に係るボタン制御処理について説明した。
このようなボタン制御処理によれば、たとえば、図６ａに示すように、小さく表示されるボタン６０１に対しては、そのボタン６０１を包含する所定の大きさのボタン拡大操作受付領域６０２が設定される。ここで、このボタン拡大操作受付領域６０２のサイズは、その出力画像上のサイズが、表示装置サイズが小さいほど大きくなるように設定される。そして、このボタン拡大操作受付領域６０２の実際の表示画面上のサイズは、表示装置の表示画面サイズに比例したものとなる。したがって、表示装置サイズにかかわらずに、表示装置１３の表示画面上の大きさが同じような大きさとなるように、このボタン拡大操作受付領域は設定される。

さて、図６ａに示すようにボタン６０１を含む表示画面において、図６ｅに示すように、ボタン６０１内の位置ｘをユーザが入力した場合には、通常通り、ボタン６０１の操作が受け付けられる。一方、図６ｂに示すようにボタン６０１周辺のボタン拡大操作受付領域内の位置ｘをユーザが入力した場合には、図６ｃに示すようにボタン６０１の表示が拡大する。

そして、さらに、ボタン６０１を含む表示画面において、図６ｆに示すように、ボタン６０１内の位置ｘをユーザが入力した場合には、ボタン６０１の操作が受け付けられる。一方、図６ｃに示すようにボタン６０１周辺のボタン拡大操作受付領域内の位置ｘをユーザが入力した場合には、図６ｄに示すようにボタン６０１の表示がさらに拡大する。そして、図６ｄに示すように拡大されたボタン６０１を含む表示画面において、ボタン６０１内の位置ｘをユーザが入力するとは、ボタン６０１の操作が受け付けられることになる。

以上のように本第２実施形態では、ユーザが、小さいボタンが小さいためにその操作を正確に行えずにボタンの周辺を操作してしまった場合には、そのボタンを拡大し、ユーザがそのボタンを操作し易いようにすることができる。また、このような機能を利用して、ユーザは、表示サイズが小さいために視認が充分にできないボタンがある場合には、そのボタン周辺を操作することによりボタンを拡大表示して、その内容を確認することができる。また、確認の後は、そのボタンの操作を、拡大されたことにより操作し易くなった状態において行うことができるようになる。

以上、本発明の第２の実施形態について説明した。
以下、本発明の第３の実施形態について説明する。
本第3実施形態は、以上の第１実施形態におけるボタン制御処理を以下のように修正したものである。
図７に本第３実施形態に係るボタン制御処理の手順を示す。
図示するように、本第３実施形態ではボタン制御処理において、まず、表示装置１３の表示画面のサイズを表示装置サイズとして取得し（ステップ７０２）、取得した表示装置サイズが予め設定したしきい値Thよりも小さいかどうかを調べ（ステップ７０４）、小さくない場合にはステップ５０８に進み、小さい場合には表示装置サイズに応じて、画素数変換前の出力画像上のボタン操作受付領域サイズを決定（ステップ７０６）した上で、ステップ７０８に進む。ここで、このボタン操作受付領域サイズは、表示装置サイズが小さいほど、大きくなるように設定する。ただし、ここでは、表示装置サイズが小さいほど、大きくなるように１以上の値を持つ対ボタン比を設定するようにしてもよい。

そして、ステップ７０８では、表示対象画面が、ボタンを含む画像であるかどうかを判定する。また、表示装置サイズが、前述したしきい値Th以上あるかどうかを判定する（ステップ７１０）。そして、表示対象画面がボタンを含まないか、表示装置サイズがしきい値Thを越えていれば、ステップ７１８に進む。一方、表示対象画面がボタンを含み、かつ、表示装置サイズがしきい値Thよりも小さければ、PCI-HLIデコーダ１２５がデコードしたハイライト情報に基づいて表示対象画面に含まれる各ボタンの、画素数変換前の出力画像上での、サイズ（画素数）と配置位置とを示すボタン配置領域を取得する（ステップ７１２）。

そして、所定のしきい値ＴｈＢより小さい画素数変換前の出力画像上のサイズ（画素数）を持つボタンが存在するかどうかを調べ（ステップ７１４）、存在しない場合には、ステップ７１８に進む。一方、しきい値ＴｈＢより小さい画素数変換前の出力画像上のサイズを持つボタンが存在する場合には、そのようなボタンを対象ボタンとする。そして、対象ボタンの中心を中心とするステップ７０６で設定したボタン操作受付領域サイズの大きさを持つ領域を、その対象ボタンのボタン操作受付領域として出力画像上に設定し（ステップ７１６）、ステップ７１８に進む。ただし、ステップ７０６で対ボタン比を設定した場合には、各対象ボタンについて、対象ボタンサイズに対する比が対ボタン比となるサイズのボタン操作受付領域を、対象ボタンの中心が当該ボタン操作受付領域の中心となるように出力画像上に設定するようにしてもよい。

そして、ステップ７１８では、プレゼンテーションエンジン１２に、表示対象画面の表示装置１３への表示出力を行わせる。
次に、このようにして、表示対象画面を表示したならば、入力装置１５からのボタン操作受付領域内の座標入力と（ステップ７２０）、表示対象画面が次の画面に変化することを監視する（ステップ７２２）。なお、入力装置１５から入力した座標は、これを出力画像上の座標に座標変換して用いる。
そして、ボタン操作受付領域内の座標入力が発生したならば（ステップ７２０）、入力した座標を領域内に含むボタン操作受付領域が複数存在するかどうかを調べ（ステップ７２４）、一つしか存在しない場合には、そのボタン操作受付領域に対応するボタンの選択操作や決定操作を受け付け、ボタンの選択状態を示す表示態様の変更や、そのボタンに対して定義されたボタンコマンドの実行などを行い（ステップ７２６）、ステップ７２０、７２２の監視に戻る。また、入力した座標を領域内に含むボタン操作受付領域が複数存在する場合には、その複数のタン操作受付領域に対応するボタンのうち、ボタン配置領域までの入力した座標からの距離が最も小さいボタンの選択操作や決定操作を受け付け、ボタンの選択状態を示す表示態様の変更や、そのボタンに対して定義されたボタンコマンドの実行などを行い（ステップ７２６）、ステップ７２０、７２２の監視に戻る。

一方、表示対象画面が次の画面に変化したならば（ステップ５２４）、ステップ３０８からの処理に戻る。
以上、本第３実施形態に係るボタン制御処理について説明した。
このようなボタン制御処理によれば、たとえば、図８ａに示すように、小さく表示されるボタン８０１に対しては、そのボタン８０１を包含するボタン８０１よりも大きい大きさのボタン操作受付領域８０２が設定される。ここで、このボタン操作受付領域のサイズは、表示装置サイズに従って出力画像上のサイズが表示装置サイズが小さいほど大きくなるように設定される。このボタン操作受付領域の表示画面上のサイズは、表示装置サイズに比例したものとなる。したがって、表示装置サイズにかかわらずに、表示装置１３の表示画面上の大きさが同じようになるように、このボタン操作受付領域８０２は設定される。

以上、このようにボタン操作受付領域８０２を設けることにより、ユーザは、ボタン８０１に対応する位置を厳密に操作しなくても、そのボタン８０１の操作を行うことができるので、ユーザのボタン操作が容易化される。
また、たとえば、図８ｂに示すように、ボタン８１１とボタン８２１とが近接しているために、ボタン８１１のボタン操作受付領域８１２と、ボタン８２１のボタン操作受付領域８２２に重複する範囲が生じてしまった場合において、この重複した範囲内の位置ｘが操作された場合には、ユーザによって操作された位置ｘにより近い位置にあるボタン８２１の操作のみを受け付けるので、このような場合でも、ユーザは容易に意図したボタンの操作を行うことができるようになる。

以上、本発明の第３実施形態について説明した。
以下、本発明の第４の実施形態について説明する。
本第４実施形態は、以上の第１実施形態におけるボタン制御処理を以下のように修正したものである。
図９に本第４実施形態に係るボタン制御処理の手順を示す。
図示するように、本第４実施形態のボタン制御処理では、まず、ステップ９０２〜９１８を、前記第３実施形態のボタン制御処理のステップ７０２〜７１８と同様に行う。
そして、このようにして、表示対象画面を表示したならば、入力装置１５からのボタン操作受付領域内の座標入力と（ステップ９２０）、表示対象画面が次の画面に変化することを監視する（ステップ９２２）。なお、入力装置１５から入力した座標は、これを出力画像上の座標に座標変換して用いる。
そして、ボタン操作受付領域内の座標入力が発生したならば（ステップ９２０）、入力した座標を領域内に含むボタン操作受付領域が複数存在するかどうかを調べ（ステップ９２４）、一つしか存在しない場合には、そのボタン操作受付領域に対応するボタンの選択操作や決定操作を受け付け、ボタンの選択状態を示す表示態様の変更や、そのボタンに対して定義されたボタンコマンドの実行などを行い（ステップ９２６）、ステップ９２０、９２２の監視に戻る。

また、入力した座標を領域内に含むボタン操作受付領域が複数存在する場合には、その複数のボタン操作受付領域に対応する複数のボタンを対象ボタンとして、ボタン表示操作部１２６に、対象ボタンのサイズの所定の倍率での拡大と配置領域の変更を行わせる（ステップ９２８、９３０）。この処理は、前記第１実施形態同様に拡大率や対象ボタンの新たな配置位置をボタン表示操作部１２６に通知することにより行う。また、この通知を受けたボタン表示操作部１２６も、前記第１実施形態同様に、通知に従ってサブピクチャとハイライト情報を修正し、修正したサブピクチャとハイライト情報に従ってボタンを含めた出力ピクチャ画像を生成する。そして、ステップ９２０、９２２の監視に戻る。

一方、表示対象画面が次の画面に変化したならば（ステップ９２２）、ステップ９０８からの処理に戻る。
以上、本第４実施形態に係るボタン制御処理について説明した。
このようなボタン制御処理によれば、たとえば、図８ａに示すように、前記第３実施形態と同様小さく表示されるボタン８０１に対しては、そのボタン８０１を包含するボタン８０１よりも大きい大きさのボタン操作受付領域８０２が設定される。
したがって、ユーザは、ボタン８０１に対応する位置を厳密に操作しなくても、そのボタン８０１の操作を行うことができるので、ユーザのボタン操作が容易化される。
また、図１０ａに示すように、ボタン１０１とボタン１１１とが近接しているために、ボタン１０１のボタン操作受付領域１０２と、ボタン１１２のボタン操作受付領域１１２に重複する範囲が生じてしまった場合でも、図１０ｅに示すように、いずれか一方のボタン操作受付領域１１２にのみ含まれる位置ｘをユーザが入力した場合には、このボタン操作受付領域１１２に対応するボタン１０２の操作が受け付けられる。

一方、図１０ｂに示すように、この重複する範囲内の位置ｘが入力された場合には、図１０ｃに示すようにボタン１０１とボタン１１１の双方の表示が拡大する。
そして、さらに、図１０ｃに示すように拡大されたボタン１０１、ボタン１１１を含む表示画面において、図１０ｆに示すように、いずれか一方のボタン操作受付領域１１２にのみ含まれる位置ｘをユーザが入力した場合には、このボタン操作受付領域１１２に対応するボタン１０２の操作が受け付けられる。

一方、図１０ｃに示すように、再度ボタン操作受付領域１０２とボタン操作受付領域１１２の重複する範囲内の位置ｘが入力された場合には、図１０ｄに示すようにボタン１０１、ボタン１１１の双方の表示がさらに拡大する。そして、図１０ｄに示すように拡大されたボタン１０１、ボタン１１１を含む表示画面において、ボタン１１１内またはボタン操作受付領域１１２内の位置ｘをユーザが入力すると、対応するボタン１１１の操作が受け付けられることになる。

このようなボタン制御処理によれば、前記第３実施形態と同様、ユーザは、ボタンに対応する位置を厳密に操作しなくても、そのボタンの操作を行うことができるので、ユーザのボタン操作が容易化される。
また、たとえば、図１１ａに示すように、ボタン１０１とボタン１１１とが近接しているために、ボタン１０１のボタン操作受付領域１０２と、ボタン１１１のボタン操作受付領域１１２に重複する範囲が生じてしまった場合において、この重複した範囲内の位置ｘが操作された場合には、この二つのボタン１０１、１１１の操作がし易くなるようにこの二つのボタン１０１、１１１の表示を拡大するので、このような場合でも、ユーザは、容易に意図したボタンの操作を確実に行うことができるようになる。

以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上では、DVDビデオ再生装置への適用を例にとり説明したが、以上の図４、６、８、１０に示したボタンの操作を容易にするための技術は、表示装置１３に操作受け付け用のボタンを表示するユーザインタフェースを使用する任意の装置において同様に適用可能である。たとえば、汎用コンピュータにおいて、ボタンの操作性を向上するためなどにも用いることができる。また、ボタン以外の表示オブジェクトの操作性を向上するためにも、同様に適用することができる。

本発明の第１実施形態に係るDVDビデオ再生装置の構成を示すブロック図である。 DVDビデオ再生装置におけるボタン表示の概要を示す図である。 本発明の第１実施形態に係るボタン制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第１実施形態に係るボタン制御例を示す図である。 本発明の第２実施形態に係るボタン制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第２実施形態に係るボタン制御例を示す図である。 本発明の第３実施形態に係るボタン制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第３実施形態に係るボタン制御例を示す図である。 本発明の第４実施形態に係るボタン制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第４実施形態に係るボタン制御例を示す図である。

符号の説明

１…ディスク、１０…ドライバ、１１…ナビゲーションマネージャ、１２…プレゼンテーションエンジン、１３…表示装置、１４…音声出力装置、１５…入力装置、１２１…デマルチプレクサ機能部、１２２…オーディオデコーダ、１２３…ビデオデコーダ、１２４…サブピクチャデコーダ、１２５…デコーダ、１２６…ボタン表示操作部、１２７…合成制御部。

Claims (20)

1. ボタンの画像空間上のサイズと配置を規定するボタン領域定義に従って表示装置にボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法であって、
   前記表示装置の表示画面サイズが所定の画面サイズより小さい場合に、表示画面サイズが小さいほど大きくなるようにボタン拡大率を設定するステップと、
   少なくとも前記ボタン領域定義が規定するボタンの画像空間上のサイズと前記表示画面サイズとより定まるボタンの表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さいボタンを、前記ボタン拡大率で拡大して前記表示装置に表示するステップとを有することを特徴とするボタン処理方法。
2. ボタンの画像空間上のサイズと配置を規定するボタン領域定義に従って表示装置にボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法であって、
   前記表示装置の表示画面サイズが所定の画面サイズより小さい場合に、少なくとも前記ボタン領域定義が規定するボタンの画像空間上のサイズと前記表示画面サイズとより定まるボタンの表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さいボタンに対して、前記表示装置の表示画面サイズが小さいほど大きくなるように画像空間上のサイズを定めた当該ボタンを中心とする領域であるボタン操作受付領域を設定するステップと、
   前記入力装置を介した、前記ボタン操作受付領域に対応する表示画面上の領域内の位置の操作に応じて、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるステップとを有することを特徴とするボタン処理方法。
3. ボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法であって、
   少なくとも表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンの周囲にボタン拡大操作受付領域を設定するステップと、
   前記入力装置を介した前記ボタン拡大操作受付領域内の位置の操作に応じて、当該ボタン拡大操作受付領域を設定したボタンを拡大して前記表示装置に表示するステップとを有することを特徴とするボタン処理方法。
4. ボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法であって、
   少なくとも表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンと当該ボタンの周囲を含むボタン操作受付領域を設定するステップと、
   前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が一つである場合に、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるステップと、
   前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が複数である場合に、当該複数のボタン操作受付領域を設定した複数ボタンのうちの、操作された位置までの距離が最短であるボタンの操作を受け付けるステップとを有することを特徴とするボタン処理方法。
5. ボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付けるボタン処理方法であって、
   少なくとも表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンと当該ボタンの周囲を含むボタン操作受付領域を設定するステップと、
   前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が一つである場合に、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるステップと、
   前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が複数である場合に、当該複数のボタン操作受付領域を設定した複数ボタンを拡大して前記表示装置に表示するステップとを有することを特徴とするボタン処理方法。
6. ボタンの画像空間上のサイズと配置を規定するボタン領域定義に従って表示装置にボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付け、操作を受け付けたボタンに対応する処理を行うデータ処理装置であって、
   前記表示装置の表示画面サイズが所定の画面サイズより小さい場合に、表示画面サイズが小さいほど大きくなるようにボタン拡大率を設定するボタン拡大率設定部と
   少なくとも前記ボタン領域定義が規定するボタンの画像空間上のサイズと前記表示画面サイズとより定まるボタンの表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さいボタンを、前記ボタン拡大率で拡大して前記表示装置に表示するボタン拡大表示処理部とを有することを特徴とするデータ処理装置。
7. ボタンの画像空間上のサイズと配置を規定するボタン領域定義に従って表示装置にボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付け、操作を受け付けたボタンに対応する処理を行うデータ処理装置であって、
   前記表示装置の表示画面サイズが所定の画面サイズより小さい場合に、少なくとも前記ボタン領域定義が規定するボタンの画像空間上のサイズと前記表示画面サイズとより定まるボタンの表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さいボタンに対して、前記表示装置の表示画面サイズが小さいほど大きくなるように画像空間上のサイズを定めた当該ボタンを中心とする領域であるボタン操作受付領域を設定するボタン操作受付領域設定部と、
   前記入力装置を介した、前記ボタン操作受付領域に対応する表示画面上の領域内の位置の操作に応じて、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるボタン操作受付部とを有することを特徴とするデータ処理装置。
8. ボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付け、操作を受け付けたボタンに対応する処理を行うデータ処理装置であって、
   少なくとも表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンの周囲にボタン拡大操作受付領域を設定するボタン拡大操作受付領域設定部と、
   前記入力装置を介した前記ボタン拡大操作受付領域内の位置の操作に応じて、当該ボタン拡大操作受付領域を設定したボタンを拡大して前記表示装置に表示するボタン拡大表示処理部とを有することを特徴とするボタン処理方法。
9. ボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付け、操作を受け付けたボタンに対応する処理を行うデータ処理装置であって、
   少なくとも表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンと当該ボタンの周囲を含むボタン操作受付領域を設定するボタン操作受付領域設定部と、
   前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が一つである場合に、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付け、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が複数である場合に、当該複数のボタン操作受付領域を設定した複数ボタンのうちの、操作された位置までの距離が最短であるボタンの操作を受け付けるボタン操作受付部とを有することを特徴とするデータ処理装置。
10. ボタンを表示し、表示したボタンに対する操作を入力装置を介して受け付け、操作を受け付けたボタンに対応する処理を行うデータ処理装置であって、
    少なくとも表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンと当該ボタンの周囲を含むボタン操作受付領域を設定するボタン操作受付領域設定部と、
    前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が一つである場合に、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるボタン操作受付部と、
    前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が複数である場合に、当該複数のボタン操作受付領域を設定した複数ボタンを拡大して前記表示装置に表示するボタン拡大表示処理部とを有することを特徴とするボタン処理方法。
11. 請求項６記載のデータ処理装置であって、
    当該データ処理装置は、DVD-Videoディスクにハイライト情報として記録された前記ボタン領域定義に従って前記ボタンを表示し、当該ボタンに対するユーザ操作に応じた再生シーケンスでDVD-Videoディスクに記録されたビデオプレゼンテーションデータを再生することを特徴とするデータ処理装置。
12. 請求項７記載のデータ処理装置であって、
    当該データ処理装置は、DVD-Videoディスクにハイライト情報として記録された前記ボタン領域定義に従って前記ボタンを表示し、当該ボタンに対するユーザ操作に応じた再生シーケンスでDVD-Videoディスクに記録されたビデオプレゼンテーションを再生することを特徴とするデータ処理装置。
13. 請求項８記載のデータ処理装置であって、
    当該データ処理装置は、DVD-Videoディスクに記録されたボタンの定義に従って前記ボタンを表示し、当該ボタンに対するユーザ操作に応じた再生シーケンスでDVD-Videoディスクに記録されたビデオプレゼンテーションを再生することを特徴とするデータ処理装置。
14. 請求項９記載のデータ処理装置であって、
    当該データ処理装置は、DVD-Videoディスクに記録されたボタンの定義に従って前記ボタンを表示し、当該ボタンに対するユーザ操作に応じた再生シーケンスでDVD-Videoディスクに記録されたビデオプレゼンテーションを再生することを特徴とするデータ処理装置。
15. 請求項１０記載のデータ処理装置であって、
    当該データ処理装置は、DVD-Videoディスクに記録されたボタンの定義に従って前記ボタンを表示し、当該ボタンに対するユーザ操作に応じた再生シーケンスでDVD-Videoディスクに記録されたビデオプレゼンテーションを再生することを特徴とするデータ処理装置。
16. コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記コンピュータの表示装置の表示画面サイズが所定の画面サイズより小さい場合に、表示画面サイズが小さいほど大きくなるようにボタン拡大率を設定するステップと、
    ユーザの操作を受け付けるために表示装置に表示するボタンのうちの、少なくとも、ボタンの画像空間上のサイズと配置を規定するボタン領域定義が規定するボタンの画像空間上のサイズと前記表示画面サイズとより定まるボタンの表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さいボタンを、前記ボタン拡大率で拡大して前記表示装置に表示するステップと、
    表示したボタンに対する操作を、前記コンピュータの入力装置を介して受け付けるステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
17. コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記コンピュータの前記表示装置の表示画面サイズが所定の画面サイズより小さい場合に、ユーザの操作を受け付けるために表示装置に表示するボタンのうちの、少なくとも、ボタンの画像空間上のサイズと配置を規定するボタン領域定義が規定するボタンの画像空間上のサイズと前記表示画面サイズとより定まるボタンの表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さいボタンに対して、前記表示装置の表示画面サイズが小さいほど大きくなるように画像空間上のサイズを定めた当該ボタンを中心とする領域であるボタン操作受付領域を設定するステップと、
    前記コンピュータの入力装置を介した、前記ボタン操作受付領域に対応する表示画面上の領域内の位置の操作に応じて、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
18. コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    ユーザの操作を受け付けるために前記コンピュータの表示装置に表示するボタンのうちの、少なくとも、表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンの周囲にボタン拡大操作受付領域を設定するステップと、
    前記コンピュータの入力装置を介した前記ボタン拡大操作受付領域内の位置の操作に応じて、当該ボタン拡大操作受付領域を設定したボタンを拡大して前記表示装置に表示するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
19. コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    ユーザの操作を受け付けるために前記コンピュータの表示装置に表示するボタンのうちの、少なくとも、表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンと当該ボタンの周囲を含むボタン操作受付領域を設定するステップと、
    前記コンピュータの入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が一つである場合に、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるステップと、
    前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が複数である場合に、当該複数のボタン操作受付領域を設定した複数ボタンのうちの、操作された位置までの距離が最短であるボタンの操作を受け付けるステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
20. コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    ユーザの操作を受け付けるために前記コンピュータの表示装置に表示するボタンのうちの、少なくとも、表示装置上の表示サイズが所定の大きさより小さなボタンに対して、当該ボタンと当該ボタンの周囲を含むボタン操作受付領域を設定するステップと、
    前記コンピュータの入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が一つである場合に、当該ボタン操作受付領域を設定したボタンの操作を受け付けるステップと、
    前記入力装置を介した前記ボタン操作受付領域内の位置の操作があった場合に、操作された位置を含む前記ボタン操作受付領域が複数である場合に、当該複数のボタン操作受付領域を設定した複数ボタンを拡大して前記表示装置に表示するステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。

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