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JP2005285146A - 画像処理装置、原本保証サーバ及びそれらの制御方法、プログラム - Google Patents

画像処理装置、原本保証サーバ及びそれらの制御方法、プログラム Download PDF

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JP2005285146A JP2005176893A JP2005176893A JP2005285146A JP 2005285146 A JP2005285146 A JP 2005285146A JP 2005176893 A JP2005176893 A JP 2005176893A JP 2005176893 A JP2005176893 A JP 2005176893A JP 2005285146 A JP2005285146 A JP 2005285146A
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Abstract

【課題】 原本保証システム全体のセキュリティ性を向上し、かつ原本システムの利便性を向上することができる画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供する。
【解決手段】 原本保証に係るサービスを提供する複数の原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記複数の原本保証サーバのいずれかを用いて原本保証に係る処理を実行する画像処理装置において、原本保証を行う画像を入力する。次に、その複数の原本保証サーバが、当該画像処理装置に原本保証に係るサービスを提供できるか否かを問い合わせる。入力した画像の特徴量を抽出する。問い合わせの結果に基づき、原本保証に係るサービスを実行するために、抽出した特徴量を、当該画像処理装置が当該サービスを利用可能な原本保証サーバに対して、送信する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、原本保証に係る処理を提供する外部機器とネットワークを介して接続され、前記外部機器を用いて原本保証に係る処理を実行する画像処理装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
従来、原本性保証という分野では、種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1では、紙の原本が有する性質を電子情報に持たせ、電子情報の証明力を高めることを目的に、紙を読み取って得られる電子データを保存する際に、原本であることを示すファイル属性コードを付加し、少なくとも他の電子データと識別可能な状態で保存するようにしている。
また、特許文献2では、保存された申請書類の安全性を長期に渡って確保する電子申請システムを提供することを目的として、端末からネットワーク経由で電子書類の申請を行う電子申請システムが提供され、その電子申請システムは、書類保存装置と、端末から送信された書類を含む情報から改竄検知コードを計算し、該情報を該改竄検知コードとともに書類保存装置に保存する構成を有している。
特開2000−285024号公報 特開2001−202436号公報
しかしながら、原本保証を行う原稿画像は、例えば、ネットワーク上の特定機器に集中管理される構成となっているので、その特定機器内には大規模な外部記憶装置が必要になり、その維持管理が容易ではない。また、原稿画像やそれに関する情報を長期に渡り外部記憶装置で管理することは、機密保全上のリスクが生じる可能性がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、原本保証システム全体のセキュリティ性を向上し、かつ原本システムの利便性を向上することができる画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、
原本保証に係るサービスを提供する複数の原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記複数の原本保証サーバのいずれかを用いて原本保証に係る処理を実行する画像処理装置であって、
原本保証を行う画像を入力する画像入力手段と、
前記複数の原本保証サーバが前記画像処理装置に前記原本保証に係るサービスを提供できるか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、
前記画像入力手段で入力した画像の特徴量を抽出する抽出手段と、
前記問い合わせ手段による問い合わせの結果に基づき、前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出手段で抽出した特徴量を、前記画像処理装置が当該サービスを利用可能な原本保証サーバに対して、送信する送信手段と
を備える。
前記問い合わせ手段は、前記複数の原本保証サーバのいずれか一つに対して、前記問い合わせを行う。
前記複数の原本保証サーバのいずれか一つを選択する選択手段を更に備え、
前記問い合わせ手段は、前記選択手段で選択した原本保証サーバに対して、前記問い合わせを行う。
前記原本保証に係るサービスは、少なくとも前記抽出手段で抽出した特徴量を前記原本保証サーバに登録する登録処理、または前記原本保証を行う画像に対応する特徴量を用いて該画像を鑑定する鑑定処理のいずれか一方または両方を含む。
原本保証を行う画像を読み取る読取手段を更に備え、
前記画像入力手段は、前記読取手段で読み取った画像を原本保証を行う画像として入力する。
前記画像入力手段で入力した画像の原本保証を行う際の保証項目を、該画像の付与情報として入力する入力手段を更に備え、
前記送信手段は、前記付与情報を前記特徴量とともに原本保証サーバに送信する。
前記原本保証を行う画像を識別する画像IDを、前記複数の原本保証サーバのいずれか一つから受信する画像ID受信手段を更に備える。
原本性の鑑定対象の画像を識別する画像IDを入力する画像ID入力手段と、
前記送信手段により、前記画像ID入力手段で入力した画像IDと前記鑑定対象の画像の特徴量とを、前記複数の原本保証サーバのいずれか一つに送信することにより、該鑑定対象の画像の鑑定結果を該原本保証サーバから受信する鑑定結果受信手段と
を更に備える。
前記送信手段は、前記抽出手段で抽出した特徴量に加えて、前記画像処理装置を識別する機体IDを送信する。
前記送信手段により、前記鑑定対象の画像を識別する画像IDと前記画像処理装置を識別する機体IDとを、前記複数の原本保証サーバのいずれか一つに送信することにより、前記鑑定対象の画像の鑑定の可否を示す判定情報を該原本保証サーバから受信する判定情報受信手段を更に備える。
上記の目的を達成するための本発明による原本保証サーバは以下の構成を備える。即ち、
原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバであって、
ネットワーク上に接続される複数の画像処理装置毎に、当該原本保証サーバが提供する原本保証に係る各種サービスの利用の可否を示す情報を管理する管理手段と、
前記複数の画像処理装置のいずれかから、前記原本保証に係るサービスが利用可能であるか否かの問い合わせがあった場合に、該画像処理装置に該サービスの利用可否を通知する通知手段と、
を備える。
前記原本保証に係るサービスは、少なくとも前記抽出手段で抽出した特徴量を前記原本保証サーバに登録する登録処理、または前記原本保証を行う画像に対応する特徴量を用いて該画像を鑑定する鑑定処理のいずれか一方または両方を含み、
前記通知手段は、夫々のサービスの利用可否を通知する。
前記画像処理装置から、原本保証を行う画像の特徴量を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した特徴量と前記原本保証を行う画像を識別する画像IDとを対応づけて記憶する記憶手段と、
を更に備える。
前記受信手段は、前記原本保証を行う画像の特徴量に加えて、前記画像処理装置を識別する機体IDを受信し、
前記記憶手段は、前記受信手段で受信した特徴量と機体IDとを対応づけて記憶しておき、
原本性の鑑定対象の画像を識別する画像IDと前記画像処理装置を識別する機体IDとを受信した際に、該鑑定対象の画像の鑑定の可否を示す判定情報を送信する判定情報送信手段を更に備える。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、
原本保証に係るサービスを提供する原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記原本保証サーバを用いて原本保証に係るサービスを実行する画像処理装置であって、 原本保証を行う画像を入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段で入力した画像の特徴量を抽出する抽出手段と、
前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出手段で抽出した特徴量及び前記画像処理装置を識別する機体IDを、前記複数の原本保証サーバのいずれかに送信する送信手段と
を備える。
原本保証を行う画像を読み取る読取手段を更に備え、
前記画像入力手段は、前記読取手段で読み取った画像を原本保証を行う画像として入力する。
前記画像入力手段で入力した画像の原本保証を行う際の保証項目を、該画像の付与情報として入力する入力手段を更に備え、
前記送信手段は、前記付与情報を前記特徴量及び前記機体IDとともに、前記原本保証サーバに送信する。
前記原本保証を行う画像を識別する画像IDを、前記原本保証サーバから受信する画像ID受信手段を更に備える。
原本性の鑑定対象の画像を識別する画像IDを入力する画像ID入力手段と、
前記送信手段により、前記画像ID入力手段で入力した画像IDと前記鑑定対象の画像の特徴量とを、前記原本保証サーバに送信することにより、該鑑定対象の画像の鑑定結果を該原本保証サーバから受信する鑑定結果受信手段と
を更に備える。
前記送信手段により、前記鑑定対象の画像を識別する画像IDと前記画像処理装置を識別する機体IDとを、前記原本保証サーバに送信することにより、前記鑑定対象の画像の鑑定の可否を示す判定情報を該原本保証サーバから受信する判定情報受信手段を更に備える。
上記の目的を達成するための本発明による原本保証サーバは以下の構成を備える。即ち、
原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバであって、
前記画像処理装置から該画像処理装置を識別する機体IDを受信する受信手段を備え、
前記受信した機体IDに基づいて、前記画像処理装置が利用可能な原本保証に係るサービスを提供する提供手段と
を備える。
前記画像処理装置から、原本保証を行う画像の特徴量を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した特徴量と前記原本保証を行う画像を識別する画像IDとを対応付けて記憶する記憶手段と
を備える。
前記画像処理装置から、原本性の鑑定対象の画像を識別する画像IDと前記画像処理装置を識別する機体IDを受信した際に、前記受信した機体IDに応じて該鑑定対象の画像の鑑定の可否を判定する判定手段を更に備える。
前記判定手段の判定結果を、前記画像処理装置に通知する判定結果通知手段を更に備える。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
原本保証に係るサービスを提供する複数の原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記複数の原本保証サーバのいずれかを用いて原本保証に係る処理を実行する画像処理装置の制御方法であって、
原本保証を行う画像を入力する画像入力工程と、
前記複数の原本保証サーバが前記画像処理装置に前記原本保証に係るサービスを提供できるか否かを問い合わせる問い合わせ工程と、
前記画像入力工程で入力した画像の特徴量を抽出する抽出工程と、
前記問い合わせ工程による問い合わせの結果に基づき、前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出工程で抽出した特徴量を、前記画像処理装置が当該サービスを利用可能な原本保証サーバに対して、送信する送信工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による原本保証サーバの制御方法は以下の構成を備える。即ち、
原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバの制御方法であって、
ネットワーク上に接続される複数の画像処理装置毎に、当該原本保証サーバが提供する原本保証に係る各種サービスの利用の可否を示す情報を記憶媒体に管理する管理工程と、
前記複数の画像処理装置のいずれかから、前記原本保証に係るサービスが利用可能であるか否かの問い合わせがあった場合に、該画像処理装置に該サービスの利用可否を通知する通知工程と、
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
原本保証に係るサービスを提供する原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記原本保証サーバを用いて原本保証に係るサービスを実行する画像処理装置の制御方法であって、
原本保証を行う画像を入力する画像入力工程と、
前記画像入力手段で入力した画像の特徴量を抽出する抽出工程と、
前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出手段で抽出した特徴量及び前記画像処理装置を識別する機体IDを、前記複数の原本保証サーバのいずれかに送信する送信工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による原本保証サーバの制御方法は以下の構成を備える。即ち、
原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバの制御方法であって、
前記画像処理装置から該画像処理装置を識別する機体IDを受信する受信工程を備え、
前記受信した機体IDに基づいて、前記画像処理装置が利用可能な原本保証に係るサービスを提供する提供工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
原本保証に係るサービスを提供する複数の原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記複数の原本保証サーバのいずれかを用いて原本保証に係る処理を実行する画像処理装置の制御を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
原本保証を行う画像を入力する画像入力工程と、
前記複数の原本保証サーバが前記画像処理装置に前記原本保証に係るサービスを提供できるか否かを問い合わせる問い合わせ工程と、
前記画像入力工程で入力した画像の特徴量を抽出する抽出工程と、
前記問い合わせ工程による問い合わせの結果に基づき、前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出工程で抽出した特徴量を、前記画像処理装置が当該サービスを利用可能な原本保証サーバに対して、送信する送信工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバの制御を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
ネットワーク上に接続される複数の画像処理装置毎に、当該原本保証サーバが提供する原本保証に係る各種サービスの利用の可否を示す情報を記憶媒体に管理する管理工程と、
前記複数の画像処理装置のいずれかから、前記原本保証に係るサービスが利用可能であるか否かの問い合わせがあった場合に、該画像処理装置に該サービスの利用可否を通知する通知工程と、
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
原本保証に係るサービスを提供する原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記原本保証サーバを用いて原本保証に係るサービスを実行する画像処理装置の制御を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
原本保証を行う画像を入力する画像入力工程と、
前記画像入力手段で入力した画像の特徴量を抽出する抽出工程と、
前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出手段で抽出した特徴量及び前記画像処理装置を識別する機体IDを、前記複数の原本保証サーバのいずれかに送信する送信工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバの制御を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記画像処理装置から該画像処理装置を識別する機体IDを受信する受信工程と、
前記受信した機体IDに基づいて、前記画像処理装置が利用可能な原本保証に係るサービスを提供する提供工程と
を備えることを特徴とするプログラム。
本発明によれば、原本保証システム全体のセキュリティ性を向上し、かつ原本システムの利便性を向上することができる画像処理装置及びその制御方法、プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1の画像処理システムの構成を示すブロック図である。
図1において、220は機能複合型周辺機器(以下、MFP(Multi Function Peripheral))であり、画像入力デバイスであるスキャナ2270、画像出力デバイスであるプリンタ2295、制御ユニット(Controller Unit)2200、ユーザインターフェイスである操作部2212、当該MFP220の利用内容に応じて、その利用料を課金するための課金カウンタ2297を有する。
スキャナ2270、プリンタ2295、操作部2212、課金カウンタ2297はそれぞれ、制御ユニット2200に接続され、制御ユニット2200からの命令により制御されている。また、MFP220は、ネットワーク2011に接続されている。
尚、ネットワーク2011は、典型的にはインターネットやLANやWANや電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれか、またはこれらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネットワークであり、データの送受信が可能であれば良い。
また、ネットワーク2011には、MFP220の他に、別のMFP200、及び保証付与/鑑定サーバ2370が接続されている。MFP220と200は、同一のシステム構成(操作部2012、スキャナ2070、プリンタ2095、制御ユニット2000、課金カウンタ2097)を取っており、以降のMFPで実現される画像処理は、MFP200を例にとり説明する。
保証付与/鑑定サーバ2370は、MFP220やMFP200で読み取られた原稿の原本性の保証や、原稿を再利用する場合にその原稿の原本であるか否かの原本性の鑑定を行う。保証付与/鑑定サーバ2370において、ID発行部2380は、MFP220やMFP200から受信する原稿画像を登録する場合に、その原稿画像を特定するためのIDを発行する。ID検証部2390は、MFP220やMFP200から受信するIDに対応する原稿画像の原本性の鑑定を行う。データベース2340は、原稿画像とそのID、MFPより受信するその原稿画像の付与情報や、その原稿画像の画像特徴量とを対応づけて管理する。
尚、保証付与/鑑定サーバ2370は、汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素(例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等)を有している。
次に、MFP200の制御ユニット2000の詳細構成について、図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態1のMFPの制御ユニットの詳細構成を示すブロック図である。
図2に示すように、制御ユニット2000は、スキャナ2070及びプリンタ2095とそれぞれバス2071及び2096を介して接続し、一方ではネットワーク2011や公衆回線(WAN)2051と接続することにより、画像情報やデバイス情報等の入出力を行うコントローラである。
尚、バス2071及び2096は、例えば、USBバスやIEEE1394バスで構成される。
制御ユニット2000において、CPU2001はシステム全体を制御する。RAM2002はCPU2001が動作するために使用するシステムワークメモリである。また、RAM2002は、画像データを一時記憶するための画像メモリとしても機能する。
ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブであり、システムソフトウェア、画像データ、保証付与/鑑定サーバ2370を利用して原本保証/鑑定を行うために必要な画像処理アルゴリズム、保証付与/鑑定サーバ2370が提供する原本保証サービスに応じて課金する料金を制御するソフトウェア等が格納されている。
操作部I/F2006は、操作部(UI)2012とのインターフェイスを司り、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、使用者が操作部2012を介して入力した情報を、CPU2001に伝える役割を果たす。
ネットワークインターフェイス(I/F)2010は、ネットワーク2011との接続を司り、ネットワーク2011に対して情報の入出力を行う。モデム2050は、公衆回線2051との接続を司り、公衆回線に対して情報の入出力を行う。
課金カウンタ2097は、MFP200を利用して、保証付与/鑑定サーバ2370が提供する原本保証サービス(登録/鑑定)を実施する際に、原本の保証項目に応じてMFP200の利用料金を格納する内部カウンタである。この課金カウンタ2097は、機械式のカウンタ、あるいは不揮発性の記憶装置を用いたディジタルカウンタであっても構わない。また、そのカウント動作は、後述する登録処理や鑑定処理で制御される。
以上のデバイスが、システムバス2007上に配置される。
イメージバスインターフェイス(I/F)2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、例えば、PCIバス又はIEEE1394バスで構成される。
画像バス2008には、次のデバイスが配置される。
ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060は、ネットワーク2011から送信されたPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、スキャナ2070やプリンタ2095と制御ユニット2000とをバス2071や2096を介して接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対して特徴量の算出、認識、補正、加工、編集等の画像処理を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対して補正、解像度変換、電子情報の付加等の画像処理を行う。画像回転部2030は、画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データに対して、例えば、JPEG圧縮伸張処理を、2値画像データに対しては、例えば、JBIG、MMR、MHの圧縮処理を行う。
次に、MFP200の外観について、図3を用いて説明する。
図3は本発明の実施形態1のMFPの外観を示す図である。
図3において、スキャナ2070は、原稿上の画像をCCDラインセンサ(不図示)で走査することにより画像を光学的に読み取り、ラスターイメージデータを生成して出力する。使用者が原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットし、操作部2012において読取動作を指示すると、制御ユニット2000のCPU2001による制御によって、スキャナ2070は原稿を1枚づつフィードし、スキャナ2070が原稿上の画像の読取動作を行う。
また、プリンタ2095は、ラスターイメージデータを記録用紙上に印刷する。その印刷方式は、感光ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微小ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。尚、印刷動作は、内部の制御ユニット2000のCPU2001からの制御によって起動される。
また、プリンタ2095は、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それぞれに対応した用紙カセット2101、2102、2103がある。そして、排紙トレイ2111は、印刷が完了した記録用紙を受ける。
次に、操作部2012の外観について、図4を用いて説明する。
図4は本発明の実施形態1の操作部の外観を示す図である。
図4に示すように、操作部2012はLCD表示部2013を有している。そのLCD表示部2013上にはタッチパネル2019が貼り付けられており、MFP200の各種操作を実現するための操作画面及びソフトキーが表示されると共に、表示されたキーが押下されると、その押下された位置を示す位置情報が制御ユニット2000のCPU2001へと伝えられる。
スタートキー2014は、原稿画像の読取動作を開始する場合等に用いるキーである。このスタートキー2014の中央部には、緑と赤の2色のLED表示部2018が配置されており、その色表示制御によってスタートキー2014が使用可能状態にあるか否かを示すことができる。
また、ストップキー2015は、MFP200の稼動中の動作を停止するためのキーである。IDキー2016は、使用者のユーザIDを入力する場合に用いるキーである。リセットキー2017は、操作部2012からの設定を初期化するときに用いるキーである。
また、これらのキー以外に、テンキーやファンクションキーが設けられている。
次に、操作部2012の詳細構成について、図5を用いて説明する。
図5は本発明の実施形態1の操作部の詳細構成を示すブロック図である。
上述したように、操作部2012は、操作部I/F2006を介してシステムバス2007に接続される。このシステムバス2007には、CPU2001、RAM2002、ROM2003、HDD2004が接続されている。
操作部I/F2006は、入力ポート20061と出力ポート20062で構成されている。入力ポート20061には、操作部2012のタッチパネル2019と各種キー2014〜2017が接続されている。出力ポート20062には、LED表示部2018とLCD表示部2013が接続されている。
CPU2001は、ROM2003とHDD2004に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス2007に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御する。
また、CPU2001は、デバイスI/F2020を介して、スキャナ2070から入力情報を読み込む。そして、その入力情報をスキャナ画像処理部2080もしくは、操作者の用途によっては、画像回転部2030で画像処理され、デバイスI/F2020を介して、プリンタ2095に出力情報として画像信号を出力する。また、RAM2002は、CPU2001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
以上が、MFP200もしくは220の構成及び動作である。
尚、以下の説明では、MFP220を利用した例で説明を行うが、その構成はMFP200と同様であるため、MFP200の構成図(図2)の参照番号と同様の参照番号で説明する。
次に、実施形態1の画像処理システムで実現する処理について説明する。
特に、実施形態1では、紙等の記録媒体で形成された原本(原稿)を、上述したMFP220を使って登録、保証及び鑑定するシステムについて説明する。
ここで、原本として画像処理システムで登録される原稿の一例を図6に示す。この図6の原稿601は、保証対象の原本の一例を示している。
まず、この原稿601を原本として登録する登録処理の動作とその処理フローについて、図7及び図8を用いて説明する。
図7は本発明の実施形態1の登録処理の動作を説明するための図であり、図8は本発明の実施形態1の登録処理を示すフローチャートである。
図7において、スキャナ2270にセットされた原本601は、ステップS20001で、操作部2012上で表示される操作画面(図9)から、「登録」メニューを選択する。
「登録」メニューを選択すると、続いて、原本を保証するために付与する情報(付与情報)の登録画面(図10)が表示される。この登録画面を介して、ステップS20002で、付与情報を登録する。
ここで、登録画面で登録する付与情報とは、原本を保証する場合の保証項目を示すものであり、その保証項目(設定項目)としては、実施形態1では、原本の登録日時、原本作成者(著作権)、登録者、その内容を用意している。そして、ユーザは必要な設定項目に対する設定が可能となる。実施形態1では、この4種類の保証項目(設定項目)を付与情報として登録する構成としているが、用途や目的に応じて、他の種類の保証項目を登録する構成にすることも可能である。
この登録画面(図10)において、例えば、原本作成者を選択すると、その実際の内容を入力するための入力画面(図11(a))が表示される。
図11(a)の入力画面において、1003は文字を入力する入力部であり、パーソナルコンピュータ等の端末が有するキーボードと同配列のソフトキーボードが表示される。そのため、この入力部1003により、アルファベット入力は勿論、ローマ字入力、かつローマ字入力された文字列をかな漢字変換した文字列を入力することが可能となる。
1001は、入力部1003で入力した文字列を表示する表示部である。入力部1003による入力が終了して、OKボタン1002を押下すると、表示部1001で表示されている文字列が確定される。
同様にして、図11(b)の入力画面で原本の登録者、図11(c)の入力画面で原本の内容を登録することが可能となる。
尚、実施形態1では、原本の登録日時は、登録処理終了時の日時が自動的に付与される構成としているが、図11と同様の入力画面を用いて登録日時を入力する構成とすることも可能である。
以上、図11(a)〜図11(c)の入力画面で入力された各種設定項目は、ステップS20011で、RAM2002に一時的に保存される。
付与情報が確定すると、スキャナ2270は原稿をスキャンし、ステップS20003で、原稿画像の画像特徴量を抽出する。
ここで、原稿画像の画像特徴量の抽出方法について説明する。
図12は本発明の実施形態1の原稿画像の画像特徴量を抽出する抽出部の機能構成を示す図である。
尚、この抽出部は、スキャナ画像処理部2080で実現される。
抽出部では、スキャナ2270で読み込まれた原稿画像を、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色のディジタル信号に分解し、その特徴量を算出する。
R、G、B信号は、続く、モノクロ信号生成部1101にて、次式にてモノクロ信号Kdに変換される。
Kd = (R+2×G+B)/4
上記式では、G信号にR信号、B信号の2倍のゲインを掛けて平均化することにより輝度信号Kdを得ている。尚、輝度信号の生成方法は上記式に限定されるものではなく、例えば、NTSC規格で規定されている係数をもとに算出しても構わない。
輝度信号Kdは、続く、下地検出部1102にて、原本画像中の下地レベルを検出する。この下地検出部1102は、原稿画像の輝度信号の頻度分布に基づいて、原稿画像中の下地レベルを検出する。
ここで、原稿画像から算出された輝度信号の頻度分布の一例を図13に示す。
図13は本発明の実施形態1の原稿画像の輝度分布の一例を示す図である。
図13は、横軸に輝度信号レベル(0〜255)、縦軸は頻度を示している。
図13中のL−maxは、測定可能な最大輝度レベル(実施形態1の場合は:255):L−maxを示し、U−peakは最大頻度を示している。
実施形態1で想定する原本としては、テキスト中心の原稿画像を想定しているため、下地部分の多くは明るい色に集中することが多く、図13に示すような輝度レベルの高い領域にU−peakが存在する。
U−peakが検出されると、図13に示すDfレベルだけ、U−peakから減算された輝度値を下地レベル:Thとして検出する。実施形態1では、Dfは固定値とするが、ヒストグラムの形状の応じて変更しても構わない。
下地検出部1102より検出された下地レベルThは、続く、二値画像生成部1103へ出力され、輝度信号Kdから、閾値(下地レベル)Thと以下の比較演算を行うことにより、「1」あるいは「0」の二値画像信号Biへと変換される。
Kd ≦ Thの場合、Kd=1
Kd > Thの場合、Kd=0
つまり、閾値Th以下の輝度レベルの輝度信号Kdは「1」の二値画像信号Biへ、閾値Thより大きい輝度レベルの輝度信号Kdは「0」の二値画像信号Biへと変換される。
二値画像生成部1103で生成された二値画像信号Biは、続くヒストグラム形状生成部1104へと出力される。ヒストグラム形状生成部1104では、「1」の値を有する二値画像信号Bi(画素)をその位置毎にカウントする。
図14は二値画像信号Biに基づいて、ヒストグラム形状生成部1104で、主・副走査毎にヒストグラムを作成するときの位置関係を示す図である。
図中の左下:OM、OSはそれぞれ、主走査方向、副走査方向の基準位置であり、この基準位置をもとに、各方向にヒストグラムを生成する。図15(a)は、主走査方向のヒストグラムを、図15(b)は、副走査方向のヒストグラムをそれぞれ示している。
以上のようにして得られた主・副走査方向のヒストグラム値は、一次元のLUTとして原稿画像の特徴量として、RAM2002に一時保存される。
以上が、スキャナ画像処理部2080で実現される、原稿画像の画像特徴量の抽出アルゴリズムである。
図8の説明に戻る。
次に、ステップS20004で、MFP220は、保証付与/鑑定サーバ2370にMFP220の機体を識別できる機体識別番号を通知して、保証付与/鑑定サーバ2370に登録する原稿画像を識別するIDの発行を依頼する。
保証付与/鑑定サーバ2370は、ステップS20009で、ID発行部2380にて、過去に登録された登録済IDをデータベース2340から検索する。そして、その検索結果に基づいて、ステップS20005aで、登録済IDと重複しない新規IDを発行して、MFP220に通知する。
続いて、ステップS20005bで、MFP220は、保証付与/鑑定サーバ2370より通知されたIDを受信する。ステップS20006で、受信したIDと、RAM2002に一時記憶された付与情報(日付、作成者、登録者、内容)と特徴量と共に、自身の機体識別番号を、保証付与/鑑定サーバ2370に送信する。更に、実際の原稿画像も保証付与/鑑定サーバ2370に送信する。
ステップS20010で、保証付与/鑑定サーバ2370は、MFP220から受信したID及び機体識別番号と、ステップS20005aで発行したIDとの整合性をID検証部2390で検証する。検証がNGである場合、原稿画像の登録は無効となり、処理を終了する。
一方、検証がOKである場合、保証付与/鑑定サーバ2370内のデータベース2340に、そのIDと付与情報と特徴量を原稿画像とともに登録し、ステップS20008で、原稿画像の登録の手続が完了したことを示す登録通知画面(図16)をMFP220に送信して、処理を終了する。このとき、同時にMFP220がIDの発行依頼を行った日時と、登録処理が完了した日時を上記IDと関連づけて、保証付与/鑑定サーバ2370のデータベース2340に記憶する。
ここで、登録通知画面の一例について、図16を用いて説明する。
図16は本発明の実施形態1の登録通知画面の一例を示す図である。
図16において、登録通知画面1501では、登録完了の通知と共に、原稿画像のID、かつ鑑定時に必要なID(登録ID)を表示している。また、その内容に問題がない場合は、OKボタン1502を押下することで、登録通知画面1501の表示を終了することができる。
図8の説明に戻る。
保証付与/鑑定サーバ2370での原稿画像の登録が正常に終了すると、MFP220は、ステップS20007で、登録通知画面によって登録完了を受信する。
ステップS20012で、課金処理として、RAM2002に一時保存していた付与情報に基づいて、ROM2003に格納された課金テーブルを参照して、保証付与/鑑定サーバ2370で原本保証を行う原稿画像の登録に係る費用を算出して、課金カウンタ2297に登録する。
ここで、課金テーブルの一例について、図17を用いて説明する。
図17は本発明の実施形態1の課金テーブルの一例を示す図である。
図17(a)で示す課金テーブルは、付与情報の各設定項目(3001〜300)と、各設定項目に対応した課金料金(3007〜3012)(単位:円)とからで構成される。
実施形態1の場合は、「0」(3001)は「日時」、「1」(3002)は「作成者」、「2」(3003)は「登録者」、「3」(3004)は「内容」にそれぞれ対応しており、「4」(3005)及び「5」(3006)は予備の項目となっている。
実施形態1では、「日時」、「作成者」、「登録者」、「内容」の設定項目を設定したと想定する。この場合、その課金料金は、50(日時)+100(作成者)+50(登録者)+50(内容)=250円となる。
また、図17(b)は、図17(a)に示す課金テーブルを異なる形式で示したものであり、各設定項目(3013〜3018)については、図17(a)と同様であるが、各設定項目に対する課金料金(3019〜3024)は料金そのものではなく、各料金に対応した数値が管理されている構成になっている。
従って、保証付与/鑑定サーバ2370が、課金テーブルとして、図17(b)を使用する場合は、1(日時)+2(作成者)+1(登録者)+1(内容)=5(使用数値の総計)、5(使用数値の総計)×50円(1あたり50円)=250円となるように、単位数値あたりの単価をMFP220が想定して料金を計算する仕組みをとる。
以上のように、課金計算の仕組みとしては、図17(a)もしくは図17(b)のどちらの課金テーブルを採用しても構わない。
続いて、原本を鑑定する鑑定処理の動作とその処理フローについて、図18及び図19を用いて説明する。
図18は本発明の実施形態1の鑑定処理の動作を説明するための図であり、図19は本発明の実施形態1の鑑定処理を示すフローチャートである。
尚、実施形態1では、鑑定処理を行うMFPとして、登録処理を行ったMFP220とは異なるMFP200で行うものとする。但し、登録・鑑定の作業は、異なるMFPでなく、同一のMFPで行っても構わない。
図18において、スキャナ2070にセットされた原本601は、ステップS21001で、登録処理時と同様に、操作部2012上で表示される操作画面(図9)から、「鑑定」メニューを選択する。
「鑑定」メニューを選択すると、続いて、保証付与/鑑定サーバ2370に登録された原稿画像及びそれに関する情報を照合するIDを入力するための入力画面(図20)が表示される。この入力画面を介して、ステップS21002で、照合対象(鑑定対象)のIDを入力する。
尚、図20の入力画面は、図11(a)の入力画面と同様の構成であり、1703は文字を入力する入力部である。また、1701は、入力部1703で入力した文字列を表示する表示部である。入力部1703による入力が終了して、OKボタン1702を押下すると、表示部1001で表示されている文字列が確定される。
IDの入力が完了すると、MFP200は、上述の登録処理と同様の処理手順で、ステップS21003で、原稿画像の特徴量を抽出する。
抽出された特徴量は、先に入力されたIDと共に、ステップS21004で、保証付与/鑑定サーバ2370へ送信する。
保証付与/鑑定サーバ2370は、ステップS21005で、IDと特徴量をMFP200より受信する。そして、ID検証部2390により、受信したIDに対応する登録処理時の特徴量をデータベース2340より検索し、その検索された特徴量と、受信した特徴量との比較処理を実行する。尚、受信したIDに対応する特徴量が検索されない場合、以下の比較処理で用いる登録処理時の特徴量となるベクトルデータは、オール0、即ち、白画像として適用される。
尚、保証付与/鑑定サーバ2370が、ID並びに特徴量の比較処理を実施している間、MFP200の操作部2012には、例えば、図21に示すようなステータス画面が表示される。
ここで、図21のステータス画面において、1801は鑑定処理のステータスを表示する表示フィールドである。また、OKボタン1802を押下することで、ステータス画面の表示を終了することができる。
実施形態1の保証付与/鑑定サーバ2370による比較処理は、2つの処理(内積処理、閾値処理)を実行する。
内積処理は、保証付与/鑑定サーバ2370に、IDで関連付けられて格納されている特徴量としての主走査・副走査の各一次元のベクトルデータ(LUTで管理されている)と、鑑定時にMFP200より受信した特徴量(ベクトルデータ)とを用いて、以下の式が実行する。
A=Σ(TMi×KMi)/(ΣTMi2
B=Σ(TSi×KSi)/(ΣTSi2
上記式において、A、Bはそれぞれ、主走査、副走査方向の規格化された相関値を示している。また、TM、TSはそれぞれ、登録された特徴量としての主走査、副走査方向のベクトル形状を示している。KM、KSはそれぞれ、鑑定時にMFP200より受信した主走査、副走査方向のベクトル形状を示している。また、添え字「i」は位置情報を表す。
そして、この計算結果は、登録処理時のデータで規格化されているため、A、Bの値域は、0〜1となる。
上記の内積処理によって得られた相関値A及びBは続く、閾値処理にて比較され、最終的に鑑定対象の原稿画像と登録原稿画像が同一であるか否かが判定される。
実施形態1では、以下の比較処理にて、鑑定対象の原稿画像と登録原稿画像が同一であるか否かを判定する。
(A≧valA) & (B≧valB)の場合、「登録画像と同一」
それ以外の場合、「登録画像と異なる」
上記式において、閾値:valA及びvalBは、スキャナ2070や2270の読取精度に依存するパラメータであるが、実施形態1では、例えば、
valA=0.97
valB=0.96
としている。
以上の処理の結果に基づて、ステップS21006aで、鑑定結果情報をMFP200に送信する。特に、鑑定対象の原稿画像と登録原稿画像が同一であると判定された場合は、図22(a)に示す鑑定結果画面を鑑定結果情報としてMFP200に送信する。一方、鑑定対象の原稿画像と登録原稿画像が異なると判定された場合は、その内容に応じて図22(b)あるいは図22(c)に示す鑑定結果画面を鑑定結果情報として、MFP200に送信する。
尚、図22(a)の鑑定結果画面は、鑑定対象の原稿のIDとその付与情報で構成される。一方、図22(b)の鑑定結果画面は、鑑定対象の原稿のIDは登録済であるが、そのIDとともに保証付与/鑑定サーバ2370に送信した特徴量が、保証付与/鑑定サーバ2370の登録済IDと関連付けられた特徴量と異なった場合の表示画面例を示している。また、図22(c)の鑑定結果画面は、鑑定対象のIDが、保証付与/鑑定サーバ2370で未登録である場合、つまり、鑑定対象のIDによる鑑定が不能であることを示す表示画面例を示している。
また、各鑑定結果画面において、1901は鑑定結果の内容を表示する表示フィールドである。また、OKボタン1902を押下することで、鑑定結果画面の表示を終了することができる。
図18の説明に戻る。
MFP200は、ステップS21006bで、保証付与/鑑定サーバ2370より、鑑定結果情報を受信することで、操作部2012に、その鑑定結果情報に基づく鑑定結果画面(図22(a)〜図22(c)のいずれか)を表示する。
以上の処理が完了すると、MFP200は、ステップS21007で、課金カウンタ2097に、鑑定処理に応じた課金カウントを行い、処理を終了する。
尚、課金カウンタ2097は、登録処理時の課金処理と同様に、利用料金をそのままカウント、もしくは、単位あたりの料金をあらかじめMFP200が想定して計算する仕組みをとることもできる。
以上説明したように、実施形態1によれば、原本保証対象の原本(原稿画像)とその保証項目を登録する場合には、その保証項目毎に適切な課金制御を実現することができるとともに、原稿の鑑定を行う場合にもその鑑定処理に係る適切な課金制御を実現することができる。これにより、ユーザが要求する処理内容(登録処理や鑑定処理)に応じて、きめの細かい課金システムを実現することができる。
<実施形態2>
実施形態1では、登録処理時の課金処理をMFP側で行う構成としているが、保証付与/鑑定サーバ2370で実行する構成としても良い。
以下、実施形態2では、保証付与/鑑定サーバ2370で課金処理を実行する場合について説明する。
図23は本発明の実施形態2の登録処理を示すフローチャートである。
尚、図23のステップS22001〜ステップS22011は、実施形態1の図8のステップS20001〜ステップS20011に対応するので、その詳細は省略する。
保証付与/鑑定サーバ2370は、ステップS22008の処理後、あるいはステップS22010の処理でNGと判定されると、ステップS22012で、課金処理として、MFP220から送信された付与情報に基づいて、予め記憶部(不図示)に格納されている課金テーブルを参照して、保証付与/鑑定サーバ2370で原本保証を行う原稿画像の登録に係る費用を算出する。そして、その算出結果を、MFP220に送信する。
これに対し、ステップS22013で、MFP220は、保証付与/鑑定サーバ2370で実行された課金処理による算出結果を受信して、それを課金カウンタ2297に登録する。
以上説明したように、実施形態2によれば、実施形態1で説明した効果に加えて、課金処理を保証付与/鑑定サーバ2370で実行することで、MFPに係る処理の負荷を軽減することができる。
また、鑑定処理時の課金処理についても、保証付与/鑑定サーバで実行することも可能である。
<実施形態3>
実施形態1や実施形態2では、保証付与/鑑定サーバ2370にて、原本保証を行う原稿画像及びそれに関する情報(付与情報、特徴量等)を登録、管理する構成としているが、その管理する原稿画像の量によっては、保証付与/鑑定サーバ2370に大規模な外部記憶装置が必要になり、その維持管理が容易ではない。また、原稿画像やそれに関する情報を長期に渡り外部記憶装置で管理することは、機密保全上のリスクが生じる可能性がある。
そこで、実施形態3では、システム全体のセキュリティ性をより向上するために、原本保証を行う原稿画像を保証付与/鑑定サーバに保存することは避け、その原稿画像に関する情報のみを保証付与/鑑定サーバに保存して、原稿画像の原本保証を行う構成について説明する。
また、原本保証を行う原本画像に係る登録処理・鑑定処理を行う機器に制限を設けることにより、登録処理・鑑定処理を行うことができる機器自体を限定する。これにより、第三者が指定されていない機器を用いて、登録処理処理・鑑定処理を行うことを禁止し、システム全体のセキュリティ性を向上する構成について説明する。
尚、実施形態3では、その説明を簡単にするために、実施形態1や2における課金処理については、省略する。そのため、MFP内に構成されている課金カウンタも省略している。但し、実施形態3においても、実施形態1や2を適用して、適宜課金処理を行うようにしても良いことは言うまでもない。
まず、実施形態3の画像処理システムの構成について、図24を用いて説明する。
図24は本発明の実施形態3の画像処理システムの構成を示すブロック図である。
尚、図24において、実施形態1の画像処理システムと同一の構成要素については、同一の参照番号を付加して、その説明は省略する。
特に、実施形態3では、複数の保証付与/鑑定サーバ2370(図24では、3台の保証付与/鑑定サーバ2370(機器A〜機器C))が存在する。保証付与/鑑定サーバ2370において、サービス登録辞書2400は、保証付与/鑑定サーバ2370が提供するサービス(登録処理及び鑑定処理の少なくとも一方)と、そのサービスを利用可能な機器とを、機器毎に対応づけて管理しているテーブルである。
また、データベース2340は、実施形態1や実施形態2と同様の機能を果たすものであるが、特に、実施形態3では、原本保証を行う原稿画像そのものは管理せず、その原稿画像のIDやその原稿画像に関する情報(付与情報、特徴量等)のみを記憶管理している。
次に、実施形態3において、原稿601を原本として登録する登録処理の動作とその処理フローについて、図25及び図26を用いて説明する。
図25は本発明の実施形態3の登録処理の動作を説明するための図であり、図26は本発明の実施形態3の登録処理を示すフローチャートである。
図25において、スキャナ2270にセットされた原本601は、ステップS30001で、操作部2012上で表示される操作画面(図9)から、「登録」メニューを選択する。
「登録」メニューを選択すると、原稿画像の登録処理を利用可能なサーバ一覧からなる表示画面(図27)が表示される。この表示画面を介して、ステップS30011で、ユーザは登録処理を実行する保証付与/鑑定サーバ2370(機器A〜機器C)を選択する。
尚、MFP220には、制御ユニット220内のHDD2004に、予め、登録処理・鑑定処理用として利用可能な保証付与/鑑定サーバ2370が登録されており、これを参照することで、表示画面(図27)を生成する。
実施形態3では、登録処理を行う保証付与/鑑定サーバ2370として、機器Aを選択したとする。機器A(以後、保証付与/鑑定サーバ2370)が選択されると、MFP220は、ステップS30012で、機体識別番号を保証付与/鑑定サーバ2370に通知し、保証付与/鑑定サーバ2370に要求しているサービス(この場合は、登録処理)が実現できるか否かの問い合わせを行う。
ステップS30013で、MFP220からの問い合わせに対して、保証付与/鑑定サーバ2370は、送信されてきた機体識別番号に基づいて、サービス登録辞書2400を参照して、サービス依頼元となるMFP(この場合、MFP220)に実行可能なサービスを検索する。
ここで、サービス登録辞書2400の一例について、図28を用いて説明する。
図28は本発明の実施形態3のサービス登録辞書の一例を示す図である。
図28では、機体識別番号(例えば、MFP220等)に対して実行可能なサービスのサービス内容が対応づけて管理されている。例えば、機体識別番号「MFP220」で実行可能なサービスは、登録及び鑑定であるが、機体識別番号「MFP10」で実行可能なサービスはない。
このように、保証付与/鑑定サーバ2370で管理するサービス登録辞書2400によって、各MFPで実行可能なサービスを制限することで、特定の利用者、あるいは特定の機器に対するセキュリティ、その後の原本保証の精度向上を実現することができる。
尚、サービス登録辞書2400は、第三者により改竄されないように、サーバ管理者(不図示)により、例えば、パスワード、生態情報を用いたセキュリティ措置により、各保証付与/鑑定サーバ2370内で管理されている。
図26の説明に戻る。
保証付与/鑑定サーバ2370は、ステップS30014aで、検索結果として、実行可能なサービスに関するサービス情報をMFP220に通知する。
このサービス情報をMFP220が受信することによって、MFP220では、例えば、サービスの問い合わせ結果画面として、例えば、図29や図30の表示画面が操作部2212に表示される。
尚、図29の問い合わせ結果画面は、登録サービスが利用可能である場合の表示画面例を示している。また、図30の問い合わせ結果画面は、問い合わせ先の保証付与/鑑定サーバ2370では登録サービスが利用可能でない場合の表示画面例を示している。
次に、ステップS30014bで、問い合わせたサービスが利用可能であるか否かを判定する。利用可能でない場合、処理を終了する。一方、利用可能である場合、ステップS30002に進む。
ステップS30002で、登録画面(図10)を介して、付与情報を登録する。付与情報が確定すると、スキャナ2270は原稿をスキャンし、ステップS30003で、原稿画像の画像特徴量を抽出する。
次に、ステップS30004で、MFP220は、ステップS30011で選択した保証付与/鑑定サーバ(機器A)2370に、機体識別番号を通知して、保証付与/鑑定サーバ2370に登録する原稿画像に関する情報を識別するIDの発行を依頼する。
保証付与/鑑定サーバ2370は、ステップS30009で、ID発行部2380にて過去に登録された登録済IDをデータベース2340から検索する。そして、その検索結果に基づいて、ステップS30005aで、登録済IDと重複しないIDを発行して、MFP220に通知する。
続いて、ステップS30005bで、MFP220は、保証付与/鑑定サーバ2370より通知されたIDを受信する。ステップS30006で、受信したIDと、RAM2002に一時記憶された付与情報(日付、作成者、登録者、内容)と特徴量と共に、自身の機体識別番号を、保証付与/鑑定サーバ2370に送信する。一方、原稿画像は、MFP220内のHDD204に記憶される。
ステップS30010で、保証付与/鑑定サーバ2370は、MFP220から受信したID及び機体識別番号と、ステップS30005aで発行したIDとの整合性をID検証部2390で検証する。検証がNGである場合、原稿画像に関する情報の登録は無効となり、処理を終了する。
一方、検証がOKである場合、保証付与/鑑定サーバ2370内のデータベース2340に、そのIDと付与情報と特徴量を対応づけて登録し、ステップS30007aで、登録の手続が完了したことを示す登録通知画面(図16)をMFP220に送信して、処理を終了する。このとき、同時にMFP220がIDの発行依頼を行った日時と、登録処理が完了した日時を上記IDと関連づけて、保証付与/鑑定サーバ2370のデータベース2340に記憶する。
そして、保証付与/鑑定サーバ2370での登録が正常に終了すると、MFP220は、ステップS30007bで、登録通知画面によって登録完了を受信する。
続いて、実施形態3において、原本を鑑定する鑑定処理の動作とその処理フローについて、図31及び図32を用いて説明する。
図31は本発明の実施形態3の鑑定処理の動作を説明するための図であり、図32は本発明の実施形態3の鑑定処理を示すフローチャートである。
尚、実施形態3では、鑑定を行うMFPとして、原本の登録を行ったMFP220とは異なるMFP200で行うものとする。但し、登録・鑑定の作業は、異なるMFPでなく、同一のMFPで行っても構わない。
図31において、スキャナ2070にセットされた原本601は、ステップS31001で、登録処理時と同様に、操作部2012上で表示される操作画面(図9)から、「鑑定」メニューを選択する。
「鑑定」メニューを選択すると、原稿画像の鑑定処理を利用可能なサーバ一覧からなる表示画面(図23)が表示される。この表示画面を介して、ステップS31007で、ユーザは鑑定処理を実行する保証付与/鑑定サーバ2370(機器A〜機器C)を選択する。
実施形態3では、鑑定処理を行う保証付与/鑑定サーバ2370として、機器Aを選択したとする。機器A(以後、保証付与/鑑定サーバ2370)が選択されると、MFP200は、ステップS31008で、機体識別番号を保証付与/鑑定サーバ2370に通知し、保証付与/鑑定サーバ2370に要求しているサービス(この場合は、鑑定処理)が実現できるか否かの問い合わせを行う。
ステップS31009で、MFP200からの問い合わせに対して、保証付与/鑑定サーバ2370は、送信されてきた機体識別番号に基づいて、サービス登録辞書2400を参照して、サービス依頼元となるMFP(この場合、MFP200)に実行可能なサービスを検索する。
保証付与/鑑定サーバ2370は、ステップS31010aで、検索結果として、実行可能なサービスに関するサービス情報をMFP200に通知する。
このサービス情報をMFP200が受信することによって、MFP200では、例えば、サービスの問い合わせ結果画面として、例えば、図33や図34の表示画面が操作部2012に表示される。
尚、図33の問い合わせ結果画面は、鑑定サービスが利用可能である場合の表示画面例を示している。また、図34の問い合わせ結果画面は、問い合わせ先の保証付与/鑑定サーバ2370では鑑定サービスが利用可能でない場合の表示画面例を示している。
次に、ステップS31010bで、問い合わせたサービスが利用可能であるか否かを判定する。利用可能でない場合、処理を終了する。一方、利用可能である場合、ステップS31002に進む。
ステップS3102で、入力画面(図20)を介して、ステップS31002で、照合対象(鑑定対象)のIDを入力する。
IDの入力が完了すると、MFP200は、上述の登録処理と同様の処理手順で、ステップS31003で、原稿画像の特徴量を抽出する。
抽出された特徴量は、先に入力されたIDと共に、ステップS31004で、保証付与/鑑定サーバ2370へ送信する。
保証付与/鑑定サーバ2370は、ステップS31005で、IDと特徴量をMFP200より受信する。そして、ID検証部2390により、受信したIDに対応する登録処理時の特徴量をデータベース2340より検索し、その検索された特徴量と、受信した特徴量との比較処理を実行する。尚、受信したIDに対応する特徴量が検索されない場合、以下の比較処理で用いる登録処理時の特徴量となるベクトルデータは、オール0、即ち、白画像として適用される。
ステップS31006aで、鑑定結果情報をMFP200に送信する。
これに対し、MFP200は、ステップS31006bで、保証付与/鑑定サーバ2370より、鑑定結果情報を受信することで、操作部2012に、その鑑定結果情報に基づく鑑定結果画面(図22(a)〜(c)のいずれか)を表示する。
以上説明したように、実施形態3によれば、原本保証を行う原稿画像を保証付与/鑑定サーバ登録する場合には、その原稿画像は保証付与/鑑定サーバに登録せずに、その原稿画像を特定可能な原稿画像に関する情報のみを保証付与/鑑定サーバに登録する。そのため、原稿画像そのものがネットワーク上に流れず、セキュリティ面において強固なシステムを構築できるとともに、保証付与/鑑定サーバの記憶資源が逼迫することを防止することができる。
また、登録処理・鑑定処理に必要な機器と、保証付与/鑑定サーバとの関係を保証付与/鑑定サーバ内のサービス登録辞書で管理しているため、例えば、特定の部門で管理・使用されているMFPでのみ原本保証に係る処理を許可する構成となっている。これにより、特定の部門以外からの原本保証に係る処理を禁止することを、保証付与/鑑定サーバ側で制御することができる。
<実施形態4>
実施形態3では、原本の登録・鑑定を行う保証付与/鑑定サーバと、それを利用できる機器(MFP)を対応づけて管理したサービス登録辞書を、保証付与/鑑定サーバ側で管理することにより、特定の機器群(MFP)もしくは特定のサーバ群でのみ原本保証に係る処理を実現する構成としていた。
これに対し、実施形態4では、よりセキュリティ性を向上するために、また、利用する機器の性能(例えば、原稿画像の特徴量の抽出性能)の違いによる鑑定処理の鑑定精度を向上させるために、原本の鑑定処理を行う場合は、原本の登録処理に利用した機器(MFP)を使用しないと実現できない構成としている。
そこで、実施形態4の登録処理では、鑑定処理で登録処理を行った機器を特定できるようにするために、図26のステップS30007においては、保証付与/鑑定サーバ2370内のデータベース2340に、原稿画像のIDと付与情報と特徴量に加えて、機体識別番号を対応づけて記憶管理する。
続いて、実施形態4において、原本を鑑定する鑑定処理の処理フローについて、図35を用いて説明する。
図35は本発明の実施形態4の鑑定処理を示すフローチャートである。
尚、図35のステップS32001〜ステップS32010bは、実施形態3の図32のステップS22001〜ステップS22010bに対応するので、その詳細は省略する。
MFP200は、ステップS32002の処理後、ステップS32012で、入力したIDと機体識別番号を保証付与/鑑定サーバ2370に送信する。
保証付与/鑑定サーバ2370は、ステップS32011で、IDと機体識別番号をMFP200より受信する。そして、ID検証部2390により、受信したIDに対応する登録処理時の機体識別番号をデータベース2340より検索し、その検索された機体識別番号と、受信した機体識別番号との比較処理を実行する。
登録処理時の機体識別番号と受信した機体識別番号が一致している場合、その旨をMFP200に通知するとともに、MFP200でのステップS32003以降の処理の続行を促す。
一方、登録処理時の機体識別番号と受信した機体識別番号が一致していない場合、その旨を示す表示画面情報を生成して、MFP200に送信する。この表示画面情報によって、MFP200の操作部2212上には、例えば、図36に示すような表示画面が表示される。
このように、例えば、登録処理をMFP220で実行している場合、MFP200で鑑定処理を実行しようとすると、登録処理時の原本(原稿画像)のIDに関連付けられている機体識別番号(つまり、MFP220)と、鑑定処理時の原本(原稿画像)のIDに関連付けられている機体識別番号(MFP200)が異なるので、MFP200による鑑定処理を禁止することができる。
以上説明したように、実施形態4によれば、実施形態3で説明した効果に加えて、利用する機器の性能の影響を受けないように、登録処理と鑑定処理に使用する機器を同一の機器でのみ実現できる構成としてるため、鑑定処理時の鑑定精度を向上させることができる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態1の画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1のMFPの制御ユニットの詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1のMFPの外観を示す図である。 本発明の実施形態1の操作部の外観を示す図である。 本発明の実施形態1の操作部の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1の原本の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の登録処理の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態1の登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の登録画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の入力画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の原稿画像の画像特徴量を抽出する抽出部の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態1の原稿画像の輝度分布の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のヒストグラム形状生成部で主・副走査毎にヒストグラムを作成するときの位置関係を示す図である。 本発明の実施形態1の主走査方向及び副走査方向のヒストグラムを示す図である。 本発明の実施形態1の登録通知画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の課金テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態1の鑑定処理の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態1の鑑定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の入力画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のステータス画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の鑑定結果画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態2の登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3の画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3の登録処理の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態3の登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態3のサービス登録辞書の一例を示す図である。 本発明の実施形態3の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態3の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態3の鑑定処理の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態3の鑑定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態3の表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態4の鑑定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4の表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
200、220 MFP
2000、2200 制御ユニット
2011 ネットワーク
2012、2212 操作部
2095、2295 プリンタ
2070、2270 スキャナ
2295、2297 課金カウンタ
2370 保証付与/鑑定サーバ
2380 ID発行部
2390 ID検証部
2340 データベース

Claims (32)

  1. 原本保証に係るサービスを提供する複数の原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記複数の原本保証サーバのいずれかを用いて原本保証に係る処理を実行する画像処理装置であって、
    原本保証を行う画像を入力する画像入力手段と、
    前記複数の原本保証サーバが前記画像処理装置に前記原本保証に係るサービスを提供できるか否かを問い合わせる問い合わせ手段と、
    前記画像入力手段で入力した画像の特徴量を抽出する抽出手段と、
    前記問い合わせ手段による問い合わせの結果に基づき、前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出手段で抽出した特徴量を、前記画像処理装置が当該サービスを利用可能な原本保証サーバに対して、送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記問い合わせ手段は、前記複数の原本保証サーバのいずれか一つに対して、前記問い合わせを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の原本保証サーバのいずれか一つを選択する選択手段を更に備え、
    前記問い合わせ手段は、前記選択手段で選択した原本保証サーバに対して、前記問い合わせを行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記原本保証に係るサービスは、少なくとも前記抽出手段で抽出した特徴量を前記原本保証サーバに登録する登録処理、または前記原本保証を行う画像に対応する特徴量を用いて該画像を鑑定する鑑定処理のいずれか一方または両方を含む
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 原本保証を行う画像を読み取る読取手段を更に備え、
    前記画像入力手段は、前記読取手段で読み取った画像を原本保証を行う画像として入力する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像入力手段で入力した画像の原本保証を行う際の保証項目を、該画像の付与情報として入力する入力手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記付与情報を前記特徴量とともに原本保証サーバに送信する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記原本保証を行う画像を識別する画像IDを、前記複数の原本保証サーバのいずれか一つから受信する画像ID受信手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 原本性の鑑定対象の画像を識別する画像IDを入力する画像ID入力手段と、
    前記送信手段により、前記画像ID入力手段で入力した画像IDと前記鑑定対象の画像の特徴量とを、前記複数の原本保証サーバのいずれか一つに送信することにより、該鑑定対象の画像の鑑定結果を該原本保証サーバから受信する鑑定結果受信手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記送信手段は、前記抽出手段で抽出した特徴量に加えて、前記画像処理装置を識別する機体IDを送信する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記送信手段により、前記鑑定対象の画像を識別する画像IDと前記画像処理装置を識別する機体IDとを、前記複数の原本保証サーバのいずれか一つに送信することにより、前記鑑定対象の画像の鑑定の可否を示す判定情報を該原本保証サーバから受信する判定情報受信手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバであって、
    ネットワーク上に接続される複数の画像処理装置毎に、当該原本保証サーバが提供する原本保証に係る各種サービスの利用の可否を示す情報を管理する管理手段と、
    前記複数の画像処理装置のいずれかから、前記原本保証に係るサービスが利用可能であるか否かの問い合わせがあった場合に、該画像処理装置に該サービスの利用可否を通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする原本保証サーバ。
  12. 前記原本保証に係るサービスは、少なくとも前記抽出手段で抽出した特徴量を前記原本保証サーバに登録する登録処理、または前記原本保証を行う画像に対応する特徴量を用いて該画像を鑑定する鑑定処理のいずれか一方または両方を含み、
    前記通知手段は、夫々のサービスの利用可否を通知する
    ことを特徴とする請求項11に記載の原本保証サーバ。
  13. 前記画像処理装置から、原本保証を行う画像の特徴量を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した特徴量と前記原本保証を行う画像を識別する画像IDとを対応づけて記憶する記憶手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項11または12に記載の原本保証サーバ。
  14. 前記受信手段は、前記原本保証を行う画像の特徴量に加えて、前記画像処理装置を識別する機体IDを受信し、
    前記記憶手段は、前記受信手段で受信した特徴量と機体IDとを対応づけて記憶しておき、
    原本性の鑑定対象の画像を識別する画像IDと前記画像処理装置を識別する機体IDとを受信した際に、該鑑定対象の画像の鑑定の可否を示す判定情報を送信する判定情報送信手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項13に記載の原本保証サーバ。
  15. 原本保証に係るサービスを提供する原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記原本保証サーバを用いて原本保証に係るサービスを実行する画像処理装置であって、 原本保証を行う画像を入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段で入力した画像の特徴量を抽出する抽出手段と、
    前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出手段で抽出した特徴量及び前記画像処理装置を識別する機体IDを、前記複数の原本保証サーバのいずれかに送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  16. 原本保証を行う画像を読み取る読取手段を更に備え、
    前記画像入力手段は、前記読取手段で読み取った画像を原本保証を行う画像として入力する
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 前記画像入力手段で入力した画像の原本保証を行う際の保証項目を、該画像の付与情報として入力する入力手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記付与情報を前記特徴量及び前記機体IDとともに、前記原本保証サーバに送信する
    ことを特徴とする請求項15または16に記載の画像処理装置。
  18. 前記原本保証を行う画像を識別する画像IDを、前記原本保証サーバから受信する画像ID受信手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  19. 原本性の鑑定対象の画像を識別する画像IDを入力する画像ID入力手段と、
    前記送信手段により、前記画像ID入力手段で入力した画像IDと前記鑑定対象の画像の特徴量とを、前記原本保証サーバに送信することにより、該鑑定対象の画像の鑑定結果を該原本保証サーバから受信する鑑定結果受信手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項15から18のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  20. 前記送信手段により、前記鑑定対象の画像を識別する画像IDと前記画像処理装置を識別する機体IDとを、前記原本保証サーバに送信することにより、前記鑑定対象の画像の鑑定の可否を示す判定情報を該原本保証サーバから受信する判定情報受信手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理装置。
  21. 原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバであって、
    前記画像処理装置から該画像処理装置を識別する機体IDを受信する受信手段を備え、
    前記受信した機体IDに基づいて、前記画像処理装置が利用可能な原本保証に係るサービスを提供する提供手段と
    を備えることを特徴とする原本保証サーバ。
  22. 前記画像処理装置から、原本保証を行う画像の特徴量を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した特徴量と前記原本保証を行う画像を識別する画像IDとを対応付けて記憶する記憶手段と
    を備えることを特徴とする請求項21に記載の原本保証サーバ。
  23. 前記画像処理装置から、原本性の鑑定対象の画像を識別する画像IDと前記画像処理装置を識別する機体IDを受信した際に、前記受信した機体IDに応じて該鑑定対象の画像の鑑定の可否を判定する判定手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項21または22に記載の原本保証サーバ。
  24. 前記判定手段の判定結果を、前記画像処理装置に通知する判定結果通知手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項23に記載の原本保証サーバ。
  25. 原本保証に係るサービスを提供する複数の原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記複数の原本保証サーバのいずれかを用いて原本保証に係る処理を実行する画像処理装置の制御方法であって、
    原本保証を行う画像を入力する画像入力工程と、
    前記複数の原本保証サーバが前記画像処理装置に前記原本保証に係るサービスを提供できるか否かを問い合わせる問い合わせ工程と、
    前記画像入力工程で入力した画像の特徴量を抽出する抽出工程と、
    前記問い合わせ工程による問い合わせの結果に基づき、前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出工程で抽出した特徴量を、前記画像処理装置が当該サービスを利用可能な原本保証サーバに対して、送信する送信工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  26. 原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバの制御方法であって、
    ネットワーク上に接続される複数の画像処理装置毎に、当該原本保証サーバが提供する原本保証に係る各種サービスの利用の可否を示す情報を記憶媒体に管理する管理工程と、
    前記複数の画像処理装置のいずれかから、前記原本保証に係るサービスが利用可能であるか否かの問い合わせがあった場合に、該画像処理装置に該サービスの利用可否を通知する通知工程と、
    を備えることを特徴とする原本保証サーバの制御方法。
  27. 原本保証に係るサービスを提供する原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記原本保証サーバを用いて原本保証に係るサービスを実行する画像処理装置の制御方法であって、
    原本保証を行う画像を入力する画像入力工程と、
    前記画像入力手段で入力した画像の特徴量を抽出する抽出工程と、
    前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出手段で抽出した特徴量及び前記画像処理装置を識別する機体IDを、前記複数の原本保証サーバのいずれかに送信する送信工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  28. 原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバの制御方法であって、
    前記画像処理装置から該画像処理装置を識別する機体IDを受信する受信工程を備え、
    前記受信した機体IDに基づいて、前記画像処理装置が利用可能な原本保証に係るサービスを提供する提供工程と
    を備えることを特徴とする原本保証サーバの制御方法。
  29. 原本保証に係るサービスを提供する複数の原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記複数の原本保証サーバのいずれかを用いて原本保証に係る処理を実行する画像処理装置の制御を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    原本保証を行う画像を入力する画像入力工程と、
    前記複数の原本保証サーバが前記画像処理装置に前記原本保証に係るサービスを提供できるか否かを問い合わせる問い合わせ工程と、
    前記画像入力工程で入力した画像の特徴量を抽出する抽出工程と、
    前記問い合わせ工程による問い合わせの結果に基づき、前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出工程で抽出した特徴量を、前記画像処理装置が当該サービスを利用可能な原本保証サーバに対して、送信する送信工程と
    を備えることを特徴とするプログラム。
  30. 原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバの制御を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    ネットワーク上に接続される複数の画像処理装置毎に、当該原本保証サーバが提供する原本保証に係る各種サービスの利用の可否を示す情報を記憶媒体に管理する管理工程と、
    前記複数の画像処理装置のいずれかから、前記原本保証に係るサービスが利用可能であるか否かの問い合わせがあった場合に、該画像処理装置に該サービスの利用可否を通知する通知工程と、
    を備えることを特徴とするプログラム。
  31. 原本保証に係るサービスを提供する原本保証サーバとネットワークを介して接続され、前記原本保証サーバを用いて原本保証に係るサービスを実行する画像処理装置の制御を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    原本保証を行う画像を入力する画像入力工程と、
    前記画像入力手段で入力した画像の特徴量を抽出する抽出工程と、
    前記原本保証に係るサービスを実行するために、前記抽出手段で抽出した特徴量及び前記画像処理装置を識別する機体IDを、前記複数の原本保証サーバのいずれかに送信する送信工程と
    を備えることを特徴とするプログラム。
  32. 原本保証を行う画像を入力する画像処理装置とネットワークを介して接続された原本保証サーバの制御を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記画像処理装置から該画像処理装置を識別する機体IDを受信する受信工程と、
    前記受信した機体IDに基づいて、前記画像処理装置が利用可能な原本保証に係るサービスを提供する提供工程と
    を備えることを特徴とするプログラム。
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