JP2005277395A - パターン検査装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段11と、前記検査対象パターン画像を生成する生成手段7と、前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段12と、前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段12とを備え、同一の設計データに基づいて製造された複数の半導体デバイスに対して同じ検査領域から得られた欠陥情報を得て、前記得られた欠陥情報から繰り返し発生する欠陥を認識する。
【選択図】 図17
Description
(1)各半導体デバイスに繰り返し発生する欠陥を求めるために、膨大な欠陥情報を比べて同一箇所に欠陥があるか調べるのは実用上困難がある。
他の要求として、上記の検査の対象となる部位の近傍部分のみを走査するような方式を用いて画像取得時間を短縮することが必要とされる。
(12)少なく検出された同じ欠陥種を持つ欠陥は、多く検出された同じ欠陥種を持つ欠陥に比べ十分に再検査対象にすることができないという問題がある。
また、本発明の好ましい態様は、前記基準パターンを前記設計データから抽出する手段が、検査対象に関するレイアの前記設計データの多角形とこれに関連するレイアの前記設計データの多角形との論理演算の結果を使用することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様は、前記検査対象パターン画像を得る走査型顕微鏡を具備し、前記走査型顕微鏡は前記複数の前記エッジを用いる検査に適した前記基準パターンに対応する部分およびその近傍のみを走査することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記画像歪量として、非線形画像歪量または画像位置に依存する線幅の変動量であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記信号強度補正を必要とする前記線分として、対向する線分のうち最も近い線分間の距離が指定値よりも小さい線分もしくは指定値よりも大きい線分であることを特徴とする。
(1)複数の半導体デバイスから得られた欠陥情報を使って自動的に繰り返し発生する欠陥を認識することができる。この結果、オペレータの大量の単純労働を不要にし、オペレータのミスによる欠陥認識低下を防ぐことが可能になる。また、後述するカーボンコートなどにより試料が汚染された場合に、汚染物が異なるダイの同一箇所に存在することがほとんど無いので、汚染物を繰り返し発生する欠陥として認識することがない。
さらに、配線レイアの設計データの多角形とコンタクトホール/ビアホールの設計データの多角形との論理積演算の結果を使用してマージンを求め、得たマージンに適応してコンタクトホール/ビアホールとの接続に使用する終端の許容パターン変形量を設定することができる。また、これらの多角形の論理積演算を使って、評価値としての接触面積も求めることができる。
(5)分割された検査領域ごとに検査結果から統計量を求めて、この統計量を分布図として表示することにより半導体デバイス全体のパターン変形量が視覚的に把握できる。これによりステッパーの歪が認識できる。
(7)広い視野を持つ画像生成装置の画像歪補正が自動的に高精度に短時間で実施できる。また、画像位置に依存する線幅の変動を補正することができる。よって、この補正が可能な部分まで視野を拡張することが可能になる。
(10)基準パターンの幾何学情報、設計データの情報、もしくは設計データに関連するデータの情報を使った欠陥種を使って欠陥を区分することにより、欠陥が発生する傾向が容易になる。また、欠陥の発生原因の特定が容易に把握でできる。
(12)少なく検出された同じ欠陥種を持つ欠陥も、多く検出された同じ欠陥種を持つ欠陥も、十分に再検査対象にすることができる。
周期性のある基準パターンの境界に存在する基準パターンをユニークパターンとして認識して、前記ユニークパターンを一周期ずらし、前記一周期ずらしたユニークパターンの近傍に基準パターンが存在しない場合に前記一周期ずらしたユニークパターンをネガティブパターンとして認識する。
(19)評価値としてホールパターン、島パターンの内部と外部の差分ヒストグラムを使用することで、帯電現象などの影響で下地部分の画像の明るさの分布が場所によって変動しても影響を受けにくいマッチング方法が実現できる。
(26)走査可能なエリアを最大限に活用して広範囲のブロックをできるだけ小さい数のブロックで実現する。更に走査方向に依存するエッジの検出精度の低下を防ぐために基準パターンを使う最適な条件で画像を取得することができる。
(29)内挿による画質低下を伴わない回転画像を取得することができ、エッジの検出精度の低下を避けられる。
1.概要
2.ハードウェア構成
2.1 画像生成装置の基本構成
2.2 画像生成装置の走査方法
2.2.1 走査方法1
2.2.2 走査方法2
2.2.3 走査方法3
2.3 パターン検査装置の基本構成
2.4 機能ブロック図
3.用語の説明
3.1 エッジ
3.2 基準パターン
3.3 レシピデータ
3.4 検査単位領域
3.5 検査結果
4.基本検査処理
4.1 第1のエッジ検出
4.1.1 第1のエッジ検出方法1
4.1.2 第1のエッジ検出方法2
4.2 直線形状パターンのマッチング方法
4.2.1 ユニークパターンを使うマッチング方法
4.2.2 ネガティブパターンを使うマッチング方法
4.2.3 エッジの垂直軸水平軸への射影データを使ったマッチング方法
4.3 幾何学情報を使うホールパターン、島パターンのマッチング方法
4.4 統計量を使うホールパターン、島パターンのマッチング方法
4.5 マッチング後の処理
4.6 第1の検査
4.6.1 異常パターン変形量欠陥の認識方法
4.6.2 ピクセルの輝度分布を使う欠陥の認識方法
4.7 画像から得られる特徴量を使った欠陥種
4.8 検査単位領域全体から得られるパターン変形量
4.9 パターンの属性単位で検出される欠陥の認識方法
4.9.1 終端の位置ずれ欠陥
4.9.2 直線部分、コーナーの位置ずれ欠陥
4.9.3 孤立パターンの位置ずれ欠陥
4.9.4 他の孤立パターン欠陥
4.9.5 コーナーの曲率異常欠陥
4.10 パターンの属性の抽出ルール
4.11 第2のエッジ検出
4.12 第2の検査
5.応用検査処理
5.1 繰り返し発生する欠陥の認識方法
5.2 領域検査方法
5.2.1 直線形状パターンの線幅検査方法、平均線幅検査方法、スペース幅検査方法、および平均スペース幅検査方法
5.2.2 曲線形状パターンの線幅、平均線幅、スペース幅、および、平均スペース幅検査方法
5.2.3 切断もしくは短絡しやすい部分の検査方法
5.3 検査対象に関するレイアの設計データの多角形とこれに関連するレイアの設計データの多角形との論理演算を使用する検査方法
5.3.1 ゲート線幅検査方法
5.3.2 エンドキャップ検査方法
5.3.3 コンタクトホール/ビアホールに接する配線レイアの終端に対する許容パターン変形量の適応設定方法
5.3.4 接触面積の検査方法
5.4 ウェーハに形成されてはならない補正パターンの検査方法
5.5 信号強度補正を必要とするパターンの検査方法
5.6 パターン変形量の大域的パターン変形量と局所パターン変形量への分離方法
5.6.1 線幅測定値の時間的変動の補正方法
5.7 基準パターンの幾何学情報、設計データの情報、もしくは設計データに関連するデータの情報を使った欠陥種
5.8 欠陥の近傍の基準パターンを使ったグループ分け
5.9 画像登録対象とする欠陥の選択方法
5.10 再検査対象とする欠陥の選択方法
5.11 半導体デバイス全体のパターン変形量の分布図表示方法
6.画像生成装置の他の走査方法
6.1 電子線の18度方向の走査方法、六角形ブロックの走査方法走査、基準パターンに基づく走査条件の自動設定方法
6.2 画像生成装置における電子線の走査経路
6.3 エッジの近傍部分のみの走査方法
6.4 領域検査の対象になる領域の近傍部分のみの走査方法
7.検査対象パターン画像の補正方法
7.1 画像取得直後における検査対象パターン画像の歪量の検出による基準パターンおよび画像のうち少なくとも一つの補正方法
7.2 非線形画像歪補正方法
7.3 パターン画像の位置に依存する線幅変動の補正方法
8.その他の方法
8.1 画像調整に適した領域の抽出方法
8.2 最もマッチングに適した副検査単位領域の選択方法
8.3 高倍画像および低倍画像を用いた検査方法
8.4 前工程のパターンの影響がある検査対象パターンの検査方法
8.5 欠陥情報とその欠陥に対応する情報の上書き表示方法
9.帯電しやすい試料の検査方法
9.1 レジスト試料のカーボンコーティング方法
9.2 画像の中央部のみを検査する検査方法
10.本発明の変種
本実施形態に係るパターン検査装置は、図1に示す画像生成装置7により得られた検査対象パターン画像を、基準パターンと比較して検査する。
図1は、本発明のパターン検査装置における画像生成装置の基本構成を示す概略図である。図1に示すように本発明のパターン検査装置における画像生成装置7は、照射系装置310と試料室320と2次電子検出器330とから構成されている。
照射系装置310においては、電子銃311から放出された1次電子は集束レンズ312で集束された後に、X偏向器313およびY偏向器314で偏向されつつ対物レンズ315により集束されて試料であるウェーハWの表面に照射される。
図2は、図1で示す2次電子検出器330で検出した2次電子の強度をあらわす模式図である。図2は、1本の電子線をX方向に走査した場合の2次電子検出器330によって得られた2次電子の強度をあらわしており、パターンPのエッジ部がエッジ効果により強度が強く、パターンPの中心部の強度が弱くなっている。また、パターンPの左側と右側とでは対称ではなく、電子線の進入側のエッジ(図の左側のエッジ)が、反対側のエッジ(図の右側のエッジ)に比べて信号量が弱く観測される。
図6は、下から上方向に向かって縦方向(Y方向)の走査を行った場合の検査精度を説明するための図である。図6に示すように、縦方向の走査をした場合、横線についての検査精度は良好であるが、縦線については良好な検査精度が得られない。
2.2.1 走査方法1
0度、90度、45度あるいは−45度の1方向の走査
2.2.2 走査方法2
0度と180度の交互の走査
2.2.3 走査方法3
0度および90度の2方向の走査もしくは45度と−45度の2方向の走査
前記走査方法2である0度、180度交互の走査では右側のエッジ(180度から360度のエッジ)を得るプロファイルを0度の画像から、左側(0度から180度のエッジ)のエッジを検出するプロファイルを180度の画像から求める。
本実施例を使用すれば、検査対象パターンの画像を得るために、最小限度の電子線(荷電粒子線)を走査すればよく、したがって最小の時間で検査対象パターンの画像を得ることができる。また、ラスタースキャンが持っているデータの欠落部分を2回走査する方法で、X方向とY方向の画質の僅差を極力低減することができる。更に、内挿による画質低下を伴わない回転画像を取得することができ、エッジの検出精度の低下を避けられる。
図15は、本実施形態におけるパターン検査装置の基本構成を示す図である。本実施形態に係るパターン検査装置は、主制御部1、記憶装置2、入出力制御部3、入力装置4、表示装置5、印刷装置6および、図1に示す画像生成装置7を備える。
図16は、本実施形態におけるパターン検査装置の機能ブロック図を示す図である。基準パターン生成部11、検査部12、出力部13および欠陥種認識部14はプログラムにより実現されている。基幹データベース21、レシピデータベース22および欠陥種参照データベース23は記憶装置2内に設けられている。
基幹データベース21を外部に設け、パターン検査装置がLAN(Local Area Network)を経由して基幹データベース21にアクセスするようにしてもよい。
3.1 エッジ
エッジは、検査対象パターンの内部と下地の境を意味する。エッジとして、図60に示すように、検査対象画像のエッジと基準パターンのエッジが使用される。検査対象画像のエッジは、エッジ検出方法で検出され、基準パターンのエッジは直線もしくは曲線をピクセル単位で分割して得られる。
基準パターンとは線分もしくは曲線で表現されたもので、検査対象画像と比較されるものである。基準パターンにもっとも適したものとして設計データが使われる。この設計データとして、たとえばGDSII(Graphic Design System II)データストリ−ム形式のレイアウトデータに、レイアの融合やフラクチャリングを行ったものが使える。
本実施形態においては、基準パターンに設計データを使う方法を説明する。
検査の前に、以下のレシピデータと称される検査パラメータの組を設定する。レシピデータの内でオペレータ入力パラメータとして、設計データ検索用パラメータ、画像取得パラメータ、およびにエッジ検出および検査のためのパラメータがある。また、レシピデータの内で出力データとして、基準パターン生成部11が生成する基準パターンがある。
(1)検査すべきパターン変形量
エッジ位置の移動量
線幅の変形量
最小線幅
スペース幅の変形量
最小スペース幅
接触面積検査比
ホールパターン、島パターンの場合のシフト量と直径変形量
ウェーハに形成されてはならない補正パターンの欠陥判断係数
これらの変形量は、配線の属性ごとに設定される。
(3)画質から経験的に決められる第1のエッジ検出パラメータ
第1のエッジ検出方法
エッジ膨張用のフィルタ係数
検査対象パターン画像のエッジの2値化しきい値
検査対象パターン画像のエッジのpタイル法の係数p
基準パターンの属性は、基準パターンの一部もしくは全部を区別するために使用される。典型的な基準パターンの属性は3種類ある。1つ目は、終端(基準パターンの終端に対応する直線部分)もしくは直線部分(基準パターンの終端に対応しない直線部分)である。2つ目はコーナー(終端の属性を持つ直線部分に接触しない頂点の部分)である。3つ目は孤立パターン(他のパターンから孤立しているパターン)である。
線幅検査用に適した基準パターンの最大線幅、最小線長、終端非使用長
スペース検査用に適した基準パターンの最大線幅、最小線長、終端非使用長
切断しやすい部分の最大線幅
切断しやすい部分の最大線長
短絡しやすい部分の最大スペース幅
短絡しやすい部分の最大スペース長
プロファイル取得区間の長さ
プロファイル取得区間の間隔
プロファイル取得区間内のサンプリングポイントの間隔
プロファイルからエッジを認識する方法(しきい値法を使うかなど)
プロファイル取得区間をレシピデータ設定時に設定するか第1のエッジを検出してから設定するかのフラグ
(8)大域的パターン変形量を求めるために平均値を求める対象になる検査単位領域の数
(9)欠陥画像の最大登録数
(11)自動コントラスト・ブライトネス調整、自動フォーカス調整に適した場所
(12)歪補正回路が持つ代表歪ベクトルの間隔
検査は、入力された検査領域を、視野で分割して得られる検査単位領域ごとに行われるので、基準パターンは検査単位領域ごとに生成される。検査には、逐次検査およびランダム検査がある。
検査結果として、以下の種類の基本情報がある。
(1)異常パターン変形量欠陥の情報
(2)ピクセルの輝度分布から検出される欠陥の情報
(3)検査単位領域全体から得られるパターン変形量
パターンの属性単位でパターン変形量を使用する情報として以下の情報がある。
(4)パターンの属性単位で検出される欠陥の情報
対向するエッジを使用する情報として以下の情報がある。
(5)領域検査方法で検出される欠陥の情報
図25は、本実施形態における基本検査処理の例を示すフローチャートである。図26および図27は、本実施形態における検査処理の他の例を示すフローチャートであり、繰り返し発生する欠陥を認識する場合の検査処理の例を示すフローチャートである。図27のブロックAは図26のブロックAと同じものであり、検査の前に準備する工程を示している。図27のブロックBは図26のブロックBと同じものであり、各検査領域の検査の工程を表すフローチャートである。
画像生成装置7は、検査単位領域ごとに、検査対象パターン画像(およびその中心位置)を検査部12に出力する(ステップS308)。
次に、検査部12は、検査対象パターン画像から第1のエッジを検出する(ステップS310)。第1のエッジ検出として次の2つのエッジ検出方法が使用できる。第1のエッジ検出方法は、前述の3.3 レシピデータ「(3)第1のエッジ検出方法」によって選択される。
1つは、パターン内部と下地との間にコントラストがある画像に適した方法である。このような画像の多くは2値化処理でエッジを検出できるが、コントラストが比較的明瞭でない場合は明確にエッジを検出できない。このときに、[文献1]:R.M.Haralick, “Digital step edges from ZERO crossing of second directional derivatives”, IEEE Trans. Pattern Anal. Machine Intell., vol. PAMI-6,No.1,pp.58-68,1984に開示の方法を応用してエッジを検出することができる。この方法によれば、エッジ部分の変曲点をサブピクセル精度で検出することができる。
もう1つは、エッジが明るくパターン内部と下地との間にコントラストがない画像からエッジを検出する方法である。たとえば、[文献2]:“Cartan Steger. An unbiased detector of curvilinear structures”, IEEE Trans. Pattern Anal. Machine Intell., 20(2), February 1998に開示の方法が使用できる。この方法によれば、エッジ部分の峰をサブピクセル精度で検出することができる。ただし、この方法ではパターンの内部と下地を区別できないのでエッジの方向は0〜180度の値のみをもつ。
次に、検査部12は、検査対象パターン画像のエッジを膨張させる。以降、得られた結果を膨張エッジと呼ぶ(ステップS312)。本実施形態においては、電気特性的に影響しない許容パターン変形量分膨張させている。この段階では許容パターン変形量は正の整数である。この値は、前述の3.3 レシピデータ「(2)許容パターン変形量の−側の限界値および+側の限界値」の値の最大値を整数化した値である。許容パターン変形量分膨張させることにより、電気特性的に影響を与えないパターン変形を許容してマッチングすることができる。
スムージングフィルタの係数を決めた後、前述の3.3 レシピデータ「(3)エッジ膨張用のフィルタ係数」に登録されて使用される。
本実施形態においては、検査対象パターン画像のエッジを膨張してマッチングを行っているが、代わりに基準パターンのエッジを膨張してマッチングを行うこともできる。
前述の方法では全ての基準パターンのエッジの強度を同等に扱って処理を実施した。この方法とは別の方法として、基準パターンのエッジの強度に異なる重み付けを与えてマッチングを堅牢にすることができる。この方法は図51を用いて以下の手順で実施される。
ユニークパターンをより効率的に使う方法として、ユニークパターンの対であるネガティブパターンを使うマッチング方法がある。図52(a)および図52(b)は長方形が周期的に並んだ基準パターンのマッチング評価値の計算方法を模式的に示す図である。図52(a)および図52(b)の検査対象画像の右側にも長方形が周期的に並んでいるが画像が限定されているので、右側の基準パターンの終わりがどこか分からない。このような場合に、前述の4.2.1 ユニークパターンを使うマッチング方法を使ってマッチングを施すと図52の(a)と(b)とではマッチング評価値がほぼ同じになり、マッチング位置が一意的に決まらない。
図53(a)、図53(b)および図53(c)はユニークパターンの対であるネガティブパターンを使う方法を模式的に示す図である。もとの基準パターンから左方向に一周期ずれた部分に基準パターンが無い場合に、もとの基準パターンの位置はユニークパターン(点線で示された長方形)とする。ユニークパターンを左側に一周期ずらした部分をネガティブパターン(実線で示された長方形)とする。同様に、右方向、上方向、下方向などの他の方向についても実施する。
以上のマッチング方法は十分高速であるが、より高速に実行できる方法が求められる。高速化するために、ステップS314の中の「ピクセルごとにマッチングを行う」部分を改良する。
設計データの多くは横線と縦線である。この性質を使って、設計データから得られたエッジの水平垂直軸への射影データと検査対象画像から検出されたエッジの水平垂直軸への射影データを使ってより高速にマッチングをすることが可能になる。
(1)もし、
以上の例では上方向下方向のエッジなど180度逆方向のエッジの区別がつくが、第1のエッジの検出方法2を使用する場合は、180度逆方向のエッジを区別せずに処理することになる。
前述のマッチング方法は、直線形状パターンには最適である。しかし、ホールパターン、島パターンのマッチングには別の方法が使用可能である。ホールパターン、島パターンとは、長方形であって、長辺と短辺とも最小線幅の2,3倍以下のパターンである。ホールパターン、島パターンのマッチングは直線形状パターンより小さい多角形がより多いのでマッチングにより計算時間が必要とされる。この課題を解決するために、前述の4.2 直線形状パターンのマッチング方法に比べて計算量が減らせて高速化が可能な以下の方法が使用できる。
(1)予め、前述の3.3 レシピデータ「(7)ホールパターンの大きさの最小値Shmaxと最大値Shminおよび安全係数khmin、khmax」を決めて登録しておく。
(2)エッジの最外枠の大きさがShmax×khmaxより大きい場合は、ホールパターンのエッジとは見なさない。ここで、khmaxは、1から2程度の値で経験的に決められる値である。
(4)連結したエッジが、リング状を成さねばエッジとは見なさない。
(5)パターン内部と下地との間にコントラストがある画像の場合は、上記の(4)のリング状の内部がホールか島の判定ができる。もし穴でない場合はエッジとは見なさない。
(2)図58(c)の第2列のように基準パターン内に重心が存在すれば値は1になる。
(3)ユニークパターンに重心が存在すれば、値は前述の重みになる。
(4)ネガティブパターンに重心が存在すれば、値は前述の重み×(−1)になる。
ホールパターンのマッチングの第2の方法は基準パターンの内部に相当する画像の統計量と外部に相当する画像の統計量とを比較する方法である。図59はホールパターンのマッチングの第2の方法を説明する模式的な図である。図59(a)は、本実施例で使用する基準パターンを表している。この基準パターンは設計データから得られた基準パターンをサイズ処理して得られる。サイズ処理で大きくする量は、3.3 レシピデータ「(2)ホールパターン、島パターンの場合の許容直径変形量」の大きくなる方向の値の値の半分未満の量である。図59(b)は、典型的なホールパターンの画像である。ホールパターンのエッジは下地より明るく、ホールパターンの内部は下地より暗い。
(2)全ての基準パターン外に存在するピクセルに対してヒストグラムHoutsideを求める。得られたヒストグラムを規格化する。
(3)各差分ヒストグラムHdifferenceの要素は対応するヒストグラムHinsideの要素と対応するヒストグラムHoutsideの要素の差として計算される。差分ヒストグラムHdifferenceの各要素の絶対値の和を評価値Fdとする。
(5)ネガティブパターン内に対応する検査ピクセルに対しては1ピクセルを前述の重みに相当する数×(−1)のピクセルに換算してからヒストグラムHinsideを求める。
マッチングを行い、最大の評価値をとるシフト量S1=(xs,ys)が求まったら、S1の分だけ基準パターンをシフトさせる。以後の処理は、このシフトを行った状態で行う。シフト量S1は検査結果として、表示装置5および印刷装置6に出力することができる。
次に、検査部12は、第1の検査を行う。具体的には、パターン変形量の計算、欠陥検出、および欠陥種の認識を行う。検査部12は、まず、検査対象パターン画像のエッジと基準パターンのエッジとの対応づけを行う(ステップS318)。エッジの位置は、サブピクセル精度で扱われる。したがって、エッジ間の距離もサブピクセル精度で得られる。方向については、たとえば右方向を0度として0〜360度の値として決定される。
欠陥検出の第1の方法として以下の手順で、異常パターン変形量を持つ欠陥を認識する。図63は、異常パターン変形量欠陥を認識する方法を模式的に示す図である。検査部12は、対応づけができなかった検査対象パターン画像のエッジ(例えば、図61(b)のエッジ61〜67、69および75)を、欠陥ピクセルとして認識する。上記の欠陥ピクセルを表現する2値化ビットマップを得る。
欠陥検出の第2の方法として以下の手順で、ピクセルの輝度分布を使い欠陥を認識する。まず、対応づけが行われた検査対象パターン画像のエッジを連結して領域を求める。得られた領域の内側と外側の部分に存在するピクセルの輝度値を求める。各々の輝度値の分布は欠陥が無ければ正規分布をなすことが期待できる。よって、品質管理的方法を応用して欠陥ピクセルを検出することが可能である。
欠陥種認識部14は、欠陥情報および欠陥種参照データベース23の情報を使用して欠陥種を判定する(ステップS326)。具体的には、与えられた画像から特徴量を求めて、欠陥種参照データベース23に蓄積された画像の特徴量と照合し、欠陥種を判定する。欠陥種認識部14は、欠陥情報(欠陥位置、サイズ情報および画像)および欠陥種を出力部13を介して表示装置5および印刷装置6に出力する(ステップS328)。ここで、欠陥種参照データベース23は、既に取得された画像を欠陥種ごとに登録したものである。
次に、検査部12は、対応づけを行った検査対象パターン画像のエッジと基準パターンのエッジとの関係からパターン変形量を求める(ステップS330)。パターン変形量は、欠陥検出の結果、欠陥が検出されなかった部分から求める。そして、パターン変形量を出力部13を介して表示装置5および印刷装置6に出力する(ステップS332)。
検査をサブピクセル精度で実施する場合は、ここでS1+S2を更新されたシフト量S1として基準パターンをシフトさせて、ステップS318からS330を再度実行する。
まず、パターンの属性を説明する。図68で示すようにパターンの属性としては、直線部分171、コーナー172、終端173、孤立パターン174などが使用できる。パターンの属性に関するパターン変形量としては、例えば、前述の4.8 検査単位領域全体から得られるパターン変形量で説明した位置ずれ量、倍率変動量、および線幅の変形量のほか、直径、面積、周囲長、円形度、モーメント、曲率半径などの特徴量の変形量が使用できる。
図69(a)および(b)は、終端の位置ずれ量を示す図である。終端の位置ずれ量は、図69(a)に示すように、基準パターンの終端を構成するエッジ164と検査対象パターン画像のエッジ163の間の最小距離である。
もし、位置ずれ量が、3.3 レシピデータ「(2)許容パターン変形量の−側の限界値および+側の限界値」の中の終端の許容エッジ位置の移動量の範囲になければ、この終端は欠陥を持っていると認識される。
図69(a)および(b)では、終端の位置ずれ量について説明したが、直線部分、コーナーも同様に位置ずれ量を測定できる。直線部分については直線部分に対応する区間について得た位置ずれ量から欠陥を検査する。コーナーについては、コーナーの成す角度の半分の角度もしくは指定した角度を持つ方向での位置ずれ量を求めて欠陥を検出する。
これらの場合は、終端の許容エッジ位置の移動量の代わりに、それぞれ、直線部分、コーナーの許容エッジ位置の移動量を使用する。
図70は、孤立パターンの位置ずれ量を示す図である。位置ずれ量は、(孤立パターンを構成する)基準パターンのエッジ160の重心162と、(孤立パターンを構成する)検査対象パターン画像のエッジ159の重心161との位置ずれ量である。
もし、位置ずれ量が、3.3 レシピデータ「(2)許容パターン変形量の−側の限界値および+側の限界値」の中の孤立パターンの許容エッジ位置の移動量の範囲になければ、この孤立パターンは欠陥を持っていると認識される。
また、孤立パターンの特徴量の変形量を検査することができる。特徴量として、直径、面積、周囲長、円形度、モーメントなどが使用できる。図70で示すように、基準パターンのエッジ160と検査対象パターン画像のエッジ159から特徴量を計算して、両者の特徴量の差異を検査できる。
図71において、(a)は基準パターンのコーナーの例を示し、(b)は検査対象パターン画像のコーナーの例を示す。図71(a)に示す基準パターンのエッジ166のコーナーには丸みをつける処理がなされている。コーナーの曲率半径としては、例えば、コーナーの曲線を楕円もしくは円で最小自乗近似して得られた長径、短径もしくは半径を用いることができる。基準パターンのエッジ166のコーナーの曲率半径、および検査対象パターン画像のエッジ165のコーナーの曲率半径を求めることにより、コーナーの曲率半径の変形量を得て、検査することができる。
前述の3.3 レシピデータ「(4)基準パターンの属性(直線部分、コーナー、終端、孤立パターン等)を認識するための抽出ルールが使用するパラメータ」の例を図68に従い説明する。直線部分171は、所定長L以上の長さをもつ線分として抽出される。コーナー172は、所定角度(90度、135度や270度など)で接触する2線分の接点近傍にある部分として抽出される。終端173は、所定長L以下の長さをもつ線分で、直線部分171,171と90度の角度をもって接する両端173t,173tをもつ線分として抽出される。終端173と二つの直線部分171,171はコの字型の形状をなす。孤立パターンは、所定面積以下の閉図形として抽出される。
検査部12は、検査対象パターン画像から再度エッジ(第2のエッジ)を検出する(ステップS334)。検出された第2のエッジは、検査対象パターン画像から得られたプロファイルから検出される。第2の基準パターンとしては、図76の点Qがエッジになる基準パターンを用いる。これに対し、前述の4.1.2 第1のエッジ検出方法2で説明したエッジのみが明るい画像の場合、第1の基準パターンとしては、点Pがエッジになる基準パターンが用いられる。したがって、第2の基準パターンと第1の基準パターンは一般に異なる。
なお、前述の第2の基準パタ−ンの代わりに、図73に示すように、リソグラフィ・シミュレータで得られた露光パターンの外形を形成する曲線(図中実線)を使用しても良い。
なお、以上のような曲線近似は、第1のエッジ検出を行った後にも行うようにすることができる。
以上の第2のエッジ検出の後、検査部12は、第2の検査を行う(ステップS336)。この検査は、前述の第1の検査のS320からS332と同じ処理であるが第1のエッジのかわりに第2のエッジを使用することが異なっている。また、ステップS318では、検査対象パターン画像のエッジと基準パターンのエッジとの対応づけを行うが、第2の検査ではプロファイル取得区間によって対応づけられている。
以上は図25に示されたフローチャートに基づく基本検査処理の説明である。この章ではこの基本検査処理を発展させた応用検査処理を説明する。
前述の4.基本処理で説明したように、繰り返し発生する欠陥を認識する場合の処理の例が図27に示されている。この処理は図25に示された処理を拡張したものである。
本実施例では第1の半導体デバイスの検査領域の全ての場所から欠陥情報を得て第2の半導体デバイスについては前記欠陥情報中の欠陥位置の近傍のみを検査して欠陥情報を得る方法について説明する。
前述の4.6 第1の検査と4.12 第2の検査では設計データを単純に基準パターンに変換している。他の検査方法として、領域検査方法に適した基準パターンを設計データを成す線分の幾何学情報もしくは接するか近接する設計データを成す線分同士の関係を使用して抽出する検査方法が使用できる。領域検査方法とは対向するエッジを使用する検査方法を意味している。
半導体の検査には線幅、平均線幅、スペース幅、および平均スペース幅のモニタリングによって半導体デバイスのプロセスを管理する方法がある。本実施例によれば、線幅、平均線幅検査、スペース幅、もしくは平均スペース幅検査に適した基準パターンを、検査対象に対応するレイアの設計データから抽出し、抽出された基準パターンごとに、線幅、平均線幅検査、スペース幅、もしくは平均スペース幅検査に適した許容パターン変形量を設定する検査方法が実現できる。これらの検査方法は以下の手順で実施される。
別の方法として、線分Ld上の各プロファイルを取得してこれらのプロファイルを平均したプロファイルからエッジ位置を求めてもよい。
なお、後述するように、5.3.1 ゲート線幅検査方法は直線形状パターンの線幅検査方法と直線形状パターンの平均線幅検査方法の一種であるが、領域検査に適した基準パターンの抽出方法が異なる。
前述の領域検査方法では実施できない曲線形状パターンの線幅、平均線幅、スペース幅、および、平均スペース幅検査方法が使用できる。曲線形状パターンとしてコーナー部分が典型である。曲線形状パターン検査には複雑な計算を必要とするが、直線部分と同様にこれらの検査が半導体デバイスのプロセスを管理する方法として重要である。
(1)左下側の曲線に対応する1つの検出された第2のエッジと右上側の曲線に対応する全ての検出された第2のエッジとの距離を求める。
(2)得られた距離の中で最小のものを得る。
得られたそれぞれの距離の最小値が前述の3.3 レシピデータ「(2)許容される最小線幅」未満なら欠陥が存在していると判断する。ここで、最小線幅でなく平均線幅を計算して、平均線幅検査を実行しても良い。
(2)得られた多角形を2値化ビットマップに変換する。(図88の格子状の部分)
(3)CP2を作成したときに付加された線分Lcに、Erosion演算で使用される構造要素の半径の幅を持った長方形を付加する。(図88のドットで示す2つの長方形部分)
以上の処理は線幅検査であったが、スペース幅検査についても同様に検査される。
前述の5.2.2 直線形状パターンの線幅もしくはスペース幅検査方法の一種に、切断もしくは短絡しやすい部分の検査方法が使用できる。図89は、切断もしくは短絡しやすい部分の抽出方法を模式的に示す図である。図89の左側に示すように、線幅が前述の3.3 レシピデータ「(5)切断しやすい部分の最大線幅Bw」より狭く、かつ、前述の3.3 レシピデータ「(5)切断しやすい部分の最大線長Bl」より短い、設計データの直線形状パターンの部分である長方形γが抽出される。
本実施例によれば、薄いコントラストで観察される切断もしくは短絡した欠陥を検出できる。また、切断もしくは短絡したという情報を持つ欠陥種を設定できる。
前述の4.6 第1の検査と4.12 第2の検査では検査対象に関するレイアの設計データから得られた基準パターンを使って検査される。しかし、検査対象に関するレイアの設計データとこれに関連するレイアの設計データとの論理演算の結果から得られた基準パターンを使用する検査方法によって、より高度な検査が実現可能である。
前述の論理演算を使用する検査方法の第1の方法は、論理演算を使用して領域検査に適した基準パターンを抽出して検査する方法である。この方法としてゲート線幅検査方法とエンドキャップ検査方法が使用される。
終端の検査方法として、ゲート部分のエンドキャップの検査がある。まず、エンドキャップの認識方法を説明する。図91のポリシリコンレイアの設計データから基準パターンCを取り除いてできる多角形を求める。図91のポリゴンFとポリゴンGがこれにあたる。これらのパターンであって以下の条件を満たすものをエンドキャップと認識する。
(1)線幅W(図91)が指定値以下の長方形であること
(2)終端までの長さD(図91)が指定値以下であること
本方式を用いれば、ゲートのエンドキャップに単純な終端とは異なる許容パターン変形量を自動的に設定することができるので、ゲートのエンドキャップを厳密に検査することが可能になる。
前述の論理演算を使用する検査方法の第2の方法は、コンタクトホール/ビアホールに接する配線レイアの終端に対する許容パターン変形量の適応設定方法である。この方法では、コンタクトホール/ビアホールとの接続に使用する終端で一定値以上のマージンが無いものを識別して、認識された終端に許容パターン変形量を適応的に設定して検査する。図92では、この方法が模式的に示されている。
(1)配線レイアの終端である線分Leaを含み、配線レイアの設計データの多角形の内側方向に許容パターン変形量の長さをもつ図92の左上の枠内の実線の長方形を作る。この長方形を終端近傍パターンと呼ぶ。
前述の論理演算を使用する検査方法の第3の方法は、コンタクトホール/ビアホールとの接続に使用する終端の接触面積を計算して検査する方法である。この方法は、配線レイアの終端とコンタクトホール/ビアホールを管理する別の方法でもある。図93(a)および図93(b)はこの方法を示す図である。
次に、図85と同じ方法で設計データに存在していた二重線で示された線分Ldに対するエッジを検出する。この検出されたエッジをつなげて多角形Pcaを得る。多角形Pcaの点線は各線分Ldに対するエッジの終端をつなげる線分である。
最後に多角形Pcaの面積と基準パターンRcaの面積の比が計算される。得られた比が前述の3.3 レシピデータ「(2)許容される接触面積検査比」より小さければ、欠陥が存在していると判断される。
前述の4.6 第1の検査と4.12 第2の検査ではウェーハに形成されるべきパターンを検査している。このような検査の他に、ウェーハ上に形成されてはならない形成されてはならない補正パターンの検査がある。例えば、OPCパターンの一種としてそのパターンの近傍に存在するパターンを補正する目的で付加されているが、そのパターン自身はウェーハに形成されないパターンがある。このような補正パターンがウェーハに形成されて欠陥となることがある。近年このようなパターンが大量に使用されるようになったが、自動検査方法が存在しない。
(2)図94(b)で示すように得られた基準パターンを使用して第2のエッジを検出する。この様なOPCパターンはパターンとして形成されたとしても、基準パターンとは相当違った形になる。よってプロファイル取得区間はこの変形をカバーするように長くする必要がある。
前述の4.6 第1の検査と4.12 第2の検査では検査対象パターンは個別に検査される。しかし、2次荷電粒子発生率や捕獲率の変動などに起因する現象により、パターンの一部を形成する2つのエッジ間の距離が実体より狭まって観察されることや、広がって観察されることがある。これらの現象は、基準パターンの近接線分と離隔線分に対応するパターンの部分に発生する。近接線分とは、対向する線分のうち最も近い線分間の距離が指定値よりも小さい線分である。離隔線分とは、対向する線分のうち最も近い線分間の距離が指定値よりも大きい線分である。
前述の4.8 検査単位領域全体から得られるパターン変形量では検査単位領域ごとにパターン変形量を求めている。この方法によれば、パターン形成の条件の違いなどにより大域的に設計データの線幅と違う幅でパターンが形成されると、全ての検査単位領域から得られる検査単位領域全体から得られるパターン変形量が大きな値を持つことになる。しかし、このような大域的な平均線幅の変化よりも、局所的な領域の線幅の変化が半導体デバイスの特性を制限することが多い。そこで、パターン変形量を大域的パターン変形量と局所パターン変形量へ分離して半導体デバイスの特性を評価したいという要請がある。
まず、このX方向の線幅の変形量を各検査領域から求めると(図67(a)および図67(b)参照)、図98(a)に示すように、線幅の変形量CXが得られる。Y方向の線幅の変形量も同様に求められる。必要があれば、45度方向と135度方向の線幅の変形量を求めてもよい。
長時間検査ではビーム径が時間的に緩やかに変動することがある。ビーム径が太くなれば、太くなった量だけ線幅測定値が大きくなる。この変動が前述の大域的な平均線幅の変形量に加算される。よって、前述の大域的な平均線幅の変形量に時間的変動を相殺する必要がある。
以上の手順を前述の大域的な平均線幅の変形量<CY>、<C45>、<C135>についても同様に実施する。また、これらの手順を全ての2回検査される検査単位領域について実施する。
前述の4.7 画像から得られる特徴量を使った欠陥種で説明したように、欠陥種は欠陥種認識部14により欠陥画像の特徴量を使用して決定される。この欠陥種以外に基準パターンの幾何学情報、設計データの情報、もしくは設計データに関連するデータの情報を使って決定される欠陥種を使用できる。
(1)パターンの属性(直線部分、コーナー、終端、孤立パターンなど)
(2)近接線分、離隔線分とそれら以外の線分
(3)線幅(例:最小線幅、最小線幅を超え最小線幅×1.5未満の線幅、最小線幅×1.5以上の線幅)
(4)欠陥が検出された場所(例:メモリ部分、ロジック部分など)
(5)欠陥に対応する設計データのセル名。付加情報として、欠陥に対応するセルを構成する線分番号、もしくはセルを記述する座標系での欠陥の位置。
(6)配線の属性(グラウンド配線とクロック配線など)、ただし、設計データにこれらの属性が規定されている場合に使用可能である。
(7)欠陥に対応するマスクデータのセル名。付加情報として、欠陥に対応するセルを構成する線分番号、もしくはセルを記述する座標系での欠陥の位置。
また、これ以外にパターン変形量を使った欠陥種としては、下記の項目を使用することができる。
(8)欠陥サイズ情報(例:大太り、中太り、小太り、大細り、中細り、小細りの6分割など)
他の欠陥分類として、欠陥の近傍の基準パターンを使ったグループ分け方法がある。図106〜図108は前述の方法を示す図である。
欠陥検出時に欠陥位置の近傍に対応する基準パターンを切り出して保存しておく。検査終了時にこの切り出された基準パターンから特徴量を計算して欠陥をグループ分けする。
ステップS328では、欠陥種認識部14が画像を出力部13を介して表示装置5および印刷装置6に出力する。ここで、欠陥数が非常に多くなった場合には、登録すべき画像数が膨大になり記憶媒体の量が増えて実用に向かない。そこで、欠陥画像の最大登録数を欠陥種ごとに持つようにし、この問題を解決する。
本方式を用いれば、一種類の欠陥種の欠陥が非常に多く、他の欠陥種の欠陥が少ない場合でも、より多くの種類の画像が登録できるようになる。
検査時の倍率などの条件とは違う高倍率な画像取得条件で欠陥画像を再取得し再検査する場合がある。再検査は以下の手順で実施される。
図19のステップS202では、オペレータは、入力装置4を介して基準パターン生成部11に、オペレータ入力パラメータを入力する。再検査する場合は、ステップS202中に、再検査用のオペレータ入力パラメータを入力する。再検査用のオペレータ入力パラメータの中の画像取得パラメータの一つである検査領域は後述の(4)で決められるので入力されない。
(3)検出した欠陥のなかから再検査対象とする欠陥を自動的に選択する。
ここでは、ステップS202を実行する代わりに、前述の(1)で入力された再検査用のオペレータ入力パラメータが基準パターン生成部11に入力される。検査領域は、ランダム検査用の検査領域として、再検査対象とする欠陥を中心にもつ正方形領域として自動的に設定される。
(5)再検査として、図25または図26で説明した検査処理を実行する。
本方式を用いれば、少なく検出された同じ欠陥種を持つ欠陥も、多く検出された同じ欠陥種を持つ欠陥も、十分に再検査対象にすることができる。
図25のステップS328、332で説明したように、検査結果が出力部13に出力されている。出力部13が検査結果を数値で出力すると半導体デバイス全体の欠陥の発生の傾向が把握しづらい。この対策として、出力部13が検査終了時に、次のビットマップで表現された分布図を作成して、表示装置5および印刷装置6に出力する方法が必要になる。この分布図は、前述の4.8 検査単位領域全体から得られるパターン変形量をピクセルの濃淡もしくは擬似カラー表示用の情報に変換して欠陥を上書きして得られる。
本実施例によれば、半導体デバイス全体の欠陥の発生の傾向が視覚的に把握できるので欠陥の発生原因の特定や半導体デバイスの品質検証に利用できる。
前述の2.2 画像生成装置の走査方法で説明した走査方法以外に、以下で説明する走査方法が画像生成装置7で使用できる。
図110(a)および(b)は、電子線を18度方向に走査する方法を示す模式図である。図110(a)に示すパターンP1、P2は図8(a)に示すものと同一である。半導体集積回路(LSI)や液晶パネルのパターンは縦方向の線、横方向の線、もしくは45度右下がり、45度右上がりの方向が99%以上で構成されている。この全ての方向について検査対象パターンの計測したいエッジ方向と走査方向をある角度で交叉させるために最適な走査方向として、図110(b)で示す18度の走査方向が使用できる。走査方向を18度とすることで、横線・縦線・斜め45度の線分に対して、比較的良好な検査精度を得られることが期待される。
(2)パターンの線幅に応じて、走査の条件を決定する方法
例えば、ブロック(A)のパターンPaとブロック(B)のパターンPbを比較すると、パターンPbの線幅は、パターンPaの線幅に対して2倍になっている。パターンの線幅分の変動率を検出するためには、この例においては、ブロック(A)における走査に対して、ブロック(B)における走査では、2分の1の倍率で画像を取得することができる。
例えば、ブロック(A)については、パターンPaは縦・横方向の線分を持つため、45度の走査を1回行えばよい。また、ブロック(C)については、パターンPcは45度方向と135度方向の2方向の線分を持つので、45度方向と135度方向の2回の走査を行う必要がある。
図113および図114は、画像生成装置7における電子線の走査経路を説明する模式図である。発振器410、カウンター411、X偏向発生回路412、Y偏向発生回路413は偏向制御装置318を構成する回路である。制御コンピュータ350は、開始電圧、終了電圧、ステップ電圧をX偏向発生回路412、Y偏向発生回路413にセットする。また、制御コンピュータ350は、開始信号を発振器410に出力する。
エッジの近傍部分のみを走査するような方法によって画像取得時間を短縮する方法が必要とされる。また、電子線をエッジの方向に直交させて走査させることにより、エッジ検出精度を向上する方法が必要とされる。
(1)第2のエッジを検出するために使用するプロファイル取得区間を基準パターンより求め、プロファイル取得区間に関する情報の位置を予め登録しておく。この情報は、プロファイル取得区間の中央点の位置、方向と長さを持っている。
(2)制御コンピュータ350が1つのプロファイル取得区間に関する情報を取り込む。
(3)プロファイル取得区間中央点の位置をX主偏向発生回路452とY主偏向発生回路453に設定する。これにより、ビームの中心位置が移動する。
(5)開始信号を発振器410に与えて、発振器410に接続されたカウンター411でX方向とY方向の走査波形を形成する。これに、X主偏向発生回路452とY主偏向発生回路453の出力を加算することにより、図116の上中央部に示すような走査経路が作られる。
(6)この走査経路は、サンプリングデータを得るために、図116の上右側に示すような7点のサンプリングが施される。
前記の5.2 領域検査方法を使用する場合は、領域検査の対象になる領域の近傍部分のみを走査する方法によって画像取得時間を短縮することができる。また、走査の方向とエッジの方向が直交するようにできるので、エッジ検出精度を向上できる。
(1)線幅検査に適した基準パターンKを得る。基準パターンKは図119(a)の実線と二重線で示される長方形で、図82と同じものである。
(2)基準パターンKを元に検出すべき全てのエッジに必要なプロファイル取得区間を含む最小の長方形が走査部分として得られる。
走査部分として、図119(b)もしくは(c)が使用できる。図119(b)では、長方形Rの右側と左側の線分それぞれをプロファイル取得区間の長さLだけ両方に膨らませた長方形Sa、Sbが走査部分になる。走査部分は長方形内に矢印が4本書かれたものであり、矢印は走査の方向を示している。
スペース幅検査についても同様に走査領域を決めることができる。
7.1 画像取得直後における検査対象パターン画像の歪量の検出による基準パターンおよび画像のうち少なくとも一つの補正方法
ステージ移動による試料の回転などにより検査対象パターン画像が回転することがある。また、帯電現象などによりスキューを含む回転や倍率変化などの変形を受けることがある。これらの影響で上記の歪量以下の微細な欠陥を検出することができない。この歪は、時間的に不連続に発生し、予測が困難である。この現象の対策として、画像取得時点で毎回検査対象パターン画像の歪量を検出して補正する方法が必要である。
図121は、右上の副検査単位領域でマッチングを実施する方法を示している。副検査単位領域とは検査単位領域を分割した領域として定義される。検査単位領域が大きい場合は、副検査単位領域を使うマッチングは、検査単位領域全体を使うマッチングより大幅に高速である。この場合は、右上以外の副検査単位領域の係数c、fは、一般に0にはならない。
(1)図120に示すようにパターン変形量とパターン歪量の和を表すベクトルd(x,y)を得る。ベクトルd(x,y)は図60のエッジ間のベクトルd(x,y)と同じである。
(2)各ベクトルd(x,y)の成分(dx(xi,yi),dy(xi,yi))(iは1からデータ数)を使って最小二乗法で係数aからfを求める。(xi,yi)は基準パターンの点の座標値である。この点に対応する検出されたエッジの位置座標値は、(xi+dx(xi,yi),yi+dy(xi,yi))である。よって、誤差の自乗和Eは下記で計算される。
(1)歪補正方法1
係数a、b、c、d、e、fをつかって基準パターンを補正する。次にステップS314以降の処理を行う。ただし、ステップ316は実行しない。
係数a、b、c、d、e、fをつかって画像を補正する。次にステップS310以降の処理を行う。ただしステップS316は実行しない。この場合は、アフィン変換で記述した式の逆変換の式を使用する。
各ベクトルd(x,y)を成分表示した(dx(xi,yi),dy(xi,yi))を係数a,b,c,d,e,fをつかって以下の式で補正する。
広い視野を持つ画像生成装置7は、前述のアフィン変換では調整できないような画像歪を持つことがある。これらの画像歪はザイデルの5収差が引き起こす。最も重要な画像歪の一つに非線形画像歪がある。この非線形画像歪を補正するために、図123から図128で示す調整方法が使用できる。
(Ps [0,0],Ps [8,0],Ps [16,0],Ps [0,8],Ps [8,8],Ps [16,8],Ps [0,16],Ps [8,16],Ps [16,16])
を使用する場合を例に説明する
まず、前式を単純化して表現する。
本実施例は画像生成装置7に歪補正回路を付加する方法であったが、画像を変換して歪を消去する方法に変えても良い。
本方法を用いれば、広い視野を持つ画像生成装置7の非線形画像歪補正が自動的に高精度に短時間で実施できる。よって、この補正が可能な部分まで視野を拡張することが可能になる。
他の最も重要な画像歪の一つに画像位置に依存する線幅の変動がある。この線幅の変動は画像の位置によって電子線のビーム径が異なることが原因で引き起こされる。この線幅の変動を補正するために、予め得られた検査対象パターン画像の線幅分布を使って検査時の検査対象パターン画像の線幅分布を補正する方法が使用できる。
(2)副検査単位領域ごとに基準パターンと検査対象パターン画像から検出されたエッジから線幅の変形量を計算する。
(3)検査時に上記(2)で計算されて得られた線幅の変形量を使って線幅分布の非均一性を補正する。
本方法を用いれば、広い視野を持つ画像生成装置7の画像位置に依存する線幅の変動が自動的に高精度に短時間で実施できる。よって、この補正が可能な部分まで視野を拡張することが可能になる。
8.1 画像調整に適した領域の抽出方法
長期検査においては画像調整が必要になる。自動コントラスト・ブライトネス調整、自動フォーカス調整に適した領域は、横方向縦方向の線分や終端が豊富に存在している領域である。設計データからこの要件を満たす領域を求めて、その領域を自動コントラスト・ブライトネス調整、自動フォーカス調整に使用すれば、効率的に各自動調整が可能になる。ゆえに、この画像調整に適した領域を自動的に決める方法が必要とされている。
(1)各自動調整で使用する長方形の領域Rの大きさを決める。この領域Rの大きさは経験により決められる。
(2)各自動調整で使用する領域Aを決める。この領域は検査領域の近くが望ましい。領域Aは領域Rよりも大きい。
(4)前述の(3)で得られた評価値が最も大きい評価値を持つ部分を最適な領域(縦線も横線も多い領域)として得る。
(2’)自動非点収差調整で使用する領域A’を決める。領域A’は領域R’より大きい。
(3’)領域A’に対して領域R’を移動しながら、領域R’に対応する設計データの領域中に存在する左上のコーナーの数をもとめる。同様に、左下のコーナーの数、右上のコーナーの数、右下のコーナーの数をもとめる。この得られた数のなかで最も小さい値をもつ左上のコーナーの数、左下のコーナーの数、右上のコーナーの数、右下のコーナーの数を評価値とする。ここでは、幾何学情報としてコーナーの数を使用している。
(5’)左上、左下、右上、右下のコーナーの数が同じになるように、いくつかのコーナーを間引く。
以上で得られたコーナーの近傍が部分領域として使用される。
(1)自動フォーカス調整を実施する。
(2)画像と自動非点収差調整に適した領域R’とをマッチングする。
(3)領域R’に含まれる部分領域Pに対応する部分画像から非点の評価値を求める。
(4)非点の値を変えながら前記(2)前記(3)を実行する。
(5)前記(4)で得られた非点の評価値で最も良いものに対する非点の値を最良非点値として求める。
検査単位領域が非常に大きい場合は、検査単位領域を複数の副検査単位領域に分割して検査される。この場合で検査対象パターン画像の歪や回転が無視できる場合は、副検査単位領域のうちの1つとのマッチングを実行することによって、検査単位領域のマッチングが実行される。そこで本実施例では、これらの副検査単位領域の中で最もマッチングに適したものを選択する方法を説明する。
(1)図51(a)および図51(b)において示された方法でユニークパターンを得る。
(2)ユニークパターンを構成する線分を横、縦、45度方向、135度方向の4方向ごとに分類して線分長の総和を求める。
図133には、2つの副検査単位領域が示されている。ここで点線が基準パターンを、実線がユニークパターンを表している。図133の左側の副検査単位領域は縦線が多いが横線が少ない。一方、図133の右側の副検査単位領域は横線が多く縦線も比較的多い。図133の左側の副検査単位領域中のユニークパターンを成す線分の長さの総和は、図133の右側の副検査単位領域中のユニークパターンを成す線分の長さの総和より長いが、右側の副検査単位領域の評価値が左側の副検査単位領域の評価値より大きくなる。
(1)基準パターンを構成する線分を横、縦、45度方向、135度方向の4方向に分類して、一次元のデータにする。
(2)これらの一次元データに対して図51(a)および図51(b)において示された方法に準じた方法でユニークパターンを求める。図134の横方向線分の一次元データと縦方向線分の一次元データの中の実線がこれにあたる。
(4)上記の中で2番目に大きいユニークパターンの長さの総和を評価値とする。
本例を使用すれば、検査単位領域が複数の副検査単位領域に分割されているときに、最もマッチングに適した副検査単位領域を求めることができる。これによって検査単位領域全体を使用するマッチングより高速に実行可能になる。
低倍画像の一部分を電磁的に高倍画像で観察できる機能をもったSEMの場合は、高倍画像では入りきらないパターンも検査可能である。すなわち、高倍画像で得たエッジ位置が低倍画像で得たエッジ位置に正確に変換できることを意味する。これと同じ関係を高精度ステージで実現してもよい。例えば、図135において、検査対象パターン画像のパターン181上の位置182、183を、それぞれ高倍画像184、185で求めた後、低倍画像187上の位置に変換して、検査対象パターン画像のパターン181の幅186を求めれば、低倍画像187のみで求めたときよりも、精度よく測長できる。
下層に前工程パターンが存在している検査対象パターンは、下層に前工程パターンが存在している部分の検査対象パターンと下層に前工程パターンが存在していない部分の検査対象パターンとでは検査対象パターンの形成や見え方が異なる。この対策として、前工程のパターンが存在している部分の検査対象パターンと前工程のパターンが存在していない部分の検査対象パターンとで異なる検査パラメータを使用する検査方法が使用できる。
本例によれば、図136の格子部分のように欠陥と見なさなくともよい変形(擬似欠陥)を検出する確率を低減できる。
欠陥情報である欠陥形状もしくは欠陥画像と、欠陥情報に対応する、設計データ、マスクデータ(設計データにOPCパターンを付加して生成した)、設計データを使ったリソグラフィ・シミュレータで得られた形状、または、設計データに関連する別の情報のいずれか1つ以上を並列表示もしくは上書き表示を実現すると欠陥が発生する傾向が理解しやすくなる。この要求にかなう表示方法が必要とされる。
(1)設計データの込み入っているところでは欠陥が多く検出される。
(2)特定のOPCパターンが付いている所に欠陥が多く検出される。
(3)設計データを使ったシミュレーションで得られた形状で細くなっている所に欠陥が多く検出される。
これらの表示を実現するために、前述の設計データに関連する情報と検出された欠陥を対応づける。この対応づけは次の手順で実施する。
(2)欠陥を検出したときに、使用された基準パターンのエッジに付加された設計データの情報を検査結果に付加する。
図137は、設計データ、マスクデータと欠陥画像を上書き表示する例を示している。また、図138(a)、図138(b)、図138(c)および図138(d)は、認識された欠陥を図形として表示する方法の例を示している。この例では以下の表示方法を使っている。
(2)図138(b)で示すように、凹み欠陥、凸欠陥の場合は、その欠陥の最外枠を表現する長方形を表示する方法。凸欠陥の長方形の角に短い線分を入れて凹み欠陥と区別してもよい。
(3)図138(c)(d)で示すように、線幅異常の欠陥の場合は、検出された線幅を表現する辺を持つ長方形を表示する方法。
(2)設計データが、実際に存在するパターンを記述するレイアと存在しないパターンを記述するレイアとを備えている場合は、存在しないパターンを記述するレイアに図138(a)、(b)、(c)、(d)で得られた多角形を保存する。
(3)存在しないパターンを記述するレイアが複数使用できる場合は、凹み欠陥、凸欠陥、線幅異常の欠陥ごとにそれぞれ別のレイアに保存しても良い。図139では、設計データがレイア1に、凹み欠陥、凸欠陥がレイア12に、線幅異常の欠陥がレイア13に保存されている例が示されている。
以上の方法で、説明した上書き表示を、並列表示に代えて同様の処理にしてもよい。
レジスト試料のような帯電しやすい試料の検査方法について説明する。一つはパターンにカーボンコーティングを施す方法であり、もう一つは、画像の中央部のみを検査する方法である。前者の方法にはカーボンコーティングに工程が必要であるが、高スループットな走査条件で取得した画像を使って検査ができる。一方、後者の方法にはカーボンコーティング工程が必要ではない。しかし、後者の方法を使用すると高スループットな検査ができない。
まず、本発明のパターン検査装置によって検査される半導体デバイスを製造するリソグラフィー工程について説明する。図140(a)ないし図140(f)は、リソグラフィー工程を示す模式図である。図140(a)ないし図140(f)は、単層の製造工程の代表例を示している。半導体デバイスの製造工程はこの単層のプロセスを繰返すことで多層を形成して製造される。
前述したリソグラフィー工程において、図140(d)に示す現像工程後のレジスト膜503に形成されたパターンを本発明のパターン検査装置により、レジスト膜503に形成されたパターンが設計データ通りに形成されているかを検査することができる。
レジスト試料などの帯電現象が発生しやすい試料を観察すると、画像の周辺部分が歪む。画像の中心部は等電位に帯電している。しかし、画像の周辺部分では電子線を照射されていない場所と照射されている場所で電位が不均一なので歪が発生する。さらに、一度試料の部分が帯電すると、帯電は長時間続く。
以上、本発明の一例を説明したが、他にも各種の変形が可能である。たとえば、電子線(荷電粒子線)を検査対象パターンに走査して検査対象パターンの画像を得る画像生成装置7として走査型電子顕微鏡を用いたが、走査型フォーカスイオンビーム顕微鏡、走査型レーザー顕微鏡や走査型プローブ顕微鏡などの各種の走査型顕微鏡に応用することができる。また、走査方向は0度、90度に限られず、例えば5度や95度など任意の微小角度を付加してもよい。
2 記憶装置
3 入出力制御部
4 入力装置
5 表示装置
6 印刷装置
7 画像生成装置
11 基準パターン生成部
12 検査部
13 出力部
14 欠陥種認識部
21 基幹データベース
22 レシピデータベース
23 欠陥種参照データベース
24 欠陥情報記憶部
25 欠陥認識部
33A、33B、41、42 外接長方形
34 外接長方形
35、43 共通外接長方形
61〜70、75、81〜84 エッジ
101〜103 部分
111、113 線幅
112、114 スペース幅
121〜126 直線形状パターン
157 区間
159、163、165 検査対象パターン画像のエッジ
160、166 基準パターンのエッジ
164 基準パターンの終端を構成するエッジ
161 検査対象パターン画像のエッジの重心
162 基準パターンのエッジの重心
171 直線部分
172 コーナー
173 終端
174 孤立パターン
181 検査対象パターン画像のパターン
182、183 位置
184、185 高倍画像
186 検査対象パターン画像のパターンの幅
187 低倍画像
201 破線
202、203 実線
204 下地
205 パターン内部
206、207 ピクセルの固まり
251〜255 ピクセル
261 ピクセルの中心
262 ピクセルの中心に最も近い基準パターン上の点
263 接線
301〜304 検査単位領域
310 照射系装置
311 電子銃
312 集束レンズ
313 X偏向器
314 Y偏向器
315 対物レンズ
316 レンズ制御装置
317 画像取得装置
318 偏向制御装置
320 試料室
321 XYステージ
322 XYステージ制御装置
330 2次電子検出器
340 ウェーハ搬送装置
350 制御コンピュータ
360 操作コンピュータ
400 丸い円
401 ブロック
402 六角形ブロック
410 発振器
411 カウンター
412 X偏向発生回路
413 Y偏向発生回路
414 歪補正ベクトル計算回路
450 副偏向発生回路
452 X主偏向発生回路
453 Y主偏向発生回路
501 シリコン基板
502 酸化膜
503 レジスト膜
504 ホトマスク
505 露光装置(ステッパー)
506 カーボン膜
510 カーボンスパッタコーティング装置
511 ホルダ
512 カーボンロッド
513 スパッタ制御装置
515 ウェーハ搬送ロボット
516 カセット
517 予備排気室
Claims (36)
- 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
同一の前記設計データに基づいて製造された複数の半導体デバイスに対して同じ検査領域から得られた欠陥情報を得て、前記得られた欠陥情報から繰り返し発生する欠陥を認識することを特徴とするパターン検査装置。 - 請求項1に記載のパターン検査装置において、前記複数の半導体デバイスから得られた前記欠陥情報のうち、少なくとも一つの前記半導体デバイスについては前記検査領域の全体から前記欠陥情報を得て、それ以外の前記半導体デバイスについては前記全体から得られた欠陥情報の近傍のみを検査して前記欠陥情報を得ることを特徴とするパターン検査装置。
- 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
複数の前記エッジを用いる検査に適した前記基準パターンを、前記設計データを成す線分の幾何学情報もしくは接するか近接する前記設計データを成す線分同士の関係を使用して抽出することを特徴とするパターン検査装置。 - 請求項3に記載のパターン検査装置において、前記複数の前記エッジを用いる検査として、直線形状パターンの線幅検査、スペース幅検査、平均線幅検査、平均スペース幅検査、曲線形状パターンの線幅検査、スペース幅検査平均線幅検査、平均スペース幅検査、もしくは切断・短絡検査のうち少なくとも一つであることを特徴とするパターン検査装置。
- 請求項3または請求項4に記載のパターン検査装置において、前記基準パターンを前記設計データから抽出する手段が、検査対象に関するレイアの前記設計データの多角形とこれに関連するレイアの前記設計データの多角形との論理演算の結果を使用することを特徴とするパターン検査装置。
- 請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載のパターン検査装置において、前記エッジとは異なった方向に前記エッジを検出することにより切断もしくは短絡した欠陥であるか検査することを特徴とするパターン検査装置。
- 請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載のパターン検査装置において、前記検査対象パターン画像を得る走査型顕微鏡を具備し、前記走査型顕微鏡は前記複数の前記エッジを用いる検査に適した前記基準パターンに対応する部分およびその近傍のみを走査することを特徴とするパターン検査装置。
- 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
検査パラメータもしくは検査評価値が検査対象に関するレイアの前記設計データの多角形とこれに関連するレイアの前記設計データの多角形との論理演算の結果を使用して得られることを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記設計データに付加された補正パターンから生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査対象パターンが形成された試料に形成されてはならない前記補正パターンを検査する場合に、前記補正パターンから生成された前記基準パターンと前記検査対象パターン画像の前記エッジを対応づけることを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
分割された検査領域ごとに統計量を求めて、前記統計量を分布図として表示することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査対象パターン画像の取得直後における前記検査対象パターン画像の歪量の検出により、前記基準パターンおよび前記検査対象パターン画像の少なくとも一つが補正されることを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段は、画像歪量を予め求めておき、前記画像歪量を用いて、前記検査対象パターン画像を補正することを特徴とするパターン検査装置。 - 請求項12に記載のパターン検査装置において、前記画像歪量として、非線形画像歪量または画像位置に依存する線幅の変動量であることを特徴とするパターン検査装置。
- 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
パターン変形量を大域的パターン変形量と局所パターン変形量に分離することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段は、複数回検査されるべき分割された検査領域を決定し、前記複数回検査されるべき分割された検査領域を検査して検査結果を得た後に、検査中の適切な時点で前記複数回検査されるべき分割された検査領域から再度前記検査結果を得て、前記予め得た検査結果と前記再度得られた検査結果を使って前記検査対象パターン画像の時間的変動を補正することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
欠陥種を前記基準パターンの幾何学情報、前記設計データの情報、もしくは前記設計データに関連するデータの情報を使って決定することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
欠陥画像の最大登録数を欠陥種ごとに持ち、新たな前記欠陥画像が検出された場合、新たな前記欠陥画像が属する前記欠陥種の最大登録数を超えるまで新たな前記欠陥画像を登録し、前記最大登録数を超えた場合に新たな前記欠陥画像を登録するか否か判断することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
再検査対象とする欠陥の最大登録数を欠陥種ごとに持ち、前記最大登録数を用いて前記再検査対象とする欠陥を選択することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
検出された欠陥を、前記欠陥の近傍の前記基準パターンの特徴に基づいてグループ分けを実施することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記基準パターンから、信号強度補正を必要とする線分を抽出して、前記信号強度補正の量に応じて前記線分の位置を補正すること、もしくは、許容パターン変形量を設定することを特徴とするパターン検査装置。 - 請求項20に記載のパターン検査装置において、前記信号強度補正を必要とする前記線分として、対向する線分のうち最も近い線分間の距離が指定値よりも小さい線分もしくは指定値よりも大きい線分であることを特徴とするパターン検査装置。
- 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記設計データを成す線分の幾何学情報もしくは接するか近接する前記設計データを成す線分同士の関係を使用して前記検査対象パターン画像調整に適した領域を抽出することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記基準パターンのエッジの射影データと前記検査対象パターン画像のエッジの射影データを使ってマッチングをすることを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査手段は、周期性のある前記基準パターンの境界に存在する前記基準パターンをユニークパターンとして認識して、前記ユニークパターンを一周期ずらし、前記一周期ずらしたユニークパターンの近傍に前記基準パターンが存在しない場合に前記一周期ずらしたユニークパターンをネガティブパターンとして認識して、前記ユニークパターンと前記ネガティブパターンを用いてマッチングをすることを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査手段は、前記基準パターンから得られた幾何学情報と前記検査対象パターン画像のエッジから得られた幾何学情報を使用してマッチングを行うことを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査手段は、前記基準パターンの内部に相当する画像の統計量と外部に相当する画像の統計量とを比較することにより、前記検査対象パターン画像と前記基準パターンとのマッチングを行うことを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査手段は、前記検査対象パターン画像を分割し、前記分割された画像に対応する前記基準パターンを得て、前記基準パターンの中で最もマッチングに適したものを選択し、前記選択された基準パターンとこれに対応する前記分割された画像を使用してマッチングを実施することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査手段は、前工程の影響を受けた前記検査対象パターンの部分と前工程の影響を受けない前記検査対象パターンの部分とで異なる検査パラメータを使用することを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査装置であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像を生成する生成手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出する手段と、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査する検査手段とを備え、
前記検査結果として、前記基準パターンのエッジに対応する前記設計データの情報を持ち、
前記設計データの情報から前記検査結果に対応する、補正パターンが追加された前記設計データ、前記設計データを使ったシミュレーションで得られた形状、または、前記設計データに関連する別のデータのいずれかと対応づけることを特徴とするパターン検査装置。 - 帯電しやすい試料上に形成された検査対象パターンの画像と前記帯電しやすい試料上に形成された検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査方法であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成し、
前記帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターン上にカーボンをコーティングし、
前記コーティングされた帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンに荷電粒子線を走査して前記コーティングされた帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンの画像を得て、
前記コーティングされた帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンの画像のエッジを検出し、
前記コーティングされた帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンの画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記コーティングされた帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンを検査することを特徴とするパターン検査方法。 - 帯電しやすい試料上に形成された検査対象パターンの画像と前記帯電しやすい試料上に形成された検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査方法であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成し、
前記帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンに荷電粒子線を一度に取得すべき領域より広範囲に走査して前記帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンの画像を得て、
前記帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンの画像のエッジを検出し、
前記帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンの画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記帯電しやすい試料上に形成された前記検査対象パターンを検査し、
前記検査を同一の前記設計データに基づいて製造された複数の半導体デバイスに実施して複数の検査結果を得て、
前記複数の検査結果を融合させて検査結果を得ることを特徴とするパターン検査方法。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査方法であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成し、
前記検査対象パターン画像を生成し、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出し、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査し、
同一の前記設計データに基づいて製造された複数の半導体デバイスに対して同じ検査領域から得られた欠陥情報を得て、前記得られた欠陥情報から繰り返し発生する欠陥を認識することを特徴とするパターン検査方法。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査方法であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成し、
前記検査対象パターン画像を生成し、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出し、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査し、
複数の前記エッジを用いる検査に適した前記基準パターンを、前記設計データを成す線分の幾何学情報もしくは接するか近接する前記設計データを成す線分同士の関係を使用して抽出することを特徴とするパターン検査方法。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査方法であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成し、
前記検査対象パターン画像を生成し、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出し、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査し、
欠陥種を前記基準パターンの幾何学情報、前記設計データの情報、もしくは前記設計データに関連するデータの情報を使って決定することを特徴とするパターン検査方法。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査方法であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成し、
前記検査対象パターン画像を生成し、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出し、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査し、
検出された欠陥を、前記欠陥の近傍の前記基準パターンの特徴に基づいてグループ分けを実施することを特徴とするパターン検査方法。 - 検査対象パターン画像と前記検査対象パターンを製造するために使用する設計データを用いて検査するパターン検査方法であって、
前記設計データから線分もしくは曲線で表現された基準パターンを生成し、
前記検査対象パターン画像を生成し、
前記検査対象パターン画像のエッジを検出し、
前記検査対象パターン画像のエッジと前記線分もしくは曲線で表現された基準パターンとを比較することにより、前記検査対象パターンを検査し、
前記検査結果として、前記基準パターンのエッジに対応する前記設計データの情報を持ち、
前記設計データの情報から前記検査結果に対応する、補正パターンが追加された前記設計データ、前記設計データを使ったシミュレーションで得られた形状、または、前記設計データに関連する別のデータのいずれかと対応づけることを特徴とするパターン検査方法。
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