JP2005275923A - カード決済時の本人認証方法及びカード決済時の本人認証システム及び店舗情報処理装置及びクレジット会社情報処理装置及び携帯端末及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】ショップ（店舗）でのカード決済時に、携帯端末を用いてリアルタイムに本人認証を可能とする。
【解決手段】ＰＯＳ端末３は、入力されたＩＣカード１のＩＤ番号及びパスワードと携帯電話機２から近距離無線で受信した携帯電話番号とともに本人認証要求をインターネット４を介してサーバ５に送信する。サーバ５は、受信したＩＤ番号とパスワードと携帯電話番号をあらかじめ登録されているＩＤ番号、パスワード及び携帯電話番号とを照合することにより利用者の本人認証を行い、その結果をインターネット４を介してＰＯＳ端末３に回答する。
【選択図】 図１

Description

本発明はカード決済時の本人認証方法及び本人認証システムに関し、特に、店舗でのカード決済時に携帯電話機を用いてリアルタイムに本人を認証することが出来るカード決済時の本人認証方法及びカード決済時の本人認証システム及び店舗情報処理装置及びクレジット会社情報処理装置及び携帯端末及びプログラムに関する。

デパートや商店でのクレジットカードを用いた購入はごく一般的になってきた。最近は、パソコンなどの端末からのオンライン決算を用いたオンライン購入も普及してきている。

このようなクレジットを利用した購入では、本人を確認することが最重要課題である。本人認証方法として、一部には指紋なども用いられてきているが、一般的には、パスワードが用いられている。

しかし、パスワードは、盗み取られたり、類推されることが多い。その結果、本人になりすまして悪用をされるケースも多くなっている。

そこで、さらにセキュリティを高めるために、携帯端末を利用して本人を認証する方法が考案されている（例えば、特許文献１参照。）。

この文献による方法では、インターネット取引システムにあって、クレジットで決済処理を要求した場合、決済システムは、まずＩＤとパスワードを入力させる。パスワードがＯＫであれば、カード決済を有効とした後、本人端末当てに認証電子メールを送信する。この電子メールに対し、２４時間アクセスがないか、利用者がこの電子メールを開いて認証Ｗｅｂに接続し、承認のためのパスワードを入力しなければ、決済の手続きは中止される。

この方法により、犯罪者がＩＤとパスワードを知っていても、 利用者の端末（例えば携帯電話機）をも盗み取らない限り、承認のためのパスワードを入力できない。なぜなら、犯罪者の端末には確認用の電子メールがこないからである。この結果としてシステムは、強いセキュリティを保証することが出来る。

特開２００２−３６６８６７号公報

上述した文献のように、決済システムから本人所有の端末に確認メールを送り本人認証を行う方法では、メールの処理とやりとりに時間がかかる。そのため、メールを送り本人認証を行う方法は、実時間を重要視するショップ（店舗）でのカード決済には適さないという問題があった。

本発明は、ショップでのカード決済時に、携帯端末を用いてリアルタイムに本人認証を可能とするカード決済時の本人認証方法及びカード決済時の本人認証システム及び携帯端末を提供することを目的とする。

第１の発明は、情報処理装置は、利用者のＩＤ番号、パスワード及び携帯電話機の携帯電話番号を用いて前記利用者の本人認証を行うことを特徴とする。

第２の発明は、店舗情報処理装置は、利用者から入力されるＩＤ番号、パスワード及び携帯電話機の携帯電話番号とともに本人認証要求をクレジット会社情報処理装置に送信し、前記クレジット会社情報処理装置は受信した前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号により前記利用者の本人認証を行い、その結果を前記店舗情報処理装置に回答することを特徴とする。

第３の発明は、第２の発明の前記携帯電話機の携帯電話番号は、近距離無線により前記携帯電話機から前記店舗情報処理装置に入力されることを特徴とする。

第４の発明は、第２の発明の前記本人認証は、予め登録されている前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号と前記受信した前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号とを照合することにより判定されることを特徴とする。

第５の発明は、携帯電話番号を送信する携帯電話機と、利用者のＩＤ番号及びパスワードを入力する入力手段と前記携帯電話機の携帯電話番号を受信する受信手段と入力された前記ＩＤ番号及びパスワードと受信した前記携帯電話番号とともに本人認証要求を送信する本人認証要求手段を含んで構成される店舗情報処理装置と、前記ＩＤ番号と前記パスワードと前記携帯電話番号及び前記本人認証要求を受信する本人認証要求受信手段と前記ＩＤ番号と前記パスワード及び前記携帯電話番号により前記利用者の本人認証を行う本人認証手段と本人認証結果を前記店舗情報処理装置に回答する本人認証結果回答手段とを含んで構成されるクレジット会社情報処理装置から構成されることを特徴とする。

第６の発明は、第５の発明にあって、前記携帯電話機は記憶装置にあらかじめ記憶されている携帯電話番号を読み出し読み出された前記携帯電話番号を近距離無線によって出力する携帯電話番号出力回路を備えており、前記店舗情報処理装置は前記携帯電話番号を前記近距離無線によって受信し前記店舗情報処理装置内の記憶装置に記憶させる携帯電話番号受信回路を備えることを特徴とする。

第７の発明は、第５の発明の前記本人認証手段は、予め登録されている前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号と前記受信した前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号とをあらかじめ備えた照合回路により照合することを特徴とする。

第８の発明は、利用者のＩＤ番号及びパスワードを入力する入力手段と前記携帯電話機の携帯電話番号を受信する受信手段と入力された前記ＩＤ番号及びパスワードと受信した前記携帯電話番号とともに本人認証要求をクレジット会社情報処理装置に送信する本人認証要求手段を含んで構成されることを特徴とする。

第９の発明は、ＩＤ番号とパスワードと携帯電話番号及び本人認証要求を受信する本人認証要求受信手段と前記ＩＤ番号と前記パスワード及び前記携帯電話番号により前記利用者の本人認証を行う本人認証手段と本人認証結果を店舗情報処理装置に回答する本人認証結果回答手段とを含んで構成されることを特徴とする。

第１０の発明は、記憶装置にあらかじめ記憶されている携帯電話番号を読み出し読み出された前記携帯電話番号を近距離無線によって出力する携帯電話番号出力回路を含んで構成されることを特徴とする。

第１１の発明は、携帯電話機における携帯電話番号を送信する第１の機能と、店舗情報処理装置における利用者のＩＤ番号及びパスワードを入力する第２の機能と前記携帯電話機の携帯電話番号を受信する第３の機能と入力された前記ＩＤ番号及びパスワードと受信した前記携帯電話番号とともに本人認証要求を送信する第４の機能と、クレジット会社情報処理装置における前記ＩＤ番号と前記パスワードと前記携帯電話番号及び前記本人認証要求を受信する第５の機能と前記ＩＤ番号と前記パスワード及び前記携帯電話番号により前記利用者の本人認証を行う第６の機能と本人認証結果を前記店舗情報処理装置に回答する第７の機能とをコンピュータに実行させるプログラム。

本発明は、ショップ（店舗）でのカード決済時に、携帯端末を用いてリアルタイムに本人認証を可能とする効果がある。

次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。

図１は、本発明を実施するための最良の形態を示すシステム構成図である。

図１から分かるように、本発明は、ＩＣカード１、携帯電話機２、ショップ（店舗）のＰＯＳ端末３、インターネット４、クレジット会社のサーバ５を含んで構成される。

ＩＣカード１は、利用者がショップ（店舗）でクレジットによる購入時に使用するカードであり、ＩＤやクレジット番号などが記録されている。

携帯電話機２は、利用者がショップ（店舗）でクレジットによる購入時に本人認証のために使用される端末である。携帯電話機２には、予め、携帯電話番号などの携帯電話機固有の番号が登録されている。

利用者がショップ（店舗）でクレジットによる購入を要求すると、ショップ（店舗）のＰＯＳ端末３は、まずＩＣカード１からのＩＤ番号を取得する。そして、ＰＯＳ端末３は、利用者入力のパスワード、携帯電話機２からの携帯電話番号を順に取得する。ＰＯＳ端末３は、取得したＩＤ番号、パスワード、携帯電話機２の携帯電話番号をクレジット会社のサーバ５に送信して、本人認証を要求する。なお、携帯電話機２からの携帯電話番号入力は、ブルートゥースなどの近距離無線を用いる方法が適当である。

さらに、ショップ（店舗）のＰＯＳ端末３は、クレジット会社のサーバ５からの本人認証の承認結果に基づいて、ＯＫであれば、カードによる決済処理を受け付ける。本人認証の承認結果が、ＮＧであれば現金による決済処理のみ受け付ける。

インターネット４は、ショップ（店舗）のＰＯＳ端末３とクレジット会社のサーバ５との間のパケット通信に使用される回線である。

クレジット会社のサーバ５は、利用者からの登録要求があると、利用者のＩＤ番号対応に、パスワードと携帯電話機２の携帯電話番号を登録する。また、サーバ５は、ショップ（店舗）のＰＯＳ端末３から本人認証要求を受信した場合は、同時にＩＤ番号、パスワード、及び携帯電話機２の携帯電話番号を取得する。そして、サーバ５は、受信したＩＤ番号、パスワード、及び携帯電話機２の携帯電話番号と予め登録されているＩＤ番号対応のパスワードと携帯電話機２の携帯電話番号と照合する。サーバ５は、照合結果が一致していれば、利用者は本人であると見なし、不一致であれば利用者は別人であると見なし、その旨をショップ（店舗）のＰＯＳ端末３に回答する。

次に、図２は、本発明を実施するための最良の形態を示す動作フローチャートである。

カード使用者は自分のＩＣカード１のＩＤ番号、パスワードと自分の携帯電話機２の携帯電話番号をクレジット会社へ登録要求する（ステップ１）。

この登録要求は、ＩＣカードによるショッピングの前にあらかじめ行っておく必要がある。また、この登録要求は、直にクレジット会社へ登録要求してもよいし、インターネットを介してパソコンなどの端末から登録要求してもよい。

この登録要求を受けて、クレジット会社のサーバ５は、ＩＤ番号対応にパスワードと携帯電話機２の携帯電話番号を自身の図示しないデータベースに登録する（ステップ２）。

次に、カード利用者から、クレジットによる決済要求があると（ステップ３）、ＰＯＳ端末３は、ＩＤ、パスワードと携帯電話番号の入力要求を行う（ステップ４）。決済要求は、利用者からのメニュー選択などの図示しない一般的な入力方法によって行われる。

ＩＤ、パスワードと携帯電話番号の入力要求を受けて、利用者は、ＩＤ、パスワードと携帯電話番号をＰＯＳ端末３に入力する（ステップ５）。

ＩＤ番号は、図示しない公知の入力手段であるカードリーダを介してＩＣカード１からＰＯＳ端末３に入力される。また、パスワードは、カード利用者により図示しない公知の入力手段であるキー入力によりＰＯＳ端末３に入力される。

次に、携帯電話機２内の記憶装置にあらかじめ記憶されている携帯電話番号がＰＯＳ端末３に入力される（ステップ６）。

携帯電話機２とＰＯＳ端末３との間のデータ授受は、公知のブルートゥースなどの近距離無線によって行われる。この場合、携帯電話機２内には、携帯電話番号を近距離無線によって出力する図示しない携帯電話番号出力回路が必要である。携帯電話番号出力回路は、記憶装置にあらかじめ記憶されている携帯電話番号を読み出し、読み出された携帯電話番号を近距離無線によって出力する。携帯電話番号を近距離無線によって出力する要求は、特定のキー押下によってなされるようにすればよい。また、ＰＯＳ端末３には、携帯電話番号を近距離無線によって受信し、ＰＯＳ端末３内の記憶装置に記憶させる携帯電話番号受信回路が必要である。

ＰＯＳ端末３は、ＩＤ番号、パスワードと携帯電話番号を取得すると、本人認証要求を公知の送信手段によりクレジット会社のサーバ５に送信する（ステップ７）。ＰＯＳ端末３は、同時に、ＩＤ番号、パスワードと携帯電話番号もサーバ５に送信する。

サーバ５は、ＰＯＳ端末３から図示しない公知の受信手段により本人認証要求を受信すると、本人認証を行い、その結果をＰＯＳ端末３に回答する（ステップ８）。

本人認証は、ＰＯＳ端末３から受信したＩＤ番号、パスワードと携帯電話番号と予め登録されている同項目とを図示しない照合回路により照合することによって行われる。サーバ５は、照合結果、一致していれば、利用者が本人であると見なし、不一致であれば利用者が別人であると見なす。

回答を受けたＰＯＳ端末３は、回答結果に基づき、カード決済許可、または不可の通知をカード利用者に行う（ステップ９）。カード決済許可、または不可の通知は、ＰＯＳ端末３の表示装置を介して行ってもよい。

ＰＯＳ端末３は、ステップ９で本人認証がＯＫであれば、カードによる決済処理を行い、ＮＧであれば現金による決済処理を行う（ステップ１０）。

以上、ショップ（店舗）でのカード決済時における、携帯端末を用いた本人認証方法について説明した。本発明はこれに限定されず、リアルタイムに本人認証を必要とするあらゆる業務システムに適用できることは言うまでもない。

本発明を実施するための最良の形態を示すシステム構成図である。 本発明を実施するための最良の形態を示す動作フローチャートである。

符号の説明

１ ＩＣカード
２ 携帯電話機
３ ＰＯＳ端末
４ インターネット
５ サーバ

Claims (11)

1. 情報処理装置は、入力された利用者のＩＤ番号、パスワード及び携帯電話機の携帯電話番号を用いて前記利用者の本人認証を行うことを特徴とするカード決済時の本人認証方法。
2. 店舗情報処理装置は、利用者から入力されるＩＤ番号、パスワード及び携帯電話機の携帯電話番号とともに本人認証要求をクレジット会社情報処理装置に送信し、前記クレジット会社情報処理装置は受信した前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号により前記利用者の本人認証を行い、その結果を前記店舗情報処理装置に回答することを特徴とするカード決済時の本人認証方法。
3. 前記携帯電話機の携帯電話番号は、近距離無線により前記携帯電話機から前記店舗情報処理装置に入力されることを特徴とする請求項２記載のカード決済時の本人認証方法。
4. 前記本人認証は、予め登録されている前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号と前記受信した前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号とを照合することにより判定されることを特徴とする請求項２記載のカード決済時の本人認証方法。
5. 携帯電話番号を送信する携帯電話機と、利用者のＩＤ番号及びパスワードを入力する入力手段と前記携帯電話機の携帯電話番号を受信する受信手段と入力された前記ＩＤ番号及びパスワードと受信した前記携帯電話番号とともに本人認証要求を送信する本人認証要求手段を含んで構成される店舗情報処理装置と、前記ＩＤ番号と前記パスワードと前記携帯電話番号及び前記本人認証要求を受信する本人認証要求受信手段と前記ＩＤ番号と前記パスワード及び前記携帯電話番号により前記利用者の本人認証を行う本人認証手段と本人認証結果を前記店舗情報処理装置に回答する本人認証結果回答手段とを含んで構成されるクレジット会社情報処理装置から構成されることを特徴とするカード決済時の本人認証システム。
6. 前記携帯電話機は記憶装置にあらかじめ記憶されている携帯電話番号を読み出し読み出された前記携帯電話番号を近距離無線によって出力する携帯電話番号出力回路を備えており、前記店舗情報処理装置は前記携帯電話番号を前記近距離無線によって受信し前記店舗情報処理装置内の記憶装置に記憶させる携帯電話番号受信回路を備えることを特徴とする請求項５記載のカード決済時の本人認証システム。
7. 前記本人認証手段は、予め登録されている前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号と前記受信した前記ＩＤ番号、前記パスワード及び携帯電話機の前記携帯電話番号とをあらかじめ備えた照合回路により照合することを特徴とする請求項５記載のカード決済時の本人認証システム。
8. 利用者のＩＤ番号及びパスワードを入力する入力手段と前記携帯電話機の携帯電話番号を受信する受信手段と入力された前記ＩＤ番号及びパスワードと受信した前記携帯電話番号とともに本人認証要求をクレジット会社情報処理装置に送信する本人認証要求手段を含んで構成されることを特徴とする店舗情報処理装置。
9. ＩＤ番号とパスワードと携帯電話番号及び本人認証要求を受信する本人認証要求受信手段と、前記ＩＤ番号と前記パスワード及び前記携帯電話番号により前記利用者の本人認証を行う本人認証手段と、本人認証結果を店舗情報処理装置に回答する本人認証結果回答手段とを含んで構成されることを特徴とするクレジット会社情報処理装置。
10. 記憶装置にあらかじめ記憶されている携帯電話番号を読み出し読み出された前記携帯電話番号を近距離無線によって出力する携帯電話番号出力回路を含んで構成されることを特徴とする携帯端末。
11. 携帯電話機における携帯電話番号を送信する第１の機能と、店舗情報処理装置における利用者のＩＤ番号及びパスワードを入力する第２の機能と前記携帯電話機の携帯電話番号を受信する第３の機能と入力された前記ＩＤ番号及びパスワードと受信した前記携帯電話番号とともに本人認証要求を送信する第４の機能と、クレジット会社情報処理装置における前記ＩＤ番号と前記パスワードと前記携帯電話番号及び前記本人認証要求を受信する第５の機能と前記ＩＤ番号と前記パスワード及び前記携帯電話番号により前記利用者の本人認証を行う第６の機能と本人認証結果を前記店舗情報処理装置に回答する第７の機能とをコンピュータに実行させるプログラム。
    

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