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JP2005265079A - 密封装置 - Google Patents

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JP2005265079A
JP2005265079A JP2004079701A JP2004079701A JP2005265079A JP 2005265079 A JP2005265079 A JP 2005265079A JP 2004079701 A JP2004079701 A JP 2004079701A JP 2004079701 A JP2004079701 A JP 2004079701A JP 2005265079 A JP2005265079 A JP 2005265079A
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JP
Japan
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sealing
metal ring
sealing device
housing
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP2004079701A
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English (en)
Inventor
Tsunehisa Onuma
恒久 大沼
Masamitsu Date
雅充 伊達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2004079701A priority Critical patent/JP2005265079A/ja
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Abstract

【課題】高温条件下において、金属環より熱膨張係数が大きい樹脂等で形成されたハウジングに密封装置が装着された場合であっても、ハウジングの熱膨張に対する追随性が向上し、密封性が確保される密封装置を提供する。
【解決手段】互いに相対可動自在に組み付けられた同心の軸とハウジング間の環状の隙間を軸に対してはシールリップ部6が摺動することによりシールし、ハウジング11,12に対しては金属環2の嵌合により固定密封部7が圧縮密着されることでシールする密封装置1であって、固定密封部7の端部に設けられたフランジ部7bの端面7cに突起10を設ける構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、農機ポンプ用オイルシールに用いられる密封装置に関するものである。
従来、例えば図3に示す密封装置101が知られている。この密封装置101は、円筒部102aと円筒部102aの反密封流体側Bの軸方向端末から軸に向かって径方向に延びるフランジ部102bからなる断面L字状の金属環102と、金属環102を被覆するように加硫接着されているゴム状弾性体からなる弾性体部103とから構成されている。弾性体部103は、金属環102の外周側に位置する固定密封部104と、金属環102の内周側に位置する主リップ105と主リップ105より密封流体側Aに位置するサブリップ106からなるシールリップ部107から構成されており、主リップ105の外周側であってリップエッジの反対側にはガータスプリング108を装着するための凹部109が設けられている。
前記密封装置101は、金属環102の外周側に位置するハウジング111と、金属環102の内周側であってハウジング111と同心で相対可動する図示していない軸との間に配設され、ハウジング111に対しては、金属環102の円筒部102aの嵌合により固定密封部104が密着し、軸に対しては、主リップ105とサブリップ106が摺動するように取り付けられている。そして、主リップ105の外周側に形成されている凹部109に装着されたガータスプリング108が軸の径方向の変動に対して主リップ105が追随するように押圧している。
これにより、ベアリング内部に封入されているオイルやグリース等の潤滑剤が反密封流体側Bに漏れ出さないように、また異物等が密封流体側Aの潤滑剤に混入しないように、軸に対しては主リップ105及びサブリップ106によりシールされ、ハウジング111に対しては金属環102の円筒部102aの外周側に位置する固定密封部104が金属環の嵌合により圧縮されることで嵌合締め代が確保され密封性が保持されている。
しかし、上記密封装置101を熱膨張係数が大きい樹脂等のハウジング111に装着した場合、高温条件下では密封装置101に使用されている金属環102の方がハウジング111の材質である樹脂より熱膨張係数が小さくなり、ハウジング111の熱膨張に対する金属環102の追随性が不十分となり固定密封部104の圧縮率が低下する。その結果、固定密封部104のハウジング111に対する嵌合締め代が低下して密封性が不安定となり、ハウジング111と固定密封部104との界面から内部流体の漏れが発生するおそれがあった。
なお、特開2000−130596公報では、金属環の円筒部に凹凸を形成して嵌合締め代を確保することが提案されているが、本願発明とは目的・構成を異にしており、本願発明については何ら示唆されていない。
特開2000−130596公報
本発明は上記の問題点に鑑みてされたもので、高温条件下において、密封装置の金属環より熱膨張係数が大きい樹脂等で形成されたハウジングに密封装置を装着した場合であっても、ハウジングの熱膨張に対する追随性が向上し、密封性が安定する密封装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る密封装置は、互いに相対可動自在に組み付けられた同心である2部材間の環状の隙間をシールするもので、一の部材に摺動するシールリップと一体成形されている固定密封部が金属環の嵌合により他の部材と密着する密封装置であって、前記固定密封部の端部にフランジ部を設け、該フランジ部の端面に突起を形成したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る密封装置は、互いに相対可動自在に組み付けられた同心である2部材間の環状の隙間をシールするもので、一の部材に摺動するシールリップと一体成形されている固定密封部が金属環の嵌合により他の部材と密着する密封装置であって、前記固定密封部の側端面に突起を形成したことを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明の請求項1に係る密封装置は、互いに相対可動自在に組み付けられた同心である2部材間の環状の隙間に装着される場合、金属環の嵌合により固定密封部の端部に設けられたフランジ部の端面に形成されている突起が他の部材との間で軸方向の圧縮を受けるので、高温条件下で他の部材が金属環以上の熱膨張をした場合であっても固定密封部の追随性が向上し嵌合締め代が確保されるので、密封性が安定し固定密封部と他の部材との界面からの漏れを防止することができる。
また、上記構成を備えた本発明の請求項2に係る密封装置は、互いに相対可動自在に組み付けられた同心である2部材間の環状の隙間に装着される場合、金属環の嵌合により固定密封部の側端面に形成されている突起が他の部材との間で軸方向の圧縮を受けるので、高温条件下で他の部材が金属環以上の熱膨張をした場合であっても固定密封部の追随性が向上し嵌合締め代が確保されるので、密封性が安定し固定密封部と他の部材との界面からの漏れを防止することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。ただし、この発明の範囲は、特に限定的記載がないかぎりは、この実施の形態に記載されている内容に限定する趣旨のものではない。
この密封装置1は、円筒部2aと円筒部2aの反密封流体側B一端から軸側に向けて径方向に延びている第一フランジ部2bと円筒部2aの密封流体側A一端から反軸側に向けて径方向に延びている第二フランジ部2cから構成される金属環2と、金属環2を被覆するように加硫接着されているゴム状弾性体からなる弾性体部3とを有している。弾性体部3は、金属環2の内周側に位置し金属環2の第一フランジ部2bの先端に加硫接着していて軸に摺動する主リップ4と主リップより密封流体側Aに位置するサブリップ5からなるシールリップ部6と、金属環2の円筒部2aの外周側に位置する外周部7aと金属環2の第二フランジ部2cを被覆しているフランジ部7bから構成される固定密封部7とを有している。そして、主リップ4の外周側に形成されている凹部9に装着されたガータスプリング8が図示しない軸の径方向の変動に対して主リップ4が追随するように押圧してシールリップ部6の軸に対するシール性を確保している。
固定密封部7の外周部7aは金属環2の嵌合により径方向の圧縮を受けるように設計されており、固定密封部7のフランジ部7bは異なる2面のハウジング11,12で三方を囲われており、フランジ部7bの密封流体側A端面7cには、金属環2の嵌合によりハウジング12と密着し軸方向の圧縮を受けるように突起10が固定密封部と同じ材質のゴム状弾性体で設けられている。
上記構成により、密封装置1を互いに相対可動自在に組み付けられた同心である軸とハウジング11,12の間の環状空間に装着した場合、金属環2による嵌合で固定密封部7の外周部7aが径方向に圧縮を受けて嵌合締め代が確保されるとともに、固定密封部7のフランジ部7bの密封流体側A端面7cに設けられている突起10が金属環2の嵌合によりハウジング12との間で軸方向の圧縮を受けて嵌合締め代が確保される。したがって、高温・振動等の厳しい条件化で使用され、金属環2よりハウジング11,12の熱膨張係数が大きい場合であっても突起10がリップとして機能しハウジング11,12の熱膨張に対する固定密封部7の追随性が確保されることになり、密封性を維持することが出来る。
図2は、本発明の別の実施態様を示す。固定密封部5の端部に径方向に延びるフランジ部がなく、固定密封部7の外周部7aの側端面7dに突起10が固定密封部と同じ材質で設けられ、三方がハウジングで囲まれている場合である。この場合も金属環2の嵌合で固定密封部7の外周部7aが径方向に圧縮を受けて嵌合締め代が確保されるとともに、固定密封部7の外周部7aの側端面7dに設けられている突起10が金属環2の嵌合によりハウジング11との間で軸方向の圧縮を受けて嵌合締め代が確保される。したがって、高温・振動等の厳しい条件下で使用され、金属環2よりハウジング11,12の熱膨張係数が大きい場合であっても突起10がリップとして機能しハウジング11,12の熱膨張に対する固定密封部7の追随性が確保されることになり、密封性を維持することが出来る。
本発明の実施例1に係る密封装置の断面図 本発明の別の実施例2に係る密封装置の断面図 従来の実施例に係る密封装置の断面図
符号の説明
1 密封装置
2 金属環
2a 円筒部
2b,2c フランジ部
3 弾性体部
4 主リップ
5 サブリップ
6 シールリップ部
7 固定密封部
7a 外周部
7b フランジ部
7c 端面
7d 側端面
8 ガータスプリング
9 凹部
10 突起
11,12 ハウジング
A 密封流体側
B 反密封流体側

Claims (2)

  1. 互いに相対可動自在に組み付けられた同心である2部材間の環状の隙間をシールするもので、一の部材に摺動するシールリップと一体成形されている固定密封部が金属環の嵌合により他の部材と密着する密封装置であって、前記固定密封部の端部にフランジ部を設け、該フランジ部の端面に突起を形成したことを特徴とする密封装置。
  2. 互いに相対可動自在に組み付けられた同心である2部材間の環状の隙間をシールするもので、一の部材に摺動するシールリップと一体成形されている固定密封部が金属環の嵌合により他の部材と密着する密封装置であって、前記固定密封部の側端面に突起を形成したことを特徴とする密封装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016116046A1 (zh) * 2015-01-20 2016-07-28 舍弗勒技术股份两合公司 轮毂轴承及其密封装置

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