JP2005264074A - 磁性インキ組成物及びその印刷物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、有価証券、カード、印紙類、商品タグ、切符や定期券等の通行券、有料道路等の回数券、各種チケット、商品券等の貴重品に対して、偽造防止効果に優れる磁性インキ組成物及びその印刷物に関する。
【解決手段】 紫外線領域から可視光領域にかけて吸収帯域を有し、赤外線領域で光を透過する特性を有し、残留磁化が25〜35A・m2/kg(emu/g)、及び平均粒子径が10nm〜600nmを有する磁性体と、ビヒクルを含有してなる磁性インキ組成物と、その磁性インキ組成物が基材に印刷されてなる印刷物である。
【選択図】 図1
【解決手段】 紫外線領域から可視光領域にかけて吸収帯域を有し、赤外線領域で光を透過する特性を有し、残留磁化が25〜35A・m2/kg(emu/g)、及び平均粒子径が10nm〜600nmを有する磁性体と、ビヒクルを含有してなる磁性インキ組成物と、その磁性インキ組成物が基材に印刷されてなる印刷物である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、紫外線領域から可視光領域にかけて吸収帯域を有し、赤外線領域で光を透過する特性を有し、残留磁化25〜35A・m2/kg(emu/g)を有する磁性体と、ビヒクルを含有してなる磁性インキ組成物及びその印刷物に関する。
有価証券、カード、印紙類、商品タグ、切符や定期券等の通行券、有料道路等の回数券、各種チケット、商品券等の貴重品は、その価値を保証・維持するために、偽造防止及び改竄防止技術が施されている。そのため、このような貴重品には、バーコード等の特定の磁気パターンを磁気インキによって形成することで、偽造防止及び改竄防止効果並びに機械処理による真偽判別の向上を図ることが一般的に行われている。機械処理による真偽判別は、磁気の有無、磁気強度、パターン等の信号を機械で読み取ることにより、真偽判別を行っている。
例えば、磁性インキによる印刷物として、記録部に対する情報の記録又は再生に関する情報が記録された複数の磁気バーコードとを有し、この磁気バーコードは相互に異なる磁気量を持つ記録媒体が開示されている(特許文献1参照)。
支持体上に形成された磁気パターン層および該磁気パターン層を隠蔽する着色隠蔽層よりなる磁気記録媒体において、該磁気パターン層が磁性粉末が分散された溶剤可溶性熱可塑性樹脂含有インキにより形成され、該着色隠蔽層が顔料または染料を含有する紫外線または電子線硬化型の無溶剤型インキにより形成されたものであることを特徴とする磁気記録媒体が開示されている(特許文献2参照)。
しかしながら、特開昭63−223892号公報に記載されている磁性材料、第2553431号公報に記載されている磁性材料及び一般的な磁性材料は磁性材料は、黒色又は黒褐色の色調を有しているため、磁性インキで印刷されているか否か容易に推測された。また、特開昭63−223892号公報、第2553431号公報及び一般的な磁性材料は赤外線領域で光を吸収する特性を有しているため、市販の白黒複写機等で複写すると、真正品と同レベルの磁気を有する偽造品が作り出される虞があった。また、近年、市販のスキャナー、複写機及びプリンタによる貴重品の偽造事件が頻繁に発生しており、家庭用機器の性能向上に伴って手軽な偽造の危険性が高まりつつある。また、磁気ビューア、赤外線カメラ等を使用することで貴重品の磁気・光学特性をある程度検知される可能性があるため、従来のように磁気特性または光学特性単独の偽造防止は困難になりつつある。このようなことから、磁性インキで印刷されている領域が推測され難く、更に、複写防止効果に優れる磁性インキ組成物が求められる。
以上のことから、本発明は前述した問題点を解決することを目的としたもので、紫外線領域から可視光領域にかけて吸収帯域を有し、赤外線領域で光を透過する特性を有し、残留磁化25〜35A・m2/kg(emu/g)を有し、且つ、保磁力が19.9kA/m〜31.84kA/m(250Oe〜400Oe)を有する磁性体と、ビヒクルを含有してなるインキ組成物及びその印刷物であり、磁性材料の含有量により赤外線反射率が低下しないため、機械読取する上で不都合がない。仮に、磁性が付与されている領域が推測され、プリンタ、複写機等によって複製を試みても、赤外線領域で光透過特性を有するため、真正品と同レベルの光学特性を有する偽造を防止することができる。本発明は、上記記載の磁性インキ組成物及びその印刷物を提案するものである。
本発明は、紫外線領域から可視光領域にかけて吸収帯域を有し、赤外線領域で光を透過する特性を有し、残留磁化25〜35A・m2/kg(emu/g)を有し、且つ、保磁力が19.9kA/m〜31.84kA/m(250Oe〜400Oe)を有する磁性体と、ビヒクルを含有してなる磁性インキ組成物である。
また、本発明は、前記磁性体の平均粒子径が10nm〜600nmである磁性インキ組成物である。
また、本発明は、上記記載の磁性インキ組成物が基材に印刷されてなる印刷物である。
本発明の磁性インキ組成物は磁性材料の含有量により赤外線反射率がほとんど変化しないため、機械読取する上で不都合がなく、バーコード等の検知パターン、検知マーク等の印刷に最適である。仮に、磁性が付与されている領域が推測され、プリンタ、複写機等によって複製を試みても、赤外線領域で光を透過する特性を有するため、真正品と同レベルの光学特性を有する偽造を防止することができる。本発明の磁気インキ組成物は、赤外線領域で光を透過する特性と基材の反射特性を利用しているため、磁性材料の含有量の制約により反射率が低下するというような不都合を避けることができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は以下に述べる実施するための最良の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
本発明は、紫外線領域から可視光領域にかけて吸収帯域を有し、赤外線領域で光を透過する特性を有し、残留磁化25〜35A・m2/kg(emu/g)を有し、且つ、保磁力が19.9kA/m〜31.84kA/m(250Oe〜400Oe)を有する磁性体と、ビヒクルを含有してなる磁性インキ組成物で印刷された印刷物である。更に好ましくは、磁性体は平均粒子径が10nm〜600nmである。
磁性体とビヒクルの重量比は磁性体:ビヒクル=1:1乃至1:20に設定されることが好ましい。磁性体は上記数値内であれば特に限定されるものではない。磁性体は紫外線領域から可視光領域にかけて吸収帯域を有し、赤外線領域で光を透過する特性を有し、残留磁化25〜35A・m2/kg(emu/g)の範囲内、且つ、保磁力が19.9kA/m〜31.84kA/m(250Oe〜400Oe)の範囲内であれば特に限定されるものではない。
磁性インキ組成物に含有する磁性体の平均粒子径を10nm〜600nmの範囲内にすることによって、赤外線領域で光を透過する特性を示す。本発明の磁性インキ組成物で印刷されて印刷物の磁気読取強度及び光学特性は、磁性インキ組成物の磁性体の種類、組成、粒子形状、量、印刷基材の光学特性及びインキ膜厚に依存する。
本発明の磁性インキ組成物で印刷された印刷物は、印刷基材の光学特性に大きく影響される。例えば白色紙を基材とした場合には、赤外光はインキを透過したのち紙によって反射されるため、印刷物としては赤外領域で反射特性を持つことになる。例えば黒色紙を基材とした場合には、赤外光はインキを透過したのち紙によって吸収されるため、印刷物としては赤外領域で吸収特性を持つことになる。
本発明の磁性インキ組成物で印刷された印刷物は、基材の性質によって赤外領域で透過、反射及び吸収いずれの光学特性を導くことも可能であり、反射・吸収に比べて応用範囲が広い。貴重品において通常使用される基材は紙であり、可視域及び赤外領域にわたって一般に高い反射率を有する。従って、本発明による磁性インキ組成物を用いることにより、磁気を有し且つ反射率の高い印刷画像を得ることができる。ここでは基材の反射特性を利用しているため、磁性体の含有量の制約により反射率が低下するということもない。
本発明の磁性インキ組成物は、従来の磁性インキより偽造防止効果が高い。更に、磁性体が含有されていないインキであって、紫外線励起可視発光インキ組成物、紫外線透過インキ組成物、紫外線吸収インキ組成物、赤外線透過インキ組成物又は赤外線吸収インキ組成物のうち少なくとも1つを用いて第1の印刷部分を形成し、本発明の磁性インキ組成物によって第2の印刷部分を形成することによって、第1の印刷部分と第2の印刷部分が異なった光学特性を有し、更に高い偽造防止効果が期待できる。この場合、第1の印刷部分と第2の印刷部分を同色にすることによって肉眼では、第1の印刷部分と第2の印刷部分を区分けして視認することができなくなるため、磁気の材料が付与されている領域が容易に推測できない印刷物となる。印刷領域は特に限定されるものではなく、文字、記号、数字、図柄等を形成することができる。よって、真偽判別用として用いることが最適であるため、有価証券、カード、印紙類、商品タグ、切符や定期券等の通行券、有料道路等の回数券、各種チケット、商品券等の貴重品に適用することが好ましい。
本発明の磁性インキ組成物はビヒクルに磁性体が含有されてなり、ビヒクルとしては特に限定されるものではない。例えば、アマニ油、オリーブ油、ヒマシ油、ヒマワリ油などの油脂類、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン、カルナウバワックス、キャンデリアワックス、モンタンワックスなどの天然ワックス類、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化ワックス、エステルワックス、低分子量ポリエチレンなどの合成ワックス類、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、フロメン酸、ヘベニン酸などの高級脂肪酸類、ステアリルアルコール、ヘベニルアルコールなどの高級アルコール類、ワセリン、グリセリンなどの石鹸類、グルコース、エチレングルコース、アミロースなどの炭化水素類、脂肪酸エステルなどのエステル類、ステアリンアミド、オレインアミドなどのアミド類、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリビニル系樹脂、石油系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、ロジン変性樹脂、テルビン樹脂などの樹脂類、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴムなどのエラストマー類、水添石油樹脂、シリコーン、流動パラフィン、フッ素樹脂などのタッキファイヤー類などを単独又は混合された物からなる分散媒が使用できる。さらに、必要に応じて分散媒に顔料、染料、界面活性剤、充填剤、酸化防止剤、乾燥剤などを添加して使用してもよい。
その他に、本発明の磁性インキ組成物に蛍光顔料、パール顔料、ガラスフレーク、コレステリック液晶顔料、蓄光顔料等の機能性顔料を含有してよい。
磁性インキ組成物の乾燥方式としては、オフセット用インキ、グラビア用インキ、スクリーン用インキ、凹版用インキ等に使用される一般的な紫外線硬化性インキ、酸化重合性インキ、溶剤型インキ、水性蒸発型インキ等に使用される通常の乾燥方式を用いることが可能である。
印刷基材は通常印刷用基材として使用される、紙、プラスチック等を用いることが可能であり、特に限定されるものではない。
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明の内容は、これらの実施例の範囲に限定されるものではない。
(実施例1)
下記組成の磁性インキ組成物を調製した。
磁性体 10重量%
ビヒクル 80重量%
顔料、乾燥剤 10重量%
上記得られた実施例1の磁性インキ組成物を白色紙にインキ膜厚12.5μmで展色して印刷物を得た。紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を測定した結果、酸化アルミニウムの分光反射率を100%とした場合に、分光反射率が10%程度以下で紫外線領域から可視光領域(200nm〜550nm付近)に吸収帯域を示し、赤外線領域である波長780nm〜1900nm付近にわたる領域では60%以上の分光反射率であった。図1に紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を示す。白色紙の波長(1)、炭酸カルシウムの波長(2)、磁性体の波長(3)、通常の磁性体の波長(4)を示す。
下記組成の磁性インキ組成物を調製した。
磁性体 10重量%
ビヒクル 80重量%
顔料、乾燥剤 10重量%
上記得られた実施例1の磁性インキ組成物を白色紙にインキ膜厚12.5μmで展色して印刷物を得た。紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を測定した結果、酸化アルミニウムの分光反射率を100%とした場合に、分光反射率が10%程度以下で紫外線領域から可視光領域(200nm〜550nm付近)に吸収帯域を示し、赤外線領域である波長780nm〜1900nm付近にわたる領域では60%以上の分光反射率であった。図1に紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を示す。白色紙の波長(1)、炭酸カルシウムの波長(2)、磁性体の波長(3)、通常の磁性体の波長(4)を示す。
実施例1の印刷物においては、赤外光が磁性インキ組成物を透過し、白色紙上で反射することにより高い反射率を実現していることが確認された。また、紫外線センサ、磁気センサ、赤外線センサによって検知が可能であった。また、残留磁化が測れるセンサを用いても識別可能な波形が得られた。
(実施例2)
下記組成の磁性インキ組成物を調製した。
磁性体 15重量%
ビヒクル 70重量%
顔料、乾燥剤 15重量%
上記得られた実施例2の磁性インキ組成物を白色紙にインキ膜厚5μmで展色して印刷物を得た。次に実施例2の磁性インキ組成物を黒色紙にインキ膜厚5μmで展色して印刷物を得た。磁性インキ組成物を白色紙にインキ膜厚5μmで展色して印刷物を紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を測定した結果、酸化アルミニウムの分光反射率を100%とした場合に、分光反射率が10%程度以下で紫外線領域から可視光領域(200nm〜550nm付近)に吸収帯域を示し、赤外線領域である波長900nm〜1900nm付近にわたる領域では70%以上の分光反射率であった。磁性インキ組成物を黒色紙にインキ膜厚5μmで展色して印刷物を紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を測定した結果、酸化アルミニウムの分光反射率を100%とした場合に、紫外線領域から赤外線領域である波長200nm〜2000nm付近にわたる領域では分光反射率が10%程度以下であった。図2に紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を示す。白色紙の波長(5)、黒色紙の波長(6)、白色紙に付与した磁性体の波長(7)、黒色紙に付与した磁性体の波長(8)を示す。
下記組成の磁性インキ組成物を調製した。
磁性体 15重量%
ビヒクル 70重量%
顔料、乾燥剤 15重量%
上記得られた実施例2の磁性インキ組成物を白色紙にインキ膜厚5μmで展色して印刷物を得た。次に実施例2の磁性インキ組成物を黒色紙にインキ膜厚5μmで展色して印刷物を得た。磁性インキ組成物を白色紙にインキ膜厚5μmで展色して印刷物を紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を測定した結果、酸化アルミニウムの分光反射率を100%とした場合に、分光反射率が10%程度以下で紫外線領域から可視光領域(200nm〜550nm付近)に吸収帯域を示し、赤外線領域である波長900nm〜1900nm付近にわたる領域では70%以上の分光反射率であった。磁性インキ組成物を黒色紙にインキ膜厚5μmで展色して印刷物を紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を測定した結果、酸化アルミニウムの分光反射率を100%とした場合に、紫外線領域から赤外線領域である波長200nm〜2000nm付近にわたる領域では分光反射率が10%程度以下であった。図2に紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率を示す。白色紙の波長(5)、黒色紙の波長(6)、白色紙に付与した磁性体の波長(7)、黒色紙に付与した磁性体の波長(8)を示す。
実施例2の印刷物においては、赤外光が磁性インキ組成物を透過し、白色紙上で反射することにより高い反射率を実現していることが確認された。また、紫外線センサ、磁気センサ、赤外線センサによって検知が可能であった。また、残留磁化が測れるセンサを用いても識別可能な波形が得られた。
(実施例3)
実施例2の磁性インキ組成物を用いて、白色紙にインキ膜厚50μmで展色した印刷物と、黒色紙にインキ膜厚50μmで展色した印刷物では、波長760nmから950nmの領域では35%以上の反射率を示し、960nm以上の波長では波長が長くなるに従い透過率が高くなる特性を示す。
実施例2の磁性インキ組成物を用いて、白色紙にインキ膜厚50μmで展色した印刷物と、黒色紙にインキ膜厚50μmで展色した印刷物では、波長760nmから950nmの領域では35%以上の反射率を示し、960nm以上の波長では波長が長くなるに従い透過率が高くなる特性を示す。
実施例3の白色紙に印刷した印刷物においては、赤外光が磁性インキ組成物を透過し、基材上で反射することにより高い反射率を実現していることが確認された。黒色紙に印刷した印刷物においては、波長760nmから950nmの赤外光が35%以上の反射率を示しため赤外反射インキ組成物としても利用可能である。また、紫外線センサ、磁気センサ、赤外線センサによって検知が可能となる。また、残留磁化が測れるセンサを用いても識別可能な波形が得られた。
実施例1、2又は3は、磁性体の割合、印刷基材の分光反射率、インキ膜厚及び分光反射率に本発明は限定されるものではなく、分光反射率は磁性体の割合、印刷基材の分光反射率、インキ膜厚によって、紫外線領域である200nmから赤外線領域である2000nmまでの分光反射率は異なるものである。
1 実施例1の白色紙の波長
2 実施例1の炭酸カルシウムの波長
3 実施例1の磁性体の波長
4 通常の磁性体の波長
5 実施例2の白色紙の波長
6 実施例2の黒色紙の波長
7 実施例2の白色紙に付与した磁性体の波長
8 実施例2の黒色紙に付与した磁性体の波長
2 実施例1の炭酸カルシウムの波長
3 実施例1の磁性体の波長
4 通常の磁性体の波長
5 実施例2の白色紙の波長
6 実施例2の黒色紙の波長
7 実施例2の白色紙に付与した磁性体の波長
8 実施例2の黒色紙に付与した磁性体の波長
Claims (3)
- 紫外線領域から可視光領域にかけて吸収帯域を有し、赤外線領域で光を透過する特性を有し、残留磁化25〜35A・m2/kg(emu/g)を有し、且つ、保磁力が19.9kA/m〜31.84kA/m(250Oe〜400Oe)を有する磁性体と、ビヒクルを含有してなる磁性インキ組成物。
- 前記磁性体の平均粒子径が10nm〜600nmである請求項1記載の磁性インキ組成物。
- 前記請求項1又は2記載の磁性インキ組成物が基材に印刷されてなる印刷物。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091019 |
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A02 | Decision of refusal |
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