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JP2005263650A - コロソリン酸高含有バナバ葉抽出物の製造方法 - Google Patents

コロソリン酸高含有バナバ葉抽出物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 乾燥質量換算で9質量%以上のコロソリン酸を含有するバナバ葉抽出物の製造方法を提供すること。
【解決手段】 バナバ葉を60容量%〜100容量%のエタノールを含有する水溶液で抽出して粗抽出液を得る工程;得られた粗抽出液をバナバ葉の乾燥質量100質量部に対し10〜20質量%の活性炭で処理し、コロソリン酸含有量を高めた処理液を得る工程;濃縮して得られた濃縮液中の沈殿物を分離し、沈殿物を回収する工程を包含する、乾燥質量換算で9質量%以上のコロソリン酸を含有するバナバ葉抽出物の製造方法。

Description

本発明は、バナバ葉を60容量%〜100容量%のエタノールを含有する水溶液で抽出し、得られた抽出物をバナバ葉の乾燥質量100質量部に対し10〜20質量%の活性炭で処理して抽出物中のコロソリン酸含有量を高めた後に、濃縮して得られた濃縮液中の沈殿物を分離し、沈殿物を回収する工程を包含する、コロソリン酸を高含有するバナバ葉抽出物の製造方法に関する。
バナバは熱帯アジアに棲息するミソハギ科の植物であり、古くからこの葉を煎じて飲料として食されており、バナバ葉には糖尿病に対する効果があることから、民間薬として使われてきていた。近年においては、食生活が豊かになった反面、偏った栄養の取りすぎによって生ずる肥満や肥満によって引き起こされる糖尿病などの生活習慣病の発症率、または発症はしていないが、発症の危険性が高い、いわゆる予備群が増加していることから、食品として摂取することで肥満や糖尿病を予防する、いわゆる健康食品の原料として広く用いられるようになってきている(例えば特許文献1)。
一方、バナバ葉については成分を含め様々な検討がなされており、この中でもバナバ葉に含まれるコロソリン酸は、体内のブドウ糖移動の賦活物質であることが明らかになり、糖尿病及びその発症に影響を与える血糖値を低下させることができ、注目を集めている。
このように、バナバ葉より機能的な成分を抽出して、原料とする試みがなされており、バナバ葉を熱水抽出した後にスチレン−ジビニルベンゼン系樹脂により機能成分を抽出する方法や、バナバ葉からの抽出条件を検討し、コロソリン酸含有量を高める方法等が開示されている(例えば特許文献2〜3)。
特開2001−103928号公報 特開平7−228539号公報 特開2000−169384号公報
しかし、バナバ葉から得られる抽出物、特にコロソリン酸を高含有するバナバ葉を得ることは難しく、原料の違いや抽出条件の違いで、十分な含有量を持つバナバ葉抽出物が得られないといった問題点があった。
そこで本発明者等は、バナバ葉からコロソリン酸を高含有する抽出物を得る方法について鋭意検討を重ねた結果、バナバ葉をエタノールを含有する水溶液で抽出し、この抽出物を活性炭処理し、さらに濃縮して沈殿物を回収することで、コロソリン酸含有量の高いバナバ葉抽出物を得られることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、バナバ葉を60容量%〜100容量%のエタノールを含有する水溶液で抽出して粗抽出液を得る工程;得られた粗抽出液をバナバ葉の乾燥質量100質量部に対し10〜20質量%の活性炭で処理し、コロソリン酸含有量を高めた処理液を得る工程;濃縮して得られた濃縮液中の沈殿物を分離し、沈殿物を回収する工程を包含する、乾燥質量換算で9質量%以上のコロソリン酸を含有するバナバ葉抽出物の製造方法に関する。
本発明によれば、バナバ葉を60容量%〜100容量%のエタノールを含有する水溶液で抽出し、さらに、原料の乾燥質量に対し10〜20質量%の活性炭処理することによって、乾燥質量換算で9質量%以上のコロソリン酸を含有するバナバ葉抽出物を得ることができる。
以下本発明について説明する。なお、以下に説明する構成は、本発明を限定するものではなく、発明の趣旨の範囲で種々改変することができるものである。
本発明の組成物の原料として使用されるバナバ葉は、フィリピンなどで産出するバナバ(Lagerstroemia Speciosa、 Linn. またはPers.)の生葉を乾燥して用いる。バナバ葉は腐食しやすいため、収穫した後に直ちに乾燥させて、乾燥物とするのが好ましい。生葉の乾燥は自然乾燥または風乾のいずれであってもよいが、好ましくは風乾により、強制的に乾燥させることが好ましい。乾燥は、水分含量が20質量%以下、好ましくは10質量%以下となるように行うことで、微生物の腐食を防止し、バナバ葉中の成分を安定に保持させることができる。
この乾燥物は、以下に述べる工程、(a)エタノール水溶液による抽出工程、(b)活性炭による処理工程、(c)濃縮して沈殿物を回収する工程を行うことで、コロソリン酸を高含有するバナバ葉抽出物を得ることができる。
(a)エタノール水溶液による抽出工程
まず、乾燥物をエタノール水溶液で抽出を行い、粗抽出液を得る。抽出には、乾燥物をそのまま抽出してもよいが粉砕または細断して抽出することで効率よく抽出することができる。乾燥物の粉砕には、カッター、スライサー、ダイサーなどの当業者に公知の任意の機械または道具により粉砕する。粉砕した乾燥物の粒径は20mm以下、好ましくは10mm以下、最も好ましくは1mm以下である。乾燥物からのアルコール水溶液による抽出は、アルコールの含有量が60〜100容量%となるように調製し、乾燥物へ添加する。アルコール含有量が60容量%より低いと、乾燥物からコロソリン酸が溶出しにくくなり、結果として得られる粗抽出物中のコロソリン酸含有量が低下するためである。抽出のためにエタノール水溶液を添加する量または抽出の温度及び抽出の方法は特に制限されるわけではないが、乾燥物から溶液中にコロソリン酸が溶出されるように調製する。乾燥物へ添加するエタノール水溶液の量は、好ましくは乾燥物1質量部に対し15質量部以上である。15質量部より少ないと、乾燥物から効率よくコロソリン酸を溶出することができない。抽出の温度は、エタノール水溶液が沸騰する温度以下で、好ましくは30℃〜80℃、より好ましくは、50℃〜80℃で加熱し、必要に応じて加熱還流とすることでエタノールの蒸発を防ぎながら抽出を行うことができる。また、攪拌を行うことで抽出の効率を高めることができ、コロソリン酸を高含有する抽出液を得ることができる。また、複数回にわたって抽出することで乾燥物中のコロソリン酸をさらに効率よく抽出できる。また、後に述べる活性炭による処理の前に抽出液中の不溶物を除去してもよい。
(b)活性炭による処理工程
次いで、得られた粗抽出液を活性炭へ接触させ、夾雑物を除去することによってコロソリン酸を高含有した処理液を得る。通常、活性炭は脱色等を目的として使用されるが、本発明においては、処理液の固形分中のコロソリン酸含有量を高める目的で使用する。活性炭は、好ましくは表面積が200〜800m/g、より好ましくは400〜800m/gのものを使用することで、抽出液中の夾雑物を効率よく吸着させることができ、結果として溶液中のコロソリン酸含有量が高められる。この範囲の表面積を有する活性炭であれば、各種の市販品を使用することができ、具体的には、カヤマックス(日本化薬株式会社)、活性炭カルボラフィン(武田薬品工業株式会社)などを挙げることができる。活性炭の量は、抽出に用いたバナバ葉の乾燥質量で100質量部あたり10〜20質量%を添加する。活性炭の量が多いほど粗抽出液中の成分が多く吸着されるため、コロソリン酸も活性炭に吸着され、含有量が低下すると考えられるが、通常脱色に使用する量、例えば5〜10質量%よりも多い10〜20質量%の活性炭を用いることで、コロソリン酸の収量がよく、得られた処理液の固形分中のコロソリン酸含有量を高めることができる。なお、10質量%よりも少ないと、夾雑物の除去には不十分で、コロソリン酸の含有量を高めることが難しくなる。
活性炭と抽出液の接触の方法は、当業者が通常用いる方法、例えばカラム法やバッチ法等で行うことが可能である。なお、活性炭で処理する場合は、処理時の温度をエタノールが沸騰する温度以下、好ましくは50℃〜80℃で処理を行うことで、抽出液に含まれる固形分中のコロソリン酸含有量を高めることができ、特に、加熱還流することが好ましい。
カラム法を用いて処理するには、例えば、まず、活性炭をカラムに充填し、そのカラムに抽出液を通液し、溶出してきた液を回収する。さらに必要に応じて充填した活性炭の体積に対し、1〜10倍量の抽出時に用いたものと同じ濃度のエタノール水溶液を通液させ、好ましくはこの操作を繰り返し、還流させる。これにより、多くの夾雑物は活性炭に吸着され、コロソリン酸はカラムから十分溶出されるので、得られた溶液の固形分中のコロソリン酸含有量を高くすることができる。
バッチ法を用いて処理するには、粗抽出液に活性炭に加え、攪拌または還流しながら30分〜1時間接触させた後に、濾過または遠心分離により液層を回収する。さらに、コロソリン酸の収率を挙げるために、残渣を抽出時に用いたものと同じ濃度のエタノール水溶液で洗浄し、洗浄液を回収することもできる。
(c)濃縮して沈殿物を回収する工程
次いで得られた処理液を濃縮し、濃縮して得られた濃縮液中の沈殿物を分離し、沈殿物を回収する。濃縮の方法は、加熱乾燥や減圧濃縮等、当業者が通常用いる方法によって行うことができるが、好ましくは減圧濃縮により行うことで処理液中の成分の変性を抑えることができる。濃縮は、濃縮液中のエタノール濃度が60容量%以下、好ましくは0〜60容量%となるまで濃縮する。得られた濃縮液には、エタノールの含有容量が低下することによって、コロソリン酸が優先的に沈殿した沈殿物が生じるため、沈殿物に含まれるコロソリン酸含有量は飛躍的に向上する。また、沈殿物を十分生じさせるために、1℃〜50℃で1時間〜24時間、静置してもよい。この沈殿物を濃縮液から遠心分離や濾過等の当業者が通常用いる方法で分離し、沈殿物を回収することでコロソリン酸を高含有するバナバ葉抽出物を得ることができる。なお、濃縮工程にて得られた沈殿物、すなわちバナバ葉抽出物を60容量%以下、好ましくは30容量%以下のエタノール水溶液で洗浄し、夾雑物を除去することで、バナバ葉抽出物中のコロソリン酸含有量を高めることもできる。
このようにして得られたバナバ葉抽出物は、このまま飲料等に使用することもできるが、エタノールが含有されているため、好ましくは乾燥し、粉末化する。乾燥には、熱風乾燥、高圧蒸気乾燥、減圧濃縮乾固、電磁波乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥などの当業者が通常用いる任意の方法により行われるが、好ましくは減圧濃縮乾固または凍結乾燥及び噴霧乾燥である。乾燥は、固形分中の水分含量が10質量%以下、好ましくは5質量%以下となるまで乾燥することが好ましい。噴霧乾燥を行う場合は、必要に応じてデキストリン、シクロデキストリン、デンプン、マルトースのような賦形剤を添加して行われる。好適にはデキストリンが用いられ、抽出物とデキストリンとの比は、乾燥物質量比で1:5〜10:1が好ましい。
なお、乾燥して得られた抽出物の乾燥物は、固まりを形成することが多いため、乾燥後に粉砕したバナバ葉抽出粉末とすることが好ましい。粉末化することで、様々な形態に応用がしやすくなるだけでなく、食品として摂取した場合においては、吸収の効率が高くなり、優れた血糖値上昇抑制効果を得られやすくなる。
粉砕は、上記にて述べたバナバ葉の粉砕方法と同様の方法を採用することが可能である。
粉砕によって得られる粉末は、好ましくは1000μm以下、好ましくは500μm以下、より好ましくは20〜200μmとすることで、血糖値上昇抑制効果等の高い生理活性を得ることが可能である。
このようにして得られたバナバ葉抽出物は、コロソリン酸を高含有し、抽出物の乾燥質量でコロソリン酸を9質量%以上、好ましくは9質量%〜50質量%含有し得る。また、所定量の活性炭で処理することによって、バナバ葉の独特な風味が除去され、さらには、バナバ葉中の好ましくない成分も除去されていると考えられ、安全性が高く、かつ汎用的な食品原料として使用しやすい抽出物となる。
本発明によって得られた、バナバ葉抽出物及びこの粉末は、そのまま用いられるか、あるいは賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添加物、調味料などと混合され得る。例えば、ローヤルゼリー、プロポリス、ビタミン類(A、B群、C、D、E、K、葉酸、パントテン酸、ビオチン、及びこれらの誘導体等)ミネラル(鉄、マグネシウム、カルシウム、亜鉛等)、セレン、キチン・キトサン、レシチン、ポリフェノール(カテキン類、アントシアニン類、プロアントシアニジンなどの縮合型タンニン、ガロタンニン等の加水分解型タンニン、フラボノイド類及びこれらの誘導体等)、カロテノイド(リコピン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ルテイン等)、サポニン(イソフラボン、ジンセサノイド、グリチルリチン酸等)、キサンチン誘導体(カフェイン等)、脂肪酸、アミノ酸、タンパク質(コラーゲン、エラスチン等)、ムコ多糖類(ヒアルロン酸、コンドロイチン、デルマタン、ヘパラン、ヘパリン、ケタラン、ならびにこれらの塩等)、アミノ糖(グルコサミン、アセチルグルコサミン、ガラクトサミン、アセチルガラクトサミン、ノイラミン酸、アセチルノイラミン酸、ヘキソサミン、およびそれらの塩等)、食物繊維(難消化性デキストリン、アルギン酸、グアガム、ペクチン、グルコマンナン等)、オリゴ糖(イソマルトオリゴ糖、環状オリゴ糖等)リン脂質及びその誘導体(フォスファチジルコリン、スフィンゴミエリン、セラミド等)、含硫化合物(アリイン、セパエン、タウリン、グルタチオン、メチルスルホニルメタン等)、糖アルコール、キノン類(コエンザイムQ10等)、リグナン類(セサミン等)及びこれらを含有する動植物抽出物、ウコン、ショウガ等の根菜類、麦若葉末等のイネ科植物やケール等のアブラナ科植物の緑葉等、他の食品素材と組み合わせられる。そしてさらに、ハードカプセル、ソフトカプセルなどのカプセル剤、錠剤、丸剤に成型されるか、または粉末、顆粒、ティーバッグなどの形態にする。これらは、その形状または好みに応じて、そのままか、あるいは水、湯、もしくは牛乳などに溶いて、または成分を浸出して飲むことができる。
また、本発明の抽出物または抽出物の粉末は、食品だけでなく、医薬品、医薬部外品、化粧品、トイレタリー用品などに広く適用し得る。例えば、化粧水、化粧クリーム、乳液、パック、ヘアトニック、シャンプー、ヘアリンス、トリートメント、ボディーシャンプー、洗顔剤、石鹸、ファンデーション、口紅、育毛剤、軟膏、入浴剤、歯磨剤、マウスウォッシュ、シップ、ゲルなどが挙げられ、当業者が用いることのできる基材や動植物抽出物を用いることができる。
本発明の抽出物の食品や化粧品などの外用剤への添加量は特に制限はないが、食品としては、好ましくは0.001〜100質量%、より好ましくは0.01質量%〜70質量%含有される。また、外用剤としては、好ましくは外用剤中に0.00001質量%〜50質量%、好ましくは0.0001質量%〜30質量%含有させれば、抽出物の持つ生理作用を得ることが可能である。
以下、本発明をより詳細に説明するが、この範囲に限定されるものではない。
(実施例1)
バナバ葉1kgへ70Lの85容量%エタノールを加え、80℃にて1時間加熱還流し、減圧下で濾過し抽出液を得た。さらに残渣に70Lの85容量%エタノールを加え、80℃にて1時間加熱還流し、減圧下で濾過し、この濾液を抽出液と合わせ、粗抽出液を得た。この粗抽出液に、活性炭カルボラフィン(武田薬品工業株式会社製)を100g添加し、1時間80℃にて還流後、減圧下にてろ過を行い、脱色処理液を得た。この脱色処理液を60℃減圧下にて10Lまで濃縮したところで濃縮を止め、20℃にて一晩放置したところ、沈殿物と上澄み液とに分離した。この液を、遠心分離機を用いて沈殿を回収し、得られた沈殿物を、再度30容量%エタノール5L中にて室温にて撹拌洗浄し、減圧下にてろ過し沈殿物を得た。この沈殿物を、60℃減圧下にて一晩乾燥したところ、乾燥物として15gを得た。得られた黄色の乾燥物中のコロソリン酸含量を、高速液体クロマトグラフィーを用いて測定したところ、コロソリン酸含量は9.8%であった。

Claims (1)

  1. バナバ葉を60容量%〜100容量%のエタノールを含有する水溶液で抽出して粗抽出液を得る工程;得られた粗抽出液をバナバ葉の乾燥質量100質量部に対し10〜20質量%の活性炭で処理し、コロソリン酸含有量を高めた処理液を得る工程;濃縮して得られた濃縮液中の沈殿物を分離し、沈殿物を回収する工程を包含する、乾燥質量換算で9質量%以上のコロソリン酸を含有するバナバ葉抽出物の製造方法。
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